箱根駅伝シューズ2026最新勢力図!着用率35.7%のアディダスと区間賞モデルを徹底解説
2026年1月2日・3日に開催された第102回箱根駅伝。選手たちの足元では、スポーツメーカーによる熾烈なシェア争いが繰り広げられた。出走した全210人のシューズを集計したアルペングループの調査によると、最も多く選ばれたのはアディダスで、着用率は35.7%。アシックスが28.5%、ナイキが16.7%、プーマが14.8%と続いた。
今回の大会で印象的だったのは、アディダスの2年連続トップだけではない。青山学院大学の黒田朝日が5区で区間新記録を樹立した際に履いていたのは、最上位モデルのADIZERO ADIOS PRO EVO 2ではなく、ショートレース向けのADIZERO TAKUMI SEN 11だった。さらに、プーマが1区・2区を制し、アシックスが7区、Onが10区の区間賞を獲得。トップ選手のシューズ選びは、ブランドの人気だけでは説明できない多様な戦略を映し出している。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2026年の着用率:アディダス35.7%、アシックス28.5%、ナイキ16.7%、プーマ14.8%。
- 区間賞の勢力図:全10区間中、アディダスが6区間、プーマが2区間、アシックスとOnが各1区間を獲得。
- 注目の選手:青学大・黒田朝日はADIZERO TAKUMI SEN 11、國學院大・高山豪起はMETASPEED EDGE TOKYOを着用。
- 最新技術:厚底フォームとカーボンプレートの組み合わせが、反発性や走行効率を追求する競技用シューズの主流になっている。
- 購入時の注意:箱根駅伝選手と同じモデルが、すべてのランナーに適しているわけではない。
【2026年最新】箱根駅伝シューズのブランド別着用率ランキング!アディダスが2連覇

第102回箱根駅伝で最も多くの選手に選ばれたブランドはアディダスだった。2025年の第101回大会に続き、2年連続で着用率トップを獲得している。
アルペングループの集計によると、アディダスは210人中75人が着用。全体の35.7%を占めた。2位のアシックスとの差は7.2ポイントで、上位2ブランドだけで全出走者の約64%に達する。
第102回大会のブランド別着用率
- 1位:アディダス 75人・35.7%
- 2位:アシックス 60人・28.5%
- 3位:ナイキ 35人・16.7%
- 4位:プーマ 31人・14.8%
- 5位:On 3人・1.4%
- 5位:ニューバランス 3人・1.4%
- 7位:ミズノ 2人・1.0%
- 8位:HOKA 1人・0.5%
上位4ブランドだけで201人、全体の95.7%を占める。2026年の箱根駅伝は、アディダスとアシックスを中心に、ナイキとプーマが追い上げる四強構造が鮮明になった。
アディダスがトップを維持した理由
アディダスの強みは、トップアスリート向けの高性能モデルを複数展開していることにある。
特に注目されたのがADIZERO ADIOS PRO EVO 2だ。27.0cmで片足約138gという軽さと、高反発フォームによる走行効率を追求した設計が特徴。定価82,500円(税込)の超高価格帯モデルでありながら、箱根駅伝でも着用者が目立った。
また、青山学院大学や國學院大學などとのパートナーシップも、アディダスの存在感を支えている。アルペングループの分析では、青学大は10人中9人がアディダスを着用していた。
ただし、学校との契約だけで全選手のシューズが決まるわけではない。選手自身が競技特性や足との相性を考慮して選ぶことも、大学駅伝ならではの特徴だ。
アシックスは5年連続でシェア拡大
2026年大会のもう一つの主役がアシックスだ。
2021年大会では着用者ゼロという厳しい状況にあったが、トップアスリート向けの開発プロジェクト「Cプロジェクト」などを通じて競技用シューズを強化。METASPEEDシリーズの投入もあり、2026年には60人、28.5%まで回復した。
特に國學院大學の高山豪起が7区で区間賞を獲得したことは、同ブランドにとって象徴的な結果だった。
アシックスは単に軽量化を追求するだけでなく、選手の走法に応じてモデルを選べる設計を進めている。こうした開発方針が、トップランナーからの支持につながっている。
【区間賞全10人】箱根駅伝2026の着用シューズ一覧!黒田朝日のモデルも紹介
ブランド別の着用率だけでは見えてこないのが、実際に区間賞を獲得した選手たちのシューズ選びだ。
第102回大会では、10区間の区間賞選手のうち6人がアディダス、2人がプーマ、1人がアシックス、1人がOnを着用していた。
2026年の区間賞選手と着用モデル
| 区間 | 選手・大学 | 着用ブランド・モデル |
|---|---|---|
| 1区 | 青木瑠郁(國學院大) | プーマ DEVIATE NITRO ELITE 3 |
| 2区 | ヴィクター・キムタイ(城西大) | プーマ FAST-R NITRO ELITE 3 |
| 3区 | 本間颯(中央大) | アディダス ADIZERO ADIOS PRO 4 |
| 4区 | 鈴木琉胤(早稲田大) | アディダス ADIZERO ADIOS PRO EVO 2 |
| 5区 | 黒田朝日(青山学院大) | アディダス ADIZERO TAKUMI SEN 11 |
| 6区 | 小池莉希(創価大) | アディダス ADIZERO ADIOS PRO 4 |
| 7区 | 高山豪起(國學院大) | アシックス METASPEED EDGE TOKYO |
| 8区 | 塩出翔太(青山学院大) | アディダス ADIZERO ADIOS PRO EVO 2 |
| 9区 | 佐藤有一(青山学院大) | アディダス ADIZERO ADIOS PRO EVO 2 |
| 10区 | 佐藤圭汰(駒澤大) | On Cloudboom Strike |
この一覧から読み取れるのは、区間賞を獲得するためのシューズが必ずしも一つのモデルに集中していないことだ。
アディダスだけを見ても、ADIOS PRO 4、ADIOS PRO EVO 2、TAKUMI SEN 11という異なるモデルが使われている。走る区間や選手の身体的特徴に合わせて、シューズを使い分けているのだ。
青山学院大学・黒田朝日が5区で履いたシューズは?
2026年大会で最も注目を集めた選手の一人が、青山学院大学の黒田朝日だ。
黒田は往路5区で1時間7分16秒を記録。従来の区間記録を1分55秒更新する驚異的な走りで、チームの往路優勝に大きく貢献した。
着用していたモデルは、アディダスのADIZERO TAKUMI SEN 11(アディゼロ タクミ セン11)。
ここで興味深いのは、アディダスの最上位マラソンシューズとして知られるADIOS PRO EVO 2ではなかった点だ。
TAKUMI SEN 11は、駅伝や10km、ハーフマラソンなどのショートレースを想定した軽量レーシングモデル。高反発フォームのLIGHTSTRIKE PROと、5本指構造のENERGYRODS 2.0を組み合わせている。
ENERGYRODS 2.0はカーボンプレートそのものではなく、グラスファイバー製のロッドを使用する構造だ。つまり、黒田の選択は単純な厚底・カーボンプレート一辺倒ではなく、コースや走り方に合わせたモデル選択の一例でもある。
山登りの5区で圧倒的な記録を残した選手が、必ずしも最も高価なモデルを選んでいたわけではない。この点は、一般ランナーがシューズを選ぶ際にも参考になる。
プーマは1区・2区を制して存在感を発揮
プーマの躍進も見逃せない。
1区では國學院大學の青木瑠郁がDEVIATE NITRO ELITE 3を着用して区間新記録を樹立。続く2区では城西大学のヴィクター・キムタイがFAST-R NITRO ELITE 3で区間新記録を獲得した。
FAST-R NITRO ELITE 3は、NITROFOAM ELITEとカーボン製PWRPLATEを組み合わせたレーシングモデル。メーカー公表の27cm片足重量は約170gで、5kmからマラソンまでを想定した設計となっている。
2区という長距離区間での活躍もあり、プーマは単なる第三勢力ではなく、アディダスやアシックスと競争する有力ブランドとして存在感を高めた。
【人気モデル比較】EVO 2・METASPEED・Vaporfly・FAST-R・Cloudboomの違い
2026年の箱根駅伝で注目されたモデルを比較すると、各メーカーの技術的な方向性が見えてくる。
アディダス ADIZERO ADIOS PRO EVO 2
アディダスの最上位レーシングモデルの一つ。大きな特徴は、27.0cmで約138gという軽量性だ。
次世代フォームLIGHTSTRIKE PRO EVOを採用し、前足部のフォームを増量。軽さと反発性、エネルギーリターンを追求している。
2026年大会では鈴木琉胤、塩出翔太、佐藤有一らが区間賞獲得時に着用した。
- 参考定価:82,500円(税込)
- 重量:約138g(27.0cm片足)
- 特徴:超軽量・高反発・トップレベルのレース向け
- 向いている人:レース経験が豊富で、記録更新を狙うランナー
最大の魅力は軽さだが、価格は一般的なランニングシューズと比べて非常に高い。日常のジョギング用というより、競技本番で性能を発揮することを重視したモデルといえる。
アシックス METASPEED EDGE TOKYO
アシックスのMETASPEEDシリーズは、走法に合わせてモデルを選ぶ設計が特徴だ。
EDGE TOKYOはピッチ型ランナー向け。歩幅だけを大きくするのではなく、足の回転数を調整しながらストライドを伸ばすことを目指している。
2026年大会では國學院大學の高山豪起が7区で着用し、区間賞を獲得した。
- 参考価格:29,700円(税込)
- 重量:約170g(27.0cm片足)
- 特徴:ピッチ型ランナー向け、軽量フォーム、カーボンプレート
- 向いている人:ピッチを維持しながらスピードを高めたいランナー
同シリーズのMETASPEED SKY TOKYOはストライド型向け。自分の走法に合わせてモデルを選択できることが、アシックスの強みとなっている。
ナイキ Vaporfly 4
かつて箱根駅伝のシューズ市場を圧倒したナイキを代表するレーシングモデルがVaporflyシリーズだ。
Vaporfly 4はZoomXフォームとカーボンプレートを組み合わせたレース用シューズ。従来の極端な厚底路線から、クッション性と接地感のバランスも意識した設計になっている。
- 参考価格:29,700円(税込)
- 特徴:ZoomXフォーム、カーボンプレート、軽量レーシング設計
- 向いている人:ロードレースでスピードとクッション性を両立したいランナー
2026年大会のナイキ着用率は16.7%。かつての圧倒的なシェアには及ばないものの、トップモデルを中心に競技者からの支持は続いている。
プーマ FAST-R NITRO ELITE 3
プーマが箱根駅伝で存在感を高めた理由の一つが、このモデルの性能だ。
NITROFOAM ELITEによる高反発性と、カーボン製PWRPLATEによる推進力を組み合わせている。特に前足部まで伸びるプレート構造が特徴だ。
- 参考価格:38,500円(税込)
- 重量:約170g(27cm片足)
- 特徴:高反発フォーム、カーボンプレート、軽量アッパー
- 向いている人:反発力とスピードを重視する競技志向のランナー
2026年大会では2区のヴィクター・キムタイが着用。区間新記録という結果も、モデルへの注目を高めるきっかけになった。
On Cloudboom Strike
2026年大会の10区で区間新記録を樹立した駒澤大学の佐藤圭汰が着用したのが、OnのCloudboom Strikeだ。
CloudTec構造や高反発フォーム、カーボン製Speedboardを組み合わせたレース用モデルで、クッション性と反発性の両立を目指している。
- 参考定価:38,500円(税込)
- 特徴:高反発フォーム、カーボンSpeedboard、独自のCloudTec構造
- 向いている人:クッション性と反発性の両方を重視するランナー
Onのブランドシェアは1.4%と少数派だが、区間賞を獲得した事実は見逃せない。ブランドの着用人数が少ないからといって、競技性能が低いという意味ではないことを示している。
価格と特徴を比較すると?
今回紹介したモデルの価格帯は、約29,700円から82,500円まで幅広い。特にADIOS PRO EVO 2は、ほかのモデルと比べても突出した高価格帯に位置する。
一方、METASPEED EDGE TOKYOやVaporfly 4は3万円前後で、トップレベルのレーシングシューズとしては比較的選択しやすい価格帯だ。FAST-R NITRO ELITE 3やCloudboom Strikeは4万円に近い価格設定となっている。
なお、ここで示した価格は各モデルの参考定価であり、2026年10月時点の販売価格はカラー、在庫、販売店、セールによって異なる。
【厚底シューズの仕組み】カーボンプレートはなぜ速く走れるのか?
箱根駅伝のシューズを語るうえで欠かせないのが、厚底フォームとカーボンプレートの技術だ。
現在のトップレーシングシューズは、単にソールを厚くしただけの靴ではない。フォーム素材の反発性、プレートの剛性、ソールの形状、シューズ全体の軽量化など、複数の技術を組み合わせて走行効率を高めている。
カーボンプレートの基本的な仕組み
カーボンプレートとは、ミッドソール内部に配置される炭素繊維製の硬い板状パーツだ。
地面を踏み込んだ際にプレートとフォームが変形し、足の動きや蹴り出しをサポートする。プレートはシューズ全体の曲がり方を制御し、ロッカー形状などと組み合わせることで、スムーズな重心移動を助ける。
一方、実際の反発性を生み出すのはプレートだけではない。軽量で弾力性の高いミッドソール素材が圧縮され、変形から戻る際にエネルギーを返すことも大きな役割を担っている。
つまり、カーボンプレートと高反発フォームは、それぞれ異なる役割を持ちながら連動する技術なのだ。
厚底シューズが普及した背景
長距離競技用シューズの勢力図が大きく変化したきっかけの一つが、2017年に登場したナイキの厚底レーシングシューズだった。
従来の薄底・軽量モデルとは異なり、厚いフォームによるクッション性と反発性を組み合わせた設計が注目を集めた。
その後、アディダス、アシックス、プーマなども独自の高反発フォームやプレート技術を開発。2026年の箱根駅伝では、複数メーカーのシューズが区間賞を獲得するまでに競争が進んでいる。
厚底・カーボンシューズのメリットと注意点
メリット
- 高反発フォームによるエネルギーリターンを追求できる。
- 厚いミッドソールによってクッション性を確保しやすい。
- プレートの剛性によって足の曲がり方や蹴り出しをサポートする。
- 長距離レースでの走行効率向上を狙える。
注意点
- ソールが厚いモデルは、接地時に不安定さを感じる場合がある。
- 高反発プレートの特性に慣れるまで時間が必要なことがある。
- ふくらはぎや足首などに負担を感じるランナーもいる。
- 高価格帯のモデルが多く、練習用と本番用を使い分ける必要性もある。
厚底シューズを履けば誰でも速くなるわけではない。ミズノなどのメーカーも、カーボンプレートの性能を生かすには一定の筋力や走力が必要だと説明している。
また、カーボンプレート入りのシューズを毎日のジョギングに使うことが必ずしも最適とは限らない。競技用モデルと日常のトレーニング用モデルを使い分ける考え方も重要だ。
【歴代シェア推移】ナイキ一強からアディダス・アシックスの二強時代へ
2026年のブランド別着用率を理解するには、過去の箱根駅伝における勢力図を振り返る必要がある。
かつてはミズノやアシックスが上位を占めていた時代があり、その後ナイキの厚底シューズが圧倒的な支持を獲得。そして2020年代半ばから、アディダスとアシックスが急速にシェアを伸ばした。
ナイキが圧倒した2021年
2021年大会のナイキの着用率は95.7%。出走者210人のうち201人がナイキを選んでいた。
一方、アシックスは着用者ゼロ。国内の有力スポーツメーカーにとって、非常に厳しい状況だった。
しかし、その後の勢力図は大きく変わる。
2022年から2026年までの変化
2022年にはナイキのシェアが73%まで低下。アディダスは13%台、アシックスは11%台にまで上昇した。
2023年にはナイキが約62%、2024年には約43%まで低下する一方、アシックスは24%台に達した。
そして2025年にはアディダスが36.2%でトップに浮上。2026年も35.7%で首位を維持している。
特に注目したいのは、アシックスの継続的な回復とプーマの成長だ。アシックスは2021年の0%から2026年の28.5%へ。プーマも2022年以降、着実にシェアを伸ばし、2026年には14.8%に達した。
これは単なるブランド人気の変化ではない。各メーカーが独自のフォーム素材やプレート構造を開発し、トップランナーが選べる性能の幅が広がったことが背景にある。
かつてはナイキの厚底シューズが象徴的な存在だったが、現在はアディダスの超軽量モデル、アシックスの走法別設計、プーマのカーボンプレート技術などが競い合う時代になった。
【失敗しない選び方】箱根駅伝選手のシューズを見分ける方法と購入基準
箱根駅伝を見て、選手と同じシューズを履いてみたいと考えるランナーも多いはずだ。
ただし、トップ選手が使っているモデルをそのまま購入することが、最善の選択とは限らない。重要なのは、モデルの価格やブランドではなく、自分の走力、走法、用途との相性だ。
選手のシューズを見分けるポイント
テレビ中継でシューズを見分ける場合、次のポイントを確認するとよい。
- ブランドロゴ:アディダスの三本線、ナイキのスウッシュ、アシックスのロゴなどを確認する。
- ソールの形状:厚底の高さや前足部の形状、かかとの構造を見る。
- カラーリング:大会限定カラーや駅伝向けの特別カラーを確認する。
- モデル名:公式発表や専門メディアの着用モデル調査と照合する。
ただし、同じメーカーのシューズでも外観がよく似ているモデルがある。さらに、プロトタイプや市販前のモデルを履いている選手もいるため、映像だけで正確に判別できないケースもある。
一般ランナーが重視したい5つの選択基準
1. 走る目的
フルマラソンの記録更新を狙うのか、10kmのスピードを高めたいのか、日常的なジョギングを楽しみたいのかによって、適したシューズは異なる。
2. 足幅とフィット感
足長だけでなく、足幅、甲の高さ、かかとのホールド感も確認したい。サイズが合っていても、足の形と合わなければ走行中に違和感が生じることがある。
3. 自分の走法
ピッチ型なのかストライド型なのか、自分の走り方を理解しておくとモデル選びの参考になる。METASPEED EDGE TOKYOとSKY TOKYOの違いも、この考え方に基づいている。
4. 脚力と走行経験
高反発のレーシングシューズは、一定の筋力や走行技術が必要になることがある。初心者はクッション性や安定性、履きやすさを優先する選択も合理的だ。
5. 価格と使用頻度
8万円を超えるADIOS PRO EVO 2のようなモデルが必要かどうかは、走る頻度や競技レベルによって異なる。練習用シューズとレース用シューズを分けることで、費用面でも合理的な運用ができる。
どんな人にどのブランドが向いている?
- アディダス:軽量性や反発性を重視し、レースでの記録更新を狙う人。
- アシックス:走法との相性を重視し、複数のモデルから選びたい人。
- ナイキ:ZoomXフォームやカーボンプレートを採用した定番レーシングモデルを検討したい人。
- プーマ:高反発フォームとカーボンプレートによる推進力を重視する人。
- On:独自のクッション構造やフィット感、反発性に興味がある人。
ブランドごとに一律の優劣があるわけではない。実際に試し履きを行い、可能であれば走って感触を確かめてから購入するのが望ましい。
【箱根駅伝シューズ2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の箱根駅伝で最も履かれたシューズブランドは?
A1:アディダスです。全210人中75人が着用し、35.7%のシェアで2年連続トップとなりました。
Q2:青山学院大学の黒田朝日が履いていたシューズは?
A2:アディダスのADIZERO TAKUMI SEN 11です。5区で1時間7分16秒の区間新記録を樹立した際に着用していました。
Q3:2026年大会で区間賞を最も多く獲得したブランドは?
A3:アディダスです。全10区間中6区間で区間賞を獲得しました。プーマが2区間、アシックスとOnが各1区間でした。
Q4:箱根駅伝の選手が履く厚底シューズには必ずカーボンプレートが入っている?
A4:必ずしもそうではありません。プレートの種類や構造はモデルによって異なります。黒田朝日のTAKUMI SEN 11は、カーボンプレートではなくグラスファイバー製の5本指ロッドENERGYRODS 2.0を採用しています。
Q5:箱根駅伝選手と同じシューズを初心者が履いても大丈夫?
A5:履くこと自体は可能ですが、初心者に最適とは限りません。高反発モデルは走力や筋力との相性があり、安定性やフィット感も考慮する必要があります。
Q6:2026年のシューズで最も高価なモデルは?
A6:今回取り上げたモデルでは、アディダスのADIZERO ADIOS PRO EVO 2が参考定価82,500円(税込)で最も高価です。27.0cmで約138gという軽さが特徴です。
Q7:2026年のナイキの着用率はどれくらい?
A7:16.7%で、全210人中35人が着用しました。2021年の95.7%と比較すると大きく低下していますが、現在も有力なレーシングシューズブランドの一つです。
まとめ:箱根駅伝シューズ2026から見える最新トレンドと今後の展望
第102回箱根駅伝のシューズ勢力図は、アディダスの2連覇、アシックスの復権、プーマの躍進、そしてナイキのシェア変化が重なった大会だった。
全210人の着用率ではアディダスが35.7%で首位、アシックスが28.5%で2位、ナイキが16.7%で3位、プーマが14.8%で4位。上位4ブランドで全体の95.7%を占める結果となった。
一方、区間賞の結果を見ると、ブランドシェアだけでは測れない各メーカーの実力も浮かび上がる。黒田朝日のADIZERO TAKUMI SEN 11、ヴィクター・キムタイのFAST-R NITRO ELITE 3、高山豪起のMETASPEED EDGE TOKYO、佐藤圭汰のCloudboom Strikeなど、選手たちはそれぞれ異なるモデルを選択していた。
今後の注目点は、各メーカーがどこまで軽量性、反発性、安定性を高い次元で両立できるかということだ。特にアディダスとアシックスの二強争いに、プーマやナイキ、Onがどこまで迫るのかは、第103回大会に向けた大きな見どころになる。
一般ランナーにとっても、箱根駅伝のシューズ事情は参考になる。ただし、選手の記録を支えたモデルが自分にも最適とは限らない。価格やブランドの知名度だけで判断せず、走力、足型、走法、用途を基準に選ぶことが、長く快適に走り続けるための近道だ。
主な事実確認資料
- アルペングループ「シューズから見た2026年箱根駅伝」
- Number Web「シューズシェア争いで見る箱根駅伝」
- FASHIONSNAP「第102回箱根駅伝、最も履かれたブランドは2年連続アディダス」
- 箱根駅伝公式サイト・日本テレビ大会記録
- アディダス、アシックス、ナイキ、プーマ、On各社の製品情報
- 日本臨床スポーツ医学会誌の厚底シューズに関する研究資料