【そもそも本田圭佑と溝口勇児の関係とは?】共同創業に至った意外な経緯

目次

- 関係の始まり: 2019年末、FiNCを退任した溝口勇児に本田圭佑が声をかけ、2020年に共同でWEIN挑戦者FUNDを設立した。 - 決裂の原因: 資金管理、経営判断の透明性、組織運営、ハラスメントを巡る認識の違いが深刻化。根本にはガバナンス観の相違があった。 - 解散の経緯: 2021年2月19日に本田・高岡らが代表パートナーを退任。同年3月、溝口はファンドの解散とLP投資家への返金を目指す方針を発表した。 - 2026年の現在: 本田は独自の投資事業、溝口はWEIN/BACKSTAGE Groupなどを中心に活動。2人の再提携は公表されていない。

【そもそも本田圭佑と溝口勇児の関係とは?】共同創業に至った意外な経緯

本田圭佑溝口

本田圭佑と溝口勇児は、単に同じファンドに名前を連ねた関係ではない。WEINの構想段階から一緒に事業をつくろうとしていた共同創業者だった。

本田圭佑が溝口勇児に声をかけた

溝口は2012年にFiNC Technologiesを創業し、ヘルスケア領域で事業を拡大した起業家だ。

一方、本田はサッカー選手としての活動に加え、2016年にKSK Angel Fundを設立するなど、スタートアップ投資にも取り組んでいた。

2人の接点が本格的に生まれたのは、溝口がFiNCの代表を退任する時期だった。

2020年5月のWIRED.jpのインタビューで、溝口は本田から一緒に挑戦しようと声をかけられたことを説明している。

溝口の説明によれば、本田から「これで何か一緒に挑戦できるね」という趣旨の言葉をかけられたことが、新しい事業構想のきっかけになった。

そこに加わったのが、元ネスレ日本代表取締役社長兼CEOの高岡浩三だった。

高岡は大企業の経営経験を持つ人物であり、スタートアップと大企業の橋渡しを志していた。

3人の組み合わせには、それぞれ異なる強みがあった。

- 本田圭佑: 国内外の知名度、起業家ネットワーク、エンジェル投資の経験。
- 溝口勇児: スタートアップ創業、事業開発、組織運営の経験。
- 高岡浩三: 大企業経営、マーケティング、企業統治の知見。

つまり、WEINは本田の知名度だけを利用したプロジェクトではなく、異なる経営経験を組み合わせた挑戦者支援の構想だった。

FiNC Technologiesでの経験がWEINの出発点

溝口が設立したFiNC Technologiesは、健康管理や予防ヘルスケアをテクノロジーで支援する企業だ。

2012年の創業後、同社は累計150億円を超える資金調達を実施。ヘルスケアアプリを中心に事業を拡大した。

ただし、企業規模が大きくなるにつれて、経営には事業成長だけでなく、組織運営や資金管理の仕組みも求められる。

溝口はFiNCでの経験を生かし、次は自社だけでなく、多くの起業家を支援する立場に回ろうとした。

WEINは、こうした経験と本田の投資活動、高岡の経営知識を結びつける試みだった。

【WEIN挑戦者FUNDの設立経緯】2020年の理想と事業構想

2020年5月28日に設立を発表

2020年5月28日、WEIN挑戦者FUNDは設立を発表した。

ファンドの中心テーマは、21世紀の社会課題である「孤独・退屈・不安」の解決だった。

名称のWEINは、Well-beingとLinkを組み合わせた造語と説明されている。

単に資金を投じて利益を得るだけではなく、挑戦する起業家を人的ネットワークや専門知識でも支援する構想だった。

当初掲げられた事業は大きく3つある。

1. 国内スタートアップへの投資
2. 21世紀の社会課題を解決する自社事業の創造
3. 大企業やスタートアップとの共同事業

設立発表時のForbes JAPANの報道では、0号ファンドの調達目標は約20億円。その後の1号ファンドでは100億円規模を目指す構想も紹介されていた。

2020年6月には約1,300人のコミュニティーが始動

ファンド設立と並行して展開されたのが、起業家や挑戦者を支援するコミュニティー「WEIN隊」だ。

2020年6月23日の発表によると、募集開始から3週間で約4,000人の応募があり、審査を経て1,300人が第0期メンバーに選ばれた。

応募者には起業家、上場企業の経営者、投資会社関係者、大学生、エンジニアなどが含まれていた。

当初の期待が決して小さくなかったことが分かる。

2020年11月にはグループ体制を拡大

11月11日には、WEIN Financial GroupとWEIN Incubation Groupの設立が発表された。

さらに、本田によるエンジェル投資枠「KSK Angel by WEIN挑戦者FUND」も新設された。

ここで注目したいのは、WEINが単一の投資ファンドから、複数の事業を持つグループへと拡張していたことだ。

事業が広がるほど、資金の管理方法、各社の責任範囲、投資判断の権限を明確にする必要がある。

この組織拡大と、その後に起きた経営陣の対立は切り離して考えられない。

【決裂までの時系列】本田圭佑と溝口勇児はなぜ袂を分かったのか?

最大の転換点は2020年12月1日

WEIN騒動の重要な転換点は、2020年12月1日に開かれた経営陣の会議だった。

NewsPicksの2021年2月の当事者インタビューでは、この日に溝口と旧経営陣の対立が表面化した経緯が詳しく取り上げられている。

WEIN騒動の主要年表

時期 出来事 確認できる内容 2019年末 FiNC退任 溝口が次の挑戦を模索。本田が共同事業を提案。 2020年5月28日 WEIN設立発表 本田・高岡・溝口がファウンダーとして参画。 2020年6月 WEIN隊始動 約1,300人の創業支援メンバーが参加。 2020年11月11日 グループ拡大 金融・インキュベーションの2社と本田の投資枠を発表。 2020年12月1日 経営陣の対立 溝口に対して代表退任を求める動きが発生。 2021年2月19日 主要メンバー退任 本田・高岡らが代表パートナーを退任。 2021年3月20日 溝口が方針発表 ファンド解散・LP投資家への返金を目指すと表明。

12月1日の会議で何が起きたのか

NewsPicksの2021年2月25日のインタビューで、溝口は当日の会議について説明している。

溝口の説明では、午前9時からの定例会議に参加していたのは、本人、本田、高岡、事業会社の代表2人、CFO、経理担当者の計7人だった。

この場で、WEIN Incubation Groupの西本博嗣ら旧経営陣が溝口に代表退任とグループからの退陣を要求したという。

一方、旧経営陣側には、組織運営や資金管理を巡って深刻な問題があるとの認識があった。

本田もこの会議で溝口に対して厳しい姿勢を示したと、NewsPicksの独占インタビューで報じられている。

その象徴として記事に登場するのが、本田の「ミゾ、がっかりしたよ」という言葉だ。

この一言は、かつて自ら声をかけて共同事業を始めた相手への信頼が揺らいでいたことを象徴している。

2021年2月19日、本田と高岡が退任

12月1日の対立以降も、関係修復に向けた調整は続いた。

しかし、最終的に2021年2月19日付で、本田や高岡ら溝口以外の代表パートナーが退任する事態となった。

NewsPicksの報道では、当時のWEIN挑戦者0号ファンドに集まった資金は8億7,000万円とされている。

当初の調達目標約20億円に対して、報道時点での実際の調達額はこの水準だった。

この数字は、ファンドの消滅や横領を意味するものではない。あくまで報道された調達額であり、解散後の最終的な精算額とは区別する必要がある。

【対立理由の核心】資金管理・パワハラ疑惑とガバナンス問題

本田と溝口の対立を理解するには、表面的な人間関係だけでなく、当時の経営陣が何を問題視していたのかを見る必要がある。

2021年2月から3月にかけて、NewsPicks、Business Insider Japan、DIAMOND SIGNALなどが当事者への取材を掲載した。

そこから浮かび上がる論点は、主に3つだ。

1. 資金の流れと経営判断の透明性

旧経営陣側が問題にしたのは、会社やファンドの資金の流れが十分に共有されていなかったという点だった。

高岡はNewsPicksのインタビューで、経営パートナー同士で資金の流れを把握できていなかったことに疑問を呈している。

Business Insider Japanの取材でも、高岡は経理を精査した結果、経営陣が把握していなかった資金の流れがあったと主張した。

一方、溝口側は資金の使い方について経営判断として合理性があり、西本らにも説明していたと反論している。

つまり、同じ支出や経営判断について、旧経営陣側と溝口側で認識が一致していなかった。

2. パワハラ・モラハラを巡る認識の相違

旧経営陣側からは、溝口のマネジメントや従業員への接し方についても問題提起があった。

NewsPicksやBusiness Insider Japanは、パワハラやモラハラに関する疑義を報じている。

溝口はこれらの指摘を否定。Business Insider Japanのインタビューでは、問題となった従業員との接触について、自身は一度しかミーティングをしていないと説明した。

ここで重要なのは、ハラスメントを巡る主張が双方で食い違っていたことだ。

報道された疑惑を、そのまま司法や第三者機関による認定と同一視することはできない。

3. 投資判断と意思決定権限の集中

DIAMOND SIGNALの2021年3月5日の取材では、旧経営陣が問題視した点として、次の内容が紹介されている。

- 溝口に意思決定権が集中していたこと。
- 他のGPへの相談なしに投資が実行されたとの指摘。
- 経営管理や資金調達を巡る問題。
- 組織内の意思疎通が十分に機能していなかったこと。

特に、ファンドでは一般企業以上に意思決定の透明性が求められる。

自社の経営者として迅速に決断することと、複数のGPが責任を共有する投資ファンドを運営することは、同じではない。

この違いが、経営陣の不信感を深めたと考えられる。

本田圭佑は何を問題視していたのか

本田の立場を理解するうえで重要なのが、2021年2月26日のNewsPicks独占インタビューと、3月5日のDIAMOND SIGNALの取材だ。

本田はWEINの共同創業者であり、代表パートナーの一人でもあった。

また、投資家としてLPなどから資金を預かる立場にあった。

DIAMOND SIGNALの取材では、本田は投資家を巻き込んでしまった以上、この問題について説明する必要があるという趣旨を語っている。

報道の見出しにも「僕の倫理観からするとアウト」という強い表現が使われた。

ここから読み取れるのは、本田が単なる経営者同士の意見の違いとして処理できなかったということだ。

本田にとって問題だったのは、WEINの理想そのものではなく、その理想を実現する組織の運営方法だったと考えられる。

高岡浩三が指摘した「法律」と「ガバナンス」の違い

今回の騒動で特に重要な発言を残したのが高岡だ。

高岡はNewsPicksのインタビューで、騒動の本質をガバナンス問題と説明した。

Business Insider Japanでも、高岡は法律違反かどうかだけで企業統治を判断するべきではないという考えを示している。

これは、スタートアップ経営において非常に重要な論点だ。

例えば、法律に違反していない支出であっても、投資家や共同経営者への説明が不十分なら、信頼関係を損なう可能性がある。

また、代表者が優れた事業構想を持っていても、組織内の意思決定や監督機能が弱ければ、長期的な成長を阻害する。

WEINの問題は、まさにこの部分で経営陣の考えが一致しなくなったことにあった。

【WEINファンド騒動の真相】事実とネット上の噂を比較検証

WEIN騒動は、著名人が複数関係していたこともあり、さまざまな情報が広がった。

ただし、実際に公表された事実と、当事者の主張、ネット上の推測は分けて理解する必要がある。

話題 確認できる事実 判断
本田と溝口は共同創業者だった? 2020年の設立発表で3人がファウンダーとして公表された 事実
溝口の資金私物化が確定した? 旧経営陣から疑義が示され、溝口は反論した 確定せず
パワハラが認定された? 当事者間で主張が対立していた 認定と区別
ファンドは解散方針になった? 溝口が2021年3月に解散・清算方針を発表した 事実
8.7億円が消失した? 報道された調達額は8.7億円。消失を示す根拠とは別問題 根拠なし
本田と溝口が直接裁判で争った? そのような直接訴訟を裏付ける公的発表や主要報道は確認できない 確認できず
WEIN関連事業がすべて消滅した? ファンドの解散方針後もWEIN関連の事業活動は続いた 誤解

ファンドの資金はどうなったのか

2021年3月20日、溝口は自身のnoteで「WEINに関わるすべての方々へ」という文章を公開した。

その中で、WEIN挑戦者FUNDを解散・整理し、LP投資家への返金を目指す方針を示した。

具体的には、保有株式の売却や精算を進め、投資家に対して現金および一部株式で返す考えを表明している。

さらに、溝口は次の対応も発表した。

- 交際費を使用しない。
- 少なくとも1年間は役員報酬を受け取らない。
- 組織づくりと従業員への向き合い方を見直す。

溝口自身は、会計士や税理士による調査では会計上の問題は指摘されなかったという趣旨の説明もしている。

ただし、これは溝口本人の発信に基づく説明であり、LP投資家への全額返金が実際に完了したことを示す資料とは異なる。

解散方針の発表と、清算・返金の最終完了は別の事実として扱う必要がある。

「WEINグループの完全消滅」は誤解

もう一つ見落とされがちなのが、ファンドと企業グループの違いだ。

WEIN挑戦者FUNDの解散・整理方針が示された一方で、溝口はWEIN関連事業を継続する意向を示していた。

2021年3月20日のnoteでは、シェアオフィス「WEIN挑戦者STUDIO」やコミュニティー「WEIN.TEAM」の活動についても説明している。

つまり、ファンドの解散方針が発表されたからといって、すべての関連事業が同時に消滅したわけではない。

現在のWEIN/BACKSTAGE Groupという名称にもつながるため、ここは混同しないようにしたい。

【2026年最新】本田圭佑と溝口勇児の現在は?再会・和解の可能性

2026年11月現在、2人はそれぞれ異なる事業領域で活動している。

WEIN騒動から約5年半が経過した現在、両者のキャリアは大きく変化した。

本田圭佑の現在:投資家として独自の事業を展開

本田は現在もサッカーと投資の両方に関わっている。

公式プロフィールでは、2016年設立のKSK Angel Fund、2018年設立のDreamer Fundを投資活動の柱として紹介している。

2024年2月には投資ファンド「X&KSK」を創業。

さらに2026年3月6日には、世界的DJで投資家のスティーブ・アオキが設立したAoki Labs 2号ファンドとの戦略的パートナーシップを発表した。

2026年6月9日の日刊スポーツの報道では、本田は個人で300社以上のスタートアップに投資していると説明している。

投資先の選定ではテクノロジーを重視し、特にAI分野にも期待を示している。

WEINでの経験を経た後も、本田の投資家としての活動は続いている。

溝口勇児の現在:BACKSTAGE・BreakingDown・REAL VALUE

一方の溝口は、起業家として新しい事業領域に進出している。

現在の主な活動には次のものがある。

- WEIN/BACKSTAGE Group: 事業グループの経営。
- BreakingDown: 格闘技コンテンツのCOO。
- REAL VALUE: 経済エンターテインメント番組のCEO。
- NoBorder: 報道・情報発信に関するプロジェクト。
- HERO'ZZ: インフルエンサー育成関連事業。

NoMapsの登壇者プロフィールでも、FiNC創業後の活動やREAL VALUE、NoBorderなどの取り組みが紹介されている。

また、2026年1月7日には、WEIN/BACKSTAGE Groupが新たな教育事業の展開を発表した。

生成AI、動画クリエイター育成、起業家育成という3分野のスクールを同時に展開する計画だ。

これは、2020年のWEINが掲げていた挑戦者支援という理念を、別の事業形態で展開している動きとして見ることもできる。

本田と溝口に和解の可能性はあるのか

気になるのが、2人の関係が修復される可能性だ。

この点について、重要な一次情報がある。

2021年3月20日、溝口はnoteで旧経営陣に向けたメッセージを公開した。

そこでは、本田が以前、自身の誕生日に送ってくれた動画メッセージを何度も見返していることを明かしている。

その動画には、WEINを一緒に発展させ、困難を乗り越えていこうという趣旨の言葉が含まれていたという。

溝口は、対話が十分にできなかったことへの後悔を示し、今後も関係者と話し合う準備があると説明した。

さらに、袂を分かったことを認めながらも、将来は互いを認められる関係になりたいという意向を示していた。

この発信からは、少なくとも溝口側が全面的な敵対関係を望んでいたわけではないことが読み取れる。

ただし、これは2021年時点の溝口の意向であり、その後に本田との和解が成立したことを意味しない。

2026年11月時点で、2人が共同事業を再開したという公式発表や、和解を公表した信頼できる報道は確認できない。

したがって、現在の関係を説明するなら、次の整理が適切だ。

- 以前は共同創業者・代表パートナーだった。
- 2020年末から経営を巡る対立が深刻化した。
- 2021年2月に本田らが退任した。
- 溝口は将来的な関係修復への希望を示していた。
- 2026年現在、再提携や和解の公表はない。

関係修復の可能性を完全に否定する材料も、すでに和解したと断定する材料もない。

【プロの結論】WEIN騒動がスタートアップ経営に残した教訓

WEIN騒動を単純に「本田と溝口の仲違い」として理解すると、問題の本質を見失ってしまう。

この出来事で浮き彫りになったのは、優秀な経営者や著名人が集まっても、組織運営の仕組みが整っていなければ、事業の継続が難しくなるという現実だ。

特に、外部投資家から資金を集めるファンドには、通常の創業者主導の企業以上に透明性が求められる。

重要なのは次の4点だ。

1. 意思決定権限を明確にする

誰が投資を決定し、誰が承認し、誰が監督するのか。役割が曖昧なまま事業を拡大すると、経営陣の対立につながる。

2. 資金の流れを共有する

経営者が合理的だと考える支出であっても、投資家や共同経営者が納得できる説明が必要になる。

3. 組織文化と成長速度を両立させる

事業のスピードだけを重視すると、従業員への配慮や内部コミュニケーションが後回しになりやすい。

4. 対立が起きた際の解決手順を用意する

経営者同士の信頼が崩れてからでは、話し合いによる修復が難しくなる。第三者による監督や内部通報、紛争解決の仕組みが必要だ。

WEINは、理想の大きさと組織運営の難しさが同時に表面化した事例だった。

本田の投資家としての責任感、高岡のガバナンス重視、溝口の事業推進力。それぞれに異なる強みがあったからこそ、当初は魅力的な組み合わせに見えた。

しかし、強みの違いを組織の仕組みに落とし込めなければ、共同経営は長続きしない。

【本田圭佑と溝口勇児】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:本田圭佑と溝口勇児はなぜ対立したのですか?

経営方針、資金管理、投資判断の透明性、組織運営を巡って意見が対立したためです。特に高岡浩三はガバナンスの問題を重視していました。

Q2:WEIN挑戦者FUNDはいつ解散したのですか?

2021年3月20日、溝口が解散・整理する方針を公表しました。LP投資家への返金も目指すと説明しています。

Q3:本田圭佑と溝口勇児は現在和解していますか?

2026年11月時点で、和解や再提携を正式に発表したという確認できる情報はありません。溝口は2021年に将来的な関係修復への希望を示していました。

Q4:高岡浩三はWEIN騒動でどのような役割を果たしましたか?

元ネスレ日本社長として共同ファウンダー・代表パートナーを務めました。経営陣のガバナンスを重視し、溝口の経営判断に問題があると考えて退任を求めた側の中心人物です。

Q5:溝口勇児はFiNCを辞めた後、何をしているのですか?

WEIN関連事業に加え、BACKSTAGE、BreakingDown、REAL VALUE、NoBorderなどの事業に携わっています。2026年には教育事業の展開も発表しています。

Q6:本田圭佑は現在も投資家として活動していますか?

はい。2026年にはX&KSKとAoki Labs 2号ファンドの戦略的パートナーシップを発表し、スタートアップ投資を続けています。

まとめ:本田圭佑と溝口勇児の関係はWEIN騒動でどう変わったのか

本田圭佑と溝口勇児は、2020年に同じ理想を掲げてWEIN挑戦者FUNDを立ち上げた共同創業者だった。

しかし、事業拡大の過程で資金管理、意思決定、組織運営を巡る不信感が深まり、2020年12月1日の経営会議を境に関係が大きく変化した。

2021年2月には本田や高岡が退任し、翌月には溝口がファンドの解散・清算方針を発表した。

その後、本田は投資家として、溝口はWEIN/BACKSTAGE Groupを中心とする起業家として、それぞれ独自の道を歩んでいる。

2026年現在、両者の再提携は公表されていない。

この騒動から読み取れる最大の教訓は、事業への情熱や知名度だけでは組織を維持できないということだ。投資家との信頼、経営判断の透明性、責任の所在を明確にするガバナンスこそが、挑戦を長期的な成果につなげる土台になる。

主な参照資料:WEIN挑戦者FUND設立発表(2020年5月28日)、WIRED.jp(2020年5月28日)、NewsPicks当事者インタビュー(2021年2月25~27日)、Business Insider Japan(2021年2月27日)、DIAMOND SIGNAL(2021年3月5日)、溝口勇児本人のnote(2021年3月20日)、本田圭佑公式プロフィール、日刊スポーツ(2026年6月9日)、株式会社BACKSTAGE発表(2026年1月7日)。