山口組司忍の現在は?84歳の組長と2026年の抗争指定・後継体制を徹底解説

目次

2026年現在、六代目山口組の組長を務める司忍(つかさ・しのぶ)は、本名を篠田建市(しのだ・けんいち)といい、84歳を迎えている。2005年に六代目を継承して以来、長期にわたって組織の最高位にある人物だ。2025年4月には約20年ぶりとなる若頭交代が実施され、高山清司が相談役に退き、竹内照明が新たな若頭に就任した。

さらに2026年には、兵庫県公安委員会による称揚等禁止命令、六代目山口組と池田組・絆會との特定抗争指定の解除など、組織を取り巻く状況に変化が生じている。一方、神戸山口組との特定抗争指定は継続されている。警察庁の令和7年組織犯罪情勢と2026年の警察発表、報道各社の取材情報を照合すると、司忍の現在の立場と後継体制をめぐる実情が見えてくる。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

  • 現在の立場:司忍こと篠田建市は84歳。2026年現在も六代目山口組の組長として公的な警察資料に記載されている。
  • 組織人事:2025年4月18日、高山清司が相談役に就任し、竹内照明が若頭を引き継いだ。
  • 組織の勢力:2025年末の六代目山口組は構成員約3,100人、準構成員等約3,200人。
  • 2026年の重要動向:池田組・絆會との特定抗争指定は解除された一方、神戸山口組との指定は継続している。
  • 行政命令:2026年6月8日、兵庫県公安委員会が司忍組長ら3人に称揚等禁止命令を発出した。

【2026年最新】司忍の現在は?84歳で六代目山口組組長を続ける立場

山口組司忍

本名は篠田建市、通称が司忍

山口組司忍

司忍は、六代目山口組の組長として知られる人物である。本名は篠田建市。1942年生まれで、2026年1月に84歳となった。

司忍という名前は組織内外で用いられる通称であり、警察や報道機関の資料では、本名の篠田建市と併記されることも多い。

2026年6月4日更新の静岡県警察の暴力団対策資料でも、六代目山口組の代表者として篠田建市の名前が掲載されている。これは、少なくとも警察が公表する組織情報上、司忍が引き続き代表者として位置付けられていることを示す資料だ。

一方、84歳という年齢から健康状態や引退、後継者に関する関心も高まっている。しかし、年齢だけを根拠に引退や組長交代を断定することはできない。2026年10月30日時点で、司忍から竹内照明への組長交代が正式に実施されたと確認できる公表情報はない。

2026年6月、司忍本人を対象とする行政命令

山口組司忍

2026年6月8日、兵庫県公安委員会は、六代目山口組の篠田建市(通称・司忍)組長ら3人に対し、称揚等禁止命令を出した。

対象となったのは、2023年12月に対立する神戸山口組傘下組長の自宅に車両を衝突させ、門扉などを損壊したとして逮捕され、器物損壊罪で有罪判決を受けた傘下組員に関するものだった。

命令の内容は、当該組員に対する出所祝い、功労金などの金品提供を禁止することに加え、組織内で昇格させることも禁じるというもの。効力は対象者の出所から5年間とされている。

この行政措置で注目されるのは、組員個人だけでなく、組長を含む上層部にも規制が及んだ点だ。組織内で抗争事件を起こした者を称揚する行為そのものを抑制する仕組みであり、組織上層部の責任を問う暴力団対策法の運用事例として意味を持つ。

なお、称揚等禁止命令は組長交代や組織解散を意味するものではない。行政上の禁止措置と、組織の代表者としての地位は区別して理解する必要がある。

【検証資料 1】山口組司忍の当時の様子・関連報道写真(出典:NEWSポストセブン)

【経歴・生い立ち】篠田建市はどのように山口組トップへ上り詰めたのか

大分県出身、名古屋を活動基盤とした人物

司忍は大分県出身とされ、若い時期から名古屋を活動の基盤としてきた。経歴を理解するうえで重要なのが、山口組の直系組織であった弘田組と、その後に結成した弘道会との関係である。

1984年、弘田組の解散に伴い、司忍は弘道会を結成した。名古屋を拠点とするこの組織は、後に六代目山口組の中枢を担う存在となっていく。

司忍の経歴は、単に山口組の幹部から組長へ昇進したというだけではない。弘道会という組織を形成し、その組織的な基盤を背景に山口組の中枢へ進んだ点に特徴がある。

2005年、六代目山口組組長に就任

2005年、司忍は五代目山口組の渡辺芳則から組織を引き継ぎ、六代目山口組組長に就任した。

同年8月27日には神戸市の総本部で継承式が行われ、新たな六代目体制が発足した。この人事で重要だったのが、司忍が弘道会の会長職を高山清司に引き継ぎ、高山を山口組の若頭に据えたことだ。

これにより、司忍と高山清司を中心とする組織運営の枠組みが形成された。後に約20年続くことになる高山の若頭体制の出発点でもある。

服役と2011年の出所

司忍は六代目就任後、銃刀法違反事件に関連する有罪判決が確定し、2005年12月から府中刑務所で服役した。

2011年4月9日、刑期を終えて同刑務所を出所したことは、当時の朝日新聞などによって大きく報じられた。服役期間中も六代目山口組の組長という地位にあったことから、その組織運営や高山若頭の役割が注目された。

この経緯は、司忍と高山清司の関係を理解するうえでも重要だ。高山は単なる補佐役ではなく、長期間にわたって組織の実務を担う立場にあったと報じられてきた。

【組織相関・人事】司忍と弘道会、高山清司、竹内照明の関係

六代目山口組の人事を理解するには、司忍を中心とする弘道会との関係、そして高山清司から竹内照明へと続く若頭の交代を整理する必要がある。

司忍と弘道会の結び付き

弘道会は、司忍が名古屋で形成した組織であり、六代目山口組の体制を理解するうえで欠かせない存在である。

司忍自身が弘道会の初代会長を務め、高山清司も同会の出身者として組織の中枢に進んだ。竹内照明も弘道会出身であり、2025年の若頭交代によって、この人的なつながりが改めて注目された。

関係人物・組織の一覧

人物・組織 主な立場・関係 2026年時点での整理
司忍(篠田建市) 六代目山口組組長、弘道会初代会長 84歳。組長の地位を継続
弘道会 司忍が結成した名古屋を基盤とする組織 六代目山口組の重要な出身母体
高山清司 元若頭、弘道会出身 2025年4月に相談役へ就任
竹内照明 弘道会出身、元若頭補佐 2025年4月に若頭へ就任
神戸山口組 2015年に山口組から分裂して結成 六代目山口組との特定抗争指定が継続
池田組 神戸山口組から離脱して独立 2026年9月に対六代目山口組の指定解除
絆會 旧・任侠山口組 2026年9月に対六代目山口組の指定解除

2025年4月18日、高山清司から竹内照明へ若頭交代

2025年4月18日、六代目山口組で大きな人事変更があった。約20年間にわたり若頭を務めてきた高山清司が、新設された相談役に就任し、後任として竹内照明が若頭に就いた。

この交代は、神戸新聞が関係者や捜査関係者への取材を通じて報じた。兵庫県警も人事交代の情報を把握し、詳細を確認していたとされる。

高山は長期間にわたって組織の実務を担ってきた人物である。その退任は単なる役職変更以上の意味を持つ。竹内への交代によって、司忍を頂点とする体制の次の段階が意識されるようになった。

ただし、竹内が若頭に就任したことと、七代目山口組組長への就任が決定したことは別問題だ。週刊文春などは次期組長への継承を見据えた人事との見方を報じているが、後継者としての正式決定と確認できる発表はない。

【検証資料 2】山口組司忍の活動歴およびメディア掲載記録(出典:Yahoo!ニュース)

【2015年から2026年】山口組分裂と神戸山口組・池田組・絆會の関係

2015年8月末、六代目山口組が分裂

六代目山口組の組織運営をめぐる対立が表面化したのが2015年の分裂だった。

2015年8月末、山口組から離脱した直系組長らによって神戸山口組が結成された。分裂の背景には、弘道会を中心とする組織運営への反発などがあったと報じられている。

その後、神戸山口組の内部でも離脱が発生した。2017年4月には一部勢力が任侠山口組を結成し、2020年2月に絆會へ名称を変更した。また、池田組は2020年7月に神戸山口組からの離脱を表明し、独立した組織となった。

特定抗争指定暴力団とは何か

特定抗争指定暴力団等とは、暴力団対策法に基づき、対立抗争によって市民の生命や身体に重大な危害が及ぶおそれがある場合に、公安委員会が指定する制度である。

指定されると、設定された警戒区域内で事務所を新設することや、対立組織の構成員に対するつきまとい、多数での集合、相手側事務所への立ち入りなどが禁止される。

2020年1月には六代目山口組と神戸山口組が指定された。その後、2022年12月に池田組との間、2024年6月に絆會との間でも指定が行われた。

2026年9月、池田組と絆會との指定が解除

2026年には、分裂抗争をめぐる指定状況に大きな変化があった。

まず、六代目山口組と池田組の間では、約2年間にわたって抗争とみられる事件が発生していなかったことなどから、関係する公安委員会が指定期限を延長しない判断を行った。2026年9月8日、両組織に対する特定抗争指定が解除された。

続いて、六代目山口組と絆會の間でも、約3年5か月間にわたって抗争事件が確認されていなかったことなどを踏まえ、9月21日に指定が解除された。

しかし、これによって山口組をめぐるすべての対立が解消されたわけではない。

2026年9月17日、兵庫県公安委員会は六代目山口組と神戸山口組に対する特定抗争指定の期限を3か月延長し、2027年1月6日までとすることを決定した。兵庫県警は、両組織の対立抗争が終結したとは認められないとの判断を示している。

したがって、2026年10月30日時点では、池田組・絆會との指定は解除済みであり、神戸山口組との指定が継続中という整理になる。

【警察庁の公式統計】六代目山口組の構成員数は2025年末にどう変化した?

2025年末の六代目山口組は構成員約3,100人

警察庁が2026年4月に公表した「令和7年における組織犯罪の情勢」では、全国の暴力団構成員及び準構成員等の総数は、2025年末時点で約17,600人だった。

内訳は、暴力団構成員が約9,400人、準構成員等が約8,200人。前年から約1,200人減少し、暴力団対策法が施行された1992年以降で最少となった。

六代目山口組については、次のような数字が公表されている。

項目 2025年末の人数 前年比
構成員 約3,100人 200人減
準構成員等 約3,200人 400人減
合計 約6,300人 600人減

六代目山口組は構成員数で全国の暴力団の約33%を占める。人数が減少している一方、依然として国内最大規模の指定暴力団という位置付けにある。

ここで注意したいのは、構成員と準構成員等は同じ意味ではないことだ。警察庁の統計では、準構成員等には、暴力団と関係を持ち、威力を背景に不法行為を行うおそれのある者や、資金・武器の供給などを通じて組織の維持や運営に関与する者も含まれる。

構成員の減少と組織の影響力は別の問題

構成員数が減っているからといって、組織の影響力が同じ割合で低下したと判断することはできない。

警察庁の令和7年報告書は、暴力団の勢力が減少する一方で、活動の不透明化や資金獲得活動の多様化が進んでいることにも注意を促している。匿名・流動型犯罪グループとの関係や、犯罪収益をめぐる連携も分析対象となっている。

つまり、暴力団の現状を把握するには、構成員数だけでなく、資金獲得活動、傘下組織の動向、警察の摘発状況、行政による規制を合わせて見る必要がある。

【検証資料 3】山口組司忍に関する近況・インタビュー報道記録(出典:Yahoo!ニュース)

【2026年の重要ニュース】兵庫県公安委員会の称揚等禁止命令とは

6月8日、司忍組長ら3人に命令

2026年6月8日の兵庫県公安委員会による命令は、司忍の現在を考えるうえで重要な出来事だ。

神戸新聞の報道によれば、命令の対象となったのは篠田建市組長ら3人で、対立組織の組長宅への車両衝突事件で服役中の傘下組員に対する出所祝いなどを禁じる内容だった。

禁止される行為には、次のものが含まれる。

  • 出所祝いなどの名目で金品を与える行為
  • 功労金などの報償を与える行為
  • 対象組員を組織内で昇格させる行為

命令の効力は当該組員の出所から5年間とされる。

称揚等禁止命令が示すもの

この命令の目的は、抗争事件を起こした組員を組織内で評価したり、報償を与えたりすることを防ぐ点にある。

従来、暴力団対策では、抗争事件の実行者に対する刑事処罰や、事務所の使用制限などが注目されてきた。称揚等禁止命令は、事件後の組織内での扱いにも規制を及ぼすものだ。

特に今回のように組長本人が命令対象に含まれた事例は、暴力団対策法の規制が組織の上層部にも及ぶことを示している。

ただし、この命令をもって司忍が組長の地位を失った、あるいは六代目山口組の解散が決まったと解釈するのは誤りである。行政命令の対象と組織内の役職は、別々に確認する必要がある。

【プロの結論】司忍の後継者は竹内照明なのか?2026年の人事から読み解く実態

竹内照明の若頭就任は後継体制の重要な変化

2025年4月の若頭交代は、六代目山口組の今後を考えるうえで最も重要な人事変更の一つである。

高山清司が相談役に退き、竹内照明が若頭に就任したことで、約20年間続いた若頭体制に区切りが付いた。司忍が84歳となった2026年には、この人事が後継問題と結び付けて論じられることも多い。

竹内は司忍と同じく弘道会に関係する人物であり、組織の中枢を担う立場に移ったことは事実である。

しかし、若頭という役職は、組長そのものではない。竹内が七代目組長に決定したという情報と、現在の若頭であるという事実を混同してはならない。

後継者問題を判断するための3つの視点

今後の動向を見極める際には、次の3点を分けて確認することが重要だ。

1. 公式に確認できる役職変更

若頭や相談役などの人事は、報道だけでなく、警察が把握する組織情報や関係する公的資料と照合する必要がある。役職の変更があっても、それだけで組長交代を意味するわけではない。

2. 警察の指定状況と行政措置

特定抗争指定の延長や解除、称揚等禁止命令は、組織の活動に対する公的な規制を示す。2026年9月に池田組・絆會との指定が解除された一方、神戸山口組との指定が継続した事実は、対立関係を一括りにできないことを示している。

3. 警察庁の構成員数と組織動向

2025年末の約6,300人という六代目山口組の勢力は、規模を比較する基準になる。ただし、人数だけでは組織内部の意思決定や後継者の決定状況までは分からない。

2026年10月時点で確認できること、確認できないこと

確認できるのは、司忍が84歳の組長として公的資料に掲載されていること、竹内照明が若頭を務めていること、高山清司が相談役に就任したこと、そして六代目山口組をめぐる特定抗争指定が一部解除されながらも神戸山口組との間では継続していることだ。

一方、司忍の具体的な健康状態、引退時期、七代目組長の正式な決定時期については、公的に確定した情報として扱えるものはない。

後継者問題をめぐる報道は興味を集めやすいが、関係者の観測や記者の分析と、正式な人事発表は明確に区別しなければならない。

【よくある質問】山口組司忍に関するFAQ

Q1:司忍の本名は何ですか?
A1:本名は篠田建市(しのだ・けんいち)です。司忍は通称として知られています。

Q2:司忍は2026年現在何歳ですか?
A2:2026年1月に84歳となりました。1942年生まれで、2026年6月の神戸新聞報道でも84歳とされています。

Q3:司忍は現在も六代目山口組の組長ですか?
A3:2026年10月30日時点では、六代目山口組の組長として確認されています。2026年6月更新の静岡県警察資料にも代表者として篠田建市の名前が掲載されています。

Q4:司忍と弘道会にはどのような関係がありますか?
A4:司忍は1984年に弘道会を結成した初代会長です。高山清司や竹内照明も弘道会出身者として知られています。

Q5:高山清司は現在どのような立場ですか?
A5:2025年4月18日の人事変更で若頭から相談役に就任しました。約20年間にわたり若頭を務めてきた人物です。

Q6:竹内照明は七代目山口組の組長に決まったのですか?
A6:いいえ。2025年4月に若頭へ就任したことは報道されていますが、七代目組長への正式な就任が決定したと確認できる公表情報はありません。

Q7:六代目山口組は2025年末に何人いましたか?
A7:警察庁の令和7年組織犯罪情勢によると、構成員は約3,100人、準構成員等は約3,200人で、合計約6,300人です。

Q8:六代目山口組の特定抗争指定は2026年に解除されましたか?
A8:池田組との指定は2026年9月8日、絆會との指定は9月21日に解除されました。一方、神戸山口組との指定は継続され、2027年1月6日まで延長されています。

Q9:2026年6月の称揚等禁止命令とは何ですか?
A9:兵庫県公安委員会が司忍組長ら3人に出した行政命令です。抗争事件に関連して服役中の傘下組員への出所祝い、功労金などの提供や、組織内での昇格を禁止する内容です。

まとめ:山口組司忍の現在と今後の焦点

2026年10月30日現在、司忍こと篠田建市は84歳で、六代目山口組の組長として公的資料にも記載されている。2025年4月の若頭交代では高山清司が相談役となり、竹内照明が若頭に就任した。この人事は、長期的な後継体制を考えるうえで大きな転換点となった。

一方、警察庁の統計では、六代目山口組の2025年末の構成員は約3,100人、準構成員等を含めても約6,300人となり、減少傾向が続いている。2026年には池田組・絆會との特定抗争指定が解除されたものの、神戸山口組との指定は継続している。

さらに、兵庫県公安委員会による2026年6月の称揚等禁止命令は、組長本人を含む上層部にも行政上の規制が及んだ事例として注目される。

今後の焦点は、司忍からの正式な代替わりがあるのか、竹内照明を中心とする新たな執行体制がどう位置付けられるのか、そして神戸山口組との特定抗争指定が解除されるのかという3点にある。

司忍の現在を正確に理解するには、週刊誌の後継者予測だけに注目するのではなく、警察庁の統計、公安委員会の行政措置、実際に確認された人事を分けて読み解くことが欠かせない。

2026年の六代目山口組は、トップの地位が維持される一方、組織人事と対立関係の両面で変化が続く局面にある。