矢作調教師・矢作芳人の経歴とG1実績は?2026年最新成績と管理馬を徹底解説
矢作調教師こと矢作芳人氏は、コントレイル、リスグラシュー、ラヴズオンリーユー、フォーエバーヤングなど、国内外の大舞台で活躍する競走馬を数多く育ててきたJRA栗東所属の調教師です。2026年10月31日時点では65歳。JRAの年間勝利数は43勝で、調教師リーディングでも2位につけています。
注目すべきは、国内のクラシック競走だけでなく、サウジカップやブリーダーズカップなど、海外の最高峰レースでも結果を残していることです。一方、2026年10月30日にはシンエンペラーの現役引退が発表され、翌31日にはフォーエバーヤングがブリーダーズカップクラシックで5着となるなど、厩舎を取り巻く状況にも動きがありました。
この記事では、矢作芳人氏の経歴や年齢、G1勝利実績、2026年最新成績、現在の管理馬を整理し、坂井瑠星騎手との師弟関係や独自の調教方針、海外遠征で強さを発揮する理由まで詳しく解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】 - 経歴: 1961年3月20日生まれの65歳。2005年に矢作厩舎を開業し、国内外で実績を積み重ねてきた。 - 2026年成績: JRA43勝でリーディング2位。10月25日集計の勝率は10.1%。 - 代表馬: コントレイル、リスグラシュー、ラヴズオンリーユー、マルシュロレーヌ、フォーエバーヤングなど。 - 最新ニュース: シンエンペラーは10月30日付で競走馬登録を抹消。フォーエバーヤングは10月31日のBCクラシックで5着。 - 厩舎の強み: 馬ごとの適性を重視した管理、海外遠征への積極性、坂井瑠星騎手らとの長期的な人材育成。
【矢作芳人とは?】年齢・経歴・調教師になるまでの道のり

矢作芳人(やはぎ・よしと)氏は、東京都出身のJRA栗東所属調教師です。開成高校を卒業後、競馬の世界に入り、厩務員や調教助手として経験を積んでから調教師になりました。
2026年10月31日時点の年齢は65歳。1961年3月20日生まれです。
開成高校からオーストラリアへ

矢作氏の経歴で特徴的なのは、調教師になる前に海外で競馬を学んでいることです。
開成高校卒業後、約1年間オーストラリアの厩舎や牧場で修業。帰国後は、大井競馬場で調教師を務めていた父・矢作和人氏の厩舎を経て、中央競馬の世界へ進みました。
その後、1984年に栗東トレーニングセンターで厩務員となり、1986年から調教助手を担当しています。
調教師試験への挑戦は簡単な道のりではありませんでした。競馬関連のインタビューでは、複数回の不合格を経験し、14回目の受験で合格した経緯も紹介されています。
2005年に矢作厩舎を開業

2004年2月に調教師試験に合格し、2005年3月1日に自身の厩舎を開業しました。
開業当初から順調に勝ち星を重ね、2010年にはグランプリボスで初のG1制覇を達成。その後も国内外の大レースで実績を積み上げています。
2014年、2016年、2020年には調教師リーディングを獲得。特定の世代や馬主に依存せず、長期にわたってトップクラスの成績を維持してきました。
矢作氏のキャリアを時系列で整理すると、次のようになります。
矢作厩舎の公式プロフィールと競馬関連メディアの経歴紹介を照らし合わせると、海外での修業経験と長年の現場経験が、その後の国際的な厩舎運営につながっていることが分かります。
【2026年10月最新成績】JRA43勝・リーディング2位の実力
矢作厩舎は2026年もJRAの調教師リーディング上位を維持しています。
2026年10月25日現在の集計では、JRA43勝、勝率10.1%、連対率19.9%、複勝率27.4%。勝利数順の調教師ランキングでは2位です。
2026年の成績を数字で確認
| 項目 | 2026年成績 |
|---|---|
| JRA勝利数 | 43勝 |
| リーディング順位 | 2位 |
| 出走回数 | 427回 |
| 勝率 | 10.1% |
| 連対率 | 19.9% |
| 複勝率 | 27.4% |
| 2着 | 42回 |
| 3着 | 32回 |
※10月25日集計のデータ。10月31日には3頭が出走し、いずれも勝利には届きませんでした。その3戦を加えて計算すると、43勝・430出走で勝率は約10.0%となります。
出典は矢作厩舎の公式成績表、netkeibaの調教師データ、競馬ラボの10月31日出走情報です。
リーディング2位はどれほどの評価なのか
2026年10月25日時点のランキングでは、1位は杉山晴紀調教師の54勝、2位が矢作芳人調教師の43勝です。
ここで注意したいのは、リーディング順位は勝利数を基準としたランキングであり、勝率ランキングとは異なることです。
矢作厩舎は多くの競走馬を出走させながら、43勝を積み上げています。勝率だけでなく、年間を通じて勝利数を確保できる厩舎の総合的な運営力も評価材料になります。
また、2024年はJRA55勝で調教師リーディング1位、2025年は45勝で4位でした。2026年も上位に返り咲いている点は、厩舎の継続的な競争力を示しています。
通算成績もトップクラス
矢作厩舎の公式成績表によると、通算勝利数は以下のとおりです。
- JRA:984勝
- 地方交流:48勝
- 海外遠征:19勝
- 合計:1,051勝
国内の中央競馬だけでなく、地方交流競走や海外競走でも勝利を重ねていることが特徴です。
単に国内の勝ち星を積み上げるだけでなく、海外の異なる競馬環境でも結果を出している点が、矢作厩舎の大きな強みになっています。
【歴代代表馬とG1勝利実績】コントレイルからフォーエバーヤングまで
矢作芳人氏の評価を語るうえで欠かせないのが、管理してきた競走馬の顔ぶれです。
芝のクラシック競走、国内ダート、海外の芝・ダートG1まで、幅広いカテゴリーで活躍馬を送り出しています。
netkeibaの調教師データでは、G1勝利実績について中央14勝、地方6勝、海外12勝という区分が掲載されています。国内と海外を分けて見ると、その実績の幅広さが分かります。
矢作厩舎を代表する歴代の名馬
1.グランプリボス
矢作厩舎に初のG1タイトルをもたらした馬です。
2010年の朝日杯フューチュリティステークスを制覇。その後もNHKマイルカップを勝つなど、早い時期から厩舎の実力を示しました。
2.リスグラシュー
矢作厩舎を代表する名牝の一頭です。
2019年には宝塚記念、オーストラリアのコックスプレート、有馬記念を制覇。海外の強豪馬を相手に勝利しただけでなく、国内最高峰のグランプリ競走でも圧倒的なパフォーマンスを見せました。
同年のJRA年度代表馬にも選ばれています。
3.コントレイル
2020年の無敗三冠馬として知られる存在です。
皐月賞、日本ダービー、菊花賞をすべて制し、史上8頭目の無敗三冠を達成しました。
2021年のジャパンカップも勝利し、11戦8勝という競走成績を残しています。矢作厩舎の国内G1実績を象徴する一頭です。
4.ラヴズオンリーユー
海外遠征での矢作厩舎の強さを象徴する競走馬です。
2021年には香港のクイーンエリザベス2世カップとアメリカのブリーダーズカップ・フィリー&メアターフを制覇。さらに2022年にはドバイシーマクラシックも勝利しました。
日本調教馬として初めてブリーダーズカップ・フィリー&メアターフを制した実績は、国際競馬史に残る快挙です。
5.マルシュロレーヌ
2021年のブリーダーズカップ・ディスタフを制覇したダート牝馬です。
日本調教馬による同競走初制覇を達成し、アメリカのダート競馬でも日本馬が勝てることを示しました。
6.パンサラッサ
2023年のサウジカップを制した競走馬です。
世界最高賞金級のダート競走で、日本調教馬として初めて優勝。矢作厩舎が海外のビッグレースを狙う姿勢を象徴する存在となりました。
7.フォーエバーヤング
2025年のブリーダーズカップクラシックを制覇した日本競馬界の歴史的な存在です。
2025年と2026年のサウジカップ、2026年のジョッキークラブゴールドカップも制しており、海外G1での実績をさらに伸ばしました。
2026年9月のジョッキークラブゴールドカップ勝利は、日本調教馬として海外G1通算4勝目という記録にもつながっています。
代表馬と矢作厩舎の関係一覧
| 競走馬 | 主な実績 | 厩舎の歴史における意味 |
|---|---|---|
| グランプリボス | 朝日杯FS、NHKマイルC | 初G1制覇 |
| リスグラシュー | 宝塚記念、コックスプレート、有馬記念 | 国内外のG1で活躍 |
| コントレイル | 無敗三冠、ジャパンカップ | 国内クラシックの象徴 |
| ラヴズオンリーユー | 香港QE2世C、BCフィリー&メアターフ、ドバイシーマクラシック | 海外G1で歴史的快挙 |
| マルシュロレーヌ | BCディスタフ | 日本調教馬初の同競走制覇 |
| パンサラッサ | サウジカップ | 日本調教馬初の同競走制覇 |
| フォーエバーヤング | BCクラシック、サウジカップ、ジョッキークラブGC | 海外ダートG1で世界的実績 |
こうして見ると、矢作厩舎の特徴は特定の競馬場や距離に偏っていないことです。
芝の中距離で活躍するリスグラシューやコントレイルから、ダートの世界最高峰を目指したマルシュロレーヌやフォーエバーヤングまで、異なる適性を持つ馬を大舞台へ送り出してきました。
【矢作厩舎の現在の管理馬】シンエンペラー引退とフォーエバーヤングの最新状況
矢作厩舎の現在の管理馬を確認するうえで、2026年10月末は重要なタイミングです。
これまで厩舎の主力として注目されてきたシンエンペラーに引退の発表があり、フォーエバーヤングも海外遠征の大一番を終えました。
シンエンペラーは2026年10月30日に現役引退
シンエンペラーは2026年10月30日付で競走馬登録を抹消されました。
同馬は父シユーニ、母スターレットシスターという血統の競走馬で、2023年の京都2歳ステークスで重賞初制覇を達成しています。
2025年にはサウジアラビアのネオムターフカップも優勝しました。
しかし、2026年は体調が整わず、予定していたアメリカ遠征のレースを回避。矢作調教師は、今後万全な状態に整えることが難しいと判断したことを説明しています。
今後は北海道新ひだか町のアロースタッドで種牡馬となる予定です。
JRA発表による成績は、JRA11戦2勝、海外6戦1勝。国内外を合わせて17戦3勝でした。
フォーエバーヤングはBCクラシック5着
2026年10月31日、アメリカのキーンランド競馬場でブリーダーズカップクラシックが開催されました。
矢作厩舎のフォーエバーヤングは、坂井瑠星騎手とのコンビで連覇に挑戦しましたが、結果は5着。2025年に達成した日本調教馬初の同競走制覇に続く連覇はなりませんでした。
レースでは2番手につけ、4コーナーを通過したものの、直線で伸びを欠きました。
矢作調教師はレース後、想定していた位置取りを取れた一方で、直線で反応がなかったことを説明。馬が無事に戻ってきたことを第一に考え、敗因を詳しく調べる意向を示しました。
なお、フォーエバーヤングは2026年9月のジョッキークラブゴールドカップを勝利しており、今回の5着だけで海外実績が否定されるわけではありません。2025年のBCクラシック制覇やサウジカップ連覇など、これまでの功績は依然として大きなものです。
公式サイトに掲載されている現役管理馬
矢作厩舎の公式管理馬ページでは、現役管理馬は合計72頭と掲載されています。
その一覧に掲載されている馬の例は次のとおりです。
- モズナナスター
- カドーダムール
- タイセイジェイド
- ジーベック
- レヴォントゥレット
- コルヴァス
- ゴールデンプロミス
- リーゼントエース
- リスグロワール
- ホウオウビースト
- アーケントレイル
- カフジエメンタール
特に興味深いのが、リスグロワールとコントレイル産駒の存在です。
リスグロワールはリスグラシューの産駒で、矢作厩舎がかつて育てた名牝の血統を受け継いでいます。また、ゴールデンプロミス、ホウオウビースト、アーケントレイルはコントレイル産駒です。
歴代の代表馬だけでなく、その血統を受け継ぐ次世代の競走馬にも注目が集まっています。
【矢作調教師の強さの秘密】調教方針・海外遠征実績・坂井瑠星との師弟関係
矢作厩舎の強さは、単純に有力馬を多く預かっていることだけでは説明できません。
調教に対する考え方、人材育成、海外競馬への挑戦、馬主やスタッフとの連携など、厩舎全体の運営に特徴があります。
調教方針は「馬ごとに正解を探す」姿勢
矢作厩舎の公式サイトでは、調教に絶対的な正解はなく、周囲の意見に左右されすぎず試行錯誤する姿勢が示されています。
この考え方は、管理馬の実績にも表れています。
例えば、リスグラシューは競走生活の後半に大きく成長し、国内外のG1で活躍しました。一方、フォーエバーヤングは若い時期からダートの大舞台に挑戦し、海外遠征を重ねています。
同じ調整方法をすべての馬に当てはめるのではなく、能力や適性、成長段階に合わせてレースを選ぶことが、矢作厩舎の特徴と考えられます。
公式プロフィールには、好きなローテーションとして「怒りの連闘!」というユニークな表現もあります。ただし、これは矢作氏の個人的な好みを示すものであり、すべての管理馬に連闘を課すという意味ではありません。
海外遠征に強い理由
矢作厩舎は、海外遠征に積極的なことで知られています。
代表的な実績を振り返ると、その挑戦の幅広さが見えてきます。
- 2019年:リスグラシューがオーストラリアのコックスプレートを制覇
- 2021年:ラヴズオンリーユーがブリーダーズカップ・フィリー&メアターフを制覇
- 2021年:マルシュロレーヌがブリーダーズカップ・ディスタフを制覇
- 2023年:パンサラッサがサウジカップを制覇
- 2025年:フォーエバーヤングがブリーダーズカップクラシックを制覇
- 2026年:フォーエバーヤングがジョッキークラブゴールドカップを制覇
海外遠征では、競馬場の形状、馬場、気候、輸送、現地での調整など、国内競馬とは異なる対応が必要です。
矢作氏自身がオーストラリアで修業した経験を持つことも、海外競馬への理解を深める背景の一つです。
また、単に海外のレースに出走するだけではなく、現地で結果を出すことを目標にしている点も特徴です。
坂井瑠星騎手との師弟関係
矢作厩舎を語るうえで、坂井瑠星騎手の存在も欠かせません。
坂井騎手は1997年5月31日生まれ。2016年に騎手デビューした際、矢作厩舎に所属していました。
矢作氏は若手時代から坂井騎手を育て、海外で経験を積む機会も与えてきました。
現在では、フォーエバーヤングの主戦級騎手として国内外の大舞台をともに戦っています。
2025年のブリーダーズカップクラシック制覇や2026年のジョッキークラブゴールドカップ制覇でも、矢作調教師と坂井騎手のコンビが大きな役割を果たしました。
2026年10月のBCクラシックを前にした報道でも、矢作氏は坂井騎手に世界を舞台に活躍する騎手になってほしいという期待を語っています。
この関係は単なる調教師と騎手という枠を超え、長年にわたる人材育成の成果として見ることができます。
【矢作芳人の評判と評価】世界で勝てる厩舎と呼ばれる理由、課題とは
矢作芳人氏の評価を考える場合、国内の勝利数だけでは不十分です。
競馬関係者やファンから高く評価される理由は、異なるカテゴリーの競走馬を育て、国内外のG1で結果を出してきた実績にあります。
高く評価される3つのポイント
1.芝・ダートの両方で実績を残している
一般的に、芝で強い馬とダートで強い馬では、求められる適性や調整方法が異なります。
矢作厩舎はコントレイルやリスグラシューのような芝の名馬だけでなく、マルシュロレーヌやフォーエバーヤングといったダートの強豪も育てています。
この幅広さは大きな評価材料です。
2.海外遠征を特別な挑戦で終わらせない
ラヴズオンリーユー、マルシュロレーヌ、パンサラッサ、フォーエバーヤングなど、海外で勝利した馬が複数存在します。
海外遠征を一度限りの話題作りにせず、厩舎の継続的な戦略として組み込んでいることが特徴です。
3.若手騎手の育成にも力を入れている
坂井瑠星騎手との関係は、その代表例です。
有力馬を育てるだけでなく、騎手やスタッフを含めたチーム全体の成長を重視していることも、長期的な競争力につながっています。
一方で、課題や注意すべき評価ポイントもある
矢作厩舎は実績豊富ですが、すべての管理馬が期待どおりの結果を残すわけではありません。
2026年のシンエンペラーは体調面の問題から現役を引退しました。また、フォーエバーヤングもBCクラシックの連覇を逃しています。
海外遠征は成功すれば大きな歴史的価値を生みますが、輸送や環境の変化、馬のコンディションなど、国内競馬とは異なるリスクも伴います。
さらに、2026年のリーディング2位という順位は勝利数によるもので、勝率が最も高いという意味ではありません。
矢作厩舎の実力を判断する際には、次のような基準で見ると理解しやすくなります。
- 勝利数: 年間を通じて安定して勝ち星を確保できているか。
- 勝率・複勝率: 出走数に対してどの程度の結果を残しているか。
- 重賞・G1実績: 大舞台で勝ち切る能力があるか。
- 海外実績: 異なる環境でも能力を発揮できているか。
- 馬の状態管理: 長期的に競走生活を維持できているか。
こうした複数の視点を合わせると、矢作厩舎は勝利数だけで評価するよりも、国内外での競争力と厩舎運営の総合力で評価すべき存在です。
【矢作調教師に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:矢作調教師の年齢は何歳ですか?
A1:1961年3月20日生まれで、2026年10月31日時点では65歳です。東京都出身で、開成高校卒業後にオーストラリアで競馬を学びました。
Q2:矢作厩舎の2026年最新成績は何勝ですか?
A2:2026年10月末の最新確認ではJRA43勝です。10月25日集計の勝率は10.1%で、調教師リーディング2位でした。10月31日の3戦0勝を反映して再計算すると勝率は約10.0%です。
Q3:矢作調教師の代表馬は何ですか?
A3:コントレイル、リスグラシュー、ラヴズオンリーユー、マルシュロレーヌ、パンサラッサ、フォーエバーヤングなどです。国内のクラシック競走から海外G1まで、幅広い実績を持つ馬がそろっています。
Q4:シンエンペラーは現在も矢作厩舎の管理馬ですか?
A4:いいえ。2026年10月30日付で競走馬登録を抹消され、現役を引退しました。今後は北海道新ひだか町のアロースタッドで種牡馬となる予定です。
Q5:矢作調教師と坂井瑠星騎手はどのような関係ですか?
A5:坂井瑠星騎手が2016年にデビューした際の所属厩舎が矢作厩舎でした。矢作調教師は坂井騎手の師匠にあたり、フォーエバーヤングなどの海外遠征でもコンビを組んでいます。
Q6:矢作厩舎が海外遠征に強いのはなぜですか?
A6:矢作調教師自身の海外修業経験に加え、馬ごとの適性を重視したレース選択、現地環境への対応、スタッフや騎手との連携などが強みです。ラヴズオンリーユーやフォーエバーヤングなど、海外G1を制した馬を複数育てています。
【プロの結論】矢作芳人は国内外で結果を出し続ける日本競馬界の重要人物
矢作芳人調教師のキャリアを振り返ると、最大の特徴は挑戦する競馬を実績に結びつけてきたことです。
開成高校卒業後のオーストラリア修業、調教師試験への長年の挑戦、2005年の厩舎開業。そしてグランプリボスによる初G1制覇から、リスグラシュー、コントレイル、ラヴズオンリーユー、フォーエバーヤングへと続く活躍馬の育成まで、その歩みには一貫した挑戦の姿勢があります。
2026年10月末のJRA成績も43勝、リーディング2位と高水準です。
一方、シンエンペラーの引退やフォーエバーヤングのBCクラシック5着という出来事は、世界を舞台に戦うことの難しさも示しています。成功だけでなく、馬の健康や競走生活を考えた判断も、調教師の重要な役割です。
今後注目したいのは、フォーエバーヤングの現役生活の行方、リスグラシューやコントレイルの血統を受け継ぐ若駒の成長、そして坂井瑠星騎手との新たな海外挑戦です。
矢作芳人氏の本当の強みは、G1を何勝したかだけではありません。馬の個性を見極め、騎手やスタッフとチームをつくり、国内外の大舞台に挑戦し続ける厩舎運営そのものにあります。
2026年以降も、矢作厩舎がどの競走馬とともに新しい歴史をつくるのか、競馬ファンにとって見逃せない存在であり続けるでしょう。