日本学園高等学校はどう変わった?明治大学付属世田谷の共学化・推薦制度・入試を徹底解説

目次

2026年4月、日本学園高等学校は「明治大学付属世田谷高等学校」へと校名を変更し、男女共学の新しい学校としてスタートしました。1885年創立という長い歴史を持つ学校が、明治大学の系列校となったことで、教育内容や大学進学の仕組み、入試制度はどのように変わったのでしょうか。

特に注目されるのは、2029年度から始まる明治大学への付属高等学校推薦入学試験です。卒業生のおよそ7割、約200名以上が明治大学へ推薦進学できる教育体制を目指すという発表は、受験生や保護者にとって大きな関心事となっています。一方、偏差値や進学実績、学費、口コミなどは、旧日本学園時代の情報と新体制の情報を区別して理解する必要があります。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

  • 校名変更・共学化:2026年4月1日、日本学園から明治大学付属世田谷へ変更。同時に男女共学化。
  • 明治大学への推薦:2029年度から受け入れ開始。卒業生のおよそ7割、約200名以上の推薦進学を目指す。
  • 教育方針:2003年に始まった独自の「創発学」を継承し、探究力・問題解決力・発信力を重視。
  • 2027年度高校入試:推薦80名、一般80名。一般入試には数学重視型が新設された。
  • 進学実績:2026年春の卒業生は旧日本学園時代の教育を受けた世代。新しい推薦制度の実績とは別に考える必要がある。

【2026年最新】日本学園高等学校は明治大学付属世田谷へ!校名変更と共学化の全貌

日本学園高等学校

2026年10月現在、日本学園高等学校という名称は旧校名です。2026年4月1日から、正式名称は「明治大学付属世田谷中学校・高等学校」となりました。

変更の中心にあるのは、明治大学との系列校連携、男女共学化、そして将来的な大学推薦制度の導入です。単なる校名変更ではなく、中学校から高校、さらに大学までを視野に入れた教育体制への転換といえます。

校名変更と共学化はいつから始まった?

明治大学と学校法人日本学園の系列校化は、2021年12月23日の基本合意書締結から具体化しました。その後、2022年3月31日に系列校連携に関する協定を締結し、同年4月1日に明治大学が正式発表しています。

協定で定められた主な内容は次の4点です。

  • 2026年4月1日から日本学園中学校・高等学校を明治大学の系列校とする。
  • 校名を明治大学付属世田谷中学校・高等学校に変更する。
  • 系列校化と同時に男女共学とする。
  • 明治大学への付属高等学校推薦入学試験による受け入れを2029年度から開始する。

ここで注意したいのは、2026年4月に共学化したからといって、すべての在校生が同じ時期に新しい学校環境へ入ったわけではないことです。旧男子校時代に入学した上級学年と、共学化後に入学した新入生が併存する移行期にあります。

そのため、2026年度の学校生活や口コミを調べる際には、どの学年の情報なのかを確認することが大切です。

明治大学の付属校と系列校は同じなのか?

名称に「明治大学付属」と入っていますが、制度上の関係を正確に理解しておきましょう。

明治大学付属世田谷は、明治大学の系列校として連携する学校です。明治大学の直営校と同一の運営形態になったわけではありません。学校法人日本学園が設置する学校として、長年の教育基盤を引き継いでいます。

また、系列校になった時点で全生徒の明治大学進学が保証されるわけでもありません。推薦制度には別途基準が設けられるため、大学進学を考える家庭は、その条件まで確認する必要があります。

この区別は、明治大学への内部推薦を期待して受験を検討する場合に特に重要です。

【歴史と背景】なぜ日本学園は明治大学の系列校になったのか?1885年からの歩み

日本学園の歴史は、明治18年(1885年)にまでさかのぼります。創立者は教育者の杉浦重剛。東京英語学校として神田錦町に創立されたのが始まりです。

創立以来、知識の習得だけではなく、人間形成を重視する教育理念を受け継いできました。現在の学校にも、杉浦重剛の教育観が反映されています。

日本学園から明治大学付属世田谷までの歴史

学校公式の沿革によると、創立後には校名変更や校地移転を経験しながら、現在の世田谷区松原に教育拠点を築いてきました。

年代 出来事 意味・現在との関係
1885年 東京英語学校として創立 杉浦重剛による教育活動の始まり
1892年 日本中学校に改称 学校の名称と教育体制を整備
1916年 新宿方面へ移転 学校規模の発展
1936年 世田谷区松原へ移転 現在の所在地に教育拠点を構える
1948年 日本学園高等学校となる 新制高等学校として再出発
1996年 中学校の募集を再開 中高一貫教育の再構築
2012年 明治大学との地域教育連携を開始 中高大連携の基盤を形成
2021年12月23日 系列校化の基本合意 法人間の協議が具体化
2022年4月1日 系列校連携協定を締結 2026年の校名変更・共学化を正式決定
2026年4月1日 明治大学付属世田谷として始動 共学化・系列校化を実施
2029年度 明治大学への推薦入学受け入れ開始 新しい進学制度が本格始動

この歴史を振り返ると、今回の変革は突然決まったものではありません。2012年に始まった明治大学との地域教育連携が、系列校化へ発展した経緯があります。

明治大学の公式発表では、今回の系列校設置は大学にとって42年ぶりのこととされています。また、明治大学自身も2031年に創立150周年を迎える節目を控えていました。

両法人の連携は、それぞれの長い歴史を維持しながら、将来の教育基盤を強化する取り組みとして位置づけられています。

系列校化の理由は大学進学だけではない

系列校化の背景には、教育面での継続性があります。

学校側の説明では、明治大学との連携を深めることによって、中学校・高校・大学をつなぐ教育プログラムを構築できることが大きな理由として挙げられています。

さらに、地理的な近さも特徴です。明治大学和泉キャンパスは明大前駅の近くにあり、明治大学付属世田谷からもアクセスしやすい位置にあります。大学の施設や教育資源と高校教育を結びつけるうえで、立地面の利点もあります。

一方、明治大学の自己点検・評価資料では、付属校・系列校の強化について、長期的な視点から学生の数と質を確保するための取り組みとして説明されています。

つまり、学校側にとっては中高大の一貫した教育環境の整備、大学側にとっては系列校を通じた教育基盤の強化という、双方の方向性が重なった結果と考えられます。

なお、明治大学は2025年6月のメディア交流会でも、日本学園が1885年創立であること、2023年度の入試志願者数が前年度の5倍を超えたことを紹介しました。系列校化の発表が、受験市場に大きな反響をもたらしたことがうかがえます。

【教育方針と創発学】日本学園時代から何が引き継がれ、何が進化した?

明治大学付属世田谷の教育を理解するうえで、欠かせないのが「創発学」です。

これは2003年にスタートした学校独自のプログラムで、明治大学との系列校化よりも前から実施されてきました。新しい学校名になったから生まれた教育ではなく、日本学園時代から継承している教育資産です。

創発学とは?体験から課題を発見する独自プログラム

学校公式の説明によれば、創発学は課題発見力と問題解決力を養うことを目的としています。

特徴は、知識を一方的に教わるだけではなく、生徒自身が体験し、興味を持ったことを掘り下げ、他者と協力しながら成果をまとめて発信することです。

学校が示す主な学習活動には、次のようなものがあります。

  • 世田谷フィールドワーク
  • 奥多摩森林学習
  • 創発フィールドツアー
  • キャリア講演
  • 1DAY創発
  • 創発フェスタ
  • 生徒主体で企画・運営する文化祭

高校段階では、自分の興味や関心を社会との接点から考え、自分にできる行動を検討します。将来の仕事や人生設計につながるキャリア・アンカーを育てることも目的です。

教育の3本柱は国際理解・理数・キャリア

現在の教育グランドデザインでは、次の3分野を教育の柱にしています。

1.国際理解教育

海外語学研修やオンライン英会話などを通じて、異なる文化や価値観に触れる機会を設けています。英語力だけでなく、自分の考えを他者に伝えるコミュニケーション力を養うことが狙いです。

2.理数教育

実験やICT機器を活用し、数学・理科を実際の体験と結びつけて学ぶことを重視しています。理数分野への興味を育て、知識を応用する力につなげる教育です。

3.キャリア教育

社会で活躍する人の話を聞いたり、大学の学部・学科について考えたりする活動を通して、自分の将来を具体的に考えます。明治大学との連携も、この分野で活用される教育資源の一つです。

系列校化によって教育はどう変わる?

大きな変化は、大学との連携が教育プログラムの中に組み込まれることです。

従来の創発学では、自ら課題を見つけて解決する力や、社会に向けて発信する力を重視していました。新体制では、それに加えて明治大学との中高大連携を通じた学習機会が広がっています。

ただし、系列校化によって創発学そのものが別の教育に置き換わったわけではありません。学校が長年培ってきた探究型の学びを残しながら、大学との接続を強化する方向です。

大学推薦を目指す生徒にとっても、単純に受験勉強が不要になるわけではありません。基礎学力を身につけ、主体的に学ぶ姿勢を育てることが、推薦制度を利用するための土台になります。

【2029年度から】明治大学への推薦入試は何割?推薦条件と進学制度の真相

日本学園から明治大学付属世田谷への変更で、最も注目されているのが明治大学への推薦制度です。

明治大学が2022年に発表した協定では、卒業生のおよそ7割、約200名以上が明治大学へ推薦入学試験によって進学できる教育体制の構築を目指すとされています。

ただし、この数字は確定した進学率ではありません。推薦制度の受け入れ開始時期と、実際に推薦資格を得られる人数は分けて考える必要があります。

明治大学への推薦は2029年度から

推薦入学試験による受け入れは2029年度からです。

つまり、2026年4月に高校へ入学した共学化後の最初の高校1年生が、2029年春に卒業するタイミングで新しい推薦制度が本格的に関係してきます。

2026年度に在学している生徒全員が、入学した時点から明治大学への推薦を利用できるという意味ではありません。制度の対象となる学年と入学年度を確認することが大切です。

明治大学への推薦率は約70%が目標

現時点で公表されている目標は、卒業生のおよそ7割、約200名以上です。

この数字を読む際には、次の3点を区別しましょう。

  • 約7割:学校・大学が構築を目指す推薦進学体制の目標。
  • 約200名以上:推薦進学を想定する人数の目安。
  • 実際の推薦合格率:2029年度以降の制度運用と受験結果によって明らかになる数値。

したがって、入学すれば自動的に7割の確率で明治大学に進学できる、という解釈は正確ではありません。

また、推薦枠の人数と、実際に推薦資格を取得する生徒の人数も同じとは限りません。

明治大学への推薦条件はどうなる?

明治大学の公式発表では、推薦基準について既存の付属校・系列校に準じるものを検討すると説明されています。

さらに、SAPIX中学部が2026年に公開した学校説明会の報告では、推薦得点、英検2級の取得、出欠状況などを組み合わせて推薦資格を判断する方向性が紹介されています。

同報告では、推薦資格を得た生徒について、各種検定や外部模試の結果などを推薦得点に加算し、希望する学部・学科を選ぶ仕組みについても説明されています。

ただし、これらは学校説明会で紹介された制度設計の情報であり、2029年度の最終的な推薦基準として確定した募集要項と同一視することはできません。

推薦を考える家庭は、特に次の点を確認しておきたいところです。

  • 高校3年間の成績がどのように評価されるか。
  • 英検などの資格取得が必須なのか、加点対象なのか。
  • 欠席日数や生活態度が推薦資格にどう影響するか。
  • 学部・学科の希望順位はどのように決定されるか。
  • 明治大学以外の大学を受験できる条件は何か。

なお、SAPIXの説明会報告では、推薦資格を保持したまま国公立大学や省庁所管の大学校を併願できる仕組みについても紹介されています。進路の選択肢を広げるうえで注目したいポイントです。

明治大学に進学できるなら一般受験は不要?

これは誤解しやすい部分です。

推薦制度があっても、学力を維持する必要がなくなるわけではありません。大学の学部・学科によって求められる学力や適性は異なりますし、推薦資格を得るためにも一定の条件を満たす必要があります。

明治大学への進学を希望する生徒だけでなく、国公立大学や他大学を志望する生徒にとっても、基礎学力や探究力を身につけることは重要です。

推薦制度のメリットを最大限に生かすには、入学時点から成績や資格取得を意識した学校生活を送る必要があります。

【偏差値・進学実績・口コミ】日本学園高等学校の評判はどう変わった?

学校選びで気になるのが偏差値、大学進学実績、そして在校生や卒業生の口コミです。

ただし、2026年は共学化と系列校化の初年度に当たります。現在公開されている進学実績の大部分は旧日本学園時代の教育を受けた卒業生の結果であり、新体制の成果とは区別しなければなりません。

明治大学付属世田谷の偏差値は?

偏差値は、学校が公式に発表する固定の数値ではありません。模試を実施する会社、受験者層、合格可能性の設定、入試方式などによって異なります。

2026年度版として掲載されている民間の高校情報サイトでは、偏差値63という数値が紹介されています。一方、別の受験情報サイトでは55など異なる数値も見られます。

この差は、模試の母集団や算出方法、対象となる入試方式の違いによるものです。偏差値を比較する際は、同じ模試会社の同じ基準で比較する必要があります。

特に2027年度入試では数学重視型が新設されているため、従来のコース別偏差値だけで学校の難易度を判断するのは適切ではありません。

2026年春の進学実績は?

学校公式サイトが公開している2026年3月卒業生の大学合格実績は、現役生のみの抜粋です。

主な大学の合格者数は次のとおりです。

  • 日本大学:36名
  • 駒澤大学:19名
  • 専修大学:14名
  • 東洋大学:13名
  • 早稲田大学:7名
  • 明治大学:6名
  • 立教大学:6名
  • 法政大学:6名
  • 成城大学:6名
  • 学習院大学:4名

この数字からは、従来の日本学園が複数の私立大学への進学実績を持っていたことが分かります。

ただし、2026年春の卒業生は、2026年4月の系列校化より前に入学した世代です。明治大学への6名という合格実績も、新しい系列校推薦制度による進学者数ではありません。

2029年度以降に卒業する世代の進学実績が出て初めて、新しい教育制度の成果を具体的に比較できるようになります。

日本学園時代の評判・口コミは参考になる?

旧日本学園時代の口コミでは、学校の自由な雰囲気、教員による学習・進路面のサポート、部活動の活発さ、明大前駅から徒歩圏というアクセスの良さなどが評価の対象になってきました。

一方、施設や校則、学校生活の雰囲気については、個人によって評価が異なります。

ただし、これらの口コミには男子校時代の経験が多く含まれています。2026年4月以降の女子生徒を含む学校生活について、そのまま当てはめることはできません。

また、口コミサイトによっては、現行校の投稿がまだほとんど集まっていない状況です。投稿件数が少ない段階で、学校全体の満足度を断定するのは難しいでしょう。

学校説明会や文化祭に参加し、実際の生徒の様子、男女の交流、教員との距離感、授業の進め方を確認することが、現在の学校を理解するうえで有効です。

日本学園から変わった点と変わっていない点

受験生が学校を比較するときは、変更された制度と継承されている教育を分けて考えると理解しやすくなります。

変わった点

  • 学校名が明治大学付属世田谷に変更。
  • 男女共学化。
  • 明治大学との系列校連携が本格化。
  • 2029年度からの大学推薦制度を導入予定。
  • 高校入試に数学重視型を新設。

引き継がれている点

  • 1885年創立の学校の歴史。
  • 杉浦重剛の教育理念。
  • 2003年開始の創発学。
  • 探究学習や体験型教育を重視する姿勢。
  • 世田谷区松原の教育拠点。

つまり、学校の根本的な教育資産を残しながら、大学との連携や共学化によって新しい学校像を形成している段階です。

【2027年度入試・学費】明治大学付属世田谷高校の受験倍率と説明会情報

2027年度の高校入試では、推薦入試と一般入試の2つの方式が設けられています。特に注目したいのは、一般入試に新しく設けられた数学重視型です。

2027年度の高校入試募集人数と日程

学校公式の2027年度募集要項によると、募集人数は推薦入試が男女合計80名、一般入試も男女合計80名です。

  • 推薦入試:2027年1月22日(金)、男女合計80名。
  • 一般入試:2027年2月11日(木・祝)、男女合計80名。
  • 均等配点型:男女合計60名。
  • 数学重視型:男女合計20名。

推薦入試の出願条件

推薦入試では、以下の条件をすべて満たし、在学中学校長の推薦を受ける必要があります。

  • 2027年3月に中学校を卒業する見込みであること。
  • 本校を第一志望とし、合格した場合は入学を確約できること。
  • 中学3年間の欠席日数の合計が15日以内であること。
  • 中学3年2学期末の9教科評定合計が36以上であること。
  • 英語・数学・国語・理科・社会の5教科に2以下がないこと。
  • 9教科の評定に1がないこと。

試験は英語・国語・数学の適性検査で、3教科合わせて90分、各50点の合計150点満点です。書類審査とグループ面接も実施されます。

推薦入試は、単に内申点が基準を超えていれば合格できる制度ではありません。学力検査と面接もあるため、3教科の準備が必要です。

一般入試の数学重視型とは?

2027年度から新設される数学重視型は、理系進学を強く希望する受験生を対象とした入試方式です。

均等配点型と数学重視型の違いは、数学の配点にあります。

  • 均等配点型:英語100点、国語100点、数学100点の合計300点。
  • 数学重視型:英語100点、国語100点、数学150点の合計350点。

どちらも試験日は2027年2月11日で、学力検査と書類審査によって選抜されます。一般入試では面接を実施しません。

数学が得意で理系進学を目指している受験生にとっては、強みを生かせる選択肢になります。

2026年度の入試倍率はどれくらいだった?

2026年度の入試結果は、共学化後の学校に対する受験生の関心の高さを示しています。

  • 推薦入試:受験者256名、合格者101名、実質倍率2.5倍。
  • 一般入試:受験者843名、合格者266名、実質倍率3.2倍。

一般入試では男子の実質倍率が3.7倍、女子が2.7倍でした。推薦入試は男子2.4倍、女子2.6倍です。

なお、実質倍率は受験者数を合格者数で割った数字です。募集人数に対する志願者数で算出する応募倍率とは異なります。

2027年度は入試方式が変更されているため、2026年度の倍率をそのまま翌年度の難易度として扱うことはできません。

2027年度入試に向けた学校説明会の日程

2026年10月31日時点で、これから参加できる高校向けの学校説明会は次の2回です。

  • 2026年11月7日(土)14時~:学校生活、明治大学との連携、理数教育、キャリア教育、入試概要。
  • 2026年11月21日(土)14時~:入試問題解説会。入試概要と3教科の問題解説。

どちらも中学3年生と保護者を対象とし、事前予約が必要です。動画配信については中学1・2年生も申し込めます。

特に11月7日の説明会では、明治大学との連携や新しい教育体制について確認できます。11月21日の入試問題解説会では、実際の受験対策に直結する情報を得られます。

参加を希望する場合は、学校公式の説明会日程と予約状況を確認してください。

学費・授業料はいくら?2026年度の費用を確認

私立高校への進学を考える際には、授業料だけでなく入学金や教育充実費、学年経費などを含めて考える必要があります。

学校公式サイトに掲載されている2026年度の高校1年次の学費は次のとおりです。

  • 入学金:300,000円
  • 授業料:年額602,400円(月額50,200円)
  • 教育充実費:年額282,000円(月額23,500円)
  • 学年経費:年額180,000円
  • 生徒会費:年額13,000円
  • PTA会費:年額9,000円

これらを合計すると、初年度の基本的な納入額は1,386,400円です。

さらに、制服・体育着・シューズなどに約138,000~150,000円、ノートパソコンの購入に約200,000円程度が見込まれています。

そのため、入学時には制服やICT端末なども含めた資金計画が必要です。修学旅行積立金など、別途必要となる費用もあります。

2027年度募集要項にも、授業料602,400円、教育充実費282,000円、入学金300,000円が掲載されています。なお、学年経費や諸会費などは別途必要です。

経済的な事情で就学が難しくなった生徒には学内奨学金制度も設けられています。国や東京都の授業料支援制度についても、最新の適用条件を確認するとよいでしょう。

【プロの結論】明治大学付属世田谷高校に向いている人・受験前に確認すべきこと

明治大学付属世田谷高等学校を評価する際には、明治大学への推薦制度だけに注目するのではなく、教育内容、学校生活、進路選択の自由度を総合的に見る必要があります。

明治大学付属世田谷が向いている人

  • 明治大学への進学を将来の選択肢として考えている人。
  • 中学・高校・大学のつながりを意識した教育環境を求める人。
  • 探究学習やフィールドワークなど、体験を通じた学びに興味がある人。
  • 国際理解教育や理数教育にも積極的に取り組みたい人。
  • 男女共学の新しい学校づくりに参加したい人。
  • 大学進学だけでなく、自分の興味や将来の仕事について考えたい人。

慎重に検討したい人

  • 入学すれば無条件で明治大学へ進学できると考えている人。
  • 推薦基準や成績評価を気にせず高校生活を送りたい人。
  • 明治大学以外の大学への進学を最優先に考えている人。
  • 学費やICT端末などの初期費用を十分に確認していない人。
  • 男子校時代の学校生活と現在の共学校の環境が同じだと考えている人。

学校選びで必ず確認したい5つのポイント

1.推薦制度の最新情報

約7割という数字だけで判断せず、推薦条件、学部選択、推薦資格の取得基準を確認しましょう。

2.男女共学化後の学校生活

共学化後のクラス構成や男女の交流、学校行事、部活動の運営状況を実際に見ておくことが大切です。

3.教育内容と授業の実態

創発学や理数教育が、実際の授業や学校生活にどのように取り入れられているかを確認しましょう。

4.大学進学の選択肢

明治大学への推薦だけでなく、他大学への進学や併願の可能性についても質問しておきたいところです。

5.3年間の総費用

授業料、教育充実費、学年経費、制服、ICT端末、行事費などを含めて、無理のない資金計画を立てましょう。

学校の魅力は、大学への進学ルートだけで決まるものではありません。高校生活の3年間で何を学び、どのような力を身につけられるかという視点も欠かせません。

【日本学園高等学校の現在】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:日本学園高等学校はなくなったのですか?

A1:学校そのものがなくなったわけではありません。2026年4月1日に明治大学付属世田谷中学校・高等学校へ校名を変更し、男女共学化しました。1885年創立の歴史と教育基盤を引き継いでいます。

Q2:明治大学付属世田谷高校に入学すれば明治大学に進学できますか?

A2:自動的に進学できる制度ではありません。2029年度から推薦入学試験による受け入れが始まる予定で、推薦基準を満たす必要があります。卒業生のおよそ7割、約200名以上の推薦進学を目指しています。

Q3:2026年度の入試倍率は何倍でしたか?

A3:推薦入試は2.5倍、一般入試は3.2倍でした。推薦は受験者256名・合格者101名、一般は受験者843名・合格者266名です。

Q4:2027年度の高校入試では何が変わりますか?

A4:一般入試に数学重視型が新設されます。均等配点型60名、数学重視型20名で、一般入試全体の募集人数は男女合計80名です。

Q5:明治大学付属世田谷高校の偏差値はいくつですか?

A5:民間の高校情報サイトでは63などの数値が掲載されています。ただし、偏差値は模試会社や算出基準によって異なり、学校公式の固定値ではありません。最新の模試資料で確認してください。

Q6:創発学とは何ですか?

A6:2003年に始まった学校独自の探究型プログラムです。フィールドワーク、プレゼンテーション、キャリア教育などを通じて、課題発見力や問題解決力を育てます。

Q7:2027年度入試の学校説明会はいつですか?

A7:2026年11月7日(土)14時から学校説明会、11月21日(土)14時から入試問題解説会が予定されています。いずれも予約が必要です。

まとめ:日本学園から明治大学付属世田谷へ、学校の新しい歴史が始まった

日本学園高等学校は、2026年4月に明治大学付属世田谷高等学校へと校名を変更し、男女共学の系列校として新しいスタートを切りました。

今回の改革は、単なる名称変更ではありません。1885年から続く歴史と、2003年に始まった創発学という教育資産を引き継ぎながら、明治大学との連携を強化し、大学進学までを見据えた教育環境を整える取り組みです。

特に2029年度から始まる明治大学への推薦入学制度は、受験生にとって大きな魅力です。卒業生の約7割、約200名以上の推薦進学を目指す方針は注目に値しますが、推薦基準や実際の進学率については今後の制度運用を見極める必要があります。

また、2026年春の進学実績や旧日本学園時代の口コミは、共学化後の学校をそのまま評価する材料にはなりません。2027年度入試の変更点、学費、説明会で確認できる学校生活の実態を踏まえて判断することが大切です。

【プロの結論】

明治大学付属世田谷高等学校の最大の特徴は、大学推薦という進路上のメリットと、創発学を中心とする探究型教育を両立させようとしている点です。

明治大学への進学だけを目的にするのではなく、自分で課題を発見し、考え、行動できる力を高校生活で身につけたい人にとって、検討する価値のある学校です。

一方で、推薦制度の詳細はまだ完成途上にあります。2027年度の入試要項、2029年度の推薦条件、共学化後の学校生活を丁寧に確認し、将来の進路と学校の教育方針が合っているかを見極めることが、後悔しない学校選びにつながります。

1885年から続く日本学園の伝統が、明治大学との連携によってどのような教育へ発展していくのか。2029年度の推薦制度開始と、その後の進学実績が、新しい学校の評価を左右する重要な節目となりそうです。