【徹底検証】NTTドコモの権利収入と月6000万円説は本当?

目次

叶姉妹の収入源を検索すると、必ずといっていいほど登場するのが「NTTドコモの権利収入で毎月6000万円を得ている」という話です。

【検証資料 1】叶姉妹の収入源の当時の様子・関連報道写真(出典:Yahoo!ニュース)

この噂には、携帯電話が普及する以前に何らかの権利を取得しており、携帯電話の契約者が増えるたびに収入が入る仕組みがある、という説明が付けられています。

しかし、この話が広まった背景をたどると、重要な事実が見えてきます。

発端は2019年の詐欺広告だった

叶姉妹の収入源

2019年3月27日、叶姉妹は公式ブログに「詐欺ですので、ご注意下さいませ」という記事を投稿しました。

ねとらぼの2019年3月28日の報道によると、問題となった無断使用広告には、叶姉妹について「docomoの権利収入で月6,000万円も収入がある」という趣旨の記載がありました。

叶姉妹は、自分たちの写真が無断で使われた広告を詐欺的行為として取り上げ、顧問弁護士に対応を依頼したことも説明しています。つまり、月6000万円という数字は、本人が収入として公表したものではなく、注意喚起の対象となった広告に登場した数字なのです。

NTTドコモの権利収入を裏付ける資料はある?

叶姉妹の収入源

NTTドコモの公式発表やIR資料を確認すると、2020年12月25日に同社株式は上場廃止となり、同月29日にはNTTの完全子会社となっています。

これらの企業資料から確認できるのは、NTTグループによる株式取得や経営体制の変更です。叶姉妹に携帯電話の契約料金から継続的に収入が支払われるという契約や制度は、公式資料から確認できません。

したがって、NTTドコモの権利収入を叶姉妹の確定した収入源として紹介することはできません。

判定:月6000万円説は、本人の収入として裏付けられた事実ではありません。 2019年に問題視された広告の内容を、実際の収入情報と混同しないことが大切です。

【年収・総資産】叶姉妹は年間いくら稼いでいる?

叶姉妹の収入源

叶姉妹の年収については、数億円、数十億円といった推測がインターネット上で見られます。しかし、2026年10月現在、叶恭子さんと叶美香さんそれぞれの年収や総資産について、本人が具体的な金額を公表したことを裏付ける情報は確認できません。

年収を推定するのが難しい3つの理由

1. 芸能活動の出演料が公開されていない

テレビ出演、CM、イベントなどの仕事があることは本人の発言から確認できます。しかし、番組1本あたりの出演料やCM契約金、イベントの出演料は明かされていません。仕事の種類や契約条件によっても報酬は変わります。

2. 投資の元本と利益が分からない

株式や為替への投資経験は本人が公表していますが、運用資金の総額、保有銘柄、年間配当、売買益などは非公開です。投資利益は相場によって変動するため、過去の発言だけで2026年の収入を計算することもできません。

3. 総資産と年間収入は別の数字

高額なジュエリーやファッションを所有していることと、毎年同じ金額を稼いでいることは別です。所有資産には取得時期や評価額、売却時の価格なども関係します。テレビで紹介された衣装や宝飾品の金額を、そのまま年収に置き換えることはできません。

月6000万円説から逆算した年収も根拠にはならない

月6000万円という数字を12か月分に換算すれば、年間7億2000万円になります。しかし、そもそも月6000万円という金額自体が、本人の公表した収入ではありません。

この数字を使って年収7億2000万円と紹介したり、そこから総資産を推定したりするのは誤解を招きます。

現時点で確実にいえるのは、芸能活動と投資の双方を収入源として説明していること、そして具体的な年収や資産額は非公表であることです。

【詐欺広告に注意】叶姉妹の名前を使った投資勧誘の危険性

叶姉妹の収入源を調べるうえで、見落としてはいけないのが、本人たちの名前や写真を利用した投資詐欺への注意喚起です。

2019年の公式ブログでは、無断で写真を使用した広告について、顧問弁護士を通じて対処していると説明しています。また、投資についても、他人に内容を公開して勧誘することはないと明確に述べています。

「投資話の内容を公にして皆さんに勧誘することなどありえませんよ。」

さらに、同じ記事では仮想通貨についても、さまざまな誘いはあるものの、自分たちは関わりを持っていないと説明していました。

2026年も注意したい偽広告の特徴

金融庁は2026年3月5日更新の注意喚起で、著名人の画像や名前を利用した投資勧誘、SNSのグループチャットに誘導する手口、架空の利益を表示する偽の取引アプリなどを紹介しています。

こうした広告には、次のような特徴があります。

- 有名人が特定の投資サービスを推薦しているように見せる。
- 著名人の写真や発言を無断で利用する。
- LINEなどの非公開チャットに誘導する。
- 短期間で大きな利益が得られると強調する。
- 入金後、出金を拒否したり追加送金を要求したりする。

叶姉妹の名前が掲載されているからといって、その投資サービスが本人公認であるとは限りません。公式ブログや公式の発信内容と照合し、金融庁の登録業者情報も確認する必要があります。

特に「叶姉妹が実践する投資法を特別公開」「月6000万円の秘密を教える」といった広告には注意が必要です。本人たちが投資方法を一般向けに勧誘しているという説明は、2019年の公式ブログの内容と矛盾します。

【プロの結論】叶姉妹の収入源から分かる本当の成功の仕組み

叶姉妹の収入をめぐる話題が長年注目される理由は、単に豪華な生活を送っているからだけではありません。一般的な芸能人の収入モデルとは異なり、芸能活動と投資という複数の経済活動を組み合わせている点に特徴があります。

芸能活動は、テレビやCM、イベントを通じて知名度やブランド価値を仕事につなげる仕組みです。一方、投資は、保有する金融資産や市場の変動を通じて利益を得る可能性がある仕組みです。

この2つは収益の性質が違います。芸能活動は出演や契約によって報酬が発生しますが、投資は利益が保証されず、損失を被る可能性もあります。

叶姉妹が2019年のブログで投資の可能性だけでなく、投資に潜む危険性にも触れていたことは興味深い点です。投資の具体的な内容を公表しない理由についても、何気ない会話が重要な情報になり得ることや、他人の投資結果に責任を持てないことを挙げています。

ここから読み取れるのは、単純な高収入の話ではなく、芸能活動で築いた知名度と、長期にわたる投資経験をそれぞれ異なる収益活動として扱っている姿勢です。

ただし、叶姉妹の運用方法や資産配分を一般の人がそのまま再現できるわけではありません。本人たちも投資を勧誘していないと明言しています。

資産形成を考える際には、華やかな生活や成功談だけでなく、元本、リスク、運用期間、損失への備えを確認することが大切です。

叶姉妹の収入源に関するよくある質問(FAQ)

Q1:叶姉妹の主な収入源は何ですか?
A1:本人たちが説明している主な収入源は、テレビ出演・CM・イベントなどの芸能活動と、株式・為替などの投資です。2019年の公式ブログで、約30年以上前から投資を続けていると明かしています。

Q2:叶恭子さんと叶美香さんはNTTドコモから毎月6000万円を受け取っていますか?
A2:その事実を裏付ける資料はありません。月6000万円という数字は、2019年に叶姉妹が詐欺的行為として注意喚起した広告に掲載されていたものです。

Q3:叶姉妹の2026年の年収はいくらですか?
A3:2026年の年収や総資産は公表されていません。芸能活動の報酬や投資利益の詳細も明らかになっていないため、具体的な金額は算出できません。

Q4:叶姉妹は株式投資や為替投資でどれくらい利益を得ていますか?
A4:本人たちは、バブル経済の時代から市場の動きを見ながら投資し、ほぼ損をしなかったと説明しています。ただし、運用元本や年間利益、保有銘柄などは公表していません。

Q5:叶姉妹は投資の方法を一般の人に教えていますか?
A5:2019年の公式ブログでは、投資の内容を公開して勧誘することはないと明言しています。叶姉妹の写真や名前を使った投資広告には十分注意してください。

まとめ:叶姉妹の収入源は芸能活動と長年の投資が中心

叶姉妹の収入源について、2026年10月時点で確認できる重要な事実は、次の3点です。

第一に、テレビ・CM・イベントなどの芸能活動を継続していること。2016年の「ダウンタウンDXDX」では、叶美香さん自身が番組、CM、イベント出演を仕事として挙げています。

第二に、株式や為替などの投資を長年続けてきたこと。2019年3月27日の公式ブログで、約30年以上前から投資を行っていると本人たちが説明しました。

第三に、NTTドコモの権利収入や月6000万円説は、本人の確定した収入情報ではないこと。この数字は詐欺的な広告に掲載されたもので、叶姉妹自身が注意を呼びかけています。

叶恭子さんと叶美香さんの年収や総資産は、2026年現在も具体的には公表されていません。しかし、芸能活動だけでなく投資にも取り組んできたという本人の説明によって、長年謎とされてきた収入源の大枠は明らかになっています。

華やかなセレブ生活の裏側にあるのは、芸能活動による仕事と、長い年月をかけた投資経験です。根拠のない高額収入説や著名人を利用した投資広告ではなく、本人の発言と公式情報を基準に見ることが、叶姉妹の経済的な背景を理解する近道です。


主な参照資料:叶姉妹オフィシャルブログ(2019年3月27日)、日刊スポーツ(2019年3月28日)、ねとらぼ(2019年3月28日)、ライブドアニュース(2019年3月28日)、NTT・NTTドコモ公式IR資料、金融庁(2026年3月5日更新)。