【2026年最新】プロ野球12球団の戦力外選手一覧と注目の去就
2026年のストーブリーグでは、支配下選手への戦力外通告だけでなく、育成選手の契約終了や支配下契約を更新しない方針も相次いで明らかになった。
高校野球ドットコムなどの球界人事報道をもとに、10月30日までの主な発表対象を球団別に整理する。
以下は戦力外通告、自由契約、育成契約への移行打診を含む一覧。引退のみを発表した選手は原則として除いている。
| 球団 | 主な発表対象選手 |
|---|---|
| 阪神 | 長坂拳弥、島田海吏、豊田寛、伊藤稜、松原快、戸井零士、アンソニー・マルティネス、ジーン・アルナエス、スタンリー・コンスエグラ |
| 巨人 | 湯浅大、山田龍聖、郡拓也、岡田悠希、萩尾匡也、松浦慶斗、浅野翔吾、北浦竜次、宇都宮葵星、三塚琉生、知念大成、鈴木大和、松井颯、富田龍、吉村優聖歩、森本哲星、喜多隆介、田上優弥、北村流音、フランシス・グズマン |
| DeNA | 小園健太、藤浪晋太郎、佐々木千隼、中川颯、堀岡隼人、井上絢登、大貫晋一、橋本達弥、益子京右、東妻純平、濱将乃介、松本隆之介、近藤大雅、小笠原蒼、西巻賢二 |
| ヤクルト | 沼田翔平、田口麗斗、青柳晃洋、山野辺翔、茂木栄五郎、小澤怜史、北村恵吾、坂本拓己、竹山日向、西濱勇星、翔聖、佐藤琢磨、中川拓真、遠藤成、髙野颯太、根岸辰昇、レアンドロ・セデーニョ |
| 広島 | ケムナ誠、長谷部銀次、松本竜也、日高暖己、辻大雅、中村貴浩、矢野雅哉、小園海斗、前川誠太、田村俊介、杉原望来、モイセス・ラミレス、ネルソン・ロベルト |
| 中日 | 福敬登、三浦瑞樹、辻本倫太郎、知野直人、尾田剛樹、川越誠司、宇佐見真吾、牧野憲伸、松木平優太、福田幸之介、有馬恵叶、土生翔太、川上理偉、津田啓史 |
| ソフトバンク | 大江竜聖、秋広優人、中村稔弥、岩井俊介、安徳駿、相良雅斗、木村大成、緒方理貢、ハモンド、桑原秀侍、長谷川威展、川口冬弥、重松凱人、宮里優吾、佐藤航太、田上奏大、岡植純平、佐々木明都、牧原巧汰 |
| 西武 | 中村祐太、糸川亮太、青山美夏人、牧野翔矢、茶野篤政、古川雄大、林冠臣、佐々木健、シンクレア、奥村光一 |
| 日本ハム | 松岡洸希、梅林優貴、明瀬諒介、清宮虎多朗、阪口樂、藤田大清、山口アタル、加藤大和、松本遼大 |
| オリックス | 頓宮裕真、阿部翔太、東晃平、曽谷龍平、藤川敦也、横山楓、川瀬堅斗、香月一也、芦田丈飛、村上喬一朗、寿賀弘都 |
| ロッテ | 東妻勇輔、菊地吏玖、中村奨吾、石垣勝海、愛斗、早坂響、森遼大朗、本前郁也、永島田輝斗、勝又琉偉、髙野光海 |
| 楽天 | 渡辺翔太、古賀康誠、石原彪、大栄利哉、入江大樹、金子京介、酒居知史、日當直喜、林優樹、今野龍太、松田啄磨、前田銀治、伊藤光 |
出典:高校野球ドットコムの10月30日までの球界人事集計、ベースボールキング、日刊スポーツなど。表記や契約区分は各社の発表内容をもとに整理。
2026年の注目選手と去就のポイント

今季の動向で注目されたのは、実績のある選手や若くして契約を更新されなかった選手が複数含まれている点だ。
藤浪晋太郎(DeNA)
阪神からMLBに挑戦し、アスレチックス、オリオールズ、メッツ、マリナーズなどを経てDeNAに加入した藤浪晋太郎も、戦力外通告を受けた選手として名前が挙がった。報道ではNPBでの現役続行を希望している。
浅野翔吾(巨人)
巨人では浅野翔吾が自由契約となり、育成契約の打診が報じられた。若い選手であっても、球団の編成方針によって契約区分が変わることを示す事例だ。
秋広優人(ソフトバンク)
巨人からソフトバンクに移籍した秋広優人も来季契約に関する発表の対象となった。育成契約の打診が報じられており、今後の契約交渉が焦点となっている。
松木平優太(中日)
中日は松木平優太、福田幸之介、牧野憲伸、有馬恵叶の4投手に支配下契約を結ばない旨を通告し、育成契約を打診したと報じられた。
これらの事例から分かるのは、戦力外という言葉だけでは、その後の契約関係や現役続行の可能性まで判断できないということだ。
【いつからいつまで?】第1次・第2次戦力外通告期間の仕組み

プロ野球の戦力外通告は、球団が自由なタイミングで無制限に行えるわけではない。シーズン終了後の選手契約に関する手続きには、一定の期間が設けられている。
2026年は第1次と第2次に分かれ、それぞれ異なるタイミングで通告が行われた。
2026年の戦力外通告スケジュール
第1次戦力外通告9月28日〜10月9日
ファーム・リーグのレギュラーシーズン終了翌日からCSファーストステージ前日まで。
CSファーストステージ敗退球団の特例
敗退翌日まで
移動日を伴う場合は翌々日まで。
第2次戦力外通告CS全日程終了翌日〜10月30日
全12球団共通の最終期間。
第1次通告はなぜファーム終了後なのか
第1次通告は、ファーム・リーグのレギュラーシーズン終了翌日から始まる。
2026年は9月27日にファーム公式戦の全日程が終了し、翌28日から通告期間に入った。
この仕組みには、シーズンを終えた球団から翌年度の編成に着手できるという意味がある。
一方、CSに進出する球団はまだポストシーズンを戦っている。選手の評価やチーム事情が確定するタイミングも異なるため、ファーストステージ敗退球団には特例が設けられている。
第2次通告は10月30日が期限
第2次通告は、CS全日程終了翌日から10月30日まで。
2026年は10月29日にソフトバンク、楽天、中日、ヤクルトから新たな発表があり、翌30日には西武の中村祐太に関する発表もあった。
このように第2次期間は、CSや日本シリーズの進行状況に応じて球団の編成が具体化する時期でもある。
【仕組みを理解】支配下選手・育成選手・自由契約・戦力外の違い
戦力外通告を理解するうえで欠かせないのが、NPBの選手登録制度だ。
特に混同されやすいのが、支配下選手と育成選手、そして自由契約と戦力外通告の関係である。
支配下選手と育成選手の違い
支配下選手
球団と支配下選手契約を結び、所定の登録手続きを経れば一軍公式戦に出場できる選手。球団ごとの登録上限は原則70人。
育成選手
将来の支配下登録を目指し、育成を目的とした契約を結ぶ選手。一軍公式戦には出場できず、支配下登録への昇格が必要になる。
日本プロ野球選手会が公開する育成選手規約では、育成選手は支配下選手70人の枠外として扱われる。
NPBの2026年7月31日公表資料でも、巨人、DeNA、中日、阪神、ソフトバンクなどは支配下選手70人を登録していた。育成選手の人数は球団ごとに異なっており、ソフトバンクは48人、西武は32人だった。
自由契約と戦力外通告は同じ意味ではない
両者の違いは、次のように整理できる。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 戦力外通告 | 球団が翌年度以降の契約を更新しない意思を選手に伝えること |
| 自由契約 | 球団との契約関係が終了し、他球団と交渉できる状態 |
| 育成再契約 | 支配下契約を終了した選手と、改めて育成選手契約を結ぶこと |
| 現役引退 | 選手本人が現役生活を終える決断をすること |
| 任意引退 | 選手が引退を申し出て、球団側の手続きを経て任意引退選手として扱われること |
重要なのは、戦力外通告が契約更新に関する意思表示であり、自由契約が契約上の状態を示すという点だ。
また、自由契約になる選手すべてが戦力外通告を受けたわけではない。外国人選手の契約満了や、MLB移籍に伴う自由契約など、別の事情も存在する。
NPBの公示でも、自由契約選手と任意引退選手は別の区分で扱われている。
育成再契約はどのような条件で成立する?
支配下選手が育成選手に移る場合、単純に背番号や登録区分だけを変更するわけではない。
日本プロ野球選手会が公開する育成選手規約では、支配下選手から育成選手に移行させる際、自由契約選手としての手続きを経ることが定められている。
基本的な流れは次のとおりだ。
支配下契約の終了
球団が翌年度の支配下契約を更新しないことを伝える。
自由契約の手続き
自由契約選手として公示する。
育成契約の交渉
球団と選手が条件について交渉する。
新たな育成契約の締結
合意し、必要な承認・登録手続きを経れば育成選手として再出発する。
なお、育成選手の契約保留者名簿に掲載されなかった選手は自由契約となり、他球団とも契約交渉が可能になる。
NPBは2026年10月30日、2027年度の育成選手契約保留者名簿を公示した。この名簿は、翌シーズンも契約を継続する予定の育成選手を確認するための公式資料だ。
【なぜ戦力外になる?】通告の理由と選手のその後
プロ野球選手が戦力外通告を受ける理由は、一つではない。
打率や防御率などの成績が振るわなかった場合だけでなく、故障、ポジション争い、若手の台頭、球団の予算や登録枠など、複数の要因が重なる。
1. 成績や起用機会が球団の期待に届かない
最も分かりやすい理由は、成績やチームへの貢献度だ。
野手なら打率、出塁率、長打力、守備力、走塁能力などが評価される。投手なら防御率、奪三振率、与四球率、登板数、投球回数などが判断材料になる。
ただし、数字だけで評価が決まるわけではない。
例えば、先発投手として結果が出なくても、中継ぎとしての適性が評価されるケースがある。反対に、一定の成績を残していても、球団が求める役割と合わなければ契約が更新されないこともある。
2. 故障やコンディションの問題
長期離脱や手術からの復帰には時間がかかる。
2026年のオリックスでは、東晃平、曽谷龍平、藤川敦也、横山楓らについて、支配下契約を結ばず育成契約とする見通しが報じられた。
これは、故障からの回復や今後の競技生活を考慮しながら契約形態を見直すケースとして注目される。
故障が理由だからといって、必ずしも選手としての評価が完全に失われたわけではない。
3. 若手選手との競争と世代交代
球団は毎年ドラフトで新人を獲得する。
新人が加入すれば、既存選手との競争が激しくなる。若手の成長によって、これまで出場機会を得ていた選手の役割が縮小する場合もある。
2026年の発表では、巨人の浅野翔吾や楽天の大栄利哉など、比較的若い選手も契約の見直し対象として名前が挙がった。
年齢が若ければ必ず契約が続くわけではなく、球団が描く育成計画やポジション構成も影響する。
4. 支配下70人の登録枠と球団の編成事情
NPBでは、原則として1球団が支配下選手として保有できる人数は70人までと定められている。
そのため、新外国人選手の獲得、ドラフト指名選手の契約、FA移籍への対応などを考えると、既存選手との契約を見直す必要が出てくる。
この点は、戦力外通告を単純な個人評価だけで判断できない理由の一つだ。
特に複数ポジションに選手が集中している球団では、チーム全体のバランスを考えた整理が行われる。
戦力外通告後に選手が選べる主な進路
戦力外通告を受けた選手の進路は、大きく分けて次のようになる。
- NPB他球団との契約交渉
- 元の球団との育成再契約
- 12球団合同トライアウトへの参加
- 独立リーグへの移籍
- 海外リーグへの挑戦
- 現役引退と指導者・球団スタッフへの転身
- 野球以外の職業への転身
2026年も、選手によって進路は分かれている。
例えば、オリックスの香月一也は現役引退後に育成コーチ補佐への転身が報じられた。一方、西武の奥村光一は現役引退後、競輪選手を目指す意向が伝えられている。
戦力外通告後の人生は、必ずしも野球から完全に離れることを意味しない。選手として培った経験を、指導や別競技に生かす道もある。
【11月17日開催】12球団合同トライアウト2026の見通しと参加資格
2026年11月17日・火曜日
2026年の12球団合同トライアウトは、日本プロ野球選手会が主催する「エイブル トライアウト2026〜挑め、その先へ〜」として開催される。
選手会の公式発表で確認できる開催概要は以下のとおり。
エイブル トライアウト2026
開催日
11月17日(火)
会場
バンテリンドーム ナゴヤ
主催
日本プロ野球選手会
シートバッティング
16時開始予定
予備日
なし
合同トライアウトの参加資格は?
選手会の公式発表では、主な対象として以下の選手が示されている。
- 所属球団から次年度の契約更新をされなかった選手
- 育成再契約を打診された選手
- NPBへの復帰を目指す選手
つまり、支配下選手として戦力外通告を受けた選手だけでなく、育成契約への移行を打診された選手にもアピールの機会が用意されている。
ただし、参加希望者全員が同じ条件で契約を得られるわけではない。実際の参加手続きや選手別の詳細については、選手会の案内に従う必要がある。
トライアウトで評価されるポイント
トライアウトでは、実戦形式のプレーを通じて選手の能力をアピールする。
投手なら球速、球質、制球力、変化球の精度などが注目される。野手なら打撃技術、スイングの強さ、走塁、守備力などが評価材料となる。
しかし、短時間のプレーだけで選手のすべてが分かるわけではない。
各球団が求めるポジションやチーム事情によって、同じ選手でも評価が異なる可能性がある。
そのため、トライアウトは再契約を保証する場ではなく、選手が自分の能力を改めて示すための機会と考えるべきだ。
トライアウト以外にも移籍の道はある
合同トライアウトを受けなければ、現役続行の道が閉ざされるわけではない。
球団によっては、トライアウト以外の方法で選手の情報を集め、個別に交渉する場合もある。
また、独立リーグや海外リーグでプレーを続け、再びNPBを目指す選手もいる。
選手会は2025年からNPBに代わって合同トライアウトを主催しており、2026年も開催を継続する。現役続行の支援に加え、野球界を離れた後のキャリア選択を支える取り組みとしても位置づけている。
【プロ野球戦力外2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のプロ野球戦力外通告は全部で何人ですか?
報道集計では、10月30日までに12球団合計165人に戦力外通告や自由契約などの去就に関する発表が行われました。ただし、この人数には自由契約や育成契約への移行打診なども含まれ、純粋な戦力外通告だけの人数とは異なります。
Q2:戦力外通告を受けた選手は必ず引退するのですか?
いいえ。他球団への移籍、育成再契約、独立リーグへの移籍、海外挑戦などの選択肢があります。現役続行を希望する選手も多く、通告と引退は別のものです。
Q3:戦力外通告を受けた選手は合同トライアウトに必ず参加できますか?
選手会の2026年開催案内では、契約更新されなかった選手や育成再契約を打診された選手、NPB復帰を目指す選手などを対象としています。具体的な参加手続きや条件は主催者の案内で確認する必要があります。
Q4:育成契約になった選手は一軍の試合に出られますか?
育成選手のままでは一軍公式戦に出場できません。球団から支配下選手登録への昇格が認められ、所定の登録手続きを完了する必要があります。
Q5:2026年の合同トライアウトはいつ、どこで開催されますか?
2026年11月17日(火)、バンテリンドーム ナゴヤで開催予定です。日本プロ野球選手会が主催し、16時からシートバッティング開始予定となっています。
まとめ:2026年の戦力外通告は選手の新たな挑戦の始まり
2026年のプロ野球では、10月30日の第2次戦力外通告期間終了までに、12球団で165人に関する戦力外・自由契約などの発表が報じられた。
今季の動向を整理すると、押さえておきたいポイントは次の5つだ。
1. 第1次通告は9月28日から10月9日まで、第2次通告は10月30日までだった。
2. 戦力外通告と自由契約は、契約上の意味が異なる。
3. 支配下契約から育成契約への移行には、自由契約の手続きが必要となる。
4. 戦力外通告後も、他球団移籍や独立リーグ、海外挑戦などの道が残されている。
5. 11月17日には日本プロ野球選手会主催の合同トライアウトが開催される。
【プロの結論】戦力外通告は選手の価値を決める最終評価ではない
戦力外通告を受けた選手のキャリアを考える際、球団から契約を更新されなかったという事実だけで、その選手の実力や将来性を判断するのは適切ではない。
NPBには70人という支配下登録枠があり、チームのポジション構成、若手の育成方針、故障者の状況、補強計画などが複雑に絡み合う。
ある球団では出場機会が限られていた選手が、別の球団では貴重な戦力として評価される可能性もある。
一方、現役続行だけが正解でもない。指導者への転身や別競技への挑戦など、選手が積み重ねてきた経験を生かす道も存在する。
2026年11月17日の合同トライアウトは、現役続行を望む選手にとって次の可能性を示す舞台となる。
ファンにとっても、戦力外通告の発表だけで選手の物語を終わらせず、その後の移籍先、育成再契約、引退後の活動まで見届けることが、ストーブリーグをより深く理解することにつながる。
今後はトライアウトの参加選手、NPB各球団との契約交渉、独立リーグへの移籍、2027年シーズンの新体制発表が注目される。
主な情報源:日本野球機構(NPB)、日本プロ野球選手会、日刊スポーツ、ベースボールキング、高校野球ドットコム、マイナビニュース。