100均の簡易トイレは災害時に足りる?ダイソー・セリア・キャンドゥを2026年最新比較

目次

災害による断水や停電が起きたとき、意外なほど深刻な問題になるのがトイレです。水が流れないだけならバケツで水を流せばよいと思いがちですが、地震で排水管や下水道が破損している場合、汚水が逆流したり、階下に漏れたりする危険があります。そんな非常時の備えとして手軽に購入できるのが、ダイソー・セリア・キャンドゥなどの100均で販売されている簡易トイレです。

2026年10月時点で確認できる商品情報では、各社とも税込110円の携帯トイレを展開しています。ただし、1商品が1回分のものもあり、国が推奨する1人7日分・35回分を確保するには、単純計算で3,850円かかります。価格だけでなく、凝固剤と吸水シートの違い、防臭袋の有無、排泄後の保管方法まで考えなければ、災害時に十分な備えとはいえません。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

  • 価格:ダイソー・セリア・キャンドゥでは、110円(税込)の携帯トイレが確認できる。
  • 備蓄量:国の目安は1人1日5回、7日間で35回分。100均商品を1回分ずつ購入すると3,850円が目安。
  • 実用性:100均商品は緊急用や補助用として便利だが、7日分の家庭備蓄には防臭袋や処理用品も必要。

【まず知っておきたい】100均の簡易トイレとは?携帯トイレとの違い

100均簡易トイレ

100均で販売されている簡易トイレを探す際、最初に理解しておきたいのが「携帯トイレ」と「簡易トイレ」の違いです。日常的には同じような意味で使われていますが、防災用品としては用途が異なります。

携帯トイレは袋と吸収剤を使う使い捨てタイプ

携帯トイレは、排泄物を受け止める袋と、尿などの水分を処理する凝固剤や吸水シートを組み合わせた製品です。

洋式便器に袋を取り付けて使用するタイプのほか、受け口付きの袋を直接使用するタイプ、自立する外袋と内袋を組み合わせて使うタイプがあります。

ダイソーやキャンドゥで販売されている110円の商品には、1回使い切りの携帯型が含まれます。セリアには、便器やポータブル便座がなくても使える自立式の商品もあります。

組み立て式の簡易トイレは別のカテゴリー

一方、組み立て式の簡易トイレは、便座や便器に相当する部分を組み立て、その下に汚物袋を設置して使用するものです。

災害時に自宅の洋式便器が使える場合は携帯トイレを取り付ければ対応できますが、便器そのものが破損した場合には、組み立て式の簡易トイレが必要になります。

農林水産省中国四国農政局が紹介する災害対策資料でも、携帯トイレと簡易トイレは用途を分けて説明されています。100均の商品名に「簡易トイレ」と書かれていても、実際には1回分の携帯トイレである場合があるため、購入時にはセット内容を確認することが大切です。

【2026年最新比較】ダイソー・セリア・キャンドゥの簡易トイレはどれがお得?

2026年10月時点で確認できる商品情報を比較すると、3社とも110円(税込)の商品があります。しかし、同じ価格でも袋の構造や吸収剤、使用方法には違いがあります。

ダイソー:110円で1回分、尿を固める携帯型が充実

ダイソーの公式ネットストアでは、「携帯できるトイレ」が税込110円で販売されています。

内容量は1個入りで、尿凝固剤には吸水性ポリマーを使用。蓄尿袋と持ち出し袋が付属し、使用後はチャックを閉めて持ち出し袋に収納する仕様です。

また、「片手でカンタン!携帯簡易トイレ」も税込110円の商品として掲載されています。こちらは高吸水性樹脂を使用し、約350ccまで対応する仕様です。

特に渋滞時や外出先、車内での緊急使用を想定した商品を探している人には選びやすいラインアップです。ただし、尿用の商品を大便用として流用することは避け、用途表示に従う必要があります。

セリア:ワイドタイプの携帯トイレが特徴

セリアでは、税込110円の「携帯トイレ」が2026年4月の購入レビューで紹介されています。

商品サイズは約縦18cm×横38cm×マチ13.5cm。JANコードは4968988874227です。

特徴は、透明のジッパー付き外袋、黒い内袋、凝固剤の3点がセットになっていることです。

外袋を広げて内袋をセットし、凝固剤を入れることで使用できます。袋の開口部分がしっかりしているため、ポータブル便座を用意しなくても自立させて使用できる構造です。

2026年4月に掲載された商品レビューでは、水約500mlを使った吸水テストも紹介されています。ただし、これはレビュー上の試験結果であり、メーカーが保証する最大処理容量ではありません。

なお、セリアは店舗販売が中心となるため、全国の店舗で常時購入できるわけではありません。

キャンドゥ:1回約300cc対応のコンパクト簡易トイレ

キャンドゥの公式ネットショップには「コンパクト簡易トイレ」が掲載されています。

価格は税込110円。凝固剤と排泄袋がセットになった1回分の商品で、約300ccの処理に対応しています。水を使わずに使用できるため、断水時や長距離ドライブ、アウトドアにも適しています。

本体サイズは、凝固剤が約79×67mm、排泄袋が約500×650mmです。ポケットサイズで持ち運びやすい点が特徴です。

ただし、公式ネットショップの商品ページでは販売期間外の表示も確認できるため、掲載されていることと現在購入できることは同じではありません。店舗ごとの在庫確認が必要です。

3社の商品比較表

販売店 商品名・特徴 価格(税込) 回数・仕様 注目ポイント
ダイソー 携帯できるトイレ 110円 1回分 尿凝固剤、蓄尿袋、持ち出し袋付き
ダイソー 片手でカンタン!携帯簡易トイレ 110円 約350cc対応 片手で使える携帯型
セリア 携帯トイレ(ワイドタイプ) 110円 1商品単位 外袋・内袋・凝固剤の3点セット
キャンドゥ コンパクト簡易トイレ 110円 1回分・約300cc 凝固剤と排泄袋のセット

価格だけを比較すれば、3社に大きな差はありません。選ぶポイントは、受け口の形状、袋の容量、使用場所、使用後の密閉方法です。

車内や外出先での緊急使用なら携帯性、自宅の断水対策なら便器への設置方法や使用後の処理のしやすさを優先すると、購入後の失敗を減らせます。

【35回分で徹底検証】100均の簡易トイレだけで1人7日分を備蓄できる?

100均の簡易トイレを防災用に購入する場合、最も重要なのは1商品あたりの使用回数です。

経済産業省製造産業局生活製品課が内閣府の防災情報で紹介している備蓄目安は、1人あたり1週間35回分です。

成人の平均的な排泄回数を1日5回として、7日間分を計算した数字です。4人家族なら合計140回分が必要になります。

家族の人数別・必要な簡易トイレの数

  • 1人暮らし:35回分
  • 2人家族:70回分
  • 3人家族:105回分
  • 4人家族:140回分
  • 5人家族:175回分

1回分110円の商品を必要回数だけ購入した場合、次のような費用になります。

  • 1人・7日分:3,850円
  • 2人・7日分:7,700円
  • 3人・7日分:11,550円
  • 4人・7日分:15,400円
  • 5人・7日分:19,250円

この計算は、1商品を1回分として使用する場合の単純な商品代金です。送料、追加の防臭袋、衛生用品などは含まれていません。

100均の簡易トイレを35個買えば十分なのか

数量だけなら、1回分の商品を35個購入すれば、1人7日分という目安に到達します。

しかし、実際の災害では排泄物の処理だけでなく、使用済みの袋をどこに置くかという問題も発生します。

断水が続けば、通常のごみ収集が停止したり遅れたりする可能性があります。35回分の処理袋を用意しても、防臭対策や保管場所がなければ、室内の衛生環境を保つことが難しくなります。

また、商品によっては尿専用であり、大便には対応していないものもあります。1回分という表示だけで、大小便の両方に使えると判断するのは危険です。

100均の簡易トイレ備蓄の実態と国の数字

内閣府の防災情報ページで紹介された経済産業省の資料では、災害用トイレの備蓄率は約20%とされています。

ただし、この数字は災害用トイレ全体に関するものであり、ダイソーやセリアなどの100均商品に限定した備蓄率ではありません。

100均の商品は価格の安さから買い足しやすい反面、購入しただけで安心してしまい、家族全員分の必要回数を計算していないケースも考えられます。

防災備蓄では、購入金額よりも「何人が何日間、何回使用できるか」を基準に考えることが重要です。

【凝固剤と吸水シートの違い】100均簡易トイレの正しい使い方

簡易トイレを選ぶ際、見落としやすいのが吸収剤の種類です。凝固剤と吸水シートは、どちらも排泄物に含まれる水分を処理するために使用しますが、形状と使い勝手が異なります。

凝固剤は粉末や粒状で水分を固めるタイプ

凝固剤は、高吸水性ポリマーなどを使って尿などの水分を吸収し、ゲル状に固めるタイプです。

袋に入れてから排泄するタイプもあれば、排泄後に凝固剤を投入するタイプもあります。製品によって投入するタイミングが違うため、説明書を確認してください。

メリットは、コンパクトに保管でき、使用後に液体がこぼれにくくなることです。粉末がこぼれないように扱う必要がありますが、家族分をまとめて備蓄する場合にも収納しやすい特徴があります。

吸水シートは敷いて水分を吸収するタイプ

吸水シートは、袋の底などに敷いて使用するシート状の吸収材です。

あらかじめシートが成形されているため、粉末を扱う必要がなく、袋の中に敷くだけで準備できる商品があります。

特に小さな子どもや高齢者がいる家庭では、粉末をこぼす心配が少ない点が利点です。ただし、吸収量は製品によって異なります。シートの大きさだけで処理能力を判断せず、パッケージに記載された対応回数や容量を確認してください。

凝固剤と吸水シートの違いを比較

  • 凝固剤:粉末・粒状で水分を吸収して固める。小さく保管しやすい。
  • 吸水シート:シート状の吸収材で水分を受け止める。準備や取り扱いが簡単。
  • 共通点:どちらも製品ごとの吸収能力があり、すべての製品が消臭・除菌まで対応しているわけではない。

農林水産省中国四国農政局が紹介する携帯トイレの使用説明でも、凝固剤を使う製品とシートを敷く製品の両方が紹介されています。

100均簡易トイレの基本的な使い方

自宅の洋式便器を利用する場合は、次の手順が基本です。

  1. 便器を確認する:地震後は排水管や下水道の安全が確認できるまで水を流さない。
  2. 外側の袋を設置する:45L程度の大きなポリ袋を便器にかぶせ、便器内の水で汚物袋が濡れるのを防ぐ。
  3. 内側の袋をセットする:排泄物を受け止める袋を便座部分に設置する。
  4. 吸収剤を準備する:製品の説明に従い、凝固剤または吸水シートをセットする。
  5. 排泄する:袋の外にこぼさないよう、座って使用する。
  6. 袋を密閉する:内袋を取り外して口をしっかり結び、必要に応じて防臭袋に入れる。

なお、上記は便器に設置する袋タイプの一般的な方法です。受け口付きの商品や自立式の商品は構造が異なるため、必ず各商品の説明書を優先してください。

農林水産省の資料では、凝固剤を使用する場合は1袋を使い切ること、大便にも対応する製品か確認すること、使用後は臭いが漏れないように袋を結ぶことが案内されています。

【使用後の処理が重要】防臭袋・処理袋と簡易トイレの代用品

簡易トイレの備蓄を考えるとき、商品本体ばかりに目が向きがちです。しかし、災害時に困るのは使用後の排泄物の処理です。

防臭袋と処理袋は役割が違う

処理袋は、使用済みの汚物を入れて密閉し、持ち運びや保管をするための袋です。一方、防臭袋は臭いが外へ漏れにくい素材や構造を採用した袋です。

通常のポリ袋やジッパー付き袋で口を閉じても、専用の防臭袋と同等の性能があるとは限りません。

特に夏場や長期間の在宅避難では、室温の上昇や保管日数によって臭いの問題が大きくなります。

備蓄する際は、次の用品も一緒に準備しておきたいところです。

  • 専用の防臭袋または臭いが漏れにくい密閉袋
  • 45L程度のポリ袋
  • 使い捨て手袋
  • ウェットティッシュ
  • トイレットペーパー
  • 消毒用品
  • ふた付きの保管容器やバケツ

西東京市が2026年7月1日に更新した災害時のトイレ対策でも、使用済みの便袋を二重にし、消臭袋やふた付きバケツなどを利用して一時保管する方法が紹介されています。

断水時にトイレの水を流してはいけない理由

地震発生後に注意したいのが、トイレの排水です。

断水しているだけでなく、排水管や下水道管が破損している場合、バケツで水を流しても排泄物は正常に流れません。場合によっては汚水が便器からあふれたり、集合住宅では階下に漏れたりするおそれがあります。

特にマンションやアパートでは、自分の部屋のトイレが正常に見えても、建物全体の排水設備が損傷している可能性があります。

地震後は管理会社や自治体からの情報を確認し、安全が確認されるまで水洗トイレを使用しないことが基本です。

100均の簡易トイレがない場合の代用品の作り方

市販の携帯トイレが手に入らない場合は、家庭にある用品を使って応急的に代用する方法もあります。

準備するものは次のとおりです。

  • 45L程度の大きなポリ袋
  • 排泄物を受け止めるための内袋
  • ペットシーツや大人用尿取りパッド、紙おむつなどの吸収材
  • 袋を密閉するための結束用品

作り方は、まず便器に大きなポリ袋をかぶせ、便座を下ろして固定します。その上から内袋を設置し、底にペットシーツや尿取りパッドなどを入れます。

使用後は内袋を取り外し、排泄物が漏れないように口を固く結びます。その後、さらに外袋に入れて密閉します。

新聞紙を細かくして吸収材の代わりにする方法もありますが、吸水能力には限界があります。長期間の災害対策では、吸水量が明示された専用品や紙おむつ、ペットシーツなどを優先する方が安心です。

また、代用品は市販の携帯トイレと同じ性能が保証されているわけではありません。特に大便への対応や臭いの封じ込めには注意が必要です。

使用済みの袋はトイレに流さず、自治体が指定する方法で処分してください。災害時にごみ収集が停止している場合は、収集再開まで密閉して保管する必要があります。

【プロの結論】100均の簡易トイレだけで十分?おすすめできる人・できない人

100均の簡易トイレは、価格の安さと購入のしやすさが魅力です。緊急用として防災バッグや車に入れておくには便利ですが、家庭の災害用備蓄をすべて100均商品だけで構成する場合には、いくつかの問題があります。

100均の簡易トイレが向いている人

  • 車の渋滞や旅行中の緊急事態に備えたい人
  • 外出時に携帯できるトイレを持っておきたい人
  • 災害用トイレをまず少量から試したい人
  • 市販の防災用トイレに加えて予備を用意したい人
  • 家族の防災バッグに個別の携帯トイレを入れたい人

100均商品だけでは不安が残る人

  • 家族全員の7日分をまとめて備蓄したい人
  • 大便にも対応するトイレを確保したい人
  • 使用済みの袋を長期間室内に保管する必要がある人
  • 高齢者や子どもなど、使用時の姿勢や安定性に配慮が必要な家族がいる人
  • 排泄回数が多く、標準的な35回分では不足する可能性がある人

失敗しない備蓄は「回数・性能・保管」の3点で判断

防災用品を選ぶ際に、単純な価格比較だけでは不十分です。次の3点を確認してください。

1. 回数:家族の人数と必要日数から使用回数を計算します。1人35回分を基本とし、家族全員の必要数を用意します。

2. 性能:尿専用なのか、大小便兼用なのかを確認します。凝固剤や吸水シートの対応量、袋のサイズ、密閉方法も重要です。

3. 保管:防臭袋、二重袋、ふた付き容器などを準備します。使用済みの袋を数日間保管する可能性も考慮してください。

家庭用の防災備蓄では、回数分がまとまった災害用トイレセットを主力にし、100均商品を車載用や持ち出し用、予備として組み合わせる方法が現実的です。

また、購入後は一度使い方を確認しておくことも大切です。災害が起きてから初めて開封すると、袋の取り付け方や凝固剤を入れるタイミングが分からず、焦ってしまう可能性があります。

【100均簡易トイレに関するよくある質問(FAQ)】

Q1:ダイソーの簡易トイレは110円で何回使えますか?
A1:公式ネットストアに掲載されている「携帯できるトイレ」は1個入りで1回使用分です。「片手でカンタン!携帯簡易トイレ」は約350cc対応の商品です。商品ごとに仕様が違うため、購入時に確認してください。

Q2:セリアには簡易トイレの取り扱いがありますか?
A2:あります。2026年4月に紹介された「携帯トイレ」は税込110円で、外袋・内袋・凝固剤の3点セットです。店舗によって在庫や取り扱い状況は異なります。

Q3:キャンドゥの簡易トイレはいくらですか?
A3:公式ネットショップに掲載されている「コンパクト簡易トイレ」は税込110円です。凝固剤と排泄袋がセットになった約300cc・1回分の商品です。ただし、販売期間や店舗在庫には注意してください。

Q4:簡易トイレは1人何回分用意すればよいですか?
A4:国の備蓄目安は1人1日5回、7日間で35回分です。2人なら70回分、4人なら140回分を目安にしてください。

Q5:凝固剤と吸水シートはどちらがおすすめですか?
A5:収納性を重視するなら粉末状の凝固剤、準備の簡単さを重視するならシートタイプが選択肢になります。ただし、吸収量や大便への対応は商品ごとに違います。

Q6:簡易トイレがない場合、新聞紙でも代用できますか?
A6:新聞紙を吸収材として使う応急的な方法はあります。ただし、吸水量に限界があるため、ペットシーツや紙おむつ、尿取りパッドなどを優先する方が実用的です。

Q7:使用済みの簡易トイレはどう処分すればよいですか?
A7:袋の口をしっかり閉じ、必要に応じて二重袋や防臭袋に入れます。災害時はごみ収集が停止する可能性があるため、自治体の指示に従って一時保管してください。

Q8:100均の簡易トイレだけで1週間の災害対策はできますか?
A8:必要回数分の商品を購入すれば、数量面では対応できます。ただし、防臭袋、保管容器、大小便への対応、使用時の安定性などを考えると、100均商品だけに頼るのはおすすめできません。市販の災害用トイレセットとの併用が現実的です。

まとめ:100均の簡易トイレは補助用と緊急用を中心に備える

2026年の100均簡易トイレを比較すると、ダイソー・セリア・キャンドゥはいずれも税込110円の商品を展開しており、価格面では手に取りやすい選択肢です。

ダイソーは携帯型の種類、セリアはワイドタイプの自立式、キャンドゥは約300cc対応のコンパクトタイプが特徴です。それぞれに使いやすさがある一方、1商品が1回分の商品も多く、家庭の長期備蓄には相応の数量が必要になります。

特に忘れてはいけないのが、1人7日分の35回分という備蓄目安です。4人家族なら140回分が必要であり、110円の商品を1回分ずつ購入すると15,400円になります。

さらに、簡易トイレは買って終わりではありません。凝固剤や吸水シートの性能、使用済み袋の防臭、保管場所、自治体の廃棄ルールまで考えて初めて、災害時に使える備蓄になります。

100均商品は、車内や外出先の緊急用、家庭用備蓄の補助、使い方を試すための予備として活用するのがおすすめです。家庭の主力備蓄には必要回数を満たす災害用トイレセットを用意し、防臭袋や衛生用品も一緒に保管しておきましょう。

トイレを我慢するために水分摂取を控えるような事態を避けるためにも、平常時から家族全員分の備蓄数を計算し、実際に使える状態にしておくことが、災害への備えを大きく左右します。

主な根拠資料:内閣府・経済産業省の防災資料、ダイソー公式ネットストア、キャンドゥ公式ネットショップ、2026年4月のセリア商品レビュー、西東京市の2026年7月更新資料。