東海大学の箱根駅伝2027展望!予選会3位からシード権奪還の条件を徹底解説

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2026年10月31日現在、東海大学陸上競技部駅伝チームは、2027年1月2日・3日に開催される第103回箱根駅伝への出場を決めている。10月17日の予選会では、45大学が参加する中、総合3位、10時間33分41秒を記録。2年連続、通算53回目となる本戦出場を果たした。特に永本脩主将、中野純平、南坂柚汰らが上位に入り、チーム全体の底力を示した結果だった。

注目されるのは、予選会突破だけでなく、2019年の総合優勝を経験した強豪校が、再びシード権を獲得できるかという点だ。2026年度からは西出仁明監督を中心とする新体制が始動し、両角速氏が総監督に就任。選手育成とチーム運営の両面で新たな段階に入っている。予選会の数字、選手の実績、過去の総合成績を照らし合わせると、東海大学の復活に向けた現在地が見えてくる。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

  • 予選会結果:2026年10月17日、第103回箱根駅伝予選会で3位、10時間33分41秒を記録。
  • 注目選手:永本脩、中野純平、南坂柚汰を中心に、7人が個人100位以内に入る安定した戦力を示した。
  • 2027年の目標:西出仁明監督の新体制で、5年ぶりのシード権獲得を目指す。

【2026年最新結果】東海大学は箱根駅伝予選会3位!10時間33分41秒の価値

箱根駅伝東海大学

東海大学が第103回箱根駅伝の出場権を獲得したのは、2026年10月17日に東京都立川市で開催された予選会だ。陸上自衛隊立川駐屯地をスタートし、国営昭和記念公園をフィニッシュとする21.0975kmのハーフマラソン形式で、45大学が出場した。

予選会では各大学12人が出走し、そのうち上位10人の合計タイムで順位を決定する。東海大学は10時間33分41秒で総合3位。上位10校に与えられる本戦出場権を確保した。

第103回箱根駅伝予選会の上位成績

  • 1位:東洋大学 10時間31分30秒
  • 2位:中央学院大学 10時間33分31秒
  • 3位:東海大学 10時間33分41秒
  • 4位:専修大学 10時間33分42秒
  • 5位:東京農業大学 10時間34分33秒

この結果で見逃せないのが、2位との10秒差、4位とのわずか1秒差だ。東海大学は3位という好順位を確保したものの、予選会の上位争いは非常に接近していた。

18km地点の7位から3位へ浮上した終盤の粘り

東海大学のレース展開で特に注目したいのが、終盤の追い上げだ。大学公式発表によると、チームは18km通過時点で7位だったが、残り約3kmで各選手が粘りを発揮。最終的に3位まで順位を上げた。

さらに、チームの上位7選手が全員100位以内に入った。特定のエースだけに依存するのではなく、集団走を基本に複数の選手が安定したタイムを出したことが、予選会突破の大きな要因となった。

予選会後、永本脩主将は大学の公式発表を通じて、次のように振り返っている。

選手全員が力を出し切れた結果だと思います。

この言葉が示すように、今回の3位は個人の突出した記録だけでなく、12人で戦うチームとしての完成度が表れた結果だった。

【注目選手】永本脩・中野純平・南坂柚汰が2027年の鍵を握る

2027年の東海大学を考えるうえで、まず押さえておきたいのが予選会で上位に入った選手たちだ。永本脩、中野純平、南坂柚汰の3人は、チームの中心として期待される存在である。

永本脩:主将としてチームをけん引する中心選手

永本脩は2026年度の駅伝主将を務める選手だ。2026年10月17日の予選会では、1時間02分19秒で全体10位に入り、自己ベストを更新した。

5000mの自己ベストは13分34秒17、10000mは28分44秒15。いずれも2026年度の公式プロフィールに掲載された記録であり、スピードと長距離への対応力を備えている。

第102回箱根駅伝では5区を担当し、区間13位で走破した経験もある。2027年大会では最終学年として臨むことになり、主将としての役割に加えて、山上りを含む区間配置への対応力も注目点となる。

中野純平:予選会で自己ベストを更新した成長株

中野純平は2026年予選会で1時間02分25秒を記録し、全体12位に入った。こちらも自己ベスト更新であり、永本に続くチームの重要な得点源となっている。

特筆すべきは、10000mの自己ベストが28分19秒39であること。5000mでも13分39秒31を記録している。長距離種目で安定した力を持ち、ロードレースでも結果を残している。

第102回大会では9区を担当し、区間12位を記録した。2027年は最終学年で迎える箱根駅伝となる。前回の経験を生かし、長距離区間でさらに順位を押し上げられるかが焦点だ。

南坂柚汰:箱根経験とハーフマラソンの実績を持つ実力者

南坂柚汰は2026年予選会で1時間02分34秒、全体14位を記録した。永本、中野とともにチームの上位を支えた選手である。

10000mの自己ベストは28分21秒62。ハーフマラソンでは2026年2月に1時間01分45秒を記録しており、長距離への適性も十分に示している。

第102回箱根駅伝では4区を担当し、区間5位という好成績を残した。2027年大会でも、往路の流れを作る役割を担えるか注目される。

予選会上位選手とチーム内での役割

3人以外にも、予選会では平井璃空、可児悠貴、矢口陽太らが自己ベストを更新した。個々の実績を整理すると、東海大学の強みがエースだけにとどまらないことが分かる。

選手名 2026年予選会結果 注目ポイント
永本脩(4年・主将) 10位・1時間02分19秒 自己ベスト更新。5000m13分34秒17。チームの中心的存在。
中野純平(3年) 12位・1時間02分25秒 自己ベスト更新。10000m28分19秒39。前回箱根9区経験者。
南坂柚汰(4年) 14位・1時間02分34秒 2026年2月のハーフマラソンで1時間01分45秒を記録。前回箱根4区区間5位。
平井璃空(3年) 25位・1時間02分48秒 自己ベスト更新。上位10人を支える重要な戦力。
可児悠貴(4年) 46位・1時間03分04秒 自己ベスト更新。10000m29分07秒73。
矢口陽太(4年) 57位・1時間03分13秒 自己ベスト更新。5000m13分41秒33。
松山優太(2年) 85位・1時間03分46秒 上位100人以内に入り、若い世代の成長を示した。

この一覧から分かるのは、上位3人だけでなく、4年生から2年生まで幅広い学年の選手が結果を出していることだ。特に平井、可児、矢口の自己ベスト更新は、チーム全体の底上げを示す材料になる。

【新体制を解説】西出仁明監督と両角速総監督の役割は?

2026年度の東海大学駅伝チームを語るうえで欠かせないのが、指導体制の変更だ。2026年4月から中・長距離ブロックの監督が交代し、西出仁明氏が駅伝監督に就任。2011年からチームを率いてきた両角速氏は総監督となった。

西出仁明監督が掲げる「スピードの東海」の復活

西出監督は2014年から東海大学の中・長距離ブロックでヘッドコーチを務めてきた指導者だ。2026年4月1日付で監督に就任し、これまでのチームづくりを引き継ぎながら、新たな方向性を示している。

西出監督が掲げるテーマは「スピードの東海」の復活。科学的データや医学部との連携を生かし、選手一人ひとりのスピードとスタミナを融合させる育成を重視している。

特に注目されるのは、単純に走行距離を増やすだけではなく、練習の目的を選手と共有し、科学的な根拠をもとにトレーニングを構築する姿勢だ。

両角速総監督が引き継ぐ2019年優勝の経験

両角速氏は、2011年から東海大学の駅伝チームを率いてきた指導者である。その指導体制のもとで、東海大学は2017年の出雲駅伝、2019年の全日本大学駅伝、そして2019年の箱根駅伝で優勝を果たした。

2026年度からは総監督として部全体を俯瞰する立場となり、チームの伝統や指導哲学を次世代につなぐ役割を担っている。

西出監督が競技現場で新たなチームづくりを進め、両角総監督が長期的な視点から支える。この役割分担は、過去の成功を再現するだけではなく、現在の選手構成に合った東海大学の駅伝スタイルを築くための転換と捉えられる。

2026年度のスローガンは「繋ぐ」

東海大学陸上競技部中・長距離ブロックが掲げる2026年度のスローガンは「繋ぐ」だ。チーム公式サイトでは、先輩から受け継いだ思い、シード権獲得による次大会への襷、そして伝統を次世代につなぐという3つの意味が紹介されている。

チームの2026年度目標は箱根駅伝のシード権獲得。単に予選会を突破することではなく、予選会に戻らず本戦に連続出場できるチームへの再建を目指している。

【歴代総合成績】東海大学は2019年優勝からどう変わった?

東海大学は1973年の第49回大会で箱根駅伝に初出場した。長い歴史の中で上位入賞を重ね、2019年にはついに総合優勝を達成。2020年も総合2位となり、大学駅伝界を代表する強豪校として存在感を示した。

2019年の総合優勝が象徴する黄金期

第95回大会となった2019年、東海大学は総合10時間52分09秒で初の箱根駅伝総合優勝を達成した。往路2位、復路2位という安定した戦いで、10区間を通じて大きな崩れを作らなかった。

翌2020年の第96回大会も総合2位。復路では初優勝を飾った。さらに2021年の第97回大会は総合5位となり、3大会連続で上位争いに加わった。

2022年以降はシード権争いが続く

一方、2022年以降は厳しい戦いが続いた。第98回大会で11位、第99回大会で15位、第100回大会で11位となり、いずれもシード権獲得には届かなかった。

2024年秋の第101回大会予選会では14位となり、2025年1月の本戦出場を逃した。しかし、2025年10月の予選会を突破し、2026年の第102回大会に復帰。総合12位、10時間55分01秒という結果を残した。

  • 2019年・第95回:総合優勝
  • 2020年・第96回:総合2位、復路優勝
  • 2021年・第97回:総合5位
  • 2022年・第98回:総合11位
  • 2023年・第99回:総合15位
  • 2024年・第100回:総合11位
  • 2025年・第101回:予選会14位で本戦出場を逃す
  • 2026年・第102回:総合12位、10時間55分01秒

第102回大会では往路5時間26分10秒、復路5時間28分51秒。総合10位の日本大学は10時間53分56秒だったため、東海大学との差は1分05秒だった。

つまり、2026年の東海大学にはシード権まであと少しという位置まで戻ってきた一方、10区間を通じて1分以上を縮める必要があるという課題も残されていた。

【2027年シード権獲得の可能性】予選会3位から本戦10位以内に入れるか

最も気になるのは、第103回大会で東海大学がシード権を獲得できるかという点だ。現状を踏まえれば、十分に狙える位置にはいる。ただし、予選会3位という順位だけで本戦のシード権を確実視することはできない。

予選会3位は本戦での上位進出を保証しない

箱根駅伝のシード権は、前年大会の総合10位以内に与えられる。第103回大会では、前回のシード校10校と予選会通過校10校、関東学生連合チームを合わせた21チームが出場する。

東海大学は予選会3位で出場権を得たが、本戦では予選会の順位はリセットされる。1月2日の往路5区間、1月3日の復路5区間を合計した総合順位で10位以内に入らなければ、次回大会のシード権は得られない。

シード権獲得を後押しする3つの材料

1つ目は、選手層の厚さだ。予選会では上位7人が100位以内に入った。10人の合計タイムで順位を争う大会において、7番手までが安定していることは大きな強みになる。

2つ目は、箱根駅伝の経験者がいることだ。永本は5区、南坂は4区、中野は9区を前回大会で経験している。箱根特有の長距離区間や起伏のあるコースを経験した選手が中心にいることは、本戦での判断力につながる。

3つ目は、新体制の目標が明確であることだ。西出監督はシード権獲得を目標として掲げ、両角総監督とともにチームの再構築を進めている。指導方針と選手の目標が同じ方向を向いていることは、長期的なチーム力の向上に寄与する。

それでも注意したい本戦の課題

一方で、予選会と箱根駅伝では競技環境が異なる。予選会はハーフマラソンの合計タイムで争うが、本戦は10区間217.1kmを襷でつなぐ駅伝だ。

そのため、ハーフマラソンの持ちタイムだけでなく、20kmを超える区間への対応、山上り・山下りの適性、レース中の順位変動に対する対応力が求められる。

2026年の本戦で10位との差が1分05秒だったことを考えれば、1人の大幅な区間順位上昇だけでなく、全区間で数秒ずつロスを減らす戦い方が必要になる。

東海大学のシード権獲得は現実的な目標だが、予選会で見せた総合力を箱根路の10区間で再現できるかが最大の焦点になる。

【往路・復路の区間エントリー】2027年箱根駅伝で注目したい配置

箱根駅伝の戦力を判断する際には、選手個人の記録だけでなく、往路・復路のどこに配置されるかも重要だ。2027年の第103回大会は、2027年1月2日・3日に開催される予定である。

2026年10月31日時点では、第103回大会の東海大学の正式な区間エントリーは公表されていない。したがって、特定の選手が何区を走るかはまだ確定していない。

往路1区から5区:流れを作り、山上りにつなぐ

往路は東京・大手町から箱根・芦ノ湖までの5区間で構成される。特に2区は距離が長く、各大学のエース級が集まる重要区間だ。ここで大きく遅れないことが、その後の展開を左右する。

東海大学の場合、永本や中野のような長距離に強い選手が、どの区間で力を発揮するかが見どころになる。また、5区の山上りでは平地のスピードだけでは測れない登坂力と持久力が求められる。

復路6区から10区:順位を守り、シード圏へ押し上げる

復路の6区は山下りで、往路とは異なる身体的負担がある。その後の7区から10区では、気温や疲労、前後の大学との順位差を考えた安定した走りが重要になる。

中野は第102回大会で9区を走った経験があり、長距離区間への適性を示している。前回の経験を踏まえ、どの区間で起用されるかも注目ポイントだ。

区間エントリーで確認したいポイント

  • 2区や9区など長距離区間に誰を配置するか
  • 5区の山上りと6区の山下りに適性のある選手を起用できるか
  • 前回大会経験者と若手選手のバランスが取れているか
  • 当日変更を含めた選手層と控え選手の充実度
  • 往路終了時点でシード圏を狙える位置を確保できるか

正式な区間エントリーが発表された段階では、予選会の個人成績と過去の箱根駅伝での区間実績を照らし合わせると、東海大学の戦略がより明確になる。

【プロの結論】東海大学の復活を左右するのは10人の総合力

2027年の東海大学を評価するうえで、最も重視したいのはエースの記録だけではなく、10人全員が安定した走りをできるかという点だ。

今回の予選会では、上位7人が100位以内に入るという結果を残した。永本、中野、南坂という中心選手に加え、平井、可児、矢口らが自己ベストを更新したことは、チームの底上げを示す明確な材料である。

ただし、箱根駅伝では10人が異なるコースを走る。平地の走力に加えて、山上り・山下りへの対応、長距離区間の持久力、当日のコンディション調整まで必要になる。

2026年の総合12位から10位以内へ進むためには、予選会のような集団走の安定感を維持しながら、区間ごとの専門性を高める必要がある。

西出監督の科学的な育成方針と、両角総監督が築いてきた伝統を組み合わせられるか。2027年大会は、新体制が初めて箱根路で結果を問われる大会でもある。

東海大学の復活を見極める判断基準は、次の3点に集約できる。

  • 選手層:予選会上位7人の安定感を10人全員に広げられるか。
  • 区間配置:往路で大きな遅れを防ぎ、復路で順位を押し上げられるか。
  • チーム運営:新体制の育成方針を本戦での結果につなげられるか。

予選会3位は、東海大学が再び上位を目指すための確かなスタート地点だ。2019年の総合優勝を知る大学だからこそ、目標は単なる本戦出場ではない。シード権を取り戻し、予選会を経ずに箱根路へ戻ることが、本当の意味での復活となる。

【箱根駅伝の東海大学】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:東海大学は2027年の第103回箱根駅伝に出場しますか?
A1:出場します。2026年10月17日の予選会で総合3位、10時間33分41秒を記録し、2年連続53回目の本戦出場を決めました。

Q2:東海大学の2027年箱根駅伝で注目される選手は誰ですか?
A2:永本脩、中野純平、南坂柚汰が中心です。予選会ではそれぞれ10位、12位、14位に入りました。平井璃空、可児悠貴、矢口陽太らの活躍も注目されます。

Q3:東海大学が2027年にシード権を獲得する可能性はありますか?
A3:十分に狙える位置にいます。予選会で3位に入り、選手層の厚さを示しました。ただし、本戦では総合10位以内が条件です。往路・復路を通じて安定した区間成績を残せるかが鍵になります。

Q4:東海大学の駅伝監督は誰ですか?
A4:2026年4月から西出仁明氏が中・長距離ブロックの駅伝監督を務めています。両角速氏は総監督に就任し、チーム全体を支える体制となりました。

Q5:東海大学は過去に箱根駅伝で優勝していますか?
A5:はい。2019年の第95回大会で総合優勝しています。2020年の第96回大会でも総合2位となり、復路優勝を達成しました。

まとめ:東海大学の箱根駅伝2027はシード権奪還への重要な一戦

東海大学は2026年10月17日の第103回箱根駅伝予選会で3位、10時間33分41秒という結果を残し、2027年1月の本戦出場を決めた。永本脩、中野純平、南坂柚汰を中心とする選手層の充実は、シード権獲得を目指すうえで大きな強みとなる。

2026年度からは西出仁明監督と両角速総監督による新体制がスタートし、科学的な選手育成と「スピードの東海」の復活を掲げている。2019年の総合優勝という実績を持つチームにとって、次の目標は再びシード権を獲得することだ。

予選会3位は確かな前進だが、最終的な評価は本戦の10区間で決まる。往路で流れを作り、復路で粘り強く襷をつなぎ、総合10位以内に入れるか。第103回箱根駅伝は、東海大学が強豪校としての存在感を取り戻せるかを占う大会となる。

2027年1月2日・3日の箱根路で、新体制の東海大学がどのような走りを見せるのか。シード権奪還への挑戦に注目したい。

主な事実確認資料: 東海大学公式発表、東海大学陸上競技部中・長距離ブロック公式記録、東京箱根間往復大学駅伝競走公式記録、日本テレビ大会公式成績。