【元ネタを解説】建築関係トントントンは誰のギャグ?
「建築関係トントントン」の元ネタは、りゅうちぇるさんと明石家さんまさんが『行列のできる法律相談所』で披露した掛け合いです。
ただし、最初から完成されたギャグとして用意されていたわけではありません。
発端は、pecoさんの父親の仕事について話していた際、りゅうちぇるさんが小さな声で「トントントン」と口にしたことでした。
2023年7月15日放送のMBSラジオ『ヤングタウン土曜日』で、さんまさん自身が誕生の瞬間を振り返っています。
当時の状況について、さんまさんは次のように説明しました。
pecoちゃんに「お父さん、仕事何やってんの?」って聞いて、pecoちゃんが「建築関係なんです」って言ったら、後ろでちっちゃい声で「トントントン」って言いよった。
この何気ない一言に反応したのが、さんまさんでした。
さんまが「これは面白い」と見抜いた瞬間

さんまさんは、りゅうちぇるさんの小さなつぶやきを拾い上げ、番組内で繰り返し取り上げました。
その結果、単なる擬音だった「トントントン」が、「建築関係」という言葉と組み合わさった印象的なギャグへと発展します。
重要なのは、りゅうちぇるさんの発想と、さんまさんの笑いに変える技術が組み合わさったことです。
さんまさんは2023年のラジオでも、当時の出来事を振り返り、このネタを番組で積極的に推したことで人気につながったと話しています。
りゅうちぇるのブレイクのきっかけになった理由
当時のりゅうちぇるさんは、沖縄から上京し、原宿のショップ店員として働きながら読者モデルとして活動していました。
一方、pecoさんはすでに原宿系ファッションの人気モデルとして知られていました。
2015年9月27日放送の『行列のできる法律相談所』に2人で出演したことで、りゅうちぇるさんの強烈なキャラクターが広く知られるようになります。
ORICON NEWSの2017年の人物特集でも、同番組での明石家さんまさんとのやり取りがブレイクにつながったと紹介されています。
実は、その直前には苦い経験もありました。
2016年11月のマイナビニュースによると、りゅうちぇるさんは『解決!ナイナイアンサー』に出演するため収録を済ませていたものの、緊張してうまく話せず、出演部分がすべてカットされた経験を明かしています。
その翌日に行われた『行列のできる法律相談所』の収録では、気持ちを切り替えて自分らしさを出すことにしたそうです。
この経験も、ブレイクの背景にあった重要なエピソードです。
【誕生秘話】pecoの父親の職業は?建築関係との意外なつながり
このギャグを理解するうえで欠かせないのが、pecoさんの父親の職業です。
そもそも、なぜ「建築関係」という言葉が出てきたのでしょうか。
pecoの父親は建築関係の仕事をしていた?
さんまさんの2023年の説明によると、番組内で父親の仕事を尋ねられたpecoさんは「建築関係なんです」と回答しています。
その直後に、りゅうちぇるさんが「トントントン」とつぶやいたことが、ギャグの出発点になりました。
ここで注意したいのは、父親の職業の詳細です。
エピソードの発端として確認できるのは、番組で紹介された「建築関係」という回答です。
大工、型枠大工、建設会社の経営者など、具体的な職種や役職までを確定できる情報とは区別する必要があります。
つまり、ネット上で見かける具体的な職業の説明を、そのまま本人の確定プロフィールとして受け取るのは適切ではありません。
pecoの父親とりゅうちぇるのギャグはどう結びついた?
関係を整理すると、次のようになります。
- pecoさんが父親の仕事を「建築関係」と説明する。
- りゅうちぇるさんが後ろで「トントントン」とつぶやく。
- さんまさんがその言葉に反応する。
- 番組内で繰り返され、2人の掛け合いとして定着する。
この流れから分かるのは、ギャグの面白さが父親の職業そのものにあるのではなく、普通の会話に突然現れた擬音を、さんまさんが笑いに変えたことにあるという点です。
さんまとの関係は番組だけでは終わらなかった
2人の交流は、その後も続きました。
2018年には、pecoさんが第1子となる男児を出産。さんまさんは、りゅうちぇるさんに出産祝いを贈っています。
RBB TODAYが2018年8月1日に報じたところによると、りゅうちぇるさんは祝儀袋の写真を公開しました。
そこには、さんまさんらしい言葉遊びが記されていました。
肉体関係トントン代
これは「建築関係トントントン」をもじったものです。
りゅうちぇるさんは、テレビ出演やその後の仕事について、さんまさんに感謝の気持ちを伝えていました。
一度のテレビ共演から生まれたギャグが、プライベートな交流でも使われていたことが分かるエピソードです。
【関係者・時系列表】行列出演からCM、明石家サンタまで
「建築関係トントントン」は、テレビ番組で生まれた後、CMや別のバラエティー番組にも登場しました。
ここでは、関係者と主な出来事を時系列で整理します。
| 時期 | 人物・番組 | 出来事と意味 |
|---|---|---|
| 2015年9月 | 行列のできる法律相談所 | peco・りゅうちぇるが出演。さんまとの共演がブレイクのきっかけに |
| 2016年 | りゅうちぇる・さんま | ギャグが広く知られ、2人の掛け合いとして定着 |
| 2016年8月 | 住宅情報館CM | 竹内力さんとの共演でギャグを披露 |
| 2018年7月 | さんま・りゅうちぇる | 出産祝いの祝儀袋にもギャグの言葉遊びが登場 |
| 2023年7月 | MBSラジオ | さんまがryuchellさんを追悼し、ギャグを継承する意向を表明 |
| 2023年7月 | FNS27時間テレビ | さんまが「保険関係」に反応し、トントントンの掛け合いを披露 |
| 2025年 | 明石家サンタ | クリスマス特番の放送が見送りに |
| 2026年11月 | 現在 | ギャグの誕生秘話と継承の経緯が知られている |
住宅情報館のCMで竹内力とも共演
ギャグがテレビの外へ広がった代表例が、2016年8月9日から放映された住宅情報館のCMです。
住宅情報館株式会社のプレスリリースによると、CMにはりゅうちぇるさんと俳優の竹内力さんが出演しました。
CMのタイトルは「トントンカンカン」篇です。
住宅系CMだと聞いたりゅうちぇるさんが「建築関係トントントン!」と反応すると、竹内さんが「住宅情報カンカンカンや!」と応じる構成でした。
つまり、元のギャグをそのまま使うだけではなく、住宅情報館という企業名に合わせて「カンカンカン」という新しい言葉遊びを加えたのです。
企業の公式発表でも、りゅうちぇるさんが決めぜりふとポーズを披露したことが紹介されています。
このCMは、ギャグが単なる番組内の一発ネタではなく、広告企画にも活用できる認知度を獲得していたことを示す事例です。
明石家サンタで定番化した理由
もう一つ、ギャグの歴史を語るうえで重要なのが、フジテレビ系の『明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー』です。
この番組は、視聴者が電話で一年間に起きた不幸な出来事を話し、さんまさんが面白いと判断すれば鐘を鳴らすクリスマス特番です。
さんまさんは2023年7月のラジオで、この番組におけるギャグの定着についても説明しました。
視聴者に仕事を尋ねると、本当の職業にかかわらず「建築関係」と答える人が現れ、さんまさんが電話越しに「トントントン」と続ける流れができていたのです。
つまり、りゅうちぇるさん本人が出演していなくても、視聴者が参加する形でギャグが成立するようになっていました。
この仕組みが、長く記憶される理由の一つです。
【意味とポーズを解説】なぜ建築関係トントントンは覚えやすい?
「建築関係トントントン」の意味は、言葉を分解すると分かりやすくなります。
- 建築関係: 建築や建設に関係する仕事を指す言葉。
- トントントン: 金づちで何かを叩くような音を連想させる擬音。
- ポーズ: 掛け声と一緒に披露する視覚的な動作。
難しい言葉や複雑な設定を使わず、職業と擬音を組み合わせているのが特徴です。
ポーズもギャグを成立させる要素
このネタは、言葉だけでなく動作も含めて知られています。
住宅情報館の公式プレスリリースでも、りゅうちぇるさんがフレーズとポーズをセットで披露したと説明されています。
ただし、同資料は振り付けの細部を解説したものではありません。ネット上で紹介される手の形や動作の細かな手順については、公式に定められた唯一の振り付けとして扱わないほうが正確です。
ギャグが長く記憶される3つの理由
1. 誰でも意味を想像できる
建築関係という身近な職業と、トントントンという分かりやすい音の組み合わせです。
2. 会話の中に自然に入れられる
職業を尋ねるという日常的な質問から始まるため、テレビの視聴者も状況を理解しやすくなっています。
3. 2人で完成する掛け合いになっている
一人で披露するギャグではなく、相手の言葉を受けて返す形式です。
特に3つ目が重要です。
さんまさんが2023年に語ったように、りゅうちぇるさんはこのネタをさんまさんと共演するときだけ披露していました。
つまり、ギャグ自体だけでなく、2人の関係性も笑いを成立させる大切な要素だったのです。
【2026年最新】ryuchellの死後、建築関係トントントンはどうなった?
2023年7月12日、タレントのryuchellさんは27歳で亡くなりました。
突然の訃報を受け、芸能界からも多くの追悼の声が寄せられました。
さんまさんも、長年交流してきたryuchellさんとの思い出をラジオで語っています。
さんまが語った「ギャグを生かし続ける」という決意
2023年7月15日放送の『ヤングタウン土曜日』で、さんまさんは「建築関係トントントン」について、これからも生き続けさせたいという意向を明かしました。
「これは生かしてあげようと決意した感じですよ」
この言葉には、単なるギャグの継続以上の意味があります。
ryuchellさんは、さんまさんとの共演時にだけこのネタを披露していたといいます。
だからこそ、さんまさんがその思い出を引き継ぐことには、長年の共演者に対する敬意も込められていました。
FNS27時間テレビでもギャグを披露
さんまさんの決意は、ラジオだけにとどまりませんでした。
2023年7月22日から23日にかけて放送された『FNS27時間テレビ』でも、関連する掛け合いが登場しています。
ORICON NEWSによると、「ラブメイト10」のコーナーで相手が「保険関係」という言葉を口にした際、さんまさんは即座に「トントントン!」と反応しました。
その後、「それは建築関係や」と訂正し、「保険関係やったら、ペイペイペイか」と新しい言葉遊びにつなげています。
ここで注目したいのは、元のフレーズをそのまま再現するだけではなく、言葉の構造を変えながら笑いを生み出していたことです。
2025年の明石家サンタは放送見送り
2026年現在の状況を考えるうえで、もう一つ押さえておきたいニュースがあります。
2025年11月25日、フジテレビ系の『明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー』が、その年は放送されないことが報じられました。
代わりに、クリスマスイブ深夜には『さんまのお笑い向上委員会 クリスマス生放送SP』が放送される予定となりました。
番組の放送見送りは、1990年から続いてきたクリスマス特番の歴史においても大きな変化です。
そのため、2026年における「建築関係トントントン」の現状を、毎年の『明石家サンタ』で必ず披露されるネタと説明するのは正確ではありません。
2026年11月1日時点では、2026年版の番組実施や同ギャグの再演について、確認できる公式発表は見当たりません。
一方、2023年のさんまさんの発言によって、ギャグを残していく意思が明確に示されたことは、今後も語り継がれるうえで大きな意味を持っています。
ryuchellが残した言葉や活動も保存されている
ryuchellさんの死後、所属事務所の比嘉企画は、本人のYouTubeやInstagramなどのSNSアカウントを継続して残す意向を発表しました。
また、pecoさんも事務所の活動を支えていく姿勢を示しています。
2024年3月の朝日新聞系メディア「好書好日」のインタビューでは、pecoさんがエッセイ『My Life』を通じて、家族やryuchellさんとの歩みについて語っています。
ryuchellさんが残したものは、テレビのギャグだけではありません。本人の言葉や作品も、今後に伝えていくべき大切な記録になっています。
【プロの結論】建築関係トントントンが今も愛される本当の理由
このギャグの歴史を振り返ると、面白さの本質は単なる言葉のインパクトではないことが分かります。
出発点は、テレビ番組での何気ない一言でした。
それを見逃さなかったさんまさんの瞬発力、りゅうちぇるさんの独特なキャラクター、そして視聴者が参加できる番組構成が重なり、長く残るギャグへと成長したのです。
特に興味深いのは、ギャグが本人の出演しない場面でも成立したことです。
『明石家サンタ』では、視聴者が「建築関係」と答えることで、さんまさんが「トントントン」と返す仕組みができていました。
これは、単なる一発ギャグから、出演者と視聴者が共有するテレビ番組のお約束へと変化したことを意味します。
建築関係トントントンは、りゅうちぇるさんの小さな発想を、明石家さんまさんが大きな笑いに育てた共作です。
そして、2023年にさんまさんが語った継承の意思によって、その意味はさらに深まりました。
【よくある質問】建築関係トントントンに関するFAQ
Q1:建築関係トントントンの元ネタは誰ですか?
A1:りゅうちぇるさんと明石家さんまさんの共演が元ネタです。りゅうちぇるさんが小声で「トントントン」と言ったことに、さんまさんが反応してギャグとして広めました。
Q2:建築関係トントントンはどの番組で生まれましたか?
A2:日本テレビ系『行列のできる法律相談所』です。2015年9月のpecoさんとりゅうちぇるさんの出演が、ブレイクのきっかけになりました。
Q3:pecoの父親の職業は何ですか?
A3:番組内ではpecoさんが「建築関係」と説明しています。具体的な職種や役職については、誕生エピソードを語ったさんまさんの説明からは特定できません。
Q4:建築関係トントントンはさんまが考案したのですか?
A4:最初の「トントントン」という発想は、りゅうちぇるさんによるものです。さんまさんがその面白さを見抜き、番組内で積極的に取り上げたことで人気になりました。
Q5:建築関係トントントンのCMはありますか?
A5:あります。2016年8月から放映された住宅情報館の「トントンカンカン」篇で、りゅうちぇるさんと竹内力さんが共演しました。
Q6:明石家サンタでも使われていたのですか?
A6:はい。視聴者が職業を「建築関係」と答え、さんまさんが「トントントン」と返す掛け合いが定番になっていました。ただし、2025年は番組自体が放送見送りとなっています。
Q7:2026年現在もギャグは続いていますか?
A7:さんまさんは2023年7月に、ryuchellさんのギャグを生かし続ける意思を表明しています。2026年11月時点では、今後の番組での再演について公式な発表は確認できていません。
まとめ:建築関係トントントンは2人が生んだ忘れられない名ギャグ
「建築関係トントントン」は、2015年の『行列のできる法律相談所』で生まれたりゅうちぇるさんと明石家さんまさんの掛け合いです。
pecoさんの父親の職業を尋ねたことが発端となり、りゅうちぇるさんの小さなつぶやきをさんまさんが拾い上げたことで、人気ギャグへと成長しました。
その後、住宅情報館のCMや『明石家サンタ』でも親しまれ、2018年の出産祝いのエピソードにも登場しています。
2023年7月にryuchellさんが亡くなった後、さんまさんはギャグを生かし続ける意思を表明しました。
2025年には『明石家サンタ』の放送見送りという変化もありましたが、2人が生み出した掛け合いの歴史が消えるわけではありません。
何気ない一言を見逃さず、誰もが覚えられる笑いに変えたこと。それこそが「建築関係トントントン」が長く愛されている最大の理由です。