48歳女性の現在は?仕事・転職・正社員の実態を2026年最新統計で徹底解説

目次

2026年現在、48歳女性の仕事や暮らしは、大きな転換期を迎えている。キャリアを積み重ねてきた人、子育てや家庭の事情で働き方を変えた人、再就職や正社員への転職を考えている人など、同じ48歳でも置かれている状況はさまざまだ。

注目したいのは、2026年に公表された最新の女性就業統計だ。総務省「労働力調査」などを基にした2025年のデータでは、45~49歳女性の就業率は83.3%、正規雇用比率は37.1%となっている。多くの女性が働いている一方、雇用形態や賃金、キャリア形成には依然として課題が残る。48歳女性の現在地を、仕事・転職・再就職・暮らしという複数の視点から読み解く。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

- 就業率83.3%: 45~49歳女性の多くが仕事に就いており、働くことは珍しい選択ではない。
- 正規雇用比率37.1%: 就業率の高さに対して正社員として働く女性の割合には大きな開きがある。
- 48歳からのキャリア: 経験を生かした転職、正社員への転換、再就職、柔軟な働き方など複数の選択肢がある。

【48歳女性の現在】仕事・暮らし・生き方はどう変わっている?

48 歳女性

48歳は、社会人としての経験が十分に蓄積される一方、これからの働き方を考え直す機会も増える年代だ。

20代や30代とは異なり、仕事選びでは給与だけでなく、長く働ける環境、勤務時間、職場の人間関係、将来の生活設計なども判断材料になる。

特に40代後半女性の働き方には、次のような選択肢がある。

- 現在の会社で管理職や専門職を目指す
- 経験を生かして別の企業に転職する
- パートや契約社員から正社員を目指す
- ブランクを経て再就職する
- 副業やフリーランスなど複数の収入源を持つ
- 勤務時間を調整し、家庭や自分の時間とのバランスを取る

どの選択が適切かは、職歴、収入、生活環境、本人の希望によって異なる。

2026年の統計が示す45~49歳女性の存在感

48 歳女性

2025年平均の労働力調査を基礎とした2026年公表資料では、15~64歳女性の就業率は75.3%だった。

さらに、45~49歳女性の就業率は83.3%。40代後半は、働く女性が多い年齢層に位置している。

この数字から分かるのは、48歳女性が仕事から離れていることを前提にキャリアを考える時代ではないということだ。

一方、働いていることと、希望する雇用形態や待遇を得られていることは別問題である。ここに、40代後半女性のキャリアを考えるうえで見逃せないポイントがある。

暮らしの形も一つではない

48 歳女性

2025年の内閣府資料によると、妻が64歳以下の雇用者共働き世帯は1,254万世帯。男性雇用者と無業の妻から成る世帯は358万世帯だった。

共働き世帯は、後者の約3.5倍に達している。

また、共働き世帯のうち、妻が週35時間以上働く世帯は542万世帯、週35時間未満の世帯は712万世帯となっている。

この統計は48歳女性だけを対象にしたものではないが、女性の働き方がフルタイム一辺倒ではなく、多様化していることを示している。

【2026年最新統計】45~49歳女性の就業率83.3%と正規雇用比率37.1%の実態

48歳女性の仕事を考えるうえで、特に重要なのが就業率と正規雇用比率の違いだ。

2026年に公表された政府資料では、45~49歳女性について、就業率83.3%、正規雇用比率37.1%という数字が示されている。

この2つの数字は似ているようで、意味が異なる。

就業率83.3%が示すもの

就業率とは、対象となる年齢階級の人口に対して、実際に仕事に就いている人がどれくらいいるかを示す割合だ。

45~49歳女性の83.3%という数字は、同年代の女性の多くが何らかの形で就業していることを意味する。

正社員だけでなく、パート、アルバイトなど、さまざまな雇用形態で働く人も含まれる。

正規雇用比率37.1%が示すもの

一方、正規雇用比率は、対象年齢の女性人口に占める正規の職員・従業員の割合だ。

つまり、37.1%は働いている女性だけを分母にした数字ではない。

この違いを理解しないと、45~49歳女性の正社員事情を誤って解釈してしまう。

年齢別に見る女性の正規雇用比率

2025年の総務省「労働力調査」を基にした厚生労働省資料では、女性の正規雇用比率は次のようになっている。

年齢階級・比較項目 数値 読み取れる実態
25~29歳 62.8% 正規雇用比率のピーク
30~34歳 54.2% ピークから低下
35~39歳 43.6% さらに低下
40~44歳 39.5% 40代前半の水準
45~49歳 37.1% 48歳女性を含む年齢階級
50~54歳 34.0% 50代前半でさらに低下
55~59歳 29.2% 正規雇用比率が低下
45~49歳・2015年 27.5% 10年前の水準
45~49歳・2025年 37.1% 10年間で9.6ポイント上昇

出典:厚生労働省「令和7年版 働く女性の実情」、総務省「労働力調査」。

ここで注目したいのは、45~49歳の正規雇用比率が2015年の27.5%から2025年には37.1%へ上昇していることだ。

10年間で9.6ポイント改善している。

ただし、25~29歳の62.8%と比べると、45~49歳は25.7ポイント低い。

働く女性が増えていることと、正社員として安定したキャリアを築けることには、まだ隔たりがある。

【女性のM字カーブとL字カーブ】40代後半の仕事に残る構造的な課題

女性の就業実態を理解する際に欠かせないのが、M字カーブとL字カーブという2つの考え方だ。

どちらも女性の働き方を示す言葉だが、注目する指標が異なる。

女性のM字カーブはほぼ解消へ

M字カーブとは、女性の年齢階級別の労働力率をグラフにした際、結婚・出産・育児期に当たる年代で数値が下がり、その後再び上昇する形を指す。

かつては、出産や育児をきっかけに仕事を辞める女性が多く、30代前後に大きな谷ができていた。

しかし、2025年の女性就業実態では、若い世代から40代、50代にかけて就業が広がっている。

内閣府の2026年版男女共同参画白書も、女性のM字カーブはほぼ解消していると整理している。

第1子出産前に仕事をしていた女性の約7割が、出産後も就業を継続しているというデータもある。

これは、仕事と育児を両立する環境が広がってきたことを示す動きだ。

ただし、M字カーブが完全になくなったという意味ではない。厚生労働省の2025年労働力率データでは、25~29歳が90.5%、35~39歳が82.7%、45~49歳が84.8%となっており、緩やかな年代差は残っている。

L字カーブは依然として課題

M字カーブとは別に注目されているのが、女性のL字カーブだ。

L字カーブは、女性の正規雇用比率が25~29歳をピークに、その後の年齢階級で低下していく傾向を示す。

2025年の統計では、25~29歳の62.8%に対して、45~49歳は37.1%だった。

この背景には、出産・育児に伴う雇用形態の変更、キャリアの中断、再就職時の待遇、企業の人事制度など複数の要因がある。

さらに、正社員以外の雇用形態では、勤続年数による賃金上昇が小さい傾向も確認されている。

2025年の男女間賃金比較では、男性の給与水準を100とした場合、女性一般労働者は76.6、女性正社員・正職員は78.7だった。

女性が働き続けられるようになった一方で、所得や雇用の安定性には課題が残っている。

48歳女性のキャリアを考える場合、単に仕事があるかどうかだけでなく、雇用形態、賃金、昇進機会、社会保険なども確認する必要がある。

【48歳女性の仕事・転職・再就職】正社員を目指すための現実的な選択肢

48歳からの転職や再就職では、若い世代と同じ方法で求人を探すだけでは十分ではない。

企業が求める経験やスキルと、自分が提供できる価値を具体的に結び付けることが大切だ。

48歳女性が生かせるキャリアの強み

40代後半まで働いてきた人には、長年の実務経験から得られた能力がある。

例えば、次のようなものだ。

- 業務の進行管理やスケジュール調整
- 顧客対応やクレーム処理
- 新人教育や後輩の指導
- 部門間の調整や社内コミュニケーション
- 経理・総務・人事などの実務知識
- 専門分野における業務経験
- 業務改善や作業効率化の経験

採用選考では、単に「長く働いてきた」と説明するより、どのような課題を解決してきたかを具体的に示す方が伝わりやすい。

例えば、売上管理、業務時間の短縮、顧客満足度の改善、新人育成など、過去の実績を数字や具体的な事例で整理しておきたい。

48歳から正社員への転職は可能?

48歳から正社員を目指すことは可能だが、応募先の選び方が重要になる。

特に経験を生かしやすいのは、これまでの職種と関連性がある仕事だ。

例えば、一般事務の経験がある人なら、営業事務、総務、採用アシスタントなどの隣接職種が候補になる。

接客や販売の経験がある人なら、店舗運営、スタッフ教育、法人営業、カスタマーサポートなども検討できる。

未経験分野に挑戦する場合は、資格取得だけに頼らず、実務に直結するスキルを身につけることが重要だ。

40代後半女性の転職市場を数字で確認

総務省の「労働力調査(詳細集計)」による2025年平均では、転職者比率は全体で4.8%。45~54歳では3.5%だった。

これは男女計の数値であり、女性だけの転職成功率ではない。

また、転職者比率は就業者に占める転職者の割合であり、求人に応募した人の採用確率を示すものでもない。

それでも、40代後半から50代前半にかけて転職する人が一定数いることは確認できる。

転職を考えるなら、次の条件を整理しておきたい。

1. 現在の経験をそのまま生かせる職種は何か。
2. 年収や月収の最低希望額はいくらか。
3. 正社員という雇用形態を最優先するのか。
4. 通勤時間や勤務時間に制約はあるか。
5. 5年後、10年後も続けられる仕事内容か。

再就職ではブランクの説明とスキルの整理が重要

仕事から離れていた期間がある場合、再就職活動ではブランクの説明が必要になることがある。

その際、離職期間だけを説明するのではなく、過去の職歴と現在の就業意欲をつなげて伝えることがポイントだ。

例えば、以前の仕事で培った経験、最近学んだこと、現在対応できる勤務条件などを整理すると、採用担当者にも能力が伝わりやすい。

また、厚生労働省はリスキリング支援や就職支援、非正規雇用からの正社員転換などを政策として進めている。

企業都合で離職する45歳以上70歳未満の労働者については、一定の条件の下で再就職援助措置や求職活動支援書に関する制度も設けられている。

【48歳女性の生き方と暮らし】仕事だけでは決められない人生設計

48歳女性の生活を考える際には、仕事だけでなく、収入、家庭、時間、健康、将来の生活設計を一緒に考える必要がある。

同じ年齢でも、生活の優先順位は人によって異なる。

収入と将来の年金を考える

働き方を選ぶ際には、毎月の給与だけでなく、社会保険や厚生年金への加入状況も確認したい。

厚生年金は、加入期間や現役時代の報酬が将来の受給額に関係する仕組みだ。

そのため、目先の手取り額だけで雇用形態を選ぶと、長期的な生活設計との間にずれが生じる可能性がある。

正社員、短時間勤務、パートなどを比較する場合は、給与、賞与、退職金、社会保険、勤務時間をまとめて確認することが大切だ。

家庭と仕事のバランスを見直す

40代後半では、家庭内の役割や生活環境が変わる人もいる。

子育て、親の介護、家族の転勤、自身の生活環境など、仕事以外に考慮する条件は少なくない。

そのため、必ずしもフルタイム勤務や管理職を目指すことだけが正解ではない。

自分の時間を確保できる勤務形態を選ぶことも、長く働き続けるための合理的な判断になる。

48歳からの生き方に必要なのは選択肢を狭めないこと

48歳は、これまでの経験を生かしながら、新しい分野に挑戦することもできる年代だ。

これまでの仕事を続ける、別の会社に移る、資格を取得する、働く時間を減らすなど、選択肢は一つではない。

大切なのは、周囲の年齢観や一般的な成功モデルだけで自分の人生を判断しないことだ。

仕事の充実を優先する人もいれば、生活の安定や自分の時間を優先する人もいる。

それぞれの希望に合わせて働き方を組み立てることが、48歳からの暮らしを考える出発点になる。

【プロの結論】48歳女性のキャリアは年齢よりも経験と選択基準で決まる

2026年に公表された最新統計から見えてくるのは、45~49歳女性の就業率が83.3%まで高まっている一方、正規雇用比率は37.1%にとどまっているという現実だ。

女性が働くこと自体は広がっている。しかし、雇用の安定性、賃金、昇進機会という点では、依然として改善の余地がある。

48歳女性が仕事や転職を考える際には、次の5つを判断基準にしたい。

1.これまでの経験を生かせるか

経験のある職種や隣接する分野を優先すると、これまで積み上げたキャリアを無駄にせずに済む。

2.収入と雇用の安定性を両立できるか

月給だけでなく、賞与、社会保険、退職金、昇給制度まで比較する。

3.長く働ける環境か

勤務時間、通勤、休暇、職場環境などを確認し、無理なく続けられる条件を選ぶ。

4.学び直しが実務につながるか

資格や研修を選ぶ際は、取得後に応募できる仕事や実際の業務内容まで調べる。

5.自分の生活に合っているか

正社員になることだけを目標にせず、収入と生活時間のバランスを考える。

48歳女性のキャリアには、過去の経験を生かす道も、新しい仕事を始める道もある。

重要なのは、年齢だけを理由に可能性を狭めず、現在のスキルと希望する生活を基準に選択することだ。

【48歳女性に関するよくある質問(FAQ)】

Q1:48歳女性の就業率はどれくらい?

A1:2025年の総務省「労働力調査」などを基にした2026年公表資料では、45~49歳女性の就業率は83.3%。48歳を含む年齢階級では、多くの女性が何らかの仕事に就いている。

Q2:48歳女性でも正社員への転職はできる?

A2:可能だ。これまでの職務経験や専門スキルを生かせる求人を探すことが有効になる。未経験分野への転職では、実務に直結するスキルや資格、応募先企業が求める能力を確認したい。

Q3:48歳女性の正規雇用比率37.1%は低い数字?

A3:25~29歳女性の62.8%と比較すると低い水準だ。ただし、45~49歳の37.1%は2015年の27.5%から9.6ポイント上昇している。正規雇用化には改善が見られるものの、年代による格差は残っている。

まとめ:48歳女性の2026年はキャリアを見直す一つの節目

2026年最新の女性就業統計では、45~49歳女性の就業率83.3%、正規雇用比率37.1%という実態が明らかになった。

女性のM字カーブはほぼ解消に向かっている一方、正規雇用比率のL字カーブは依然として残っている。

この数字は、働く女性が増えたことだけでなく、雇用の質やキャリア形成が今後の課題であることも示している。

48歳女性にとって、転職、正社員への転換、再就職、現在の仕事の継続は、それぞれ現実的な選択肢だ。

これまでの経験をどう生かすか、どのような生活を送りたいか、どの程度の収入と安定性を求めるか。その3つを整理することが、これからのキャリアを考えるうえで大切になる。

48歳という年齢だけで人生の方向性を決める必要はない。これまでの経験を土台に、自分に合った働き方と生き方を選ぶことが、これからの長い人生を支える。