【2026年最新】世界選手権に挑む女子日本代表23人のメンバー一覧

目次

2026年の女子日本代表は、GK3人、DF8人、FW12人の合計23人で構成される。10月31日付の海外アイスホッケー専門メディア「The Hockey News」の報道で、デンマークで開催される世界選手権のメンバーが明らかになった。

GK(ゴールキーパー)3人

選手名
ハロラン麗
増原海夕
川口莉子

ゴールキーパーは、相手のシュートからゴールを守る最後の砦だ。試合中のセーブだけでなく、守備陣への指示やリバウンドへの対応も勝敗を左右する。

DF(ディフェンス)8人

選手名
志賀葵
関夏菜美
山下栞
冨内彩花
篠田安
佐藤虹羽
奥村菜月
寺内姫夏

DFは相手の攻撃を食い止めると同時に、パスや持ち上がりによって攻撃の起点をつくるポジションだ。

特に注目したいのが、若い世代の佐藤虹羽や寺内姫夏。海外でプレーする選手も含まれており、異なる競技環境で培った経験を代表チームに持ち込めるかがポイントになる。

FW(フォワード)12人

アイスホッケー 女子日本代表
選手名
黒須若菜
小山玲弥
山下光
志賀紅音
長岡真鈴
輪島夢叶
ラック陽
伊藤麻琴
野呂里桜
野呂莉里
多田藍
小平梅花

FWは得点を生み出す攻撃の中心であり、ゴール前での判断力、シュート精度、味方との連係が求められる。

今回のメンバーでは、志賀紅音と輪島夢叶が特に注目される。さらに、小平梅花や寺内姫夏など若い選手が加わったことで、経験と将来性を組み合わせた編成になっている。

なお、ここで紹介した23人は11月の世界選手権に向けたメンバーであり、2026年2月のミラノ・コルティナ五輪代表や10月のアジア選手権参加メンバーと完全に同じではない。

【新体制の全貌】大久保智仁監督と久保英恵コーチはどんな人物?


大久保智仁監督

2026年から女子日本代表を率いる新監督。男子代表やクラブチームでの指導経験を持つ。



久保英恵コーチ

日本女子アイスホッケーを代表する元選手。現役時代の経験を生かし、選手の技術面や精神面を支える。

大久保智仁監督の経歴

日本アイスホッケー連盟は2026年6月19日、新しい女子日本代表スタッフ体制の発表会見を開催した。

監督に就任した大久保智仁氏は、現役時代に西武鉄道、コクド、日光神戸アイスバックスなどでプレーした経歴を持つ。

2013年の現役引退後は指導者に転身。東北フリーブレイズや男子日本代表、男子U18日本代表などで指導経験を積んだ。

主な指導歴は次のとおり。

- 2014~2020年:東北フリーブレイズのコーチ
- 2017~2019年:男子日本代表コーチ
- 2020~2023年:東北フリーブレイズ監督
- 2023~2026年:SEIBUプリンセスラビッツ監督
- 2025~2026年:男子U18日本代表監督

男子のトップカテゴリーと育成年代、女子クラブの指導経験を併せ持つ点が特徴だ。

久保英恵コーチの役割

久保英恵氏は、長年にわたり日本女子アイスホッケーを支えてきた選手の一人だ。

現役引退後も指導者として活動し、SEIBUプリンセスラビッツや女子U18日本代表のコーチを務めた。

2026年6月の就任会見では、現役時代の経験と大久保監督、榛澤コーチの指導経験を選手に還元したいという考えを示した。

特に、世界のトップレベルと戦うためのメンタル面の強さや団結力を重視している。

新体制の関係者と役割

日本アイスホッケー連盟の発表を基に、主要人物の関係を整理すると次のようになる。

人物 役職・役割 注目ポイント 大久保智仁 女子日本代表監督 男子代表・クラブでの指導経験を生かす 久保英恵 女子日本代表コーチ 元代表選手としての経験を伝える 榛澤淳 女子日本代表コーチ 新体制の指導スタッフ 春名真仁 GKコーチ ゴールキーパーの専門指導

新体制の最大のテーマは、2030年冬季オリンピックに向けたチームづくりだ。

大久保監督は、女子代表が築いてきた伝統を引き継ぎながら、海外の強豪国に対抗できるチームを目指す考えを表明している。

久保コーチが選手の心理面やチームの結束を支える構成は、戦術面と精神面の両方から競争力を高める狙いがある。

【アジア選手権2026試合結果】日本は3戦全勝で大会3連覇!

大会3連覇達成

2026年10月15日から18日まで、北海道札幌市の月寒体育館で開催された「IIHF女子アジア選手権2027」。

大会名には2027と付いているが、実際の開催時期は2026年10月だ。この大会名と開催年の違いは、情報を調べる際に押さえておきたいポイントである。

出場したのは日本、中国、韓国、カザフスタンの4か国。日本は開催国として3試合を戦った。

日本代表の全試合結果

開催日 対戦相手 スコア 結果
10月15日 カザフスタン 4-0 勝利
10月17日 韓国 5-0 勝利
10月18日 中国 6-0 勝利

出典:IIHF公式大会記録。スコアは日本代表から見たもの。

最終成績は次のとおり。




3勝0敗


大会成績




15-0


総得点・総失点




9ポイント


勝ち点




3連覇


大会優勝回数


特筆すべきは、3試合を通じて相手に1点も与えなかったことだ。

最終戦の中国戦では6-0で勝利。1,260人の観客が見守るなか、川口莉子が11本のシュートを止め、今大会2度目の完封を記録した。

IIHFの大会報道によると、日本は大会3年間を通じても失点を許していない。アジアのライバルに対する守備力の高さが際立つ結果となった。

注目選手は輪島夢叶と志賀紅音


輪島夢叶(わじま・ゆめか)

フォワード。アジア選手権では3試合で3ゴール4アシスト、合計7ポイントを記録。大会得点ランキングのトップに立った。
7ポイント



志賀紅音(しが・あかね)

フォワード。アジア選手権では3試合で4ポイントを獲得。海外プロリーグでの経験を持つ選手としても注目される。
4ポイント

輪島は今大会で最も得点に絡んだ選手であり、攻撃の中心として存在感を示した。

一方、志賀紅音は過去3シーズンにわたりPWHLのオタワやスウェーデンのLuleå Hockeyでプレー。2026-27シーズンはPWHLデトロイトへの加入が伝えられている。

海外で培った経験と、アジア選手権で結果を残した攻撃力。この2人の組み合わせは、世界選手権での日本の得点力を考えるうえで大きな見どころになる。

また、IIHFの大会報道では、佐藤虹羽も5ポイントを記録して得点ランキング2位に入った。攻撃陣だけでなく、DFからも得点に絡めることはチームにとって大きな強みだ。

【2026年11月試合日程】女子アイスホッケー世界選手権の対戦相手と見どころ

次の大きな舞台は、2026年11月6日から16日までデンマークで開催される「2026 IIHF女子アイスホッケー世界選手権」だ。

会場はヘアニングとエスビャウ。日本はグループBに入り、カナダ、フィンランド、スウェーデン、開催国デンマークと対戦する。

世界選手権の日本代表グループ日程

以下はデンマーク現地時間。日本との時差は8時間で、日本時間は翌日になる場合がある。

日程(現地時間) 対戦カード 会場
11月7日 19:00 日本-デンマーク ヘアニング
11月8日 19:00 カナダ-日本 ヘアニング
11月10日 15:00 フィンランド-日本 ヘアニング
11月11日 19:00 日本-スウェーデン ヘアニング

日本時間に直すと、初戦のデンマーク戦は11月8日午前3時、カナダ戦は11月9日午前3時、フィンランド戦は11月10日午後11時、スウェーデン戦は11月12日午前3時となる。

対戦相手は世界の強豪ぞろい

グループBの4か国は、それぞれ異なる特徴を持つ。

- カナダ: 女子アイスホッケーの世界的な強豪。個人技と組織的な攻撃力が高い。
- フィンランド: 守備の組織力とゴール前での競り合いに強みを持つ。
- スウェーデン: 欧州の強豪国で、スピードとパスワークが見どころ。
- デンマーク: 開催国として地元の声援を受ける相手。初戦から厳しい試合が予想される。

2026年大会では、従来のランキングによるA・Bグループの単純な上下分けとは異なり、世界ランキングと前年の大会結果を考慮したバランス型のグループ編成が採用される。

日本にとっては、アジア選手権のように主導権を握れる試合ばかりではない。相手のプレッシャーを受けた状態でパックを保持し、限られたチャンスを得点につなげる能力が試される。

予選ラウンド後は11月13日に準々決勝などのプレーオフが始まり、15日に準決勝、16日に3位決定戦と決勝が予定されている。

【女子日本代表の歴代成績】五輪と世界選手権で歩んだ進化

スマイルジャパンの現在を理解するには、これまでの国際大会の歩みを振り返る必要がある。

女子日本代表は、世界のトップカテゴリーに定着するまでに何度も昇格と降格を経験してきた。

オリンピックの歴代成績

大会 開催地 日本の最終順位
1998年 長野 6位
2014年 ソチ 7位
2018年 平昌 6位
2022年 北京 6位
2026年 ミラノ・コルティナ 9位

2014年ソチ大会は、当初8位だったが、ロシアの失格に伴って7位に繰り上がった。

2018年平昌大会、2022年北京大会ではともに6位。北京大会では予選グループを3勝1敗で突破し、日本女子代表が初めてオリンピックの準々決勝に進出したことも大きな成果だった。

一方、2026年ミラノ・コルティナ大会の最終順位は9位。日本アイスホッケー連盟の公式記録で確認できる数字であり、7位とする一部の情報とは異なる。

女子世界選手権の歴代成績

年 日本の成績
2013年 ディビジョンI-A優勝・トップディビジョン昇格
2015年 7位
2016年 8位・降格
2017年 ディビジョンI-A優勝・トップディビジョン昇格
2019年 8位
2021年 6位
2022年 5位
2023年 7位
2024年 8位
2025年 7位

特に2022年の世界選手権5位は、日本女子代表の近年の大きな実績だ。

その後もトップディビジョンで戦い続けているが、上位進出にはカナダ、アメリカ、フィンランドなどの強豪を倒す必要がある。

ここに、現在のスマイルジャパンが抱える課題がある。

アジアで勝つ力と、世界のトップレベルを相手に勝ち切る力は必ずしも同じではない。世界選手権で準々決勝を突破することが、次の成長段階を測る重要な基準になる。

【プロの結論】2030年冬季オリンピックに向けたスマイルジャパンの課題と可能性

2026年のスマイルジャパンは、世代交代と競技力向上を同時に進める段階にある。

2026年2月のミラノ・コルティナ五輪で9位となった後、大久保智仁監督を中心とした新体制が発足。10月のアジア選手権では3連覇を達成し、11月には世界の強豪国との対戦を控えている。

2030年のフランス・アルプス冬季オリンピックに向け、注目したい課題は3つある。

1.世界の強豪に対抗できる得点力

アジア選手権では15得点を記録した日本だが、世界選手権では相手の守備力が大きく異なる。

重要なのは、攻撃の形を複数持つことだ。

輪島夢叶のような得点に直結する働きに加え、志賀紅音の海外経験やDFの攻撃参加を組み合わせられれば、相手に守備を読まれにくくなる。

2.GKを中心とした守備の安定

アジア選手権の無失点は評価できる成果だ。

ただし、世界選手権では相手のシュート数や攻撃の質が上がる。ゴールキーパーのセーブ力だけでなく、DFとの連係、リバウンド処理、相手のパワープレーへの対応も重要になる。

川口莉子らGK陣が、強豪との試合でも安定したパフォーマンスを発揮できるかが注目される。

3.若手と海外経験者の融合

今回の23人には、海外のプロリーグやジュニアチームでプレーする選手が含まれている。

国内リーグで経験を積んだ選手と、海外で異なるスタイルのアイスホッケーを学んだ選手が連係できれば、チーム全体の選択肢が広がる。

大久保監督の戦術構築と久保コーチの経験が、選手の能力をどこまで引き出せるかが新体制の評価を左右する。

情報を追うときに押さえたい3つの判断基準

スマイルジャパンのニュースを継続的にチェックする際は、次の区別が大切だ。

- 代表メンバー: 五輪代表、アジア選手権代表、世界選手権代表は大会ごとに異なる。
- 大会の開催年: 「女子アジア選手権2027」は2026年10月開催。大会名称と実際の開催日を区別する。
- 大会成績: アジア選手権の3戦全勝と、世界選手権での成績は別の評価軸で見る。

最新情報の確認先としては、日本アイスホッケー連盟(JIHF)と国際アイスホッケー連盟(IIHF)の公式大会記録が基本となる。

【アイスホッケー女子日本代表に関するよくある質問(FAQ)】

Q1:アイスホッケー女子日本代表の愛称は何ですか?

「スマイルジャパン」です。2013年に日本女子代表の愛称として決定しました。チームの前向きな姿勢や笑顔を大切にする精神を表しています。

Q2:2026年の女子日本代表メンバーは何人ですか?

11月の女子世界選手権に臨む代表は23人です。GK3人、DF8人、FW12人で構成されています。

Q3:2026年の新監督は誰ですか?

大久保智仁監督です。コーチには元日本代表選手の久保英恵氏と榛澤淳氏が就任しています。

Q4:2026年のアジア選手権で日本は優勝しましたか?

優勝しました。2026年10月のIIHF女子アジア選手権2027で、カザフスタンに4-0、韓国に5-0、中国に6-0で勝利。3戦全勝、15得点無失点で3連覇を達成しています。

Q5:2026年の女子世界選手権はいつ開催されますか?

2026年11月6日から16日まで、デンマークのヘアニングとエスビャウで開催されます。日本はグループBで、デンマーク、カナダ、フィンランド、スウェーデンと対戦します。

Q6:スマイルジャパンのオリンピック最高成績は何位ですか?

1998年長野大会の6位、2018年平昌大会と2022年北京大会の6位が、公式記録上の最高順位です。2014年ソチ大会は7位、2026年ミラノ・コルティナ大会は9位でした。

Q7:2030年冬季オリンピックへの出場を目指しているのですか?

はい。日本アイスホッケー連盟は、大久保智仁監督を中心とする新体制について、2030年のフランス・アルプス冬季オリンピックを目標に掲げています。

まとめ:スマイルジャパン2026年の現在地と2030年への挑戦

2026年の女子日本代表「スマイルジャパン」は、大久保智仁監督と久保英恵コーチによる新体制のもと、新たな競争力を育てている。

10月の女子アジア選手権では、3戦全勝、15得点無失点という見事な結果で大会3連覇を達成した。輪島夢叶の得点力、志賀紅音の海外経験、佐藤虹羽ら若手の台頭も明るい材料だ。

一方、11月の世界選手権ではカナダ、フィンランド、スウェーデンなどの強豪と対戦する。アジアでの強さを世界でも発揮できるかが最大の焦点になる。

2026年は、単に大会で優勝するだけでなく、2030年冬季オリンピックに向けてチームの土台をつくる重要な転換期だ。

スマイルジャパンが世界選手権でどこまで勝ち上がり、次世代の選手たちがどのように成長していくのか。11月のデンマーク大会は、新しい日本女子アイスホッケーの可能性を測る大切な舞台となる。

主な情報源:公益財団法人日本アイスホッケー連盟(JIHF)、国際アイスホッケー連盟(IIHF)、The Hockey News。情報基準日:2026年10月31日。