【即PATで地方競馬を買う仕組み】対象となる会員とサービスの条件
「即PAT地方」と検索されるサービスの正式な案内名称は、「JRAネット投票×地方競馬」です。
これはJRAのインターネット投票システムを利用して、地方競馬の勝馬投票券を購入できる仕組みです。地方競馬の主催者が運営する投票サービスとは異なり、JRAが発売を指定した日と競走が購入対象になります。
即PATとA-PATの両方が利用できる

地方競馬のネット投票に対応している会員は、次の2種類です。
- 即PAT会員: JRAが指定する地方競馬の発売日に購入可能。火曜・水曜・木曜など、JRAの中央競馬が開催されない平日も利用できる。
- A-PAT会員: JRA開催日、特定の祝休日、JBC開催日に購入可能。通常の平日は対象外。
注意したいのは、JRAのネット投票会員なら誰でも利用できるわけではないことです。
JRAダイレクトの利用者やARS会員、プッシュホン投票では地方競馬を購入できません。A-PATについても、即PATと同じ発売日程で利用できるわけではありません。
つまり、平日の地方競馬も含めて幅広く購入したい場合は、即PATが基本的な選択肢になります。
【2026年の発売日】地方競馬カレンダーと購入可能なレースを確認
2026年の地方競馬発売スケジュールは、JRAと地方競馬情報サイトKEIBA.GO.JPの公式情報で確認できます。
JRAは2025年12月8日に2026年1~3月分、2026年3月16日に4~12月分の発売予定を公表しています。
このスケジュールには、発売日だけでなく、基幹競走、発売対象の競馬場、併売場、発売可能な最終時刻も掲載されています。
即PATで地方競馬を購入できる曜日
基本的な傾向は次のとおりです。
| 曜日 | 即PAT | A-PAT |
|---|---|---|
| 月曜日 | 原則対象外 | 原則対象外 |
| 火曜日 | 発売指定日なら購入可能 | 原則購入不可 |
| 水曜日 | 発売指定日なら購入可能 | 原則購入不可 |
| 木曜日 | 発売指定日なら購入可能 | 原則購入不可 |
| 金曜日 | 原則対象外 | 原則対象外 |
| 土曜日 | 発売指定日なら購入可能 | JRA開催日などは可能 |
| 日曜日 | 発売指定日なら購入可能 | JRA開催日などは可能 |
| 特定の祝休日 | 発売指定日なら購入可能 | 発売指定日なら購入可能 |
| JBC開催日 | 発売指定日なら購入可能 | 発売指定日なら購入可能 |
※土日でも地方競馬の発売がない日があります。また、祝休日もすべてが対象になるわけではありません。
2026年11月の注目日程
2026年10月31日時点で、次に確認しておきたいのが11月3日と11月4日です。
11月3日(火・祝)11月3日
JBC開催日。金沢のJBC3競走、門別のJBC2歳優駿などが発売予定に含まれています。船橋競馬も発売対象です。
11月4日(水)11月4日
門別、船橋、園田、盛岡、金沢などの競走が発売予定です。A-PAT会員は原則として購入できません。
ここで注目したいのは、11月3日のような祝日にはA-PATでも購入できる場合があることです。
「A-PATは地方競馬を一切買えない」という認識は誤りです。購入できる日が限定されているのであって、対象日には利用できます。
2026年最新カレンダーの確認方法
発売日を調べる際は、地方競馬情報サイトの「JRAネット投票×地方競馬」特設ページを確認します。
確認するポイントは3つです。
1. 年月を選択する: 2026年の1月から12月まで、各月の発売カレンダーを表示する。
2. 発売対象日を確認する: 即PAT会員のみの日か、A-PAT会員も利用できる日かを確認する。
3. 競馬場と対象競走を確認する: その日に開催される競馬場と、購入できる競走番号を確認する。
カレンダーには、即PAT会員とA-PAT会員の両方が利用できる日と、即PAT会員のみが利用できる日が区別されています。
特に重要なのは、競馬場名が掲載されていても、その競馬場の全レースが発売されるとは限らない点です。競走番号や発売予定レースまで確認してください。
【発売時間・投票締切】何時から何分前まで買える?
即PATで地方競馬を購入する場合、中央競馬とは発売時間のルールが異なります。
基本的な発売開始時間は10時ですが、ナイター開催などでは12時になる場合があります。
地方競馬の発売開始時間
| 項目 | 原則的な時間 |
|---|---|
| 通常開催 | 10時00分 |
| ナイター開催 | 12時00分 |
| 投票締切 | 発走予定時刻の2分前 |
| 発売単位 | 100円単位 |
ナイター開催については、名古屋・高知競馬を除く開催が原則12時開始の対象です。
ただし、開催日や競馬場によって例外があります。例えば2026年11月3日の船橋競馬は、ナイター開催でありながら第1競走の発走予定時刻が12時10分となるため、通常の12時開始から繰り上げて10時発売開始とすることが10月29日に発表されました。
このような変更は、当初の年間カレンダーだけでは把握できない場合があります。直前のお知らせも確認する必要があります。
投票締切時間は発走2分前
地方競馬の投票締切時間は、原則として各競走の発走予定時刻の2分前です。
例えば、次のようになります。
- 18時00分発走予定:17時58分締切
- 19時30分発走予定:19時28分締切
- 20時45分発走予定:20時43分締切
中央競馬の即PATでは、原則として発走1分前まで購入できます。そのため、地方競馬でも同じ感覚で投票しようとすると、締切に間に合わない可能性があります。
特にナイター開催では、レース映像やオッズを確認している間に締切を迎えることがあります。購入内容を事前に決めておくと安心です。
1日の最終発売時刻にも注意
地方競馬の発売可能な最終時刻は、日によって異なります。
2026年のJRA発売予定一覧では、例えば次のような時間が設定されています。
- 17時13分
- 18時13分
- 19時13分
- 20時48分
これは、その日の全競走について一律に購入できる時間ではありません。各競走の発走予定時刻や発売対象の組み合わせによって変わります。
その日の最終発売時刻を確認するには、発売カレンダーの該当日を開き、最終時刻をチェックしてください。
【即PATで地方競馬が買えない日】対象外になる競馬場・レースの理由
即PATに登録していても、すべての地方競馬を購入できるわけではありません。
「即PATで地方競馬が買えない」と感じる場合、会員資格だけでなく、発売日、競走、資金、システムの状況を確認する必要があります。
1. 月曜日・金曜日は原則として発売がない
通常、月曜日と金曜日はJRA開催前後のシステムメンテナンスのため、地方競馬のネット投票がありません。
ただし、特定の祝休日には発売される場合があります。
したがって、曜日だけを見て判断するのではなく、公式カレンダーに発売予定があるかどうかを確認してください。
2. 地方競馬の全レースが対象ではない
JRAネット投票では、ダートグレード競走を中心に、指定されたその他の競走も発売しています。
しかし、開催されている競馬場の全レースを必ず購入できるわけではありません。
例えば、ある競馬場の重賞競走が発売対象でも、同日の一般競走がすべて対象になるとは限りません。
また、前日発売にも対応していません。発売当日に投票する必要があります。
3. ばんえい競馬は即PATの対象外
ばんえい競馬は購入できる?
帯広競馬場で行われる、そりを引くばんえい競馬はJRAネット投票×地方競馬の発売対象外です。
ばんえい競馬は、通常の平地競走とは異なる独自の競技形式を持っています。
2026年現在、JRAの公式Q&Aでも、ばんえい競馬はJRAネット投票×地方競馬では発売しないと案内されています。
ばんえい競馬を購入したい場合は、楽天競馬など、ばんえいに対応した別の投票サービスを利用する必要があります。
4. 開催中止・代替開催の場合
天災やその他の事情で地方競馬の開催が中止になった場合、代替開催分の馬券は原則としてJRAネット投票では発売されません。
さらに、開催中止に伴って当初の発売予定が変更されることもあります。
JRAの発売予定一覧だけでなく、当日の変更情報も確認してください。
5. 購入できない馬券の種類もある
即PATの地方競馬投票では、馬券の種類にも制限があります。
| 馬券の種類 | 購入可否 |
|---|---|
| 単勝・複勝 | ○ |
| 馬連・馬単 | ○ |
| ワイド | ○ |
| 三連複・三連単 | ○ |
| 枠連 | ○ |
| 枠単 | × |
| 五重勝・七重勝 | × |
| トリプル馬単 | × |
特に注意したいのは、地方競馬の独自サービスで販売される重勝式が、JRAのネット投票では購入できないことです。
通常の三連単は購入できますが、トリプル馬単などの特殊な投票方式は対象外です。
【即PAT・A-PAT・SPAT4・楽天競馬を比較】どれを選ぶべき?
地方競馬のネット投票には、JRAの即PAT・A-PATだけでなく、地方競馬に特化したSPAT4や楽天競馬もあります。
それぞれのサービスは対象範囲や利用方法が異なります。
4つのサービスの特徴と違い
| サービス | 発売対象 | 主な特徴 | 向いている利用者 |
|---|---|---|---|
| 即PAT | JRA指定の地方競馬日・指定競走 | 即日登録、平日対応 | JRAと地方競馬を併用したい人 |
| A-PAT | JRA開催日・特定祝休日・JBC | 専用口座方式 | 既存のA-PAT会員 |
| SPAT4 | 全国の地方競馬全レース | ライブ映像、ポイント、トリプル馬単 | 南関東を中心に楽しみたい人 |
| 楽天競馬 | 地方競馬全場・全レース | 楽天ポイント、ばんえい対応、レース映像 | 全国の地方競馬を幅広く買いたい人 |
即PATとA-PATの違い
両者の最大の違いは、入出金の仕組みと地方競馬の利用可能日です。
即PATの特徴
- JRA指定の金融機関口座などを利用する。
- 対応金融機関であれば登録当日から購入可能。
- 資金を必要なタイミングで入金できる。
- 地方競馬の発売指定日なら平日も利用できる。
A-PATの特徴
- JRA指定の専用口座を利用する。
- 新規登録から利用まで約2~4か月かかる。
- 専用口座のロックなど、独自の資金管理方式がある。
- 地方競馬はJRA開催日、特定の祝休日、JBC開催日に限定される。
JRAの会員種別比較でも、即PATは初心者やすぐに利用したい人向け、A-PATは専用口座を利用する会員向けとして区別されています。
SPAT4と楽天競馬の違い
南関東4競馬場(浦和・船橋・大井・川崎)を中心とした地方競馬の投票サービスです。全国の地方競馬全レースに対応し、無料のライブ映像や独自のトリプル馬単、プレミアムポイント制度があります。
公式案内では南関東4競馬場の締切は発走1分前、それ以外は2分前。
地方競馬全場の投票に対応し、楽天ポイントの還元やレース映像などを提供しています。特にばんえい競馬を購入できる点は、即PATとの大きな違いです。
楽天競馬の公式案内では、帯広のばんえい競馬も購入対象として紹介されています。
サービス選びでは、単純にどれが優れているかではなく、購入したい競馬場、利用可能日、ポイント還元、映像機能を比較するのが合理的です。
【即PAT地方競馬の登録方法・入金方法】初めての購入までを解説
即PATをまだ利用していない人は、JRAの公式サイトから新規会員登録を行います。
即PATの登録方法は3ステップ
STEP 1:登録する金融機関を選ぶ
JRA指定の銀行口座または本人確認済みのPayPayアカウントを用意します。
STEP 2:必要事項を入力する
JRAの新規登録画面で氏名や住所などの情報を入力し、金融機関側の口座振替手続きなどを行います。
STEP 3:加入者番号を受け取る
登録完了後に発行される加入者番号などを控えます。投票サイトへのログインに必要です。
登録に利用できる主な金融機関
2026年のJRA公式案内では、次の金融機関などが掲載されています。
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- ゆうちょ銀行
- りそな銀行・埼玉りそな銀行
- PayPay銀行
- 楽天銀行
- ドコモSMTBネット銀行
- auじぶん銀行
- PayPay
金融機関によって必要な情報や登録条件が異なります。A-PATや担保ARSで使用中の口座は、そのまま即PATに登録できない場合があるため、事前確認が必要です。
即PATの入金方法
登録が終わったら、投票サイトにログインして購入資金を入金します。
操作の基本的な流れは次のとおりです。
1. JRAの地方競馬ネット投票にログインする。
2. 「入出金メニュー」を開く。
3. 「入金指示」を選択する。
4. 購入したい金額を入力する。
5. 暗証番号などを入力して入金を確定する。
入金は100円単位で行えます。入金した金額が購入限度額に反映され、その範囲内で馬券を購入できます。
ここで注意したいのが、ペイジー入金です。
JRA開催日やA-PAT会員が利用できる特定の祝休日などでは利用できますが、即PAT会員だけが対象となる地方競馬の発売日には利用できません。
そのため、平日の地方競馬を購入する場合は、通常の即PAT入金指示を利用する必要があります。
平日の地方競馬では購入残高が引き継がれない
これは即PAT利用者が見落としやすいポイントです。
地方競馬だけを発売する日(通常は火曜から木曜)の購入残高は、発売最終日にJRAが一括して登録金融機関へ自動的に振り込みます。
反対に、週末のJRA開催日に残っていた購入資金も、平日の地方競馬発売にそのまま引き継がれるわけではありません。
したがって、平日に地方競馬を購入する場合は、投票前に購入限度額を確認し、必要な金額を改めて入金することが大切です。
A-PATから即PATに変更したい場合
A-PAT会員が平日の地方競馬も利用したい場合、即PATへの新規登録を検討できます。
ただし、A-PATから即PATへの直接的な移行手続きはありません。
別途、即PAT対応金融機関の口座を用意して新規登録する必要があります。A-PATで利用している口座は、そのまま即PAT用として使えない場合があります。
また、即PAT登録後も既存のA-PATを継続利用することは可能です。
【即PATで地方競馬を買う際のよくある質問(FAQ)】
Q1:即PATなら平日の地方競馬も毎日買えますか?
A1:毎日ではありません。JRAが指定する地方競馬の発売日に限られます。火曜・水曜・木曜を中心に、指定された土日や祝休日にも購入できます。発売カレンダーで対象日を確認してください。
Q2:即PATでばんえい競馬の馬券は買えますか?
A2:買えません。ばんえい競馬はJRAネット投票×地方競馬の対象外です。ばんえい競馬を購入したい場合は、楽天競馬などの対応サービスを利用してください。
Q3:A-PAT会員でも地方競馬を購入できますか?
A3:購入できます。ただし、JRA開催日、特定の祝休日、JBC開催日に限られます。平日にも購入したい場合は、別途即PATへの新規登録が選択肢になります。
Q4:地方競馬の馬券は何分前まで購入できますか?
A4:原則として各競走の発走予定時刻の2分前までです。中央競馬の発走1分前というルールとは異なります。
Q5:即PATで地方競馬の全レースを購入できますか?
A5:購入できません。JRAが指定する発売日と発売対象競走だけが購入できます。競馬場だけでなく、レース番号まで確認してください。
まとめ:2026年の即PAT地方競馬は発売日・対象レースの確認が最優先
2026年の即PAT地方競馬は、JRAが指定する発売日と競走を対象に、平日も購入できる便利なサービスです。
ただし、A-PATには利用日の制限があり、ばんえい競馬や一部の重勝式も購入できません。発売開始時間や締切時間も中央競馬とは異なります。
最後に、サービス選びの判断基準を整理します。
- 平日の地方競馬も購入したい人: 即PAT
- 既にA-PATを利用しており、JRA開催日中心に購入する人: A-PAT
- 南関東競馬や地方競馬のライブ映像を重視する人: SPAT4
- ばんえい競馬や地方競馬全場を楽しみたい人: 楽天競馬
【プロの結論】
即PATで地方競馬を購入する際に最も大切なのは、発売日だけで判断しないことです。
「会員資格」「発売日」「対象競走」「発売時間」「入金残高」の5項目をセットで確認することが、買い逃しや購入トラブルを防ぐ基本になります。
特に2026年11月3日のようなJBC開催日や特定の祝休日は、普段は平日利用できないA-PAT会員にも購入機会があります。さらに、開催時刻の変更によって発売開始時間が繰り上がるケースもあります。
JRAと地方競馬情報サイトの最新カレンダーを確認し、自分の利用する会員種別に合った購入方法を選ぶことが、2026年の地方競馬を楽しむための確実な準備です。
馬券の購入は20歳以上を対象とし、無理のない予算の範囲で楽しみましょう。