矢澤宏太の現在は?日本ハムでの起用法と2026年最新成績、二刀流の現在地を徹底解説

目次

2026年10月現在、北海道日本ハムファイターズでプレーする矢澤宏太選手は、投打二刀流の可能性を持ちながら、外野手としてのレギュラー定着を目指している。2026年シーズンの公式記録は73試合出場、打率.217、3本塁打、6盗塁。前年の2025年と比べると打率と盗塁数は減少した一方、本塁打と長打率には上昇が見られた。

矢澤宏太は、藤嶺藤沢高校から日本体育大学へ進み、2022年ドラフト1位で日本ハムに入団した左投左打の選手だ。大学時代から投打の二刀流で注目され、プロ入り後も投手と野手の両方で公式戦に出場してきた。

現在の登録ポジションは投手だが、実際の起用は外野手が中心となっている。なぜ二刀流から野手中心の起用へ変化したのか。2026年の成績は前年からどう変わったのか。日本野球機構(NPB)の公式記録、日本ハムの選手情報、日本体育大学の本人インタビューをもとに、プロフィールから現在の役割まで詳しく整理する。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

- 2026年成績: 73試合、打率.217、3本塁打、5打点、6盗塁。
- 現在の起用法: 投手登録を維持しながら、外野手としてのレギュラー定着を優先。
- 経歴: 藤嶺藤沢高校、日本体育大学を経て、2022年ドラフト1位で日本ハムに入団。
- 2025年との比較: 打率と盗塁は減少したが、本塁打は1本から3本に増加。
- 投手成績: 2026年は1軍で1試合に登板し、0.1回、防御率0.00を記録。

【矢澤宏太の現在】2026年は日本ハムで外野手中心の起用

矢澤宏太

矢澤宏太は2026年シーズン、北海道日本ハムファイターズで外野手としての活躍を目指してきた。

球団公式の選手名鑑やNPBの登録情報ではポジションは投手となっている。しかし、登録上のポジションと実際の試合での役割は必ずしも一致しない。

2025年は投手としての登板を行わず、野手に専念。86試合に出場し、打率.247、41安打、11盗塁を記録した。走攻守を生かしたプレーで出場機会を増やし、外野手としての存在感を強めたシーズンだった。

2026年も基本的な方向性は変わっていない。

日本体育大学が2026年6月29日に公開した本人インタビューでも、矢澤は外野手として不動のレギュラーを獲得することを個人目標に掲げている。

また、2026年5月20日にはエスコンフィールドでブルペン入りし、カーブ、スライダー、チェンジアップを交えて約20球を投げたことが報じられた。

ただし、これは投手として本格復帰したことを意味するものではない。

同日の取材で、本人は次のように語っている。

「メインは野手なんで、野手で結果を出していきたいなと思ってます」

出典:2026年5月20日、スポーツ報知の報道

この発言からも、2026年の基本方針は野手としての成長にあることが分かる。

一方、投手としての可能性を完全に手放したわけではない。必要な場面に備えて投球練習を行うなど、二刀流への道を残している。

2026年の矢澤宏太を理解するポイントは、二刀流を完全に断念した選手ではなく、野手としての実績を優先して積み上げている選手だということだ。

【2026年最新成績】打率.217・3本塁打・6盗塁を公式記録で検証

矢澤宏太

2026年シーズン終了時点のNPB公式記録によると、矢澤宏太の打撃成績は次のとおりだ。



2026年シーズン打撃成績
NPB公式記録



試合出場

73試合

矢澤宏太



打率

.217




本塁打

3本




盗塁

6個




安打

25本




打点

5打点




出塁率
.262


長打率
.400


OPS
.662

出典:日本野球機構・2026年シーズン終了時の個人年度別成績。

打率.217は2025年から低下

2026年の打率は.217。2025年の.247と比較すると、3分低下した。

2026年は115打数25安打で、出塁率も前年の.304から.262に下がっている。

打撃の安定性という面では、2025年の数字を上回ることができなかった。

ただし、打率だけで打撃内容を判断するのは早い。

2026年は本塁打が3本となり、前年の1本から2本増加。長打率も.319から.400へ上昇している。

つまり、安打数や打率は伸び悩んだものの、長打を生み出す力には改善が見られた。

本塁打3本は前年を上回る数字

矢澤の魅力は、俊足だけではない。

2026年は3本塁打を記録し、長打率.400を残した。さらに三塁打も5本あり、単打だけでなく長打によって塁を進める能力も示している。

2025年は本塁打1本、三塁打2本だったため、長打の構成にも変化が見られる。

外野手として定位置を獲得するには、走力や守備範囲だけでなく、打撃で相手投手に警戒される存在になることが重要だ。2026年の本塁打増加は、その方向への一歩と評価できる。

盗塁は11個から6個に減少

2026年の盗塁は6個。2025年の11個から5個減った。

さらに、盗塁死は2025年の2回から2026年は6回に増えている。

盗塁数だけでなく、成功率にも改善の余地がある。2025年は11成功・2失敗だったのに対し、2026年は6成功・6失敗となった。

矢澤の武器である走力を、実際の得点機会につなげるためには、スタートの判断や投手の癖を読む技術も重要になる。

【2025年と2026年の成績比較】数字から分かる変化と経歴の転換点

矢澤宏太のプロ入り後の成績を見ると、投手と野手の役割が段階的に変化してきたことが分かる。

以下はNPB公式記録をもとに整理した年度別の成績だ。

年度 打撃成績 投手成績 主な役割 2023年 37試合、打率.177、1本塁打、2盗塁 2登板、2回、防御率0.00 プロ1年目、投打両面で出場 2024年 28試合、打率.111、本塁打0 17登板、1勝2敗、3ホールド、防御率4.05 中継ぎ中心から外野手にも復帰 2025年 86試合、打率.247、1本塁打、11盗塁 1軍登板なし 外野手に専念 2026年 73試合、打率.217、3本塁打、6盗塁 1登板、0.1回、防御率0.00 外野手中心、投手の可能性も維持

出典:NPB個人年度別成績、日本ハム関連報道。投手成績は1軍公式戦。

2025年と2026年の主要打撃指標

項目 2025年 2026年
試合 86 73
打席 182 122
打率 .247 .217
安打 41 25
本塁打 1 3
打点 18 5
盗塁 11 6
出塁率 .304 .262
長打率 .319 .400
OPS .623 .662

この比較で注目したいのは、打率と長打力が異なる方向に動いている点だ。

2026年は出場試合数と打席数が減り、打率も低下した。一方、本塁打と長打率は上昇し、OPSも.623から.662に改善している。

OPSは出塁率と長打率を合計した指標だ。打率だけでは把握しにくい長打力を含めて評価すると、2026年には一定の前進があったことが分かる。

ただし、打席数が122と限られているため、これだけで打撃スタイルが完全に変わったと断定することはできない。

今後は長打力を維持しながら、打率と出塁率をどこまで戻せるかが課題となる。

【プロフィールと経歴】藤嶺藤沢高校から日本体育大学、ドラフト1位へ


矢澤宏太の基本プロフィール
- 読み方:やざわ・こうた
- 生年月日:2000年8月2日
- 年齢:26歳(2026年10月現在)
- 出身地:東京都
- 身長:173cm
- 体重:72kg
- 投打:左投左打
- 背番号:12
- 所属:北海道日本ハムファイターズ
- ドラフト:2022年1位


矢澤の野球人生には、高校時代の悔しさと大学での挑戦が深く関係している。

藤嶺藤沢高校時代に経験したドラフト指名漏れ

矢澤は神奈川県の藤嶺藤沢高校で投手と野手の両方を経験した。

高校時代から投打に優れた能力を持ち、プロ入りを意識して2018年のドラフト会議で指名を待ったものの、指名には至らなかった。

この経験が、その後の進路と目標を大きく変えるきっかけになった。

日本体育大学が2026年6月に公開したインタビューでは、矢澤本人が高校時代の指名漏れと、その翌日に日体大の古城隆利監督が高校を訪れた経緯を振り返っている。

古城監督は投手と野手のどちらかに限定せず、両方の可能性を追求できる環境を提示した。

矢澤はその環境に魅力を感じ、日本体育大学への進学を決めた。

日本体育大学で二刀流を本格的に追求

日本体育大学では、投手と野手の両立を計画的に進めた。

入学後は野手としての基礎を固め、3年次に投手として本格的に取り組むという育成方針だった。

当時の野球部で指導に携わった辻孟彦コーチとともに、長期的な視点で技術を磨いた。

本人は、大学時代に常に意識していた目標が4年後のドラフト1位だったと振り返っている。

この目標は単なる希望ではなく、練習に妥協しないための具体的な基準にもなっていた。

大学時代は投手として最速150キロを超える球速を記録する一方、打撃や走塁でも高い能力を示した。

日本体育大学の公式インタビューでは、大学時代の二刀流への挑戦が、現在の選手としての土台になっていることが紹介されている。

2022年ドラフト1位で日本ハムへ

2022年10月、日本ハムは日本体育大学の矢澤宏太をドラフト1位で指名する方針を公表した。

当時の球団GMだった稲葉篤紀氏は、矢澤の走攻守投にわたる能力を評価し、二刀流や三刀流の可能性にも言及していた。

高校時代の指名漏れから4年。本人が掲げたドラフト1位という目標を実現した瞬間だった。

2023年に北海道日本ハムファイターズへ入団し、背番号12を背負ってプロ生活をスタートさせた。

【二刀流から外野手中心へ】日本ハムで起用法が変わった理由

矢澤宏太のキャリアを語るうえで欠かせないのが、投手と野手の両立から、野手を中心とした起用への変化だ。

この変化には、2024年の投手起用と右手のけが、そして2025年以降のチーム方針が関係している。

2023年は投手と野手の両方でプロデビュー

プロ1年目の2023年、矢澤は野手として37試合に出場し、投手としても2試合に登板した。

打撃では打率.177、1本塁打、2盗塁を記録。投手では2イニングを投げ、防御率0.00だった。

プロ入り当初は、大学時代からの二刀流をプロでも実現する方向性が見られた。

2024年は中継ぎ投手として17試合に登板

2024年は右手の有鉤骨の手術明けという事情もあり、シーズン前半は投手としての起用が中心となった。

投手成績は17試合登板、1勝2敗、3ホールド、防御率4.05。

プロ初勝利も記録した。

一方、野手としては28試合に出場し、打率.111だった。

同年の契約更改時、矢澤は右手の握力が十分に戻らず、投手に専念している間に回復したことで、後半戦は打撃にも時間を割けるようになったと説明している。

この経験は、投打の両立に必要な身体的負担と調整時間の難しさを示すものだった。

2025年から外野手としての競争を優先

2024年11月の契約更改では、翌年は外野手としての時間が増える見通しを本人が語っていた。

そして2025年3月28日の西武戦では、1番・左翼として初の開幕スタメンを経験した。

同年は投手として登板せず、野手に専念。86試合出場、41安打、11盗塁という自己最高の数字を残した。

2025年11月26日の契約更改時には、球団との話し合いについて、まず外野手として主力になり、その先に余裕があれば二刀流を考えるという方向性を明かしている。

また、球団は投手登録を維持する考えを示していた。

2026年も投手登録を維持しながら野手を優先

2026年5月にはブルペンで約20球を投げ、投手としての準備も続けていることが明らかになった。

しかし、本人の発言は一貫して野手が中心というものだった。

日本体育大学の2026年6月のインタビューでも、外野手として不動のレギュラーを獲得することを第一目標に挙げている。

投手としての可能性を残しつつ、まずは外野手として1軍で確かな実績を積む。この優先順位が2026年の矢澤を理解するうえで重要だ。

【プロの結論】矢澤宏太を評価する3つのポイントと今後の課題

矢澤宏太の2026年成績を評価する際には、単純な打率だけではなく、選手としての役割と数字の変化を組み合わせて見る必要がある。

1. 外野手としての最大の武器は走力と守備範囲

矢澤の持ち味は、投打の能力だけではない。

日本体育大学の本人インタビューでも、走力と守備を自身の武器として挙げている。

外野手に求められるのは、打撃成績だけではない。広い守備範囲、打球への反応、走塁による進塁など、攻守両面でチームに貢献する能力が必要になる。

矢澤はこうした能力を持つ選手であり、打撃が好調でないときにも守備や走塁で存在感を発揮できる可能性がある。

2. 2026年は長打力の改善が明るい材料

2026年は打率.217と前年を下回った。

しかし、本塁打は1本から3本へ増加し、長打率も.319から.400へ上がっている。

打撃の課題が残る一方で、長打を生み出す能力が向上したことは評価できる。

今後、打率と出塁率が改善すれば、俊足と長打力を兼ね備えた外野手として、さらに起用の幅が広がる可能性がある。

3. 二刀流の復活は野手としての定着が前提

矢澤は大学時代から投打両方に取り組んできた。

しかし、プロ野球では試合日程が密集し、打撃練習、守備練習、投球練習、身体の回復を同時に管理する必要がある。

特に投手として登板する場合、肩や肘のコンディションだけでなく、翌日以降の野手としてのパフォーマンスも考慮しなければならない。

日本体育大学のインタビューでは、本人もプロの試合日程の厳しさやリカバリーの重要性について語っている。

そのため、現在の野手中心という方針は、二刀流の可能性を否定するものではなく、限られた時間と体力を最も効果的に使うための選択と捉えられる。

まずは外野手として出場機会を安定させること。その先に投手としての役割が広がるかが注目点となる。

【矢澤宏太に関するよくある質問(FAQ)】

Q1:矢澤宏太は2026年現在、どこの球団に所属していますか?

北海道日本ハムファイターズに所属しています。背番号は12。球団公式の選手名鑑では投手登録ですが、実際には外野手としての起用が中心です。

Q2:矢澤宏太の2026年の打率と本塁打数は?

NPB公式記録では、2026年シーズンは73試合に出場し、打率.217、3本塁打、5打点、6盗塁を記録しています。

Q3:矢澤宏太は二刀流をやめたのですか?

二刀流を完全に断念したわけではありません。2025年は外野手に専念し、2026年も野手中心でプレーしています。一方、2026年には1軍で1試合に登板しており、投手としての可能性も残しています。

Q4:矢澤宏太の出身大学はどこですか?

日本体育大学です。藤嶺藤沢高校を卒業後に進学し、投打の二刀流として活躍しました。2022年のドラフト会議で日本ハムから1位指名を受けています。

Q5:矢澤宏太の2025年と2026年の成績はどちらが良いですか?

打率、安打数、盗塁数では2025年が上回っています。一方、2026年は本塁打が3本、長打率.400、OPS.662となり、長打力の面では前年を上回りました。評価する指標によって違いがあります。

まとめ:矢澤宏太の今後は外野手としての定着と二刀流の可能性に注目

矢澤宏太は、藤嶺藤沢高校でのドラフト指名漏れを経験し、日本体育大学で投打の二刀流に挑戦した末、2022年ドラフト1位で北海道日本ハムファイターズに入団した選手だ。

2026年シーズンは73試合出場、打率.217、3本塁打、6盗塁。2025年と比較すると打率や盗塁は減少したものの、本塁打と長打率は改善している。

現在の基本的な役割は外野手であり、投手登録を維持しながらも、野手としてレギュラーの座を獲得することを優先している。

今後の評価で注目したいのは、次の3点だ。

- 打率と出塁率を改善し、安定した打撃成績を残せるか。
- 本塁打や三塁打を含めた長打力を継続できるか。
- 外野手として定位置を獲得し、投手としての登板機会も広げられるか。

日本体育大学の2026年インタビューでは、本人が外野手としてのレギュラー定着と最多安打を目標に掲げている。

投手としての能力を持ちながら、野手としての実績を積み重ねる矢澤宏太。2026年の成績は、その挑戦が新たな段階に入っていることを示している。今後、走力と守備に加えて打撃でも安定感を高められるかが、北海道日本ハムでの存在感を左右するポイントになるだろう。


主な参照資料:日本野球機構(NPB)個人年度別成績、北海道日本ハムファイターズ公式選手名鑑、日本体育大学公式メディア「NITTAI Sports Insight」(2026年6月29日)、日刊スポーツ(2025年11月26日)、パ・リーグ.com掲載のスポーツ報知報道。