【最新情報】2026年10月現在、EVILはWWEで「Naraku」として活動
最も注目すべき変化は、EVILが新日本プロレスを離れ、WWEのNXTブランドに活動の場を移したことだ。現在は、かつての「EVIL」ではなく、「Naraku(ナラク)」というリングネームを使用している。
2026年1月26日、新日本プロレスはEVILの契約が同月末で満了し、本人との話し合いの結果、退団することになったと公式発表した。2011年のデビュー以来、約15年にわたって所属した団体を離れる大きな決断だった。
退団発表当初から海外メディアではWWE入りが取り沙汰されていた。4月24日には、米プロレス専門メディアPWInsiderが複数の日本国内関係者への取材を根拠に、WWEとの契約を報道。その後、4月28日のNXTに登場し、5月5日にはWWE公式映像でNarakuという新しいリングネームが明らかになった。
当初は「Nox Raijin」という名称になるとの情報も流れたが、最終的にWWEが紹介した名前はNarakuだった。商標登録の動きと実際のリングネームが異なった点も、移籍直後の話題の一つとなった。
10月末の最新ニュースはShiloh Hillとの対戦

2026年10月30日時点で確認できる直近の注目情報は、翌31日に開催されるWWE NXTの大型大会「Halloween Havoc 2026」だ。
Naraku vs. Shiloh Hill
WWE NXT Halloween Havoc 2026
- 開催日:2026年10月31日
- 対戦相手:Shiloh Hill
- 試合形式:シングルマッチ
- 注目点:ミスト攻撃をめぐる抗争
この対戦に至った背景には、10月6日のNXTで発生した出来事がある。NarakuはShiloh Hillとの試合中、誤ってレフェリーに毒霧を浴びせてしまい、試合はノーコンテストとなった。
WWE公式の大会プレビューによれば、Hillはその後、Narakuのミスト攻撃による影響から回復。Halloween Havocで改めて対決することになった。日本時代の怪奇性や毒霧を使った演出が、WWEでもキャラクターの重要な要素になっている。
つまり、2026年10月のEVILは新日本プロレスに復帰したわけではなく、WWEのNXTでNarakuとして新たな抗争を展開している。
【人物像と正体】EVILこと渡辺高章はどんなレスラーなのか

Takaaki Watanabe
- 生年月日:1987年1月26日
- 出身地:静岡県三島市
- 2026年10月現在:39歳
- プロレスデビュー:2011年5月13日
- 旧リングネーム:EVIL
- 現リングネーム:Naraku
EVILの正体として知られるのは、静岡県三島市出身のプロレスラー・渡辺高章だ。新日本プロレスの若手選手であるヤングライオンとしてキャリアをスタートさせ、海外遠征を経験した後、現在まで続く独特の悪役キャラクターを確立した。
ここで押さえておきたいのは、EVILという名前が単なる悪役の呼び名ではなく、長年にわたって築き上げてきた一つのレスラー像だったことだ。
ヤングライオンから暗黒の王へ

2011年5月13日、渡辺高章は新日本プロレスでプロレスデビューを果たした。当初は若手選手として経験を積み、2013年からはアメリカへの海外遠征も経験。海外のプロレス文化や試合運びを学びながら、レスラーとしての基礎を磨いた。
2015年10月、内藤哲也がパレハ(相棒)として連れてきた選手が、後のEVILだった。ここで従来の渡辺高章という名前から離れ、黒を基調とした衣装、威圧感のある表情、独特の技の構成を備えたキャラクターへと変化した。
当初のEVILは、内藤哲也とともに行動する存在だった。しかし、その関係は2020年に大きく変わる。仲間として築いてきた関係を自ら壊し、敵対する側に回ったことで、キャリア最大級の転換点を迎えた。
【経歴・関係者一覧】EVILのキャリアを変えた重要な転換点
EVILのキャリアを理解するうえでは、単純なタイトル獲得数だけでなく、誰と組み、誰を裏切り、どのユニットを率いたのかを見る必要がある。
特に内藤哲也、SANADA、BUSHI、ディック東郷との関係は、EVILというキャラクターの変化を理解する重要な要素だ。
年代別の経歴と主要人物の相関
この年表から見えるのは、EVILが一貫して同じキャラクターを演じてきたわけではないということだ。若手時代の渡辺高章、LIJの一員としてのEVIL、BULLET CLUBに加わった後のEVIL、HOUSE OF TORTUREのリーダー、そして現在のNaraku。それぞれの段階で役割を変えている。
内藤哲也との関係はなぜ重要なのか
EVILのキャリアを語るうえで、
2015年、EVILは内藤哲也のパレハとして登場し、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)のメンバーとして活動した。内藤との関係は単なるタッグパートナーというだけでなく、キャラクター形成やユニットの物語を共有する関係だった。
しかし2020年7月、EVILはNEW JAPAN CUP優勝直後に内藤を裏切り、BULLET CLUBへ加入。翌日の大会では内藤を破り、IWGPヘビー級王座とIWGPインターコンチネンタル王座を同時に獲得した。
この展開は、仲間だった選手が最大のライバルになるという、プロレスならではのストーリーとして大きな意味を持った。EVILは誰かの相棒という立場から、団体の頂点を狙う独立した存在へと変わったのである。
HOUSE OF TORTUREの結成と役割
2021年9月4日、EVILを中心にHOUSE OF TORTURE(H.O.T)が結成された。BULLET CLUBの内部に生まれた独自のユニットであり、反則、介入、凶器攻撃などを積極的に使う極悪集団として活動した。
ディック東郷はユニットの重要な協力者としてEVILを支え、成田蓮や高橋裕二郎らも加わり、独特の集団戦術を形成していった。
このユニットの特徴は、単純に個々の選手が強いという見せ方ではなく、複数の選手が連携して相手を追い込む点にある。EVILはその中心で、試合の流れをコントロールするリーダーとして存在感を発揮していた。
【タイトル・実績】EVILは本当に実力派だったのか
EVILを評価する際、ヒールとしての反則や介入だけに注目すると、レスラーとしての実績を見落としやすい。
実際には、新日本プロレスの主要タイトルを複数回獲得しており、シングル戦だけでなくタッグ戦や6人タッグ戦でも結果を残してきた。
主な獲得タイトルと大会実績
| タイトル・大会 | 実績 |
|---|---|
| IWGPヘビー級王座 | 1回 |
| IWGPインターコンチネンタル王座 | 1回 |
| IWGPタッグ王座 | 2回 |
| NEVER無差別級王座 | 4回 |
| NEVER無差別級6人タッグ王座 | 6回 |
| NEW JAPAN CUP | 2020年優勝 |
| WORLD TAG LEAGUE | 2017・2018年優勝 |
特に注目したいのは、2020年のNEW JAPAN CUP優勝だ。この大会で勝ち上がったことが、内藤哲也への挑戦と二冠王座獲得につながった。
また、SANADAとのタッグでは2017年と2018年のWORLD TAG LEAGUEを連覇。シングルプレーヤーとしてだけではなく、タッグ戦においても高い適応力を示していた。
NEVER無差別級王座でも4度の戴冠を記録。2025年10月13日にはボルチン・オレッグを破り、第49代王者となった。その後、2026年1月4日の東京ドーム大会でウルフアロンに敗れ、王座を失った。
この結果は、EVILにとって新日本プロレス時代の最後の大きなタイトル戦の一つとなった。
ウルフアロンとの対戦が持った意味
2026年1月4日の東京ドーム大会では、東京五輪柔道男子100キロ級金メダリストのウルフアロンがプロレスデビューを果たした。その相手を務めたのがEVILだった。
この試合はNEVER無差別級王座を懸けたタイトルマッチでもあった。ウルフアロンはEVILを破り、プロレスデビュー戦でいきなり王座を獲得した。
EVILは新日本プロレスの大舞台で、新人選手のデビュー戦の相手という重要な役割を担った。結果として敗れたものの、相手の新しいキャリアを印象づける相手として起用された点も注目に値する。
その後、1月26日に退団が発表されたことで、東京ドームでの一戦はEVILの新日本時代を象徴する出来事となった。
【ネットの反応・炎上】なぜEVILは賛否両論を集めたのか
EVILの試合には、一般的なプロレスラーとは異なる特徴がある。観客から歓声を浴びるだけではなく、強烈なブーイングを引き出すことも重要な役割として組み込まれている。
HOUSE OF TORTURE時代には、試合への乱入、レフェリーの死角を突いた反則、凶器攻撃、場外での妨害などが頻繁に使われた。正々堂々とした勝利を期待する観客にとっては、受け入れにくい決着も少なくなかった。
ネット上で注目される主な論点
退団をめぐる報道や過去の試合への評価では、主に次のような論点が見られる。
- 試合の技術力への評価: 基礎的なレスリング技術や相手の技を受ける能力を評価する見方。
- ヒール戦法への賛否: 介入や反則が多く、試合の純粋な勝負を楽しみにくいという見方。
- HOUSE OF TORTUREへの評価: ユニットとしての独自性や、観客の感情を動かす演出を評価する見方。
- WWE移籍への期待: 日本で培ったキャラクターがアメリカの大規模なプロレス市場でどう発展するかに注目する見方。
2026年1月の退団報道後には、国内のプロレス関連メディアでも、EVILの技術面を惜しむ反応や海外での活躍を期待する反応が取り上げられた。
ただし、これらはネット上の反応の一部であり、ファン全体の意見を統計的に示したものではない。ブーイングの大きさだけで、レスラーとしての評価を判断するのも適切ではない。
EVILの炎上は本当の不祥事だったのか
ここで整理したいのが、「炎上」という言葉の意味だ。
EVILについて話題になる反則や理不尽な行動の多くは、プロレスの試合内で演じられるヒールとしての振る舞いである。現実社会での不祥事や違法行為と同じ意味で扱うべきではない。
また、2026年の新日本退団についても、公式発表で示された理由は契約満了と本人との話し合いだ。退団の背景に何らかのトラブルがあったと断定できる公式情報は示されていない。
WWE移籍についても、当初は噂として報じられていたが、その後の契約報道とNXTへの登場によって、実際に活動の場を移したことが明らかになった。
噂の真相を整理
| 話題 | 確認できる事実 |
|---|---|
| 新日本を突然退団した理由 | 2026年1月末の契約満了と話し合いによる退団 |
| WWE移籍は単なる噂か | 4月の契約報道後、NXTに登場 |
| WWEでの名前はNox Raijinか | 実際に発表されたリングネームはNaraku |
| 現在も新日本の選手なのか | 1月末で退団済み |
| 現実の不祥事で炎上したのか | 試合上のヒール行為と現実の不祥事は別問題 |
このように、検索時に目にする「EVILの炎上」「EVILの退団理由」「WWE移籍の噂」は、それぞれ性質が異なる話題だ。特にリング上の演出と実生活の情報を混同しないことが、正確に人物像を理解するポイントになる。
【プロの結論】EVILからNarakuへの転身はキャリアの再構築
EVILの2026年は、単なる所属団体の変更ではない。約15年にわたって日本のプロレス界で築き上げたキャラクターを、新しい市場に合わせて再構築する挑戦でもある。
WWE移籍で期待される3つの変化
1. キャラクターの再設計
EVIL時代には「キング・オブ・ダークネス」という明確なキャラクターが存在した。WWEではNarakuという新しい名前を与えられ、従来のイメージを引き継ぎながらも、新しい物語を構築している。日本での知名度を持ちながら、海外の観客に新しい人物像を認識させることが課題となる。
2. NXTでの競争環境
NXTは若手選手や新加入選手が実績を積み、WWEの上位ブランドを目指す舞台でもある。Narakuは新日本での王座獲得経験を持つが、WWEでは改めて現地の選手や観客に実力を示さなければならない。
3. ヒールとしての表現力
EVILの強みは、観客の反感を引き出す演出と、試合の流れを変える能力にある。WWEでも毒霧や不気味な演出が取り入れられており、日本時代に培った個性を生かせる余地がある。
Narakuの今後を評価する判断基準
今後の活躍を判断する際には、単純な勝敗だけでなく、次の点にも注目したい。
- NXTで継続的に試合機会を得られるか。
- シングル戦での勝利を積み重ねられるか。
- NXTの主要タイトル戦線に再び絡めるか。
- EVIL時代の個性を維持しながら、Naraku独自の存在感を築けるか。
- 観客の反応を引き出す演出と、試合内容の両方で評価されるか。
特に重要なのは、過去の実績だけで現在の評価を決めないことだ。新日本での王座獲得は確かな財産だが、WWEでは新しい舞台でどのような結果を残すかが問われる。
10月31日のShiloh Hill戦は、その意味でも今後のキャラクター展開を占う注目の一戦となる。
【キング・オブ・ダークネスEVIL】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:キング・オブ・ダークネスEVILの正体は誰ですか?
A1:本名は渡辺高章です。1987年1月26日生まれ、静岡県三島市出身のプロレスラーで、2011年に新日本プロレスでデビューしました。
Q2:EVILは新日本プロレスを退団したのですか?
A2:はい。2026年1月26日に新日本プロレスが退団を発表し、1月末の契約満了をもって退団しました。
Q3:EVILはWWEに移籍したのですか?
A3:はい。2026年4月にWWEとの契約が報じられ、その後NXTに登場しています。現在はNarakuというリングネームで活動しています。
Q4:EVILとNarakuは別人ですか?
A4:別人ではありません。どちらも渡辺高章のリングネームです。新日本プロレス時代はEVIL、WWEではNarakuとして活動しています。
Q5:EVILが所属していたHOUSE OF TORTUREとは何ですか?
A5:2021年9月に結成された新日本プロレスのヒールユニットです。EVILが中心となり、ディック東郷、高橋裕二郎、SHO、成田蓮らと独自の反則・介入戦術を展開しました。
Q6:EVILの代表的な獲得タイトルは何ですか?
A6:IWGPヘビー級王座、IWGPインターコンチネンタル王座、IWGPタッグ王座、NEVER無差別級王座などです。2020年のNEW JAPAN CUP優勝も代表的な実績です。
Q7:2026年10月現在、EVILの次の試合はいつですか?
A7:2026年10月30日時点では、10月31日のWWE NXT Halloween HavocでShiloh Hillと対戦する予定です。リングネームはNarakuです。
まとめ:キング・オブ・ダークネスEVILの現在と今後の展望
キング・オブ・ダークネスEVILは、新日本プロレスで長年にわたって活躍した実力派レスラーであり、内藤哲也との関係、BULLET CLUBへの加入、HOUSE OF TORTUREの結成など、数々の転換点を経験してきた。
2026年1月の新日本プロレス退団、4月のWWE契約報道、そしてNXTでのNarakuへの改名は、キャリアにおける大きな節目となった。
特に重要なのは、EVILという名前が過去のものになったからといって、これまで築いてきた実績や個性まで失われたわけではないという点だ。日本で培った試合運びやヒールとしての表現力は、新天地でも生かせる可能性がある。
2026年10月31日のShiloh Hill戦をはじめ、今後のNXTでどのような存在感を示すのか。かつて新日本プロレスの暗黒を象徴した男が、Narakuとして世界のリングで新たな歴史を築けるかに注目したい。
EVILの物語は、新日本プロレスで完結したのではない。リングネームを変え、新しい舞台に移ったことで、次の章が始まっている。