【松山英樹のマスターズ2026結果】12位タイ、通算5アンダーで大会を終える
2026年のマスターズは4月9日から12日まで、米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブで開催された。大会はパー72、7,565ヤードの設定。松山英樹は4日間を戦い抜き、最終的に5アンダー283ストロークで12位タイに入った。
PGAツアーの公式最終リーダーボードによると、松山と同じ12位タイにはジョーダン・スピース、ブルックス・ケプカ、パトリック・リード、パトリック・キャントレー、ジェイソン・デイが並んだ。優勝したロリー・マキロイは12アンダー276、2位のスコッティ・シェフラーは11アンダー277。松山と優勝者の差は7打だった。
今回の結果で注目したいのは、松山が最終日に69を記録したことだ。初日から安定したスコアを重ね、最後は3アンダーでフィニッシュ。日本ゴルフツアー機構(JGTO)の大会報告も、最終日の69が松山にとって今大会のベストスコアだったと伝えている。
2021年の優勝以来、再びオーガスタで上位に入った松山。優勝には届かなかったものの、マスターズでトップ12に入る実力を改めて示した大会だった。
【ラウンド別スコアを検証】72・70・72・69の推移と最終日の巻き返し

2026年大会の松山英樹のラウンド別スコアは、72、70、72、69。4日間の合計は283ストロークで、パー72に対して5アンダーとなった。
松山英樹・2026年マスターズ スコア推移
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4日間の合計283(−5)
出典:PGAツアー公式大会リーダーボード
第1ラウンド:72(イーブンパー)
初日は72。パーと同じスコアでスタートした。マスターズは初日の出遅れがそのまま週末の順位に影響することもあるが、松山は大きくスコアを崩さず、まずは予選通過と上位進出を狙える位置を確保した。
第2ラウンド:70(2アンダー)
2日目は70をマークし、通算2アンダーまで浮上。初日のイーブンパーから2打伸ばしたことで、決勝ラウンドに向けて順位を押し上げた。
ショットの精度を生かしながらスコアを伸ばす松山らしい展開で、優勝争いを意識できる位置につけた。
第3ラウンド:72(イーブンパー)
3日目は72。前日に伸ばした2アンダーを維持したものの、さらなる上位進出にはつながらなかった。
マスターズのような難しいコースでは、無理にピンを狙って大きなミスをするよりも、パーを積み重ねる判断が重要になる。松山はスコアを大きく落とさなかった一方、優勝争いの先頭に迫るための大きな伸びを欠いた。
第4ラウンド:69(3アンダー)
最終日は69。4日間で最も良いスコアを記録し、通算5アンダーまで伸ばした。
最終日に3つスコアを伸ばしたことは、松山の粘り強さを示す結果だ。前日までのスコアをさらに改善して大会を締めくくった点は評価できる。
ただし、優勝したマキロイは通算12アンダー。最終日の好スコアだけでは、その差を埋めることはできなかった。今回の松山は、最終日の巻き返しには成功したものの、優勝するには3日目までの段階でさらにスコアを伸ばす必要があった。
つまり、2026年大会は「最終日の69」という好材料と、「優勝者との7打差」という課題が同時に表れた試合だった。
【マスターズ歴代成績】2021年優勝から2026年12位タイまでを比較
松山英樹は2026年大会でマスターズ通算15回目の出場を果たした。初出場から長年にわたってオーガスタを経験し、2021年には頂点に立っている。
2021年の優勝後も、松山は毎年マスターズに出場し、2022年以降もすべて予選を通過。2026年には優勝後として最高の順位となる12位タイまで戻してきた。
2021年から2026年までの大会成績
出典:PGAツアーの大会別公式記録。順位は同順位を含む。
この成績から読み取れるのは、2024年の38位タイを境に、2025年は21位タイ、2026年は12位タイと順位を改善していることだ。
特に2026年は、2021年の優勝後では最も良い順位となった。通算スコアも5アンダーで、優勝した2021年の10アンダーには及ばないものの、再びオーガスタで上位に入る競技力を示した。
2021年以降の順位とラウンド別スコアは、PGAツアーの過去大会記録および2026年公式リーダーボードで確認できる。
【2021年マスターズ優勝の経緯】日本人男子初の快挙を生んだ65
松山英樹のマスターズを語るうえで欠かせないのが、2021年4月11日の歴史的な優勝だ。
松山は2021年大会で初日69、2日目71と安定したプレーを見せ、第3ラウンドで65を記録した。この65によって通算11アンダーまでスコアを伸ばし、後続に4打差をつけて最終日を迎えた。
最終日は73とスコアを落としたが、最終的に通算10アンダー278で優勝。2位のウィル・ザラトリスは9アンダー279で、松山は1打差を守り切った。
この勝利によって松山は、日本人男子選手として初めてメジャー選手権を制覇。アジア出身選手としてもマスターズ優勝の歴史に名を刻んだ。
優勝を決定づけた3つのポイント
1.第3ラウンドの65で主導権を握った
2021年の勝利で最大のポイントとなったのは、3日目の65だ。4打のリードを作ったことで、最終日に多少スコアを落としても優勝を狙える状況になった。4日間のうち、勝負を決定づけたラウンドだった。
2.最終日のプレッシャーに耐えた
最終日は73。決して簡単な逃げ切りではなかった。松山は終盤にスコアを落としたが、最後まで優勝を守り切った。
3.ザラトリスとの1打差を守った
2位のザラトリスも最後まで追い上げを見せたが、松山が278、ザラトリスが279。わずか1打差で日本人男子初のマスターズ制覇が決まった。
なお、PGAツアーの2026年大会に向けた特集では、2021年の第3ラウンドの65や、ザンダー・シャウフェレが16番でトリプルボギーを喫した場面も、優勝争いを左右した重要な出来事として振り返られている。
2021年の優勝は、単に日本人選手が初めて勝ったという記録だけではない。長年にわたって世界最高峰の選手と戦ってきた松山が、最も難しい舞台の一つで自分のゴルフを完成させた瞬間でもあった。
【オーガスタ・ナショナルと松山の現在の実力】2026年の数字から分析
マスターズの開催地であるオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブは、パー72のコースだ。2026年大会の設定距離は7,565ヤード。距離の長さだけでなく、フェアウェイの落としどころ、グリーンの傾斜、ピン位置に応じたショットの選択が求められる。
特にアーメンコーナーと呼ばれる11番、12番、13番は、試合の流れを大きく左右することで知られる。1打のミスが順位を大きく変えるため、攻める場面と守る場面を判断する能力が欠かせない。
松山の強みは、以前から評価されてきたアイアンショットとアプローチの精度だ。2026年のPGAツアー公式統計にも、その特徴が表れている。
2026年シーズンの主なスタッツ
| 指標 | 数値 | 順位 |
|---|---|---|
| ストローク・ゲインド・トータル | +0.759 | 22位 |
| アプローチ | +0.430 | 26位 |
| パッティング | −0.013 | 87位 |
| ティーショット | −0.051 | 104位 |
| 平均スコア | 69.39 | 31位 |
出典:PGAツアー公式選手プロフィールの2026年シーズン統計。順位は掲載時点のもの。
注目したいのは、アプローチがプラス0.430で26位に入っている点だ。世界のトップ選手が集まるPGAツアーで、この数字を維持できることは、松山のショット能力が依然として高い水準にあることを示す。
一方、パッティングはマイナス0.013で87位、ティーショットはマイナス0.051で104位。いずれも極端に悪い数字ではないが、世界トップクラスの優勝争いを続けるうえでは改善の余地がある。
2026年シーズンの公式プロフィールでは、松山はPGAツアー24大会に出場して24大会すべてで予選を通過。トップ10入りは6回、トップ25入りは15回だった。シーズン優勝こそなかったものの、安定して上位に食い込む力は維持している。世界ランキングは25位、FedExCupランキングは21位と掲載されている。
また、PGAツアー通算11勝という実績もある。マスターズ優勝が一度きりの偶然ではなく、世界のトップレベルで長く戦ってきた実力に支えられていることは明らかだ。
【松山英樹のマスターズ2勝目はある?】2026年の結果から見える課題
2026年の12位タイという結果は、2度目のグリーンジャケット獲得を考えるうえで、どのように評価すべきだろうか。
まず、優勝後も15回目の出場までオーガスタで戦い続け、2026年にトップ12へ戻ってきたことは大きい。2024年の38位タイから2025年の21位タイ、2026年の12位タイという推移を見ると、少なくとも大会成績の面では上昇が見られる。
一方で、2026年の優勝者マキロイとの差は7打。松山が記録した最も良いラウンドは69だったが、2021年の優勝時には第3ラウンドで65を記録している。
この違いは重要だ。マスターズで優勝するには、4日間を安定してまとめるだけでは足りない。優勝争いの中心に入るためには、勝負どころで一気にスコアを伸ばすラウンドが必要になる。
2勝目に向けた評価ポイント
ショットの精度
アプローチの高い競争力は、オーガスタで再び優勝争いに加わるための強み。
パッティングの改善
バーディーチャンスを確実に生かし、好調なショットをスコアに結びつけることが課題。
勝負を決める低スコア
2021年の65のような爆発力を、優勝争いの局面で発揮できるかがポイント。
4日間の安定感
難しいホールで大きなミスを避け、スコアを落とさないマネジメントが求められる。
松山の2026年の成績を見る限り、2勝目を期待する根拠はある。シーズンを通じて24大会連続で予選を通過し、6度のトップ10を記録した安定感は、世界のトップ選手と戦うための基盤だ。
ただし、12位タイという結果だけで次回大会の優勝を予測することはできない。重要なのは、ショットの精度に加えて、パッティングやティーショットでどれだけ優位性を作れるかだ。
2021年に日本のゴルフ史を変えた松山が、もう一度オーガスタの頂点に立つ可能性は残されている。2026年の結果は、その挑戦がまだ現実的な目標であることを感じさせる内容だった。
【松山英樹のマスターズに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:松山英樹のマスターズ2026の最終順位は何位ですか?
A1:12位タイです。通算5アンダー、283ストロークで4日間を終えました。
Q2:2026年のラウンド別スコアはいくつですか?
A2:第1ラウンド72、第2ラウンド70、第3ラウンド72、第4ラウンド69です。最終日の69が4日間で最も良いスコアでした。
Q3:松山英樹がマスターズで優勝したのは何年ですか?
A3:2021年です。通算10アンダー278で、2位のウィル・ザラトリスに1打差をつけて優勝しました。
Q4:松山英樹のマスターズ出場回数は何回ですか?
A4:2026年大会が通算15回目の出場でした。2021年の優勝を含め、長年にわたってオーガスタで競技を続けています。
Q5:松山英樹はマスターズで2勝目を達成していますか?
A5:2026年大会終了時点では、優勝は2021年の1回です。2026年は12位タイで、2度目のグリーンジャケット獲得には至っていません。
Q6:2026年大会の優勝者は誰ですか?
A6:北アイルランドのロリー・マキロイです。通算12アンダー276で優勝し、スコッティ・シェフラーが11アンダー277で2位に入りました。
まとめ:松山英樹のマスターズ2勝目に向けた現在地
松山英樹のマスターズ2026は、通算5アンダー283、12位タイという結果だった。72・70・72・69というラウンド別スコアが示すように、最終日には4日間で最も良い69を記録し、最後まで粘り強いプレーを見せた。
2021年には69・71・65・73の278で優勝し、日本人男子初のメジャー制覇を達成。その後もマスターズに出場し続け、2026年には優勝後最高の12位タイまで順位を戻している。
現在の松山は、アプローチを中心とするショットの精度と、PGAツアーで積み重ねてきた経験を武器に、依然として世界のトップレベルで戦える選手だ。一方で、2勝目を実現するには、パッティングを含む総合力を高め、優勝争いの局面で大きくスコアを伸ばす必要がある。
2021年の歴史的な優勝は過去の栄光ではなく、再び頂点を目指すための実績でもある。2026年の12位タイは、その可能性を改めて示した結果だった。松山英樹が再びオーガスタでグリーンジャケットを手にする日を、日本のゴルフファンは期待している。