歴代朝ドラ視聴率ランキング2026!『おしん』の伝説的記録と最新作を徹底解説

目次

NHK連続テレビ小説、通称「朝ドラ」は、1961年に始まった日本を代表する長寿ドラマシリーズです。歴代作品には、社会現象を巻き起こした『おしん』『あまちゃん』『あさが来た』から、近年の『虎に翼』『あんぱん』『ばけばけ』まで、時代を彩った数々の名作があります。

2026年10月31日現在、歴代最高の期間平均世帯視聴率を記録しているのは、1983年放送の『おしん』です。記録は52.6%。一方、近年はテレビの視聴環境が変わり、リアルタイム視聴率だけでは作品の人気を測りきれなくなっています。現在放送中の『ブラッサム』の最新動向も含め、歴代ランキング、年代別の変化、低視聴率作品をめぐるネットの反応や炎上の経緯まで詳しく整理します。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

  • 歴代平均視聴率1位:1983年放送の『おしん』が52.6%で圧倒的な首位。
  • 歴代最高の1話視聴率:『おしん』が62.9%を記録。期間平均と最高視聴率は別の指標。
  • 近年の最低記録:『おむすび』が期間平均13.1%で歴代最低。
  • 2026年最新情報:『風、薫る』は13.8%で終了。後期作品『ブラッサム』は放送中。
  • 注目すべき変化:録画・見逃し配信・NHK ONEなど、リアルタイム以外の視聴も広がっている。

【歴代朝ドラ視聴率】2026年最新ランキングの全体像

歴代朝ドラ視聴率

歴代朝ドラ視聴率を比較すると、最も大きな特徴は、1970年代から1980年代にかけて非常に高い数字を記録した作品が集中していることです。

株式会社ビデオリサーチが2026年10月15日に更新した「朝ドラ 歴代の視聴率一覧」では、1964年放送の第4作『うず潮』から2026年前期の『風、薫る』までのデータが掲載されています。

集計対象は関東地区の世帯視聴率です。1961年の第1作『娘と私』から1963年の第3作『あかつき』までは、初回・最高・期間平均のデータがそろっていないため、同じ条件でのランキングには含まれていません。

つまり、朝ドラ自体は1961年に始まっていますが、視聴率を比較できる歴史的なデータは1964年からということです。

朝ドラの視聴率で押さえたい3つの記録

歴代ランキングを読む際には、次の3つを区別する必要があります。

- 期間平均視聴率: 初回から最終回までの平均。作品全体の視聴状況を比較する基本指標。
- 最高視聴率: 放送期間中、最も高い番組平均視聴率を記録した1回の数字。
- 初回視聴率: 放送開始時点でどれだけの視聴者を集めたかを示す数字。

例えば、『おしん』は期間平均52.6%、最高視聴率62.9%です。

初回の数字だけが高かった作品と、半年間にわたって高い視聴率を維持した作品では、評価すべきポイントが異なります。

歴代の人気を比較するなら、まず期間平均を確認し、その後に最高視聴率や話題性を照らし合わせるのが適切です。

【期間平均ランキング】歴代朝ドラ視聴率トップ9を徹底比較

歴代の期間平均世帯視聴率で上位に入る作品を紹介します。

トップを独走するのは、1983年の『おしん』。2位以下も1970年代から1980年代の作品が中心となっています。

歴代朝ドラ視聴率ランキング一覧

以下はビデオリサーチの関東地区データを基準にした期間平均ランキングです。

順位 作品名・放送年 主演 期間平均 最高 1位 おしん(1983年) 小林綾子・田中裕子・乙羽信子 52.6% 62.9% 2位 繭子ひとり(1971年) 山口果林 47.4% 55.2% 3位 藍より青く(1972年) 真木洋子 47.3% 53.3% 4位 鳩子の海(1974年) 藤田美保子 47.2% 53.3% 5位 北の家族(1973年) 高橋洋子 46.1% 51.8% 6位 おはなはん(1966年) 樫山文枝 45.8% 56.4% 6位 旅路(1967年) 日色ともゑ 45.8% 56.9% 8位 あしたこそ(1968年) 藤田弓子 44.9% 55.5% 9位 澪つくし(1985年) 沢口靖子 44.3% 55.3%

出典:ビデオリサーチ「2026最新版 朝ドラ 歴代の視聴率一覧」。関東地区・世帯視聴率。数値は%。同率は同順位。

1位『おしん』はなぜ歴史的な記録を残したのか

『おしん』/1983年4月放送開始

『おしん』は、朝ドラ史上でも特別な存在です。

期間平均世帯視聴率は52.6%、最高視聴率は62.9%。歴代の期間平均ランキングと最高視聴率ランキングの両方で頂点に立っています。

物語は、戦前から戦後にかけて厳しい時代を生き抜いた女性・おしんの半生を描いたものです。

幼少期を小林綾子、青年期を田中裕子、晩年を乙羽信子が演じ、人生の異なる時期を3人の俳優がつないだ構成も特徴でした。

注目すべきなのは、日本国内だけでなく海外でも人気を獲得した点です。ビデオリサーチの解説によると、同作は世界70以上の国と地域で放送されました。

単に朝の時間帯に視聴されただけでなく、世代や国境を越えて物語が受け入れられた作品だったのです。

2位から5位も1970年代の作品が独占

2位の『繭子ひとり』は47.4%。母親を探す主人公が、仕事や恋愛を経験しながら成長していく物語です。

3位の『藍より青く』は47.3%。戦争で夫を失った女性が中国料理店を開き、自分の人生を切り開いていく姿を描きました。

4位の『鳩子の海』は47.2%。戦後の日本を背景に、主人公の人生を通して時代の変化を表現した作品です。

5位の『北の家族』は46.1%。函館を舞台に、家族が経済的な問題や父親の失踪などの困難に向き合う姿を描いています。

これらの作品に共通するのは、主人公個人の成功だけではなく、家族や地域社会、時代の変化を物語の中心に据えている点です。

最高視聴率では順位が変わる

期間平均と最高視聴率を比較すると、興味深い違いが見えてきます。

『旅路』は期間平均45.8%で6位ですが、最高視聴率は56.9%。『おはなはん』も期間平均45.8%ながら最高56.4%を記録しています。

『澪つくし』も最高55.3%と非常に高い数字です。

つまり、長期間にわたって高い人気を維持した作品と、特定の回で大きな視聴者を集めた作品では、ランキングの見え方が変わります。

【年代別の変化】朝ドラ黄金期から2020年代までの視聴率推移

歴代朝ドラの数字を年代別に整理すると、日本のテレビ文化そのものの変化が浮かび上がります。

1960年代:朝ドラという文化が定着

1961年に始まった連続テレビ小説は、1966年の『おはなはん』によって大きな転換点を迎えました。

同作の期間平均は45.8%、最高は56.4%。翌年の『旅路』も期間平均45.8%、最高56.9%を記録しています。

この時代は、朝の時間に家族がテレビの前に集まる生活習慣が広がっていました。

新人女優をヒロインに起用し、女性の一生を丁寧に描くという朝ドラの基本的なスタイルも、この時期に支持を獲得していきます。

1970年代:40%台後半の作品が続出

1970年代は、歴代ランキングの上位作品が集中する黄金期です。

『繭子ひとり』『藍より青く』『北の家族』『鳩子の海』など、期間平均47%前後の作品が続きました。

1978年の『おていちゃん』は43.0%、1979年の『マー姉ちゃん』は42.8%。同年の『鮎のうた』も42.7%です。

当時の朝ドラは、単なる娯楽作品というより、家庭で共有される日常の一部でした。

1980年代:『おしん』と『澪つくし』が象徴する第2の黄金期

1980年代は『おしん』を筆頭に、人気作が次々と誕生した時代です。

1985年の『澪つくし』は期間平均44.3%。沢口靖子が主演し、古いしきたりを乗り越えようとする男女の恋愛と、家の伝統を守ろうとする人々の葛藤を描きました。

1986年の『はね駒』は41.7%。明治から大正にかけて活躍した女性新聞記者・磯村春子をモデルとした作品です。

さらに『都の風』『チョッちゃん』『純ちゃんの応援歌』なども40%近い期間平均を記録しています。

1990年代:作品の多様化と視聴率の変化

1990年代には、視聴率が以前より低下する一方、物語のテーマが多様化しました。

『ひらり』は36.9%、『ええにょぼ』は35.2%、『ふたりっ子』は29.0%、『あぐり』は28.4%です。

従来の女性の一代記だけではなく、職業、恋愛、家族のあり方など、現代的なテーマを取り入れる作品が増えました。

2000年代:20%前後から10%台へ

2000年代には『ちゅらさん』が期間平均22.2%を記録。沖縄を舞台にした家族の物語が支持され、続編も制作されました。

一方、2004年の『天花』は16.2%、2008年の『瞳』は15.2%、2009年の『つばさ』は13.8%と低下傾向が目立ちます。

特に2009年後期の『ウェルかめ』は13.5%でした。

この時期には、テレビ以外の娯楽の拡大や生活時間の変化など、視聴率を取り巻く環境にも変化が生じていました。

2010年代:『ゲゲゲの女房』から再び人気回復

2010年の『ゲゲゲの女房』は期間平均18.6%を記録しました。

同作は朝ドラの放送時間が午前8時15分から午前8時へ変更された最初の作品です。

その後、『あまちゃん』が20.6%、『ごちそうさん』が22.3%、『花子とアン』が22.6%、『あさが来た』が23.5%を記録しました。

特に2015年の『あさが来た』は、期間平均23.5%で2010年代を代表するヒット作となっています。

2016年の『とと姉ちゃん』も22.8%を記録。2018年の『まんぷく』は21.4%、2019年の『なつぞら』は21.0%でした。

2020年代:20%超えは減少、作品ごとの個性が鮮明に

2020年代に入ると、期間平均が20%を超える作品は少なくなっています。

それでも『エール』は20.1%、『カムカムエヴリバディ』は17.1%、『虎に翼』は16.8%と、安定した数字を残した作品があります。

一方、『おむすび』は13.1%。作品ごとの数字の差が目立つ時代になりました。

この変化は、脚本や出演者の人気だけでは説明できません。録画、見逃し配信、動画配信サービスなど、視聴者がドラマを見る方法そのものが変わっているからです。

【2026年最新情報】『風、薫る』の結果と放送中『ブラッサム』の動向

2026年の朝ドラ視聴率を考えるうえで、注目すべき作品は前期の『風、薫る』と後期の『ブラッサム』です。

『風、薫る』は期間平均13.8%で終了

2026年前期に放送された第114作『風、薫る』は、見上愛と上坂樹里のダブル主演作品です。

明治時代の看護婦養成所を舞台に、日本初のトレインドナースとして活躍した大関和と鈴木雅をモチーフにした物語でした。

ビデオリサーチの歴代一覧によると、主な数字は次のとおりです。

- 初回世帯視聴率:14.9%
- 最高世帯視聴率:16.9%
- 期間平均世帯視聴率:13.8%
- 期間平均個人視聴率:7.6%

前作『ばけばけ』の期間平均15.2%を1.4ポイント下回りました。

また、2009年の『ウェルかめ』と2009年前期の『つばさ』も期間平均がそれぞれ13.5%、13.8%だったため、歴代の低い水準に位置する結果となりました。

ただし、リアルタイム視聴率だけでは見えない結果も

興味深いのは、『風、薫る』の総合視聴率です。

2026年10月5日にMANTANWEBが報じたビデオリサーチの集計では、リアルタイム視聴とタイムシフト視聴を合わせた期間平均総合視聴率は、関東地区で次の数字でした。

- 世帯総合視聴率:17.8%
- 個人総合視聴率:10.1%
- 総合・BSを合わせた期間平均視聴人数:1640万6000人

さらに「NHK ONE」での全130回の平均再生回数は57万6000回でした。

リアルタイムの期間平均世帯視聴率13.8%と、総合視聴率17.8%には4ポイントの差があります。

これは、放送時間にテレビの前にいなかった視聴者や、録画などで後から視聴する人を含めると、作品の到達範囲が変わることを示しています。

『ブラッサム』は2026年9月28日にスタート

2026年度後期の第115作『ブラッサム』は、俳優の石橋静河が主演を務める作品です。

作家・宇野千代をモデルに、明治、大正、昭和を生き抜き、自由を求め続けた主人公・葉野珠の人生を描きます。

2026年10月31日時点で公表されている週間平均世帯視聴率は、次のとおりです。

- 第1週(9月28日~10月2日):14.6%
- 第2週(10月5日~9日):13.8%
- 第3週(10月12日~16日):13.9%
- 第4週(10月19日~23日):14.2%

初回は15.5%でスタートし、第1週は前作『風、薫る』の初週14.3%を上回りました。

第2週に13.8%まで下がった後、第3週は13.9%、第4週は14.2%と持ち直しています。

10月26日から30日までの第5週は放送を終えていますが、ここでは10月31日までに公表された第4週の確定集計を最新の比較対象としています。

『ブラッサム』の期間平均はまだ確定していません。 半年間の作品全体の評価を判断するには、最終回までの数字を待つ必要があります。

【視聴率の見方】世帯・個人・最高回・総合視聴率の違い

歴代朝ドラのランキングを正しく理解するには、視聴率の測定方法も知っておく必要があります。

世帯視聴率と個人視聴率は何が違う?

世帯視聴率は、調査対象となる世帯のうち、その番組を視聴していた世帯の割合です。

一方、個人視聴率は、調査対象となる個人のうち、その番組を視聴していた人の割合を示します。

例えば『ばけばけ』の期間平均は、世帯15.2%、個人8.4%でした。

世帯視聴率は家族など複数人で見る場合も1世帯として扱われます。そのため、個人視聴率とは数字が異なります。

関東地区と全国の数字を混同しない

歴代朝ドラランキングでよく使われるのは、ビデオリサーチが発表する関東地区の数字です。

これは全国平均ではありません。

同じ作品でも関西地区や北海道地区などでは数字が異なる場合があります。

特に、地方が舞台の作品では、その地域との関係性や地域性が視聴行動に影響する可能性があります。

したがって、関東地区の数字を日本全国の視聴者全員の評価として扱うのは適切ではありません。

2010年と2020年には比較上の大きな変更があった

歴代データには、放送条件の違いも存在します。

まず、2010年度の『ゲゲゲの女房』から、NHK総合の朝ドラ本放送は午前8時15分開始から午前8時開始に変更されました。

さらに、2020年度の『エール』からは、月曜日から金曜日までの本編放送が集計対象となり、土曜日の放送は含まれなくなっています。

また、期間平均の算出方法も変化しています。

- 1964~1988年:番組平均世帯視聴率を放送時間で加重平均
- 1989年以降:毎分視聴率を合計し、総放送分数で割って算出

こうした違いを踏まえると、1960年代の作品と2020年代の作品を単純に数字だけで比較することには限界があります。

【ネットの反応・炎上・噂の真相】視聴率と作品評価は同じなのか

朝ドラの視聴率が話題になると、必ずといっていいほどSNSやネットニュースで作品の評価が議論されます。

とりわけ低視聴率を記録した作品では、脚本、演出、登場人物の描き方、時代考証などが議論の対象になります。

ただし、ネット上の批判と実際の視聴者全体の評価は同じではありません。

『ちむどんどん』の「反省会」が話題になった経緯

2022年前期の『ちむどんどん』では、SNS上で「#ちむどんどん反省会」というハッシュタグが話題になりました。

沖縄の本土復帰50年を記念して制作された同作は、黒島結菜が演じる比嘉暢子が料理人を目指す物語です。

放送中は登場人物の行動やストーリー展開、料理の描写、時代考証などをめぐって、視聴者からさまざまな意見が寄せられました。

2022年7月のJ-CASTニュースの報道では、SNS分析ツールによる調査結果として、直近90日間の「ちむどんどん」を含む投稿のうち、約17%が「#ちむどんどん反省会」を使用していたと紹介されています。

さらに、同タグを含む投稿の分析では、ネガティブな反応が14.9%、ポジティブな反応が15%と、ほぼ拮抗していました。

つまり、批判的な投稿が目立つ一方で、肯定的な感想も存在していたということです。

ネット上の盛り上がりを、そのまま作品全体の評価と考えることはできません。

『おむすび』が歴代最低視聴率になった理由

2024年度後期の『おむすび』は、橋本環奈が主演した作品です。

平成のギャル文化と栄養士というテーマを組み合わせ、主人公・米田結が食を通して人々とつながっていく物語でした。

しかし、最終的な期間平均世帯視聴率は13.1%。2009年の『ウェルかめ』の13.5%を下回り、歴代最低を更新しました。

作品をめぐっては、ギャル文化の描写や物語の展開などに賛否があり、SNSやウェブメディアでも議論が起きました。

Real Soundの2025年2月の分析記事も、作品に対するネット上の反応が厳しく、ドラマ評論家やライターの間でも評価が分かれていた状況を取り上げています。

NHK側は低視聴率をどう受け止めたのか

2025年4月17日、NHK大阪放送局の根本拓也局長は定例会見で『おむすび』について言及しました。

同作の期間平均世帯視聴率が歴代最低となったことについて、局長は見逃し配信やオンデマンドなど、放送以外の視聴環境が増えている点を説明しています。

その際、次のように述べました。

視聴率そのもので一喜一憂することではないと思います。

この発言は、単に視聴率の低さを問題視するのではなく、視聴者の番組との接触方法が変化していることを踏まえたものです。

もちろん、リアルタイム視聴率が重要な指標であることに変わりはありません。しかし、それだけで作品の価値を判断することには無理があります。

視聴率をめぐる3つの誤解

歴代ランキングを調べる際、特に注意したい誤解があります。

誤解1:最高視聴率が高い作品ほど、全体的な人気も高い

最高視聴率は、特定の1回の数字です。作品全体の支持を測るなら期間平均を確認する必要があります。

誤解2:ネットで炎上した作品は視聴率も低い

ネット上で批判が目立つことと、視聴率の高低は必ずしも一致しません。SNSでは熱心な視聴者の意見が集まりやすく、投稿数だけで視聴者全体の感情を判断できません。

誤解3:視聴率が低い作品は誰にも見られていない

『風、薫る』の総合視聴率17.8%という数字が示すように、リアルタイム視聴以外の視聴者も存在します。録画や見逃し配信などを含めて見ることで、異なる実態が見えてきます。

【プロの結論】歴代朝ドラ視聴率から読み解く本当の人気作品

歴代ランキングを分析すると、朝ドラの人気には大きく3つの要素が関係していると考えられます。

第一に、主人公の人生に視聴者が感情移入できること。

『おしん』のように、時代の困難に直面しながらも生き抜く人物の物語は、世代を超えて共感を生みました。

第二に、作品が放送される時代との接点です。

『あまちゃん』は地方の町とアイドル文化、『あさが来た』は女性の社会進出、『虎に翼』は女性の法曹界進出を描きました。

時代背景と作品のテーマが結びつくことで、ドラマを超えた社会的な話題につながります。

第三に、視聴方法の変化への対応です。

2020年代の朝ドラは、テレビの前で毎朝見る視聴者だけでなく、録画や配信で自分の時間に視聴する人も対象になっています。

そのため、今後は期間平均世帯視聴率に加え、個人視聴率、総合視聴率、視聴人数、配信再生回数などを組み合わせて評価することが重要です。

朝ドラの人気を見極める判断基準

視聴者が作品を比較する際には、次の基準を意識すると、数字に振り回されずに評価できます。

- 歴史的な人気を知りたい人: 期間平均世帯視聴率を比較する。
- 社会現象になった作品を探したい人: 最高視聴率と当時のニュース、社会的反響を確認する。
- 現在の作品の人気を知りたい人: 初回・週間平均・個人視聴率を継続的に見る。
- 配信時代の人気を知りたい人: 総合視聴率や視聴人数、見逃し配信の実績も確認する。

単純なランキングだけでは見えてこない作品の魅力や、視聴者の変化を読み取ることができます。

【歴代朝ドラ視聴率】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:歴代朝ドラで視聴率が最も高かった作品は何ですか?

A1:1983年放送の『おしん』です。期間平均世帯視聴率52.6%、最高視聴率62.9%を記録しています。

Q2:歴代朝ドラで期間平均視聴率が最も低い作品は何ですか?

A2:2024年度後期の『おむすび』です。期間平均世帯視聴率は13.1%で、2009年後期の『ウェルかめ』の13.5%を下回りました。

Q3:2026年現在、放送中の朝ドラは何ですか?

A3:2026年9月28日にスタートした『ブラッサム』です。石橋静河が主演を務め、作家・宇野千代をモデルとした主人公の人生を描いています。

Q4:『あまちゃん』の平均視聴率は何%ですか?

A4:『あまちゃん』の期間平均世帯視聴率は20.6%です。最高視聴率は27.0%でした。

Q5:朝ドラの視聴率は全国平均ですか?

A5:一般的に歴代ランキングで掲載されるビデオリサーチの数字は関東地区のデータです。全国平均とは異なります。

Q6:朝ドラの視聴率は昔より低くなっていますか?

A6:リアルタイムの世帯視聴率を比較すると、1960~1980年代より低い水準になっています。ただし、録画や配信による視聴も広がっているため、視聴率だけで作品の人気を判断することはできません。

まとめ:歴代朝ドラ視聴率は『おしん』が頂点、2026年は新たな評価基準へ

歴代朝ドラ視聴率を振り返ると、1983年の『おしん』が期間平均52.6%、最高62.9%という圧倒的な記録を残していることが分かります。

1970年代から1980年代には40%台の期間平均を記録する作品が相次ぎましたが、1990年代以降はテレビを取り巻く環境の変化とともに数字が下がっていきました。

2020年代は『エール』『カムカムエヴリバディ』『虎に翼』などの話題作が登場する一方、『おむすび』は13.1%という歴代最低記録を残しました。

そして2026年は、前期の『風、薫る』が13.8%で終了し、後期の『ブラッサム』が新たなスタートを切っています。

今後の朝ドラを評価する際には、リアルタイム視聴率だけでなく、総合視聴率や配信再生回数、視聴人数などにも目を向ける必要があります。

『おしん』の記録が今後更新されるのか。そして『ブラッサム』がどのような数字で半年間の物語を締めくくるのか。 歴代作品との比較を続けることで、朝ドラという文化がどのように変化しているのかも見えてきます。