2026年夏の国内旅行おすすめ8選!JTB人気ランキング・費用・避暑地を徹底比較

目次

夏の国内旅行を計画するなら、行き先の人気だけでなく、旅行費用、混雑状況、気温、移動時間まで考慮したい。2026年の夏休みは、物価上昇を背景に旅行費用を抑えながら、価値を感じる体験にはしっかりお金をかける「メリハリ型」の旅行スタイルが目立った。北海道や沖縄といった定番リゾートに加え、関東のテーマパーク、箱根の温泉、金沢の文化施設など、目的に合わせた旅行先選びが広がっている。

JTBが2026年6月18日に発表した予約状況に基づく人気方面ランキングでは、添乗員なしの国内旅行で沖縄が1位、北海道が2位、関東が3位となった。また、7月2日発表の夏休み旅行動向では、国内旅行の平均予定費用は1人48,500円、旅行日数は1泊2日が最多だった。夏の暑さを避けるため、屋内施設や早朝・夜間の観光を取り入れる動きも確認されている。ここでは、これらの2026年調査をもとに、注目の国内旅行先8選、予算の考え方、家族旅行や1泊2日のモデルプランまで詳しく紹介する。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

  • 2026年の人気方面:JTBの予約状況ランキングでは沖縄、北海道、関東が上位3方面。
  • 旅行費用の目安:JTBの国内旅行平均予定費用は1人48,500円。1泊2日の旅行が最も多い。
  • 夏旅の選び方:北海道や群馬の高原で避暑、宮古島や琵琶湖で水辺の体験、金沢や福岡で屋内観光を楽しむ方法がある。

【2026年夏の国内旅行人気ランキング】JTBの調査から見えた旅行先と最新トレンド

夏のおすすめ旅行国内

2026年の夏休み旅行を考えるうえで、まず押さえたいのがJTBの2つの調査だ。ひとつは予約状況をもとにした人気方面ランキング、もうひとつは旅行予定者へのアンケートなどをもとにした旅行動向の予測である。

JTBの予約状況ランキングは沖縄・北海道・関東が上位

2026年6月18日にJTBが公表したランキングは、7月15日から8月31日までの出発を対象とした予約状況を集計したものだ。添乗員なしの国内旅行では、次の3方面が上位に入った。

  • 1位:沖縄。美しいビーチやホテルの選択肢、現地観光プランの充実度が支持されている。
  • 2位:北海道。夏の比較的涼しい気候、雄大な自然、グルメが魅力。
  • 3位:関東。東京ディズニーリゾートを含む観光需要があり、家族旅行の目的地としても人気。

一方、添乗員付きの国内旅行では東北が1位となった。青森ねぶた祭や秋田竿燈まつりなど、夏祭りを巡るツアーが人気を集めている。観覧席を確保しやすく、複数の祭りを効率よく巡れる点が支持されている。

なお、このランキングはJTBの商品予約状況に基づくものであり、日本全国の旅行者を対象にした総合的な観光地人気ランキングとは異なる。予約状況の調査日は2026年6月5日、対象出発日は7月15日から8月31日までだ。

旅行動向調査では関東が19.0%、北海道が11.2%

7月2日に発表されたJTBの旅行動向調査では、国内旅行先として関東が19.0%で最も多く、近畿が14.9%、北海道が11.2%、東海が11.0%と続いた。

これは予約ランキングとは調査方法が異なる。旅行予定者へのアンケートにおける方面別の回答割合と、JTB商品の予約状況を同じ順位表として扱うことはできない。関東がアンケートで最多となりながら、予約状況ランキングでは沖縄が1位になったのも、この集計方法の違いによるものだ。

2026年の旅行スタイルは節約と体験の両立

JTBの推計によると、2026年夏休みの国内旅行者数は6,900万人、国内旅行の総消費額は3兆3,465億円の見込みだった。旅行者数は前年の95.6%となる一方、1人当たりの平均旅行予定費用は48,500円で、前年から3.2%増加する予測となっている。

この数字が示すのは、旅行そのものを完全に諦めるのではなく、予算を調整しながら旅行を楽しもうとする傾向だ。実際に、旅行先を選んだ理由では「行きたい場所があるので」が42.7%と最多だった。「泊まりたい宿泊施設があるので」も18.9%となっており、宿泊体験を目的に行き先を決める人も少なくない。

さらに、旅行をしない理由として「夏休み期間は混雑するから」が29.2%、「家計に余裕がないので」が26.3%、「夏休み期間は旅行費用が高いから」が16.8%だった。ピーク時期を避けたり、近場の旅行に切り替えたりすることも、2026年の夏旅を考えるうえで重要な選択肢になっている。

【夏の国内旅行おすすめ8選】人気・避暑・温泉・海を目的別に比較

2026年の旅行動向と各地域の観光情報を踏まえ、夏に訪れたい国内旅行先を8つ選んだ。人気ランキングの上位方面だけでなく、暑さ対策や1泊2日の旅行との相性も考慮している。

旅行先 2026年の位置づけ 夏のおすすめスポット・体験 おすすめの旅行タイプ
沖縄・宮古島 沖縄はJTB予約1位 与那覇前浜ビーチ、マリンレジャー 海、リゾート、カップル、家族
北海道 JTB予約2位 富良野、美瑛、四季彩の丘 避暑、自然、ドライブ
関東 JTB予約3位 東京ディズニーリゾート、日光 家族、テーマパーク、1泊2日
箱根 温泉・近郊旅行の候補 箱根湯本、芦ノ湖、彫刻の森美術館 温泉、夫婦、週末旅行
金沢 文化・屋内観光の候補 兼六園、金沢21世紀美術館 歴史、アート、グルメ
滋賀・琵琶湖 水辺のレジャーの候補 ミシガンクルーズ、湖水浴、SUP 家族、アウトドア、友人旅行
福岡 都市型観光の候補 マリンワールド、福岡市科学館、BOSS E・ZO グルメ、屋内観光、家族
群馬 高原・温泉の候補 万座温泉、草津温泉、嬬恋高原 避暑、温泉、自然散策

以下では、それぞれの地域で夏に楽しみたいスポットと、旅行先として選ぶ際のポイントを紹介する。

1.北海道|富良野・美瑛の花畑と雄大な自然を満喫

夏の暑さから離れて、自然の景色を楽しみたい人には北海道が有力候補だ。

北海道の夏旅行で代表的なエリアが富良野と美瑛。富良野ではラベンダー畑、美瑛では丘陵地帯に広がる花畑や農村風景を楽しめる。特に国道237号沿いは「花人街道」と呼ばれ、複数の花畑を巡るドライブコースとして親しまれている。

美瑛町の四季彩の丘では、グリーンシーズンに色鮮やかな花畑と北海道らしい広大な景色を楽しめる。富良野観光協会も、ファーム富田や日の出公園、フラワーランドかみふらのなど、周辺の花畑を紹介している。

おすすめの過ごし方は、午前中に花畑を訪れ、午後は地元の農産物やスイーツを楽しみながら、宿泊先でゆっくり過ごすこと。レンタカーを使えば複数のスポットを回りやすいが、移動距離が長くなりやすいため、訪問先を詰め込みすぎないようにしたい。

2.関東|東京ディズニーリゾートと日光で家族旅行

関東はJTBの2026年夏休み予約ランキングで3位に入った方面だ。特に家族旅行との相性がよく、東京ディズニーリゾートのような大型テーマパークを目的にした旅行にも向いている。

ただし、真夏のテーマパークは屋外での待ち時間や移動が負担になりやすい。事前予約やアプリを活用して待ち時間を減らし、日中は屋内施設や休憩時間を組み込むとよい。

自然を楽しみたいなら栃木県の日光も候補になる。鬼怒川エリアには、とりっくあーとぴあ日光などの屋内施設があり、雨の日でも観光を楽しめる。おさるランド&アニタウンなど、子どもが参加できる体験型施設もある。

関東は交通網が発達しているため、遠方への移動を抑えたい人や、1泊2日で旅行を楽しみたい人にも選びやすいエリアだ。

3.箱根|夏こそ楽しみたい温泉と高原のリラックス旅行

夏の温泉旅行なら、神奈川県の箱根も外せない。箱根は温泉だけでなく、美術館、芦ノ湖、自然散策などを組み合わせられるため、屋外観光と屋内観光のバランスを取りやすい。

箱根町観光協会が紹介する夏の温泉情報には、標高935mに位置する箱根湯の花プリンスホテルがある。都心より気温が低い環境で温泉を楽しめる避暑向けの宿泊先だ。

彫刻の森美術館では、屋外の彫刻作品を見ながら散策できるほか、夏季にはミストや冷やし足湯などの企画も紹介されている。暑い時間帯には美術館やカフェで過ごし、夕方以降に芦ノ湖周辺の景色を楽しむと、無理のない旅行計画になる。

箱根は東京方面からのアクセスが比較的よく、1泊2日の温泉旅行にも適している。観光を詰め込みすぎず、宿で過ごす時間を旅行の中心に置くのもおすすめだ。

4.金沢|兼六園と21世紀美術館で文化と涼を楽しむ

石川県金沢市は、歴史的な街並みと現代アートを一度に楽しめる旅行先だ。夏の観光では、兼六園やひがし茶屋街などの定番スポットに加え、屋内施設を組み合わせると快適に過ごせる。

兼六園は日本三名園のひとつ。早朝の時間帯を利用すれば、日中の強い日差しや混雑を避けながら庭園を散策しやすい。ひがし茶屋街では、木造建築が並ぶ歴史的な街並みや伝統文化に触れられる。

暑さが厳しい時間帯には金沢21世紀美術館へ。現代アートの展示や作品を楽しめる施設で、展覧会ゾーンのほか、交流ゾーンも設けられている。金沢観光協会が紹介する雨の日向けのモデルコースでは、金沢蓄音器館やいしかわ生活工芸ミュージアムなども取り上げられている。

金沢は、観光と食事を組み合わせた1泊2日の旅行に向いている。近江町市場で海鮮を楽しみ、午後は美術館や工芸施設で過ごすなど、天候に合わせて予定を変更しやすい点も魅力だ。

5.宮古島|与那覇前浜ビーチで南国リゾートを満喫

沖縄方面の中でも、海の美しさを重視するなら宮古島がおすすめだ。宮古島観光の代表的なスポットである与那覇前浜ビーチは、約7kmにわたって白い砂浜が続くビーチ。正面には来間島を望み、透明感のある海と白砂のコントラストが印象的だ。

海水浴だけでなく、マリンアクティビティやビーチ周辺のリゾートホテルで過ごす時間も魅力になる。2026年には宮古島のホテルでも、シュノーケリングなどの夏季アクティビティが提供されていた。

ただし、宮古島の海では安全面への配慮が欠かせない。宮古島観光協会は、監視員がいないビーチが多いことや、風向きによってハブクラゲが流れてくる可能性、離岸流や危険生物への注意を呼びかけている。人の少ないビーチでの遊泳は避け、管理された海水浴場やガイド付きツアーを選びたい。

また、紫外線が強いため、ラッシュガード、日焼け止め、帽子、水分補給の準備も必要だ。移動時間を考えると、遠方から訪れる場合は1泊2日に詰め込むより、複数泊でゆとりを持たせたい。

6.滋賀県|琵琶湖でクルーズや水辺のアクティビティ

夏の水辺を楽しみたい人には、滋賀県の琵琶湖もおすすめだ。湖畔の景色を楽しめるだけでなく、クルーズや湖水浴、SUP、カヌーなど、さまざまな過ごし方ができる。

代表的な体験が、琵琶湖汽船のミシガンクルーズだ。外輪船に乗って南湖を周遊し、湖上から滋賀の風景を眺められる。食事付きのコースや夕景・夜景を楽しめるプランも用意されている。

アクティブに過ごしたいなら、高島市のビワコマリンスポーツ・オートキャンプ場も候補になる。水泳やカヌー、カヤック、SUPなどを体験できる施設として滋賀県の観光情報サイトに掲載されている。

琵琶湖周辺は、湖畔のレジャーと宿泊を組み合わせやすく、友人同士や子ども連れの旅行にも向いている。水遊びをする場合は、施設の遊泳ルールや当日の天候、風の状況を確認しておこう。

7.福岡県|水族館や科学館で暑さを避けながら観光

グルメと観光の両方を楽しみたいなら福岡県が候補になる。博多の食文化や市街地観光に加え、夏の暑さを避けられる屋内施設も充実している。

マリンワールド海の中道は、九州の海をテーマに350種約3万点の生き物を展示する水族館だ。夏休み期間などには、夜の水族館イベントが開催されることもあり、昼間とは異なる雰囲気を楽しめる。

福岡市科学館のドームシアターではプラネタリウムを鑑賞できる。BOSS E・ZO FUKUOKAには、チームラボフォレストや王貞治ベースボールミュージアムなどの施設があり、天候に左右されにくい観光が可能だ。

福岡県の公式観光情報では、2026年の夏のおすすめスポットとしてABURAYAMA FUKUOKAや星の文化館なども紹介されている。子どもと一緒に自然体験や学習を楽しみたい家族にも適している。

8.群馬県|万座温泉・草津温泉で高原リゾートを満喫

関東近郊で避暑と温泉を両立したいなら、群馬県の高原エリアが有力だ。草津温泉や万座温泉、嬬恋高原など、標高の高い地域ならではの自然環境を楽しめる。

特に万座温泉は、標高約1,800mに位置する高山温泉郷だ。万座温泉の公式情報では、夏は涼しい風が吹く避暑地として紹介されている。温泉に入った後、周辺の自然を散策したり、夜空を眺めたりする過ごし方も魅力だ。

草津温泉では湯畑周辺の散策や温泉街の食べ歩き、嬬恋高原では広大なキャベツ畑や高原の景色を楽しめる。JR東日本も草津・嬬恋エリアを夏の避暑旅行先として紹介している。

山間部の道路は天候によって通行状況が変わる場合がある。特に標高の高い場所へ向かう際は、道路情報と施設の営業状況を事前に確認したい。

【1泊2日・家族旅行におすすめ】移動時間を抑えて楽しめる夏の国内旅行

2026年のJTB旅行動向調査では、国内旅行の日数として1泊2日が39.0%で最多だった。2泊3日は32.7%で、短期間の旅行を選ぶ人が多い傾向が見られた。

仕事や学校の予定に合わせやすく、宿泊費や交通費を調整しやすい1泊2日は、夏の旅行でも有力な選択肢だ。目的別におすすめの組み合わせを紹介する。

関東発なら箱根で温泉と美術館を巡る

1日目は箱根湯本周辺を散策し、午後は宿にチェックイン。温泉でゆっくり過ごす。2日目は彫刻の森美術館や芦ノ湖周辺を訪れるコースがおすすめだ。

移動距離を抑えながら温泉と観光の両方を楽しめるため、夫婦旅行やカップル旅行にも向いている。宿泊先を観光エリアに近い場所から選べば、移動による疲労も軽減できる。

文化とグルメを楽しむなら金沢へ

1日目は近江町市場で食事を楽しみ、ひがし茶屋街や兼六園周辺を散策する。2日目は金沢21世紀美術館や伝統工芸の施設を巡ると、屋外と屋内の観光をバランスよく組み合わせられる。

雨天や猛暑の場合も、文化施設を中心に予定を組み替えやすいのが金沢の強みだ。

子ども連れなら福岡の屋内施設を組み込む

家族旅行では、子どもの年齢や体力に合わせて観光施設を選ぶことが大切だ。福岡ならマリンワールド海の中道や福岡市科学館、BOSS E・ZO FUKUOKAなど、屋内で楽しめる施設を組み合わせられる。

2026年のJTB調査では、国内旅行の目的として「家族と過ごす」が33.0%で最多だった。また、同行者では中学生までの子どもを連れた家族旅行が23.8%を占めている。夏休みの旅行は、観光地の数を増やすよりも、家族全員が楽しめる体験を優先したい。

北海道や宮古島は2泊以上でゆとりを持たせる

北海道は観光スポット同士の距離が長く、宮古島は航空便や現地の移動手段を考慮する必要がある。遠方への旅行を1泊2日に詰め込むと、移動に時間を取られ、現地での滞在が短くなりやすい。

せっかくの旅行であれば、北海道はエリアを絞って2泊以上、宮古島は海で過ごす時間を十分に確保できる日程がおすすめだ。旅行日数を増やせない場合は、目的地を近場に変更することも満足度を高める方法になる。

【夏の国内旅行の費用・予算】2026年の平均48,500円をどう活用する?

夏の国内旅行を計画するときに気になるのが予算だ。2026年7月2日にJTBが発表した調査では、国内旅行の1人当たり平均予定費用は48,500円だった。前年から3.2%増加しており、物価上昇や宿泊料金などの影響が表れている。

この48,500円は全国の国内旅行者を対象にした平均的な予定費用であり、北海道や沖縄など、すべての地域で同じ金額で旅行できるという意味ではない。交通手段、宿泊日数、出発地、旅行時期によって実際の費用は大きく変わる。

JTB調査で多かった旅行費用の価格帯

JTBの2026年調査では、1人当たりの旅行予定費用について、次の価格帯が多かった。

  • 2万円~3万円未満:19.1%
  • 4万円~5万円未満:17.1%
  • 1万円~2万円未満:17.0%

比較的低予算の旅行を計画する人がいる一方、5万円前後を見込む人も一定数いる。旅行先や宿泊施設にこだわる場合は、平均額だけを基準にせず、旅行の目的に合わせて予算を組むことが重要だ。

旅行費用を構成する5つの項目

  • 交通費:新幹線、飛行機、高速道路、ガソリン代、レンタカー代など。
  • 宿泊費:ホテル、旅館、リゾートホテルの宿泊料金。
  • 食費:朝食、昼食、夕食、カフェ、地域の名物料理。
  • 観光・体験費:テーマパーク、美術館、クルーズ、マリンレジャーなど。
  • 現地移動・その他:バス、タクシー、駐車場、お土産、予備費など。

夏休みの旅行では、宿泊費と交通費が予算を左右しやすい。特に航空機を利用する北海道や沖縄方面では、航空券と宿泊を合わせた総額を比較することが大切だ。

旅行費用を抑えるための具体的な方法

1.お盆や連休のピークを避ける

2026年のJTB調査では、混雑や費用の高さを理由に夏休み旅行を控える人がいた。出発日を平日にしたり、夏休み期間の前後にずらしたりすることで、交通費や宿泊費を抑えられる可能性がある。

2.宿泊施設を先に決める

旅行先を決める際は、観光地だけでなく宿泊施設も比較したい。JTBの調査でも「泊まりたい宿泊施設があるので」という旅行先の選択理由が18.9%を占めた。宿そのものを旅行の目的にすることで、移動や観光にかける費用を調整しやすくなる。

3.無料・低価格の観光スポットを組み合わせる

公園、海岸、展望スポット、歴史的な街並みなどを組み合わせれば、観光費用を調整できる。ただし、夏は日差しが強いため、屋外施設だけを巡る計画は避けたい。

4.レンタカーと公共交通機関を比較する

家族旅行ではレンタカーが便利な場合もあるが、駐車料金やガソリン代も発生する。JTB調査では自家用車の利用予定が49.6%、JR新幹線が26.3%だった。同行者の人数や移動距離に応じて、交通手段を比較するのが賢明だ。

【夏旅行の暑さ対策】屋内観光・早朝・夜間を組み合わせる新しい旅の形

2026年の夏旅行で特に注目されたのが、暑さを避けるための観光スタイルだ。旅行先の人気だけでなく、現地でどのように過ごすかが旅行の満足度を左右するようになっている。

JTB調査で屋内観光を重視する人は15.8%

JTBの旅行動向調査では、2026年の夏休みに重視したいこととして、「暑さを避け、屋内施設での観光や体験を楽しむ」が15.8%で上位に入った。「花火大会など、夏季限定のイベントに参加する」は15.3%、「心身の不調の改善や静養を主な目的としたリカバリーツーリズム」は12.7%だった。

この結果からは、夏の旅行が単に遠くへ出かけることだけではなく、快適さや休息、季節ならではの体験を重視する方向に広がっていることが分かる。

暑さ対策としては、金沢21世紀美術館、福岡の水族館や科学館、日光の屋内型施設などを旅程に入れるとよい。特に小さな子どもや高齢者と一緒の場合は、屋外で長時間過ごさない計画が望ましい。

夏の旅行は時間帯によって観光内容を変える

おすすめは、午前・午後・夜間で観光内容を切り替える方法だ。

  • 早朝:兼六園や高原の散策、海辺の景色を楽しむ。
  • 日中:美術館、水族館、科学館、ホテルなどの屋内施設で過ごす。
  • 夕方:湖畔や温泉街など、日差しが弱まった時間帯に散策する。
  • 夜間:夜景、星空、夜の水族館、夏祭りなどを楽しむ。

北海道や群馬の高原は避暑目的の旅行先として選びやすいが、標高が高い場所でも天候によって体感温度は変わる。宮古島のような南国リゾートでは、日中の強い紫外線や熱中症にも注意したい。

熱中症対策は旅行前から準備する

環境省と気象庁は、2026年7月7日の発表で、7月から8月にかけて高温となる時期に入り、北日本から西日本にかけて平年より気温が高い日が続く見込みを示した。暑さ指数(WBGT)や熱中症警戒アラートを参考に、早めの対策を呼びかけている。

旅行中は、次のような対策を心がけたい。

  • 出発前に目的地の天気と暑さ指数を確認する。
  • 帽子や日傘、通気性のよい服装を準備する。
  • 喉が渇く前にこまめに水分を補給する。
  • 必要に応じて塩分補給も取り入れる。
  • 屋外観光の途中に冷房のある施設や休憩場所を確保する。
  • 体調に異変を感じたら観光を中断して涼しい場所で休む。

熱中症警戒アラートが発表されている日は、予定していた屋外観光を無理に実行する必要はない。特に子ども連れの旅行では、予定変更を前提に屋内施設を複数候補に入れておくと安心だ。

夏旅行で失敗しないための判断基準

旅行先を選ぶ際は、人気ランキングだけで決めず、次の4点を確認したい。

  • 暑さへの強さ:高原や北日本を選ぶか、屋内観光を中心にするか。
  • 移動時間:1泊2日なら現地での滞在時間を十分に確保できるか。
  • 天候への対応:雨や猛暑の日に楽しめる代替スポットがあるか。
  • 予算とのバランス:交通費と宿泊費を払った後に、現地体験を楽しむ余裕があるか。

例えば、海で遊ぶことが最大の目的なら宮古島が適しているが、暑さが苦手な人には負担が大きい可能性がある。温泉で休息したいなら箱根や群馬、自然の中で涼しく過ごしたいなら北海道や万座温泉、天候を気にせず観光したいなら金沢や福岡が候補になる。

【プロの結論】2026年の夏旅行は人気順位よりも「何を楽しみたいか」で選ぶ

2026年の国内旅行市場を振り返ると、沖縄や北海道といった定番リゾートの人気は根強い一方、旅行費用や暑さへの対策を重視する傾向もはっきり表れていた。

JTBの調査では、国内旅行の平均予定費用が48,500円に上昇し、1泊2日の旅行が39.0%で最多となった。また、家族と過ごすことを旅行目的に挙げた人は33.0%。屋内観光を重視する人も15.8%に達した。

こうした数字を踏まえると、夏の国内旅行で大切なのは、人気ランキングの上位をそのまま選ぶことではない。旅行に使える日数、予算、同行者、暑さへの耐性を考え、目的に合う地域を選ぶことだ。

  • 絶景や避暑を重視:北海道、群馬の万座温泉。
  • 温泉で休息したい:箱根、草津温泉、万座温泉。
  • 海やリゾートを満喫したい:宮古島。
  • 家族でアクティブに楽しみたい:関東、琵琶湖、福岡。
  • 暑さや雨を避けて観光したい:金沢、福岡、日光。
  • 短期間で旅行したい:箱根や関東近郊、アクセスしやすい都市型観光。

旅行先で何をしたいのかを最初に決めれば、必要な予算や宿泊日数も自然と絞り込める。無理に多くの観光地を回るより、ひとつの地域で食事や自然、宿泊体験をじっくり楽しむ方が、夏の旅行の満足度を高められる。

【夏のおすすめ国内旅行】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:2026年の夏に人気だった国内旅行先はどこですか?
A1:JTBの予約状況ランキングでは、添乗員なしの国内旅行で沖縄が1位、北海道が2位、関東が3位でした。添乗員付きツアーでは東北が1位で、青森ねぶた祭や秋田竿燈まつりなどの夏祭りが人気を集めました。

Q2:夏の国内旅行の費用は1人いくら必要ですか?
A2:JTBの2026年夏休み旅行動向では、国内旅行の1人当たり平均予定費用は48,500円でした。ただし、交通手段や宿泊先、旅行日数、出発時期によって費用は異なります。航空券を使う遠方への旅行や高級リゾートへの宿泊では、余裕を持った予算設定が必要です。

Q3:夏の暑さを避けられる国内旅行先はどこですか?
A3:北海道の富良野・美瑛、群馬県の万座温泉、箱根の高原エリアなどが候補です。また、金沢の美術館や福岡の水族館・科学館など、屋内施設を中心に観光する方法もあります。

Q4:夏休みの家族旅行におすすめの場所はどこですか?
A4:テーマパークを楽しみたいなら関東、水辺のレジャーなら琵琶湖、海で遊びたいなら宮古島がおすすめです。暑さや天候が心配な場合は、福岡の水族館や科学館、金沢の美術館などを旅程に加えると安心です。

Q5:国内旅行は1泊2日でも楽しめますか?
A5:十分に楽しめます。2026年のJTB調査でも1泊2日が国内旅行日数の最多でした。箱根や関東近郊なら温泉やテーマパーク、金沢なら庭園や美術館、福岡ならグルメと屋内施設を組み合わせると、短期間でも充実した旅行になります。

まとめ:2026年の旅行動向を参考に自分に合った夏旅を選ぼう

2026年の夏の国内旅行では、沖縄・北海道・関東がJTBの予約状況ランキング上位を占めた。旅行費用は1人平均48,500円の見込みとなり、1泊2日の短期旅行や、暑さを避けた屋内観光への関心も高まった。

北海道や群馬では高原の自然と温泉、箱根では近場のリゾート旅行、金沢や福岡では文化・屋内観光、宮古島や琵琶湖では水辺のレジャーを楽しめる。それぞれの地域に異なる魅力があり、旅行の目的によって最適な行き先は変わる。

次の夏旅行を計画する際も、2026年の旅行動向を参考に、予算・移動時間・暑さ対策・宿泊日数を総合的に比較したい。人気の場所を巡るだけでなく、旅先で過ごす時間そのものを楽しめる計画こそ、満足度の高い国内旅行につながる。