キングオブコント2020優勝はジャルジャル!941点の内訳と13度目の挑戦を徹底解説

目次

2020年9月26日に開催された「キングオブコント2020」。全1707組がエントリーした第13回大会で、頂点に立ったのは、お笑いコンビのジャルジャル(後藤淳平・福徳秀介)だった。決勝1本目の「野次ワクチン」で477点、2本目の「空き巣タンバリン」で464点を獲得し、合計941点で悲願の初優勝。優勝賞金1000万円を手にした。

ジャルジャルにとって、この優勝は単なる賞レースのタイトル獲得ではない。2008年の第1回大会から13回連続で挑戦し、4度目の決勝進出でようやくつかんだ栄冠だった。2位のニューヨークとの差は17点。ファーストステージで築いたリードと、ファイナルステージでの勝負強さが明暗を分けた。2026年現在の歴代王者の流れも踏まえながら、得点、決勝順位、2本のコント、優勝までの道のりを振り返る。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

- 優勝:ジャルジャル。後藤淳平・福徳秀介が合計941点で第13代王者に輝いた。
- 得点内訳:477点+464点。ニューヨークの924点を17点上回った。
- 13度目の挑戦で悲願達成。2008年の第1回大会から出場を続け、優勝賞金1000万円を獲得した。

【結論】キングオブコント2020の優勝者はジャルジャル!13代目キング誕生

キングオブコント 2020 優勝

キングオブコント2020を制したのは、吉本興業所属のお笑いコンビ、ジャルジャルだ。

優勝が決まったのは2020年9月26日。TBS系列で生放送された決勝戦で、後藤淳平と福徳秀介の2人が第13代目キングの称号を獲得した。

大会は『お笑いの日2020』のフィナーレとして放送され、総合MCはダウンタウン。決勝では10組がファーストステージに挑み、上位3組がファイナルステージへ進出する方式が採用された。

ジャルジャルはファーストステージで477点を獲得して1位通過。続くファイナルステージでも464点を記録し、合計941点で優勝を決めた。

特に注目したいのは、優勝したジャルジャルが初めて決勝に進出したコンビではなかったことだ。

2008年の第1回大会から毎年挑戦し続け、2019年大会では3位。あと一歩届かなかった前年の悔しさを乗り越え、2020年に念願のタイトルを手にした。

TBSの大会結果発表でも、ジャルジャルが13代目キングに決定したことが正式に伝えられている。

【得点を徹底検証】ジャルジャル941点の内訳とニューヨークとの17点差

キングオブコント 2020 優勝

キングオブコント2020の結果を理解するうえで欠かせないのが、ファーストステージとファイナルステージの得点比較だ。

2020年大会では、松本人志、さまぁ〜ずの大竹一樹・三村マサカズ、バナナマンの設楽統・日村勇紀という5人が審査員を担当した。

1人100点、5人合計500点満点で採点する方式で、2本のネタの合計点によって最終順位が決まった。

ジャルジャルの941点はどう生まれた?

キングオブコント 2020 優勝

ジャルジャルの得点は次のとおり。

- ファーストステージ:477点
- ファイナルステージ:464点
- 合計:941点

ファーストステージの477点は、決勝進出10組の中でトップ。2位のニューヨークに16点差をつける好スタートだった。

一方、ファイナルステージではニューヨークと空気階段が463点を獲得。ジャルジャルは464点で、わずか1点上回った。

つまり、ファーストステージでは大きなリードを作り、ファイナルステージでは接戦を制したという展開だった。

ニューヨークとの得点差は17点

比較項目 ジャルジャル ニューヨーク
ファーストステージ 477点 461点
ファイナルステージ 464点 463点
合計 941点 924点
最終順位 1位 2位

合計点の差は17点。ファーストステージでの16点差が、最終結果に大きく影響した。

興味深いのは、ファイナルステージだけを見ると両者の差がわずか1点だったことだ。

2本目のネタだけで優勝が決まったわけではない。最初のネタで高得点を獲得し、その優位性を保ったまま最後まで勝ち切ったことが、ジャルジャルの勝因の一つだった。

審査員5人の採点も確認

ジャルジャルの採点内訳は以下のとおり。

審査員 1本目 2本目
松本人志 95点 95点
大竹一樹 94点 92点
三村マサカズ 96点 90点
日村勇紀 97点 94点
設楽統 95点 93点
合計 477点 464点

1本目では全員が94点以上をつけ、日村勇紀の97点が最高点だった。

2本目では審査員ごとに評価に違いが見られたものの、松本人志が95点をつけるなど、最終的に464点を獲得している。

得点を見ると、ジャルジャルは一部の審査員だけに高く評価されたのではなく、5人全員から安定して高い評価を得ていたことが分かる。

(日刊スポーツの2020年9月26日決勝速報、決勝採点記録より)

【決勝順位一覧】ニューヨーク準優勝、空気階段3位!全10組の結果

キングオブコント2020の決勝には10組が進出した。

ファイナルステージに進めるのはファーストステージ上位3組のみ。残る7組は1本目の得点で順位が決まる。

キングオブコント2020決勝順位

最終順位 コンビ名 1本目 2本目 合計
1位 ジャルジャル 477 464 941
2位 ニューヨーク 461 463 924
3位 空気階段 458 463 921
4位 ザ・ギース 457 ― 457
5位 ニッポンの社長 454 ― 454
5位 ジャングルポケット 454 ― 454
7位 ロングコートダディ 446 ― 446
8位 滝音 445 ― 445
8位 GAG 445 ― 445
10位 うるとらブギーズ 440 ― 440

※4位以下はファーストステージの得点による順位。2本目の採点はファイナルステージ進出者のみ。

2位のニューヨークは初の決勝進出で準優勝

ニューヨークにとって2020年大会は初めての決勝進出だった。

ファーストステージでは461点を獲得して2位通過。ファイナルステージでも463点を獲得し、合計924点で準優勝となった。

初出場でいきなり2位に入ったことは、大会の結果を語るうえで見逃せないポイントだ。

3位の空気階段も最後まで優勝争いに参加

空気階段は458点でファーストステージを3位通過。

ファイナルステージではニューヨークと同じ463点を獲得し、合計921点で3位となった。

ジャルジャルとの差は20点だったが、ファイナルステージ単独では1点差。上位3組が非常に接近した戦いを繰り広げていたことが分かる。

また、ザ・ギースは457点で4位。ニッポンの社長とジャングルポケットは454点で同率5位となった。

【ネタを徹底解説】「野次ワクチン」と「空き巣タンバリン」が優勝を引き寄せた理由

ジャルジャルの優勝を語るうえで、2本のコントは欠かせない。

1本目は「野次ワクチン」、2本目は「空き巣タンバリン」。方向性の異なる2本を決勝に持ち込み、どちらも高得点につなげた。

1本目「野次ワクチン」477点

ファーストステージで披露したのは、新人歌手がボートレース場で観客のヤジに耐える練習をするという設定のコントだ。

理不尽なヤジを浴びながら、それに対応していくという構成で、ジャルジャルらしい独特の言葉のやり取りとテンポが特徴となっている。

このネタが生まれたのは2019年末の単独ライブだった。

優勝後の会見で福徳秀介は、単独ライブでのお客さんの反応が良く、マニアックになりすぎず、大衆にも伝わるネタだと感じていたことを選定理由として説明している。

後藤淳平も、自分たちが演じながら笑ってしまうネタだったと振り返った。

つまり、2人にとっても手応えのある作品だったということだ。

結果は477点。全10組のトップでファイナルステージ進出を決めた。

2本目「空き巣タンバリン」464点

ファイナルステージで披露したのは、空き巣に入る人物がなぜかタンバリンを持ってきてしまうという、非常にシュールな設定のコントだ。

普通、空き巣は音を立てないように行動するはず。しかし、タンバリンを持っていることで、状況は次々とおかしな方向へ進んでいく。

静かに行動しなければならない状況と、音を鳴らしてしまう楽器の組み合わせ。その矛盾を笑いに変える発想が、このネタの大きな特徴だった。

実は、このコントは決勝のために新しく作られた作品ではない。

福徳によれば、約10年前に考えたものの、単独ライブでも披露せず、長くボツネタとして扱っていた作品だった。

ジャルジャルのYouTube企画「ネタのタネ」で久しぶりに撮影したところ、周囲や視聴者から好反応があり、キングオブコント向きではないかと考えるようになったという。

後藤は、このネタについて「ネタのタネが花開いた」という趣旨の喜びを語っている。

長い間眠っていたアイデアが、賞レースの大舞台で優勝を決める2本目にまで成長したのだ。

2本のネタに共通していたもの

2本の内容は大きく異なる。

「野次ワクチン」は言葉の応酬や状況の変化で笑わせるタイプ。「空き巣タンバリン」は設定そのものの不条理さと、そこから生まれる展開で笑わせるタイプだ。

しかし、どちらにもジャルジャル特有の発想がある。

日常の中では当たり前とされる行動や状況を、少しだけずらしてみる。その小さな違和感を徹底的に展開させることで、独自のコント世界を作り上げている。

また、完成度の高い新作だけにこだわらず、過去のアイデアやYouTubeでの反応まで活用したことも、今回の優勝を象徴するエピソードだ。

(お笑いナタリー、WEBザテレビジョンの優勝会見記事より)

【13度目の挑戦】後藤淳平・福徳秀介がつかんだ悲願の初優勝

ジャルジャルの優勝が多くの人に強い印象を残した理由は、13回目の挑戦だったことにもある。

2008年から毎年エントリー

ジャルジャルは2003年に結成されたコンビで、後藤淳平と福徳秀介は関西大学第一高校時代からの知り合いだ。

キングオブコントが始まった2008年から大会に挑戦し続け、2020年で13回目の出場となった。

ただし、毎年決勝に進出していたわけではない。

2020年大会は2年連続4回目の決勝進出。長年にわたり予選や準決勝で敗退する経験も重ねてきた。

2019年大会では3位に入り、優勝まであと一歩というところまで迫っていた。

福徳秀介が語った13回目の重圧

優勝会見では、福徳が長年の挑戦について率直な心境を明かしている。

「あきらめず、しつこく挑み続けてよかったなと心の底から思います」

――福徳秀介(2020年優勝会見)

同世代の芸人が大会への出場を辞退していく中、自分たちは若手が活躍するべき舞台に出続けてよいのかという葛藤もあったという。

それでも優勝したいという思いは変わらなかった。

後藤も、第1回大会から挑戦して12回悔しい思いをしたと振り返り、優勝によってそれまでの悔しさが吹き飛んだという趣旨のコメントを残している。

2人のプロフィールと優勝までの歩み

項目 後藤淳平 福徳秀介
生年月日 1984年3月20日 1983年10月5日
出身地 大阪府 兵庫県
所属 吉本興業 吉本興業
コンビ ジャルジャル ジャルジャル
コンビ結成年 2003年 2003年
KOC2020での実績 477点・464点 477点・464点
最終結果 第13代キング 第13代キング

2人は同じ高校のラグビー部で出会い、卒業後に芸人として活動を続けてきた。

2020年の優勝会見では、後藤が福徳の涙を見た感慨についても語っている。高校時代から知る相方が、長年追い続けてきた大会でうれし涙を流す姿は、後藤にとっても特別な光景だった。

優勝賞金1000万円については、福徳が家族に人間ドックをプレゼントしたいと話す一方、後藤は賞金そのものをそれほど意識していなかったと明かした。

長年追い続けてきたタイトルを獲得した2人にとって、賞金以上に大きな意味を持つ優勝だったことがうかがえる。

【歴代優勝者一覧】ジャルジャルは2008年から続く大会史の第13代王者

キングオブコントは2008年にスタートした、コント日本一を決める賞レースだ。

2020年のジャルジャルは第13代王者。2026年10月現在では、第19代王者まで歴史が積み重なっている。

2008年から2026年までの歴代優勝者

年 優勝コンビ
2008年 バッファロー吾郎
2009年 東京03
2010年 キングオブコメディ
2011年 ロバート
2012年 バイきんぐ
2013年 かもめんたる
2014年 シソンヌ
2015年 コロコロチキチキペッパーズ
2016年 ライス
2017年 かまいたち
2018年 ハナコ
2019年 どぶろっく
2020年 ジャルジャル
2021年 空気階段
2022年 ビスケットブラザーズ
2023年 サルゴリラ
2024年 ラブレターズ
2025年 ロングコートダディ
2026年 ジェラードン

2020年のジャルジャル以降も、空気階段、ビスケットブラザーズ、サルゴリラ、ラブレターズ、ロングコートダディなど、個性の異なるコント師が王者に輝いてきた。

そして2026年10月17日には、ジェラードンが19代目王者に決定した。

こうした歴代王者の変遷を見ると、キングオブコントが特定の芸風だけで勝てる大会ではないことが分かる。

独創的な設定、演技力、構成力、観客への伝わりやすさなど、さまざまな要素が評価されている。

ジャルジャルの2020年優勝も、その大会史における重要な節目となっている。

【プロの結論】ジャルジャルの優勝から読み解くキングオブコントの本質

ジャルジャルの優勝を分析すると、特に3つのポイントが浮かび上がる。

1. 1本目と2本目のネタ選びが勝敗を左右する

ジャルジャルは1本目で477点を獲得し、2位に16点差をつけた。

しかし、ファイナルステージでは2位のニューヨークとの差が1点まで縮まっている。

この結果から分かるのは、最初のネタで優位に立つことと、最後のネタで評価を維持することの両方が重要だということだ。

単純に2本とも高得点を取ればよいという話ではなく、決勝全体を見据えたネタ選択と準備が必要になる。

2. 過去のボツネタにも価値がある

「空き巣タンバリン」は、約10年前に考えられたネタだった。

長い間ボツネタとして扱われていたアイデアが、YouTubeでの再披露をきっかけに評価され、最終的にキングオブコント優勝につながった。

ここには、ネタ作りにおける興味深い示唆がある。

すぐに評価されなかった作品でも、時期や演出、観客との相性が変われば、別の可能性が生まれるということだ。

ジャルジャルは、過去のアイデアを単純に捨てるのではなく、適切なタイミングで再評価する力も持っていた。

3. 13回挑戦した経験が優勝の土台になった

13度目の挑戦という数字は、単なる記録ではない。

大会のルールや審査傾向を知り、自分たちのネタの強みと弱みを把握し、毎年改善を続けてきた積み重ねを表している。

2019年の3位から2020年の優勝へ。

この変化を考えると、ジャルジャルの勝利は一夜にして生まれたものではなく、長い試行錯誤の結果だった。

キングオブコント2020の最大の見どころは、941点という数字だけではない。13年間にわたって挑戦し続けた2人が、異なるタイプのコント2本で頂点に立ったことにある。

【よくある質問】キングオブコント2020の優勝に関するFAQ

Q1:キングオブコント2020の優勝者は誰ですか?

A1:ジャルジャルです。後藤淳平と福徳秀介のコンビが、2020年9月26日の決勝で合計941点を獲得し、第13代キングに輝きました。

Q2:ジャルジャルは何点で優勝しましたか?

A2:合計941点です。ファーストステージが477点、ファイナルステージが464点でした。

Q3:ニューヨークとの得点差は何点でしたか?

A3:17点差です。ジャルジャルが941点、ニューヨークが924点で準優勝となりました。

Q4:空気階段は何位でしたか?

A4:3位です。ファーストステージ458点、ファイナルステージ463点で、合計921点でした。

Q5:ジャルジャルが披露したネタの名前は何ですか?

A5:1本目が「野次ワクチン」、2本目が「空き巣タンバリン」です。1本目はヤジに耐える新人歌手の設定、2本目はタンバリンを持って空き巣に入る人物を題材にしたコントでした。なお、TBSの大会後記事では1本目が「野沢ワクチン」と表記されています。

Q6:ジャルジャルは何回目の挑戦で優勝しましたか?

A6:13回目の挑戦です。2008年の第1回大会から毎年出場し続け、2020年に初めて優勝しました。

Q7:キングオブコント2020の優勝賞金はいくらですか?

A7:1000万円です。ジャルジャルが第13代王者として賞金を獲得しました。

Q8:2026年現在のキングオブコント最新王者は誰ですか?

A8:2026年10月17日に開催された大会で優勝したジェラードンです。ジャルジャルは2020年の第13代王者にあたります。

まとめ:キングオブコント2020はジャルジャルが13度目の挑戦で悲願達成

キングオブコント2020を制したのは、後藤淳平・福徳秀介によるジャルジャルだった。

ファーストステージの「野次ワクチン」で477点、ファイナルステージの「空き巣タンバリン」で464点。合計941点という高得点で、ニューヨークの924点、空気階段の921点を上回った。

優勝までの道のりは決して平坦ではない。

2008年の第1回大会から挑戦し続け、12回の悔しさを経験したうえで、13回目にしてようやく頂点へ到達した。

さらに、約10年前のボツネタを決勝の舞台に持ち込み、YouTubeでの反応も生かして優勝につなげた点は、ジャルジャルらしいエピソードといえる。

2026年にはジェラードンが19代目王者となり、大会の歴史はさらに続いている。

それでも、ジャルジャルが2020年に見せた941点の快挙と、13度目の挑戦でつかんだ悲願の優勝は、キングオブコントの歴史を振り返るうえで欠かせない名場面として残り続けるだろう。

13年間の挑戦を、2本のコントで実らせたジャルジャル。その優勝は、コントを作り続けることの価値を改めて示した大会だった。

※記事内の得点・大会結果はTBS公式発表、日刊スポーツの決勝速報、優勝会見を掲載したお笑いナタリーおよびWEBザテレビジョンの記録を基にしています。2026年の歴代王者情報は大会公式サイトの発表に基づいています。