【ソロ活動の転機】ano名義での音楽活動とメジャーデビュー
ゆるめるモ!を脱退したあのは、個人での芸能活動を続けながら、音楽アーティストとして新しいキャリアを築いていく。
大きな節目となったのが、2020年9月のano名義での音楽活動開始だ。
2020年9月:anoとしてソロ音楽活動をスタート

2020年9月、あのは「ano」名義で音楽活動を開始した。
アイドルグループに所属していた時代とは異なり、自分の名義で楽曲を発表するソロアーティストとしての活動である。
その後、配信楽曲などを発表し、2022年4月にはTOY'S FACTORYから「AIDA」をリリース。これがメジャーデビュー作品となった。
ここで押さえておきたいのは、ゆるめるモ!の脱退とソロアーティストとしてのデビューは同時ではないという点だ。
- 2019年9月:ゆるめるモ!脱退
- 2020年9月:ano名義で音楽活動開始
- 2022年4月:「AIDA」でメジャーデビュー
グループ脱退後、約1年の期間を経てソロ音楽活動を始め、さらに約1年半後にメジャーデビューした流れになる。
2022年:「ちゅ、多様性。」が『チェンソーマン』のEDテーマに

anoの知名度を大きく押し上げた代表的な楽曲が、「ちゅ、多様性。」だ。
2022年10月、テレビアニメ『チェンソーマン』のエンディングテーマに起用された。
同作品は話数ごとに異なるエンディングテーマを採用する構成で、anoの「ちゅ、多様性。」は第7話のエンディングを担当した。
楽曲の制作クレジットは次のとおり。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アーティスト | ano |
| 楽曲名 | ちゅ、多様性。 |
| タイアップ作品 | TVアニメ『チェンソーマン』 |
| 起用 | 第7話エンディングテーマ |
| 作詞 | あの、真部脩一 |
| 作曲 | 真部脩一 |
| 編曲 | TAKU INOUE |
| レーベル | TOY'S FACTORY |
この楽曲が話題になった背景には、アニメの印象的なシーンと楽曲の歌詞・振り付けが結び付いたこともある。
特にサビのフレーズは、作品の第7話に登場する衝撃的な展開を連想させるものとして注目された。
一方で、楽曲そのものにも独特のポップなサウンドと、あのらしい言葉選びがある。
単なるアニメタイアップ曲にとどまらず、アーティストとしての個性を広く届けるきっかけになった。
2023年12月:NHK紅白歌合戦に初出場

2023年12月31日、anoは第74回NHK紅白歌合戦に初出場した。
披露した楽曲は「ちゅ、多様性。」。
日刊スポーツなどの当時の報道でも、同曲を歌唱したことが伝えられている。
この紅白出場は、アイドル時代から活動してきた「あの」が、ソロアーティスト「ano」として大舞台に立った象徴的な出来事だった。
また、ano名義での音楽活動と、バラエティー番組などで「あのちゃん」として出演するタレント活動の両方が広く認知されていた時期でもある。
【2026年最新】あのちゃんの現在は?日本武道館公演から全国ツアーまで
2026年10月現在、あのちゃんは音楽活動を中心に、俳優、声優、タレント、モデルなど複数の分野で活動している。
アイドル時代のグループ活動とは異なり、現在はソロアーティストとして全国規模のライブや作品発表を行う立場だ。
2025年9月3日:初の日本武道館公演を開催
大きな節目となったのが、2025年9月3日に開催された自身初の日本武道館公演だ。
公演タイトルは「呪いをかけて、まぼろしをといて。」。
TOY'S FACTORYの公式発表では、チケットがソールドアウトとなり、約1万2,000人を動員した公演として紹介されている。
さらに、2026年2月18日にはライブ映像作品が発売された。
映像作品にはライブ本編だけでなく、武道館公演までの道のりを追ったドキュメンタリーやインタビュー映像も収録されている。
2019年にアイドルグループを脱退した人物が、約6年後にソロ名義で日本武道館のステージに立ったという点は、キャリアの変化を考えるうえでも印象深い。
2026年:全国10都市のホールツアーを開催
2026年には「ano HALL TOUR 2026 DUAL DINER」を開催した。
所属レーベルと公式ツアー特設サイトの情報によると、全国10都市を巡るホールツアーとして企画され、各公演のスケジュールが公開された。
主な開催日程は次のとおり。
| 開催日 | 地域 | 会場 |
|---|---|---|
| 3月7日 | 神奈川 | 厚木市文化会館 |
| 3月14日 | 愛知 | Niterra日本特殊陶業市民会館 |
| 3月28日 | 宮城 | 東京エレクトロンホール宮城 |
| 4月4日 | 香川 | サンポートホール高松 |
| 4月19日 | 福岡 | 福岡市民ホール |
| 5月9日 | 広島 | JMSアステールプラザ |
| 5月16日 | 新潟 | 新潟テルサ |
| 5月22日 | 北海道 | 札幌市教育文化会館 |
| 5月31日 | 大阪 | グランキューブ大阪 |
| 9月4日 | 東京・追加公演 | 東京ガーデンシアター |
公式特設サイトでは各公演にSOLD OUTの表示が確認できる。
特に9月4日の東京ガーデンシアター公演は追加公演として実施された。
2026年は海外での単独公演にも進出
2026年10月17日・18日には、韓国・ソウルのBLUE SQUARE ウリWONバンキングホールで、anoの単独公演「ano LIVE in SEOUL, KOREA 2026」が予定された。
これは国内のホールツアーに続く海外での活動展開だ。
さらに、2026年12月30日には幕張メッセで開催される「COUNTDOWN JAPAN 2627」への出演も発表されている。
日本国内の大型音楽イベントと海外単独公演の両方に活動の場を広げていることがわかる。
2026年の新曲と俳優活動にも注目
2026年の音楽活動では、新曲「キライのちスキ!」も注目したい。
同曲はテレビアニメ『ケロロ軍曹☆』のオープニングテーマに起用された。
公式発表によると、作詞はあの、作曲はあのとTAKU INOUE、編曲はTAKU INOUEが担当。2026年10月7日に配信リリースされ、CDは11月18日に発売予定となっている。
また、映画『新劇場版☆ケロロ軍曹 復活して速攻地球滅亡の危機であります!』の主題歌「貸しっぱなしデスティニー」も担当している。
俳優・声優としての活動も続いている。
| 分野 | 主な活動 |
|---|---|
| ドラマ | 2026年4月期『惡の華』で地上波初主演 |
| 映画 | 2024年『【推しの子】』などに出演 |
| 声優 | 『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』で主演声優を担当 |
| 音楽 | 「キライのちスキ!」などを発表 |
| ライブ | 全国ホールツアー、韓国単独公演など |
このように、2026年のあのちゃんは、かつてのアイドルという肩書だけでは説明できない幅広い活動を展開している。
【プロの結論】あのちゃんは元アイドルなのか?現在の魅力につながるキャリアの本質
あのちゃんについては、「元アイドル」という経歴と、現在の「ano」というアーティスト活動を切り離して考える必要はない。
むしろ、過去の経験と現在の活動をつなげて見ることで、彼女のキャリアの特徴が理解しやすくなる。
誤解1:ゆるめるモ!を脱退した理由はソロデビューだった?
これは正確ではない。
2019年の脱退発表では、本人は今後の創作・発信への意向を伝えたものの、ソロ音楽活動を始める具体的な計画や脱退理由までは説明していなかった。
ano名義で音楽活動を始めたのは2020年9月である。
したがって、脱退とソロ音楽活動開始は別々の出来事として理解するのが正しい。
誤解2:卒業ライブをしなかったのはグループと不仲だったから?
卒業ライブが行われなかったことは当時の報道で確認できる。
ただし、それだけでメンバーとの個人的な不仲や確執があったと断定することはできない。
2019年の発表では、本人と関係者が話し合いを重ねた結果として卒業ライブを実施しないことになったと説明されている。
2022年の本人の振り返りでは、グループの活動方針との違いや精神的な負担が語られた。これらは本人が説明した脱退の背景として理解すべき内容だ。
あのちゃんのキャリアを理解する3つの視点
第一に、アイドル時代は現在の活動の土台になっている。
ライブやグループ活動で経験を積んだことは、その後の音楽活動を理解するうえで重要な背景だ。
第二に、ソロ活動では表現の幅が広がった。
「AIDA」から「ちゅ、多様性。」、そして2026年の「キライのちスキ!」まで、楽曲制作における本人の関与も見逃せない。
特に「ちゅ、多様性。」や「キライのちスキ!」では、あの自身が作詞を担当している。
第三に、音楽以外の分野でもキャリアを構築している。
テレビ出演、俳優、声優、モデルと活動領域は広い。2025年の武道館公演や2026年の全国ホールツアーは、アーティストとしての実績を示す出来事だ。
あのちゃんの魅力を知るには、テレビで見せるキャラクターだけでなく、作品を作る側としての活動にも目を向けたい。
【あのちゃんのアイドル時代】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:あのちゃんはどこのアイドルグループに所属していましたか?
A1:女性アイドルグループ「ゆるめるモ!」です。2013年に3期生として加入し、2019年9月30日付で脱退しました。
Q2:あのちゃんがゆるめるモ!を脱退した理由は何ですか?
A2:2019年の公式発表では具体的な理由は明らかにされていません。2022年11月、本人は活動方針の違いや精神的な負担、グループを大きくするための提案が受け入れられなかったことなどを振り返っています。
Q3:あのちゃんはいつからソロアーティストとして活動していますか?
A3:2020年9月からano名義で音楽活動を開始しました。2022年4月には「AIDA」でTOY'S FACTORYからメジャーデビューしています。
まとめ:あのちゃんのアイドル時代から2026年の現在まで
あのちゃんは、2013年にゆるめるモ!の3期生として加入し、約6年間のアイドル活動を経て2019年に脱退した。
脱退当時は具体的な理由を明かしていなかったが、2022年には本人が当時の活動方針の違いや精神的な苦悩について説明している。
その後、2020年にano名義でソロ音楽活動を開始。2022年のメジャーデビュー、「ちゅ、多様性。」のヒット、2023年のNHK紅白歌合戦初出場を経て、2025年には日本武道館公演を成功させた。
そして2026年10月現在も、全国ホールツアーや海外公演、新曲リリース、俳優・声優活動など、活躍の場を広げている。
あのちゃんは、ゆるめるモ!出身の元アイドルであると同時に、現在は独自の音楽表現を持つソロアーティストでもある。
アイドル時代を知ることで、現在のanoがどのような経験を経て自分の表現を確立してきたのか、その歩みをより深く理解できるはずだ。