【2026年最新】清水東は飛龍にPK勝ち、藤枝東には0-1で敗退
第105回全国高校サッカー選手権静岡県大会の結果

清水東の選手権は、決勝トーナメント準々決勝で幕を閉じた。ここまでの戦いを振り返ると、トーナメントを勝ち上がる過程で得た成果と、上位校との実力差が見えてくる。
| 日程 | 対戦相手 | 結果 | 大会段階 |
|---|---|---|---|
| 10月3日 | 沼津西 | 5-0 | 3回戦 |
| 10月17日 | 磐田北 | 7-0 | ブロック決勝 |
| 10月24日 | 飛龍 | 1-1(PK11-10) | 決勝T1回戦 |
| 10月31日 | 藤枝東 | 0-1 | 準々決勝 |
大会結果は清水東高校サッカー部の公式試合情報と大会記録に基づく。
飛龍戦は延長戦からPK11-10の接戦に

10月24日の飛龍戦は、清水東にとって大きな意味を持つ試合だった。
公式サイトに掲載された現役部員の活動日記によると、試合では飛龍のロングボールやセットプレーへの対応に苦しみ、後半に先制点を許した。
しかし、チームは気持ちを切り替えて同点に追いつく。そのまま延長戦に入り、決着はPK戦に持ち込まれた。
結果はPK11-10で清水東の勝利。
特筆すべきは、11人全員がキッカーを務め、全員が成功させたことだ。活動日記を書いた2年生の杉山は、試合を振り返って次のように記している。
11人全員蹴ることになりました。 僕たちは全員決めて、勝ち切りました。
この勝利は単なるPK戦の勝ち抜けではない。先制された後の立て直し、延長戦を戦い抜く体力、最後のキックを任された選手たちの責任感が表れた試合だった。
藤枝東戦は前半3分の失点が決定打に

続く10月31日の準々決勝は、伝統校・藤枝東との対戦となった。
試合会場はIAIスタジアム日本平。スポーツ報知の試合報道によると、藤枝東は前半3分、DF大橋大洋の左サイドからのクロスにFW増田瑛斗が頭で合わせて先制した。
清水東は早い時間帯に失点したものの、簡単には崩れなかった。
藤枝東が追加点を奪えない展開になると、清水東はサイド攻撃を中心に反撃。後半には藤枝東が守勢に回る時間も増えた。
それでも最後までゴールを奪えず、藤枝東1-0清水東で試合終了となった。
この試合から読み取れるのは、清水東が強豪相手にも攻撃の形を作れる一方、序盤の失点を覆す決定力が課題として残ったことだ。
5-0、7-0という勝利を重ねてきたチームにとって、藤枝東戦は得点機会を結果につなげる難しさを突きつける一戦だった。
【2026年のメンバー】清水東高校サッカー部の選手構成と注目点
清水東高校サッカー部の公式サイトには、3年生・2年生・1年生それぞれの部員紹介が掲載されている。
ポジションや前所属チームも確認でき、静岡県内のクラブや中学校から幅広く選手が集まっていることが分かる。
学年別の主な掲載選手
以下は公式部員紹介に掲載されている選手の一部だ。
| 学年 | 選手名 | ポジション | 前所属 |
|---|---|---|---|
| 3年 | 望月佑心 | GK | SALFUSoRs |
| 3年 | 田口義将 | MF | 長泉アミーゴス |
| 3年 | 米内山太良 | FW | 静岡東中 |
| 3年 | 杉山詩恩 | MF | FC.LESTE |
| 2年 | 室谷佳吾 | GK | エスパルスJY三島 |
| 2年 | 亀山稜太 | DF | FC LESTE |
| 2年 | 松田伊将 | FW | FCジョガドール |
| 2年 | 杉山拓海 | MF | 清水エスパルス |
ここで注意したいのは、部員紹介と選手権の登録メンバーは同じものではないという点だ。上記は所属部員の情報であり、公式戦の先発メンバーやベンチ入り選手を示すものではない。
選手の出身チームから見える特徴
掲載されている前所属を見ると、清水エスパルスSS、アスルクラロ沼津、FC桜が丘、FC.LESTE、FC Fujiなど、静岡県内外の育成組織を経験した選手がいる。
また、清水東ジュニアユース出身者や地域の中学校出身者も在籍している。
こうした構成は、特定のクラブだけに依存しない選手獲得・育成の広がりを示している。
一方、選手の所属歴だけで現在の実力や出場機会を判断することはできない。実際の評価には、公式戦の出場時間、ポジション、チーム内での役割などを合わせて見る必要がある。
【リーグ戦を検証】Aリーグ・Cリーグ・東海ルーキーリーグの成績
選手権だけを見て清水東の実力を判断するのは十分ではない。
高校サッカーでは、学年やチームカテゴリーに応じたリーグ戦が重要な育成の場になっている。清水東も2026年、複数カテゴリーで公式戦を戦っている。
静岡県ユースAリーグは8位
2026年度の高円宮杯JFA U-18サッカーリーグ静岡Aリーグでは、清水東は10チーム中8位という位置にいる。
2026年10月11日時点の公開戦績では、次の数字が確認できる。
- 試合数:15
- 勝利:6
- 引き分け:3
- 敗戦:6
- 勝ち点:21
- 得点:20
- 失点:23
注目したいのは、10月10日の第16節に行われた藤枝明誠2ndとの試合だ。
清水東は1-0で勝利。直近のリーグ戦で勝ち点3を獲得し、選手権に向けて結果を残した。
ただし、Aリーグ8位という数字は、県内トップ層と比較した際に、まだ上位争いに加わる余地があることも示している。
静岡県ユースCリーグでは4位
2ndチームが参加するCリーグでは、異なる姿が見えてくる。
2026年10月11日時点の順位表では、清水東2ndは16チーム中4位。
| 項目 | 成績 |
|---|---|
| 試合数 | 13 |
| 勝利 | 8 |
| 引き分け | 1 |
| 敗戦 | 4 |
| 勝ち点 | 25 |
| 得点 | 21 |
| 失点 | 18 |
第13節の焼津中央戦では、清水東2ndが5-2で勝利した。
Cリーグの順位はAリーグとは別のカテゴリーにおける成績だが、2ndチームが上位争いに加わっている点は注目に値する。
東海ルーキーリーグU-16では厳しい結果
1年生年代の育成を目的とする東海ルーキーリーグU-16も、清水東の将来を考えるうえで重要な大会だ。
2026年の同大会1部は10チームによるリーグ戦で、清水東は次の成績だった。
- 9位
- 9試合1勝2分6敗
- 勝ち点5
- 得点11、失点26
さらに、1部9位のチームには2部2位との入れ替え戦が設定されている。
清水東は9月27日の入れ替え戦で三重高校と対戦し、0-2で敗れた。大会規定と試合結果を照らし合わせると、2027年度は2部で戦う結果となった。
これは1年生年代における課題を示す数字だ。
ただし、U-16の結果をそのままトップチームの評価に当てはめるのは適切ではない。学年によって選手の成熟度や競争環境は異なるため、カテゴリーごとに分析する必要がある。
【歴代成績とOB】内田篤人を輩出した清水東の伝統
清水東高校サッカー部の歴史を語るうえで欠かせないのが、1950年代から1980年代にかけて築かれた全国的な実績だ。
全国高校サッカー選手権で1982年度に初優勝
日本サッカー協会の歴代優勝記録によると、清水東は1982年度の第61回全国高校サッカー選手権大会で優勝している。
また、1974年度、1980年度、1983年度には準優勝を記録した。つまり、全国大会の決勝に4度進み、そのうち1度頂点に立っている。
夏のインターハイでも実績は際立つ。
静岡県サッカー協会の歴代記録では、清水東は1972年度、1980年度、1981年度、1991年度に全国優勝を達成している。インターハイ通算4回の全国制覇という実績だ。
清水東サッカー部の歴史と関係者
| 年代・時期 | 人物・大会 | 清水東との関係 |
|---|---|---|
| 1958年度 | 福井半治・富山国体 | 全国大会初出場・初優勝。「ねばれ はしれ 清水東」の原点 |
| 1972年度 | 全国高校総体 | インターハイ初優勝 |
| 1974・1980年度 | 全国高校選手権 | 2度の準優勝 |
| 1982年度 | 第61回選手権 | 全国初優勝 |
| 1983年度 | 第62回選手権 | 2年連続の決勝進出、準優勝 |
| 2006年 | 内田篤人 | 清水東高校サッカー部卒業 |
| 2026年9月 | 内田篤人 | 母校サッカー部へボール50個を寄付 |
1958年度の富山国体では、初代監督の福井半治が選手たちに電報を送り、最後まで走り抜くことを伝えた。
そこに記されていた言葉が、現在もチームのスローガンとして掲げられる「ねばれ はしれ 清水東」の原点となっている。
この言葉は、2026年の飛龍戦で見せた粘り強い戦いにも重なる。
OB内田篤人と2026年の母校への支援
清水東高校サッカー部OB。2006年卒業。元日本代表DFとして国内外で活躍した。
内田篤人は清水東のOBとして、後輩たちにとって大きな存在だ。
2026年9月25日、清水東高校サッカー部の公式活動日記は、内田からサッカーボール50個の寄付を受けたことを報告した。
人工芝グラウンドで練習できる環境に加え、母校を卒業した選手が後輩の活動を支援していることは、部の継続的な活動を考えるうえでも興味深い。
なお、内田篤人が2026年に現役復帰したという話ではない。現役引退は2020年に発表されており、今回の話題は母校への寄付活動である。
【練習環境と進路】清水東高校サッカー部の活動実態
清水東の特徴は、競技成績だけではない。公立進学校としての学業とサッカーを両立する環境も、部の特徴の一つになっている。
人工芝グラウンドと清水トレーニングセンター
静岡県立清水東高校の公式部活動紹介によると、サッカー部の活動環境は以下の通り。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 平日の活動 | 2時間程度(早朝練習の場合あり) |
| 休日の活動 | 終日 |
| 休養日 | 週1日(カテゴリーによる) |
| 活動場所 | 本校グラウンド、清水トレーニングセンター |
| グラウンド環境 | 人工芝グラウンド |
特に注目したいのは、学年やカテゴリーに応じて活動が分かれている点だ。
Aリーグ、Cリーグ、U-16の大会にそれぞれ参加することで、選手が所属する年代や実力に応じた試合経験を積める。
また、2026年9月には長野県菅平への遠征も実施しており、日常の練習だけでなく、遠征を通じたチーム強化にも取り組んでいる。
卒業後の進路は大学進学にも幅広く対応
清水東高校サッカー部の公式OB情報には、卒業生の主な進路先が年度別に掲載されている。
令和7年度の掲載例は次の通りだ。
- 名古屋大学:3人
- 横浜国立大学:2人
- 早稲田大学:1人
- 慶應義塾大学:1人
- 中央大学:1人
- 東京理科大学:1人
- 大阪体育大学:1人
- アメリカの大学:2人
この進路実績からは、競技だけでなく大学進学を視野に入れた部活動の姿が見えてくる。
ただし、進学先の大学名だけで競技継続の有無やスポーツ推薦の利用を判断することはできない。大学での競技活動については、それぞれの進学先や本人の発表を確認する必要がある。
清水東を進学先として検討する中学生にとっては、サッカーの競技環境だけでなく、学業との時間配分や卒業後の進路を合わせて考えることが大切になる。
【プロの結論】清水東高校サッカー部の現在の実力と今後の注目点
2026年の結果を総合すると、清水東は静岡県内で伝統を持つチームでありながら、現在はカテゴリーによって異なる成績を残している。
現在の実力を判断する3つの基準
1.選手権では県ベスト8
飛龍とのPK戦を制し、準々決勝まで進んだことは評価できる。一方、藤枝東には0-1で敗れ、準決勝進出には届かなかった。
2.Aリーグは中位より下、Cリーグは上位
Aリーグ8位という成績は、県内の上位チームとの競争において改善の余地を示す。一方、Cリーグ4位は、2ndチームの競争力を示す材料となっている。
3.U-16年代の立て直しが課題
東海ルーキーリーグ1部9位と入れ替え戦の敗戦は、次の世代の育成に向けた課題を示している。今後は1年生年代の底上げと、上級生カテゴリーへの選手供給が注目点となる。
清水東を評価するときに知っておきたい誤解
- 全国優勝経験があるから現在も全国トップクラス? 過去の実績と2026年の競技成績は分けて考える必要がある。
- 飛龍にPK勝ちしたから藤枝東より強い? 1試合の勝敗だけではチーム全体の優劣は決められない。
- Cリーグ4位だからトップチームも県内4位? AリーグとCリーグは別カテゴリーであり、順位を直接比較できない。
- 内田篤人の母校だからプロ選手を多数輩出している? OBの実績は伝統を示すが、現在の選手全員のプロ入りを保証するものではない。
こうした点を区別することで、清水東の現在地をより正確に理解できる。
【清水東高校サッカー部】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の清水東高校サッカー部は選手権でどこまで進みましたか?
A1:第105回全国高校サッカー選手権静岡県大会で準々決勝まで進出しました。飛龍に1-1、PK11-10で勝利した後、藤枝東に0-1で敗れています。
Q2:清水東高校サッカー部の2026年のメンバーは確認できますか?
A2:部公式サイトの部員紹介で、3年生・2年生・1年生の選手名やポジション、前所属チームを確認できます。ただし、部員名簿と大会登録メンバーは異なります。
Q3:清水東高校サッカー部のOBには誰がいますか?
A3:代表的なOBとして元日本代表DFの内田篤人がいます。ほかにも、公式OB情報では歴代の指導者や卒業生に関する情報が掲載されています。
Q4:清水東高校サッカー部のリーグ戦の成績はどうですか?
A4:2026年10月時点で、Aリーグは8位、Cリーグは清水東2ndが4位です。U-16東海ルーキーリーグ1部では9位となり、入れ替え戦で敗れています。
Q5:清水東高校サッカー部の練習環境は整っていますか?
A5:本校の人工芝グラウンドと清水トレーニングセンターを活動場所としています。平日は2時間程度、休日は終日活動するスケジュールが学校公式サイトに掲載されています。
まとめ:清水東高校サッカー部の2026年と次世代への期待
2026年の清水東高校サッカー部は、第105回全国高校サッカー選手権静岡県大会でベスト8に進出した。
飛龍とのPK戦では11人全員が成功させる粘りを見せた一方、藤枝東には0-1で敗れ、全国大会出場は実現しなかった。
リーグ戦ではAリーグ8位、Cリーグ4位という異なる結果があり、U-16年代では入れ替え戦の敗戦も経験している。
一方、1982年度の選手権優勝やインターハイ4度の全国制覇という歴史、内田篤人をはじめとするOBの存在、人工芝グラウンドを備えた活動環境は、現在のチームを支える重要な背景だ。
これからの清水東を判断するうえで重要なのは、過去の栄光だけではなく、Aリーグ上位への浮上、Cリーグからの選手育成、U-16年代の再強化という3つの動きである。
「ねばれ はしれ 清水東」という伝統の言葉が、次の世代の選手たちによってどのような結果につながるのか。2027年に向けたチームの再構築にも注目したい。