【W杯初出場の全貌】ヨルダン代表の2026年大会は3連敗、それでも残した歴史

目次

2025年6月5日、40年越しの夢が実現

サッカー ヨルダン代表

ヨルダン代表がFIFAワールドカップ出場を決めたのは、2025年6月5日。アジア最終予選のオマーン戦で3-0の勝利を収めたことが決定的な一歩となった。

この試合で主役になったのがアリ・オルワンだ。前半アディショナルタイムのPKで先制すると、後半にも2得点を追加。圧巻のハットトリックでチームを勝利に導いた。

さらに、同日に韓国がイラクを2-0で下したことで、ヨルダンの2位以内が確定。1986年大会の予選から続いていた挑戦に、初めて終止符を打った。

FIFAの公式記録によると、ヨルダンは過去9度の予選挑戦を経て、2026年大会で初めて本大会への切符を手にした。

グループJの対戦結果と得点者

サッカー ヨルダン代表

本大会でヨルダンが入ったのは、アルゼンチン、アルジェリア、オーストリアと同じグループJ。世界王者経験国を含む厳しい組み合わせだった。

試合日 対戦カード 結果 ヨルダンの得点者
2026年6月16日 オーストリア対ヨルダン 3-1 アリ・オルワン
2026年6月22日 ヨルダン対アルジェリア 1-2 ニザール・アルラシュダン
2026年6月27日 ヨルダン対アルゼンチン 1-3 ムサ・アル・ターマリ

3試合の詳細を見ると、単純に大敗を重ねたわけではないことが分かる。

初戦のオーストリア戦では、アリ・オルワンが後半にゴールを決めた。これはヨルダン代表史上初のワールドカップ得点であり、同国サッカーの記録に残る瞬間となった。

続くアルジェリア戦では、ニザール・アルラシュダンが先制点を記録したものの、後半に2失点して逆転負け。勝ち点獲得まであと一歩に迫った試合だった。

最終戦のアルゼンチン戦では、ムサ・アル・ターマリが55分にゴール。リオネル・メッシを擁する優勝候補を相手に1点を返したが、最終スコアは1-3だった。

W杯初出場の最終成績

サッカー ヨルダン代表

- 出場回数:1回(2026年が初出場)
- グループ:J
- 試合数:3試合
- 勝利:0
- 引き分け:0
- 敗戦:3
- 得点:3
- 失点:8
- 勝ち点:0
- グループ順位:4位

FIFAの大会総括でも、ヨルダンはグループJ最下位で大会を終えたと記録されている。

ただし、注目したいのは3試合すべてで得点した点だ。

初出場国にとって、世界最高水準の相手に対して攻撃の形を示せたことは、次の大会につながる材料になる。勝ち点という結果は厳しかったが、アジア予選を突破した攻撃陣の能力が世界の舞台でも発揮されたことは見逃せない。

【ヨルダン代表メンバー2026】最新招集28人と注目選手を解説

2026年のヨルダン代表は、欧州でプレーする選手と中東のクラブを主戦場とする選手が融合したチームだ。

ここでは、ワールドカップの最終登録メンバーと、2027年アジアカップに向けた最新招集メンバーを区別して見ておきたい。

10月時点の最新メンバーは28人

ヨルダンサッカー協会が2026年10月の代表活動に向けて発表した招集リストは28人。9月のシリア戦と10月のベネズエラ戦を見据えたメンバー構成となっている。

以下が10月3日までに公表された招集選手の一覧だ。

GK・DF・MF・FWを含む招集28人

1. ヤジード・アブライラ
2. アブドゥッラー・アルファフーリ
3. アフマド・ジュアイディ
4. ヤザン・アルアラブ
5. アブドゥッラー・ナシーブ
6. ムハンマド・アブ・アルナディ
7. サエド・アルロサン
8. ハディ・アルホラニ
9. ムハンナド・アブタハ
10. イフサン・ハッダード
11. アフマド・アッサーフ
12. アナス・バダウィ
13. ヌール・アルラワーブデ
14. ニザール・アルラシュダン
15. イブラヒム・サーダ
16. ユセフ・カシ
17. アーメル・ジャムース
18. マフムード・シャウカト
19. ユセフ・アブ・ジャルブーシュ
20. アナス・アルアワダート
21. ムサ・アル・ターマリ
22. マフムード・アル・マルディ
23. ターメル・バニ・オデ
24. アフマド・エルサン
25. アリ・アザイゼ
26. オデ・アルファフーリ
27. ムハンマド・アブ・ズレイク
28. アリ・オルワン

このリストはヨルダンサッカー協会が発表したシリア戦・ベネズエラ戦向けの招集メンバーに基づく。アジアカップ本大会の最終登録リストではない点には注意したい。

ムサ・アル・ターマリ:攻撃をけん引する左利きのアタッカー


攻撃の中心選手
1997年6月10日生まれ・FW
2026年時点でフランスのスタッド・レンヌに所属。左足を武器にするアタッカーで、ドリブル突破やサイドからの仕掛けを得意とする。

ムサ・アル・ターマリは、ヨルダン代表の国際的な知名度を押し上げてきた選手の一人だ。

フランスのスタッド・レンヌでは、クラブ公式プロフィールにもフォワードとして掲載されている。欧州トップリーグでの経験は、代表にとって貴重な財産だ。

2026年ワールドカップではアルゼンチン戦でも得点。相手の守備陣に対して個人技で局面を変えられることを示した。

彼に期待されるのは、単なる得点だけではない。ボールを運び、相手の守備ブロックを動かし、中央の選手にスペースを作る役割も重要になる。

アリ・オルワン:W杯初ゴールを記録したストライカー


決定力の要
FW
2026年ワールドカップ予選で9得点を挙げた攻撃の中心選手。オマーン戦のハットトリックと本大会初ゴールが代表での大きな実績となった。

アリ・オルワンの価値は、得点という数字に表れている。

2025年6月5日のオマーン戦では3得点を記録し、ワールドカップ出場権獲得を大きく引き寄せた。FIFAによると、予選での9得点はチーム最多だった。

本大会でも初戦のオーストリア戦で歴史的なゴールを記録。さらに、2026年9月27日のシリアとの親善試合でも38分に得点している。

10月のベネズエラ戦でも先発メンバーに名を連ねており、新体制でも攻撃の選択肢として期待されている。

ヤザン・アル・ナイマト:復帰が期待される重要な存在


負傷による大会欠場
FW
前線での推進力と得点能力を備えたストライカー。2025年のアラブカップで膝の前十字靱帯を負傷し、2026年W杯を欠場した。

ヤザン・アル・ナイマトは、2023年アジアカップでヨルダンが決勝に進んだ際にも重要な役割を担った選手だ。

しかし、2025年12月のFIFAアラブカップで前十字靱帯を負傷。手術とリハビリを経ることになり、2026年ワールドカップのメンバーには選ばれなかった。

ヨルダンサッカー協会会長も、ヤザンとアドハム・クライシの負傷によるW杯欠場を公表している。

2026年10月の最新招集28人にもヤザンの名前は含まれていない。したがって、アジアカップでの復帰を期待する場合も、実際の招集発表とコンディションを確認する必要がある。

【選手・監督の関係図】ヨルダン代表を支える重要人物と役割

ヨルダン代表の強さを理解するには、単純にスター選手の名前を並べるだけでは不十分だ。

ワールドカップ出場を実現した監督、攻撃を支えた選手、そして新体制の中心人物を整理すると、チームの変化が見えてくる。

人物・要素 役割・関係 2026年の重要な事実
バドゥ・ザキ 現代表監督 2026年7月19日就任
ジャマル・セラミ 前代表監督 初のW杯出場権獲得に貢献
ムサ・アル・ターマリ 攻撃の中心 W杯アルゼンチン戦で得点
アリ・オルワン ストライカー W杯初得点、予選9得点
ヤザン・アル・ナイマト 前線の重要選手 膝の負傷でW杯欠場
イフサン・ハッダード 主将経験を持つDF W杯最終メンバーに選出
AFCアジアカップ2027 次の主要大会 サウジアラビア開催予定

この関係を見ると、ヨルダン代表の2026年は、単なる監督交代ではなく、歴史的な成果を残したチームを次の世代につなぐ転換期だったことが分かる。

特に、ジャマル・セラミ体制が築いた攻撃陣を、バドゥ・ザキ監督がどのように引き継ぐかが大きなテーマになっている。

【監督交代の真相】ジャマル・セラミからバドゥ・ザキへ

ジャマル・セラミ監督が残した実績

は、2024年6月にヨルダン代表監督に就任した。

その最大の功績は、2026年ワールドカップへの初出場を実現したことだ。

2025年6月のオマーン戦を3-0で制した際、チームを率いていたのもセラミだった。ワールドカップ出場という国全体の目標を達成した監督として、歴史に名前を残した。

さらに2025年のFIFAアラブカップでも決勝に進出。決勝では自身の母国モロッコに延長戦の末3-2で敗れたものの、チームを国際大会の決勝まで導いた。

一方、2026年ワールドカップではグループ最下位に終わった。大会終了後の7月5日、ヨルダンサッカー協会会長がセラミの退任を公表した。

FIFAによると、同協会会長はセラミの代表チームでの働きを高く評価し、歴史的なW杯出場に対する貢献に謝意を示した。

バドゥ・ザキ監督の就任と指導者としての経歴


2026年7月就任
モロッコ出身・元ゴールキーパー
1986年ワールドカップでモロッコのベスト16進出に貢献。監督としても2004年アフリカネイションズカップ準優勝の実績を持つ。

2026年7月19日、ヨルダンサッカー協会はモロッコ人指導者のバドゥ・ザキを新監督に任命したと発表した。

契約期間は1年間で、双方の合意によって延長できる内容とされた。

ザキ監督は、選手時代にモロッコ代表のゴールキーパーとして活躍。1986年メキシコ大会ではモロッコのベスト16進出を経験し、同年にはアフリカ年間最優秀選手にも選ばれた。

指導者としては、2004年アフリカネイションズカップでモロッコを決勝に導いている。

8月20日にはヨルダンサッカー協会が正式な紹介会見を開催。2027年アジアカップを主要目標に掲げる新体制が本格的に始動した。

新旧監督の違いはどこにある?

セラミ監督の最大の成果は、代表の組織力を高め、アジア予選を突破したことだ。

対してザキ監督に求められるのは、その土台を維持しながら、世界大会で露呈した守備面の課題を改善することだ。

ワールドカップでは3試合で8失点。相手の個人能力が高い状況で、守備の連係やセットプレーへの対応をどう改善するかが課題となった。

一方、攻撃陣にはアル・ターマリやオルワンといった実力者が残っている。負傷からの復帰が期待されるアル・ナイマトも含め、選手層の再構築が進めば、攻撃面の選択肢はさらに広がる。

10月5日にはFIFAもザキ監督へのインタビューを掲載し、ヨルダンの選手世代が持つ可能性や新しいチーム作りへの意欲を取り上げた。

【ヨルダン代表フォーメーション】3バックと4-2-3-1を使い分ける戦術

ヨルダン代表の戦術を理解するうえで注意したいのは、特定のフォーメーションだけでチームを説明できないことだ。

2026年の試合記録を見ると、監督や対戦相手によってシステムに変化が見られる。

ワールドカップでは3バックを採用

セラミ体制で臨んだワールドカップ初戦のオーストリア戦では、FIFAの公式戦術資料に3-4-3と記録されている。

3人のセンターバックを置き、両サイドの選手が攻守両面で幅を作る形だ。

この配置は、強豪国に対して守備の人数を確保しながら、ボールを奪った後に前線へ素早く展開する狙いと相性がいい。

ザキ体制では4-2-3-1も採用

一方、2026年10月6日のベネズエラ戦では、4-2-3-1が採用された。

中盤に2人の守備的な役割を置き、その前に攻撃的な選手を配置するシステムだ。

この形では、アル・ターマリのサイド突破や、オルワンの中央での動きを組み合わせやすい。

ただし、監督交代から間もない時期であり、4-2-3-1をザキ監督の固定システムと断定することはできない。

戦術面で注目したい3つのポイント

1. サイド攻撃の活用: アル・ターマリの突破力を生かし、相手の守備ラインを横に広げる。
2. 中央の決定力: オルワンのような得点力のある選手に、ゴール前でボールを供給できるか。
3. 守備から攻撃への切り替え: 強豪国との対戦で見られた守備負担を軽減し、カウンターの精度を上げられるか。

今後の親善試合では、単純な勝敗だけでなく、守備ラインの高さ、中盤の人数、前線へのボール供給にも注目したい。

【ヨルダン代表の歴代成績】アジアカップ準優勝とナシャマの誇り

アジアカップでは2023年大会が歴史的な転換点

ヨルダン代表は、ワールドカップ初出場以前からアジアの舞台で着実に力をつけてきた。

AFCアジアカップへの初出場は2004年。2011年大会でも準々決勝に進出し、アジアの中堅国から上位を狙えるチームへと成長していった。

そして大きな転換点となったのが、2023年大会だ。

大会自体は2024年にカタールで開催されたが、ヨルダンは初めて決勝に進出。イラク、タジキスタン、韓国などを破り、決勝では開催国カタールと対戦した。

2024年2月10日の決勝では、ヤザン・アル・ナイマトが一時同点ゴールを決めたものの、アクラム・アフィーフのPK3得点によって1-3で敗れた。

優勝こそ逃したが、同国サッカー史上初のアジアカップ準優勝という大きな成果を残した。

ヨルダン代表の主な歴代成績

大会・年代 成績 意義
2004年アジアカップ ベスト8 初出場
2011年アジアカップ ベスト8 2度目の準々決勝進出
2023年アジアカップ 準優勝 初の決勝進出
2025年FIFAアラブカップ 準優勝 国際大会での競争力を証明
2026年W杯 グループステージ敗退 初の本大会出場

ワールドカップ予選では2014年ブラジル大会に向けた挑戦も印象的だった。アジア予選のプレーオフでウズベキスタンをPK戦の末に破り、大陸間プレーオフまで進出したが、ウルグアイに敗れて本大会出場はならなかった。

この経験も、2026年の歴史的な突破につながる長い道のりの一部だった。

愛称「ナシャマ」とは?

ヨルダン代表の愛称は、アラビア語由来の「アル・ナシャマ(Al-Nashama)」だ。

この言葉には、勇気、誇り、名誉、仲間を支える精神といった意味合いがある。

単なるスポーツチームのニックネームではなく、ヨルダンの人々が自国の代表に重ねる価値観を表している。

国際NGOのCAREも、ナシャマという言葉がヨルダンの人々の勇敢さや誇りを表すものとして使われていると紹介している。

2026年のワールドカップ出場は、単にサッカーの成績が向上したという話ではない。国内のサポーターにとって、自国の代表が初めて世界最大級の舞台に立ったという歴史的な出来事だった。

【次回アジアカップ2027】ヨルダン代表の対戦相手と今後の課題

2026年10月時点で、ヨルダン代表が次に照準を合わせている主要大会はAFCアジアカップ2027だ。

前回大会準優勝という実績があるだけに、今回も上位進出への期待は大きい。

グループBの対戦相手はウズベキスタン、バーレーン、北朝鮮

2026年5月9日に行われた組み合わせ抽選で、ヨルダンはグループBに入った。

対戦相手は次の3か国だ。

- ウズベキスタン
- バーレーン
- 北朝鮮

ウズベキスタンは2026年ワールドカップにも出場した実力国であり、ヨルダンにとって簡単な相手ではない。

バーレーンもアジアの大会で経験を積んでおり、北朝鮮も守備的な戦い方に特徴がある。

ヨルダンが決勝トーナメントへ進むには、グループリーグでの勝ち点獲得が欠かせない。

開催予定は2027年1月7日から2月5日

AFCが公表している開催予定は以下の通り。

項目 内容
大会 AFCアジアカップ2027
開催国 サウジアラビア
開催予定期間 2027年1月7日~2月5日
参加チーム 24か国
開催都市 リヤド、ジェッダ、アルコバール
ヨルダンの組 グループB
対戦国 ウズベキスタン、バーレーン、北朝鮮

ただし、2027年大会は開催時期の変更が検討されている

2026年10月の最新情勢で見逃せないのが、大会開催をめぐる問題だ。

10月15日、AFCのサルマン・ビン・イブラヒム会長は、サウジアラビア周辺の安全情勢を踏まえ、必要であれば大会を2028年に延期する可能性があると説明した。

判断を急がず、11月末まで状況を見極める考えも示している。

一方、サウジアラビアの大会組織委員会は10月15日、準備は予定通り進んでいると発表した。

つまり、10月30日時点では延期は決定しておらず、2027年1月7日開幕の予定が維持されているものの、最終判断は残されているという状況だ。

この問題は、ヨルダン代表の強化日程にも影響する可能性がある。大会が予定通り開催されるのか、日程変更が生じるのかによって、選手のコンディション調整や代表合宿の計画も変わってくる。

10月までの代表戦結果から見る現在地

ザキ監督の就任後、代表チームはアジアカップに向けた強化試合を行っている。

日付 対戦相手 結果 内容
2026年9月27日 シリア 1-1 アリ・オルワンが得点
2026年10月6日 ベネズエラ 0-0 無失点で終了

シリア戦ではアリ・オルワンが先制したものの、後半に同点に追いつかれた。

ベネズエラ戦では得点を挙げられなかった一方、無失点で試合を終えている。

この2試合だけで新体制の完成度を判断することはできない。しかし、ワールドカップで8失点を喫したチームが、その後の親善試合で守備の安定を試している点は注目に値する。

今後は得点力を維持しながら、失点を抑える組織力をどこまで高められるかが重要になる。

【よくある質問】ヨルダン代表に関するFAQ

Q1:ヨルダン代表はワールドカップに何回出場していますか?

A1:2026年FIFAワールドカップが初出場です。2025年6月5日にオマーンを3-0で破り、初の本大会出場を決めました。

Q2:ヨルダン代表の2026年の監督は誰ですか?

A2:2026年7月19日に就任したモロッコ人指導者のバドゥ・ザキ監督です。それ以前はジャマル・セラミ監督が率いていました。

Q3:ヨルダン代表の注目選手は誰ですか?

A3:ムサ・アル・ターマリとアリ・オルワンが代表の主要な攻撃選手です。ヤザン・アル・ナイマトも重要な選手ですが、2025年12月の前十字靱帯損傷によって2026年ワールドカップを欠場しました。

Q4:ヨルダン代表の愛称は何ですか?

A4:「ナシャマ(Al-Nashama)」です。勇気や誇り、名誉などを象徴する言葉として使われています。

Q5:ヨルダン代表は2027年アジアカップでどの国と対戦しますか?

A5:グループBでウズベキスタン、バーレーン、北朝鮮と対戦する組み合わせです。大会は2027年1月7日開幕予定ですが、10月時点では開催延期の可能性も検討されています。

Q6:ヨルダン代表のワールドカップでの最高成績は?

A6:2026年大会のグループステージ敗退が、現在までの唯一の本大会成績です。3試合で3得点を挙げましたが、3連敗でグループ最下位となりました。

まとめ:【プロの結論】ヨルダン代表はW杯出場を新たな成長の出発点にできるか

2026年のヨルダン代表は、初のFIFAワールドカップ出場という歴史的な成果を手にした一方、本大会では3連敗という厳しい現実にも直面した。

【検証資料 1】サッカー ヨルダン代表の当時の様子・関連報道写真(出典:Yahoo!ニュース)

しかし、アリ・オルワンの予選9得点、ムサ・アル・ターマリの欧州での経験、2023年アジアカップ準優勝という実績を考えれば、チームの成長余地は大きい。

監督交代によって、ジャマル・セラミ体制からバドゥ・ザキ体制へと移行したことも大きな変化だ。新監督には、これまでの攻撃力を生かしつつ、世界の強豪国と戦える守備組織を作ることが期待されている。

今後、ヨルダン代表を評価する際には、次の3点を判断基準にしたい。

- 攻撃陣の継続性: アル・ターマリとオルワンが新体制でも結果を残せるか。
- 守備の改善: ワールドカップでの8失点という課題を克服できるか。
- アジアカップへの準備: ザキ監督の戦術が浸透し、チームとしての完成度を高められるか。

特に2027年アジアカップは、ヨルダン代表の現在の実力を測る重要な機会になる。前回大会の準優勝が一度限りの躍進ではなく、継続的な競争力につながっているかが問われる。

ナシャマが次に目指すのは、世界の舞台に出場することだけではない。アジアの強豪として定着し、国際大会で勝ち進めるチームへと進化することだ。

2026年はその挑戦の始まりであり、バドゥ・ザキ監督と新生ヨルダン代表の歩みは、今後も注目に値する。