戦力外通告期間はいつからいつまで?2026年の日程・CS例外・選手の進路を徹底解説

目次

2026年のプロ野球における戦力外通告期間は、第1次が9月28日(月)~10月9日(金)、第2次が10月18日(日)~10月30日(金)となっている。第2次の開始日は、クライマックスシリーズ(CS)の全日程が10月17日に終了したことを受けて決まった。球団が来季の契約を結ばない選手に意思を伝える重要な時期だ。

ただし、すべての球団が同じタイミングで通告するわけではない。CSファーストステージ敗退球団には特例があり、育成選手にも支配下選手とは異なる名簿管理の仕組みがある。さらに、フリーランス法の施行によって、近年は日本シリーズの終了を待たずに戦力外通告が行われる背景も生まれた。

📌 この記事の重要ポイントまとめ - 第1次:9月28日~10月9日。ファーム公式戦終了翌日からCSファーストステージ前日まで。 - 第2次:10月18日~10月30日。CS全日程終了翌日から全球団共通の期限まで。 - CSファーストステージ敗退球団には例外があり、育成選手は保留者名簿による別の管理が行われる。 - 12球団合同トライアウトは11月17日。戦力外通告後も他球団移籍や育成再契約などの道が残されている。

【2026年最新】プロ野球の戦力外通告期間はいつからいつまで?

戦力外通告期間

2026年の戦力外通告期間は、NPB(日本野球機構)が示した日程に基づき、2段階に分けて設定されている。

デイリースポーツが9月25日に報じたNPBの日程では、第1次は9月28日から10月9日まで、第2次はCS全日程終了翌日から10月30日までとされた。

2026年はCSファイナルステージの最終戦が10月17日に行われたため、第2次の開始日は10月18日となった。したがって、今年の具体的な期間は次のとおりだ。



第1次戦力外通告期間

9月28日~10月9日

戦力外通告期間

終了
ファーム公式戦終了翌日からCSファーストステージ前日まで


第2次戦力外通告期間

10月18日~10月30日

戦力外通告期間

10月30日が期限
CS全日程終了翌日から10月30日まで


12球団合同トライアウト

11月17日


バンテリンドーム ナゴヤ・午後4時からシートバッティング開始予定

第1次と第2次では何が違う?

第1次は、ファーム・リーグのレギュラーシーズンが終了した球団から、来季の選手編成に向けた判断を伝えられる期間だ。

一方、第2次はCSの全日程終了後に設けられる。ポストシーズンを戦っていた球団も、全試合を終えてから選手に契約方針を伝えられるようになっている。

2026年は10月17日にCSが終了し、翌18日から第2次が始まった。

重要なのは、10月30日が第2次の最終期限であることだ。日本シリーズが終了するまで無条件に通告を待てるわけではない。

【見落とし注意】CS敗退球団には戦力外通告の特例がある

戦力外通告期間を調べる際に注意したいのが、クライマックスシリーズ敗退球団に設けられた例外措置だ。

第1次の基本的な期限は10月9日だが、CSファーストステージで敗退した球団については、通常の期限とは異なる取り扱いが認められている。

CSファーストステージ敗退球団の特例

具体的には、次のような仕組みだ。

- CSファーストステージで敗退した球団:最後の試合の翌日まで。
- 試合終了後に移動を伴う場合:最後の試合の翌々日まで。

つまり、10月9日を過ぎても、CSファーストステージ敗退球団については例外的に通告できる期間が残される。

この仕組みは、シーズン中の選手に対する配慮と、球団の編成作業を両立させるためのものだ。

CSに進出した球団であっても、ファーストステージを突破できなかった場合は、その敗退が決まった時点から次の編成作業に移ることになる。

なぜCS敗退翌日まで認められるのか

CSに出場する球団は、レギュラーシーズン終了後も試合を続ける。

そのため、ファーストステージを戦っている選手に対して、試合の決着前に来季の契約を結ばない旨を伝えることを避ける必要がある。

敗退が確定した後であれば、球団も選手も次の段階に進める。

なお、この例外はファーストステージ敗退球団が対象であり、CSに出場したすべての球団に第1次期間が延長されるわけではない。

【一覧表】NPBの戦力外通告ルールと育成選手の期限

ここで、2026年の通告スケジュールと、それぞれの対象選手の扱いを整理しておきたい。

区分 2026年の日程 主なルール
第1次 9月28日~10月9日 ファーム公式戦終了翌日から
CS敗退球団の例外 最終戦翌日まで 移動があれば翌々日まで
第2次 10月18日~10月30日 CS全日程終了翌日から
育成選手 10月31日が節目 育成選手保留者名簿による管理
合同トライアウト 11月17日 選手会主催の再挑戦の機会

育成選手は10月31日までに戦力外通告される?

育成選手は、支配下登録選手とは異なる契約管理が行われている。

支配下選手の戦力外通告期間と同じように考えると、育成選手の契約更新に関する重要な手続きを見落とす可能性がある。

育成選手については、翌年度の契約を継続する選手を記載した「育成選手保留者名簿」が重要になる。

NPBは2026年10月30日、2027年度の育成選手保留者名簿を公示した。同機構の説明によると、この名簿は球団が翌シーズンも契約を結ぶ予定の選手を示すものであり、名簿に記載されなかった選手は自由契約選手となる。

ここで注意したいのは、育成選手への通告期限と、保留者名簿の公示日を同じものとして扱わないことだ。

10月31日という日付は育成選手の契約管理に関する節目として紹介されるが、2026年の実際のNPB公示は10月30日だった。

育成選手の場合、名簿に名前があるかどうかが翌シーズンの契約継続を判断するうえで重要な情報になる。

【制度の背景】戦力外通告期間が2回に分かれる理由とフリーランス法

なぜプロ野球の戦力外通告は、9月から10月にかけて2回に分かれているのか。

その理由は、レギュラーシーズン終了後の球団ごとの日程の違いと、選手の契約をめぐる制度的な事情にある。

シーズン終了時期が球団ごとに異なる

プロ野球では、レギュラーシーズン終了後もCSや日本シリーズが続く。

一方、ポストシーズンに進出しない球団は、比較的早い段階で翌シーズンの編成を進められる。

全12球団に同じタイミングで戦力外通告を義務付けると、すでにシーズンを終えた球団が選手編成を進めるうえで不都合が生じる。

そこで、ファーム公式戦の終了を基準とした第1次期間と、CS終了を基準とした第2次期間に分けている。

これは、選手の競技機会を尊重しながら、球団側にも翌年度の編成準備を進める時間を確保する仕組みだ。

フリーランス法が10月30日の期限に関係する理由

もう一つ重要なのが、2024年11月に施行されたフリーランス法だ。

正式名称は「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」。

この法律には、一定の継続的な業務委託契約について、契約を解除したり更新しなかったりする場合、原則として少なくとも30日前に予告する義務が定められている。

公正取引委員会の公式解説でも、6か月以上の業務委託契約を解除・不更新とする場合の30日前予告について説明されている。

プロ野球選手の契約については、専門家による法律解説で、球団と選手の契約にもフリーランス法が適用されるとの考え方が示されている。

同解説では、支配下選手の契約期間を毎年2月1日から11月30日までと捉え、11月30日の契約満了から30日前に当たる10月30日を通告期限として整理している。

この制度変更によって、従来のように日本シリーズ終了後まで通告を待つことが難しくなった。

2025年には日本シリーズ開催中にも戦力外通告が行われ、ソフトバンクや阪神の選手への通告が報じられた。

選手にとっては厳しいタイミングに映る一方、早期に次の所属先を探したり、引退後の準備を進めたりできるという側面もある。

ただし、フリーランス法の適用は契約形態や個別事情も関係するため、すべての選手の契約が一律に同じ法律関係になると断定することはできない。

【混同しやすい】戦力外通告・自由契約・現役引退の違い

戦力外通告のニュースでは、「戦力外」「自由契約」「引退」という言葉が頻繁に登場する。

しかし、この3つは同じ意味ではない。

戦力外通告とは?

戦力外通告とは、球団が選手に対して、翌シーズン以降の契約を結ばない意思を伝えることだ。

一般的には、球団が翌シーズンの戦力構想から選手を外す際に行う。

ただし、戦力外通告を受けたからといって、必ずしもその選手のプロ野球人生が終わるわけではない。

他球団への移籍や育成契約による再出発など、複数の選択肢がある。

自由契約とは?

自由契約は、選手が旧所属球団との契約上の拘束から離れ、他球団と契約交渉できる状態を指す。

戦力外通告は球団から選手に伝える意思表示であり、自由契約は選手の契約上の状態に関係する。

両者は関連しているものの、同じ言葉ではない。

また、自由契約とフリーエージェント(FA)も区別が必要だ。

FAは一定の登録日数などの条件を満たした選手が取得する権利である。一方、戦力外通告後の自由契約は、旧所属球団との契約関係が終了することに伴うものだ。

現役引退とは?

現役引退は、選手自身がプロ野球選手としての活動を終える決断を指す。

球団から戦力外通告を受けた結果、引退を決断する選手もいれば、契約を提示されていても自ら引退を選ぶ選手もいる。

2026年も、戦力外通告と現役引退は別々の発表として報じられている。

したがって、ニュースを読む際には「戦力外通告を受けた選手」と「現役引退を発表した選手」を混同しないことが大切だ。

【2026年最新】プロ野球12球団の戦力外通告選手一覧

2026年のプロ野球では、第1次期間から第2次期間にかけて各球団が戦力外通告や契約に関する発表を行ってきた。

10月30日付のベースボールチャンネルや日刊スポーツの球団別情報をもとに、主な選手を整理する。

以下は各球団の発表・報道で確認できる選手の一部であり、戦力外通告、自由契約、現役引退は区別して確認する必要がある。

セ・リーグ

- 阪神タイガース:島田海吏、豊田寛、長坂拳弥、松原快(育成)、伊藤稜(育成)など。
- 読売ジャイアンツ:山田龍聖、岡田悠希、郡拓也、湯浅大、板東湧梧(育成)など。
- 横浜DeNAベイスターズ:藤浪晋太郎、小園健太、佐々木千隼、大貫晋一、橋本達弥など。
- 中日ドラゴンズ:福敬登、宇佐見真吾、川越誠司、牧野憲伸、松木平優太など。
- 広島東洋カープ:小園海斗、矢野雅哉、ケムナ誠、長谷部銀次、田村俊介など。
- 東京ヤクルトスワローズ:田口麗斗、青柳晃洋、茂木栄五郎、小澤怜史、山野辺翔など。

パ・リーグ

- 北海道日本ハムファイターズ:松岡洸希、梅林優貴、明瀬諒介、清宮虎多朗、阪口樂など。
- 東北楽天ゴールデンイーグルス:酒居知史、今野龍太、林優樹、渡辺翔太、石原彪など。
- 埼玉西武ライオンズ:糸川亮太、青山美夏人、牧野翔矢、茶野篤政、中村祐太など。
- 千葉ロッテマリーンズ:一條力真、東妻勇輔、菊地吏玖、森遼大朗、愛斗など。
- オリックス・バファローズ:阿部翔太、頓宮裕真、東晃平、曽谷龍平、横山楓など。
- 福岡ソフトバンクホークス:大江竜聖、長谷川威展、岩井俊介、秋広優人、緒方理貢など。

戦力外通告を受けても育成再契約の可能性がある

球団別の発表を見る際に注目したいのが、育成再契約の打診だ。

例えば、2026年の楽天では酒居知史投手や林優樹投手に育成契約が打診されたと報じられている。

DeNAでも大貫晋一投手、橋本達弥投手、益子京右捕手、東妻純平捕手らに育成再契約が打診された。

これは、支配下登録選手としての契約は更新しないものの、育成選手として球団に残る可能性を提示するケースだ。

つまり、戦力外通告という発表だけで、その選手の翌シーズンの所属先まで確定するわけではない。

選手の最終的な進路は、その後の契約交渉や本人の判断によって変わる。

【通告後の進路】戦力外になった選手はその後どうなる?

戦力外通告を受けた選手には、いくつかの進路がある。

プロ野球選手として現役を続けたい場合、球団との交渉やトライアウトなどを通じて次の所属先を探すことになる。

① 他球団への移籍を目指す

最も分かりやすい進路が、別のNPB球団との契約だ。

投手であれば先発・中継ぎの補強を検討する球団、野手であれば守備や代打など特定の役割を求める球団が獲得に動く可能性がある。

年齢や実績だけではなく、ポジションの不足、チーム事情、故障からの回復状況なども判断材料になる。

② 元の球団と育成契約を結ぶ

戦力外通告後、元の球団から育成契約を打診されるケースもある。

この場合、支配下登録選手としての契約はいったん終了するが、育成選手として球団に残り、再び支配下登録を目指せる。

ただし、育成契約では支配下登録とは待遇や出場登録の条件が異なるため、本人にとっては新たな競争の始まりでもある。

③ 12球団合同トライアウトに参加する

現役続行を目指す選手にとって、重要な機会となるのが12球団合同トライアウトだ。


エイブル トライアウト2026~挑め、その先へ~

11月17日(火)


バンテリンドーム ナゴヤ
選手会公式発表済み

日本プロ野球選手会の2026年8月24日付発表によると、今年の合同トライアウトは11月17日にバンテリンドーム ナゴヤで開催される。

シートバッティングは午後4時から開始予定だ。

また、参加対象には次年度の契約更新をされなかった選手だけでなく、育成再契約を打診された選手やNPB復帰を目指す選手も含まれている。

選手会は、競技面でのアピール機会に加え、プロ野球を離れた後のキャリア選択支援も見据えている。

④ 独立リーグ・社会人野球・海外リーグへ進む

NPB以外にも、野球を続けられる環境は存在する。

独立リーグや社会人野球、海外リーグなどでプレーを続けることも選択肢になる。

NPB復帰を目指す場合はもちろん、別の環境で選手としての経験を積み直すという考え方もある。

⑤ 現役を引退してセカンドキャリアへ進む

現役続行を断念し、引退を決断する選手もいる。

その後の道はさまざまで、指導者、球団スタッフ、野球解説、一般企業への就職などが考えられる。

プロ野球で培った経験や知識を生かし、野球界に残る選択もあれば、まったく別の業界に進む選択もある。

大切なのは、戦力外通告を受けたことと、その後の人生が決まることは別だという点だ。

【よくある質問】戦力外通告期間に関するFAQ

Q1:2026年の戦力外通告期間はいつからいつまでですか?

第1次は2026年9月28日から10月9日まで、第2次は10月18日から10月30日までです。CSファーストステージ敗退球団には、敗退翌日(移動がある場合は翌々日)までの例外があります。

Q2:第2次戦力外通告期間が10月30日までなのはなぜですか?

フリーランス法の30日前予告義務が関係しています。プロ野球選手の契約期間を11月30日までと捉えた専門家の法律解説では、10月30日が予告期限として整理されています。

Q3:育成選手の戦力外通告期限も10月30日ですか?

育成選手には別途、育成選手保留者名簿による契約管理があります。2026年はNPBが10月30日に2027年度の保留者名簿を公示しました。名簿に記載されなかった選手は自由契約選手となります。

Q4:戦力外通告を受けたら必ず引退するのですか?

いいえ。他球団への移籍、元の球団との育成再契約、独立リーグへの移籍などの道があります。現役引退は選手本人が決める別の選択です。

Q5:戦力外通告を受けた選手はトライアウトに必ず参加しますか?

いいえ。合同トライアウトへの参加は選手の判断によります。球団との直接交渉や育成契約の話が進んでいる場合など、参加しない選手もいます。

Q6:2026年の12球団合同トライアウトはいつ開催されますか?

11月17日(火)にバンテリンドーム ナゴヤで開催予定です。日本プロ野球選手会が主催し、午後4時からシートバッティングが始まる予定です。

まとめ:2026年の戦力外通告は10月30日が大きな節目

2026年のプロ野球の戦力外通告期間は、第1次が9月28日~10月9日、第2次が10月18日~10月30日となった。

CSファーストステージ敗退球団には例外があり、育成選手には保留者名簿による別の契約管理が存在する。

また、フリーランス法による30日前予告の考え方が、10月30日という期限に関係している点も見逃せない。

【プロの結論】

戦力外通告のニュースを正確に理解するには、次の3点を区別することが重要だ。

1. 球団が来季の契約を結ばないと伝える「戦力外通告」。
2. 選手が旧所属球団との契約上の拘束から離れる「自由契約」。
3. 選手本人がプロ野球生活を終えると決める「現役引退」。

この3つは、それぞれ意味もタイミングも異なる。

さらに、戦力外通告後には育成再契約や他球団移籍、合同トライアウトといった選択肢が残されている。

2026年は11月17日の12球団合同トライアウトも控えている。10月30日の通告期限を迎えた後も、選手たちの新たな所属先や進路をめぐる動きは続いていく。

戦力外通告は一つの球団での契約に区切りがつく知らせであって、必ずしも野球人生の終わりを意味するものではない。