松崎しげる色とは?誕生秘話・配合比率・2026年の販売状況と再現法を徹底解説
「松崎しげる色」とは、歌手・松崎しげるさんの特徴的な肌色を再現するために誕生した、サクラクレパスの水彩絵の具の特別な色です。2005年5月18日放送のフジテレビ系『トリビアの泉』の企画から生まれ、黄色25%・朱色45%・緑14%・白16%という、意外性のある配合比率が話題になりました。
2026年現在もインターネットでたびたび話題になるこの色ですが、実際に商品として購入できるのでしょうか。カラーコードは存在するのか、普通の水彩絵の具でも再現できるのか、小麦色とは何が違うのか。誕生の経緯から具体的な混色方法、現在の販売状況まで、サクラクレパスの公開情報や当時の報道をもとに解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 正体:松崎しげるさん本人の肌色を再現するために、2005年の『トリビアの泉』で誕生した特別な水彩絵の具の色。
- 配合比率:黄色25%・朱色45%・緑14%・白16%。サクラクレパスのマット水彩を重量比で混ぜる。
- カラーコード:目安はRGBで#A55A4A。ただし、メーカー公認の統一カラーコードではない。
- 2026年の販売状況:現行の通常商品一覧に専用色#55は掲載されていない。一般のマット水彩を購入して自分で調色する方法が現実的。
- 再現のコツ:4色の配合だけでなく、絵の具のメーカーや濃度、水の量、乾燥後の色の変化も考慮する。
【松崎しげる色とは?】歌手の肌色を再現した特別な絵の具の正体

松崎しげる色は、単に日焼けした肌を表現するための一般的な茶色ではありません。歌手・松崎しげるさん本人の肌色をモデルにして、実際の水彩絵の具を混ぜ合わせて作られた、由来のはっきりした特別な色です。
使用されたのは、老舗画材メーカーである株式会社サクラクレパスの「サクラマット水彩」。学校の図画工作や美術の授業でもなじみのある水彩絵の具です。
この企画で誕生した色には「まつざきしげるいろ」というユニークな名前が付けられ、専用の色番号として#55が与えられました。
黒ではなく、赤みを帯びた深い茶色
松崎しげるさんと聞くと、真っ先に思い浮かぶのが、その印象的な褐色の肌です。しかし、実際に絵の具で再現された色は、真っ黒ではありません。
色彩としては、赤みと黄みを含んだ深い赤茶色に分類できる色合いです。朱色を中心に黄色と緑を組み合わせることで、鮮やかすぎない、落ち着いた褐色に仕上がっています。
つまり、松崎しげる色の面白さは、単純に黒い絵の具を使って暗くするのではなく、複数の色を組み合わせて独特の肌色を表現している点にあります。
「まつざきしげるいろ#55」は普通の茶色と何が違う?
最大の違いは、特定の人物の肌色を再現するという明確な目的を持って作られたことです。
一般的な茶色や黄土色は、風景画や人物画など幅広い用途に使われます。一方、まつざきしげるいろは、松崎さん本人の肌色という具体的なモデルに合わせて調色されたものです。
また、#55はサクラクレパスの特別な絵の具に付けられた色番号です。後述するカラーコードの「#A55A4A」とは別物なので、混同しないようにしましょう。
【誕生秘話】2005年『トリビアの泉』で生まれた松崎しげる色の歴史
松崎しげる色が誕生したきっかけは、フジテレビの人気バラエティー番組『トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~』でした。
番組内の人気コーナー「トリビアの種」で取り上げられたのが、松崎しげるさんの肌色を絵の具で再現するには、どの色をどの割合で混ぜればよいのかという疑問です。
放送日は2005年5月18日。単なる冗談で終わらせず、実際に絵の具メーカーが協力して検証するという、同番組らしい大掛かりな企画でした。
本人の肌色に合わせて6時間かけて調色
検証に協力したのがサクラクレパスです。使用されたのは、同社のマット水彩12色セットでした。
当時の企画について紹介した資料によると、松崎さん本人の肌色と絵の具の色を比較しながら調整を重ね、完成までに約6時間を費やしたとされています。
さらに、色の比較には分光放射輝度計を用いたという記録も残っています。見た目の印象だけに頼らず、測定機器も利用して色を近づけようとした点が、この企画の興味深いところです。
完成した色は「まつざきしげるいろ#55」と命名され、番組では最高評価に当たる「満開」の判定を受けたと伝えられています。
番組から専用の絵の具セットまで誕生
企画のためにサクラクレパスが用意したのは、単なる混色サンプルだけではありません。
「まつざきしげるいろ」と印刷された専用チューブや個装箱も作られ、通常の茶色の代わりに特別な色を入れた12色セットが制作されました。
当時の紹介記事によれば、番組向けに10セットが用意され、視聴者プレゼントにも提供されたほか、その後はフジテレビ内の土産物店でも取り扱われたとされています。
松崎しげる色に関係する人物・企業・出来事一覧
| 関係主体・時期 | 役割・出来事 | 関係性 |
|---|---|---|
| 松崎しげるさん | 肌色のモデル | 本人の肌色を再現することが企画の目的 |
| フジテレビ | 2005年5月18日放送 | 『トリビアの泉』の「トリビアの種」で企画を実施 |
| サクラクレパス | 絵の具の開発・調色協力 | マット水彩を使用して特別な色を制作 |
| マット水彩12色セット | 調色の材料 | 黄色・朱色・緑・白の4色を使用 |
| 2008年 | 作り方が広く紹介される | GIGAZINEなどがサクラクレパスの配合情報を紹介 |
| 2015年 | 再び話題になる | 専用色や配合比率がネット上で再注目される |
2008年2月には、GIGAZINEがサクラクレパスの公開していた作り方を紹介しています。その後も2015年などにSNSやニュースメディアで取り上げられ、テレビ番組の一企画から生まれた色が長く語り継がれる存在になりました。
また、松崎さんの肌色を象徴的な個性として扱う動きは、絵の具だけにとどまりません。日本記念日協会によれば、2015年には9月6日が「松崎しげるの日」として制定されました。9(ク)と6(ロ)の語呂合わせに由来する記念日で、黒をテーマにした「黒フェス」とも結び付いています。
【配合比率を公開】黄色25%・朱色45%・緑14%・白16%の作り方
松崎しげる色を自分で作るうえで、最も重要なのが4色の配合比率です。
サクラクレパスが当時公開していた作り方では、マット水彩の以下の4色を混ぜることで、まつざきしげるいろを再現できると案内されていました。
基本となる配合比率は、黄色25%・朱色45%・緑14%・白16%です。
サクラマット水彩の色番号と配合比率
- 黄色(#3):25%
- 朱色(#18):45%
- 緑(#29):14%
- 白(#50):16%
合計は100%です。ここで注意したいのは、これらの数値が絵の具の重量比を表していることです。単純に水を加えた量や、チューブから出した絵の具の体積を意味するものではありません。
なぜ朱色が45%も必要なのか?
4色の役割を考えると、この配合の特徴が分かります。
朱色は全体の45%を占める主役の色です。赤みのある温かい褐色を作る土台となり、松崎さんの肌色を特徴付ける深い色合いにつながります。
黄色は赤茶色に温かみを加える役割を持ちます。単純な赤や暗い茶色ではなく、日焼けした肌を思わせる色調に近づけるための重要な要素です。
特に興味深いのが緑です。赤系の色に対して緑は補色に近い関係にあり、混ぜることで彩度を抑える働きがあります。これによって、朱色の鮮やかさが落ち着き、深みのある茶色へと変化します。
最後の白は明度や不透明感を調整する役割を担います。黒を加えて暗くするのではなく、4色の組み合わせによって独特の褐色を作り出しているのです。
チューブから出す長さで再現する場合
ITmedia ビジネスオンラインが紹介した配合情報には、絵の具をチューブから出す長さに換算した目安もあります。
- 朱色:4.5cm
- 黄色:2.5cm
- 白:1.6cm
- 緑:1.4cm
ただし、これは絵の具を同じような太さで出す場合の簡易的な目安です。厳密な再現を目指すなら、長さではなく重量を基準にする方法がおすすめです。
【水彩絵の具で再現】松崎しげる色を失敗せずに作る4つの手順
専用の絵の具が手元になくても、サクラクレパスのマット水彩があれば、基本的な配合を使って松崎しげる色を作れます。
ここでは、重量比を利用した具体的な調色方法を紹介します。
手順1:必要な4色を準備する
用意するのは、サクラマット水彩の黄色・朱色・緑・白です。
できるだけ当時の配合条件に近づけるには、同じメーカーの同じシリーズを使うことが大切です。
他社製品でも似た色を作ることはできますが、絵の具によって顔料の濃度や練りの状態が異なるため、同じ比率でも仕上がりが変わる可能性があります。
手順2:10gを基準に重量を計算する
初めて作る場合は、合計10gを目安にすると配合を確認しやすくなります。
- 黄色:2.5g
- 朱色:4.5g
- 緑:1.4g
- 白:1.6g
0.1g単位で測れるデジタルスケールを使うと、少量でも比較的正確に調整できます。
このとき、水で薄める前の絵の具そのものの重量を測ることがポイントです。
手順3:パレットで4色をしっかり混ぜる
4色をパレットに出し、色の境目がなくなるまで丁寧に混ぜます。
最初から水を大量に加えると色の濃さを判断しにくくなるため、まずは絵の具同士を混ぜ合わせて色を確認しましょう。
朱色が多い配合なので、最初は赤みの強い色に見えることがあります。しかし、緑と白が加わることで、徐々に落ち着いた褐色へと変化します。
手順4:紙に塗って乾燥後の色を確認する
混ぜた絵の具を実際に紙に塗り、乾燥後の色を確認します。
水彩絵の具は、水の量や紙の種類によって見え方が変わります。塗った直後の色だけで判断せず、乾いた状態で確認することが大切です。
最初から大量に作るよりも、少量を試し塗りしてから必要な量を調色すると、絵の具の無駄を抑えられます。
他社の水彩絵の具でも同じ比率で作れる?
結論からいえば、同じ比率を使っても、サクラクレパスのマット水彩と完全に同じ色になるとは限りません。
サクラクレパスの当時の案内でも、ポスターカラーや他社の水彩絵の具では濃度が異なるため、同じ配合での再現はできない旨が説明されていました。
他社製品を使用する場合は、25:45:14:16を出発点にして、実際の色を見ながら微調整する方法が現実的です。
なお、黒を加えて暗くする方法は、元の配合とは異なる色になるため、松崎しげる色の再現を優先する場合にはおすすめできません。
【色見本とカラーコード】小麦色と松崎しげる色はどう違う?
松崎しげる色をデジタル画像やデザインソフトで再現したい人にとって、気になるのがカラーコードです。
一般に紹介されている近似値は、HEXカラーコード「#A55A4A」です。
松崎しげる色のカラーコードとRGB
色見本の目安:#A55A4A
- HEX:#A55A4A
- RGB:165, 90, 74
- 色の印象:赤みを帯びた深い茶色
この数値はITmedia ビジネスオンラインなどでも紹介されている近似値ですが、サクラクレパスが公式に定めたデジタル用の統一カラーコードではありません。
また、絵の具の#55と、デジタルカラーの#A55A4Aは別の番号です。前者は絵の具の色番号、後者は画面上の色を表現するHEXコードです。
パソコンやスマートフォンの画面、使用するモニターの設定、印刷用紙によっても見え方が変わるため、実物の絵の具と完全に一致するとは限りません。
小麦色と松崎しげる色の違いを比較
どちらも日焼けした肌を連想させる色ですが、色彩の印象には違いがあります。
小麦色は、一般的に黄みを含んだ明るい褐色や、健康的に日焼けした肌を表すときに使われる表現です。
一方、松崎しげる色は、赤みを含んだ深い茶色で、より暗く、落ち着いた印象があります。
特に朱色が45%を占め、さらに緑によって彩度が抑えられている点が、一般的な小麦色とは異なる特徴です。
小麦色と松崎しげる色の比較ポイント
- 小麦色:黄色みが感じられる、比較的明るく軽やかな褐色。
- 松崎しげる色:赤みが強く、深みと落ち着きを感じさせる褐色。
- 共通点:どちらも日焼けした肌を連想させる暖色系の色。
ただし、小麦色には一つの固定された色コードがあるわけではありません。日常的な色の表現として使われることも多く、両者の境界は厳密に決まっていません。
松崎しげるさんの肌色が印象に残る理由
松崎さんの肌色が注目される背景には、歌手としての長いキャリアと、本人を象徴する視覚的な個性があります。
1977年にヒットした代表曲「愛のメモリー」をはじめ、力強い歌唱と印象的なビジュアルが結び付くことで、肌色そのものが松崎さんを連想させる要素になりました。
ITmedia ビジネスオンラインでは、松崎さんの肌色を自己ブランディングの観点からも分析しています。単なる外見の特徴ではなく、本人のイメージを形作る個性として認識されてきたことが分かります。
【2026年最新】松崎しげる色の販売状況と入手方法
2026年現在、松崎しげる色を購入したい人が最初に知っておきたいのは、通常のマット水彩と、特別に作られた「まつざきしげるいろ#55」は別の商品だということです。
サクラクレパスの現行公式商品情報では、マット水彩の8色・12色・15色・18色・24色セットなどが掲載されています。一方、特別な「まつざきしげるいろ#55」は、現行の商品一覧では確認できません。
そのため、2026年10月時点で、専用色#55を通常の現行商品として購入できるとは確認できない状況です。
現在の販売状況は?専用色と通常品を区別する
かつての専用色は、テレビ番組の企画に合わせて作られた特別な絵の具です。当時は番組の視聴者プレゼントやフジテレビ内の土産物店での取り扱いが紹介されていました。
しかし、現在のサクラクレパスのマット水彩の製品一覧には、通常の茶色や朱色などが掲載されている一方、専用色#55は見当たりません。
販売終了を明示した公式告知までは確認できないため、厳密には「公式に販売終了が発表された」と断定することはできません。ただし、一般の文具店で通常商品として購入できる現行品ではないと考えるのが妥当です。
松崎しげる色を入手する3つの方法
1. サクラクレパスのマット水彩を購入して自作する
最も確実性が高い方法です。通常のマット水彩12色セットには、黄色・朱色・緑・白が含まれています。これらを指定比率で混ぜれば、特別な専用チューブがなくても再現できます。
サクラクレパスの公式商品情報では、マット水彩は水の量を調整することで透明調にも不透明調にも描ける絵の具として紹介されています。混色にも適したシリーズなので、調色用としても利用できます。
2. フリマサイトや中古市場で当時の商品を探す
当時の専用セットをコレクション目的で探すなら、中古市場やオークションサイトなどを確認する方法があります。
ただし、古い絵の具は乾燥や固化、チューブの劣化、内容物の変質などが起きている可能性があります。購入する場合は、未開封かどうか、保存状態、製造時期、外箱やチューブの状態を確認しましょう。
希少性だけで判断して高額な商品を購入するより、実際に絵を描く目的なのか、当時の商品を所有するコレクション目的なのかを分けて考えることが大切です。
3. サクラクレパスの正規販売店で材料をそろえる
通常のマット水彩を入手する場合は、文具店、画材店、正規取扱店、オンライン文具販売店などが候補になります。
なお、メーカーの公式商品ページでは、一般消費者への直接販売を行っていない旨が案内されている商品もあります。購入先を探す場合は、正規販売店を利用するのが基本です。
実際に再現したい人とコレクションしたい人では選択肢が違う
松崎しげる色を使って人物画を描きたい人や、色彩の仕組みを学びたい人には、通常のマット水彩を使った自作がおすすめです。
一方、当時の専用パッケージや#55のチューブそのものに価値を感じる人は、中古市場で保存状態のよい商品を探す方法があります。
また、印刷物やWebデザインで色を統一したい場合は、絵の具の配合比率だけに頼らず、近似カラーコードや実際のカラーチップを使って確認する方が適しています。
【よくある質問】松崎しげる色に関する疑問(FAQ)
Q1:松崎しげる色は現在も販売されていますか?
A1:2026年10月現在、サクラクレパスの現行商品一覧に専用色「まつざきしげるいろ#55」は掲載されていません。通常商品としての販売は確認できないため、マット水彩の黄色・朱色・緑・白を購入して自分で調色する方法が現実的です。当時の専用セットは中古市場で見つかる可能性があります。
Q2:松崎しげる色の正確な配合比率は何%ですか?
A2:サクラクレパスのマット水彩を使った場合、黄色25%・朱色45%・緑14%・白16%です。合計100%の重量比で、使用する色番号は黄色#3、朱色#18、緑#29、白#50です。
Q3:松崎しげる色のカラーコードは#A55A4Aで間違いありませんか?
A3:#A55A4Aは一般に紹介されている近似カラーコードです。ただし、サクラクレパスが公式に指定したデジタル用カラーコードではありません。実物の絵の具は紙や水の量、乾燥状態によって色が変わるため、完全に一致する数値ではなく参考値として扱いましょう。
まとめ:松崎しげる色は配合比率を知れば2026年も再現できる
松崎しげる色は、2005年5月18日放送の『トリビアの泉』から誕生した、テレビ番組と画材メーカーの協力によるユニークな特別色です。
その特徴は、黄色25%・朱色45%・緑14%・白16%という4色の配合にあります。単に黒や茶色を混ぜるのではなく、朱色を中心に黄色で温かみを加え、緑で彩度を調整するという工夫が施されています。
デジタルでの色見本は#A55A4Aが近似値として知られていますが、これは公式の統一カラーコードではありません。また、小麦色よりも赤みが強く、深みのある褐色という点も特徴です。
2026年現在、専用色#55は現行商品一覧に掲載されていないため、通常のマット水彩を使って再現する方法が最も実用的です。
松崎しげるさんという一人の歌手の個性が、テレビ番組の企画を通して絵の具の色として形になったことは、エンターテインメントと色彩表現が結び付いた興味深いエピソードです。
配合比率を知って実際に混ぜてみれば、なぜこの色が長年話題になっているのか、その面白さを自分の手で確かめられるはずです。