【2026年最新】ジェットスターのストライキによる欠航は現在も発生している?
まず押さえておきたいのは、労働組合が活動していることと、実際にストライキが実施されていることは別問題だという点だ。
JCAの公式サイトを確認すると、2026年10月17日付で「従業員代表選挙やり直しのお知らせ」が掲載されている。また、2026年には賃金訴訟の和解や休憩に関する裁判など、労働問題に関連する活動も報告されている。
つまり、2026年もJCAの活動そのものは継続している。一方、公式サイトの最新ニュース一覧には、2026年10月31日までのストライキ実施告知は掲載されていない。現在、2023年末と同規模のストライキによる欠航が進行していると判断できる公表情報は確認できない。
2026年にジェットスターを利用する人が注意すべきこと

ストライキ情報を調べる際には、次の3つを区別する必要がある。
- 労働組合の活動情報: JCAが労働条件や組合活動に関する問題を発表している状態。
- ストライキの予告: 組合が会社側に争議行為の実施を通知した状態。
- 実際の欠航: 航空会社が対象便の運休・欠航を決定した状態。
ストライキの予告があったからといって、予約した便が必ず欠航するわけではない。反対に、ストライキが発表されていなくても、悪天候や機材整備、乗務員の勤務調整などによって欠航する可能性はある。
そのため、2026年の利用者にとって最も確実なのは、労組のニュースだけでなく、ジェットスター公式の運航情報を併せて確認することだ。
【原因を徹底解説】JCAのストライキはなぜ起きた?2023年から2024年の経緯

ジェットスターのストライキ問題を理解するには、JCAとジェットスター・ジャパンの間で続いていた労使交渉を振り返る必要がある。
ジェットスタークルーアソシエーション(JCA)とは?

JCAは、ジェットスター・ジャパンで働くパイロットと客室乗務員を中心とする労働組合だ。
公式サイトによると、2018年7月に結成された企業内組合で、キャビンクルーとパイロットの労働環境を支えることを目的としている。
2023年のストライキでJCAが会社側に求めていた主な内容は、次の3点だった。
1. 変形労働時間制における所定時間外労働の未払い賃金を全額支払うこと。
2. 組合側の同意なく減額された通勤手当を支払うこと。
3. 組合活動に必要な事務所スペースや掲示板の設置を認めること。
これらは、JCAが2023年11月29日に提出した争議予告通知書にも記載されている。
労働条件だけでなく、組合活動に必要な施設の提供も争点になっていたことが特徴だ。
2023年12月のストライキに至るまで
2023年5月、JCAは会社側に労働条件の改善を求める要求書を提出した。
その後、会社側との事務折衝や団体交渉が続いたものの、組合側は十分な回答を得られなかったと説明している。
8月には争議権を確立したが、会社側が未払い賃金の再計算と支払いを回答したことで、当初予定していたストライキはいったん見送られた。
しかし、ほかの要求を含む交渉は続き、12月22日から一部組合員による指名ストライキが始まった。
2023年12月29日~2024年1月1日の欠航実績
年末年始の帰省ラッシュと重なったことで、利用者への影響は大きくなった。
当時の報道で整理された日別の欠航実績は次のとおりだ。
特に12月29日は欠航が17便に達し、約2,600人に影響した。年末の移動需要が集中する時期だったため、帰省や旅行の予定を変更せざるを得ない利用者も生じた。
なお、報道によって集計時点や欠航原因の分類が異なる場合がある。上の表は12月29日から翌年1月1日までの日別実績を合算したものだ。
2024年1月2日からストライキが全面解除された理由
2024年1月1日、石川県能登地方で大きな地震が発生した。
これを受け、JCAは被災状況を考慮し、1月2日から1月7日まで予定していたストライキを全面解除すると発表した。
さらに、臨時便の運航にも対応するため、組合員への協力要請を開始したことも公式発表で明らかにしている。
ここで注意したいのは、1月1日のストライキまで中止されたわけではないことだ。1月1日は予定どおり実施され、翌2日以降のストライキが解除された。
2024年3月にも再びストライキが予告された
2024年3月には、別の労使問題を背景に再びストライキが予告された。
今回は、JCAの執行委員に対する会社側の懲戒処分をめぐる対立が発端だった。
3月27日、JCAは3月29日以降のストライキを会社側に通知した。しかし、3月28日夕方、JCAは翌日のストライキを中止すると発表した。
弁護士ドットコムの報道によると、JCA側は会社からスト参加者への懲戒処分を検討する可能性を示されたため、組合員を守ることを優先したと説明している。
なお、会社側には組合員1人のスト実施通知が残っていたとの報道もあり、会社側は3月29日の運航への影響はないと説明した。
この一連の経緯からも、ストライキの予告と実際の運航への影響は、分けて考える必要がある。
【対象便を確認】ジェットスターのストライキはGK便だけ?
ジェットスターのストライキを調べる際に、特に重要なのが航空会社コードだ。
ジェットスターグループには複数の航空会社が存在するが、JCAが関係するのはジェットスター・ジャパンの従業員である。
GK便がストライキの対象になる理由
ジェットスター・ジャパンの便名には、原則として「GK」が付く。
2023年末から2024年にかけてのストライキでは、ジェットスター・ジャパンが運航する国内線・国際線のGK便が影響対象として案内されていた。
一方、ジェットスター航空のJQ便は別会社の運航便だ。
ジェットスター公式の航空会社コード案内では、次のように区別されている。
| 航空会社コード | 航空会社 | JCAのストライキとの関係 |
|---|---|---|
| GK | ジェットスター・ジャパン | 対象となる運航会社 |
| JQ | ジェットスター航空 | JCAの対象外 |
| 3K | ジェットスター・アジア航空 | JCAの対象外 |
なお、ジェットスター・アジア航空(3K)は2025年7月31日で運航を終了している。したがって、2026年の航空券を確認する場合は、GKとJQの区別が特に重要になる。
自分の航空券が対象か確認する方法
航空券や旅程表に記載された便名を確認しよう。
例えば、GKから始まる便名ならジェットスター・ジャパンの運航便に該当する。
ただし、GK便だからといって必ずストライキの影響を受けるわけではない。実際の対象便は、ストライキの参加者や勤務状況、会社側の運航計画によって変わる。
重要なのは、航空会社コードだけでなく、搭乗日と便名をセットで確認することだ。
【欠航情報の確認方法】ジェットスターの運航状況をリアルタイムで調べるには?
旅行当日や出発前に欠航の可能性が気になる場合、確認先はジェットスター公式の情報を優先したい。
1. 公式サイトの「運航状況」を確認する
最も基本的なのが、ジェットスター公式サイトの運航状況だ。
公式案内では、大幅な遅延や欠航が発生した場合、運航状況のページで情報を随時更新するとしている。
確認する際は、次の情報を手元に用意しておくとスムーズだ。
- 搭乗日
- 便名(GKから始まる番号など)
- 出発空港
- 到着空港
特に便名は重要だ。同じ路線でも複数の便が運航されることがあるため、路線名だけで判断しないようにしたい。
2. 登録メールとアプリの通知を確認する
ジェットスターは、対象となる予約の利用者に対して、登録メールアドレスへの通知やアプリのプッシュ通知を行っている。
公式案内で示されている情報提供手段は次の4つだ。
1. 公式サイトの運航状況
2. 登録メールアドレスへのお知らせ
3. ジェットスターアプリのプッシュ通知
4. 空港内のモニターやアナウンス
注意したいのは、予約時のメールアドレスが間違っている場合や、アプリの通知設定がオフの場合だ。
欠航連絡を見逃さないよう、出発前には登録情報と通知設定も確認しておきたい。
3. 予約管理画面で自分の便を確認する
運航状況だけでなく、予約管理画面から自分の予約内容を確認することも大切だ。
予約番号と予約時のメールアドレス、または姓を入力すれば、予約の確認や変更手続きに進める。
欠航が確定している場合は、画面に表示される代替便や払い戻しの選択肢を確認しよう。
4. 空港に到着している場合は係員にも確認する
すでに空港にいる場合、スマートフォンの情報だけで判断せず、空港内の案内表示や係員への確認も有効だ。
とくに乗り継ぎや帰国便が関係する場合は、次の移動手段まで含めて確認することが望ましい。
【欠航時の対処法】振替便・払い戻し・宿泊費の補償条件
ジェットスターの便がストライキによって欠航した場合、利用者にとって最も重要なのは、その後の対応だ。
ジェットスター・ジャパンの運送約款と公式の欠航対応案内では、主に振替と払い戻しの2つが示されている。
欠航した場合は後続のジェットスター便に振り替えられる
公式の運送約款第10.2項では、ストライキなどのやむを得ない事情によって大幅な遅延や欠航が発生した場合、次の対応を定めている。
- ジェットスターが運航する空席のある後続便への振り替え
- 運賃の払い戻し
ここで注意したいのは、振替先が原則としてジェットスターの自社便であることだ。
他社の航空便を自由に選んで、その航空券代をジェットスターに請求できるという制度ではない。
振替便を手配する具体的な手順
ジェットスター公式の案内に沿った手続きは次のとおり。
1. 公式サイトの「予約の確認/変更」を開く。
2. 予約番号とメールアドレスまたは姓を入力する。
3. 予約管理画面で「代替便/他の選択肢を確認する」を選ぶ。
4. 「代替のフライトを検索する(無料)」を選択する。
5. 希望する日付と代替便を選ぶ。
6. 内容を確認して確定する。
希望する便が見つからない場合は、画面からライブチャットで相談することもできる。
なお、旅行会社や予約サイトを経由して購入した場合は、予約元での手続きが必要になることがある。
欠航した場合の払い戻し条件
欠航が発生した場合、公式案内では払い戻しという選択肢も用意されている。
通常の自己都合によるキャンセルとは異なり、欠航に伴う払い戻しは運送約款に基づく対応となる。
払い戻しを希望する場合は、予約管理画面から「他の選択肢を確認する」を選び、「払い戻し請求をする」に進む。
ただし、返金方法は支払い方法や欠航理由によって異なる。
| 支払い方法 | 払い戻しの扱い |
|---|---|
| クレジットカード・デビットカード | 対応条件に応じてカードに返金。外的要因の場合はバウチャーとなる場合もある |
| フライトバウチャー | 原則として相当額のバウチャーを発行 |
| その他の決済方法 | ライブチャットで確認。銀行振込などで対応する場合がある |
| 旅行会社経由 | 原則として予約した旅行会社などに問い合わせる |
カードへの返金は明細への反映まで最大2か月程度、銀行振込の場合は15営業日程度かかることがある。
ホテル代や食事代、交通費は補償される?
ここは特に誤解が多いポイントだ。
飛行機が欠航になれば、宿泊費や食事代、空港までの交通費などが追加で必要になる場合がある。
しかし、ジェットスターの運送約款では、ストライキを含むやむを得ない事情による欠航について、原則として欠航によって発生した費用の負担責任を負わないとしている。
公式の欠航対応ページにも、次のような説明がある。
遅延・欠航に伴い発生する費用は負担いたしかねます。
つまり、次のような費用は自動的に補償されるわけではない。
- 追加で必要になったホテル代
- 食事代
- タクシーや鉄道などの交通費
- 自分で購入した他社便の航空券代
ただし、ジェットスターは特別な状況では一部費用を会社が定める範囲で補填する場合があるとしている。その場合、空港や登録メールへの案内で補償内容が通知される。
そのため、欠航時に宿泊などの追加費用が発生した場合は、自己判断で手配する前に空港係員やライブチャットに確認するのが望ましい。領収書も必ず保管しておこう。
【プロの結論】ジェットスターのストライキ欠航で失敗しないための判断基準
ジェットスターのストライキ問題で押さえておきたいのは、労使交渉のニュースと実際の航空便の運航状況を混同しないことだ。
2023年末の事例では、4日間で48便が欠航し、約8,000人に影響した。年末年始の移動需要と重なったこともあり、ストライキが航空利用者に及ぼす影響の大きさが浮き彫りになった。
一方、2024年3月にはストライキが予告されたものの、予定された全面ストは中止された。予告だけを見て搭乗便が欠航すると決めつけることも、運航への影響がないと早合点することも避けたい。
利用者が判断する際には、次の3点を基準にするとよい。
第一に、労組の発表だけでなく航空会社の運航情報を確認すること。
JCAのストライキ予告は重要な情報だが、実際の欠航便はジェットスター側の運航発表で確認する必要がある。
第二に、GK便かどうかを確認すること。
JCAの活動による影響を調べる場合は、ジェットスター・ジャパンが運航するGK便を中心に確認する。JQ便とは運航会社が異なる。
第三に、欠航時の選択肢を事前に把握しておくこと。
振替と払い戻しのどちらを希望するのか、代替便が翌日以降になった場合に宿泊が必要になるのかなど、旅行計画に応じた準備が重要だ。
LCCの航空券は運賃が魅力的な一方、欠航時の追加費用まで必ず航空会社が負担するわけではない。特に、翌日の仕事や重要な予定がある場合は、余裕のある日程を組むこともリスク対策になる。
【ジェットスターのストライキ欠航】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在、ジェットスターはストライキで欠航していますか?
A1:2026年10月31日現在、JCAの公式ニュース一覧では労働問題に関する活動が確認できますが、同日までのストライキ実施告知は確認できません。現在の個別便の運航状況については、ジェットスター公式サイトで確認してください。
Q2:ジェットスターのストライキ対象便はGK便だけですか?
A2:JCAが関係するのはジェットスター・ジャパンの従業員です。過去のストライキでは、GK便の国内線・国際線が対象として案内されました。JQ便は別会社の運航便です。
Q3:ストライキで欠航した場合、航空券代は全額返金されますか?
A3:運送約款に基づく欠航対応では、後続の自社便への振替または運賃の払い戻しが定められています。払い戻しの具体的な方法は支払い方法や欠航理由によって異なるため、予約管理画面で確認してください。
Q4:欠航した場合、ホテル代や食事代も補償されますか?
A4:原則として、欠航によって発生した宿泊費や食事代などは利用者負担です。ただし、特別な状況では一部費用が補填される場合があります。空港係員やライブチャットで確認してください。
Q5:2024年1月のストライキはいつ中止になりましたか?
A5:2024年1月1日の能登半島地震を受け、JCAは1月2日から1月7日までのストライキを全面解除しました。1月1日のストライキは実施されています。
Q6:ストライキの予告が出たら、航空券をキャンセルした方がよいですか?
A6:予告だけで予約便の欠航が確定するわけではありません。まず公式運航情報と予約管理画面を確認し、航空会社から案内された振替・払い戻し条件を確認してから判断するのが適切です。
まとめ:2026年も公式情報を確認してジェットスターの欠航に備えよう
ジェットスター・ジャパンのストライキは、2023年12月から2024年1月にかけて大規模な欠航を引き起こした。JCAが求めていたのは、未払い賃金や通勤手当、組合活動に必要な施設の提供など、労働条件と組合活動に関する問題だった。
その後も2024年3月にストライキが予告されたが、予定された全面ストは中止されている。
2026年10月31日現在、JCAの労働問題に関する活動は続いているものの、ストライキによる大規模欠航が現在発生していると確認できる公表情報はない。
利用者が覚えておきたいポイントは次のとおりだ。
- 過去の大規模欠航は2023年12月29日~2024年1月1日の48便。
- JCAのストライキで影響を受ける中心はジェットスター・ジャパンのGK便。
- 現在の欠航状況は公式サイトやアプリで確認する。
- 欠航時は後続のジェットスター便への振替か運賃の払い戻しが基本。
- ホテル代や食事代などの追加費用は原則として自己負担。
航空便の運航状況は直前に変わることもある。旅行当日だけでなく、出発前日や数日前から公式情報を確認し、万が一の欠航にも対応できる旅行計画を立てておきたい。