【2026年始動】SAMURAI SOULとは?安保瑠輝也のMMA育成プロジェクトを解説
2026年6月、安保瑠輝也が新たに発表したのが、MMA育成プロジェクト「SAMURAI SOUL(サムライソウル)」だ。
これは自身がMMAの選手として活動するためのプロジェクトではなく、格闘技を通じて人生を変えたい挑戦者を発掘し、プロ選手を目指せる環境を提供する取り組みである。
SAMURAI SOULの目的と仕組み

2026年6月7日、安保は自身のXとYouTubeでプロジェクトの始動を発表した。翌8日には格闘技専門メディアのeFightも詳細を報道している。
プロジェクトの背景には、才能や覚悟があっても、経済的な事情や練習環境の不足によって競技を続けられない選手がいるという問題意識がある。
安保自身も格闘技から離れた時期を経験しており、今度は自分が格闘技に恩返しをしたいという思いを活動の軸に据えている。
Season1の募集・育成計画として発表された主な内容は以下のとおりだ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プロジェクト名 | SAMURAI SOUL |
| 競技 | MMA(総合格闘技) |
| 対象階級 | フライ級57.5kg~ウェルター級77.0kgの5階級 |
| オーディション | 2026年6月27日 |
| 選考後の育成 | 2026年7月の合宿 |
| 対抗戦 | 2026年8月30日、東京都内 |
| 大会形式 | 5対5の対抗戦 |
| MVP特典 | 2名に1年間の生活支援 |
| 運営協力 | ネクストレベルホールディングス株式会社 |
応募時には60秒以内の自己PR動画と、過去の試合映像またはシャドー・ミットなどの練習動画を提出する仕組みが設けられた。運営にはネクストレベルホールディングスの河原由次社長がCOOとして参画している。
Season1終了後、Season2へ進展
Season1は8月30日の対抗戦を経て、9月1日にYouTubeで最終話が公開された。動画では全試合の模様やMVP選考が紹介され、10月30日時点の集計では約147万回再生に達している。
さらに、10月にはSeason2のオーディション募集も公開された。10月16日にはSAMURAI SOULメンバーとの和歌山合宿の様子を収録した動画が投稿されており、プロジェクトが単発の企画にとどまらず、継続的な選手育成へ進んでいることがうかがえる。
特に注目したいのは、MVPへの1年間の生活支援だ。格闘技では、練習時間を確保するための生活費や遠征費が選手の成長を左右する。単に試合の場を用意するだけでなく、競技を続けるための経済的な支援を組み込んでいる点に、この企画の特徴がある。
安保瑠輝也とジョリーの関係は?
SAMURAI SOULを理解するうえで欠かせない人物が、格闘家のジョリーだ。
ジョリーは安保のYouTube企画をきっかけに注目を集め、BreakingDownを経てRIZINへ進んだ選手である。安保は単なる動画出演者としてではなく、練習環境を提供し、競技者として育てる師匠の立場で関わってきた。
2025年12月31日の「RIZIN 師走の超強者祭り」では、ジョリーが芦澤竜誠と対戦し、1ラウンド25秒、腕ひしぎ十字固めによる一本勝ちを収めた。2026年6月のeFightの報道では、RIZINで2連続一本勝ちを記録した選手として紹介されている。
安保がSAMURAI SOULで目指しているのは、こうした成功例を次の世代にも広げることだ。BreakingDownで知名度を得た選手が、より本格的な競技の舞台へ進む。その道筋を仕組みとして作ろうとしている。
安保璃紅との関係は?兄弟そろって格闘家
安保璃紅(あんぽ・りく)は、安保瑠輝也の実弟だ。兄弟は幼少期からともに空手に取り組み、格闘技の世界で活動してきた。
弟の璃紅もプロキックボクサーで、第5代Krushスーパー・フェザー級王者の実績を持つ。K-1公式プロフィールに掲載された戦績は14戦10勝(6KO)4敗だ。
2018年春には兄弟でALL-WIN GYMを設立している。兄だけでなく弟も独自の競技実績を持つことから、安保兄弟は格闘技界で知られる存在となった。
2026年9月には安保のYouTubeチャンネルで、弟の璃紅と久しぶりに話す企画も公開された。ただし、動画のタイトルだけを根拠に兄弟間の不仲や確執を断定することはできない。公に確認できる関係は、実の兄弟であり、格闘技をともに経験してきた選手同士という点だ。
ジョリーは師弟関係、安保璃紅は実の弟。この2つの関係性を混同しないことも、安保瑠輝也を理解するうえで押さえておきたいポイントである。
【安保瑠輝也の今後】試合予定・MMA転向・世界への再挑戦
2026年10月30日現在、安保の今後を考えるうえで注目すべきテーマは、ONEでの再起、階級変更、SAMURAI SOULの継続という3つだ。
ONEでの次戦はどうなる?
現状では、ボグダン・シュマロフとの試合を再設定するのか、マラット・グレゴリアンとの再戦を目指すのか、具体的なカードは決まっていない。
安保自身は10月の試合中止後、シュマロフとの対戦やグレゴリアンとの再戦を希望する趣旨の発信をしていた。これは本人の希望であり、主催者が決定した正式な対戦予定とは区別する必要がある。
ライト級への階級変更は成功するのか
2025年11月のグレゴリアン戦はフェザー級で行われたが、2026年はライト級に階級を上げて再起を図る計画だった。
階級を上げることには、過度な減量を避け、試合当日のコンディションを整えやすくするという狙いがある。一方で、相手の体格やパワーも変わるため、単純に有利になるわけではない。
特に今回のシュマロフ戦では、体重だけでなくハイドレーションテストも通過できず、試合そのものが成立しなかった。今後は階級変更の是非だけでなく、ONEの計量制度に対応できるコンディション管理が重要になる。
MMA選手として再び戦う可能性は?
安保はすでにRIZINで久保優太とMMAルールの試合を経験している。ただし、その試合では一本負けを喫しており、キックボクシングほどの実績をMMAで積み上げたわけではない。
SAMURAI SOULの始動によってMMAとの関わりは深まったが、選手育成事業の主宰と本人のMMA転向は別の話だ。2026年10月時点で、本人がMMAを主戦場に変更するという確定発表はない。
今後はキックボクサーとしてONEで再起するのか、MMAにも再挑戦するのか、その選択がキャリアの方向性を左右することになる。
【安保瑠輝也に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:安保瑠輝也は現在何歳ですか?
A1:1995年10月29日生まれで、2026年10月30日時点では31歳です。兵庫県姫路市出身の元K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者です。
Q2:安保瑠輝也の戦績とKO数は?
A2:K-1公式プロフィールに掲載されている記録は33戦26勝(14KO)6敗1分です。これはK-1公式プロフィール掲載の記録であり、2026年までの全団体通算戦績とは異なります。
Q3:安保瑠輝也はONEでグレゴリアンに勝ちましたか?
A3:いいえ。2025年11月16日のONE 173でマラット・グレゴリアンと対戦し、判定0対3で敗れています。
Q4:安保瑠輝也の2026年の次の試合は決まっていますか?
A4:2026年10月30日時点で次戦は正式発表されていません。10月17日のONE SAMURAI 4で予定されていたボグダン・シュマロフ戦は、計量とハイドレーションテストを通過できず中止になりました。
Q5:SAMURAI SOULは何をするプロジェクトですか?
A5:安保瑠輝也が主宰するMMA選手の発掘・育成プロジェクトです。オーディションや合宿、対抗戦を通じて選手を育て、MVPには1年間の生活支援を提供する仕組みが設けられています。
Q6:安保瑠輝也とジョリーは兄弟ですか?
A6:兄弟ではありません。ジョリーは安保が指導してきた弟子・門下生として知られています。実弟は同じくキックボクサーの安保璃紅です。
まとめ:【プロの結論】安保瑠輝也は格闘家から育成者へ進化するのか
安保瑠輝也の2026年は、競技者としての再起と、格闘技界への新たな貢献という2つの方向性が交差する一年となった。
2019年にゲーオ・ウィラサクレックを破ってK-1王者となり、国内の強豪との対戦を重ねてきた実績は揺るがない。RIZINではブアカーオや久保優太、パッキャオらと異なるルールで対戦し、BreakingDownではシリル・アビディをKOするなど、幅広い舞台で存在感を示してきた。
一方、ONE Championshipではマラット・グレゴリアンに判定負け。2026年10月のシュマロフ戦も計量問題で中止となり、世界の舞台で結果を残すためには、技術面だけでなくコンディション管理も欠かせないことが明らかになった。
その一方で、SAMURAI SOULの始動は、安保のキャリアに新しい可能性をもたらしている。自身がリングで勝つことだけを目標にするのではなく、次世代の選手に挑戦の機会を提供する側へと活動を広げているからだ。
安保瑠輝也の今後を評価するなら、次の3つの基準に注目したい。
- 競技実績:ONEで再び試合を成立させ、世界レベルの選手を相手に勝利できるか。
- プロ意識:計量・ハイドレーションの問題を解消し、安定して試合に出場できるか。
- 育成実績:SAMURAI SOULから継続的にプロ選手を輩出し、競技者の人生を変える環境を作れるか。
元K-1王者という肩書きだけで現在の安保を評価するのは、もう十分ではない。ONEでの再起を果たせるのか、SAMURAI SOULから次世代のスターを生み出せるのか。2026年以降の安保瑠輝也は、選手としての勝敗と、育成者としての成果の両面から注目すべき存在だ。