吃音症の芸能人一覧【2026年最新】公表した有名人と噂の真相、症状や克服の実例を徹底解説

目次

吃音症(きつおんしょう)を抱えながら芸能界で活躍する人は、実際にどれくらいいるのでしょうか。テレビや舞台で流暢に話す小倉智昭さん、吃音を公表したお笑い芸人のインタレスティングたけしさん、にじさんじ所属の三枝明那さん、俳優の笹丘明里さんなど、それぞれ異なる経験を持つ著名人がいます。

2026年現在、注目したいのは、本人が吃音を公表しているケースと、報道や作品をきっかけに名前が挙がったケースを区別することです。特に小倉智昭さんは「克服してアナウンサーになった」という紹介だけでは伝わらない経験を語っていました。また、富田望生さんのように吃音のある人物を演じた俳優についても、本人の症状と役柄を混同しないことが大切です。

【2026年最新】吃音症を公表・報道された芸能人一覧

吃音症芸能人

吃音症の芸能人として名前が挙がる人物のうち、本人の発信やインタビュー、報道で情報を確認できる代表的な人物を紹介します。

1.インタレスティングたけし|吃音を公表して活動するお笑い芸人

のお笑い芸人、インタレスティングたけしさんは、TBS系『水曜日のダウンタウン』への出演をきっかけに広く知られるようになりました。

2022年7月6日放送の同番組では、先輩芸人のチャンス大城さんから説教されるドッキリ企画に出演。吃音によって言葉が詰まる様子が放送され、大きな反響を呼びました。

その後、2022年8月にはNPO法人日本吃音協会が番組の演出・編集についてTBSに抗議文書を送付しました。

協会が問題視したのは、インタレスティングたけしさん本人の存在や芸人活動ではありません。吃音が出た場面を揶揄するように編集したことや、出演者が笑う様子を取り上げたことが、吃音への偏見を強める可能性があるという点でした。

一方、本人はこの問題について、自身の吃音を理由にテレビ出演の機会を失いたくないという立場を示しています。

2024年2月14日の『水曜日のダウンタウン』再出演時には、吃音を含めた自分の話し方と芸を見てほしいという趣旨の思いを語りました。

つまり、この騒動は単純に「吃音のある芸人をテレビに出してよいか」という問題ではありません。当事者本人の表現する権利と、同じ吃音を持つ人たちへの配慮をどう両立させるかという、テレビ制作の難しい課題を浮き彫りにしました。

2.小倉智昭|吃音を抱えながらアナウンサーとして活躍

フリーアナウンサーとして長年活躍した小倉智昭さんも、吃音について自ら語っていた著名人です。

1947年5月25日生まれ、秋田県出身。東京12チャンネル(現・テレビ東京)のアナウンサーを経てフリーに転身し、フジテレビ系『情報プレゼンター とくダネ!』では1999年から2021年までメインキャスターを務めました。

小倉さんの吃音については、2016年6月にNHK『ファミリーヒストリー』で取り上げられたことが報じられています。

幼少期には言葉の最初の音が出にくく、本人の姉も子どもの頃の症状が重かったことを証言しました。

さらに注目したいのが、2024年5月31日配信のTOKYO FMのインタビューです。

小倉さんは、吃音が過去のものになったわけではないと説明しました。

そうです。吃音“だった”ではなく、今でも吃音なんですよ。

激昂したときや突然質問を受けたとき、電話で話すときなどには、現在も吃音が出ると語っています。

マイクの前では流暢に話せる一方、日常会話では言葉が詰まることがあるという経験は、吃音の特徴を理解するうえでも重要です。

小倉さんは2024年12月9日、膀胱がんのため77歳で亡くなりました。2026年現在、本人の新たな発信はありませんが、吃音について語ったインタビューや過去の手記は、今も参考になる記録です。

3.三枝明那|にじさんじ所属のVTuberが配信で公表

三枝明那さんは、ANYCOLORが運営するVTuberグループ「にじさんじ」に所属するバーチャルライバーです。

2022年8月29日のライブ配信中、自身の吃音について率直に話したことが話題になりました。

2022年8月31日にはITmediaの「ねとらぼ」が、この配信内容を取り上げています。

三枝さんは、自分の吃音について悲観的に捉えすぎず、ユーモアを交えながら説明しました。

また、ゲーム配信における具体的な困りごとについても語っています。

例えば、チーム戦のゲーム『Apex Legends』では、仲間に素早く状況を伝えなければならない場面があります。焦って言葉が詰まることで、味方に申し訳なく感じることがあると説明しました。

一方、話す内容をあらかじめ考えている場合には、症状が出にくいこともあるとしています。

この発信が注目された理由は、吃音を隠すべき欠点として扱うのではなく、自分の個性や経験の一部として伝えたことにあります。

4.笹丘明里|自身の吃音経験をブログで告白した俳優

俳優の笹丘明里さんも、本人の発信によって吃音について知られるようになった人物です。

1990年6月20日生まれ、東京都出身。幼少期からミュージカル『アニー』に出演し、ドラマや舞台、CMなどで活動してきました。

2019年3月には、オフィシャルブログで「わたしの吃音について」という記事を公開しています。

記事では、子どもの頃から吃音があり、学校での音読や発表、授業中の発言に苦労した経験を明かしました。

社会人になってからも、挨拶や自己紹介の最初の一言が出にくいことがあったといいます。

興味深いのは、舞台や撮影の本番では吃音がほとんど出ない一方、私生活では現在も時折症状が出ると説明していることです。

また、周囲の人が最後まで話を聞いてくれる環境によって、気持ちが楽になったとも伝えています。

笹丘さんの経験は、吃音の症状が常に同じように現れるわけではないことを示す具体例です。

5.富田望生|吃音症の役を演じた俳優

富田望生さんは、吃音症の芸能人として検索されることがありますが、本人が吃音を公表した人物として紹介するのは適切ではありません。

話題になったのは、2025年4月27日放送の日本テレビ系ドラマ『ダメマネ!―ダメなタレント、マネジメントします―』第2話です。

富田さんは、吃音を抱える新人俳優・後藤沙紀を演じました。

役作りでは、吃音のある当事者から指導を受け、話し方だけでなく、言葉が出にくいときの心理や周囲との関係性についても理解を深めています。

この作品は、吃音を持つ人が周囲から誤解される状況を描いたものとして注目されました。

富田さん本人の吃音について公表された事実と、この役柄の設定は別のものです。

【人物相関・比較表】吃音を公表した芸能人と報道された人物の違い

ここまで紹介した人物について、本人の発信、報道、作品上の設定を整理します。

人物 活動ジャンル 吃音に関する情報 情報の位置づけ
インタレスティングたけし お笑い芸人 『水曜日のダウンタウン』出演などを通じて知られる 本人の発信・報道
小倉智昭 フリーアナウンサー 幼少期からの経験と成人後の症状について発言 本人の発言・報道
三枝明那 VTuber・配信者 2022年8月29日の配信で自身の吃音について説明 本人の配信・報道
笹丘明里 俳優 2019年3月の公式ブログで自身の経験を告白 本人の公式発信
富田望生 俳優 2025年のドラマで吃音のある人物を演じた 役柄に関する情報

この比較から分かるのは、吃音に関する情報には複数の種類があるということです。

本人が公表した経験、本人の発言を報じた記事、作品の役柄に関する情報は、同じものとして扱えません。

特に俳優や声優は、演技によってさまざまな話し方を表現します。出演作品の話し方だけで本人の症状を判断することはできません。

【基礎知識】吃音症の原因と特徴、難発・連発・伸発とは?

吃音症は、話し言葉が滑らかに出にくくなる発話障害の一つです。

国立障害者リハビリテーションセンター研究所では、吃音に特徴的な症状を大きく3種類に分類しています。

1.連発|音や言葉を繰り返す

連発は、話し始めの音や言葉の一部を繰り返してしまう症状です。

例えば、次のような話し方です。

「き、き、きょうは学校に行きます」

最初の音を何度も繰り返すことが特徴です。

インタレスティングたけしさんのテレビ出演時にも、こうした連発が見られました。

2.伸発|音を長く引き伸ばす

伸発は、音を必要以上に長く伸ばしてしまう症状です。

例えば、

「きーーのう、映画を見ました」

というように、言葉の最初の音などが長く続きます。

3.難発|言葉が出ずに止まってしまう

難発は、話そうとしているのに最初の言葉が出てこない状態です。

例えば、

「……きょうは映画を見ました」

というように、発話の途中で一時的に言葉が止まります。

本人は話す内容を理解していても、実際に声を出すことが難しい場合があります。

吃音症の主な原因は?

吃音は、大きく発達性吃音と獲得性吃音に分類されます。

発達性吃音は幼児期に始まるケースが多く、獲得性吃音は神経学的な問題や心理的な要因などに関連して発生するものです。

国立障害者リハビリテーションセンターの解説によると、吃音の約9割は発達性吃音とされています。

発達性吃音には、次のような要因が関係します。

  • 体質的要因:生まれ持った吃音のなりやすさ
  • 発達的要因:言語や認知、身体などの発達過程
  • 環境要因:周囲との関係や生活上の出来事

特に体質的要因の影響が大きいと考えられています。

そのため、単純に親の育て方や本人の性格、緊張しやすさだけで説明できるものではありません。

また、吃音は日によって症状の程度が変わることがあります。落ち着いているときには問題なく話せても、急な質問や緊張する場面では言葉が出にくくなる場合があります。

【噂の真相】吃音症の芸能人は本当に克服した?誤解されやすい3つの事例

吃音症の芸能人について検索すると、「完全に克服した」「実は隠している」「演技ではないか」といった情報も見つかります。

しかし、本人の発信を確認すると、単純な克服・未克服という区分では説明できないことが分かります。

小倉智昭は本当に吃音を克服したのか?

小倉智昭さんについては、2016年の報道で「吃音症だったが克服してアナウンサーになった」という内容が紹介されました。

しかし、2024年のTOKYO FMのインタビューでは、本人が現在も吃音があると明言しています。

アナウンサーとして流暢に話す能力を身につけたことと、吃音そのものがなくなったことは同じではありません。

むしろ、専門的な話す仕事を長年続けながらも、日常生活では症状が出るという経験は、吃音の多様性を示しています。

三枝明那は配信で話せるから吃音が軽いのか?

三枝明那さんは配信活動を続けていますが、配信で話せることだけを理由に、吃音の程度を判断することはできません。

本人は、話す内容を考えている場合と、とっさに言葉を発する場合では状況が違うことを説明しています。

また、ゲームのチーム戦で焦ってしまう場面など、具体的な困難についても話しています。

吃音は、話す場面や心理的な状況によって現れ方が変化することがあります。

富田望生は本人も吃音症なのか?

富田望生さんについては、ドラマ『ダメマネ!』で吃音のある役を演じたことが話題になりました。

しかし、役柄に吃音が設定されていることと、演じる俳優本人に同じ症状があることは別問題です。

富田さんは当事者の滝澤美紅さんらから指導を受け、吃音の特徴や心理を学んで役作りに取り組みました。

このような作品を通じた理解の広がりは意義がありますが、役柄から本人の健康状態を推測することはできません。

インタレスティングたけしの2026年現在は?

2026年の近況としては、吃音とは別に、首のジストニアに関する本人の発信が報道されています。

2026年4月には、前年からストレスを感じており、ジストニアの症状が続いていることや、手術を予定していることを明かしました。

同年8月20日には、予定していた手術について、豪雨の影響で手術器具が届かず延期になったと報告しています。本人は10月初め頃の実施を見込んでいると説明していました。

このジストニアに関する手術は、吃音症の治療と同じものではありません。

吃音とジストニアを混同せず、それぞれ別の健康上の問題として理解する必要があります。

【吃音症との向き合い方】芸能人の経験から分かる克服と周囲の支援

吃音症を持つ人が社会生活や仕事を続けるうえで、重要なのは症状だけに注目しないことです。

紹介した芸能人の経験からも、周囲の環境や仕事の進め方が大きく関係していることが分かります。

1.吃音を無理に隠さないという選択

笹丘明里さんは、自身の吃音についてブログで発信しました。

それまで人に話すことをためらっていた経験を公開し、同じ悩みを抱える人に向けてメッセージを伝えています。

自分の症状を公表することで、周囲の理解を得やすくなる場合があります。

ただし、すべての人が職場や学校で吃音を公表する必要はありません。公表するかどうかは、本人の意思や環境によって決めるべきことです。

2.話を急かさず、最後まで聞く

吃音のある人との会話では、言葉が出てくるまで待つ姿勢が大切です。

例えば、次のような対応が考えられます。

  • 相手の言葉を途中で遮らない
  • 話し終わるまで落ち着いて待つ
  • 言葉を勝手に補わない
  • 無理にゆっくり話すよう指示しない
  • 話し方ではなく、伝えたい内容に注目する

小倉智昭さんも、幼少期に「ゆっくり話しなさい」と言われるほど、かえって症状がひどくなることがあったと語っています。

善意のアドバイスであっても、本人にとって負担になる場合があるのです。

3.専門家による支援を利用する

吃音について悩んでいる場合は、言語聴覚士などの専門家に相談する方法があります。

発話の特徴や困っている状況を確認し、本人に合った支援方法を検討できます。

また、学校や職場での困難についても、必要に応じて環境調整を考えることができます。

大切なのは、吃音を持つ人に一律の克服方法を押しつけないことです。

症状が軽くなることを目指す人もいれば、吃音があっても安心して話せる環境を整えたい人もいます。

4.吃音があっても話す仕事はできる

今回紹介した芸能人の経歴は、この点をよく表しています。

小倉智昭さんはアナウンサーとして長年活躍し、笹丘明里さんは舞台や映像作品で演技を続けています。

三枝明那さんは配信活動を通じて、自身の経験を発信しています。

インタレスティングたけしさんも、吃音を持つ芸人としてテレビ出演や芸能活動を続けてきました。

吃音があるからといって、話す仕事や人前に立つ仕事が一律に不可能になるわけではありません。

本人の能力や希望、職場の理解、仕事の進め方など、さまざまな条件によって活躍の形は変わります。

【プロの結論】吃音症の芸能人から学ぶべき本当のこと

吃音症の芸能人を調べると、最も大きな発見は、同じ吃音でも経験や向き合い方が一人ひとり異なるという点です。

小倉智昭さんのように、アナウンサーとして成功しても日常生活では吃音が残る人がいます。

インタレスティングたけしさんのように、自身の話し方を含めて芸人としての活動を続けたいと考える人もいます。

三枝明那さんは配信で自分の経験を率直に伝え、笹丘明里さんは俳優として活動しながら吃音への理解を呼びかけてきました。

これらの事例から分かるのは、吃音の有無だけで、その人の能力や可能性を決めることはできないということです。

また、芸能人の吃音に関する情報を判断する際には、次の基準が参考になります。

  • 本人がブログや配信、インタビューで公表しているか
  • 本人の発言を報じた信頼できる報道があるか
  • 役柄や演出上の話し方と本人の症状が混同されていないか
  • 過去の発言と、その後の本人の説明に違いがないか

特に、テレビや動画で流暢に話しているからといって、吃音がないと判断することはできません。

反対に、言葉が詰まったからといって、吃音症だと決めつけることも適切ではありません。

【よくある質問】吃音症の芸能人に関するFAQ

Q1:吃音症を公表している芸能人は誰ですか?

A1:代表的な人物として、インタレスティングたけしさん、三枝明那さん、笹丘明里さんが挙げられます。また、小倉智昭さんもインタビューで自身の吃音について語っています。

Q2:吃音症の芸人には誰がいますか?

A2:インタレスティングたけしさんが代表的です。『水曜日のダウンタウン』への出演をきっかけに吃音について広く知られるようになり、テレビでの表現や当事者への配慮について議論が起こりました。

Q3:小倉智昭さんは吃音症を克服したのですか?

A3:本人は2024年のインタビューで、現在も吃音があると語っています。アナウンサーとして流暢に話すことができても、日常生活では症状が出る場合があったそうです。

Q4:三枝明那さんはいつ吃音を公表しましたか?

A4:2022年8月29日のライブ配信で、自身の吃音について詳しく話しました。その内容は同月31日にITmediaのねとらぼでも紹介されています。

Q5:笹丘明里さんは吃音を克服したのですか?

A5:本人のブログでは、私生活で現在も時折症状が出ると説明しています。一方、舞台や撮影の本番では症状がほとんど出ないとも語っており、環境によって現れ方が違うことが分かります。

Q6:富田望生さん本人も吃音症なのでしょうか?

A6:2025年のドラマ『ダメマネ!』で吃音のある新人俳優を演じましたが、役柄の設定と本人の症状は別です。本人が吃音を公表したという情報とは区別する必要があります。

Q7:吃音症は大人になっても治らないのでしょうか?

A7:吃音の経過には個人差があります。幼児期に始まった吃音は成長とともに軽くなる場合もありますが、成人後も続く人はいます。専門家による支援や環境調整によって、話すことへの負担を軽減できる場合もあります。

まとめ:吃音症の芸能人は2026年も多様な形で活躍している

吃音症の芸能人について調べると、インタレスティングたけしさん、小倉智昭さん、三枝明那さん、笹丘明里さんなど、それぞれ異なる経験を持つ人物がいることが分かります。

また、富田望生さんのように、作品を通じて吃音への理解を広げる俳優の存在も重要です。

2026年の最新情報としては、インタレスティングたけしさんの活動やジストニアに関する発信も注目されています。一方、小倉智昭さんは2024年に亡くなっており、過去のインタビューが現在も吃音への理解を深める貴重な資料となっています。

吃音は、単なる話し方の癖でも、本人の努力不足でもありません。連発・伸発・難発という症状があり、その現れ方や生活への影響は人によって異なります。

芸能人の経験から学べる最も大切なことは、吃音があっても自分らしく働き、表現し、社会とつながることができるという事実です。

話し方だけで人の能力や可能性を判断せず、一人ひとりの経験を理解すること。それが、吃音に対する偏見を減らし、誰もが安心してコミュニケーションできる社会につながります。

主な事実確認資料

- 国立障害者リハビリテーションセンター「吃音について」
- TOKYO FM「小倉智昭 吃音に苦しんだ幼少期」
- ITmediaねとらぼ「三枝明那、自身の吃音をポジティブに語る」
- 笹丘明里オフィシャルブログ「わたしの吃音について」
- 日本吃音協会の抗議文書、インタレスティングたけしの2026年の近況報道
- マイナビニュース「富田望生が吃音と向き合う役を熱演」