【治療費用】顎関節症の治療にはいくらかかる?
顎関節症の治療費は、症状の程度、検査内容、治療方法、健康保険の適用によって異なります。
2026年の診療報酬を踏まえると、保険適用となる口腔内装置の費用は一つの目安になります。
マウスピース治療の費用目安

2026年度の歯科診療報酬点数表では、口腔内装置について次の点数が設定されています。
- 口腔内装置1:1,500点
- 口腔内装置2:800点
1点10円で計算すると、それぞれの医療費総額は15,000円、8,000円です。
3割負担の場合、装置料に相当する自己負担額は次のとおりです。
| 装置の区分 | 医療費の計算額 | 3割負担の場合 |
|---|---|---|
| 口腔内装置1 | 15,000円 | 4,500円 |
| 口腔内装置2 | 8,000円 | 2,400円 |
これは装置料だけの計算です。初診料、検査料、画像診断料、調整料などは別途必要になる場合があります。
また、すべてのマウスピースが同じ保険区分になるわけではありません。実際の適用条件や負担割合は、受診先で確認する必要があります。2026年度の診療報酬改定は厚生労働省の資料でも確認できます。
治療費を抑えるために知っておきたいこと
費用を抑えるうえでは、次の3点が重要です。
1. 早めに受診する: 症状が軽いうちに相談し、必要な検査や治療を判断してもらう。
2. 保険適用を確認する: マウスピースなどの治療が保険対象になるか、事前に確認する。
3. 治療内容を比較する: 自費診療を勧められた場合は、治療目的や保険診療との違いを確認する。
高額な治療を最初から選択する必要はありません。まずは診断を受け、症状に合った治療方法を検討することが大切です。
【プロの結論】芸能人の告白から分かる顎関節症の本当の問題
今回取り上げた4人の事例には、顎関節症が単なる顎の痛みだけでは済まないという共通点があります。
特に興味深いのは、仕事の内容によって不調の現れ方が違うことです。
声を使う仕事では発音や歌唱にも影響する
下田麻美さんの場合、長年の話しづらさや歌いづらさについて本人が説明しています。
声優は、発音や滑舌、声の表現力が仕事の重要な要素です。
顎関節の動きに問題が生じれば、口の開閉や発音に影響する可能性があります。
また、みちょぱさんは食事や笑顔、収録への影響を語っていました。
和田アキ子さんも、テレビ出演時の映り方に気を配っていたと明かしています。
こうした事例は、顎関節症が食事だけでなく、表情や発声などにも関係することを示しています。
芸能人が公表する理由は一つではない
顎関節症を公表する理由は、本人によって異なります。
下田さんは仮歯の見た目についてファンに心配をかけないよう、事前に説明しました。
和田さんはラジオで日常の歯科治療や体調の変化を語り、みちょぱさんは仕事に影響するほどの痛みを番組で説明しています。
井上アナもテレビ番組で、自身の経験を振り返りました。
こうした発言には、体調の変化を伝えることや、視聴者・ファンに状況を理解してもらうという役割があります。
一方、すべての芸能人が病名や治療内容を公開しているわけではありません。公表されていない情報まで推測する必要はありません。
ネット上の情報で間違えやすい3つのポイント
誤解1:顎が鳴る人は全員、顎関節症である
関節音だけでは確定診断になりません。痛みや開口障害、ほかの疾患の可能性も確認する必要があります。
誤解2:噛み合わせが悪いことだけが原因である
顎関節症には複数の病態があり、筋肉、関節円板、骨など、問題が起きている場所も異なります。噛み合わせだけで説明できるものではありません。
誤解3:芸能人と同じ治療を受ければ改善する
下田さんの特殊な治療や、みちょぱさんの自宅トレーニングが、ほかの患者にも同じように適しているとは限りません。
大切なのは、症状と検査結果に合わせて治療を選択することです。
【よくある質問】顎関節症の芸能人に関するFAQ
Q1:顎関節症を公表した芸能人には誰がいますか?
A1:今回取り上げた人物は、和田アキ子さん、下田麻美さん、みちょぱさん、井上清華アナウンサーの4人です。2026年には和田さんが医師からの診断を、下田さんが変形性顎関節症の治療を公表しています。
Q2:みちょぱは2026年現在も顎関節症なのでしょうか?
A2:2022年には、数カ月にわたる顎の痛みや開口障害を本人が公表しました。ただし、2026年現在の完治や再発について、新たな本人発表は確認できていません。
Q3:下田麻美の変形性顎関節症ステージIVとは何ですか?
A3:下田さんが公表したのは、顎関節を構成する骨に変化が生じる変形性顎関節症です。本人はステージIVと説明しています。2025年秋から治療を受け、2026年1月時点では日常生活に支障のない状態と報告しています。
Q4:顎関節症になると口が開かなくなるのはなぜですか?
A4:関節円板のずれによって顎の動きが妨げられたり、咀嚼筋の痛みで顎を動かしにくくなったりするためです。炎症など別の疾患でも開口障害が起こるため、医療機関での診断が必要です。
Q5:顎関節症は自然に治りますか?
A5:適切なセルフケアや標準的な治療によって改善するケースはあります。ただし、症状や原因によって経過は異なります。痛みや開口障害が続く場合は、歯科や口腔外科に相談してください。
Q6:顎関節症の治療にはマウスピースが必要ですか?
A6:必ずしも必要ではありません。歯ぎしりや食いしばりなどの状態を確認し、医師が必要と判断した場合に使用します。生活指導や運動療法、薬物療法などが選択されることもあります。
まとめ:顎関節症の芸能人の告白から学ぶ正しい知識
2026年10月31日時点で、顎関節症に関する芸能人の公表事例として特に注目されるのは、和田アキ子さんと下田麻美さんです。
和田さんは10月3日に医師から顎関節症と診断されたことを告白し、10月31日にもインプラント治療と顎の不調について説明しました。
下田さんは1月13日に変形性顎関節症ステージIVと噛み合わせの治療を公表し、長年の話しづらさや歌いづらさについても明かしています。
また、みちょぱさんは2022年に顎の痛みや食事への影響を、井上清華アナウンサーは2024年に歯列矯正後の顎の不調について語っていました。
4人の経験から分かるのは、顎関節症の症状や治療経過には個人差があり、口が開かない、噛むと痛い、関節音がするなどの症状が日常生活や仕事に影響する場合があるということです。
芸能人の告白は病気への理解を深めるきっかけになりますが、診断や治療は一人ひとり異なります。
顎の痛みや開口障害を我慢せず、早めに専門医へ相談すること。 それが、顎関節症と長く付き合わないための第一歩です。