ウシジマくんのマサルとは何者?原作と映画Part2の違い・その後を徹底解説
『闇金ウシジマくん』に登場するマサルは、闇金業者カウカウファイナンスの社長・丑嶋馨のもとで働くことになる、元中卒ニートの少年です。原作漫画では「ヤンキーくん編」で丑嶋と出会い、映画『闇金ウシジマくん Part2』では菅田将暉が演じる加賀マサルとして登場します。
ただし、原作と映画ではマサルの解雇理由や丑嶋との関係、その後の展開に違いがあります。特に、母親の借金をめぐる出来事や、カウカウファイナンスを離れた後の行動は、両作品を比較するうえで重要なポイントです。2026年時点で確認できる小学館の原作情報、映画の作品データ、公式の作品紹介をもとに、マサルの正体から登場回、最終的な展開まで整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- マサルの正体:原作では丑嶋の部下となる中卒ニートの少年。映画では加賀マサルとして菅田将暉が演じる。
- クビになった理由:映画では母親の裸の写真を撮ることを拒んだ場面が解雇につながる。原作では顧客を奪ったことによる解雇と再雇用の経緯が描かれる。
- その後:原作では再び丑嶋と対立し、復讐や沖縄への逃亡を経て、丑嶋との関係が変化していく。
【正体を解説】ウシジマくんのマサルは何者?丑嶋との関係

マサルは、真鍋昌平の漫画『闇金ウシジマくん』に登場する人物です。初登場時は、暴走族のヘッド・愛沢浩司のバイクを盗んで壊してしまった中卒ニートの少年として描かれています。
マサルの特徴は、最初から裏社会の人間として完成しているわけではないことです。金銭的に余裕のない家庭で育ち、周囲の不良仲間と行動しながら、その場しのぎの生活を送っています。
ところが、愛沢のバイクを壊したことをきっかけに、人生が大きく変わります。修理費と慰謝料として200万円を要求され、愛沢に連れられてカウカウファイナンスへやって来るのです。
マサルと丑嶋馨の出会い
丑嶋は、愛沢からマサルに200万円を貸すよう要求されます。しかし、通常の借金取り立てとは違う判断を下します。
マサルの態度や状況を見た丑嶋は、彼を借金漬けにするのではなく、カウカウファイナンスで働かせることにします。こうしてマサルは、高田の指導を受けながら闇金業者の仕事を覚えていきます。
小学館のコミックス第2巻の公式紹介でも、マサルは愛沢のバイクを壊して200万円の借金を強要されたことをきっかけに、丑嶋のもとで働く人物として説明されています。
ここで注目したいのは、丑嶋がマサルを単純に救ったわけではないことです。カウカウファイナンスで働くということは、債務者を相手に金を回収する側へ回ることを意味します。マサルは借金を背負わされる立場から、他人の借金を取り立てる立場へと変わっていくのです。
マサルと丑嶋の関係は単なる上司と部下ではない
2人の関係は、雇用関係だけでは説明できません。
マサルにとって丑嶋は、自分を愛沢から引き離し、働く場所を与えた人物です。一方で、丑嶋はマサルの母親の借金にも容赦しません。
マサルは丑嶋の仕事を覚えるほど金銭感覚や他人への接し方が変わっていきます。しかし、自分の母親が債務者として扱われたとき、闇金業者としての立場と家族への感情が衝突します。
この矛盾が、後の裏切りや復讐につながる重要な伏線です。
【原作漫画】マサルの初登場は何巻・何話?ヤンキーくん編を解説
原作漫画でマサルが本格的に登場するのは、単行本第2巻に収録された「ヤンキーくん」編です。
小学館の公式書誌情報によると、第2巻には第8話から第16話まで、第3巻には第17話から第23話までが収録されています。マサルと愛沢、丑嶋を中心とした初期の物語を追うなら、この2冊が基本になります。
1. 愛沢のバイクを盗んだことが人生の転機に
マサルは、愛沢が所有するバイクを盗み、事故によって大破させてしまいます。
愛沢は暴走族「愛沢連合」のヘッドです。自分のバイクを壊されたことに激怒し、マサルに修理費と慰謝料を要求します。その金額は200万円。中卒ニートのマサルに簡単に支払える金額ではありません。
そこで愛沢が目をつけたのが闇金のカウカウファイナンスでした。
しかし、丑嶋は愛沢の要求をそのまま受け入れません。マサルを自分の会社で働かせるという判断を下します。
2. カウカウファイナンスで働き始める
マサルの教育係になるのが高田です。
高田から仕事を教わり、取り立ての方法を覚えていくうちに、マサルの生活は一変します。これまでの貧しい暮らしから抜け出し、自由に使える金を手に入れるようになります。
しかし、収入が増えたことで金遣いも荒くなります。小学館の第2巻の紹介文でも、マサルが給料だけでは足りなくなり、会社に隠れて副業に手を出す展開が示されています。
ここには、作品全体を貫くテーマがあります。金を手に入れたからといって、生活や人間性が必ずしも良い方向へ変わるわけではないということです。
3. ギャル汚くん編にもマサルは登場する
マサルの登場回として見落とされやすいのが「ギャル汚くん編」です。
このエピソードは原作第4巻から第5巻に収録されています。第4巻は第29話から第36話、第5巻は第37話から第41話までが該当します。
ただし、ギャル汚くん編の中心人物はマサルではありません。イベントサークルの代表ジュンをめぐる事件が物語の軸です。
小学館の公式コミックス紹介では、この時期のマサルも丑嶋の部下として紹介されています。つまり、マサルの初期の活躍を理解するにはヤンキーくん編だけでなく、ギャル汚くん編の時期も押さえておくと、カウカウファイナンスで働いていた頃の立場が分かりやすくなります。
【映画Part2】加賀マサル役は菅田将暉!クビになった理由とは?
映画『闇金ウシジマくん Part2』
2014年5月16日公開・上映時間133分
監督:山口雅俊
原作:真鍋昌平
加賀マサル役:菅田将暉
映画『闇金ウシジマくん Part2』では、マサルは加賀マサルという名前で登場します。演じているのは菅田将暉です。
日本映画データベース(JFDB)やKINENOTEの作品情報でも、菅田将暉の役名は加賀マサルと記載されています。
映画は原作の「ヤンキーくん」編と「ホストくん」編を中心に構成され、劇場版独自の人物も加えられています。したがって、漫画のエピソードをそのまま映像化した作品ではありません。
菅田将暉が演じるマサルの人物像
映画版のマサルも、基本的な出発点は原作と同じです。
愛沢のバイクを盗んで壊したことからトラブルに巻き込まれ、慰謝料を要求されてカウカウファイナンスに連れてこられます。
丑嶋はマサルを気に入り、200万円を貸す代わりに見習い社員として雇います。高田や柄崎と関わりながら、闇金業者としての仕事を覚えていくことになります。
映画版では、マサルの成長と転落が短い時間の中で描かれます。仕事を覚えることで自信をつけていく一方、債務者を見下すようになり、次第に丑嶋との考え方の違いが表面化します。
マサルがクビになった直接の理由
映画版で特に印象的なのが、マサルの母親をめぐる場面です。
マサルの母親も丑嶋から借金をしており、返済が難しい状況に陥っています。丑嶋は母親を風俗で働かせるための手続きとして、マサルに母親の裸の写真を撮るよう命じます。
しかし、目の前にいる女性が自分の母親だと分かったマサルは、その要求を実行できません。
マサルは丑嶋に懇願しますが、最終的に解雇を告げられます。母親を守ろうとする気持ちと、闇金業者としての非情な論理が真正面から衝突する場面です。
TBSチャンネルの映画紹介でも、Part2の物語が始まる時点でマサルはすでにカウカウファイナンスをクビになっており、丑嶋に恨みを抱いている人物として紹介されています。
この解雇は単に仕事ができなかったからではありません。丑嶋が求める非情さをマサルが最後まで受け入れられなかったこと、そして仕事を覚える過程で債務者への警戒心を失っていたことが、物語上の大きな意味を持っています。
【原作と映画を比較】マサルの設定・クビ・愛沢との関係の違い
原作と映画を混同しやすい理由は、基本的な出会いが共通している一方、その後の人物関係や展開が異なるためです。
特に重要なのは、母親をめぐる出来事の後、マサルがカウカウファイナンスでどういう立場になるかという点です。
出典:小学館『闇金ウシジマくん』第2〜5巻、KINENOTE、TBSチャンネルの作品紹介。
違い1:原作では解雇と再雇用が描かれる
原作のマサルについて、小学館の第4巻・第5巻の紹介文には、丑嶋の客を盗んで一度は解雇されたものの、再び拾われた人物として記載されています。
つまり、原作では一度の失敗で丑嶋との関係が完全に終わるわけではありません。
映画版は母親の写真をめぐる一件を解雇の大きな転換点として扱い、マサルが丑嶋を恨む構図を明確にしています。両者の違いは、同じ出来事を描いていても、その後の物語におけるマサルの立ち位置が異なることです。
違い2:映画はマサルの対立を分かりやすく描く
原作は複数のエピソードを通して、マサルの変化を長期的に描いています。
一方、映画は133分という上映時間の中に「ヤンキーくん」編と「ホストくん」編をまとめています。映画情報を掲載するKINENOTEも、この2つの人気エピソードを中心に構成されていると説明しています。
そのため、映画ではマサルの怒りや丑嶋との対立が、物語を動かす要素として前面に出ています。
違い3:映画のマサルを原作の全エピソードに当てはめない
ここは混同しやすいポイントです。
映画Part2で描かれる加賀マサルの物語と、原作の後半に登場するマサルの物語は、基本設定を共有するものの、展開が完全に同一ではありません。
特に原作では、初期のヤンキーくん編から長い時間を経て、マサルが再び丑嶋と敵対するまでが描かれます。映画Part2だけを見ていると、この長期的な変化は分かりません。
【マサルのその後】原作では復讐・裏切り・沖縄逃亡へ
マサルのその後を知りたい人にとって重要なのが、原作の後半に登場する「復讐くん編」「ヤクザくん編」「逃亡者くん編」です。
初期のヤンキーくん編だけでは、マサルと丑嶋の関係の全体像は分かりません。物語が進むにつれ、かつての部下だったマサルは、丑嶋にとって無視できない存在になっていきます。
1. 復讐くん編で丑嶋への復讐に動き出す
マサルの再登場が重要になるのは、原作第32巻に収録された「復讐くん編」です。
小学館の公式作品振り返り記事では、かつて丑嶋に殴られた飯匙倩(ハブ)が出所し、マサルも丑嶋への復讐に動き出す展開が紹介されています。
ここで初期のマサルとは違った顔が見えてきます。
以前は丑嶋の指示に従う立場だったマサルが、今度は丑嶋と対立する側へ回ります。かつての上司と部下という関係が崩れ、両者の間に新たな緊張が生まれるのです。
2. ヤクザくん編で丑嶋を裏切る
続く第33巻から第36巻にかけての「ヤクザくん編」では、丑嶋を取り巻く裏社会の勢力争いが激しくなっていきます。
マサルはこの一連の展開で、丑嶋を裏切る側に回ります。
かつて仕事を教えてもらった相手であり、自分をカウカウファイナンスに迎え入れた人物を裏切るという行動は、初期の関係を知っている読者ほど重く受け止める展開です。
マサルの行動は、単純な仕事上の失敗や一時的な反抗ではありません。過去に積み重なった丑嶋への感情が、物語後半で大きな対立へと発展していきます。
3. 逃亡者くん編で沖縄へ
マサルのその後を詳しく知るなら、第37巻と第38巻は外せません。
この2冊では「逃亡者くん編」が展開され、マサルは丑嶋やヤクザを裏切った後、沖縄へ逃亡します。
小学館の第37巻の紹介文では、沖縄で逃亡を続けるマサルと、同じく沖縄に身を隠している丑嶋の状況が描かれています。
さらに第38巻では、ついに丑嶋がマサルを見つけます。追い詰められたマサルは必死に交渉を持ちかけることになります。
『闇金ウシジマくん』第37巻
2016年6月30日発売
「逃亡者くん編」が本格化。沖縄へ逃げたマサルの生活と、丑嶋との距離が描かれる。
『闇金ウシジマくん』第38巻
2016年9月20日発売
丑嶋がマサルを発見。追い詰められたマサルが交渉する展開へ。
この時期のマサルには、初期のような勢いだけで突き進む少年とは違った姿があります。
小学館の公式振り返り記事では、沖縄へ逃亡したマサルを丑嶋が殴り、そのうえで許したことも紹介されています。かつての部下に対して、丑嶋が見せる異なる対応が印象に残る場面です。
なお、マサルの物語を追ううえでは、第32巻から第38巻までの流れが重要です。初期のヤンキーくん編とは別の段階に進んだ2人の関係を理解できます。
【登場人物の関係整理】マサル・丑嶋・愛沢・高田のつながり
マサルを理解するには、周囲の人物との関係も押さえておく必要があります。特に愛沢、高田、柄崎は、マサルの人生が変わるきっかけに深く関わっています。
| 人物 | 役割・関係 | マサルとの接点 |
|---|---|---|
| 丑嶋馨 | カウカウファイナンス社長 | マサルを雇い、後に対立する |
| 愛沢浩司 | 暴走族「愛沢連合」のヘッド | バイクを壊されたことでマサルを追い詰める |
| 高田 | カウカウファイナンス従業員 | マサルの教育係 |
| 柄崎貴明 | 丑嶋の忠実な部下 | マサルと同じ職場で働く |
| マサルの母 | 借金を抱える人物 | 母親をめぐる問題がマサルの感情を揺さぶる |
| 戌亥 | 丑嶋の幼なじみで情報屋 | 映画Part2では丑嶋側の情報収集に関わる |
映画のキャスト情報では、丑嶋馨を山田孝之、愛沢浩司を中尾明慶、高田を崎本大海、柄崎をやべきょうすけ、戌亥を綾野剛が演じています。
この人物関係から分かるのは、マサルが単独で物語を動かす存在ではなく、カウカウファイナンスという組織の中で成長し、そこでの人間関係を通して変化していく人物だということです。
【混同しやすいポイント】マサルを理解するための3つの判断基準
インターネットで「ウシジマくん マサル」と検索すると、原作の初期エピソード、映画Part2、原作後半の復讐や逃亡に関する情報が一緒に表示されることがあります。
これらは同じ人物の物語に関係していますが、媒体と時期を分けて考えると整理しやすくなります。
1. 「加賀マサル」は映画版のキャスト表記
映画の正式なキャスト情報では、菅田将暉の役名は「加賀マサル」です。一方、原作漫画の小学館公式紹介では、基本的に「マサル」と表記されています。
別の登場人物が存在するという意味ではなく、映画版と原作版の表記の違いとして理解するのが適切です。
2. ギャル汚くん編はマサルの主役エピソードではない
ギャル汚くん編はマサルの登場時期を調べるうえで参考になりますが、物語の中心はジュンというギャル男です。
マサルの人物像を深く知りたいなら、第2巻・第3巻のヤンキーくん編を優先し、その後に第32巻以降を読むと、人物の変化を追いやすくなります。
3. 映画Part2の結末と原作の後半は別に考える
映画Part2は2014年公開の作品であり、原作はその後も連載を続け、2019年5月30日発売の第46巻で完結しました。
映画のマサルの印象だけで原作全体の人物像を判断すると、復讐や沖縄逃亡を経た後半の展開を見落としてしまいます。
映画を見てマサルが気になった人は、原作第2巻から読み始め、第32巻以降の物語まで進むと、丑嶋との関係がどのように変わったのかを理解できます。
【ウシジマくんのマサル】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ウシジマくんのマサルを演じている俳優は誰?
A1:映画『闇金ウシジマくん Part2』で加賀マサルを演じているのは菅田将暉です。映画の公開は2014年5月16日です。
Q2:マサルは原作漫画の何巻から登場する?
A2:第2巻の第8話「ヤンキーくん(1)」から登場します。第2巻から第3巻にかけてヤンキーくん編が展開されます。
Q3:マサルがカウカウファイナンスをクビになった理由は?
A3:映画版では、丑嶋から母親の裸の写真を撮るよう命じられ、それを拒否したことが直接の解雇につながります。原作では、顧客を奪ったことによる解雇と、その後の再雇用が描かれています。
Q4:マサルは丑嶋を裏切る?
A4:はい。原作後半の「復讐くん編」「ヤクザくん編」で丑嶋への復讐や裏切りに関わり、その後「逃亡者くん編」で沖縄へ逃げます。
Q5:マサルは原作の最終回まで登場する?
A5:マサルの後半の重要なエピソードは第37巻・第38巻の逃亡者くん編です。小学館の公式振り返り記事でも、この時期に丑嶋がマサルを殴り、許したことが紹介されています。作品全体は第46巻で完結しています。
Q6:ギャル汚くん編にもマサルは登場する?
A6:登場します。原作第4巻・第5巻の公式紹介では、マサルは丑嶋の部下として掲載されています。ただし、ギャル汚くん編の中心人物はジュンです。
まとめ:マサルの正体を知るなら原作と映画の両方を比較
『闇金ウシジマくん』のマサルは、愛沢のバイクを壊したことから丑嶋と出会い、カウカウファイナンスで働くようになった少年です。映画『闇金ウシジマくん Part2』では、菅田将暉が加賀マサルを演じています。
原作と映画の大きな違いは、母親をめぐる出来事の後の展開です。映画では母親の写真撮影を拒んだことが解雇につながりますが、原作では顧客を奪って一度解雇された後、再び雇われる経緯が描かれています。
さらに原作後半では、マサルは丑嶋への復讐、裏切り、沖縄への逃亡を経験します。初期の部下という立場から、丑嶋と複雑な関係を持つ人物へと変わっていくのです。
マサルという人物を深く理解するためのおすすめの読み方は、次の順番です。
- 第2〜3巻:ヤンキーくん編で丑嶋との出会いを知る。
- 第4〜5巻:ギャル汚くん編でカウカウファイナンスの従業員としての姿を確認する。
- 第32〜38巻:復讐・裏切り・逃亡を通じて、マサルと丑嶋の関係の変化を追う。
- 映画Part2:菅田将暉が演じる加賀マサルと原作の描写を比較する。
マサルは、単なるヤンキーの脇役ではありません。金を手に入れることで変わっていく人間の弱さ、家族への感情、恩義と憎しみが同居する関係を体現する人物です。原作と映画を見比べることで、『闇金ウシジマくん』が描く人間ドラマの奥行きも、より鮮明に見えてきます。