【2026年最新】選手間投票の結果は?大谷翔平が逃した賞とBBWAAのMVPは別物

目次

2026年10月28日、MLB選手会は2026年のPlayers Choice Awards受賞者を発表した。最大の注目を集めたのは、シカゴ・カブスのピート・クロウ=アームストロングだ。

クロウ=アームストロングは、MLB全体の年間最優秀選手(Player of the Year)とナショナルリーグの最優秀選手(NL Outstanding Player)の2部門を受賞。アメリカンリーグでは、ヒューストン・アストロズのヨーダン・アルバレスがOutstanding Playerに選ばれた。

大谷翔平も全米年間最優秀選手の最終候補3人に残っていたが、受賞には届かなかった。

選手間投票でクロウ=アームストロングが評価された理由

大リーグ mvp

MLBPAの公式発表によると、クロウ=アームストロングは2026年に40本塁打・40盗塁を達成。さらに45本塁打はフィリーズのカイル・シュワーバーと並ぶメジャー最多だった。

特筆すべきなのは、打撃だけでなく守備面でも高い評価を得たことだ。ファングラフスの攻撃・守備両面の評価で、ともにリーグを代表する水準の成績を残した。

単純な本塁打競争ではなく、走攻守を総合した貢献が選手たちに評価された形だ。

2026年MLBPA Players Choice Awardsの主な結果

大リーグ mvp
賞の名称 受賞者 所属
全米年間最優秀選手 ピート・クロウ=アームストロング カブス
ア・リーグ最優秀選手 ヨーダン・アルバレス アストロズ
ナ・リーグ最優秀選手 ピート・クロウ=アームストロング カブス
ア・リーグ最優秀投手 カム・シュリットラー ヤンキース
ナ・リーグ最優秀投手 ジェイコブ・ミシオロウスキー ブルワーズ
ア・リーグ最優秀新人 ケビン・マクゴニグル タイガース
ナ・リーグ最優秀新人 サル・スチュワート レッズ

選手間投票は1992年に始まった制度で、現役メジャーリーガーが投票する。2026年の投票は9月に各球団のクラブハウスで行われ、会計事務所KPMGの協力のもとで集計された。

つまり、同じグラウンドで戦う選手たちが認めた実績という意味で、非常に価値のある賞だ。

ここが重要:選手間投票と正式なMVPは違う

大リーグ mvp

混同しやすいのが、MLBPAのPlayer of the YearとBBWAAのMVPだ。

比較項目 Players Choice Awards BBWAA MVP
主催 MLB選手会 全米野球記者協会
投票者 現役メジャーリーガー 野球担当記者
選考単位 全米年間最優秀選手など ア・リーグとナ・リーグで各1人
2026年の注目選手 クロウ=アームストロング アルバレス、クロウ=アームストロング
大谷翔平 全米年間最優秀選手の最終候補 ナ・リーグの有力候補の一人
正式発表 10月28日発表済み 11月12日予定

この違いを理解しておけば、「大谷翔平がMVPを逃した」というニュースの意味を正しく読み取れる。

大谷が逃したのは、今回の選手間投票における全米年間最優秀選手のタイトルだ。BBWAAの正式なナ・リーグMVPについては、11月12日の発表を待つ必要がある。

【アメリカンリーグMVP】ヨーダン・アルバレスが有力な理由と対抗候補


2026年ア・リーグ最有力候補
ヒューストン・アストロズ/指名打者
2026年は打率、本塁打、OPSのすべてで強烈な存在感を示した。

2026年のアメリカンリーグMVP争いで中心に立ったのが、ヨーダン・アルバレスだ。

MLB公式選手成績による2026年レギュラーシーズンの数字は以下の通り。




.316


打率




42本


本塁打




106


打点




1.033


OPS



アルバレスの復活が2026年の大きなテーマ

アルバレスの評価を語るうえで欠かせないのが、2025年からの復活という背景だ。

MLBPAの発表によれば、アルバレスは2025年に負傷の影響で出場が48試合にとどまった。しかし、2026年は打撃力を取り戻し、ア・リーグのOutstanding Playerに加えてComeback Player of the Yearも獲得した。

つまり、単に本塁打を量産しただけではない。前年の出場機会減少を乗り越え、再びリーグ屈指の打者に返り咲いたことが評価につながっている。

対抗候補はジュニオール・カミネロとボビー・ウィットJr.

9月22日にMLB.comが公表した専門家38人による最終MVP予想では、アルバレスが181ポイントで1位。1位票は29票だった。

主な上位候補は次の通り。

- ジュニオール・カミネロ:149ポイント。2年連続40本塁打級の長打力に加え、選球眼の改善も評価された。
- ボビー・ウィットJr.:62ポイント。18本塁打、43盗塁を記録し、守備や走塁でも高い貢献を示した。
- カム・シュリットラー:60ポイント。防御率1.94、WHIP0.91など、投手として突出した成績を残した。
- ベン・ライス:40ポイント。本塁打と打点の両面でヤンキース打線を支えた。

このランキングはBBWAAの正式投票結果ではなく、MLB.comの専門家による予想だ。それでもアルバレスが大きくリードしていたことは、2026年のア・リーグMVP争いを理解する重要な材料になる。

【ナショナルリーグMVP】クロウ=アームストロングと大谷翔平の明暗


2026年ナ・リーグ最有力候補
シカゴ・カブス/中堅手
40本塁打・40盗塁を達成し、守備面でも高い評価を獲得した。

ナショナルリーグでは、クロウ=アームストロングが2026年最大の主役となった。

MLB公式選手成績によるレギュラーシーズンの数字は次の通りだ。

指標 2026年成績
試合数 162
打率 .280
本塁打 45
打点 107
盗塁 41
出塁率 .372
OPS .942
得点 119

クロウ=アームストロングが評価される3つの理由

1. 40本塁打・40盗塁という希少な実績

パワーとスピードを同時に高い水準で発揮した。45本塁打はメジャー最多タイで、41盗塁も記録している。

2. 攻撃面でリーグを代表する数字

OPSは.942。長打力だけでなく、出塁能力も含めた打撃貢献が高かった。

3. 中堅守備でもチームに貢献

MVPは打撃タイトルの延長線上にある賞ではない。外野の広い範囲を守り、失点を防ぐ能力も選考で評価される。

MLBPAの発表では、クロウ=アームストロングはメジャー全体で本塁打、得点、WARの各部門をリードしたとされる。攻守両面での貢献が、選手間投票での圧倒的な支持につながった。

大谷翔平はなぜクロウ=アームストロングに敗れたのか


ロサンゼルス・ドジャース/投手・指名打者
2026年も打撃と投球の両方で存在感を示したが、投手としての稼働は限定的だった。

大谷翔平の2026年レギュラーシーズンの主な成績は以下の通り。

指標 2026年成績
打率 .275
本塁打 30
打点 81
盗塁 11
OPS .889
投手成績 8勝2敗
防御率 1.79
投球回 85回2/3
奪三振 95

大谷は2026年も投打二刀流としてプレーした。投手として防御率1.79という優秀な数字を残しながら、打者として30本塁打を記録している。

しかし、MLB.comの9月22日のMVP予想記事によると、左膝と右上腕部の不調によって9月の出場機会が限られ、投手としてはシーズン終盤に登板しないことが決まっていた。

そのため、打撃と投球の両面で年間を通じて最大限の貢献を示すという点では、評価が難しいシーズンになった。

一方のクロウ=アームストロングは162試合に出場し、攻撃・守備・走塁を通して貢献を積み上げた。

ここに2026年のナ・リーグMVP争いの大きな違いがある。

大谷が持つ二刀流という特別な価値は変わらない。しかし、MVPは知名度や過去の実績ではなく、その年のチームへの貢献を評価する賞だ。

ナ・リーグのもう一人の注目選手はカイル・シュワーバー


フィラデルフィア・フィリーズ
45本塁打を記録し、クロウ=アームストロングとメジャー最多本塁打で並んだ。

シュワーバーは長打力で強烈なインパクトを残した。

ただし、9月22日のMLB.com予想では5位。打撃の破壊力は申し分ない一方で、走塁や守備を含む総合的な価値という観点では、クロウ=アームストロングに分があった。

本塁打数が同じでもMVPの評価が同じになるわけではない。2026年は、その違いがはっきり表れたシーズンだった。

【MVP発表日はいつ?】2026年BBWAAの候補発表と受賞スケジュール

2026年のBBWAA主要賞は、11月上旬から順次発表される。

特に注目すべきなのが、最終候補者の発表日とMVP受賞者の発表日だ。


2026年MVP関連スケジュール




11月2日
最終候補発表予定
MLB NetworkでBBWAA各賞のファイナリストを発表。MVPは両リーグ各3人が対象となる。
米東部時間午後6時


11月9日
新人王(Jackie Robinson Rookie of the Year)発表


11月10日
最優秀監督賞発表


11月11日
サイ・ヤング賞など発表


11月12日
BBWAA MVP発表予定
アメリカンリーグとナショナルリーグの年間最優秀選手が決定する。


出典:MLB公式2026年アワードスケジュール、BBWAA関連日程。日時は変更される可能性がある。

11月2日の最終候補発表で何が分かる?

BBWAAのMVPファイナリストは、投票で上位3位に入った選手だ。

そのため、候補者として名前が発表されれば、実際の投票でトップ3に入ったことを意味する。

ただし、ファイナリストに選ばれなかった選手も投票対象だった可能性がある。候補3人だけで投票が行われているわけではない。

2026年の最終候補発表は、11月2日午後6時(米東部時間)にMLB Networkで予定されている。

日本時間ではいつ確認できる?

11月は米国の夏時間が終了しているため、米東部時間と日本時間の時差は14時間となる。

- ファイナリスト発表:日本時間11月3日午前8時予定
- MVP受賞者発表:日本時間11月13日(発表時刻の詳細は公式番組スケジュールを確認)

日本の野球ファンにとっては、11月3日と11月13日が大きな注目日になる。

【MVP選考基準】WAR・OPS・本塁打数だけでは決まらない理由

大リーグMVPを予想するとき、多くのファンが注目するのは本塁打、打率、打点といった打撃成績だ。

しかし、BBWAAの選考基準はそれほど単純ではない。

BBWAA公式の投票FAQでは、MVPについて「選手がチームに対してどれほど価値をもたらしたか」を各投票者が判断すると説明している。

1931年から続く基本的な評価項目には、攻撃力と守備力、出場試合数、選手の姿勢や努力などが含まれている。さらに、優勝チームやポストシーズン進出チームの所属選手である必要もない。

主要な評価指標5つ

指標 意味 MVP予想での見方
WAR 代替選手と比較した総合的な貢献度 攻守走を総合評価
OPS 出塁率と長打率の合計 打者の攻撃力を把握
本塁打 スタンドに入る打球の数 長打力の評価
打点 得点を生み出した数 得点への直接的な貢献
守備指標 守備による失点防止能力 守備位置も含めて評価

WARとは何か?

WARは「Wins Above Replacement」の略称だ。

簡単に説明すると、平均的な代替選手と比較して、その選手がどれだけチームの勝利に貢献したかを表す指標である。

打撃だけではなく、守備、走塁、守備位置による補正なども考慮する。

クロウ=アームストロングが2026年に高く評価された背景には、この総合的な貢献度がある。

ただし、WARにはFanGraphsやBaseball-Referenceなど複数の算出方式がある。数値を比較するときは、同じ算出元のデータを使う必要がある。

OPSとは何か?

OPSは出塁率(OBP)と長打率(SLG)を足した指標だ。

\[
OPS=OBP+SLG
\]

例えば、アルバレスの2026年OPSは1.033。これは出塁能力と長打力を兼ね備えた打者であることを示している。

一方、クロウ=アームストロングもOPS.942を記録しており、盗塁や守備も含めた総合的な価値が際立っている。

本塁打数が多ければMVPなのか?

必ずしもそうではない。

本塁打は分かりやすい実績だが、MVP投票では守備、走塁、出場試合数なども考慮される。

2026年は45本塁打のクロウ=アームストロングとシュワーバーが並んだが、走塁と守備の価値まで含めると評価は異なる。

さらに、投票はレギュラーシーズンの成績だけを対象としている。ポストシーズンでの活躍が、その年のBBWAA MVP投票を直接左右するわけではない。

BBWAAの投票方法も知っておきたい

BBWAAの公式説明によると、各リーグの投票者は30人。各投票者が10人を順位付けして投票する。

ポイントは次の通り。

順位 獲得ポイント
1位 14点
2位 9点
3位 8点
4位 7点
5位 6点
6位 5点
7位 4点
8位 3点
9位 2点
10位 1点

1位票と2位票の間には5ポイントの差がある。

つまり、単に多くの記者から名前を挙げられるだけでなく、1位として評価されることが非常に重要になる。

【大リーグ歴代MVP】日本人メジャーリーガーの受賞歴と大谷翔平の記録

大リーグMVPの歴史は古く、BBWAAによる現在のMVP選出は1931年に始まった。

アメリカンリーグとナショナルリーグから、それぞれ年間最優秀選手が選ばれる。

日本人メジャーリーガーの歴史を振り返ると、特に重要なのがイチローと大谷翔平の2人だ。


2001年/ア・リーグMVP
メジャー移籍1年目に首位打者、盗塁王、新人王、MVPを獲得。日本生まれの野手として初めてメジャーに到達し、歴史的なシーズンを作った。



2021・2023年/ア・リーグMVP、2024・2025年/ナ・リーグMVP
投打二刀流という独自のスタイルで、異なるリーグでもMVPを獲得した。


近年の歴代MVP受賞者

年 アメリカンリーグ ナショナルリーグ
2021 大谷翔平 ブライス・ハーパー
2022 アーロン・ジャッジ ポール・ゴールドシュミット
2023 大谷翔平 ロナルド・アクーニャJr.
2024 アーロン・ジャッジ 大谷翔平
2025 アーロン・ジャッジ 大谷翔平

大谷翔平は2025年までに通算4度のMVPを獲得している。

特に注目すべきは、2024年と2025年にナショナルリーグで連続受賞したことだ。2021年と2023年にはアメリカンリーグでも受賞しており、両リーグでMVPに選ばれた実績を持つ。

また、2025年の受賞は、アーロン・ジャッジとともに2年連続で両リーグのMVPを獲得したシーズンでもあった。

大谷翔平はバリー・ボンズの記録に迫れるのか

歴代最多MVP受賞回数を誇るのは、バリー・ボンズの7回だ。

大谷翔平は2025年までに4回受賞しており、歴代記録に挑戦できる位置にいる。

ただし、2026年の受賞争いはクロウ=アームストロングが優勢だ。大谷が5度目の受賞を果たすかどうかは、今後の投票結果を待つ必要がある。

日本人メジャーリーガーの歴史という視点でも、2026年のMVP発表は見逃せない節目となる。

【大リーグMVP2026】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:2026年の大リーグMVPは誰が有力ですか?

A1:アメリカンリーグではヨーダン・アルバレス、ナショナルリーグではピート・クロウ=アームストロングが有力です。MLB.comの最終専門家予想でも両選手が各リーグの1位でした。

Q2:大谷翔平は2026年のMVPを受賞しましたか?

A2:MLBPAの選手間投票では全米年間最優秀選手の最終候補に残りましたが、受賞者はクロウ=アームストロングでした。BBWAAの正式なナ・リーグMVPは11月12日に発表予定です。

Q3:2026年のMVP発表日はいつですか?

A3:BBWAAの正式なMVP発表日は2026年11月12日です。最終候補者は11月2日に発表される予定です。日本時間ではファイナリスト発表が11月3日午前8時ごろに相当します。

Q4:MVPは本塁打数だけで決まりますか?

A4:いいえ。WAR、OPS、守備、走塁、出場試合数なども評価対象です。BBWAAは攻撃と守備の両面からチームへの貢献を判断する仕組みを採用しています。

Q5:日本人で大リーグMVPを受賞した選手は誰ですか?

A5:イチローが2001年にアメリカンリーグMVPを受賞し、大谷翔平は2021年、2023年、2024年、2025年の4度受賞しています。

まとめ:2026年MVP争いは正式発表まで目が離せない

2026年の大リーグMVP争いは、両リーグで異なるタイプのスター選手が主役になっている。

アメリカンリーグでは、打率.316、42本塁打、OPS1.033を記録したヨーダン・アルバレスが有力。負傷による長期離脱から復活した点も評価を高めている。

ナショナルリーグでは、45本塁打・41盗塁を記録したピート・クロウ=アームストロングが一歩リード。走攻守すべてにおける貢献が、選手間投票の年間最優秀選手受賞にもつながった。

大谷翔平は2026年の選手間投票で惜しくも敗れたものの、投手として防御率1.79、打者として30本塁打を記録している。二刀流の価値は依然として高く、BBWAAの投票でも注目すべき存在だ。

【プロの結論】2026年MVPを見極める3つのポイント

1. 選手間投票とBBWAAの正式MVPを区別する。 異なる投票者と選考制度を持つため、結果が一致するとは限らない。
2. WARとOPSだけでなく守備・走塁も確認する。 クロウ=アームストロングの評価は、総合的な貢献を見る重要性を示している。
3. 11月2日と11月12日の発表に注目する。 最終候補発表と正式受賞発表を追うことで、2026年のMVP争いの全貌が明らかになる。

大谷翔平が5度目のMVPを獲得するのか、それともクロウ=アームストロングが選手間投票に続いてBBWAAの正式MVPも手にするのか。2026年の大リーグMVPは、11月12日の発表が最大の見どころとなる。