【妻・光子さんと家族】要介護5の暮らしを支える存在とは

目次

志茂田景樹さんの現在の生活を語るうえで欠かせないのが、妻の光子さんの存在です。

2026年8月8日のTBS NEWS DIGの独自取材では、光子さんが日常生活を支えている様子が紹介されました。

妻・光子さんは78歳。食事の介助も担う

志茂田景樹

TBSの取材時点で、光子さんは78歳。

志茂田さんは86歳で、夫婦ともに高齢です。介護する側にも体力的な負担が生じるため、いわゆる「老老介護」の側面もあります。

具体的な支援の一つが食事です。

志茂田さんは手指の変形や関節の痛みによって、食事を自由に取ることが難しくなっています。そのため光子さんは、ご飯を一口サイズの海苔巻きにして食べやすくするなど、細かな工夫を重ねています。

単に食事を用意するだけではなく、夫が自分で食べられるように形を整えることも、日々の大切な介助になっています。

「壊れない絆」と語った夫婦の関係

志茂田景樹

TBSの取材で、志茂田さんは妻について次のように語りました。

「壊れない絆で結ばれている」

さらに光子さんを、お母さんでもあり、友達でもあり、長年連れ添った妻でもある存在として表現しています。

この言葉から見えてくるのは、介護する人と介護される人という関係だけではありません。長い年月をともに過ごしてきた夫婦としての信頼関係です。

身体が思うように動かなくなった現在も、妻との日常的なやり取りが生活の大きな支えになっています。

家族だけに頼らない介護体制

志茂田景樹

現在の生活は、光子さん一人の介助だけで成り立っているわけではありません。

TBSの取材では、訪問介護、訪問看護、訪問入浴など、複数のサービスを利用していることも紹介されました。

特に入浴は、身体を自由に動かせない人にとって負担の大きい日常動作です。介護スタッフによる専門的な支援が、清潔を保ち、安全に暮らすための重要な役割を果たしています。

なお、家族のプライベートについては、報道で詳しく紹介されている範囲は限られています。光子さん以外の家族構成や個々の生活を、推測で補うことはできません。

現在の志茂田さんを支えているのは、妻との夫婦関係に加え、介護・看護の専門職を含めた周囲の協力です。

【年齢・プロフィール】志茂田景樹の経歴と直木賞受賞まで


志茂田景樹(しもだ・かげき)

- 生年月日:1940年3月25日
- 年齢:86歳(2026年10月現在)
- 出身地:静岡県
- 最終学歴:中央大学法学部卒業
- 職業:小説家・児童書作家・絵本作家
- 代表作:『黄色い牙』
- 主な活動:小説執筆、読み聞かせ、講演


1976年に作家デビュー、1980年に直木賞

志茂田さんは1976年、『やっとこ探偵』で第27回小説現代新人賞を受賞し、作家として本格的に活動を始めました。

その後、1980年に『黄色い牙』で第83回直木賞を受賞します。受賞時の年齢は40歳4か月でした。

『黄色い牙』は、大正から昭和初期の秋田県を舞台に、マタギの世界を描いた作品です。自然と向き合う人々の生き方や、伝統を受け継ぐことの意味が物語の軸になっています。

同じ第83回直木賞では、向田邦子さんも受賞しています。

独特のファッションでテレビでも活躍

志茂田さんの知名度を高めたのは、文学賞だけではありません。

1980年代以降、カラフルな衣装や個性的な髪型を特徴とするファッションで、テレビのバラエティー番組にも出演するようになりました。

1980年には山本寛斎さんのファッションショーにモデルとして出演。1990年には『笑っていいとも!』にレギュラー出演し、作家の枠を超えた活動を展開しました。

奇抜なファッションは、単なる話題づくりではなく、志茂田さん自身の個性を表すものでもありました。

小説家としての知性と、テレビで見せる自由なキャラクター。その両方を持ち合わせていたことが、幅広い世代に知られるきっかけとなりました。

1999年に「よい子に読み聞かせ隊」を結成

志茂田さんのもう一つの重要な活動が、児童書や絵本を通じた読み聞かせです。

1998年秋に読み聞かせを始め、翌1999年秋に「よい子に読み聞かせ隊」を結成しました。

活動の背景には、自身が子どもの頃に母親から絵本を読み聞かせてもらった経験があります。

絵本を読む声の心地よさが記憶に残っており、今度は自分が子どもたちに物語を届けたいという思いにつながったと、絵本出版社のインタビューで語っています。

単に本を出版するだけでなく、子どもたちの前で実際に読み聞かせをする活動を続けてきました。

【執筆活動とXの最新投稿】86歳でも創作を続ける理由

2026年の志茂田景樹さんを理解するうえで、特に注目したいのが、身体的な制約がある中でも執筆を続けていることです。

2026年3月には久々の小説単行本に意欲

2026年3月22日、志茂田さんはXで両腕の状態を説明しました。

関節の可動域が大きく制限されており、無理に動かすと激しい痛みが生じると明かしています。

一方で、家族に構想中の小説について話すときは晴れやかな気持ちになるとも説明しました。

さらに、80歳を過ぎてから自己啓発書などを4冊出版したことに触れ、2026年には久しぶりに小説の単行本を出版できそうだという見通しを示しました。

これは出版確定の発表ではなく、本人が当時語った執筆上の目標です。

2026年8月には介護小説の構想を公表

8月のTBS取材では、長編小説を2作品書き上げるという目標も明らかにしました。

特に関心を示しているのが介護をテーマにした小説です。

若い介護ヘルパーの恋愛なども描きながら、介護の現場や社会的な問題を掘り下げたいと話しています。

自身が要介護5となり、介護を受ける側として暮らしているからこそ、これまでとは違う視点で描ける題材です。

介護する側の負担、介護を受ける側の気持ち、専門職との関係など、日々の経験から得られる視点は少なくありません。

Xでは病状だけでなく日常の楽しみも発信

志茂田さんのXは、病状を伝えるだけの場所ではありません。

2026年8月には、知人から届いた和歌山の長寿柿を手にした写真を公開。日々の小さな楽しみや、周囲への感謝を感じさせる投稿も続けています。

また、8月のTBS取材では、毎日Xに投稿することについて、発信を待っている人がいるため楽しみにしていると話しました。

10月にも病気の経緯を振り返る投稿や、ベッド上でパソコンを操作する様子を公開しています。

身体の制約があっても書くことをやめない

注目すべきなのは、執筆速度の変化です。

以前と同じように大量の原稿を書くことは難しくなりました。しかし、2026年8月の取材では、1日約30分の執筆時間を確保していると説明しています。

10月には、ノートパソコンで1分間に約10文字という入力速度も明らかにしました。

一般的な執筆環境と比較すれば、非常にゆっくりしたペースです。それでも、毎日少しずつ書き進めることによって、長編小説の完成を目指しています。

ここには、作家という仕事の本質も見えてきます。

執筆は、必ずしも速く大量に書くことだけではありません。構想を練り、言葉を選び、時間をかけて物語を完成させることも創作の一部です。

志茂田さんの現在の活動は、身体能力と創作能力を同じものとして捉えないことの大切さを示しています。

【誤解と真相】志茂田景樹の現在について知っておきたいこと

志茂田さんについて検索すると、病気や車椅子生活に関する情報が多く見つかります。しかし、現在の状態を正確に理解するには、いくつかの点を区別する必要があります。

要介護5だから執筆できないわけではない

要介護5は、介護の必要度を示す区分です。

作家としての能力や、文章を書く能力を判定するものではありません。

実際に志茂田さんは、手指や腕の痛みによって入力速度が大きく落ちているものの、スマートフォンやパソコンを使って発信と創作を続けています。

車椅子生活でも外出や活動の可能性はある

車椅子を利用していることと、完全に外出できないことは同じではありません。

ただし、現在は移動や身体介助に支援が必要な状態です。以前のように全国を自由に移動して読み聞かせや講演を行っていると考えるのも適切ではありません。

現在の中心的な活動は、自宅での執筆やXでの発信です。

関節リウマチの原因は本人の推測と医学的診断を区別する

本人は遺伝的な体質や過去の長距離歩行などを、発症に関係した可能性のある要素として振り返っています。

しかし、個人の経験だけで関節リウマチの発症原因を確定することはできません。

また、志茂田さんの病状は、生来の呼吸器疾患なども関係していると報じられています。同じ関節リウマチという病名でも、治療や経過は個人によって異なります。

【プロの結論】志茂田景樹の現在から見える3つのこと

志茂田さんの2026年の生活と活動を整理すると、注目すべき点は3つあります。

1. 身体の状態と、その人の能力は分けて考える必要がある

要介護5という重い介護認定を受けても、創作意欲や表現する能力まで失われるわけではありません。現在も小説の構想を練り、文章を書き続けていることが、その具体例です。

2. 在宅生活は家族と専門職の協力によって支えられている

妻・光子さんの介助は大きな支えですが、訪問介護や訪問看護などの存在も欠かせません。高齢者同士の介護を家族だけで抱え込まないことの重要性も見えてきます。

3. 作家としての新しいテーマが生まれている

志茂田さんは、自ら介護を受ける立場になった経験を、介護小説という新たな創作につなげようとしています。

過去の代表作を持つ作家が、人生の後半で新しい題材に向き合っている点は、キャリアの変化という観点からも興味深いところです。

【志茂田景樹の現在】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:志茂田景樹さんは2026年現在、何歳ですか?

1940年3月25日生まれで、2026年10月現在は86歳です。静岡県出身で、中央大学法学部を卒業しています。

Q2:志茂田景樹さんの病気は何ですか?

2017年に発症した関節リウマチと、生来の呼吸器疾患(気管支拡張症)が報じられています。関節の変形や痛みがあり、日常生活に大きな制約が生じています。

Q3:志茂田景樹さんはなぜ要介護5になったのですか?

2017年の関節リウマチ発症後、2019年5月の転倒による腰椎圧迫骨折などを経て、身体の状態が悪化しました。2019年に要介護3となり、2024年5月に要介護5へ引き上げられたことを公表しています。

Q4:妻の光子さんは現在も介護をしていますか?

はい。2026年8月のTBSの自宅取材では、78歳の光子さんが食事の介助などを行っていることが紹介されました。訪問介護や訪問看護などの支援も利用しています。

Q5:志茂田景樹さんは現在も小説を書いていますか?

はい。2026年8月の取材では長編小説2作品の完成を目標にしていると語り、10月にもパソコンで執筆する様子をXで公開しました。介護を題材にした小説にも意欲を示しています。

Q6:志茂田景樹さんの代表作は何ですか?

代表作は、1980年に第83回直木賞を受賞した『黄色い牙』です。ほかに『やっとこ探偵』『汽笛一声』などがあります。

Q7:「よい子に読み聞かせ隊」は現在も活動していますか?

1999年に志茂田さんが結成した読み聞かせ活動です。現在の本人による全国公演の実施状況については、最新の具体的な開催情報が必要です。過去には全国各地の教育施設や福祉施設などで活動してきました。

まとめ:志茂田景樹は2026年も作家として前を向いている

2026年10月現在、志茂田景樹さんは86歳。関節リウマチや呼吸器疾患を抱え、要介護5の認定を受けながら、妻・光子さんや介護・看護の関係者に支えられて暮らしています。

2017年の関節リウマチ発症、2019年の腰椎圧迫骨折、2024年の要介護5認定と、身体の状態は大きく変化しました。

それでも、2026年8月には介護を題材にした小説の構想を語り、10月には1分間に約10文字という速度でパソコンを操作しながら創作を続けていることを明かしています。

また、妻の光子さんとの間には、長年連れ添った夫婦ならではの信頼関係があります。介護を受ける生活の中でも、日々の楽しみや周囲への感謝をXで発信しています。

『黄色い牙』で直木賞を受賞し、独特のファッションでテレビを彩り、子どもたちに絵本を読み聞かせてきた志茂田景樹さん。

現在は活動の形こそ変わりましたが、物語を生み出し、言葉を届けるという作家としての姿勢は変わっていません。

今後の注目点は、本人が目標に掲げた長編小説の完成と、介護をテーマにした新作の実現です。2026年の志茂田さんは、病気と向き合いながら、自分にできる表現を一つずつ積み重ねています。