広島カープ森下暢仁の2026年成績は?防御率3.60の変化と来季への課題を徹底解説
2026年シーズンの広島東洋カープで先発投手を務めた森下暢仁は、23試合に先発登板し、7勝11敗、防御率3.60、137回2/3、112奪三振という成績でシーズンを終えました。NPB(日本野球機構)の公式年度別成績でも、この数字が確認できます。
注目したいのは、2025年からの変化です。2025年は防御率2.48、6勝14敗だった森下ですが、2026年は奪三振数が増えた一方、与四球や被本塁打も増加しました。広島の背番号18を背負う右腕に何が起きたのか。明治大学時代からの経歴、プロ通算成績、前年との比較を通じて、現在の実力と来季への課題を整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】 - 2026年成績: 23先発、7勝11敗、防御率3.60、137回2/3、112奪三振。 - 2025年との比較: 奪三振は92個から112個に増加した一方、被本塁打は6本から15本に増えた。 - 通算成績: 2026年終了時点で157登板、60勝59敗、防御率2.84、785奪三振。 - 選手プロフィール: 2019年ドラフト1位で広島に入団。明治大学出身で背番号18を着用。 - 来季の課題: 奪三振力を維持しながら、制球力と被本塁打の改善を目指すこと。
【2026年最新】広島カープ森下暢仁の成績は?7勝11敗、防御率3.60の実力
2026年の森下暢仁は、広島東洋カープの先発ローテーションを担い、23試合すべてに先発しました。
NPB公式記録に掲載されたシーズン終了時の成績は次のとおりです。
3.60

2026年シーズン防御率
勝敗7勝11敗

先発登板23試合
投球回137回2/3
奪三振112個
WHIP1.25
勝率.389
出典:NPB公式年度別成績。WHIPは公式記録の被安打・与四球・投球回から算出。
23試合すべてに先発登板したシーズン
まず評価したいのは、23試合すべてで先発投手として登板したことです。
投球回は137回2/3。23試合で割ると、1試合あたり約6イニングを投げた計算になります。先発として一定のイニングを消化し、シーズンを通じてローテーションを担ったことが数字から分かります。
一方、7勝11敗という勝敗は負け越しです。防御率も3.60となり、2025年の2.48から悪化しました。
先発としての登板機会を確保したことと、失点を抑えて勝利につなげる投球ができたかどうかは、分けて評価する必要があります。
奪三振112個は見逃せないプラス材料
2026年の奪三振は112個。前年の92個から20個増えています。
投球回が前年より少ないにもかかわらず、奪三振数を伸ばした点は注目に値します。
奪三振率も2025年の5.44から2026年は7.32に上昇しました。打者を三振に取る能力については、数字上の改善が見られます。
ただし、奪三振が増えたからといって、投手としての総合的な成績まで向上したとは限りません。防御率やWHIPなど、ほかの指標も合わせて見ることが重要です。
【2025年と2026年を比較】森下暢仁の投球内容はどう変わった?
2026年の森下を評価するうえで、前年との比較は欠かせません。
特に重要なのは、奪三振が増加した一方で、被本塁打と与四球も増えていることです。
NPB公式年度別成績を基準に、2025年と2026年の数字を比較します。
2025年・2026年の主要投手成績
出典:NPB.jp個人年度別成績。WHIPは(被安打+与四球)÷投球回で算出した値。
変化① 奪三振は20個増加
2025年の92奪三振に対し、2026年は112奪三振でした。
投球回は152回1/3から137回2/3に減少していますが、奪三振数は増加しています。
奪三振率が5.44から7.32に上がったことも考えると、打者を直接打ち取る能力には改善が見られます。
これは来季に向けた明るい材料です。
変化② 被本塁打が6本から15本に増加
一方、気になるのが被本塁打です。
2025年は6本だった被本塁打が、2026年には15本になりました。
投球回が減少しているにもかかわらず、被本塁打数が2倍以上になっています。
被本塁打の増加は失点に直結しやすく、防御率が悪化した要因を考えるうえで重要なポイントです。
三振を奪う力が上がった一方で、長打を許す場面が増えたという、投球内容の二面性が見えてきます。
変化③ 与四球も増え、WHIPは1.25に
与四球は37個から51個へ増加しました。
さらに、被安打と与四球を合わせた走者の出塁状況を示すWHIPは、1.16から1.25に上昇しています。
WHIPは次の計算式で求められます。
\[
WHIP=\frac{被安打+与四球}{投球回}
\]
2026年の場合、被安打121本と与四球51個を137回2/3で割ると約1.25です。
つまり、奪三振力は向上したものの、打者を出塁させるリスクも高まったシーズンでした。
【経歴・プロフィール】森下暢仁は明治大学出身の2019年ドラフト1位
森下暢仁の基本プロフィール
- 生年月日:1997年8月25日
- 出身地:大分県
- 身長:181cm
- 体重:81kg
- 投打:右投右打
- 出身校:大分商業高校・明治大学
- 所属:広島東洋カープ
- 背番号:18
明治大学時代から注目された投手
森下暢仁は大分県出身で、大分商業高校を経て明治大学に進学しました。
大学野球で経験を積み、2019年のプロ野球ドラフト会議では広島東洋カープから1位指名を受けます。
明治大学からプロ入りした実績は、森下のキャリアを語るうえで重要な経歴です。
2019年ドラフト1位で広島へ
2019年のドラフト1位指名を受け、2020年から広島東洋カープに所属しています。
プロ初登板は2020年6月21日のDeNA戦。横浜スタジアムで一軍デビューを果たしました。
ルーキーイヤーの2020年は18試合に登板し、10勝3敗、防御率1.91という優れた成績を記録しています。
新人時代から先発投手として結果を残し、広島の投手陣を支える存在へと成長してきました。
広島カープの背番号18が持つ意味
森下が着用している背番号は18番です。
野球界では18番はエースナンバーとして認識されることが多く、先発投手の象徴的な番号として扱われてきました。
森下も広島の背番号18を背負う投手として、チームの先発陣における重要な役割を担っています。
背番号だけで実力を判断することはできませんが、2020年の新人時代から積み重ねてきた実績を考えると、チームから期待される役割の大きさがうかがえます。
【通算成績を検証】森下暢仁は広島のエースとしてどこまで成長した?
2026年だけを見ると、防御率3.60、7勝11敗という結果に物足りなさを感じるファンもいるでしょう。
しかし、プロ入りからの通算成績を確認すると、森下が安定した先発実績を積み上げてきたことが分かります。
2020年から2026年までの年度別成績
- 2020年: 10勝3敗、防御率1.91、124奪三振
- 2021年: 8勝7敗、防御率2.98、132奪三振
- 2022年: 10勝8敗、防御率3.17、133奪三振
- 2023年: 9勝6敗、防御率3.01、94奪三振
- 2024年: 10勝10敗、防御率2.55、98奪三振
- 2025年: 6勝14敗、防御率2.48、92奪三振
- 2026年: 7勝11敗、防御率3.60、112奪三振
特に2022年は27試合に登板して178回2/3を投げ、10勝を挙げました。
2024年も防御率2.55、10勝10敗と安定した数字を残しています。
2025年は14敗を喫したものの、防御率は2.48でした。勝敗だけを見ると厳しい結果ですが、失点を抑える能力は高い水準にありました。
2026年は奪三振数こそ増加しましたが、防御率は3.60まで上昇しています。近年のシーズンと比べても、失点を抑える部分に課題が残りました。
2026年終了時点の通算成績
NPB公式記録による2026年シーズン終了時点の通算成績は次のとおりです。
60勝59敗
プロ通算勝敗
157試合
通算登板
2.84
通算防御率
1,038回
通算投球回
785個
通算奪三振
16
通算完投
7
通算完封
出典:日本野球機構・森下暢仁個人年度別成績。2026年シーズン終了時点。
通算防御率2.84という数字は、長期的に見れば森下が安定した投球を続けてきたことを示しています。
通算60勝59敗という勝敗も、プロ入り後に先発投手として多くの試合を任されてきた実績を表しています。
2026年の成績だけで、これまでのキャリア全体を評価するのは適切ではありません。
【2026年シーズン評価】森下暢仁の強みと来季に改善したい3つの課題
2026年の森下を総合的に評価すると、奪三振能力の改善は評価できる一方、失点を抑える投球には修正の余地があります。
特に注目したいのは、制球力、被本塁打、投球回の3点です。
1. 与四球を減らして投球の安定感を取り戻す
2026年の与四球は51個でした。
前年の37個と比較すると14個増加しています。
四球が増えると、投手は打者との勝負以外にも走者への対応を迫られます。塁上に走者を置いた状態で長打を浴びれば、一度の失投が複数失点につながる可能性もあります。
112奪三振という数字を維持しながら、無駄な四球を減らせるかが重要です。
2. 被本塁打15本を改善する
2026年の被本塁打は15本。2025年の6本から大幅に増えています。
被本塁打の増加は、防御率の悪化を考えるうえで見逃せない材料です。
三振を奪える能力がある森下にとって、打者に長打を許す場面を減らせれば、投球全体の安定感を高められる可能性があります。
ただし、被本塁打の増加だけで球威の低下やフォームの問題を断定することはできません。球種別の被打率、コース、球速、配球などを合わせて検証する必要があります。
3. 150イニング前後を投げられる状態を目指す
2025年は152回1/3、2026年は137回2/3でした。
差は14回2/3です。
2024年も151回2/3を投げていることを考えると、森下には年間150イニング前後を消化してきた実績があります。
来季は単純に登板数を増やすのではなく、1試合あたりの投球効率を高め、先発として長いイニングを任せられる状態を取り戻せるかが焦点になります。
【プロの結論】森下の評価は勝敗だけで決められない
2026年の森下には、7勝11敗、防御率3.60という課題の残る数字があります。
しかし、奪三振は前年より20個増え、23試合すべてに先発しました。
つまり、投手としての能力が一方向に低下したというよりも、三振を取る力と失点を防ぐ力に異なる変化が現れたシーズンと捉えるのが妥当です。
来季の評価で注目したい指標は、次の4つです。
- 防御率が3点台前半、あるいは2点台に戻るか。
- WHIPが1.20前後まで改善するか。
- 被本塁打と与四球を減らせるか。
- 150イニング前後の投球回を確保できるか。
勝敗だけでは見えない投球内容の改善を確認することが、森下の本当の復調を判断するポイントになります。
【広島カープ森下】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:森下暢仁の2026年の成績は?
A1:2026年シーズンは23試合に先発し、7勝11敗、防御率3.60、137回2/3、112奪三振でした。WHIPは被安打121、与四球51から算出すると1.25です。
Q2:森下暢仁の2025年と2026年ではどちらが良い成績?
A2:防御率とWHIPでは2025年が上回っています。2025年は防御率2.48、WHIP1.16でした。一方、奪三振数は2026年の112個が前年の92個を上回っています。失点を抑える能力と奪三振能力で評価が分かれます。
Q3:森下暢仁の背番号は何番?
A3:広島東洋カープでの背番号は18番です。エースナンバーとして知られる番号を着用しています。
Q4:森下暢仁は明治大学出身?
A4:はい。大分商業高校から明治大学に進学し、2019年のドラフト会議で広島東洋カープから1位指名を受けました。
Q5:森下暢仁のプロ通算成績は?
A5:2026年シーズン終了時点で157登板、60勝59敗、防御率2.84、1,038投球回、785奪三振です。
まとめ:森下暢仁の2026年は課題と復調の兆しが見えたシーズン
2026年の森下暢仁は、23先発、7勝11敗、防御率3.60、137回2/3、112奪三振という成績を残しました。
前年と比較すると、防御率やWHIPは悪化しましたが、奪三振数と奪三振率は改善しています。特に112奪三振という数字は、来季に向けて期待を持てる材料です。
一方で、被本塁打15本、与四球51個という数字は改善したいポイントです。失点を防ぐ投球を取り戻せるかが、次のシーズンの評価を左右します。
2019年ドラフト1位で広島に入団し、2020年には新人ながら10勝を記録した森下。通算防御率2.84という実績もあり、先発投手として積み重ねてきた経験は大きな財産です。
広島の背番号18に求められるのは、単に勝ち星を増やすことだけではありません。奪三振力を維持しながら、四球と被本塁打を抑え、長いイニングを安定して投げることです。
2026年に見えた課題をどう修正するのか。森下暢仁の次のシーズンは、広島東洋カープの先発陣を考えるうえでも重要な注目ポイントになります。