2026年版・競馬新聞の見方を初心者向けに解説!馬柱から買い目まで完全攻略

目次

競馬新聞を初めて開くと、◎や○などの予想印、馬番と枠番、数字が並ぶ馬柱、調教タイムや厩舎コメントなど、見慣れない情報の多さに戸惑う人も少なくありません。どこから読めばよいのか、数字のどれを重視すればよいのかが分からず、結局は人気順や記者の本命印だけで馬を選んでしまうこともあります。

しかし、競馬新聞は基本的な読み方さえ覚えれば、出走馬の実績、得意な距離、レース展開、当日の仕上がりを一度に確認できる便利な資料です。2026年現在も、紙の競馬新聞や電子版、JRAの出馬表などを組み合わせれば、初心者でも根拠のある予想を組み立てられます。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

  • 馬柱:馬名、性齢、斤量、騎手、過去の成績を確認する基本情報欄。
  • 予想印・調教欄:記者の評価だけでなく、馬の状態やレース適性を判断する材料。
  • 予想の手順:レース条件、過去成績、展開、調教、オッズの順に整理すると判断しやすい。

【まずは全体像】競馬新聞の見方を初心者向けに解説!最初に見るべき5つの欄

競馬新聞の見方

競馬新聞を読むとき、最初から紙面のすべてを理解する必要はありません。まずは出走馬の情報が集まる「馬柱」を中心に、予想印、調教欄、厩舎コメント、オッズという5つの情報を把握しましょう。

競馬新聞は大きく5つの情報で構成されている

競馬新聞の紙面構成は新聞社によって異なりますが、一般的には次のような情報が掲載されています。

  • 馬柱:出走馬のプロフィールや過去のレース成績。
  • 予想印:記者や予想担当者が各馬につけた評価。
  • 調教欄:レース前の追い切り内容やタイム。
  • 厩舎コメント:調教師や関係者による馬の状態、レースへの見通し。
  • オッズ・人気:馬券を購入する人々の評価や予想上の期待度。

それぞれの欄は独立した情報ではありません。たとえば、過去の成績が優秀な馬でも、今回は距離が長すぎる可能性があります。一方、近走の着順が悪くても、得意なコースに戻ることで巻き返す可能性があります。

馬柱で過去の実績を調べ、調教欄で現在の状態を確認し、厩舎コメントで陣営の見解を補い、最後にオッズで市場の評価を確認する。この流れが基本です。

初心者が最初に覚えたい読み方の順番

初めて競馬新聞を読む場合は、次の順番がおすすめです。

  1. レース名、距離、競馬場、馬場状態を確認する。
  2. 馬柱から各馬の性齢、斤量、騎手、過去の成績を確認する。
  3. 通過順位と上がり3ハロンから脚質や末脚を比較する。
  4. 予想印、調教欄、厩舎コメントを確認する。
  5. オッズと人気を見て、予想と市場評価の違いを考える。

大切なのは、最初に印を見てしまわないことです。先に自分で馬の能力や条件適性を考えておけば、記者の予想に引っ張られにくくなります。

【馬柱の見方】馬番・枠番・馬名・性齢・斤量・騎手の意味を徹底解説

競馬新聞の中心となるのが「馬柱」です。馬柱とは、出走馬のプロフィールと過去のレース成績を一覧にした欄で、競馬予想の土台となる情報が集まっています。

JRA公式サイトの「馬柱の見方」でも、枠番、馬番、馬名、性齢、負担重量、騎手、調教師、過去のレース成績などが項目ごとに整理されています。

馬番と枠番の違いは?数字と帽子の色を区別する

初心者が最初に混同しやすいのが、馬番と枠番です。

馬番は出走する馬1頭ずつにつけられた番号で、レース中に馬がつけるゼッケンにも表示されます。一方、枠番は出走馬を1枠から8枠までのグループに分けた番号です。

JRAでは枠番に対応する帽子の色が決められており、次のように区別されています。

  • 1枠:白
  • 2枠:黒
  • 3枠:赤
  • 4枠:青
  • 5枠:黄
  • 6枠:緑
  • 7枠:橙
  • 8枠:桃

たとえば、馬番12番の馬が8枠に入ることがあります。この場合、12番が馬番、8番が枠番です。

出走頭数が8頭以下なら、それぞれの馬が異なる枠に入ります。しかし、9頭以上になると同じ枠に複数の馬が入ることがあります。

馬券の種類にも違いがあります。馬連や馬単、3連複などは馬番号を使いますが、枠連は枠番号の組み合わせを選ぶ馬券です。購入する際には、どちらの番号を指定するのか確認しましょう。

馬名・性齢・斤量の見方

馬名の周辺には、性別、年齢、毛色、負担重量などが記載されています。

  • 牡:牡馬。オスの馬。
  • 牝:牝馬。メスの馬。
  • せん:去勢された馬。
  • 年齢:競走馬の年齢。日本では2001年度から満年齢方式に統一されている。
  • 斤量:レースで背負う負担重量。騎手や鞍などを含めた重量。
  • 馬体重:競走馬自身の体重。括弧内には前走からの増減が示されることが多い。

特に注目したいのが斤量です。競馬では、出走馬が背負う負担重量によってレースの条件が変わります。

JRAの負担重量制度には、馬齢重量、定量、別定、ハンデキャップなどがあります。ハンデ戦では、実績や最近の状態などを考慮して各馬の斤量が決められます。

そのため、前走より斤量が軽くなった馬は条件面で有利になる可能性があります。ただし、斤量が軽いから必ず走るわけではありません。馬の能力、距離適性、相手関係と合わせて判断します。

騎手・調教師の確認方法

馬柱には騎手名と調教師名も掲載されています。

騎手は実際にレースで馬に乗る人物であり、スタート、位置取り、仕掛けるタイミングなどを判断します。調教師は競走馬の管理や調整を担う人物です。

確認したいのは、単純な知名度だけではありません。

  • 前走と今回で騎手が変更されているか。
  • その騎手が対象の競馬場や距離を得意としているか。
  • 過去に同じ馬へ騎乗した経験があるか。
  • 調教師がどのようなレース条件で実績を残しているか。
  • 騎手と厩舎の組み合わせに好成績があるか。

また、騎手欄に付く記号にも注意が必要です。JRAでは見習騎手などの減量制度があり、★、▲、△、☆などの記号が負担重量の減量を示す場合があります。

予想印の☆と騎手の減量記号の☆は、同じ意味ではありません。どの欄に表示されているかを確認することが大切です。

【予想印・記号・オッズ】◎○▲△☆の意味と競馬新聞の記号一覧

競馬新聞で目を引くのが、馬名の横や予想欄に並ぶ◎、○、▲、△などの印です。これは記者や予想担当者が、そのレースで各馬をどの程度評価しているかを示しています。

競馬予想印の意味を一覧で確認

  • ◎(本命):最も勝つ可能性が高いと評価する馬。
  • ○(対抗):本命に次ぐ有力馬。本命を逆転する可能性もある。
  • ▲(単穴):展開や条件が合えば1着も狙える馬。
  • △(連下):2着・3着などに入る可能性を考えて押さえる馬。
  • ☆(穴・特注):人気は高くなくても、条件次第で好走が期待される馬。
  • 注:注意しておきたい馬。独自の評価や注目材料を示す。
  • ×:新聞社によって意味が異なるため、凡走予想などの扱いを紙面で確認する。
  • 無印:その予想担当者が印を付けていない馬。

なお、印の細かな意味や使い方は新聞社や予想担当者によって異なります。特に☆や注は、各紙の凡例を確認してから使いましょう。

記者の印が集中している馬は信頼できる?

複数の記者が◎を付けている馬は、それだけ多くの予想担当者から高く評価されていることを意味します。

ただし、◎が集中しているからといって必ず勝つわけではありません。新聞記者の評価が一致していても、レース展開や馬場状態によって結果が変わることがあります。

反対に、記者によって印が大きく分かれているレースは、評価が難しい混戦である可能性があります。こうしたレースでは、過去の成績や距離適性を自分で確認する価値があります。

競馬新聞の主要情報と判断の関係

馬柱、予想印、調教、コメント、オッズは、それぞれ異なる情報を伝えています。次の表で役割を整理しておきましょう。

情報・項目 分かること 予想への生かし方
馬番・枠番 馬の番号と枠の位置 枠順や位置取りの条件を考える
性齢・斤量 馬の性別、年齢、負担重量 年齢や重量の条件を比較する
前走成績 直近の着順やレース内容 能力や近況を判断する
通過順位・上がり3F レース中の位置取りと終盤の走力 脚質と展開の相性を考える
予想印 記者や予想担当者の評価 他者の見解と自分の評価を比較する
調教欄 レース前のトレーニング内容 直前の状態や仕上がりを確認する
厩舎コメント 陣営が伝える状態や見通し 強みや不安材料を把握する
オッズ・人気 馬券購入者の評価 予想と市場評価の差を確認する

オッズと人気の見方

オッズは、馬券が的中した場合の概算払戻倍率を示す数字です。JRAの単勝オッズは100円に対する倍率で表示されています。

例えば単勝5.0倍の馬券を100円購入して的中した場合、払戻金は500円です。購入金額を差し引いた利益は400円になります。

一般的にオッズが低い馬ほど人気があり、高い馬ほど人気が低い傾向があります。

  • 1番人気:単勝オッズが最も低い馬。
  • 2番人気:単勝オッズが2番目に低い馬。
  • 穴馬:人気が低くても好走する可能性がある馬。

ここで覚えておきたいのは、人気と実力は同じではないということです。

オッズには過去の実績、騎手、血統、新聞の予想印、ファンの期待など、さまざまな要素が反映されています。人気馬でも条件が合わなければ敗れることがあり、反対に人気薄の馬が好走することもあります。

また、オッズは投票状況によって変動します。新聞に掲載された数字と発走直前の数字が異なる場合もあるため、最終的な購入前に最新情報を確認しましょう。

【前走成績の見方】通過順位と上がり3ハロンから馬の実力を判断する

馬柱を読むうえで、初心者が特に覚えておきたいのが過去のレース成績です。

単純に着順だけを見ていると、実際の能力を見誤ることがあります。大切なのは、どのような条件で、どのようなレースをして、その着順になったのかを確認することです。

前走・前々走の着順だけで判断しない

例えば、前走で10着だった馬が今回も能力不足とは限りません。

前走が苦手な距離だった、重い馬場が合わなかった、レース中に不利を受けた、相手が強かったなど、着順が悪くなった理由はさまざまです。

前走を確認するときは、次の項目をセットで見ましょう。

  • レース名と開催競馬場
  • 距離と芝・ダートの違い
  • 馬場状態(良・稍重・重・不良)
  • 出走頭数と着順
  • 当時の斤量と騎手
  • 走破タイムと着差
  • 通過順位と上がり3ハロン

特に、今回と同じ競馬場や距離で好走した経験があるかは重要です。過去の成績は、今回のレース条件に置き換えて評価する必要があります。

通過順位の見方と脚質の関係

通過順位は、レース中に各コーナーなどを通過したときの馬の位置を示す数字です。

例えば「3-3-2-2」と記載されていれば、各通過地点でおおむね3番手、3番手、2番手、2番手に位置していたことを意味します。

通過順位からは、馬の脚質やレース運びを読み取れます。

  • 逃げ:スタートから先頭に立ってレースを進める。
  • 先行:先頭集団に近い位置で追走する。
  • 差し:中団付近から終盤に順位を上げる。
  • 追い込み:後方で脚をため、最後の直線で追い上げる。

例えば、逃げ馬が複数出走しているレースでは、先頭争いが激しくなる可能性があります。その場合、後方から差してくる馬に有利な展開になることもあります。

反対に、逃げ馬が少なく前半のペースが落ち着けば、先行馬が有利になる可能性があります。

通過順位は単なる過去の位置情報ではなく、今回のレース展開を考えるための手がかりです。

上がり3ハロンとは?速い数字なら強いのか

上がり3ハロンとは、ゴールまでの最後の600メートルにかかったタイムです。

競馬では「上がり3F」と略して表示されることもあります。数字が小さいほど、最後の600メートルを速く走ったことになります。

例えば、上がり3Fが34.0秒の馬と35.5秒の馬を比べると、前者のほうが終盤の走破タイムは速かったことになります。

ただし、上がり3Fだけで能力を決めるのは危険です。

レース前半が遅ければ、最後に速い脚を使いやすくなることがあります。一方、前半から速いペースで進んだレースでは、最後に時計がかかる場合があります。

そのため、上がり3Fは通過順位やレース全体のペースと合わせて確認しましょう。

過去成績で見落としたくないポイント

過去のレースを比較するときは、着順だけでなく着差にも注目します。

例えば、5着でも勝ち馬から0.2秒差なら、上位馬と大きな能力差がなかった可能性があります。反対に、3着でも勝ち馬から大きく離されていれば、着順ほど評価できない場合があります。

また、馬柱にある「取消」「中止」「除外」「失格」などの表示も覚えておきましょう。

  • 取消:出走予定だった馬が出走を取り消した。
  • 中止:レース途中で競走を中止した。
  • 除外:競走への出走から除外された。
  • 失格:競走の結果、失格となった。

これらは通常の着順とは異なるため、過去の成績を比較するときには注意が必要です。

【調教欄・厩舎コメント】レース直前の仕上がりと陣営の評価を読み解く

馬柱から過去の能力を確認したら、次は現在の状態を調べます。そのために役立つのが調教欄と厩舎コメントです。

競走馬はレースに向けてトレーニングを行います。調教欄には、その内容やタイム、追い方などが掲載されており、馬がどの程度仕上がっているのかを判断する材料になります。

調教欄の見方と基本的な記号

調教欄には、調教コース、調教日、走行距離、タイム、追い方などが記載されています。

代表的な調教コースには、栗東や美浦の坂路、ウッドチップコースなどがあります。紙面によっては「CW」「坂路」などの略称で表記されます。

また、追い方には次のような違いがあります。

  • 馬なり:強く追わず、馬の自然な走りに任せる。
  • 強め:手綱をしごくなどして、ある程度強く追う。
  • 一杯:目いっぱい追って負荷をかける。
  • 併せ馬:ほかの馬と並んで走る調教。
  • 単走:1頭だけで行う調教。

調教タイムを見るときは、全体の時計だけでなく、最後の1ハロンのタイムにも注目します。

例えば、全体時計が優秀でも最後の1ハロンで大きく失速している場合は、最後まで余力を保てていない可能性があります。

一方、馬なりで良いタイムを出している場合は、余力を残して走れている可能性があります。ただし、調教コースや馬場状態、調教の目的によって評価は変わります。

調教タイムは過去の時計と比較する

調教欄で初心者が陥りやすいのが、速いタイムだけを高く評価することです。

調教時計は、コース、天候、馬場状態、調教方法によって変わります。そのため、異なるコースで記録された時計を単純に比較するのは適切ではありません。

おすすめは、同じ馬の過去の調教と今回の調教を比較する方法です。

  • 前走時と比べてタイムが良くなっているか。
  • 最後までスムーズに加速できているか。
  • 馬なりでも十分な動きを見せているか。
  • 調教本数や間隔に変化があるか。
  • 普段の調整パターンと大きな違いがないか。

調教欄は、数字の大小だけでなく、普段の調教との違いを探すために活用すると読みやすくなります。

厩舎コメントの読み方と注意点

厩舎コメントには、調教師や厩舎関係者が馬の状態やレースへの見通しについて述べた内容が掲載されます。

コメントを読むときは、単純に前向きな表現かどうかだけでなく、具体的に何を評価しているのかを確認しましょう。

  • 「順調にきている」:大きな問題なく調整できているという意味合い。
  • 「叩いて良化」:前走を使ったことで状態の上向きが期待される。
  • 「展開が向けば」:レースの流れや位置取りが好走の条件になりそう。
  • 「距離は問題ない」:今回の距離への対応に一定の見通しを示している。
  • 「久々なので」:休み明けであることが状態面の判断材料になる。

また、「条件が合う」「この競馬場は得意」といったコメントがあれば、馬柱の過去成績と照らし合わせると判断しやすくなります。

注意したいのは、厩舎コメントが必ずしも客観的な能力評価ではないことです。関係者の見解は参考情報として扱い、実際の成績や調教内容と合わせて判断しましょう。

【実践編】競馬新聞を使った予想の仕方!レース条件から買い目までの7ステップ

ここまで紹介した情報を使えば、競馬新聞から自分なりの予想を組み立てられます。大切なのは、最初にレースの条件を確認し、その条件に合う馬を探していくことです。

STEP1:レース条件を確認する

まず、レース名、競馬場、距離、芝・ダート、馬場状態を確認します。

同じ馬でも、芝とダートでは適性が異なる場合があります。また、短距離と長距離では求められる能力も違います。

例えば、芝の短距離で好成績を残している馬が、長距離のダート戦でも同じように走れるとは限りません。

STEP2:出走馬の過去成績を比較する

次に、出走馬の過去3〜4走を中心に確認します。

同じ距離や競馬場での実績、近走の着順、着差、馬場適性などを比較しましょう。

前走の着順が悪くても、今回の条件に替わることで評価を上げられる馬がいないかを探すのがポイントです。

STEP3:脚質とレース展開を予測する

通過順位から逃げ・先行・差し・追い込みの傾向を把握します。

逃げ馬が複数いる場合は前半が速くなる可能性があり、先行馬や差し馬に展開が向くこともあります。

反対に、逃げ馬が少なければ、前に行ける馬が自分のペースでレースを進められる可能性があります。

展開を考える際には、単純に速い馬を選ぶのではなく、その馬が自分の得意な走り方をできるかどうかを考えましょう。

STEP4:斤量・枠順・騎手を確認する

能力と展開を整理したら、今回の条件で不利や有利が生じる要素を確認します。

斤量が前走から変わっているか、内外の枠順が脚質に合っているか、騎手が継続騎乗なのか乗り替わりなのかを確認します。

ただし、内枠が常に有利、外枠が常に不利というわけではありません。競馬場や距離、コース形態、当日の馬場によって条件は変わります。

STEP5:調教欄と厩舎コメントを確認する

ここで、馬の現在の状態をチェックします。

過去の実績が十分でも、今回の仕上がりに不安がある馬は慎重に評価しましょう。反対に、前走の成績が悪くても、調教内容が改善している馬は見直す余地があります。

STEP6:予想印とオッズを照らし合わせる

自分なりの評価ができた段階で、新聞の予想印を確認します。

自分が高く評価した馬に複数の記者が印を付けているか、反対に記者の評価は高いのに自分の評価が低い馬はいないかを比較しましょう。

オッズについても、自分の評価と市場の人気が一致しているかを確認します。

人気馬を選ぶこと自体は問題ありませんが、人気だけを根拠に買うのは避けたいところです。

STEP7:予算と馬券の種類を決める

最後に、予想した馬をどの馬券で購入するかを考えます。

  • 単勝:1着になる馬を1頭選ぶ。
  • 複勝:選んだ馬が所定の着順以内に入ることを狙う。
  • ワイド:選んだ2頭がともに3着以内に入る組み合わせを選ぶ。
  • 馬連:1着と2着になる2頭を順不同で選ぶ。
  • 馬単:1着と2着になる2頭を着順どおりに選ぶ。
  • 3連複:1〜3着になる3頭を順不同で選ぶ。
  • 3連単:1〜3着になる3頭を着順どおりに選ぶ。

初心者の場合は、まず単勝・複勝・ワイドなど、比較的仕組みが分かりやすい馬券から理解するのがおすすめです。

馬券の種類を増やすほど、組み合わせや購入金額の管理も複雑になります。予算を先に決め、その範囲内で楽しむことが大切です。負けを取り返そうとして購入金額を増やすことは避けましょう。

初心者が避けたい競馬新聞の読み間違い

競馬新聞の情報を活用するときは、次のような思い込みにも注意が必要です。

  • ◎が付いているから勝つ:印は記者の予想であり、レース結果を保証するものではない。
  • 人気馬は必ず強い:人気は投票者の評価であり、実際の能力と一致するとは限らない。
  • 上がり3Fが速ければ有利:レース全体のペースや位置取りによって評価は変わる。
  • 調教時計が速ければ好調:コースや調教方法、馬ごとの通常の時計との比較が必要。
  • 前走の着順だけで能力を決める:距離、馬場、相手関係、展開も考慮する必要がある。

競馬新聞の情報は、ひとつだけで結論を出すためのものではありません。複数の情報が同じ方向を示しているかを確認することで、予想の根拠を整理できます。

【プロの結論】競馬新聞を使いこなすために覚えたい判断基準

競馬新聞を読み慣れてくると、紙面に掲載されている情報をすべて均等に見る必要がないことに気付きます。レースによって、重視するべき材料は変わります。

最も重視したいのは今回のレース条件との相性

過去に何度も勝っている馬であっても、今回の距離や馬場が合わなければ本来の能力を発揮できない可能性があります。

反対に、前走で大敗していても、今回は得意な距離や競馬場に戻る馬なら評価を上げられることがあります。

そのため、競馬新聞を読む際は、過去の実績をそのまま評価するのではなく、今回の条件に置き換えて考えることが大切です。

予想印と自分の評価を分けて考える

新聞記者の印は、予想を組み立てるうえで参考になります。しかし、印が集中しているからという理由だけで馬を選ぶと、自分で情報を判断する力が身に付きにくくなります。

先に馬柱とレース条件を確認して自分の評価を作り、その後に予想印を見る方法なら、記者との評価の違いも分かります。

評価が一致した理由、あるいは異なった理由を振り返ることも、次回の予想に役立ちます。

競馬新聞が向いている人・注意したい人

競馬新聞は、過去の成績や調教、コメントを比較しながら予想を考えたい人に向いています。特に、数字や記録を確認して自分で判断することが好きな人には便利な資料です。

一方、記者の印だけを見て馬券を購入したい人や、短時間で結論だけを知りたい人にとっては、紙面の情報量が多く感じられることもあります。

そうした場合は、最初からすべてを読もうとせず、馬柱の基本項目と予想印から覚えていくとよいでしょう。

【競馬新聞の見方】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:競馬新聞を初めて読む場合、どこから見ればよいですか?

A1:まずはレース条件と馬柱から確認しましょう。馬名、性齢、斤量、騎手、前走成績を見て、次に通過順位や上がり3ハロンを比較します。その後、予想印や調教欄、オッズを確認すると理解しやすくなります。

Q2:競馬新聞の◎と○はどちらが評価の高い印ですか?

A2:一般的には◎が本命で、○が対抗です。◎は最も期待する馬、○はそれに次ぐ有力馬を示します。ただし、記者によって評価基準は異なります。

Q3:馬番と枠番は何が違うのですか?

A3:馬番は出走馬1頭ずつに付けられた番号で、枠番は1枠から8枠までのグループ番号です。9頭以上のレースでは、同じ枠番に複数の馬が入る場合があります。

Q4:上がり3ハロンは何秒くらいなら速いのですか?

A4:距離、競馬場、馬場状態、レース展開によって異なるため、全レース共通の基準はありません。同じ競馬場や距離、似た条件のレースと比較するのが基本です。

Q5:調教欄の「馬なり」と「一杯」はどう違いますか?

A5:「馬なり」は馬の走る力に任せて強く追わない調教、「一杯」は騎乗者が目いっぱい追う調教です。追い方だけでなく、タイムや過去の調教内容も合わせて判断しましょう。

Q6:競馬新聞の予想印とオッズはどちらを重視すべきですか?

A6:どちらか一方に頼るのではなく、馬柱や調教欄などから自分の評価を作ったうえで比較するのがおすすめです。予想印は記者の評価、オッズは馬券購入者の評価を反映した情報です。

まとめ:競馬新聞の見方を覚えて根拠のある予想につなげよう

競馬新聞の見方を理解するために、最初から専門的な記号や数字をすべて覚える必要はありません。まずは馬柱で出走馬のプロフィールと過去の成績を確認し、予想印、調教欄、厩舎コメント、オッズへと読み進めることが基本です。

特に重要なのは、馬番と枠番の違い、斤量の意味、前走成績、通過順位、上がり3ハロンの読み方です。これらを理解すると、馬の能力だけでなく、今回のレース条件との相性や展開まで考えられるようになります。

また、予想印はあくまで記者の評価であり、人気やオッズも勝利を保証するものではありません。複数の情報を組み合わせ、自分なりの判断基準を持つことが競馬新聞を使いこなす近道です。

2026年もJRA公式サイトの出馬表や競馬新聞の電子版など、情報を確認できる手段は充実しています。まずは1レースの馬柱をじっくり読み、過去の成績と実際のレース結果を照らし合わせてみてください。数字や記号の意味が分かるほど、競馬新聞から読み取れる情報も増えていきます。

参考にした主な一次資料・専門資料:JRA公式サイト「馬柱の見方」「競馬のルール」「競馬用語辞典」「JRAビギナーズブック2026」、東スポ競馬の初心者向け競馬新聞解説。