NTT株式分割は次回いつ?2023年の25分割と2026年配当・株価の見通しを徹底解説
2026年10月30日現在、NTT(旧・日本電信電話株式会社、証券コード9432)の次回株式分割について、実施日や分割比率などの新たな公式発表は確認されていません。直近の株式分割は2023年7月1日に実施されたもので、普通株式1株を25株にする大規模な分割でした。
この分割は、2024年から始まった新NISA制度を見据え、個人投資家がNTT株を購入しやすくする狙いがありました。2026年度の年間配当予想は1株当たり5.4円で、16期連続増配を予定しています。株式分割の仕組みや保有株数への影響、配当金、自己株式取得、今後の株価を判断するためのポイントまで、公式IR資料と最新の決算情報をもとに整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】 - 次回の株式分割: 2026年10月30日現在、NTTから次回の実施日・分割比率は発表されていない。 - 前回の株式分割: 2023年7月1日に1株を25株に分割。新NISAを見据え、投資単位を引き下げた。 - 2026年度の配当予想: 1株当たり年間5.4円。16期連続増配を予定している。
【2026年最新】NTT株式分割は次回いつ?実施予定と公式発表の状況

NTT株の購入を検討している人や、すでに保有している人が最も気になるのは、次回の株式分割がいつ実施されるのかという点でしょう。
2023年に1株を25株にする分割を実施したNTTですが、2026年10月30日現在、次回の株式分割について具体的な実施日や比率は公表されていません。
次回の株式分割は未発表。2026年中の実施日も決まっていない
NTTの公式IRニュースや株式情報を確認すると、2026年10月時点で確認できる株主還元策は、配当金の引き上げや自己株式取得などが中心です。
株式分割に関する新たな決議や実施日程は掲載されていません。
したがって、インターネット上で見かける「NTTが2026年に再び株式分割する」「次回は1株をさらに何株かに分ける」といった情報を、決定事項として受け取ることはできません。
株式分割は、会社の取締役会などで正式に決定され、適時開示やニュースリリースを通じて公表されるものです。
次回の分割を判断する際には、次の情報を確認する必要があります。
- NTTのIRニュースに株式分割の決議が掲載されているか
- 分割比率と基準日が公表されているか
- 効力発生日と取引開始日が明示されているか
- 定款変更などの関連手続きが発表されているか
次回分割を考えるうえで注目したい2026年11月の決算
NTTは2026年11月4日に2026年度第2四半期決算を発表する予定です。
決算発表では、通期業績の進捗、成長投資、株主還元の方針などが投資家の注目点になります。
ただし、決算発表が予定されていることと、株式分割が実施されることは別問題です。
次回分割の可能性を考える場合も、単に株価が安くなったからという理由だけでなく、会社が投資単位や株主構成をどう考えているかを確認する必要があります。
【前回の実績】NTTは2023年7月1日に1株を25株へ分割した
NTTの株式分割を理解するうえで欠かせないのが、2023年に実施された25分割です。
2023年5月12日、当時の日本電信電話株式会社は取締役会で株式分割を決議しました。
その内容は、2023年6月30日を基準日として、普通株式1株を25株に分割するというものです。
2023年の株式分割の実施日とスケジュール
公式発表に記載された日程は次のとおりです。
- 2023年5月12日:取締役会で株式分割を決議
- 2023年6月15日:基準日公告
- 2023年6月30日:株主確定の基準日
- 2023年7月1日:株式分割の効力発生日
なお、効力発生日の7月1日は土曜日だったため、実際の市場取引では6月29日から分割を考慮した株価で売買が始まりました。
なぜNTTは1株を25株に分割したのか?
分割の大きな理由は、個人投資家がNTT株を購入しやすい環境を整えることでした。
NTTが2023年5月12日に公表した資料では、2024年から導入される新NISA制度を見据え、投資単位を引き下げ、幅広い世代の投資家を増やすことを目的として説明しています。
特に注目したいのは、次の3点です。
1. 最低投資金額を引き下げる
分割前は株価水準によって100株を購入するために相応の資金が必要でした。
25分割によって1株当たりの株価が理論上25分の1となり、100株単位で購入する場合の必要資金も大幅に下がりました。
2. 新NISAを利用する個人投資家を意識した
2024年1月から新NISAが始まり、成長投資枠で個別株式を購入する選択肢が広がりました。
NTTはこの制度変更を見越し、少額から投資できる環境づくりを進めました。
3. 幅広い世代の株主を増やす
NTTは、単元未満株を保有するだけでなく、議決権を持つ株主として株式を保有してもらうことも意識していました。
東京証券取引所が示す望ましい投資単位は5万円以上50万円未満ですが、NTTは個人投資家の参加を促すため、その水準を下回る投資単位になることも踏まえて分割を決定しています。
株式分割の仕組みを具体例で解説
株式分割は、会社の価値そのものを増やす制度ではありません。
例えば、分割前に100株を保有していた場合、25分割後は2,500株になります。
| 項目 | 分割前 | 分割後 |
|---|---|---|
| 保有株数 | 100株 | 2,500株 |
| 1株当たりの株価 | 1,000円(例) | 40円(理論値) |
| 株式の評価額 | 100,000円 | 100,000円 |
| 1株当たり配当金 | 25円(例) | 1円(例) |
| 年間配当総額 | 2,500円 | 2,500円 |
つまり、保有株数が25倍になる一方、株価と1株当たり配当金は原則として25分の1になります。
分割直後に保有資産や配当総額が自動的に25倍になるわけではありません。
また、通常は株主自身が特別な手続きをする必要もありません。NTTの2023年の株式分割でも、株主側の手続きは不要と案内されていました。
【歴代実績】NTT株式分割の経緯と過去の分割比率を一覧で比較
NTTは2023年に初めて株式分割を行ったわけではありません。
公式IRの「株式の歴史」を確認すると、過去にも複数回の株式分割を実施しています。
NTTの株式分割の歴代実績
| 実施時期 | 分割比率 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 1995年11月 | 1株→1.02株 | 株主の保有株式数を調整 |
| 2009年1月 | 1株→100株 | 単元株制度の導入に伴う分割 |
| 2015年7月 | 1株→2株 | 保有株式数を2倍に変更 |
| 2020年1月 | 1株→2株 | 保有株式数を2倍に変更 |
| 2023年7月 | 1株→25株 | 新NISAを見据えた投資単位の引き下げ |
2009年の100分割と2023年の25分割は何が違う?
2009年1月の株式分割は、株券電子化の直前に実施されたもので、同時に100株を1単元とする単元株制度が導入されました。
一方、2023年の25分割は、新NISAの導入を見据えた個人投資家の裾野拡大が大きな目的でした。
同じ株式分割でも、実施時期によって背景や経営上の狙いは異なります。
2023年の分割後、NTTの株主はどれほど増えた?
2023年の株式分割は、個人株主の拡大という点で注目すべき結果を残しています。
NTTが2025年の定時株主総会に関連して公表した資料によると、2025年3月末の株主数は268万人となり、分割発表前の2023年3月末と比べて約3倍に増加しました。
また、40代以下の投資家の割合も多様化しています。
この数字は、株式分割による投資単位の引き下げが、実際に個人株主の増加につながったことを示す材料です。
【保有株数と新NISA】NTT株式分割後の株数・購入金額・投資メリット
2023年の分割を受けて、現在のNTT株を購入する人が知っておきたいのが、保有株数と投資金額の関係です。
ここでは、実際の購入を想定して整理します。
株式分割後の保有株数はどう変わった?
2023年6月30日の基準日時点で保有していた株式は、次のように変わりました。
- 1株保有:25株
- 10株保有:250株
- 50株保有:1,250株
- 100株保有:2,500株
- 1,000株保有:25,000株
ただし、これは2023年の分割時点で保有していた株式に対する換算です。
2026年に新たにNTT株を購入する場合、過去の25分割をもう一度適用する必要はありません。現在の株数がそのまま保有株数となります。
2026年10月30日時点のNTT株価と最低投資金額
NTTの公式株価情報によると、2026年10月30日の終値は173.3円でした。
NTTの単元株式数は100株です。
したがって、この終値を基準にすると、100株を購入するための金額は次のようになります。
2026年10月30日終値を使った試算173.3円
1株当たりの終値
100株の購入金額
17,330円
500株の購入金額
86,650円
1,000株の購入金額
173,300円
NTT株と新NISAの相性は?
新NISAでは、成長投資枠を利用して上場株式を購入できます。
2026年現在の制度では、年間投資枠は240万円、非課税保有限度額は全体で1,800万円、そのうち成長投資枠は1,200万円です。
NTTのように購入単位が比較的小さい銘柄は、投資資金を一度に大きく用意しなくても、段階的に買い付けられる点が特徴です。
新NISAを利用する主なメリットは次のとおりです。
- 売却益が非課税になる
- 条件を満たせば配当金も非課税になる
- 非課税保有期間が無期限
- 成長投資枠を使って個別株式を購入できる
ただし、配当金を非課税にするには注意が必要です。
上場株式の配当金を非課税で受け取るには、証券会社で株式数比例配分方式を選択する必要があります。
銀行口座への振込や配当金領収証方式など、別の受取方法では課税される場合があります。
また、すでに課税口座で保有しているNTT株が、新NISAの口座へ自動的に移るわけではありません。
【2026年度最新】NTT配当金予想は5.4円!16期連続増配と自社株買い
NTT株を長期保有するうえで、株式分割と同じくらい重要なのが配当金です。
2026年度の配当予想では、年間5.4円への増配が予定されています。
2026年度の年間配当金は1株当たり5.4円
NTTが2026年5月14日に更新した株主還元情報によると、2026年度の年間配当金は1株当たり5.4円を予定しています。
前年度の5.3円から0.1円の増配です。
| 決算年度 | 年間配当金 | 状況 |
|---|---|---|
| 2023年度 | 5.1円 | 実績 |
| 2024年度 | 5.2円 | 実績 |
| 2025年度 | 5.3円 | 実績 |
| 2026年度 | 5.4円 | 会社予想 |
この5.4円は、2023年の25分割を反映した1株当たりの金額です。
2026年度の配当予定は次のようになっています。
- 中間配当:2.70円
- 期末配当:2.70円
- 年間合計:5.40円
NTTは2011年度から16期連続の増配を予定しています。
長期保有を考える投資家にとって、継続的な増配方針は評価材料の一つです。
ただし、会社予想は将来の業績などによって変更される可能性があります。
保有株数別に見る年間配当金の試算
2026年度の年間配当予想5.4円を使って計算すると、保有株数ごとの配当金は次のようになります。
NTTの年間配当金シミュレーション
{@body const [shares,setShares] = DIL.useState(1000)}
保有株数を変更すると年間配当金の試算が変わります。{shares.toLocaleString("ja-JP")}株
100株
10,000株
年間配当金(税引前・会社予想)
{(shares5.4).toLocaleString("ja-JP",{maximumFractionDigits:0})}円
中間配当の試算
{(shares2.7).toLocaleString("ja-JP")}円
期末配当の試算
{(shares*2.7).toLocaleString("ja-JP")}円
例えば、1,000株を保有している場合、年間配当金は5,400円の計算です。
NISA口座で適切な配当金受取方式を設定していれば、対象となる配当金は非課税になります。
NTTの自社株買いは株主還元にどう影響する?
NTTの株主還元は配当だけではありません。
自己株式取得、いわゆる自社株買いも重要な施策です。
NTTの公式資料によると、2026年3月までの自己株式取得総額は約5.9兆円に達しています。
さらに2026年5月8日には、次の自己株式取得を決議しました。
- 取得総額:2,000億円(上限)
- 取得株式数:14億株(上限)
- 取得期間:2026年5月11日~2027年3月31日
自社株買いは、市場から自社株式を取得することで、発行済み株式数や1株当たり利益などに影響を与える可能性があります。
ただし、取得上限まで必ず買い付けるという意味ではありません。
配当の増加と自社株買いを組み合わせるNTTの株主還元方針は、長期保有を検討する際の判断材料になります。
【2026年の投資判断】NTT株価への影響と今後の見通しを分析
NTT株を購入するかどうかを考える際には、株式分割の実績だけでなく、現在の株価、業績、配当政策を総合的に見る必要があります。
株式分割によってNTTの株価は上昇する?
株式分割を発表したからといって、株価が必ず上昇するわけではありません。
理論上、株式分割直後は次の関係になります。
- 株式数:25倍
- 1株当たり株価:25分の1
- 企業価値:原則として変わらない
- 株主の保有資産価値:原則として変わらない
ただし、分割によって最低投資金額が下がれば、これまで購入を見送っていた個人投資家が参加しやすくなります。
その結果、売買が活発になったり、需給が変化したりする可能性はあります。
2023年のNTTの事例でも、株主数は分割前の約3倍に増加しました。
しかし、株主数が増えることと、株価が継続的に上昇することは別です。
2026年度第1四半期の業績を確認
2026年8月6日に発表されたNTTの2026年度第1四半期決算では、前年同期比で増収増益となりました。
主な数値は以下のとおりです。
| 項目 | 2026年度第1四半期 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 営業収益 | 約3兆6,177億円 | +10.9% |
| 営業利益 | 約4,251億円 | +4.9% |
| 当社帰属四半期利益 | 約2,748億円 | +5.8% |
一方、2026年度の通期業績予想では、当社帰属当期利益は9,800億円で、前年度比5.5%減の見通しです。
つまり、足元の第1四半期は増収増益でも、通期では最終利益の減少が予想されています。
この違いは、投資判断において見逃せないポイントです。
NTT株の今後を考えるうえで注目したい3つのポイント
1. 通信事業の安定性と成長事業の収益化
NTTは通信インフラを基盤としながら、ITサービスやグローバル事業などにも展開しています。
今後は通信事業の収益基盤を維持しつつ、新しい事業領域でどれだけ利益を伸ばせるかが焦点になります。
特にIOWNなどの技術開発については、将来の成長期待だけでなく、実際の事業収益につながるかを確認する必要があります。
2. 増配を継続できるだけの利益とキャッシュフロー
16期連続増配は魅力的な実績ですが、過去の増配実績が将来の増配を保証するわけではありません。
今後も増配を継続できるかは、営業利益、最終利益、営業キャッシュフロー、設備投資などを総合的に見る必要があります。
3. 自社株買いと資本効率の改善
2,000億円を上限とする自己株式取得は、株主還元と資本効率の改善を目指す施策です。
ただし、自社株買いの規模だけで企業価値を判断するのではなく、取得後の株式数や1株当たり利益の変化も確認したいところです。
NTT株が向いている人・慎重に考えたい人
| 投資スタイル | 判断のポイント |
|---|---|
| 長期保有・配当重視 | 連続増配や配当方針を評価する人 |
| 少額から個別株を始めたい人 | 比較的小さい購入金額で投資できる点 |
| 新NISAを活用したい人 | 成長投資枠での長期保有を検討する人 |
| 短期売買で利益を狙う人 | 分割だけを材料にした売買は慎重に判断 |
| 元本割れを避けたい人 | 株式である以上、株価下落リスクがある |
NTTは配当を重視する投資家にとって検討しやすい銘柄ですが、通信大手だからといって株価が常に安定するわけではありません。
株価の上昇益を狙うのか、配当金を受け取りながら長期保有するのかによって、購入判断は変わってきます。
【よくある質問】NTTの株式分割に関するFAQ
Q1:NTTの次回の株式分割はいつですか?
A1:2026年10月30日現在、NTTから次回の株式分割の実施日は発表されていません。2023年7月1日の1株25分割が直近の実績です。
Q2:NTTは2023年7月1日に何株に分割しましたか?
A2:普通株式1株を25株に分割しました。分割前に100株を保有していた株主は、分割後に2,500株を保有することになりました。
Q3:NTTの2026年度の配当金はいくらですか?
A3:2026年度は1株当たり年間5.4円を予定しています。中間配当2.7円、期末配当2.7円の計画で、16期連続増配を予定しています。
Q4:NTTの株式分割で保有資産は25倍になりますか?
A4:なりません。保有株数は25倍になりますが、理論上の1株当たり株価は25分の1になるため、分割直後の資産価値は原則として変わりません。
Q5:NTT株は新NISAで購入できますか?
A5:成長投資枠を利用して購入できます。配当金を非課税にするには、証券会社で株式数比例配分方式を設定する必要があります。
Q6:NTTの株式分割後も配当金は受け取れますか?
A6:もちろん受け取れます。分割後は1株当たりの配当金が調整されますが、保有株数も増えるため、分割だけを理由に配当金の総額が25倍になることも、25分の1になることもありません。
まとめ:NTT株式分割の次回発表を待つより業績と配当を確認
NTTの株式分割は、2023年7月1日に実施された1株25株の分割が直近の実績です。新NISAの導入を見据えた投資単位の引き下げによって、個人投資家が参加しやすい環境を整え、実際に株主数も大きく増加しました。
2026年10月30日現在、次回の株式分割について公式発表はありません。
一方、2026年度の年間配当は5.4円を予定し、16期連続増配を見込んでいます。さらに2,000億円を上限とする自己株式取得も進められており、株主還元への取り組みは継続しています。
今後のNTT株を考えるうえでは、次の3点を押さえておきたいところです。
1. 次回分割の公式発表: 実施日や分割比率が正式に決まるまでは、未発表の情報に振り回されない。
2. 配当と株主還元: 5.4円の年間配当予想と連続増配の継続可能性を確認する。
3. 企業業績と株価: 通信事業の安定性だけでなく、成長投資の収益化や通期利益の進捗にも注目する。
株式分割は投資を始めやすくする制度であって、株価上昇を約束するものではありません。
NTT株を長期保有するなら、次回の株式分割だけを待つのではなく、配当金、業績、株主還元、購入価格のバランスを見ながら判断することが大切です。