【2026年最新】大阪選挙区の衆院選結果は維新18議席・自民1議席

目次

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

  • 2026年衆院選:大阪府の19小選挙区で、日本維新の会が18区、自民党が19区を制した。
  • 選挙結果:大阪府全体の小選挙区投票率は56.21%。選挙区別では第10区が62.06%で最高、第18区が52.90%で最低だった。
  • 注目の接戦:大阪19区では谷川とむ氏が58,410票を獲得し、伊東信久氏を713票差で破った。伊東氏は比例代表で当選した。
  • 参院選との違い:参議院大阪府選挙区は府全体を一つの選挙区として扱い、2025年選挙では定数4だった。

2026年2月8日の第51回衆議院議員総選挙では、大阪府の19小選挙区のうち、18区で日本維新の会の候補者が勝利しました。

唯一、維新以外の候補者が小選挙区を制したのが大阪19区です。自由民主党の谷川とむ氏が当選し、維新の伊東信久氏は小選挙区では次点となりました。

今回の結果で特徴的なのは、維新の強さが大阪市内だけでなく、北摂、北河内、中河内、南河内、泉州地域まで広がっていることです。

一方、19区ではわずかな票差で議席が入れ替わりました。大阪府内を一括して「維新が強い」と見るだけでは、地域ごとの政治状況を正確に把握できません。

2026年の大阪府小選挙区の基本データ

大阪選挙区
項目 結果
選挙 第51回衆議院議員総選挙
公示日 2026年1月27日
投開票日 2026年2月8日
大阪府の小選挙区数 19
小選挙区の定数 19人
日本維新の会 18議席
自由民主党 1議席
大阪府全体の投票率 56.21%
選挙当日の有権者数 7,242,307人

大阪府選挙管理委員会が公開した投開票結果によると、府内の小選挙区における有効投票数は3,889,302票でした。投票率は前回の選挙から3.60ポイント上昇しています。

【大阪1区〜19区】区割り・候補者一覧・当選者と得票数

大阪の衆議院小選挙区は、行政区域を基準に19区へ分けられています。

大阪市内の行政区を複数まとめた選挙区もあれば、吹田市や東大阪市のように市単独で構成される選挙区もあります。

以下は、2026年2月8日の開票結果を基にした全19区の一覧です。

大阪府第1区〜第19区の開票結果

候補者名の後ろに党派と得票数を記載。★は小選挙区当選者。得票数は大阪府選挙管理委員会の開票資料による。

選挙区 対象市区町村 候補者別得票数 投票率 1区 大阪市中央・西・港・天王寺・浪速・東成区 ★井上英孝(維新)93,383
大西宏幸(自民)64,483
中村ゆき(参政)27,950
塩野智郎(国民)27,902
竹内祥倫(共産)18,444
54.33%
2区 大阪市生野・阿倍野・東住吉・平野区 ★高見亮(維新)115,244
守島正(無所属)40,672
石橋篤史(参政)36,999
小川陽太(共産)28,925
54.98%
3区 大阪市大正・住之江・住吉・西成区 ★東徹(維新)75,462
柳本顕(自民)45,715
宇都宮優子(中道)30,714
山室貴史(参政)18,345
渡部結(共産)16,758
53.89%
4区 大阪市北・都島・福島・城東区 ★美延映夫(維新)87,309
中山泰秀(自民)71,040
岡本忠志(国民)28,240
藤田美季(参政)24,019
山田みのり(共産)19,832
橋口和矢(無所属連合)4,299
58.87%
5区 大阪市此花・西淀川・淀川・東淀川区 ★梅村聡(維新)93,472
杉田水脈(自民)48,051
前田英倫(国民)24,018
大石晃子(れいわ)19,867
松山恵子(参政)18,421
湊隆介(共産)15,854
53.92%
6区 大阪市旭・鶴見区、守口市、門真市 ★西田薫(維新)87,431
永井正史(自民)42,619
阪本洋三(中道)37,890
月足舞子(参政)24,635
亀井淳(共産)12,899
54.84%
7区 吹田市・摂津市 ★奥下剛光(維新)88,242
渡嘉敷奈緒美(自民)78,582
石川勝(参政)30,439
川添健真(共産)28,167
60.22%
8区 豊中市・池田市 ★漆間譲司(維新)93,189
高麗啓一郎(自民)77,688
佐藤潤(国民)29,080
平川節代(共産)22,319
榊原美礼(参政)19,206
60.09%
9区 茨木市・箕面市・豊能郡 ★萩原佳(維新)102,204
東田淳平(自民)79,259
西尾慧吾(社民)30,493
60.24%
10区 高槻市・三島郡 ★池下卓(維新)86,557
尾辻かな子(中道)50,324
加納陽之助(自民)38,442
井上誠也(参政)16,751
62.06%
11区 枚方市・交野市 ★中司宏(維新)113,436
松本直高(自民)41,809
村上賀厚(中道)38,540
山岡智美(参政)21,753
北尾学(共産)14,310
59.73%
12区 寝屋川市・大東市・四條畷市 ★藤田文武(維新)88,775
北川晋平(自民)38,167
樽床伸二(中道)37,976
太田徹(共産)12,082
54.81%
13区 東大阪市 ★岩谷良平(維新)77,433
宗清皇一(自民)65,193
本多平直(中道)26,573
立岡昭是(参政)14,949
宝井晃美(共産)10,197
八幡愛(れいわ)10,097
53.54%
14区 八尾市・柏原市・羽曳野市・藤井寺市 ★青柳仁士(維新)121,049
尾立源幸(自民)58,573
内藤耕一(共産)29,935
55.01%
15区 堺市美原区・富田林市・河内長野市・松原市・大阪狭山市・南河内郡 ★浦野靖人(維新)92,248
島田智明(自民)73,378
平山貴士(共産)26,929
54.85%
16区 堺市堺・東・北区 ★黒田征樹(維新)73,063
森山浩行(中道)47,844
葉田治央(自民)36,006
池上和日子(参政)20,249
56.13%
17区 堺市中・西・南区 ★馬場伸幸(維新)78,362
信貴麻美(自民)42,715
東本和美(参政)20,464
井上光吉(共産)18,380
53.44%
18区 岸和田市・泉大津市・和泉市・高石市・泉北郡 ★遠藤敬(維新)121,948
内田隆嗣(自民)58,889
馬場英樹(共産)27,906
52.90%
19区 貝塚市・泉佐野市・泉南市・阪南市・泉南郡 ★谷川とむ(自民)58,410
伊東信久(維新)57,697
小羽根正代(中道)20,031
松岡能礼(参政)13,399
北村みき(共産)8,703
54.69%

出典:大阪府選挙管理委員会「第51回衆議院議員総選挙 投開票結果調」。投票率は国内・在外を含む数値。

大阪の選挙区割りで注意したい変更点

特に確認しておきたいのが、大阪8区と大阪9区の境界です。

池田市は、以前は大阪9区に含まれていましたが、2024年の第50回衆議院議員総選挙から大阪8区に移っています。

そのため、2026年の選挙結果を過去の候補者や得票数と比較するときには、池田市の所属区が変わったことを考慮しなければなりません。

現在の区割りでは、次のようになります。

- 大阪8区:豊中市・池田市
- 大阪9区:茨木市・箕面市・豊能郡

過去の選挙結果を単純に並べるだけでは、地域ごとの支持の変化を正確に読み取れない場合があります。

【得票数・投票率を分析】地域別に見えた大阪選挙区の特徴

2026年の大阪選挙区では、維新の議席数だけでなく、候補者ごとの得票差や地域別の投票率にも注目する必要があります。

1. 大阪19区は713票差の大接戦

今回の大阪府内で特に注目されたのが、第19区です。

自由民主党の谷川とむ氏は58,410票、日本維新の会の伊東信久氏は57,697票でした。


大阪19区・上位2候補の得票比較


谷川とむ(自民)

58,410票









伊東信久(維新)

57,697票







得票差

713票



小選挙区の有効投票数158,240票。谷川氏の得票率は約36.91%。

この結果は、大阪府内の政治構図を考えるうえで重要です。

維新が18区で勝利した一方、泉州地域の19区では自民党が小選挙区の議席を獲得しました。

さらに伊東氏は比例代表近畿ブロックで当選しています。つまり、小選挙区では敗れたものの、国会議員としての議席を確保しました。

小選挙区の当落と、最終的な国会議員としての当選は区別して見る必要があります。

2. 投票率が最も高かったのは大阪10区

大阪府全体の投票率は56.21%でした。

選挙区別に見ると、地域によって10ポイント近い差が生じているわけではありませんが、最高と最低には約9ポイントの開きがあります。

特に高かったのは次の選挙区です。

- 大阪10区(高槻市・三島郡):62.06%
- 大阪9区(茨木市・箕面市・豊能郡):60.24%
- 大阪7区(吹田市・摂津市):60.22%
- 大阪8区(豊中市・池田市):60.09%

一方、低かったのは大阪18区の52.90%、大阪17区の53.44%、大阪13区の53.54%でした。

北摂地域では60%を超える選挙区が複数ある一方、大阪市内や泉州方面では50%台前半の選挙区も見られました。

3. 得票率は当選者の支持の広がりを測る材料

得票数だけで候補者の強さを判断するのは適切ではありません。

有効投票数が多い選挙区では、同じ得票数でも得票率が低くなる場合があります。

2026年の大阪19区では、谷川氏の得票率は約36.91%でした。対して大阪18区の遠藤敬氏は約58.42%、大阪14区の青柳仁士氏は約57.76%です。

この違いは、候補者がどの程度の割合で有権者の支持を得たかを考える材料になります。

なお、得票率は候補者の得票数をその選挙区の有効投票数で割って算出する数値です。投票率とは分母が異なります。

【2025年参議院選挙】大阪府選挙区との違いを比較

大阪選挙区を調べる際に混同しやすいのが、衆議院と参議院の選挙制度です。

2026年の衆院選では大阪府内に19の小選挙区がありましたが、参議院の大阪府選挙区は府全体を一つの選挙区として扱います。

衆議院と参議院の制度比較

比較項目 衆議院 参議院
選挙区 大阪府内19区 大阪府全体
2026年・2025年の対象選挙 第51回衆院選 第27回参院選
投票日 2026年2月8日 2025年7月20日
選挙区の定数 各区1人 4人
選挙区での投票 候補者名 候補者名
比例代表 近畿ブロック 全国単位

参議院の大阪府選挙区は、府内全域の有権者が同じ候補者名簿から選びます。

したがって、大阪市内の有権者と泉州地域の有権者が、異なる参議院選挙区の候補者に投票するわけではありません。

2025年参議院選挙・大阪府選挙区の当選者

2025年7月20日に実施された第27回参議院議員通常選挙では、定数4に対して19人が立候補しました。

大阪府選挙管理委員会の開票資料に記載された上位4人は次のとおりです。

当落 候補者 党派 得票数
当選 佐々木りえ 日本維新の会 653,666
当選 岡崎ふとし 日本維新の会 549,024
当選 宮出ちさと 参政党 510,518
当選 杉ひさたけ 公明党 504,163

この選挙の大阪府選挙区の投票率は59.14%でした。

有権者数は7,254,910人、投票者数は4,290,786人です。

参院選で維新が獲得した議席数

2025年の参院選では、維新が2議席を獲得しました。

ただし、2026年の衆院選での18議席獲得とは、比較の前提が異なります。

参院選は府全体から複数の議員を選ぶため、候補者の個人得票数が政党の支持の広がりを示す重要な材料になります。

衆院選は各選挙区で1人を選ぶため、候補者同士の競争や地域単位の支持の分布が議席数に直結します。

同じ大阪府の選挙でも、参院選の得票順位と衆院選の議席数は別の指標として扱うことが大切です。

【歴代議員と比例代表】大阪の選挙結果を正しく読むポイント

大阪の政治状況を理解するには、2026年の結果だけでなく、過去の選挙との比較も欠かせません。

2024年と2026年で変化した大阪19区

象徴的なのが、大阪19区の議席交代です。

2024年10月27日の第50回衆議院議員総選挙では、日本維新の会の伊東信久氏が65,726票を獲得して当選しました。自民党の谷川とむ氏は60,879票で次点でした。

ところが2026年2月8日の選挙では、両者の順位が逆転しています。

選挙 当選者 得票数 次点
2024年 伊東信久(維新) 65,726 谷川とむ(自民)60,879
2026年 谷川とむ(自民) 58,410 伊東信久(維新)57,697

2回の選挙で同じ2人が上位を争い、議席が入れ替わった点は、大阪の選挙区政治を考えるうえで興味深い変化です。

比例代表近畿ブロックとは?

衆議院選挙では、小選挙区とは別に比例代表の投票があります。

大阪府は比例代表の近畿ブロックに属しており、対象となるのは次の6府県です。

- 滋賀県
- 京都府
- 大阪府
- 兵庫県
- 奈良県
- 和歌山県

2026年の近畿ブロックの定数は28議席でした。

政党別の獲得議席は次のとおりです。

政党 獲得議席
自由民主党 10
日本維新の会 8
中道改革連合 5
国民民主党 2
参政党 2
日本共産党 1

比例代表では、政党の得票と名簿順位などに基づいて議席が配分されます。

小選挙区で敗れた候補者でも、比例代表との重複立候補をしていて、政党の獲得議席や惜敗率などの条件を満たせば当選することがあります。

大阪19区の伊東信久氏は、その具体例です。

選挙結果を調べるときに確認したい3つのポイント

大阪選挙区のデータを見る際には、次の区別を意識すると誤解を防げます。

1. 小選挙区の当選と比例代表の当選

小選挙区で最多得票を得た候補者が、その選挙区の議席を獲得します。一方、比例代表はブロック単位で議席を配分する別の制度です。

2. 得票数と得票率

得票数は候補者が獲得した票の実数、得票率は有効投票数に対する割合です。異なる選挙区の候補者を比較する場合は、両方を見る必要があります。

3. 選挙区の境界変更

池田市のように所属選挙区が変更された地域では、過去の得票数をそのまま比較できません。過去の議員や当選回数を確認する場合も、当時の区割りを確認することが重要です。

【大阪選挙区】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:2026年の大阪選挙区の衆議院選挙で当選したのは誰ですか?

A1:第51回衆議院議員総選挙では、大阪府の19小選挙区のうち18区で日本維新の会の候補者が当選しました。残る19区では自由民主党の谷川とむ氏が当選しました。

Q2:大阪選挙区の投票率は何%でしたか?

A2:2026年2月8日の衆院選における大阪府全体の小選挙区投票率は56.21%です。最も高かったのは大阪10区の62.06%、最も低かったのは大阪18区の52.90%でした。

Q3:大阪府第1区から第19区まではどこが対象ですか?

A3:大阪1区は大阪市中央区など6区、7区は吹田市と摂津市、13区は東大阪市、16区と17区は堺市の各行政区など、地域ごとに分かれています。詳しい対象区域は記事内の区割り一覧で確認できます。

Q4:2025年参議院選挙の大阪選挙区で当選したのは誰ですか?

A4:佐々木りえ氏、岡崎ふとし氏、宮出ちさと氏、杉ひさたけ氏の4人です。日本維新の会が2議席、参政党と公明党がそれぞれ1議席を獲得しました。

Q5:大阪19区で落選した伊東信久氏は国会議員になれなかったのですか?

A5:いいえ。伊東氏は小選挙区では谷川とむ氏に713票差で敗れましたが、比例代表近畿ブロックで当選しています。小選挙区と比例代表は別々の当選経路です。

Q6:大阪選挙区の公式な選挙結果はどこで確認できますか?

A6:大阪府選挙管理委員会が公開する衆議院・参議院それぞれの投開票結果調で確認できます。候補者別の得票数、投票率、選挙区別の対象地域などを調べる際には、公式資料が基本になります。

まとめ:大阪選挙区の今後を見極めるために

2026年の大阪選挙区では、日本維新の会が小選挙区19議席中18議席を獲得し、府内での強い政治基盤を示しました。一方、19区では自民党の谷川とむ氏が713票差で勝利し、地域によっては接戦が続いていることも明らかになりました。

また、2025年の参議院大阪府選挙区では、維新だけでなく参政党や公明党も議席を獲得しています。衆議院と参議院の結果を並べると、大阪の政治状況は単純な政党別議席数だけでは説明できないことが分かります。

今後、大阪の選挙情勢を把握するうえで注目したいのは、次の3点です。

- 日本維新の会の支持基盤:18区での勝利を次の国政選挙でも維持できるか。
- 自由民主党の巻き返し:19区での勝利をほかの地域にも広げられるか。
- 新興政党や中道勢力の動向:参院選や比例代表で示した支持を小選挙区での議席獲得につなげられるか。

大阪の選挙結果を正しく理解するには、候補者の得票数、得票率、投票率、区割り、比例代表の結果を合わせて見ることが欠かせません。

2026年10月31日時点で、大阪の政治勢力を読み解く最も重要な材料は、維新の広範な議席獲得と、19区で示された接戦の両方にあります。