【2025年の選挙結果】立花孝志は千葉県知事選・三木市長選・参院選で落選

目次

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

【検証資料 1】立花孝志落選の当時の様子・関連報道写真(出典:Yahoo!ニュース)
  • 2025年の落選:千葉県知事選で79,060票、三木市長選で4,693票、参院選兵庫県選挙区で157,005票を獲得したが、いずれも落選。
  • 2026年の動向:高砂市選挙区補選への出馬を10月5日に表明したものの、10月16日に立候補を辞退した。
  • 現在の状況:名誉毀損罪で起訴され勾留が続くなか、NHK党も2026年3月に活動の休眠を発表している。

立花孝志氏が2025年に立候補した選挙のうち、特に注目されるのが次の3つです。

1. 千葉県知事選挙:79,060票で落選

立花孝志落選

投票日:2025年3月16日

落選

千葉県知事選挙には、現職の熊谷俊人氏ら4人が立候補しました。

千葉県選挙管理委員会の確定結果によると、立花氏の得票数は79,060票。得票率は約4.83%でした。

当選した熊谷俊人氏は1,404,905票を獲得しており、立花氏との差は大きく開きました。

候補者 得票数 結果
熊谷俊人 1,404,905票 当選
小倉正行 140,435票 落選
立花孝志 79,060票 落選
黒川あつひこ 10,948票 落選

この結果から分かるのは、立花氏が一定の支持を得た一方、県全体の有権者から幅広い支持を集めるには至らなかったという点です。

2. 三木市長選挙:4,693票で落選

立花孝志落選

投票日:2025年6月29日

落選

2025年6月には兵庫県三木市の市長選挙に立候補しました。

三木市の公式開票結果によると、候補者2人の得票数は次のとおりです。

候補者 得票数
仲田一彦氏 21,670票
立花孝志氏 4,693票

立花氏は当選者に16,977票の差をつけられました。

投票率は44.41%で、投票者数は26,859人でした。

千葉県知事選とは異なり、三木市長選は市民生活に直結する自治体の首長選挙です。地域課題への具体的な取り組みや、自治体運営を任せられる候補者としての評価が問われる選挙でもありました。

3. 第27回参議院議員通常選挙:兵庫県選挙区で157,005票

立花孝志落選

投票日:2025年7月20日

落選

2025年の立花氏の選挙結果で、最も注目を集めたのが参議院選挙です。

立花氏はNHK党から兵庫県選挙区に立候補しました。兵庫県選挙区の改選数は3議席です。

確定得票数は157,005票。有効投票数に対する得票率は約5.88%でした。

当選した上位3人は以下のとおりです。

- 泉房穂氏:822,407票
- 高橋光男氏:339,823票
- 加田裕之氏:285,451票

立花氏は13人の候補者のうち7番目の得票数で、議席を獲得できませんでした。

ここで押さえておきたいのが、157,005票という数字の意味です。

実は、立花氏の得票は兵庫県選挙区の法定得票数である約148,420票を上回っています。しかし、参院選の選挙区では、法定得票数を満たすことと当選することは別問題です。

定数3の選挙で上位3人に入れなかったため、結果は落選となりました。

つまり、157,005票は決して無視できない得票ですが、議席を獲得するには届かなかったのです。

【選挙歴・歴代結果】立花孝志は過去に当選したことがある?

立花氏は、2025年の選挙で連続して落選したため、政治家としての実績がないと思われることもあります。

しかし、過去には地方議会選挙と国政選挙で当選しています。

立花孝志の主な選挙結果一覧

以下は、選挙ドットコムの候補者情報や各選挙の確定結果をもとに整理した主な経歴です。

時期 選挙・出来事 得票数・結果 2013年 摂津市議選 317票・落選 2014年 町田市議選 1,589票・落選 2015年 船橋市議選 2,622.940票・当選 2017年 葛飾区議選 2,954票・当選 2019年 第25回参院選・比例代表 130,233.367票・当選 2020年 東京都知事選 43,912票・落選 2024年11月 兵庫県知事選 19,180票・落選 2024年12月 泉大津市長選 4,439票・落選 2025年3月 千葉県知事選 79,060票・落選 2025年6月 三木市長選 4,693票・落選 2025年7月 第27回参院選・兵庫選挙区 157,005票・落選

立花氏が政治家として注目された転換点

立花氏は1967年8月15日生まれ。1986年にNHKへ入局し、和歌山放送局や大阪放送局、本部の報道局スポーツ報道センターなどで勤務しました。

2005年にはNHKの不正経理問題を内部告発し、同年7月に退職しています。

その後、政治活動を開始し、2013年に「NHKから国民を守る党」を設立しました。

大きな転換点となったのは2019年の参議院選挙です。

比例代表で当選し、国会議員として活動するようになりました。NHK受信料制度への批判を中心とした政治活動と、インターネットを活用した発信力が知名度を押し上げました。

一方、参議院議員としての在任期間は約3か月で、議員辞職後も地方選挙や国政選挙に繰り返し挑戦しています。

【落選理由を分析】なぜ立花孝志は選挙で勝てなくなったのか?

立花氏の落選を考えるうえで重要なのは、単純に得票数だけを比較しないことです。

選挙ごとに有権者数、選挙区、定数、候補者の顔ぶれが異なるため、79,060票と157,005票をそのまま比較して支持が増えた、減ったと判断することはできません。

そのうえで、選挙結果から読み取れる要因を整理します。

1. 知名度と当選に必要な支持は別物

立花氏の強みは、インターネットや動画配信を通じた高い知名度です。

NHK問題を中心とした明確な政治テーマを掲げ、既存政党とは異なる政治活動を展開してきました。

しかし、知名度が高いことと、実際に投票する有権者を幅広く獲得することは同じではありません。

千葉県知事選では、熊谷俊人氏が140万票を超える支持を獲得しました。立花氏の約7万9,000票とは大きな差があります。

知名度だけで県全体の支持を獲得する難しさが表れた結果です。

2. 地域ごとの政策と選挙戦略の問題

知事選、市長選、参議院選では、有権者が候補者に求めるものが異なります。

- 知事選:県全体の行政運営、経済、医療、教育など
- 市長選:地域の生活課題、子育て、福祉、地域経済など
- 参院選:国政政策、外交、経済、社会保障など

全国的な話題性を持つ政治家であっても、地域の具体的な課題に対する支持を得られるとは限りません。

三木市長選での4,693票という結果は、地域単位の選挙で支持を広げることの難しさを示す数字です。

3. 過去の選挙活動をめぐる評価と批判

立花氏は2024年の兵庫県知事選挙でも注目を集めました。

この選挙では、斎藤元彦氏への支持を公言し、斎藤氏に有利になる選挙運動を展開する姿勢を示していました。

神戸新聞などの報道では、立花氏が当初から自身の当選を目的としない趣旨の発言をしていたことも伝えられています。

こうした活動は、政治的な主張を強く発信する手法として支持される一方、選挙のあり方や候補者の役割をめぐる議論も呼びました。

そのため、立花氏の政治手法に共感する層と、距離を置く層の間で評価が分かれる構図があります。

ただし、こうした批判が2025年の落選にどの程度影響したかを、得票結果だけから断定することはできません。

4. NHK党の組織力と選挙基盤の課題

個人の知名度に比べて、党全体の組織的な支持を維持できているかも重要です。

2025年参院選の比例代表では、NHK党の得票は682,626.375票、得票率は1.15%でした。

さらに、選挙区45人、比例代表3人の計48人を擁立したものの、獲得議席は0でした。

立花氏個人への支持と、NHK党という政治団体への支持が必ずしも一致していないことがうかがえます。

【NHK党の政党要件】得票率1.15%は何を意味する?

立花氏の落選とあわせて検索されるのが、NHK党の政党要件です。

日本の政治資金規正法では、政党として扱われるための要件として、主に次の2つのルートが定められています。

- 所属する衆議院議員または参議院議員が5人以上いること。
- 対象となる直近の国政選挙などで、一定の選挙における得票総数が有効投票総数の2%以上であること。

2025年の参院選におけるNHK党の比例代表得票率は1.15%でした。

したがって、少なくとも2025年の比例代表の数字だけを見ると、2%の基準には届いていません。

ただし、政党要件には複数の判定ルートがあるため、比例代表の数字だけで法的な資格をすべて判断するのは正確ではありません。

政党要件の判断には、政治資金規正法の規定と対象となる選挙の結果を照合する必要があります。

【2026年最新】高砂市選挙区補選への立候補辞退と現在の活動

2026年に入り、立花氏をめぐる状況は大きく変わっています。

特に注目されたのが、兵庫県議会議員高砂市選挙区補欠選挙への立候補予定と、その後の辞退です。

10月5日に立候補予定を発表

立花氏は2026年10月5日、自身の公式サイトで高砂市選挙区の兵庫県議会議員補欠選挙に立候補する予定だと発表しました。

選挙日程は次のとおりでした。

- 告示日:2026年10月16日
- 投票日:2026年10月25日
- 選挙区:兵庫県議会議員高砂市選挙区
- 定数:1人

10月16日に立候補を辞退

ところが、告示日の10月16日、立花氏は立候補を辞退しました。

報道によると、立花氏は2025年11月に名誉毀損罪で逮捕・起訴され、神戸拘置所に勾留されていました。

そのため、出馬すれば拘置所に身柄を置いたまま選挙に臨む、いわゆる「獄中出馬」となる見通しでした。

立花氏は公式サイトで辞退を発表し、次のように説明しています。

「本日、立花孝志は立候補を辞退いたしました。」

この辞退告知では、辞退に至った具体的な理由の詳細までは説明されていません。

勾留中という状況が出馬準備に影響したことは報道されていますが、辞退の理由をそれだけに限定して断定することはできません。

10月25日の補欠選挙はどうなった?

立花氏が出馬を辞退したため、実際の選挙は2人で争われました。

候補者 得票数 結果
島津明香氏 12,943票 当選
片山安孝氏 7,489票 落選
立花孝志氏 立候補なし 対象外

投票率は29.23%でした。

この結果からも重要なのは、立花氏は高砂市選挙区補選で落選したわけではないということです。

立候補そのものを辞退しており、正式な候補者として選挙に参加していません。

2025年の選挙での落選と、2026年の高砂市補選での立候補辞退は、明確に区別する必要があります。

立花孝志の現在は?名誉毀損事件とNHK党の休眠

2026年の立花氏の状況を理解するうえでは、刑事事件と政治団体の動向が欠かせません。

名誉毀損事件

2025年11月9日、立花氏は竹内英明元兵庫県議に関する発言やSNS投稿をめぐり、名誉毀損容疑で逮捕されました。

同月28日、神戸地検は名誉毀損罪で起訴しました。

起訴状では、竹内元県議について、警察の取り調べや逮捕予定に関する発言・投稿などが問題とされています。

この事件は、死亡した人物への名誉毀損という点でも社会的な関心を集めました。

2026年7月には保釈請求が却下されたことも報道されています。

なお、起訴は有罪判決を意味するものではありません。刑事責任については裁判で判断される問題です。

NHK党の休眠

さらに2026年3月3日、NHK党は党としての活動を休眠する方針を発表しました。

発表では、勾留中の立花氏と直接意思疎通を取ることが難しく、弁護士を通じて書面で状況を伝達していることが説明されました。

党側は、活動再開の目途が立っていないとも発表しています。

ここで注意したいのは、「休眠」と「解散」は同じではないことです。

弁護士ドットコムの解説によれば、政治団体の休眠という法的制度が特別に存在するわけではなく、対外的に活動を停止する意思を示す表現です。

つまり、NHK党の休眠発表は、政治団体としての活動停止方針を示したものであり、法律上の解散手続きと同一視することはできません。

別件の不起訴処分にも注意

2026年9月29日には、兵庫県赤穂市議選をめぐる公職選挙法違反(事前運動)の疑いについて、神戸地検が立花氏らを嫌疑不十分で不起訴としました。

これは、2025年11月に起訴された名誉毀損事件とは別件です。

事件ごとに捜査内容や処分が異なるため、「不起訴になったからすべての事件が解決した」という理解は誤りです。

【立花孝志の落選】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:立花孝志は2025年の参議院選挙で何票獲得しましたか?

A1:2025年7月20日の第27回参議院議員通常選挙で、兵庫県選挙区から157,005票を獲得しました。得票率は約5.88%でしたが、改選数3議席の上位に入れず落選しました。

Q2:立花孝志は2026年の高砂市選挙区補選でも落選したのですか?

A2:いいえ。2026年10月5日に立候補予定を発表しましたが、告示日の10月16日に辞退しました。正式な候補者にはなっていないため、落選ではありません。

Q3:立花孝志が落選を繰り返す主な理由は何ですか?

A3:選挙ごとに事情は異なりますが、地域に根差した支持の獲得、候補者間の競争、政党組織の基盤、政治活動への評価などが分析のポイントです。知名度があっても、各選挙で必要な票を獲得できるとは限りません。

まとめ:立花孝志の落選歴と2026年の政治的な転換点

立花孝志氏は、2015年の船橋市議選、2017年の葛飾区議選、2019年の参議院選挙で当選した経歴を持つ政治家です。

しかし、2024年の兵庫県知事選挙から2025年の千葉県知事選、三木市長選、参議院選挙に至るまで、落選が続きました。

2025年参院選の兵庫県選挙区で獲得した157,005票は、一定の支持が残っていることを示す数字です。一方、NHK党は比例代表で1.15%、獲得議席0という結果に終わりました。

そして2026年には、名誉毀損事件による勾留、NHK党の休眠、高砂市選挙区補選への立候補辞退という大きな変化が起きています。

【プロの結論】見るべきなのは落選回数よりも政治基盤の変化

立花氏の政治活動を評価する際には、次の3点を分けて考えることが重要です。

1. 個人の得票力: 157,005票を獲得した参院選のように、個人として一定の支持を集める力があるか。
2. 組織の持続力: NHK党が選挙で議席を獲得し、継続的な政治活動を行える体制を維持できるか。
3. 政治的信頼: 政策だけでなく、発信内容や選挙手法、法的問題への対応が有権者からどう評価されるか。

2026年10月30日現在、立花氏の政治的な再起を判断するには、刑事事件の今後の司法判断、党の活動再開、そして次の選挙への参加が焦点になります。

過去の落選だけで政治家としての影響力が完全に失われたと判断することも、157,005票という数字だけで復活を予測することも適切ではありません。今後の動向は、選挙結果と実際の政治活動の両面から見ていく必要があります。