横山剣は2026年も進化中!新作『何?』と全国ツアー、デビュー45年の現在を徹底解説

目次

2026年、クレイジーケンバンドのリーダー・横山剣は、歌手デビュー45周年という節目を迎えた。1997年に横浜・本牧で結成されたクレイジーケンバンドも、結成29年目に突入。9月16日には通算26枚目となるニューアルバム『何?』を発売し、10月からは全国ツアー「CRAZY KEN BAND TOUR ? 2026-2027」が始まっている。

注目したいのは、長いキャリアを積み重ねても創作意欲が衰えていないことだ。2026年10月の最新インタビューでは、AIとの付き合い方や独自の作曲方法、音楽に対する未完成という意識についても語っている。さらにNetflixシリーズへの楽曲提供など、活動の幅も広がっている。横山剣のプロフィール、経歴、メンバーの変遷、最新アルバム、ツアー情報を整理しながら、その音楽が今も支持される理由を読み解く。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

【検証資料 1】クレイジー ケンバンド横山剣の当時の様子・関連報道写真(出典:Yahoo!ニュース)
  • 横山剣の現在:2026年は歌手デビュー45周年。アルバム制作、全国ツアー、楽曲提供など精力的に活動中。
  • 最新アルバム:2026年9月16日に通算26枚目の『何?』を発売。全16曲を収録。
  • バンドの歴史:1997年春、横浜本牧のイタリアンガーデンを起点にクレイジーケンバンドが誕生。
  • AI発言の真相:AIが自動的に楽曲を作ったわけではなく、画像生成などを創作の刺激として活用している。
  • 今後の予定:全国ツアーは2027年3月まで続く予定。

【2026年最新】横山剣の現在は?45周年を迎えても止まらない音楽活動

クレイジー ケンバンド横山剣

2026年10月30日時点

横山剣の2026年をひと言で表すなら、過去の実績を振り返るだけではなく、新しい表現を積極的に試している時期だ。

歌手としてのデビューから45年。クレイジーケンバンドの結成から29年。それでも新作を発表し、全国のステージに立ち、音楽以外のカルチャーにも好奇心を向けている。

2026年の主な活動

クレイジー ケンバンド横山剣

特に注目したいのが、次の3つの動きだ。

1.通算26枚目のアルバム『何?』を発売

2026年9月16日、ユニバーサルミュージックからアルバム『何?』をリリースした。

前作『華麗』(2025年)に続くオリジナルアルバムで、全16曲を収録。結成29年、バンドのレコードデビュー28年、横山剣の歌手デビュー45周年が重なる記念すべき作品となった。

2.全国ツアーを開催

10月3日の神奈川県・厚木市文化会館公演を皮切りに、全国ツアー「CRAZY KEN BAND TOUR ? 2026-2027 Presented by NISHIHARA SHOKAI」がスタートした。

2027年3月6日の横浜関内ホール公演まで続く長期ツアーである。

3.Netflix作品への楽曲提供

2026年10月22日から配信が始まったNetflixシリーズ『俺のこと、なんか言ってた?』では、横山剣が作曲を担当した劇中曲「ア・タ・シ ケンチャナヨ」が登場する。

作詞は宮藤官九郎、歌唱はチョウ役の横山剣とチヂミ役の坂井真紀。10月26日にはクレイジーケンバンド公式サイトでも関連情報が公開された。

バンドの新作を発表するだけでなく、ドラマ音楽でも新しい接点を生み出している。45周年を単なる記念行事に終わらせない活動ぶりがうかがえる。

2026年10月の最新インタビューにも注目

クレイジー ケンバンド横山剣

横山剣の現在の考え方を知るうえで参考になるのが、2026年10月に公開されたインタビューだ。

10月2日公開の音楽メディア「Lotus」のインタビューでは、新作『何?』のタイトルが生まれた背景や、AIを使った画像制作、音楽への好奇心について語っている。

さらに10月19日付の読売新聞オンラインの記事では、AIと作曲の関係について本人の考えが紹介された。

共通して見えてくるのは、長年の経験に満足せず、未知のものに触れ続けようとする姿勢だ。横山にとって45周年は、完成したアーティストとしての到達点というより、新しい挑戦を続けるための通過点なのかもしれない。

【プロフィール・経歴】横山剣はどんな人物?1981年のデビューから現在まで


横山剣(よこやま・けん)

- 生年:1960年
- 出身:神奈川県横浜市
- 職業:歌手・作詞家・作曲家・編曲家
- 担当:クレイジーケンバンドのリーダー、ボーカル
- デビュー:1981年
- CKB結成:1997年
- 2026年:歌手デビュー45周年

横山剣は、単に歌を歌うボーカリストではない。作詞、作曲、編曲まで手掛けるメロディーメーカーであり、他のアーティストへの楽曲提供も行ってきた。

ユニバーサルミュージックの公式プロフィールによると、小学校低学年の頃から頭の中にメロディーが流れ始め、独学でピアノを弾きながら作曲を始めたという。

小学5年生だった1971年には、中古レコード店の野外サウンドシステムでマイクを持ち、実演販売を経験している。中学2年からバンド活動を始め、横浜を中心に音楽活動を続けた。

横山剣のキャリアを年表で整理

デビュー45周年を理解するには、クレイジーケンバンド結成以前の活動も知っておきたい。

時期 活動・出来事 意味・実績 1960年 横浜で生まれる 音楽の原点となる横浜との縁 1971年 野外サウンドシステムで実演販売 音楽の世界に深く入るきっかけ 1981年 クールスRCでデビュー 歌手・コンポーザーとしての出発点 1980年代 ダック・テールズ、ZAZOUなどで活動 音楽性と表現方法を模索 1990年代前半 CK'Sなどで活動 後のCKBにつながる仲間と音楽を形成 1997年 クレイジーケンバンド結成 横浜本牧が発祥の地 1998年 1stアルバム『PUNCH! PUNCH! PUNCH!』発売 バンドとしてのレコードデビュー 2002〜2005年 『タイガー&ドラゴン』が広く知られる 2005年のTBSドラマ主題歌として再注目 2023年 白川玄大が正式加入 ドラマーの新体制へ 2025年 廣石惠一が逝去 結成時からのメンバーとの別れ 2026年 『何?』発売、デビュー45周年 新作と全国ツアーで活動を継続

この年表で特に大切なのは、横山剣の1981年の歌手デビューと、クレイジーケンバンドの1997年の結成は別の出来事だという点だ。

クレイジーケンバンドのレコードデビューは1998年。2026年はバンド結成29年、レコードデビュー28年、横山剣の歌手デビュー45周年に当たる。

この3つの数字を混同すると、経歴の理解にずれが生じる。

作曲家を志していた横山剣がバンドを結成した理由

興味深いのは、横山剣がもともと作曲家志向だったことだ。

2026年10月19日の読売新聞オンラインのインタビューでは、筒美京平、村井邦彦、いずみたくらに憧れていたことを明かしている。

当初は自分の曲を他の歌手に歌ってもらうことを理想としていた。しかし、自分の作品を思うように世に出せなかった経験から、自分自身を専属歌手にすればよいと考えるようになったという。

その選択がクレイジーケンバンドの結成につながった。

これは横山剣のキャリアを理解する重要なポイントだ。歌手としての活動は、作曲家としての理想を諦めた結果ではない。自分の音楽を最も理想的な形で表現するために、歌うことも自ら引き受けたのである。

【結成秘話・メンバー歴代】クレイジーケンバンドは本牧のイタリアンガーデンから始まった

クレイジーケンバンドの誕生を語るうえで欠かせない場所が、横浜市中区本牧の「イタリアンガーデン」だ。

1997年春頃、横山剣を中心とする音楽仲間がこの場所に集まり、バンド結成へとつながった。

公式プロフィールも、バンドが本牧の伝説的スポットで生まれたことを紹介している。

イタリアンガーデンとはどんな場所だったのか

イタリアンガーデンは、単なる飲食店ではなかった。

本牧は、米軍関係者や外国文化の影響を受けながら独特の音楽・ファッション文化を育ててきた街だ。アメリカの音楽や洋画、洋食、ナイトカルチャーなどが混ざり合う環境があった。

イタリアンガーデンも、そうした本牧の空気を象徴する場所の一つだった。

横山剣と本牧の関係は、バンド結成の瞬間だけにとどまらない。2012年にはアルバム『ITALIAN GARDEN』も発表されており、地元の文化や記憶が作品の重要なテーマになっている。

なお、現在の本牧町には、イタリアンガーデンの歴史を受け継ぐ「IG」が営業している。四角い本牧ピザなど、地域の食文化も継承されている。旧店舗の歴史と現在のIGを区別して理解すると、バンドのルーツがより鮮明になる。

クレイジーケンバンドの歴代メンバーと2026年の編成

1997年の結成当初は、横山剣、廣石惠一、小野瀬雅生、洞口信也、中西圭一、新宮虎児らを中心とした編成だった。

その後、ホーンセクションやキーボード、ボーカルなどのメンバーが加わり、現在の大編成へと発展している。

2026年の公式プロフィールに掲載されているメンバーは次の11人だ。

メンバー 担当
横山剣 ボーカル
小野瀬雅生 ギター
洞口信也 ベース
中西圭一 サックス・フルート
新宮虎児 ギター・キーボード
高橋利光 キーボード
河合わかば トロンボーン
澤野博敬 トランペット
スモーキー・テツニ ボーカル・パーカッション
Ayesha ボーカル
白川玄大 ドラムス

このメンバー構成を見ると、クレイジーケンバンドが単なるロックバンドではないことが分かる。

ギター、ベース、ドラムという基本編成に加え、複数のホーン奏者やボーカリストが参加することで、ファンク、ソウル、歌謡曲などを立体的に表現できる体制になっている。

廣石惠一の逝去と新しいバンド体制

歴代メンバーを語るうえで忘れてはならないのが、ドラマーの廣石惠一だ。

廣石は1997年の結成時から2022年までクレイジーケンバンドのメンバーとして活動した。

2023年4月には白川玄大が新しいドラマーとして正式加入。そして2025年3月25日、公式サイトは廣石惠一が同年3月16日に64歳で逝去したことを発表した。

横山剣は公式コメントで、廣石が自分を再びバンドでの実演活動へ引き戻してくれた存在だったと振り返っている。

このエピソードは、クレイジーケンバンドが横山剣一人の才能だけで成立しているわけではないことを示している。長年一緒に音楽を作ってきた仲間との関係が、現在のサウンドを支えているのだ。

【新アルバムは何?】26枚目『何?』の収録曲と注目ポイント

2026年9月16日発売

クレイジーケンバンドの2026年最新アルバムは、タイトルそのものが印象的な『何?』だ。

通算26枚目のオリジナルアルバムで、全16曲を収録。通常盤と初回限定盤が用意され、初回限定盤には2025年11月8日の横浜BUNTAI公演を収録したDVDが付属する。

項目 内容
タイトル 『何?』
発売日 2026年9月16日
作品数 通算26枚目
収録曲 全16曲
通常盤 CD・税込4,000円
初回限定盤 CD+DVD・税込8,000円
レーベル ユニバーサルミュージック

『何?』というタイトルに込められた意味

なぜ『何?』なのか。

この疑問について、横山剣は2026年10月2日公開のLotusのインタビューで、日常生活の中で耳にする音楽や、クレージーキャッツの「アッと驚く為五郎」、バンドメンバーの中西圭一がよく使う言葉などが発想につながったと説明している。

街で流れる知らない曲を聴いて「何これ?」と感じ、Shazamで調べたり、人に尋ねたりする。その好奇心がタイトルの背景にある。

つまり『何?』は、単なる奇抜なネーミングではない。

知らないものに出会ったときの驚きや、まだ知らない音楽を探し続ける姿勢が込められている。

注目したい収録曲と参加アーティスト

全16曲の中でも、特に注目したいのは次の楽曲だ。

- 「夜の穴」:アルバムの冒頭を飾るファンキーなソウルナンバー。
- 「OKIDOKI」:情報過多の時代をユーモラスに捉えた楽曲。
- 「カモナマイハウス feat. CHIBOW & CHOZEN LEE」:本牧ゆかりのアーティストとのコラボレーション。
- 「心配無用節 -無添加-」:演歌的な歌い回しを取り入れた作品。BS-TBSの時代劇のエンディングテーマ。
- 「アッと驚く為五郎」:クレージーキャッツの楽曲カバー。
- 「半透明のルミコ」:横山剣の想像力から生まれた物語性の強い楽曲。
- 「免許返納のブルース」:以前から温めていたメロディーをブラッシュアップした作品。
- 「口笛を吹きながら夜を行け」:五木寛之が作詞を担当。
- 「狂い咲きセカンド・バージン・ロード」:宮藤官九郎が作詞を担当。

特に五木寛之と宮藤官九郎という、異なる分野で活躍する二人が参加している点は見逃せない。

五木の詞には文学的な世界観があり、宮藤の詞にはユーモアや物語性がある。横山剣の音楽と組み合わさることで、アルバムに異なる表情を加えている。

また「カモナマイハウス」は、2003年の「Brand New Honda」の原曲に当たる楽曲を再構築したもの。過去の音楽を現在の感覚で作り直すという、CKBらしい試みでもある。

前作『華麗』から何が変わったのか

前作『華麗』は2025年9月3日に発売された25枚目のアルバムだ。

『何?』では、前作から一転して、より強い好奇心と実験性が感じられる。

10月2日のインタビューで横山剣は、自身がまだ完成していないという感覚を持ち続けていることを話している。

長いキャリアを積み重ねると、過去の成功を再現することが安全な選択になりやすい。しかし横山は、新しい音楽やカルチャーを吸収し、まだ知らない表現を試すことを楽しんでいる。

『何?』は45周年を記念するだけの作品ではなく、現在のクレイジーケンバンドが何を面白いと感じているのかを示す作品だ。

【AI作曲発言の真相】横山剣はAIで音楽を作っているのか?

2026年の横山剣をめぐる話題で、特に興味深いのがAIに関する発言だ。

アルバム『何?』の制作にAIが関係していることから、「横山剣はAIに曲を作らせているのか」という疑問を持った人もいるだろう。

実際のところ、AIは一部の制作工程や発想に活用されているが、アルバムの楽曲をAIに丸ごと作らせているわけではない。

「脳内AIがあるので必要ない」という発言の背景

2026年10月19日付の読売新聞オンラインでは、横山剣のAIに対する考え方が紹介された。

本人はAIの作曲能力について独自の見方を示している。

「脳内AIがあるので、必要ないんです」

これはAIを全面否定する発言ではない。

読売新聞の取材では、AIがクレイジーケンバンドの代表曲を尋ねられた際、実在しない「親父のバイク」という曲を回答したエピソードも紹介された。

横山はAIの誤情報や、過去のデータに基づく生成の限界についても指摘している。

一方で、AIの可能性そのものには興味を持っており、実際の制作にも一部取り入れている。

実際にAIを使った制作はどこまで進んでいる?

2026年10月2日のLotusインタビューでは、AIの具体的な活用方法が詳しく説明されている。

注目したいのは、アルバム収録曲「Bounce Bounce Bounce」の制作過程だ。

横山剣は、ロサンゼルスのコリアタウンを車で走るイメージをAIに入力し、ネオンサインやパームツリーなどを含む画像を生成した。そのビジュアルから着想を得て、音楽を作っていったという。

つまり、AIが自動的に完成した楽曲を作ったのではなく、画像生成を創作の出発点として使ったということだ。

また、アルバムジャケットの制作でもAIを活用した。バンド写真を読み込ませ、宇宙服を着たメンバーというイメージを生成し、最終的にはデザイナーが実際のメンバーの顔などを調整して完成させた。

さらに読売新聞の取材では、「eye catch 何?何?何?」のキーボードソロにAIを活用したことも紹介されている。

AI作曲をめぐる噂と事実の整理

ネット上で生じやすい誤解 実際の内容
AIがアルバム全曲を作曲した 横山剣自身が楽曲の創作を担当
AIは一切使っていない 画像生成や一部の音楽制作に活用
AIに作曲能力を否定している AIの可能性を認めつつ、限界も指摘
AIによって人間の創作が不要になった 人間の発想や経験を創作の中心に置いている

ここで重要なのは、「AIを使ったか、使っていないか」という二択で考えないことだ。

横山剣の場合、AIは創作の主体というより、発想を広げるための道具として位置付けられている。

AIで生成した映像的なイメージから音楽を生み出すという方法は、従来の作曲手法とは少し違う。しかし、最終的なメロディーや作品の方向性を決めるのは本人の感性だ。

この点に、横山剣の創作姿勢がよく表れている。

【音楽性・代表曲の評判】なぜ横山剣とクレイジーケンバンドは支持されるのか

クレイジーケンバンドの音楽を一つのジャンルに分類するのは難しい。

ファンク、ソウル、R&B、ロックンロール、歌謡曲、演歌、ラテン、スカなど、さまざまな音楽の要素が混ざり合っているからだ。

横山剣自身も、2026年のインタビューで異なる文化やジャンルを組み合わせることへの興味を語っている。

横山剣の作曲スタイルはどこが独特なのか

横山剣の作曲方法には、大きく分けて2つのパターンがある。

1.頭の中にメロディーが完成した状態で浮かぶ方法

本人の説明によると、メロディーや曲全体が突然頭の中に現れることがある。

代表的な例が「タイガー&ドラゴン」だ。

2026年のインタビューでは、車を運転しているときに「俺の話を聞け」というフレーズが自然に浮かんだと振り返っている。

意識的にヒット曲を狙って組み立てたというより、日常の中で生まれた言葉とメロディーを作品へと発展させた形だ。

2.バックトラックを土台にして作る方法

もう一つは、先に音楽の土台となるトラックを作り、そこにメロディーや歌詞を乗せていく方法。

『何?』では「夜の穴」「OKIDOKI」「シャボン玉」などが、この制作方法で作られたと横山は説明している。

共同制作者のYu Parkが制作したトラックを、横山が自身の好みに合わせてブラッシュアップしていく。

このように、直感的な作曲と共同制作の両方を使い分けている。

代表曲と評価される理由

クレイジーケンバンドを初めて聴く人には、まず次の楽曲をおすすめしたい。



『タイガー&ドラゴン』

CKBを広く知らしめた代表曲。印象的なフレーズと濃厚な歌謡曲・ファンクの融合が特徴。2005年にはTBSドラマのオープニングテーマに起用された。


『せぷてんばぁ』

メロウな雰囲気と情感豊かな歌が魅力。横山剣の歌謡曲的なメロディーセンスを知る入口になる。


『GT』

CKBらしいグルーヴと都会的なムードを楽しめる楽曲。バンドのサウンドの幅を感じられる。


『あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ。』

軽快さとユーモアが共存する楽曲。横山剣の言葉選びとポップセンスが伝わる。


『タイガー&ドラゴン』が知名度を高めた理由

2002年に発表された「タイガー&ドラゴン」は、2005年にTBSドラマ『タイガー&ドラゴン』のオープニングテーマに起用され、再発売された。

クレイジーケンバンド公式の2005年活動記録によると、再発売シングルはオリコン17位を記録。同年発売のアルバム『SOUL PUNCH』もオリコン9位にランクインした。

この数字は、バンドが独自の音楽性を維持しながら、より広い音楽ファンに認知された転換点を示している。

興味深いのは、ドラマの知名度だけに依存していないことだ。独特の歌詞、印象的なリズム、横山剣の声が組み合わさり、作品そのものに強い個性があった。

横山剣は、後年のインタビューでこの曲を演奏することへの照れくささも語っている。しかし現在は、代表曲として演奏することの価値を受け止めている。

クレイジーケンバンドの音楽が向いている人

CKBの魅力を理解するうえでは、どんな音楽を好むかも重要だ。

おすすめできる人

- 昭和歌謡や昔のソウルミュージックが好きな人
- ファンクやR&B、ラテンなどを横断する音楽が好きな人
- 横浜や横須賀など、街の風景を描いた歌詞に惹かれる人
- 演奏技術とライブならではのグルーヴを楽しみたい人
- 一つのジャンルに収まらない音楽を聴きたい人

好みが分かれる可能性がある人

- 一貫した一つのジャンルだけを聴きたい人
- 洗練された均質なポップスを中心に聴く人
- 歌詞のユーモアや昭和的な表現が苦手な人

CKBの音楽は、整然としたジャンル分けよりも、異なる音楽が同じ空間で共存する面白さに価値がある。

それこそが、横山剣の音楽性を理解するための重要な判断基準だ。

【2026〜2027年ツアー】全国公演の日程と今後の注目ポイント

2026年の大きな注目イベントが、全国ツアー「CRAZY KEN BAND TOUR ? 2026-2027 Presented by NISHIHARA SHOKAI」だ。

10月3日の厚木公演からスタートし、2027年3月6日の横浜関内ホールまで全国各地を回る。

2026年の公演予定

10月30日時点で、これから開催される主な公演は次のとおり。

日程 会場
11月2日 福岡国際会議場メインホール
11月3日 倉敷市芸文館ホール
11月7日 田園ホール(岩手)
11月8日 仙台電力ホール
11月14日 LINE CUBE SHIBUYA
11月21日 神戸国際会館こくさいホール
11月24日 Niterra日本特殊陶業市民会館

2027年の公演予定

日程 会場
1月16日 YCC県民文化ホール(山梨)
1月17日 ホクト文化ホール(長野)
1月24日 高崎市文化会館(群馬)
1月30日 磐田市民文化会館「かたりあ」
2月19日 鹿児島CAPARVO HALL
2月20日 熊本城ホール シビックホール
2月23日 戸田市文化会館
3月5日 横浜関内ホール
3月6日 横浜関内ホール

全公演共通の指定席料金は基本的に前売り9,900円(税込)。鹿児島公演はライブハウスでの立見公演となり、料金体系が異なる。

なお、2027年公演のチケット発売日は公式案内で11月1日とされている。最新の販売状況や変更事項は公式の公演案内で確認したい。

ツアーの見どころは新曲と定番曲の共存

今回のツアーでは、アルバム『何?』の楽曲が重要な位置を占めると考えられる。

一方、横山剣はLotusのインタビューで、長年のファンだけでなく、最近バンドを知った人も楽しめるライブにしたいと話している。

そのため、新曲だけを演奏するのではなく、従来からの定番曲も大切にする構成がポイントになる。

これはCKBのライブが持つ強みでもある。

過去のヒット曲を聴きたいファンと、新しい作品を楽しみに来たファン。その両方を満足させるには、選曲にもバンド全体の経験が必要になる。

さらに公式サイトでは、2026年12月のBillboard Live TOURも案内されている。全国ツアー以外にも活動の場が用意されていることから、2026年後半から2027年にかけてライブ活動が充実していることが分かる。

【プロの結論】横山剣の現在地は「完成」ではなく「未完成を楽しむこと」

横山剣の2026年を振り返ると、45年というキャリアの長さ以上に、創作への向き合い方が印象に残る。

1981年にクールスRCでデビューし、さまざまなバンド活動を経験。1997年には自らの音楽を最も理想的な形で表現するため、クレイジーケンバンドを結成した。

その後もジャンルにとらわれず、他のアーティストへの楽曲提供、映画やドラマとの関わり、異なる文化とのコラボレーションなどを続けてきた。

2026年のアルバム『何?』では、AIを使った画像生成にも興味を示しながら、人間の直感や想像力を創作の中心に置いている。

ここに横山剣の音楽が長く続いている理由がある。

過去の成功を繰り返すのではなく、過去に蓄積した経験を新しい表現へ変換していること。

それが、クレイジーケンバンドの音楽を単なる懐古的な昭和歌謡に終わらせない力になっている。

2026年の横山剣は、45周年を迎えたベテランであると同時に、まだ自分の音楽を探し続ける現役のメロディーメーカーなのだ。

【クレイジーケンバンドの横山剣】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:横山剣は2026年現在、何歳ですか?

A1:1960年生まれで、2026年10月30日時点では66歳です。1981年にクールスRCのコンポーザー兼ボーカルとしてデビューし、2026年は歌手デビュー45周年に当たります。

Q2:クレイジーケンバンドはいつ結成されましたか?

A2:1997年春頃、横浜本牧のイタリアンガーデンで結成されました。レコードデビューは1998年で、1stアルバムは『PUNCH! PUNCH! PUNCH!』です。

Q3:クレイジーケンバンドの2026年最新アルバムは何ですか?

A3:2026年9月16日発売の通算26枚目のアルバム『何?』です。全16曲を収録し、五木寛之や宮藤官九郎も楽曲制作に参加しています。

Q4:横山剣はAIを使って作曲していますか?

A4:AIにアルバム全体を作曲させているわけではありません。画像生成によるビジュアル制作や楽曲の着想、一部の音楽制作にAIを活用しています。本人は自身の創作力を「脳内AI」と表現しています。

Q5:クレイジーケンバンドの代表曲は何ですか?

A5:代表曲として知られるのは『タイガー&ドラゴン』です。そのほか『せぷてんばぁ』『GT』『あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ。』なども、バンドの音楽性を知るうえでおすすめです。

Q6:クレイジーケンバンドの2026〜2027年ツアーはいつまでですか?

A6:公式発表では2027年3月6日の横浜関内ホール公演まで予定されています。2026年11月から2027年3月にかけて全国各地で公演が行われます。

Q7:横山剣は作曲家として他の歌手にも楽曲を提供していますか?

A7:はい。和田アキ子、TOKIO、SMAP、一青窈、藤井フミヤなど、幅広いアーティストに楽曲を提供してきました。作曲家としての活動も横山剣の重要なキャリアです。

まとめ:横山剣とクレイジーケンバンドの2027年以降にも期待

横山剣は2026年、歌手デビュー45周年を迎えながら、クレイジーケンバンドのリーダーとして精力的に活動している。

1997年の結成から続くバンドの歴史、横浜本牧のイタリアンガーデンに根差した音楽文化、そしてジャンルを超えた独自の作曲スタイル。そのすべてが現在の作品に反映されている。

特に2026年9月発売の『何?』は、過去の代表曲を再現するだけではなく、AIや新しい音楽的発想も取り入れた意欲作だ。

今後の注目ポイントは次の3つ。

- 2027年3月まで続く全国ツアーで、新作がどのようにライブ表現へ発展するか。
- AIなどの新技術を、横山剣が今後どのように創作に取り入れていくか。
- 45周年を経て、クレイジーケンバンドがどのような新しい作品を生み出すか。

横山剣の魅力は、キャリアの長さだけでは説明できない。常に新しいものを面白がり、音楽に変えていく好奇心こそが最大の強みだ。

「何?」という疑問を持ち続けること。それ自体が、横山剣の音楽を前に進める原動力になっている。


主な参考資料:クレイジーケンバンド公式サイト、ユニバーサルミュージック公式プロフィール・作品情報、読売新聞オンライン、Lotus、USEN「encore」、Billboard JAPAN、JOYSOUND音楽ニュース。