【2026年最新】アルゼンチン対スイスの試合結果と大会後の動向

目次

2026年7月11日、カンザスシティ・スタジアムで行われたFIFAワールドカップ準々決勝。アルゼンチンとスイスの試合は、90分で決着がつかず、延長戦で勝敗が決まった。

最終スコアは次のとおり。


3 − 1

アルゼンチン対スイス


アルゼンチン
勝利


スイス
敗退

2026年7月11日・現地時間/W杯準々決勝/延長戦
- アルゼンチン:10分、112分、120+1分
- スイス:67分
- 会場:カンザスシティ・スタジアム

試合後の両国の成績

アルゼンチン対スイス

この勝利でアルゼンチンは準決勝に進出。その後、イングランドを2-1で破って決勝へ進んだが、7月19日の決勝ではスペインに延長戦で0-1と敗れ、世界一の座を逃した。

スイスにとっては、1954年以来となるワールドカップ準々決勝進出だった。準決勝には届かなかったものの、強豪アルゼンチンを最後まで苦しめた戦いは、同国代表の健闘として評価された。

【試合の詳細まとめ】全ゴールと勝敗を分けた5つの場面

アルゼンチン対スイス

この試合を理解するうえで欠かせないのは、アルゼンチンの先制、スイスの反撃、そしてVARによる退場判定だ。

1.10分:マック・アリスターが先制

試合序盤、アルゼンチンはリオネル・メッシのコーナーキックからチャンスを作った。

ゴール前で合わせたのはアレクシス・マック・アリスター。身長1.76メートルのMFがヘディングでネットを揺らし、アルゼンチンが先制した。

メッシのキック精度とマック・アリスターのポジショニングが生きた得点だった。

2.67分:ダン・エンドイェが同点ゴール

後半に入ると、スイスが攻勢を強める。

アルゼンチンの守備陣に圧力をかけ、67分にダン・エンドイェが同点ゴールを決めた。リカルド・ロドリゲスのアシストから生まれた得点だった。

この時間帯のスイスは攻撃の勢いを増しており、試合の主導権を奪い返す可能性も十分にあった。

3.72分:ブレール・エンボロの退場

試合最大の転換点となったのが、スイスFWブレール・エンボロへの2枚目のイエローカードだ。

当初、主審はアルゼンチンのレアンドロ・パレデスに警告を提示した。しかしVARによる確認後、判定が変更され、エンボロにシミュレーションによる警告が出された。

前半44分にも警告を受けていたエンボロは、これで退場となった。

同点に追いついた直後の数的不利は、スイスにとって非常に大きな痛手だった。

4.112分:フリアン・アルバレスの決勝点

スイスは10人になってからも粘り強く守り、アルゼンチンの攻撃を簡単には通さなかった。

しかし延長後半、112分にフリアン・アルバレスがゴールを決める。

ホセ・マヌエル・ロペスのアシストから生まれた見事なシュートで、アルゼンチンが2-1と勝ち越した。

5.120+1分:ラウタロ・マルティネスが勝負を決める

試合終了間際、ラウタロ・マルティネスが追加点を奪った。

アルゼンチンの速攻から生まれた得点で、最終スコアは3-1。スイスの反撃を封じ、アルゼンチンが準決勝への切符を手にした。

チームスタッツで見る両国の違い

指標 アルゼンチン スイス
ボール支配率 59% 41%
シュート数 22 11
枠内シュート 7 5
コーナーキック 8 2
ファウル 14 18
得点 3 1

数字を見るとアルゼンチンが攻撃の量で上回っている。しかし、スイスも枠内シュート5本を記録しており、決して一方的な試合ではなかった。

特に注目したいのは、スイスが同点に追いついた後も、退場までは十分に勝機を持っていたことだ。

【対戦成績・関係者一覧】アルゼンチンとスイスの歴史を比較

アルゼンチンとスイスは、南米とヨーロッパという異なるサッカー文化を代表する国だ。

アルゼンチンは個人技と攻撃的な創造性、スイスは組織的な守備と規律ある試合運びに強みを持つ。

両国の代表戦記録を扱う11v11のデータでは、2026年の対戦を含めて通算8試合、アルゼンチン6勝2分け、スイス0勝となっている。

過去の対戦と主要人物の関係

年月日 大会・結果 注目人物・ポイント 1966年7月 アルゼンチン 2-0 スイス W杯グループステージ 1980年12月 アルゼンチン 5-0 スイス 国際親善試合 1984年9月 スイス 0-2 アルゼンチン 国際親善試合 1990年5月 スイス 1-1 アルゼンチン 初の引き分け 2007年6月 スイス 1-1 アルゼンチン 国際親善試合 2012年2月 スイス 1-3 アルゼンチン 国際親善試合 2014年7月 アルゼンチン 1-0 スイス(延長) メッシのアシスト、ディ・マリアの決勝点 2026年7月 アルゼンチン 3-1 スイス(延長) マック・アリスター、アルバレス、ラウタロが得点

2014年と2026年のW杯対決は何が違った?

2014年7月1日、ブラジル大会の決勝トーナメント1回戦でも、両国は対戦している。

このときも90分では決着がつかず、延長118分にアンヘル・ディ・マリアが決勝ゴールを決めた。アシストしたのはメッシだった。

当時のアルゼンチンは、アレハンドロ・サベーラ監督の下でメッシとディ・マリアを中心に攻撃を組み立てていた。

一方、2026年はリオネル・スカローニ監督のチームが、メッシの経験に加えてアルバレスやラウタロの決定力を生かした。

両試合に共通するのは、スイスが守備組織を崩さず、アルゼンチンが延長戦で勝負を決めたことだ。

【炎上の核心】エンボロの退場とVAR判定はなぜ問題になった?

今回の試合で最も大きなニュースとなったのは、試合終了後も議論が続いたVARの判定だ。

単なる試合中の抗議では終わらず、約2週間後にはサッカーの競技規則を定める国際サッカー評議会(IFAB)が公式に運用上の問題を説明する事態になった。

スイス監督ヤキンが判定に強く反発

スイスのムラト・ヤキン監督は、試合後、エンボロの退場につながった判定について厳しい見解を示した。

問題視したのは、VARによる確認で、当初パレデスに出された警告が取り消され、エンボロに警告が移されたことだ。

エンボロはすでに警告を受けていたため、2枚目の警告で退場となった。

スイス代表のグラニト・ジャカも、この判定がチームに与えた影響について不満を表明した。

一方、アルゼンチンのスカローニ監督は、自分たちが数的優位を得たことが勝利に影響したと認めている。

7月28日、IFABがVARの運用について説明

大きな転換点は、2026年7月27日付のIFAB通達第34号だ。

この通達では、誤認による選手の取り違えを修正するVARの規定について、次の考え方が示された。

- イエローカードを受けた選手の取り違えは、警告対象となった反則を犯した選手を特定するために確認できる。
- ただし、2枚目の警告ではないイエローカードについて、反則そのものを映像で再審査して変更することはできない。
- 2026年W杯で行われたシミュレーション判定へのこの規定の適用は、今後のVARプロトコルの見直し対象となる。

つまり、今回のエンボロの退場については、当時のVAR規定で認められていない方法による介入だったという問題が明らかになった。

ここで重要なのは、IFABがエンボロの倒れ方そのものについて、シミュレーションではなかったと認定したわけではないことだ。

争点は、映像で反則そのものを再評価し、当初警告された選手から別の選手へ警告を移す手続きが、当時の規則で許されていたかどうかにある。

ネットの反応と炎上の実態

日本のサッカー専門メディアでも、この退場判定は大きく取り上げられた。

ネット上で主に議論されたのは、次の3点だ。

1. エンボロの転倒をシミュレーションと判断できるのか。
2. VARが当初の警告対象を変更する手続きは正しかったのか。
3. 退場によって試合の勝敗が大きく左右されたのではないか。

フットボールゾーンなどの国内報道でも、SNS上で退場判定への批判的な反応が広がったことが紹介されている。

試合後の批判は、スイスが数的不利になったことだけに向けられたものではない。VARが試合の公平性を守るための仕組みである以上、その運用自体が規則に沿っていたのかという、より根本的な問題に発展した。

【噂の真相と2026年10月最新情報】アルゼンチン優遇説は本当か?

今回の試合では、審判がアルゼンチンを優遇したのではないかという疑問も取り上げられた。

しかし、IFABの説明から確認できるのは、VARプロトコルの適用に問題があったという点だ。

判定の運用ミスと、意図的な試合操作は別問題である。

アルゼンチンを勝たせるために審判が意図的に行動した、あるいは八百長があったと認定されたわけではない。IFABの通達も、そのような不正を認定したものではない。

噂と確認できる事実の違い

- 「エンボロの退場判定は問題なかった」:IFABの後日の説明と整合しない。
- 「IFABが退場につながるVAR運用を問題視した」:事実。
- 「アルゼンチンの勝利が取り消された」:公式記録は3-1のまま。
- 「審判の八百長が証明された」:そのような認定は確認されていない。

試合の結果と、判定の正当性は分けて考える必要がある。

2026年10月31日時点の両代表の最新状況

アルゼンチンはW杯決勝でスペインに敗れた後、秋の国際親善試合で好結果を残している。

現地開催の10月までの主な結果は次のとおり。

- 9月30日:アルゼンチン 4-0 ボリビア
- 10月3日:アルゼンチン 7-0 ブルキナファソ
- 10月6日:アルゼンチン 3-0 ベナン

ベナン戦は、国際代表からの引退を表明したメッシの送別試合としても注目された。

スイスも2026/27シーズンのUEFAネーションズリーグで好調だ。

- 9月26日:スイス 3-0 北マケドニア
- 9月29日:スコットランド 0-3 スイス
- 10月3日:スイス 2-1 スロベニア
- 10月6日:スイス 3-0 北マケドニア

W杯での敗退を引きずることなく、秋の公式戦で4連勝を記録している。

【プロの結論】アルゼンチン対スイスから読み解く勝敗の本質

今回の試合を単純に「アルゼンチンが強かったから3-1で勝った」と評価するだけでは、実際の展開を十分に理解できない。

注目すべきポイントは3つある。

第一に、アルゼンチンは攻撃の選択肢が豊富だった。

メッシのセットプレー、マック・アリスターの飛び出し、アルバレスの個人技、ラウタロの決定力。異なる特徴を持つ選手が得点に関わったことは、チームの攻撃力を示している。

第二に、スイスの守備力は高く評価できる。

同点に追いついた後、数的不利になってからも延長戦まで1-1を維持した。スイスの守備組織とGKグレゴール・コベルの働きは、スコア以上に評価されるべき部分だ。

第三に、試合の分析ではVARの影響を切り離せない。

エンボロの退場によって試合の構図は変わった。IFABの後日の説明を踏まえると、アルゼンチンの勝利という結果を尊重しながらも、試合内容を評価する際には判定の影響を考慮する必要がある。

この3点を押さえることで、単なる勝敗や得点者の確認を超えた試合分析ができる。

アルゼンチン対スイスに関するよくある質問(FAQ)

Q1:2026年のアルゼンチン対スイスの試合結果は?

A1:2026年7月11日のW杯準々決勝で、アルゼンチンがスイスに3-1で勝利しました。90分では1-1で、延長戦にアルゼンチンが2点を追加しました。

Q2:スイスのエンボロはなぜ退場になった?

A2:前半に続く2枚目のイエローカードを受けたためです。後半72分、VARによる確認後、シミュレーションと判定されました。ただし、7月28日にIFABが当時のVARプロトコルではこのような介入は認められないと説明しました。

Q3:アルゼンチンとスイスは過去に何回対戦している?

A3:11v11の代表戦記録では、2026年の試合を含めて8試合です。アルゼンチンが6勝2分けで、スイスはまだ勝利していません。

まとめ:アルゼンチン対スイスの今後の注目点

2026年のアルゼンチン対スイスは、アルゼンチンが3-1で勝利したW杯準々決勝として記録された。

マック・アリスターの先制、エンドイェの同点弾、エンボロの退場、アルバレスとラウタロの延長戦でのゴール。試合には数多くの見どころがあった。

一方、IFABが後日VARの運用上の問題を明らかにしたことで、この試合は勝敗だけでなく、サッカーにおけるビデオ判定の公平性を考える重要な事例にもなった。

2026年10月31日時点では、アルゼンチンはW杯準優勝を経て新たなチーム作りへ、スイスはネーションズリーグで好調を維持している。

両国の次回対戦にも期待が集まるが、今回の一戦から読み取るべき最大の教訓は、試合結果、選手の実力、審判の判定をそれぞれ分けて検証することだ。

それこそが、アルゼンチン対スイスという一戦を正確に理解するための重要な視点となる。


記事情報基準日:2026年10月31日。主な参照資料:FIFA、IFAB、UEFA、Reuters、AP、BBC、11v11、各試合記録。