【西岩親方の正体】本名は古川忍!元関脇・若の里のプロフィール
西岩親方は、日本相撲協会に所属する年寄で、現役時代の四股名は若の里忍(わかのさと・しのぶ)です。
日本相撲協会の公式プロフィールによると、基本情報は次のとおりです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 現在の親方名 | 西岩忍 |
| 現役時代の四股名 | 若の里忍 |
| 本名 | 古川忍 |
| 生年月日 | 1976年7月10日 |
| 出身地 | 青森県弘前市 |
| 最高位 | 関脇 |
| 得意技 | 左四つ・寄り |
| 初土俵 | 1992年3月場所 |
| 引退 | 2015年 |
| 現在の所属部屋 | 西岩部屋 |
| 役職 | 日本相撲協会委員 |
若の里はどのような力士だったのか

若の里は、15歳で角界に入りました。入門時の師匠は、元横綱・隆の里の鳴戸親方です。
西岩部屋の公式サイトに掲載された親方挨拶でも、15歳のときに先代鳴戸親方からスカウトされて入門した経緯が紹介されています。
若の里の持ち味は、左四つから相手を寄り切る力強い相撲でした。
身長183センチ、体重153.5キロという体格を生かし、長年にわたって幕内上位で戦い続けました。
最高位は関脇。横綱や大関には届かなかったものの、三役に通算26場所在位した実績は、安定した実力を持っていたことを示しています。
また、若の里は単に勝ち星を積み重ねただけの力士ではありません。23年以上にわたる現役生活で培った経験が、現在の指導者としての土台になっています。
【若の里の現役時代】生涯戦歴914勝と三賞10回の実績

西岩親方を語るうえで欠かせないのが、若の里時代の成績です。
日本相撲協会の公式記録では、生涯戦歴は914勝783敗124休、140場所となっています。
幕内だけでも87場所に在位しており、長期間にわたって上位の土俵で活躍した力士でした。
生涯戦歴と幕内成績

| 成績項目 | 記録 |
|---|---|
| 生涯勝利 | 914勝 |
| 生涯敗戦 | 783敗 |
| 生涯休場 | 124休 |
| 現役在位 | 140場所 |
| 幕内成績 | 613勝568敗124休 |
| 幕内在位 | 87場所 |
| 三役在位 | 26場所 |
| 関脇在位 | 17場所 |
| 小結在位 | 9場所 |
| 幕内最高優勝 | 0回 |
| 金星 | 2個 |
特に注目したいのは、幕内在位87場所という数字です。
幕内は、大相撲の番付の中でも上位に位置する階級です。そこに長く在位するには、継続的に高い実力を維持しなければなりません。
若の里は、度重なるけがや休場を経験しながらも、長期間にわたって土俵に立ち続けました。
三賞の受賞歴は合計10回
若の里は、三賞を合計10回受賞しています。
三賞とは、幕内力士の活躍を評価する殊勲賞・敢闘賞・技能賞の3種類の賞です。
| 三賞の種類 | 受賞回数 | 評価される活躍 |
|---|---|---|
| 殊勲賞 | 4回 | 横綱や大関など上位力士を破る活躍 |
| 敢闘賞 | 4回 | 優れた成績や健闘 |
| 技能賞 | 2回 | 技術面で優れた相撲 |
| 合計 | 10回 | 三賞の受賞実績 |
三賞の内訳を見ると、特定の賞に偏っていません。
上位力士を倒す殊勲賞だけでなく、敢闘賞と技能賞も獲得していることから、勝負強さと技術の両面で評価されていたことが分かります。
また、十両優勝4回、幕下優勝1回、序ノ口優勝1回という記録もあります。
幕内最高優勝こそありませんが、各階級で結果を残してきた力士です。
若の里の現役時代を評価する3つのポイント
1. 長期在位の実績: 幕内87場所という安定したキャリア。
2. 三役での活躍: 関脇17場所、小結9場所の経験。
3. 技術と勝負強さ: 三賞10回、金星2個という実績。
若の里の記録は、最高位だけで力士の実力を判断できないことを教えてくれます。
【2015年引退から2018年独立へ】西岩親方の経歴と転換点
若の里が現役を引退したのは2015年です。
ただし、引退に至る経緯には少し特徴があります。
2015年7月の名古屋場所で若の里は十両11枚目として4勝11敗に終わり、幕下への陥落が決定的になりました。
それでも、故郷の青森県で開催される夏巡業に参加したいという思いから、引退表明を先延ばしにしました。
そして、同年9月3日に正式に現役引退を発表。年寄・西岩の襲名が認められました。
日本相撲協会のプロフィールでは引退場所は2015年9月場所と記載されています。一方、最後の土俵となったのは7月の名古屋場所です。この2つは、実際の最後の出場場所と正式な引退手続きの時期の違いとして理解すると分かりやすいでしょう。
西岩部屋が誕生するまでの年表
| 年月 | 出来事 | 意味・背景 |
|---|---|---|
| 1992年3月 | 初土俵 | 15歳で角界入り |
| 1997年11月 | 新十両 | 関取への昇進 |
| 1998年5月 | 新入幕 | 幕内力士となる |
| 2000年11月 | 新三役 | 関脇・小結の地位に進出 |
| 2015年7月 | 名古屋場所 | 4勝11敗で幕下陥落が決定的に |
| 2015年9月3日 | 引退表明 | 西岩を襲名し、後進の指導へ |
| 2018年2月1日 | 西岩部屋創設 | 田子ノ浦部屋から独立 |
| 2018年4月30日 | 部屋開き | 台東区寿で正式に部屋開き |
| 2026年11月 | 現在 | 西岩部屋の師匠として活動 |
2018年2月、西岩部屋を創設
引退後は田子ノ浦部屋で後進の指導に当たっていましたが、2018年2月1日付で独立し、西岩部屋を創設しました。
独立に際しては、内弟子だった若佐竹と若野口を連れて新たな部屋をスタートさせています。
2018年4月30日には部屋開きが行われました。
当時の日刊スポーツの報道によると、部屋開きには力士7人が参加。西岩親方は、まず人間的に立派な力士を育て、その延長線上で相撲も強くしていきたいという考えを示しました。
ここに、西岩親方の指導者としての方向性が表れています。
現役時代に培った技術を教えるだけではなく、弟子たちが一人の人間として成長することを重視しているのです。
【2026年最新】西岩部屋の所属力士と所在地・現在の活動
西岩部屋は、東京都台東区寿にある相撲部屋です。
日本相撲協会の公式部屋紹介による所在地は次のとおりです。
西岩部屋
東京都台東区寿4-4-9
〒111-0042
師匠:西岩忍(元関脇・若の里)
日本相撲協会公式登録情報
浅草エリアに位置しており、雷門や浅草寺にも近い場所です。
2026年11月場所の所属力士一覧
日本相撲協会の公式部屋紹介に掲載されている2026年11月場所の番付情報では、西岩部屋の所属力士は7人です。
| 力士名 | 2026年11月場所の番付 |
|---|---|
| 鶴の里 | 西序二段9枚目 |
| 若長谷川 | 西序二段52枚目 |
| 幹希の里 | 東序二段74枚目 |
| 里松永 | 西序二段82枚目 |
| 若花新 | 東序二段94枚目 |
| 若佐々木 | 東序ノ口6枚目 |
| 若大根原 | 東序ノ口9枚目 |
現在の所属力士は、序二段と序ノ口で競い合う若手が中心です。
つまり、2026年11月時点では幕内や十両で活躍する関取は所属していません。
部屋の実績を考える際には、親方自身の現役時代の成績と、現在の弟子たちの番付を分けて考える必要があります。
元関脇という実績を持つ師匠のもとで、若い力士たちがどのように成長していくのかが、今後の注目点です。
西岩部屋の現在の活動
西岩部屋の公式サイトでは、次のような情報が公開されています。
- 所属力士の紹介
- 本場所の星取表
- 稽古見学の案内
- 新弟子募集
- 後援会に関する案内
- 西岩親方のブログ・コラム
2026年には2月24日に新番付の発表や力士の改名・引退に関するお知らせが掲載され、4月20日には4月・5月の稽古見学について案内が更新されています。
稽古見学については、日程や受け入れ状況が変わるため、訪問前に公式案内を確認することが大切です。
西岩親方の活動は、弟子の稽古指導だけにとどまりません。部屋の運営、力士の番付管理、入門希望者への対応、地域との交流など、師匠として幅広い役割を担っています。
【西岩親方の指導方針】弟子育成で重視するのは相撲の強さだけではない
西岩親方の指導方針を理解するうえで参考になるのが、台東区公式観光情報サイトに掲載された西岩部屋の取材記事です。
同記事では、実際の稽古風景や西岩親方へのインタビューが紹介されています。
自身の経験を弟子の指導に生かす
西岩親方は、15歳で入門してから23年以上にわたって力士生活を送りました。
その間には、厳しい稽古だけでなく、けがや休場、番付の変動など、さまざまな経験がありました。
こうした経験を自分だけのものにせず、弟子の育成に生かしている点が特徴です。
台東区公式観光情報サイトのインタビューでは、親方は自分自身が経験してきた苦しさや喜びを理解したうえで指導していると説明しています。
特に印象的なのは、次の言葉です。
次の社会に出ても通用する人を育てています。
この考え方は、西岩部屋の教育方針を端的に表しています。
相撲界での成功だけをゴールにしない
大相撲の世界では、すべての力士が関取になれるわけではありません。
幕下以下で現役生活を終える力士もいれば、けがや体力的な事情などで引退を選択する力士もいます。
西岩親方は、そうした現実も踏まえ、相撲を通して社会で生きていくための力を身につけさせようとしています。
これは、単に勝敗だけを追いかける指導とは異なる視点です。
相撲の技術、礼儀、忍耐力、仲間との関係、日常生活への取り組み方などを含めて弟子を育てることが、指導の重要な柱になっています。
稽古現場で見える指導の特徴
台東区の取材記事では、若手力士が先輩力士に何度もぶつかり、繰り返し稽古する様子が紹介されています。
また、西岩親方自身も稽古場で力士に声をかけ、動きや取り組み方について助言しています。
さらに、公式サイトの親方コラムには、弟子の四股名を決めた経緯も記されています。
2023年のコラムでは、兄弟で入門した力士の将来を考え、「若双葉」という四股名に込めた意味を説明しています。兄弟が力を合わせて成長することや、若い力士が新芽のように伸びていくことへの願いが反映されています。
こうしたエピソードからは、番付や勝敗だけではなく、一人ひとりの弟子の背景や将来にも目を向けていることがうかがえます。
【プロの結論】西岩親方の本当の評価は現役実績と指導者としての姿勢にある
西岩親方を評価する際には、元関脇・若の里としての実績と、独立後の部屋運営という2つの側面を見る必要があります。
現役時代は914勝を挙げ、三賞10回を受賞。幕内87場所、三役26場所という記録を残しました。
一方、親方になってからは、2018年に西岩部屋を創設し、若手力士の育成に取り組んできました。
ここで押さえておきたいポイントは3つです。
1. 若の里は横綱・大関ではなく、最高位が関脇の実力者
長期にわたって幕内上位で活躍し、三賞10回を獲得した力士です。最高位を誤って大関と紹介するのは正確ではありません。
2. 2015年の引退と2018年の部屋創設は別の出来事
2015年に引退して親方となり、田子ノ浦部屋で後進の指導を経験した後、2018年に独立しました。
3. 西岩部屋の評価は弟子の成長過程も含めて見る必要がある
2026年11月時点では所属力士7人が序二段・序ノ口に在位しています。関取の輩出だけでなく、若手が番付を上げていく過程にも注目したいところです。
西岩親方の歩みは、現役時代の実績を次世代の育成につなげるという、相撲部屋の師匠としての役割を考えるうえで興味深い事例です。
西岩親方に関するよくある質問(FAQ)
Q1:西岩親方の本名は何ですか?
A1:本名は古川忍(ふるかわ・しのぶ)です。現役時代は若の里忍という四股名で活躍し、引退後に年寄・西岩を襲名しました。
Q2:西岩親方の現役時代の最高位は何ですか?
A2:最高位は関脇です。幕内在位87場所、三役在位26場所という実績があります。
Q3:西岩親方の生涯戦歴と三賞受賞回数は?
A3:生涯戦歴は914勝783敗124休です。三賞は殊勲賞4回、敢闘賞4回、技能賞2回の合計10回です。
Q4:西岩親方はいつ引退しましたか?
A4:2015年9月3日に現役引退を正式に発表しました。最後に出場した本場所は同年7月の名古屋場所です。
Q5:西岩部屋はいつ創設されましたか?
A5:2018年2月1日です。正式な部屋開きは同年4月30日に行われました。
Q6:西岩部屋はどこにありますか?
A6:東京都台東区寿4-4-9です。浅草エリアに位置しています。
Q7:2026年現在、西岩部屋には何人の力士がいますか?
A7:日本相撲協会の2026年11月場所の公式部屋紹介では7人が掲載されています。鶴の里、若長谷川、幹希の里、里松永、若花新、若佐々木、若大根原です。
まとめ:西岩親方は若の里の経験を次世代に伝える指導者
西岩親方は、元関脇・若の里として大相撲で長年活躍した古川忍さんです。
914勝783敗124休という生涯戦歴、三賞10回という受賞実績は、現役時代の確かな実力を物語っています。
2015年の引退後は後進の指導に携わり、2018年には念願だった西岩部屋を創設しました。
2026年現在は、台東区寿を拠点に7人の所属力士を抱える師匠として、稽古や部屋の運営、若手の育成に取り組んでいます。
今後、西岩部屋の動向を見るうえで注目したいのは、所属力士が序二段から三段目、幕下、十両へと番付を上げていけるかどうかです。
若の里として積み重ねた23年以上の経験と、人間的な成長を重視する指導方針。その両方が、これからの西岩部屋を形づくっていくことになりそうです。