【なぜ再集結したのか】RIP SLYMEの活動休止理由と5人に起きた変化

目次

RIP SLYMEの活動休止理由を調べる際、2018年と2026年の出来事を混同しないことが大切だ。

2018年の活動休止にはSUとPESの離脱が関係していた

su rip slyme

2017年4月、SUのグループ活動休止が報じられた。同時期にはSUの不倫疑惑報道もあり、本人は2018年11月、5人での活動休止について謝罪し、自身に責任があるとの認識を示した。

さらに、PESは2017年9月にグループを離れていたことを2021年11月に公表した。本人の説明では、さまざまな理由から活動継続が困難だと判断したという。

つまり、2018年の活動休止はSUの問題だけで説明できるものではない。PESの離脱もすでに起きており、メンバー間の関係やグループの運営体制など、複数の問題が重なっていた時期だった。

この時期の経緯については、スポーツニッポンや日刊スポーツなども報じている。特にPESの脱退時期が一般に明らかになったのは、実際にグループを離れてから約4年後だった。

2025年の再集結はメンバー間の話し合いから実現

2025年4月4日、RIP SLYMEはオリジナルメンバー5人による活動再開を発表した。

発表では、2022年からRYO-Z、ILMARI、FUMIYAの3人で活動するなか、PESとSUの離脱やその経緯について誤解や憶測が広がり、ファンや関係者を困惑させていたことにも触れられた。

その状況を受け、5人は再びコミュニケーションを取り、過去のそれぞれの至らなかった点や、チームとしてのすれ違いを話し合って整理していったという。

そして、再び5人で音楽を作りたいという思いが一致し、約8年ぶりの再集結につながった。

「また5人で音楽を作りたい」

この再集結で注目すべきなのは、単なる懐古的な企画ではなかったことだ。新曲の制作、全国の音楽フェスへの出演、ベストアルバムの発売、ツアーなど、実際に新しい活動を展開している。

SUも再加入に際して謝罪と感謝を伝え、PESもメンバーとして再び参加することを発表した。かつての問題を経た5人が、改めて同じグループとしてステージに立ったことには大きな意味があった。

2026年3月の活動休止は当初から予定されていた

2026年の活動休止については、2025年4月の再集結発表時点ですでに明らかにされていた。

5人での活動は、メジャーデビュー25周年の記念日である2026年3月22日までの約1年間限定。その後はグループとして活動を休止し、各メンバーが自由なスタイルで音楽と向き合うという方針だった。

したがって、2026年3月の活動休止を新たなメンバー間の対立や突発的なトラブルによるものと解釈するのは正確ではない。公式に示された理由は、25周年の記念活動を一区切りとし、それぞれの音楽活動に移るというものだ。

2026年1月に放送されたABCテレビ「相席食堂」でも、メンバーは活動休止後について言及。DJや楽曲制作、ラップなどを続けながら、それぞれソロで活動していく方向性を語っていた。

ここで押さえておきたいのは、活動休止と音楽活動そのものの終了は同じではないということだ。RIP SLYMEという5人のグループ活動には一区切りがついたものの、メンバー個人の音楽活動まで終了したわけではない。

【25周年記念ライブと最新作品】GREATEST FIVEからライブ映像まで

2025年から2026年にかけてのRIP SLYMEは、25周年を記念した作品やイベントを数多く展開した。活動休止後も楽しめる作品が充実しており、現在の動向を知るうえで見逃せないポイントだ。

「GREATEST FIVE」は25周年を代表するベストアルバム


2025年7月16日発売
CD・3枚組 / 初回限定盤・通常盤
5人体制での再集結を記念したベストアルバム。新曲と歴代の代表曲をまとめた25周年イヤーの中心作品。

2025年7月16日に発売された「GREATEST FIVE」は、RIP SLYMEのキャリアを振り返る3枚組のベストアルバムだ。

収録内容には、再集結後の新曲「どON」「Wacha Wacha」「結果論」のほか、「楽園ベイベー」「FUNKASTIC」「GALAXY」「BLUE BE-BOP」「黄昏サラウンド」「JOINT」などの代表曲が並ぶ。

単なる過去曲の再編集ではなく、5人体制で制作した新曲と、長年親しまれてきた楽曲を一緒に楽しめる構成になっている。

特に注目したいのが、再集結後初の新曲「どON」だ。2025年4月16日に配信され、5人が揃った楽曲としては約9年ぶりのリリースとなった。メンバーによる造語をタイトルに採用し、RIP SLYMEらしいマイクリレーを打ち出した作品だ。

さらに、同年5月28日には「Wacha Wacha」、8月1日には「結果論」のミュージックビデオが公開され、再集結期間の新しい音楽活動を象徴する作品となった。

2026年3月20日〜22日「GREATEST LIVE - Final Three Nights -」

5人での活動を締めくくったのが、2026年3月20日から22日まで東京のTOYOTA ARENA TOKYOで開催された「RIP SLYME 25th Anniversary GREATEST LIVE - Final Three Nights -」だ。

メジャーデビュー25周年の記念日にあたる3月22日が最終公演となった。

最終日にはchay、在日ファンク、VERBAL、布袋寅泰がサプライズゲストとして登場。RIP SLYMEの代表曲だけでなく、ゲストとのコラボレーションも披露され、25年間の音楽活動を振り返る豪華なステージとなった。

セットリストには「STEPPER'S DELIGHT」「雑念エンタテインメント」「熱帯夜」「黄昏サラウンド」「楽園ベイベー」「JOINT」などが並び、アンコールでは「Super Shooter」「Wonderful」を披露した。

そして、ダブルアンコールで選ばれた最後の楽曲が「マタ逢ウ日マデ」だった。

ライブレポートによると、RYO-Zは公演の最後に25年間への感謝を伝え、メンバー5人はステージでハグを交わした。最後の曲の選択も含め、再集結期間を締めくくる象徴的な公演となった。

2026年8月26日発売のライブ音源はキャリア初の配信作品


2026年8月26日配信
デジタルアルバム / 全25曲
活動休止前の最終公演から厳選された楽曲を収録。RIP SLYMEとして初めてのライブ音源デジタルリリース。

2026年8月26日には、3月22日の最終公演を収録したライブ音源がデジタル配信された。

特筆すべきは、RIP SLYMEのキャリアにおいて、ライブ音源がデジタル配信されるのは今回が初めてという点だ。25周年の記念公演を、映像だけでなく音源でも残す取り組みとなった。

収録は全25曲。「どON」「STEPPER'S DELIGHT」「熱帯夜」「黄昏サラウンド」「One」「楽園ベイベー」「JOINT」などが含まれている。

そして、最後に収録されたのは「マタ逢ウ日マデ」。実際の最終公演で最後に披露された楽曲と同じ構成になっている。

ライブ会場での熱気やMCの掛け合いを音楽として振り返りたい人にとって、重要な記録作品だ。

2026年9月9日「GREATEST LIVE VIDEO」発売


2026年9月9日発売
Blu-ray・DVD / 全3形態
25周年記念ライブを中心に、2025年のツアー、クリスマスライブ、対バンライブ、ドキュメンタリーを収録。

2026年9月9日には、活動休止前のライブを映像化した「GREATEST LIVE VIDEO」がBlu-rayとDVDで発売された。

作品は3形態で展開されている。

形態 仕様 主な内容
初回限定盤 Blu-ray4枚組+フォトブック 25周年ライブ、2025年ツアー、クリスマスライブ、対バン映像、ドキュメンタリー
通常盤 Blu-ray1枚 25周年記念ライブ
通常盤 DVD2枚 25周年記念ライブ

特に初回限定盤は、4枚のBlu-rayで再集結期間を幅広く記録している点が魅力だ。

DISC1には3月22日の最終公演を中心に、20日と21日の公演からも楽曲を収録。DISC2には「RIP SLYME TOUR 2025 DANCE FLOOR MASSIVE FINAL」、DISC3には2025年12月25日の「GREATEST CHRISTMAS」を収めている。

DISC4には、対バンイベント「BACK to BACK」のベストセレクションと「RIP SLYME GREATEST DOCUMENTARY」を収録。Creepy NutsやDragon Ashとのコラボレーション映像も含まれる。

つまり、単なる活動休止前の最終ライブ映像ではなく、再集結からラストステージまでの約1年間を記録した総集編としての性格が強い。

25周年記念のレコード化企画も進行

ライブ作品以外にも、アナログレコードのリリース企画が展開された。

まず2026年3月20日に、ベストアルバム「GREATEST FIVE」のアナログ盤「GREATEST FIVE LP EDITION VOL.1」「VOL.2」が発売された。

さらに、6月18日の公式発表では、1stアルバム「FIVE」から10thアルバム「10」まで、オリジナルアルバム全10作品のレコード化が発表された。

発売は3段階に分けられ、5月20日に4作品、7月22日に3作品、9月2日に残る3作品が発売されている。

この企画は、単に新しい作品を売り出すだけでなく、CDやストリーミングでRIP SLYMEを知った世代にも、過去のオリジナルアルバムをアナログ盤で楽しめる機会を提供するものだ。

【RIP SLYMEの代表曲】初めて聴く人にもおすすめの名曲7選

RIP SLYMEを初めて聴くなら、再集結後の新曲だけでなく、2000年代の代表曲も押さえておきたい。

ワーナーミュージック・ジャパンの公式プロフィールは、個性的なMC陣のマイクリレーと斬新なビートをグループの特徴として紹介している。実際、楽曲ごとに異なる雰囲気があり、ヒップホップを基盤にしながらも幅広いリスナーに親しまれてきた。



1. STEPPER'S DELIGHT

2001年・メジャーデビュー曲
RIP SLYMEの出発点。グループの音楽的な個性を知るために最初に聴きたい楽曲。


2. 楽園ベイベー

代表的なヒット曲
開放感のあるサウンドと軽快なラップが印象的。グループを象徴する人気曲の一つ。


3. JOINT

ライブでも人気の楽曲
複数のMCによる掛け合いを楽しめる代表曲。2026年の最終公演でも披露された。


4. 熱帯夜

2007年の代表曲
印象的なビートと大人っぽい雰囲気が特徴。2026年のライブ映像も公開された。


5. 黄昏サラウンド

メロディアスな代表曲
ラップとメロディーの調和が魅力。幅広い年代におすすめできる一曲。


6. One

ライブでも重要な楽曲
グループの表現力やメッセージ性を感じられる楽曲。最終公演でも披露された。


7. FUNKASTIC

初期の代表曲
ファンキーなサウンドと勢いのあるラップが楽しめる楽曲。


この7曲を聴けば、RIP SLYMEが持つ軽快さ、メロディーの親しみやすさ、MC同士の掛け合いといった魅力を幅広く理解できる。

さらに、再集結後の「どON」「Wacha Wacha」「結果論」を加えると、初期から25周年までの音楽的な変化を比較できる。

【RIP SLYMEに関するよくある質問(FAQ)】

Q1:RIP SLYMEは2026年現在、解散したのですか?
A1:解散ではなく活動休止です。2026年3月22日の25周年記念ライブをもってグループ活動を休止しました。今後の再開時期については公式発表されていません。

Q2:RIP SLYMEの現在のメンバーは誰ですか?
A2:オリジナルメンバーはRYO-Z、ILMARI、PES、SU、DJ FUMIYAの5人です。2025年4月から2026年3月22日まで、5人体制で活動しました。

Q3:SUはなぜRIP SLYMEを離れ、再び戻ったのですか?
A3:SUは2017年にグループでの活動を休止し、その後離脱しました。2025年の再集結に際しては、メンバーや関係者との話し合いを経て再加入しています。グループの公式説明では、過去のすれ違いや各メンバーの至らなかった点を整理し、再び5人で音楽を作りたいという思いが一致したことが復帰につながりました。

Q4:2026年の活動休止は突然決まったのですか?
A4:いいえ。2025年4月の再集結発表時に、2026年3月22日までの約1年間限定で活動し、その後はグループ活動を休止すると公表されていました。

Q5:「GREATEST FIVE」と「GREATEST LIVE VIDEO」の違いは何ですか?
A5:「GREATEST FIVE」は2025年発売のベストアルバムで、過去の代表曲や再集結後の新曲を収録しています。「GREATEST LIVE VIDEO」は2026年9月発売のライブ映像作品で、25周年記念ライブや再集結期間のライブ、ドキュメンタリーなどを収録しています。

Q6:RIP SLYMEが再び5人で活動する予定はありますか?
A6:2026年11月現在、5人体制での活動再開や次回ライブの日程は公式発表されていません。メンバーはそれぞれの音楽活動に取り組む方針を示しています。

まとめ:【プロの結論】RIP SLYMEの25周年は終わりではなく、新たな区切り

RIP SLYMEの2025年から2026年にかけての動きを振り返ると、約8年ぶりの5人再集結、ベストアルバム「GREATEST FIVE」の発売、全国の音楽フェス出演、25周年記念ライブという大きな節目が続いた。

そして2026年3月22日、メジャーデビュー25周年の記念日に活動休止へ。これは2025年の再集結発表時から予定されていた一区切りだった。

現在のRIP SLYMEを理解するうえで、押さえておきたいポイントは次の3つだ。

  • メンバー:オリジナルメンバー5人の再集結は、約1年間の期間限定プロジェクトとして実現した。
  • 活動状況:2026年3月22日からグループ活動は休止中。解散や再始動を混同しないことが大切。
  • 作品:ライブ音源、ライブ映像、レコード企画によって25周年の記録は現在も楽しめる。

特に注目したいのは、活動休止後に発売された「GREATEST LIVE VIDEO」だ。2025年の再集結から、2026年3月の最終公演までを記録した作品であり、5人が再び同じステージに立った時間を振り返ることができる。

RIP SLYMEの魅力は、単独のヒット曲だけではなく、4人のMCと1人のDJが生み出す独特の音楽的なバランスにある。25周年の活動は、その魅力を改めて示す機会になった。

今後の再集結については公式発表を待つ必要があるが、5人が残した楽曲やライブ映像はこれからも聴き継がれていく。2026年の活動休止は、RIP SLYMEの歴史を振り返ると同時に、それぞれのメンバーが新しい音楽活動へ向かう転換点でもある。

最新動向を追う際は、公式プロフィール、公式ニュース、ワーナーミュージック・ジャパンの作品情報を基準に、活動休止と再始動、作品発売の情報を区別して確認したい。