【2026年最新】インテージ5,000人調査で判明した年齢別のお年玉相場

目次

2026年のお年玉事情を把握するうえで、中心となるのがインテージの調査結果だ。調査は2025年11月19日から25日まで、日本全国の15~79歳の男女5,000人を対象に実施され、2025年12月22日に公表された。つまり「2026年お年玉調査」という名称は、2026年のお正月に渡すお年玉を対象にしたものだ。

【検証資料 1】お年玉の金額の当時の様子・関連報道写真(出典:Yahoo!ニュース)

同調査では、2026年のお正月にお年玉を渡す予定がある人は45.7%。そのうち18歳以上で、各学齢の子どもに渡す予定がある人を対象に、1人あたりの金額を尋ねている。

最も多かった金額帯と回答割合は次のとおりだ。

渡す相手の学齢 最多の金額帯 回答割合 金額設定の目安
小学生未満 1~1,000円 43.7% 1,000円程度
小学校低学年 2,001~3,000円 31.6% 3,000円程度
小学校高学年 4,001~5,000円 39.5% 5,000円程度
中学生 4,001~5,000円 51.6% 5,000円程度
高校生 9,001~10,000円 51.3% 10,000円程度
大学生・専門学校生・短大生 9,001~10,000円 66.8% 10,000円程度

特に注目したいのは、小学校低学年から高学年にかけての金額の上昇だ。低学年では3,000円程度が中心だが、高学年では5,000円程度へと段階が変わる。

中学生では5,000円程度が過半数を占め、高校生になると1万円程度が最多になる。大学生などでは66.8%に達し、約3人に2人が9,001~1万円を選んでいる。

ただし、この数字は平均額ではなく、回答者が選んだ金額帯のランキングだ。例えば小学校高学年の39.5%が4,001~5,000円を選んだという意味であり、全員が5,000円を渡しているわけではない。

また、学齢別の回答者数は、小学生未満1,117人、小学校低学年963人、小学校高学年996人、中学生979人、高校生918人、大学生など665人。複数の学齢の子どもに渡す人もいるため、これらは5,000人の単純な内訳ではない。

調査から見える3つの金額の境目

お年玉の金額

今回の結果を整理すると、お年玉の金額には大きく3つの境目がある。

  • 未就学児から小学校低学年:1,000円程度から3,000円程度へ。
  • 小学校低学年から高学年:3,000円程度から5,000円程度へ。
  • 中学生から高校生:5,000円程度から1万円程度へ。

年齢に合わせて少しずつ増額する家庭もあれば、進学を機に金額を大きく変える家庭もある。インテージの結果は、こうした金額設定を考える際の客観的な基準になる。

【年齢別の決め方】未就学児から大学生まで、いくら渡すべき?

お年玉の金額

調査結果を参考にしながら、実際に渡す金額を考えてみよう。大切なのは、最多金額帯をそのまま義務のように受け取らないことだ。家庭の経済事情や子どもとの関係性に応じて調整してよい。

未就学児・幼稚園児・保育園児:1,000円以下が基本

お年玉の金額

未就学児に渡すお年玉は、1,000円程度をひとつの目安にするとよい。

インテージ調査では1~1,000円が43.7%で最多。2,001~3,000円が19.2%、4,001~5,000円が16.7%だった。

まだお金の価値や使い方を十分に理解していない年齢なら、高額にする必要はない。小さな金額でも、かわいらしいぽち袋に入れて渡せば、お正月の特別感を伝えられる。

お金を持たせることに不安がある場合は、親に確認したうえで、お菓子や絵本などをお年玉の代わりに贈る方法もある。

小学校低学年:2,000~3,000円程度

小学校1~3年生では、2,001~3,000円が31.6%で最多となった。

次点は4,001~5,000円の22.2%、1,001~2,000円の18.5%。金額には一定の幅がある。

低学年は、お金を自分で管理する経験を始める時期でもある。毎年3,000円と決めておけば、親戚の子どもが複数いても予算を組みやすい。

兄弟姉妹がいる場合は、同じ学年なら同額にするなど、子ども同士で不公平感が出ないよう配慮したい。

小学校高学年:4,000~5,000円程度

小学校4~6年生では、4,001~5,000円が39.5%で最多だった。

2,001~3,000円も29.3%あり、5,000円より少ない金額を選ぶ家庭も少なくない。

高学年になると、友人との買い物や趣味など、お金を使う機会が増える。低学年より金額を上げる家庭が多いものの、必ず5,000円にする必要はない。

前年まで3,000円だった場合、進級時に4,000円や5,000円へ引き上げるなど、段階的な調整も現実的だ。

中学生:5,000円程度が有力

中学生は4,001~5,000円が51.6%で最多となった。今回の調査では、5割を超える明確な支持を集めている。

次点は9,001~10,000円の27.3%。2,001~3,000円も10.3%だった。

部活動や友人との外出、趣味などで支出が増える時期だが、親戚の子どもに毎年1万円を渡す必要はない。5,000円を基準にし、親戚間の取り決めがあればそちらを優先したい。

高校生:10,000円程度が最多

高校生では9,001~10,000円が51.3%で1位となった。4,001~5,000円も33.0%あり、家庭によって金額に差がある。

高校生になると、通学や交際、趣味などに必要なお金も増える。10,000円はひとつの目安だが、5,000円を継続して渡す家庭があっても不自然ではない。

特に甥や姪が複数いる場合は、高校生になったタイミングで一律に1万円へ変更すると、総額が大きくなる。あらかじめ予算を計算しておこう。

大学生・専門学校生・短大生:10,000円程度が中心

大学生・専門学校生・短大生では9,001~10,000円が66.8%と圧倒的に多い。

4,001~5,000円は14.6%、10,001~20,000円は8.0%だった。

大学生になると、お年玉を渡すかどうか自体を見直す家庭もある。アルバイトをしている、就職活動中である、実家から通学しているなど、生活状況もさまざまだ。

そのため、1万円を基本にしつつ、家計に負担がある場合は5,000円程度に調整しても問題ない。重要なのは、周囲の金額に合わせて無理をしないことだ。

【甥・姪へのお年玉】続柄別の相場と親戚間ルールの決め方

お年玉の金額で特に悩みやすいのが、甥や姪、いとこの子どもなど、自分の子ども以外の親戚に渡すケースだ。

インテージの2026年調査は学齢別の金額を示しているが、甥・姪だけに限定した金額ランキングではない。続柄別の金額を考える際には、別の調査も参考になる。

甥・姪への金額を調べた524人の調査

株式会社プラスワンが運営するフィンクルは、2024年3月1日から12日まで、甥や姪にお年玉を渡した経験がある524人を対象に調査を実施した。

同調査で示された年齢別の主な金額は、未就学児1,000円、小学校低学年3,000円、小学校高学年3,000円または5,000円、中学生5,000円、高校生10,000円、大学生・大学院生10,000円だった。

これは2024年の調査であり、2026年のインテージ調査とは調査時期も対象者も異なる。ただし、甥や姪への金額を具体的に検討する際の補助的な参考値になる。

親戚間で金額を合わせるべき理由

同じ調査では、お年玉の金額について家族や親戚間で意見を合わせた経験がある人が半数以上に達した。

また、株式会社クオカードが2025年8月に全国の616人を対象に実施した調査では、金額の決め方について次の結果が公表されている。

  • 年齢に応じて金額を変える:49.2%
  • 家族や親戚と相談して決める:31.3%
  • 特に決め方はなく、感覚で決める:20.5%

この結果からも、年齢を基準にする方法と、親戚同士で話し合う方法が広く使われていることが分かる。

例えば、兄弟姉妹それぞれに子どもがいる場合、片方の家庭だけが高額を渡すと、もう一方が同じ金額を返さなければならないような心理的負担につながることがある。

そのため、次のようなルールを年末までに共有しておくとよい。

  • 同じ学年の子どもには同じ金額を渡す。
  • 未就学児、小学生、中学生、高校生で金額を区分する。
  • 大学生へのお年玉を継続するか決めておく。
  • お年玉を渡す年齢の上限を統一する。
  • 子どもの人数が異なる場合、相互に無理のない金額にする。

特に、子どもがいない家庭と子どもが複数いる家庭では、受け取る総額と渡す総額に差が生まれる。1人あたりの金額だけでなく、家族全体での負担も考慮したい。

【お年玉の予算総額】2026年は24,039円、物価高の影響は?

お年玉の金額を考える際、1人あたりの相場と同じくらい重要なのが、家計全体でいくら用意するかという問題だ。

インテージの2026年調査によると、お年玉の予算総額は24,039円。過去3年間の推移を見ると、次のようになる。

  • 2024年:25,099円
  • 2025年:24,775円
  • 2026年:24,039円

2025年から2026年にかけては736円減少した。2024年と比較すると1,060円の減少であり、2年連続の微減となっている。

物価高や円安がお年玉にも影響

注目すべきは、物価高や円安がお年玉に影響すると回答した人が40.2%に達したことだ。前年調査から2.4ポイント増加している。

食料品や日用品、光熱費などの負担が増えると、年末年始の特別支出にも慎重になりやすい。お年玉は毎年の恒例行事であるため、簡単には取りやめにくい一方、渡す人数が増えれば家計への負担も大きくなる。

インテージ調査では、お年玉について「喜んでくれるので続けていきたい」と考える人が56.5%で最多だった。一方、「年齢につれて金額が上がり厳しい」が18.0%、「あげる金額に悩む」が17.2%となっている。

子どもを喜ばせたいという気持ちと、物価高による家計の現実。その両方がお年玉の金額に反映されている。

もう一つの調査から見る家庭の予算事情

紙製品メーカーの株式会社マルアイが実施した「2026年お年玉に関する実態調査」も参考になる。

同社は全国の20代以上の男女2,405人を対象に事前調査を行い、そのうち2026年のお正月にお年玉を渡す予定がある604人を対象に詳細調査を実施した。渡す予定の人数は平均3人だった。

2025年と比較した2026年のお年玉総額については、59.9%が「変わらない」と回答。「増える」は21.2%、「減る」は8.5%だった。

増額する理由には、子どもの成長や物価上昇を挙げる回答があった。一方、金額を維持する理由としては、渡す相手の人数が変わらないことや、毎年同じ金額を渡していることなどが挙げられている。

お年玉の総額を無理なく計算する方法

例えば、次のような親戚構成を想定してみよう。

  • 未就学児2人:2,000円
  • 小学校低学年2人:6,000円
  • 小学校高学年1人:5,000円
  • 中学生1人:5,000円
  • 高校生1人:10,000円

この場合、合計は28,000円になる。これは調査の平均額ではなく、学齢別の目安を組み合わせた予算計算の一例だ。

インテージの24,039円という数字は、1人の子どもに渡す金額ではなく、予算総額の平均として公表されたもの。渡す人数や年齢構成によって必要な金額は変わるため、平均額に無理に合わせる必要はない。

【お年玉は何歳まで?】ぽち袋の渡し方と知っておきたいマナー

お年玉の金額と並んで悩ましいのが、何歳まで渡すかという問題だ。小学校から高校、大学へと進学するにつれ、渡す側の負担も増えていく。

お年玉は高校卒業までが最多

マルアイの2026年調査では、お年玉をいつまで渡すかという質問に対し、「高校卒業まで」が34.6%で最多だった。

次いで「短大・大学・専門学校生まで」が18.2%、「社会人になるまで」が15.9%となっている。

高校卒業を一区切りと考える人が最も多いものの、34.6%であり、全体の過半数ではない。大学生になっても渡す家庭や、社会人になるまで続ける家庭もある。

また、株式会社プラスワンの甥・姪に関する524人調査では、学生終了まで渡すという回答が約75%を占めた。調査対象や質問方法が異なるため単純比較はできないが、学生生活の終了を区切りにする考え方は一定の支持を集めている。

成人年齢が18歳になったことだけを理由に、お年玉をやめる必要はない。成人と学生生活の終了、就職はそれぞれ異なる節目だからだ。

ぽち袋に入れて渡すのが基本

マルアイの調査では、2026年のお年玉の渡し方として「現金をぽち袋に入れて手渡す」が77.8%で最多だった。

インテージ調査でも、渡す側の9割以上が現金の手渡しを予定していた。お年玉では、現金を直接渡すことよりも、袋に入れて対面で渡すことが重視されている。

ぽち袋を準備するときは、次の点を意識したい。

  • 新札・きれいなお札を用意する:新年のお祝いにふさわしい状態のお札を準備する。
  • ぽち袋の表に相手の名前を書く:複数の子どもに渡す場合の取り違えを防ぐ。
  • 裏面に自分の名前を書く:誰からもらったのか分かるようにする。
  • お札は肖像が内側になるよう三つ折りにする:小さな袋に入れる場合の一般的な折り方だ。
  • 硬貨は表裏を確認して入れる:袋の向きにも気を配る。

NPO法人日本サービスマナー協会も、新札を用意することや、裸のお金ではなくぽち袋に入れること、お札を肖像が内側になるよう三つ折りにする方法を紹介している。

ぽち袋が用意できない場合は、白い紙や封筒などに包んで渡す方法もある。裸のまま手渡すことはできるだけ避けたい。

キャッシュレス希望は増加、渡す側は現金派

2026年のお年玉事情でもう一つ特徴的なのが、受け取る側と渡す側の意識の違いだ。

インテージの調査では、20歳以下の人のうち38.5%が、スマートフォンのキャッシュレス決済でお年玉をもらいたいと回答した。前年の30.5%から8ポイント増え、2023年の調査開始以来、最も高い割合となった。

一方、渡す側は9割以上が現金での手渡しを予定している。受け取る側にはスマートフォンでの利便性を重視する人が増えているものの、渡す側には現金を直接渡すことに価値を感じる人が多い。

キャッシュレスを希望する子どもがいても、必ずしも電子マネーで渡す必要はない。本人の希望と親の意向を確認し、現金かキャッシュレスかを選べばよい。

【プロの結論】お年玉の金額は相場よりも継続できるルールで決める

2026年の調査結果から見えてくるのは、お年玉の金額が年齢とともに段階的に上昇する一方、渡す側の予算には減少傾向が見られるという実態だ。

未就学児は1,000円程度、小学校低学年は3,000円程度、小学校高学年と中学生は5,000円程度、高校生と大学生などは1万円程度。これがインテージ調査から読み取れる基本的な金額の目安になる。

ただし、最も多い金額帯が、そのまま全家庭にとっての正解になるわけではない。実際の金額を決めるなら、次の3つの基準を優先したい。

  • 第一に、家計から無理なく出せること。 年齢別の相場を参考にしても、生活費や教育費を圧迫する金額にする必要はない。
  • 第二に、親戚間で不公平感を生まないこと。 兄弟姉妹や親同士で金額と渡す年齢の上限を共有しておく。
  • 第三に、毎年続けられる金額であること。 一度高額に設定すると、翌年以降に減額しにくくなる。最初から無理のない水準を選ぶ。

お年玉は、金額を競うためのものではない。子どもの成長を祝い、新年の喜びを分かち合うための習慣だ。相場を知ったうえで、家庭ごとの事情に合った金額を決めることが、渡す側にも受け取る側にも負担の少ない方法になる。

【お年玉の金額】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:2026年のお年玉で小学生に渡す金額はいくらが相場?

A1:インテージ調査では、小学校低学年は2,001~3,000円、小学校高学年は4,001~5,000円が最多だった。学年によって金額を分けるのがおすすめだ。

Q2:甥や姪へのお年玉はいくら渡せばいい?

A2:未就学児は1,000円程度、小学校低学年は3,000円程度、小学校高学年と中学生は5,000円程度、高校生と大学生は1万円程度が参考になる。ただし、親戚間の申し合わせがあれば、その金額を優先したい。

Q3:大学生にもお年玉を渡すべき?

A3:渡すかどうかに決まりはない。インテージ調査では大学生・専門学校生・短大生への最多金額帯は9,001~1万円だった。家庭によっては大学卒業まで、あるいは就職までを区切りにしている。

Q4:お年玉は何歳まで渡すのが一般的?

A4:マルアイの2026年調査では高校卒業までが34.6%で最多だった。大学・専門学校卒業まで、社会人になるまでという考え方もあり、親戚間で相談して決めるとよい。

Q5:お年玉の予算総額は平均いくら?

A5:インテージの2026年調査では24,039円。2025年の24,775円から736円減少した。これは1人あたりの金額ではなく、お年玉の予算総額の平均だ。

Q6:お年玉は新札でなければいけない?

A6:新札を用意するのが一般的なマナーだが、絶対的な決まりではない。難しい場合は、できるだけきれいなお札を用意し、ぽち袋に入れて渡すとよい。

まとめ:2026年のお年玉は年齢別相場と家計のバランスが決め手

2026年のお年玉の金額は、未就学児1,000円程度、小学校低学年3,000円程度、小学校高学年・中学生5,000円程度、高校生・大学生など1万円程度が、インテージの5,000人調査を基にした目安となる。

一方、お年玉の予算総額は24,039円と2年連続で減少し、物価高や円安の影響を感じている人も40.2%に達した。渡す側の負担を考えれば、相場を無理に上回る必要はない。

甥や姪への金額は親戚間で相談し、何歳まで渡すかもあらかじめ決めておくと安心だ。ぽち袋や渡し方のマナーにも気を配りながら、子どもたちにとって気持ちのよい新年の贈り物にしたい。

主な根拠資料

- インテージ「2026年お年玉調査」(2025年12月22日公表)
- マルアイ「2026年お年玉に関する実態調査」
- クオカード「お年玉の相場や意外と知らないマナーとタブー」
- プラスワン「甥・姪に渡すお年玉の相場調査」
- NPO法人日本サービスマナー協会「お年玉のマナー」