【なぜ似ている?】レッツゴーよしまさが再現する「素の志村けん」の正体

目次

レッツゴーよしまさのものまねが従来の志村けんものまねと一線を画すのは、コントのキャラクターではなく、志村けん本人の普段の姿を表現していることだ。

一般的に志村けんのものまねと聞くと、次のようなキャラクターを思い浮かべる。

- バカ殿様:独特の口調や表情、殿様らしい振る舞い。
- 変なおじさん:特徴的な動きとリズム感のある決めポーズ。
- ひとみばあさん:ゆっくりした話し方や独特の表情。
- アイーン:志村けんを象徴する代表的なギャグ。

こうしたキャラクターの再現は、志村けんの芸風を象徴するものだ。一方、よしまさが評価されているのは、役柄に入る前の志村けんの自然な話し方である。

素の志村けんは何が違うのか

志村けんものまね

テレビ朝日のインタビュー連載「logirl」で、よしまさ本人は、一般的な志村けんのイメージと自分が親しんできた志村けん像の違いを説明している。

本人にとっては、バカ殿や変なおじさんだけでなく、サラリーマン、学校の先生、お医者さんなどを演じる際の自然な声も重要な研究対象だった。

つまり、ものまねの中心にあるのは、キャラクター特有の高い声や誇張した言い回しだけではない。

- 普段の会話に近い声のトーン
- 言葉を発するときの自然なリズム
- 相手に話しかけるときの表情
- 会話の途中で見せる独特の間
- 志村けんらしい親しみのある雰囲気

こうした要素を組み合わせることで、見慣れたコントのキャラクターとは異なる人物像を再現している。

実際の共演者からも高い評価

よしまさの再現力を考えるうえで興味深いのが、志村けんと実際に仕事をした芸能人の反応だ。

2022年9月の『お笑いオムニバスGP』では、志村けんとコント番組で長年共演したアンタッチャブルの柴田英嗣が、よしまさのものまねを見て驚いた。

デイリースポーツの報道によると、柴田は「前室の志村さんに似てる」「誇張してない」と評価し、涙が出そうになるほどの反応を見せた。

さらに、2023年2月20日の『ラヴィット!』では、志村けんの誕生日に合わせてものまねを披露。立川志らくは、単なるものまねを超えて本人がそこにいるような感覚だと評した。

この評価が興味深いのは、単純に声が似ているという感想だけではない点だ。本人と接した経験のある人物が、自然な会話の雰囲気まで重ね合わせているのである。

【誕生秘話】志村けんのものまねを始めたきっかけとブレイクまで

レッツゴーよしまさは、最初から志村けんのものまねを専門にしていたわけではない。

太田プロダクションの公式プロフィールと本人インタビューによると、1989年5月17日生まれ、埼玉県出身。学習院大学を卒業し、中学生のころから昭和歌謡のものまねに親しんできた人物だ。

2020年の自粛期間が転機になった

志村けんのものまねを始めたきっかけは、2020年の緊急事態宣言に伴う自粛期間だった。

テレビ朝日のインタビューで、よしまさは、志村けんが亡くなった後も悲しい気持ちが残っていたこと、そして「志村さんが生きていたら、今どんなコントをやっただろう」と考えたことを振り返っている。

そこで思いついたのが、当時話題になっていたアマビエを題材にした志村けん風のネタだった。

その日のうちに想像でネタを作り、ボイスレコーダーに音声を録音。YouTubeに投稿したことが、後の代表的な芸風につながっていった。

興味深いのは、最初からテレビ出演や大きなブレイクを狙っていたわけではなかったことだ。

2022年9月に全国的な注目を集める

大きな転機になったのは、2022年9月19日放送のフジテレビ系『お笑いオムニバスGP』だった。

企画「2億4千万のものまねメドレーGP」に出演し、いかりや長介、加藤茶、志村けん、仲本工事、高木ブーといったドリフメンバーのものまねを次々と披露した。

そして最後に登場した「素の志村けん」が大きな反響を呼んだ。

本人によると、ドリフターズのものまねは、最初から一人でコントを成立させるために考えたものでもあった。志村けんだけではやり取りが成立しないため、いかりや長介や加藤茶も登場させるようになったという。

テレビ出演によって一気に注目を集めたが、そこに至るまでには時間がかかっていた。本人はインタビューで、このネタを始めてから知られるようになるまで約2年かかったと振り返っている。

レッツゴーよしまさのプロフィール

項目 内容
芸名 レッツゴーよしまさ
生年月日 1989年5月17日
出身地 埼玉県
血液型 O型
身長 176cm
最終学歴 学習院大学卒業
所属 太田プロダクション
趣味・特技 レトロガチャガチャ収集、ものまね
職業 ものまね芸人・レジャー産業会社員

出典:太田プロダクション公式プロフィール。

【歴代芸人と徹底比較】志村けんものまねは何が進化した?

志村けんのものまねは、レッツゴーよしまさが登場する以前から、ものまね番組やバラエティーの中で披露されてきた。

2022年の日刊ゲンダイの記事では、1990年前後のものまね番組におけるケント・フリックやコロッケらの志村けんものまねにも触れられている。

ただし、歴代の芸人を単純に順位付けするのは難しい。なぜなら、ものまねの目的や表現方法がそれぞれ異なるからだ。

志村けんものまねの表現スタイル比較

人物・芸人 表現の特徴 見どころ
ケント・フリック 声帯模写を得意とする芸風 声や音の再現を中心とした表現
コロッケ 特徴を誇張するものまね キャラクター性や視覚的な面白さ
レッツゴーよしまさ 地声や自然な会話の再現 普段の志村けんを思わせる雰囲気

出典:日刊ゲンダイのものまね界に関する記事などを参考にした表現スタイルの整理。歴代芸人の網羅的なランキングではない。

ザ・ドリフターズのものまねも得意

よしまさの魅力は、志村けん一人のものまねに限定されない。

太田プロダクションの公式プロフィールに掲載されている主なレパートリーは、次の5人だ。

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それぞれの声や顔を使い分けることで、一人でドリフターズの掛け合いを表現できる。

ここで重要なのは、単に5人の顔まねを順番に披露するだけではないことだ。

ドリフターズのコントは、メンバー同士の立ち位置や会話のテンポ、突っ込みとボケの関係によって成立していた。よしまさの一人ドリフターズものまねは、その関係性を一人の演者で表現する試みでもある。

再現度を比較するときの3つの基準

志村けんのものまねが似ているかどうかを判断するなら、次の3点を分けて見ると違いが分かりやすい。

1. 声の再現度

声の高さだけでなく、普段の話し方や語尾の運び、声の印象が本人を思い出させるか。

2. 表情・しぐさの再現度

顔の動きや視線、身体の使い方が志村けんらしいか。

3. コントとしての再現度

一人のものまねとして成立するだけでなく、他の人物との会話や間の取り方まで再現できているか。

この3つを分けると、キャラクターを誇張する芸風と、素の志村けんを再現するよしまさの芸風の違いが理解しやすい。

【2026年最新】レッツゴーよしまさの現在と市川由紀乃との共演

2026年現在のレッツゴーよしまさは、テレビ出演だけでなく、コンサートやステージでの活動にも取り組んでいる。

特に注目されたのが、2026年10月26日に東京・北千住のシアター1010で開催された、市川由紀乃とのジョイント公演だ。

10月26日「ゆきの&よしまさ レッツゴー昭和歌謡コンサート」

この公演は、市川由紀乃とレッツゴーよしまさが出演する昭和歌謡をテーマにしたステージ。

市川由紀乃の公式サイトと主催側の公演情報によると、15時開場、15時30分開演の1回公演として開催された。

チケット料金は以下の設定だった。

座席 料金(税込)
SS席 8,000円
S席 7,000円
A席 6,000円

市川由紀乃の公式告知では、予定販売数終了による完売も発表されていた。

第1部は大物歌手のものまね、第2部は喜劇仕立て

2026年10月26日・TBS NEWS DIGの公演報道より

公演は2部構成で行われた。

第1部:市川由紀乃スペシャルコンサート

第1部では、市川由紀乃の歌唱に加えて、よしまさが美川憲一や小林幸子のものまねで登場。

さらに市川自身もものまねに挑戦し、小林幸子、大月みやこ、工藤静香、クレヨンしんちゃんなどのレパートリーを披露した。

歌手とものまね芸人という異なるジャンルの出演者が、お互いの芸風を取り入れる構成が特徴だった。

第2部:スナックゆきの♪爆笑繁盛記「いい恋だな」

第2部では、スナックを舞台にしたミニコント形式の歌謡ショーを展開。

市川がママ役、よしまさが常連客という設定で、志村けんや五木ひろしのものまねを披露した。

さらに、夢グループの保科有里や研ナオコのものまねも織り交ぜ、中森明菜の「DESIRE-情熱-」、吉幾三の「酔歌」などの昭和の名曲を歌唱した。

TBS NEWS DIGによると、2人で披露した曲は合計25曲。会場は満席で、大きな盛り上がりを見せたという。

この公演から読み取れるのは、よしまさの芸が志村けんのものまねだけに依存していないことだ。

昭和歌謡、歌手のものまね、ミニコントを組み合わせることで、歌謡ショー全体を成立させる役割も担っている。

市川由紀乃との今後の共演にも期待

東スポWEBの公演報道では、市川由紀乃が喜劇への関心について語り、よしまさとの再共演にも意欲を示したことが紹介されている。

よしまさも、市川から本物の歌手の心を学びたいという趣旨のコメントを寄せた。

このやり取りは、単なるゲスト出演を超えて、歌手とものまね芸人が互いの表現を学び合う関係性を示している。

なお、2026年11月1日時点で確認できる今回の公演は、10月26日に終了した公演であり、次回公演の日程が確定したという情報とは区別する必要がある。

会社員とものまね芸人の二足のわらじは現在も続く?

もう一つ、レッツゴーよしまさの現在を理解するうえで欠かせないのが、会社員との兼業だ。

太田プロダクションの公式プロフィールには、現在もレジャー産業会社員として記載されている。

2024年12月のスポニチの報道では、本人がクレーンゲームを扱うアミューズメント系企業に勤務していることを明かした。

ものまね芸人として十分な収入を得られる状況でも、会社を辞めない理由として挙げたのは、厚生年金など会社員としての安定だった。

この働き方には、本人の芸に対する考え方が表れている。

テレビ出演や営業の仕事を増やすことだけを目標にせず、会社員として働きながら、自分の好きなものまねを続ける。

芸能活動を一本化することが必ずしも成功ではないという、現在の芸能活動の多様性を感じさせるスタイルだ。

【評判と魅力を分析】レッツゴーよしまさはなぜ高く評価される?

よしまさの評判を考えるうえで、テレビ出演時の反応だけでなく、ものまねの専門家や実際に志村けんを知る人物からの評価も参考になる。

ものまねのプロ216人が選んだランキングで1位

テレビ朝日のインタビュー記事では、テレビ東京の『ものまねのプロ216人がガチで選んだ いま本当にスゴい!ものまねランキング2023』で、よしまさが61票を獲得して1位になったことが紹介されている。

これは一般視聴者の人気投票とは異なり、ものまねのプロが選んだランキングという点に特徴がある。

声の再現だけではなく、対象人物への理解、ネタの組み立て、表現の幅など、ものまね芸人同士だからこそ注目するポイントも評価に影響したと考えられる。

本人が重視する「残像をものまねする」という考え方

よしまさのものまねを理解するうえで、特に興味深いのが本人の制作スタイルだ。

テレビ朝日のインタビューでは、本人は自分のものまねについて次のように説明している。

「残像を再現する」

これは、対象人物の映像を何度も細かく分析し、完全なコピーを目指すという方法とは少し違う。

視聴者の頭の中に残っている、その人物らしい印象を表現することを大切にしている。

例えば、視聴者が志村けんを思い出すとき、特定のセリフだけではなく、話し方や表情、会話の雰囲気まで一緒に思い浮かべることがある。

よしまさの芸は、その記憶の中にある志村けん像を呼び起こすことに長けている。

ここに、単純な声帯模写とは異なる魅力がある。

評判を見るときに注意したい誤解

志村けんのものまねについては、いくつか混同されやすいポイントがある。

- 志村けんのキャラクターものまねと素のものまねは同じではない。 バカ殿や変なおじさんの再現と、自然な会話の再現では表現の方向性が異なる。
- 似ているという評価は一つの基準だけでは決まらない。 声が似ている人、顔が似ている人、コントの再現が得意な人では評価ポイントが違う。
- 志村けんのものまねだけがレパートリーではない。 公式プロフィールには昭和歌謡の歌手や幅広い著名人も掲載されている。
- 2026年も会社員という肩書きがある。 芸人専業になったと決めつけるのは正確ではない。

こうした点を押さえると、よしまさの魅力をより広い視点から楽しめる。

【プロの結論】志村けんものまねの本当の魅力は記憶を呼び起こす表現力

レッツゴーよしまさの芸を評価するとき、最も注目したいのは、志村けんの特徴的なセリフを再現する技術だけではない。

志村けんが普段どのように人と話し、どんな雰囲気で周囲を笑わせていたのか。その人物像を表現できることが、大きな強みになっている。

また、ひとりドリフターズものまねでは、複数の人物の特徴を使い分けながら、掛け合いを成立させている。

この2つの芸風には共通点がある。それは、単独の声や表情を再現するだけでなく、人物同士の関係性や場の空気まで伝えようとしていることだ。

これから志村けんものまねを楽しむなら

おすすめの見方は、次の3つ。

1. 声を中心に楽しみたい人: 「素の志村けん」を披露するネタに注目する。
2. ドリフのコントが好きな人: いかりや長介や加藤茶など、複数のメンバーを演じ分けるネタを見る。
3. 昭和歌謡や舞台が好きな人: 市川由紀乃との共演のような、歌唱とコントを組み合わせた公演に注目する。

一方、バカ殿や変なおじさんなど、特定のキャラクターの視覚的な再現だけを求める人は、他の志村けんものまね芸人と比較しながら楽しむと、それぞれの個性が分かりやすい。

よしまさの芸は、単に本人そっくりに見せることだけを目指したものではない。視聴者の記憶にある志村けんを、会話や表情を通してもう一度感じさせることに価値がある。

【志村けんものまね】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:志村けんのものまねが一番似ている芸人は誰ですか?

A1:レッツゴーよしまさは、「素の志村けん」の声や自然な話し方の再現で特に高い評価を受けている。2022年のテレビ出演では、志村けんと共演経験のあるアンタッチャブル柴田も、その再現力に驚いていた。ただし、キャラクターものまねと普段の声の再現では評価基準が異なる。

Q2:レッツゴーよしまさが志村けんのものまねを始めたきっかけは何ですか?

A2:2020年の緊急事態宣言に伴う自粛期間がきっかけ。志村けんが生きていたらどんなコントをするだろうと考え、アマビエを題材にしたものまねを録音してYouTubeに投稿したことから始まった。

Q3:レッツゴーよしまさは2026年現在も会社員ですか?

A3:はい。2026年11月1日時点の太田プロダクション公式プロフィールには、レジャー産業会社員として掲載されている。ものまね芸人との兼業を続けている。

Q4:レッツゴーよしまさはドリフターズ全員のものまねができますか?

A4:太田プロダクションの公式プロフィールには、いかりや長介、志村けん、加藤茶、仲本工事、高木ブーの5人が主なものまねレパートリーとして掲載されている。

Q5:2026年の市川由紀乃とのコンサートでは何を披露しましたか?

A5:2026年10月26日の「ゆきの&よしまさ レッツゴー昭和歌謡コンサート」では、歌手のものまね、志村けんや五木ひろしのものまね、ミニコント、昭和歌謡の歌唱などを披露。TBS NEWS DIGによると、2人で合計25曲を歌い、満席の会場を盛り上げた。

まとめ:レッツゴーよしまさが広げる志村けんものまねの可能性

志村けんものまねで注目されるレッツゴーよしまさは、従来のキャラクター再現とは異なる「素の志村けん」という芸風で、新しい魅力を生み出した。

その特徴は、声のトーンや自然な話し方、表情、会話の間などを通じて、視聴者の記憶に残る志村けんの人物像を再現することにある。

2026年には市川由紀乃との昭和歌謡コンサートも開催し、歌手のものまねや喜劇仕立てのステージにも活動の幅を広げている。

さらに、会社員と芸人を両立する独自の働き方も変わらない魅力の一つだ。

志村けんのものまねを楽しむなら、バカ殿や変なおじさんだけでなく、普段の志村けんを感じさせる「素のものまね」にも注目したい。

2026年以降も、ドリフターズのものまね、昭和歌謡、コントをどのように組み合わせていくのか。レッツゴーよしまさの活動は、ものまね芸の新しい楽しみ方を示している。