【2026年最新】東洋大学駅伝部のメンバーと箱根駅伝予選会の結果

目次

2026年度の東洋大学陸上競技部長距離部門は、前年度の苦戦から立て直しを図り、秋の大一番で結果を残した。

特に注目されたのが、2026年10月17日の第103回箱根駅伝予選会だ。

東洋大学は総合10時間31分30秒で1位。2位の中央学院大学に2分01秒差をつけ、2027年1月2日・3日の箱根駅伝本戦への出場権を獲得した。

予選会で結果を残した主要選手

東洋大学駅伝部
順位 選手名 学年 タイム
4位 宮崎優 3年 1時間01分05秒
29位 馬場大翔 4年 1時間02分49秒
30位 内堀勇 3年 1時間02分49秒
36位 松井海斗 3年 1時間02分55秒
47位 薄根大河 4年 1時間03分05秒
64位 倉本晃羽 4年 1時間03分23秒
80位 陳内紫音 3年 1時間03分43秒
84位 小野真和 2年 1時間03分46秒
90位 生天目温 2年 1時間03分49秒
118位 世利雄太 1年 1時間04分06秒

※学年は2026年度のもの。上位10名の合計タイムがチーム成績に反映される。

最大の収穫は、宮崎優の個人4位だけではない。上位9人が1時間04分を切り、10人目も1時間04分06秒でまとめたことにある。

駅伝はエースの力だけでは勝ち切れない。上位選手の安定感に加え、10人目までの走力が問われる予選会で、東洋大学は選手層の厚さを証明した。

公式発表によると、今回の予選会は東洋大学にとって21年ぶりの出場だった。過去の実績に頼るのではなく、現チームの実力で改めて箱根への切符をつかんだ点に価値がある。

【選手名簿】薄根大河主将を中心とする2026年度のメンバー

東洋大学駅伝部

2026年度の男子長距離部門は、4年生から1年生までの選手が在籍する。

チームをまとめる学生スタッフは、次の3人だ。

- 主将:薄根大河(4年)
- 副主将:倉本晃羽(4年)
- 寮長:藤本駿世(4年)

2026年1月14日に公表された新学生スタッフの発表で明らかになった体制である。

4年生:チームを支える最上級生

東洋大学駅伝部

主な登録選手は以下の通り。

- 薄根大河
- 倉本晃羽
- 馬場大翔
- 濱中尊
- 久保田琉月
- 藤本駿世

4年生の中心となるのは、主将の薄根大河だ。

薄根は2026年の箱根駅伝予選会で47位、1時間03分05秒を記録。主将としてチームをまとめるだけでなく、自身も主要大会で結果を残している。

馬場大翔も予選会29位、1時間02分49秒の好走を見せた。

最上級生には、競技力とチーム運営の両面で下級生を支える役割が期待される。

3年生:宮崎優や松井海斗ら主力がそろう学年

3年生には、予選会で上位成績を残した選手が複数在籍している。

主なメンバーは次の通り。

- 宮崎優
- 松井海斗
- 内堀勇
- 迎暖人
- 陳内紫音
- 杉浦蒼太
- 永井孝明
- 馬場アンジェロ光
- 藤本祐輔

なかでも宮崎優は、2026年度のチームを代表する注目選手だ。

2026年10月17日の箱根駅伝予選会では、1時間01分05秒で日本人トップの総合4位。大学公式の競技結果でも自己ベストとして記録されている。

松井海斗は予選会36位、内堀勇は30位。複数の選手が安定して上位に入ることで、チーム全体の競争力を押し上げている。

2年生:次の主力候補が育つ世代

2年生の主な選手は以下の通り。

- 小野真和
- 加嶋翼
- 木村隆晴
- 小園竜成
- 小名祐志
- 田島絆成
- 生天目温
- 原田大翔
- 飯田ケビン

予選会では小野真和が84位、生天目温が90位に入った。

特に生天目は1時間03分49秒を記録し、チームの総合1位に貢献した。

2年生は、現在の主力を支えるだけでなく、次年度以降の駅伝メンバーを担う重要な世代である。

1年生:2026年度の新入生にも注目

2026年度の新入生には、長距離種目で実力を伸ばす選手がそろっている。

公式部員紹介で確認できる主な名前は次の通り。

- 猿田創汰
- 世利雄太
- 林柚杏
- 氷見練之介
- 加藤悠凌
- 黒岩蘭太朗
- 佐藤蒼空
- 岡野晴希
- 久場育哉
- 竹下諒
- 廣瀬聡真
- 増永颯人
- 森啓太

新入生の中でも猿田創汰は注目株だ。

2026年10月24日のTOKAI DISTANCE CHALLENGEでは、男子10000mで29分07秒31を記録し、自己ベストを更新。大学入学後の成長を示す結果となった。

また、林柚杏も同日の5000mで14分08秒48を記録している。

新入生の成長は、箱根駅伝2027だけでなく、2027年度以降のチーム編成にも影響するポイントだ。

※上記は公式部員紹介や大会登録資料で確認できる主な選手。年度途中の登録変更や大会ごとの出場選手とは区別する必要がある。

【監督の経歴】酒井俊幸監督が築いた東洋大学の指導哲学

東洋大学駅伝部を長年率いているのが、酒井俊幸監督だ。

酒井監督は福島県出身。学法石川高校から東洋大学へ進学し、大学時代には箱根駅伝に3度出場した。

4年時には陸上競技部の主将を務め、1999年に東洋大学を卒業。その後、コニカ(現・コニカミノルタ)に入社し、実業団選手として全日本実業団対抗駅伝の3連覇に貢献した。

2005年に実業団を退社すると、母校の学法石川高校に戻り、教員として陸上部の指導に携わる。

そして2009年、東洋大学陸上競技部長距離部門の監督に就任した。

「その1秒をけずりだせ」が生まれた背景

東洋大学を象徴する言葉が「その1秒をけずりだせ」だ。

このスローガンの背景には、2011年の第87回箱根駅伝がある。

東洋大学は早稲田大学と優勝争いを繰り広げたものの、わずか21秒差で総合優勝を逃した。

酒井監督は、その小さな差を埋めるためには、選手一人ひとりが1秒を大切にする意識を持つ必要があると考えた。

こうして生まれたスローガンは、その後もチームの象徴として受け継がれている。

酒井監督が重視する自立と自律

東洋大学の公式インタビューや2026年4月のマイナビSTARTの取材では、酒井監督のチームづくりに対する考え方が紹介されている。

特徴的なのは、監督が一方的に指示を出すだけではなく、選手自身が目的を理解し、自ら考えて行動することを重視している点だ。

競技面だけでなく、生活面でも実直に取り組むことをチームの基本姿勢としている。

この考え方は、選手の自己管理やコンディショニングにもつながる。

大学駅伝は、10人以上の選手が長期間にわたって準備を続ける競技だ。個人の能力だけでなく、故障予防、生活管理、練習への取り組み方まで含めた総合力が求められる。

酒井監督の指導哲学は、こうした駅伝特有の難しさに対応するための土台になっている。

【人物・役割相関表】2026年の東洋大学駅伝部を支える関係性

チームの現状を把握するには、選手個人の記録だけでなく、監督・主将・各学年の関係を見ることも大切だ。

人物・グループ 立場・役割 2026年の注目ポイント
酒井俊幸 監督 長期的な指導方針とチーム再建を担う
薄根大河 4年・主将 予選会47位。学生スタッフの中心
倉本晃羽 4年・副主将 予選会64位。チーム運営を支える
宮崎優 3年 予選会総合4位、日本人トップ
馬場大翔 4年 予選会29位、1時間02分49秒
松井海斗 3年 予選会36位、1時間02分55秒
内堀勇 3年 予選会30位、1時間02分49秒
2年生 中堅世代 次年度の主力候補として成長
1年生 新入生 猿田創汰らがトラック競技でも台頭

この関係から見えてくるのは、主将がすべての競技面を担うのではなく、複数の学年がそれぞれの役割を持つチーム構造だ。

特に2026年は、宮崎優という個人の強さと、薄根大河ら上級生の組織力が両立している。

駅伝では、エースが好走しても残りの選手が崩れれば総合順位は伸びない。東洋大学が予選会で示した強さは、個人と組織の両方が機能した結果と考えられる。

【活動内容と歴代成績】鉄紺が強さを維持してきた理由

東洋大学駅伝部の練習場所

東洋大学陸上競技部長距離部門の主な練習場所は、埼玉県川越市にある川越キャンパス陸上競技場だ。

大学の運動部紹介によると、部員数は男子50名。長距離選手だけでなく競歩選手も所属している。

公表されている練習時間は次の通り。

- 月・金・日:午前5時30分から
- 火・水・木:午前5時、午後4時30分からの2部練習
- 土:午前5時30分、午前10時、午後4時30分からの3部練習

朝の練習を軸に、曜日によって複数回のトレーニングを組み合わせる活動体制だ。

もちろん、実際のメニューや練習量は大会日程や選手のコンディションによって変わる。

箱根駅伝の歴代優勝回数は4回

東洋大学は箱根駅伝の歴史において、総合優勝4回を誇る強豪校だ。

優勝した大会は次の通り。

- 2009年:第85回大会
- 2010年:第86回大会
- 2012年:第88回大会
- 2014年:第90回大会

特に2012年の第88回大会では、総合10時間51分36秒の大会新記録で優勝。往路・復路でも新記録を樹立した。

また、2015年には第47回全日本大学駅伝で初優勝を達成している。

箱根駅伝だけでなく、全日本大学駅伝や出雲駅伝でも優勝経験を持つことが、東洋大学の伝統を支えている。

2025年から2026年にかけての箱根駅伝成績

一方、直近の箱根駅伝では苦戦も経験した。

2026年1月の第102回箱根駅伝では総合14位。2025年の第101回大会は9位、2024年の第100回大会は4位だった。

つまり、2026年10月の予選会1位は、単に伝統校が順当に勝ったという話ではない。

前年の14位から立て直し、再び上位を目指すための重要な一歩だった。

【2026年11月・2027年1月】全日本大学駅伝と箱根本戦への展望

2026年10月30日時点で、東洋大学が次に臨む大きな大会が第58回全日本大学駅伝だ。

大会は2026年11月1日午前8時10分にスタートする予定で、熱田神宮西門前から伊勢神宮内宮宇治橋前までの106.8kmを8区間でつなぐ。

東洋大学は2大会ぶり33回目の出場となる。

全日本大学駅伝2026の登録メンバー

10月7日に大学が公表したエントリーは16人。

4年生
- 薄根大河
- 倉本晃羽
- 馬場大翔
- 濱中尊

3年生
- 内堀勇
- 陳内紫音
- 松井海斗
- 宮崎優
- 迎暖人

2年生
- 小野真和
- 加嶋翼
- 木村隆晴

1年生
- 猿田創汰
- 世利雄太
- 林柚杏
- 氷見練之介

ここで注意したいのは、16人の登録メンバーと実際の出走選手は同じではないことだ。

大会では登録メンバーの中から各区間の出走選手が決まる。したがって、10月30日時点では最終的な区間配置や当日の走順を確定情報として扱うことはできない。

箱根駅伝2027は総合上位を狙えるのか

2027年1月2日・3日に開催される第103回箱根駅伝については、すでに東洋大学の出場が決まっている。

2026年10月17日の予選会で総合1位を獲得したためだ。

注目すべきポイントは3つある。

1つ目は、宮崎優を中心としたエース力。

予選会で日本人トップを記録した宮崎は、チームの大きな武器となる。長距離区間でも安定した走りを見せられるかが焦点だ。

2つ目は、10人をそろえる選手層。

箱根駅伝では10区間を走るため、予選会で見せた上位10人の安定感を本戦でも再現する必要がある。

3つ目は、4年生と下級生の融合。

薄根大河ら4年生にとっては、大学生活最後の箱根駅伝となる。3年生以下の選手がどこまで戦力として成長するかも、チームの順位を左右する。

酒井監督は予選会後、トップ通過をゴールとせず、本戦でシード権と上位を狙う考えを示した。

2026年の全日本大学駅伝でどのような走りを見せるかは、箱根に向けたチーム状態を判断する重要な材料となる。

【東洋大学駅伝部】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:東洋大学駅伝部の2026年度の主将は誰ですか?

A1:2026年度の主将は4年生の薄根大河です。副主将は倉本晃羽、寮長は藤本駿世が務めています。

Q2:東洋大学は箱根駅伝2027に出場できますか?

A2:出場が決定しています。2026年10月17日の第103回箱根駅伝予選会で総合1位、10時間31分30秒を記録し、本大会への出場権を獲得しました。

Q3:東洋大学駅伝部のエースは誰ですか?

A3:2026年の予選会で特に注目されたのは宮崎優です。1時間01分05秒で個人総合4位、日本人トップを記録しました。

Q4:東洋大学駅伝部の監督は誰ですか?

A4:酒井俊幸監督です。2009年に監督に就任し、「その1秒をけずりだせ」というスローガンを軸に、選手の自立と自律を重視したチームづくりを進めています。

Q5:東洋大学駅伝部は箱根駅伝で何回優勝していますか?

A5:総合優勝は4回です。2009年、2010年、2012年、2014年に優勝しています。

Q6:東洋大学駅伝部の練習場所はどこですか?

A6:主な練習場所は埼玉県川越市にある東洋大学川越キャンパス陸上競技場です。

まとめ:2026年の東洋大学駅伝部は鉄紺復活への重要な転換点

2026年度の東洋大学駅伝部は、箱根駅伝予選会で総合1位を獲得し、確かな結果を残した。

宮崎優の日本人トップという個人実績に加え、馬場大翔、内堀勇、松井海斗、薄根大河らが上位に入り、10人の総合力を示したことが大きい。

また、酒井俊幸監督の指導体制のもと、薄根大河主将を中心とした4年生、実力を伸ばす3年生、次代を担う2年生と新入生がそろっている。

東洋大学は2027年に創部100周年を迎える。1927年の創部以来、箱根駅伝総合優勝4回を積み重ねてきた伝統校にとって、2027年1月の箱根駅伝は節目に向けた大切な大会となる。

【プロの結論】

2026年の東洋大学を評価するうえで、予選会1位という順位だけを見るのは十分ではない。

本当に注目すべきなのは、エースの宮崎優が結果を残しながら、チームの10人目までが安定したタイムで走り切ったことだ。

今後の評価基準は、全日本大学駅伝での戦い方、箱根に向けた選手のコンディション、そして10区間を任せられる選手層の厚さにある。

「その1秒をけずりだせ」という鉄紺の哲学が、2027年の箱根路でどこまで形になるのか。東洋大学駅伝部の本当の勝負は、ここから始まる。