【十両以下の優勝力士】一意が十両初優勝、各段の頂点に立った力士たち
幕内以外にも、2026年夏場所では将来が楽しみな力士たちが各段で優勝を飾りました。
特に注目されたのは、十両で12勝3敗を記録した一意です。
2026年五月場所・各段優勝者一覧

- 幕内:若隆景(12勝3敗)
- 十両:一意(12勝3敗)
- 幕下:碇潟(6勝1敗)
- 三段目:旭富士(7戦全勝)
- 序二段:翔盛(7戦全勝)
- 序ノ口:白月狼(7戦全勝)
十両優勝・一意は12勝3敗で初の栄冠

12勝3敗

東十両六枚目・木瀬部屋
一意は千秋楽に西ノ龍を寄り切りで破り、12勝3敗で十両優勝を決めました。本人にとって初めての十両優勝です。
大阪府出身で、2026年1月場所に新十両へ昇進した力士が、わずか数場所で十両の頂点に立ちました。
この優勝によって幕内昇進への期待も高まり、実際に7月場所では新入幕を果たしています。
幕下優勝・碇潟は7人による決定戦を制す
6勝1敗
西幕下二十枚目・伊勢ノ海部屋
幕下では6勝1敗の力士が7人並び、優勝決定戦に進む展開となりました。その混戦を制したのが、19歳の碇潟です。
7人による決定戦を勝ち抜いたことで、各段優勝という大きな実績を手にしました。若い力士が激しい競争を勝ち抜いた点でも、今場所の見どころの一つでした。
三段目・序二段・序ノ口も全勝優勝
残る3段でも、それぞれ印象的な優勝が生まれています。
- 三段目・旭富士:7戦全勝
旭富士は全勝同士の優勝決定戦で木竜皇を破りました。これで序ノ口、序二段に続く3場所連続の各段優勝を達成しています。
- 序二段・翔盛:7戦全勝
翔盛は中村部屋所属。序二段で7戦全勝を記録し、初の各段優勝を飾りました。
- 序ノ口・白月狼:7戦全勝
白月狼は2026年3月場所で初土俵を踏んだ力士です。デビューから間もない段階で序ノ口優勝を果たし、将来性を感じさせる結果となりました。
【歴代優勝力士との比較】2026年の若隆景優勝は何が特別だった?
大相撲の夏場所は、毎年5月に開催される東京場所です。過去の優勝者と比較すると、2026年の若隆景の優勝が持つ意味がより明確になります。
2021~2026年の五月場所・幕内優勝者
| 年 | 幕内優勝力士 | 成績 |
|---|---|---|
| 2021年 | 照ノ富士 | 12勝3敗 |
| 2022年 | 照ノ富士 | 12勝3敗 |
| 2023年 | 照ノ富士 | 14勝1敗 |
| 2024年 | 大の里 | 12勝3敗 |
| 2025年 | 大の里 | 14勝1敗 |
| 2026年 | 若隆景 | 12勝3敗 |
2021~2023年は照ノ富士が3年連続で五月場所を制覇しました。その後、2024年と2025年は大の里が連続優勝。2026年には若隆景が新たな優勝者として名を刻みました。
特に2025年の大の里は14勝1敗という圧倒的な成績で優勝しています。それに対し、2026年は12勝3敗の2人による決定戦という、最後まで勝負が分からない展開でした。
若隆景の過去の優勝と今回の違い
若隆景の最初の幕内優勝は2022年3月場所です。
当時は東関脇で12勝3敗を記録し、優勝決定戦を経ずに賜杯を獲得しました。2026年5月場所では東小結として同じ12勝3敗を記録し、今度は霧島との優勝決定戦を制しています。
両場所に共通するのは、三役の地位で12勝を挙げ、技能賞も受賞したことです。4年2カ月を経て再び幕内優勝を果たしたことは、若隆景のキャリアを振り返るうえで重要な節目となりました。
【プロの結論】2026年夏場所で評価すべき3つのポイント
今回の結果を相撲の見どころという観点から整理すると、次の3点が重要です。
1. 若隆景の復活は、勝ち星以上に価値がある
25場所ぶりの優勝は、けがによる番付降下を経験した力士が再び頂点に立ったという意味で印象的です。12勝3敗という数字だけでなく、長期的な再建を成し遂げたことに注目したいところです。
2. 霧島の12勝も高く評価できる
優勝決定戦では敗れたものの、12勝3敗は十分に優勝を狙える成績です。大関として優勝争いを最後まで引っ張ったことは、今後の番付と横綱昇進を考えるうえでも重要な材料です。
3. 次世代を担う力士の台頭も見逃せない
義ノ富士、伯乃富士、一意、碇潟、旭富士、翔盛、白月狼など、各段で若い力士が実績を残しました。
幕内優勝だけを見て場所を評価すると、こうした次世代の成長を見落としてしまいます。大相撲を継続して楽しむなら、三賞と各段優勝にも目を向けることが大切です。
【大相撲夏場所の結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の大相撲夏場所で優勝した力士は誰ですか?
A1:荒汐部屋の小結・若隆景です。12勝3敗で大関・霧島と並び、優勝決定戦を押し出しで制しました。2022年春場所以来2度目の幕内優勝です。
Q2:若隆景と霧島の優勝決定戦の決まり手は何ですか?
A2:押し出しです。千秋楽の本割では若隆景が藤凌駕を肩透かしで、霧島が宇良を押し倒しで破りました。優勝決定戦では若隆景が霧島を押し出しました。
Q3:2026年夏場所の三賞受賞者は誰ですか?
A3:敢闘賞は義ノ富士と伯乃富士、技能賞は若隆景です。殊勲賞は該当者なしでした。
Q4:十両優勝は誰ですか?
A4:木瀬部屋の一意です。12勝3敗で初めての十両優勝を果たし、2026年7月場所で新入幕を実現しました。
Q5:2026年夏場所で休場した横綱・大関は誰ですか?
A5:横綱は大の里と豊昇龍、大関は安青錦と琴櫻です。大の里と安青錦は初日から休場し、豊昇龍は2日目から、琴櫻は途中休場となりました。霧島は15日間を取り切り、12勝3敗でした。
Q6:若隆景の幕内優勝は何回目ですか?
A6:通算2回目です。初優勝は2022年3月場所で、2026年5月場所は25場所ぶりの優勝となりました。
まとめ:若隆景の復活優勝で幕を閉じた2026年夏場所
2026年の大相撲夏場所は、小結・若隆景が大関・霧島との優勝決定戦を制し、12勝3敗で2度目の幕内優勝を果たしました。
今回の結果を振り返ると、重要なポイントは次のとおりです。
- 幕内優勝は若隆景。25場所ぶりの復活優勝。
- 霧島も12勝3敗で優勝決定戦に進出。
- 決定戦の決まり手は押し出し。
- 敢闘賞は義ノ富士と伯乃富士。
- 技能賞は若隆景、殊勲賞は該当者なし。
- 十両優勝は一意。
- 幕下以下も碇潟、旭富士、翔盛、白月狼が優勝。
- 横綱2人と大関2人が千秋楽までに休場。
今場所の最大の収穫は、若隆景がけがを乗り越えて再び賜杯を手にしたことです。同時に、霧島の安定感や義ノ富士・伯乃富士の躍進、十両以下の若手力士の成長も、場所全体の価値を高めました。
大相撲は優勝力士だけでなく、三賞、星取表、休場者、各段の優勝者まで確認することで、15日間のドラマがより鮮明になります。2026年夏場所は、復活と世代交代の可能性を感じさせる場所として記憶される一場所となりました。