小泉今日子は現在も女優?2026年の休養発表と映画出演、代表作を徹底解説
小泉今日子は2026年11月現在も女優として活動している。1982年に歌手デビューし、ドラマ『あまちゃん』『最後から二番目の恋』、映画『グーグーだって猫である』『トウキョウソナタ』など、数多くの話題作に出演してきた。2025年には『続・続・最後から二番目の恋』で主演を務め、2026年10月2日公開の映画『キリコのタクト~YELL~』にも出演している。
一方、2026年5月には、60歳記念の全国ツアー終了後から年内を休養期間とすることを発表した。2018年にも女優業の一時休養を発表していたため、引退や活動終了を心配する声もあるが、今回の発表は期間を定めた休養であり、女優引退の発表ではない。制作会社「株式会社明後日」での活動や音楽ユニット「黒猫同盟」、2027年の出演予定などを含め、現在の状況を整理する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 女優としての現在:2026年10月公開の映画『キリコのタクト~YELL~』に出演。女優引退は発表していない。
- 休養の理由:2026年5月10日の還暦記念ツアー終了後から年内休養。60歳以降の人生を考え、旅行などを通じてインプットする時間を設ける意向を示していた。
- 今後の活動:株式会社明後日のプロデュース活動、黒猫同盟の音楽活動を継続。2027年の音楽イベント出演も発表されている。
【結論】小泉今日子は現在も女優!2026年は年内休養中

2026年11月1日現在、小泉今日子は女優を引退していない。ただし、本人が代表を務める株式会社明後日は、2026年5月30日までではなく、4月30日付のお知らせで、還暦記念ツアーの終了後から2026年内を休養期間とすることを公表している。
休養の区切りとなったのは、2026年5月10日に沖縄で開催された全国ツアーの最終公演だ。ツアーは1月24日の神奈川公演からスタートした「KK60~コイズミ記念館~KYOKO KOIZUMI TOUR 2026」。60歳を迎えた小泉今日子の節目を記念する全国規模のライブだった。
株式会社明後日の公式発表では、次のように説明されている。
「2026年内は休養期間とさせていただきます。年内のお仕事は全てお断りさせていただきます」
また、2027年以降の仕事の問い合わせについても、返答が休養明けになる可能性を伝えている。これは新しい仕事を受ける時期を調整するための明確な告知であり、芸能活動からの永久的な引退を意味するものではない。
休養を決めた理由は病気ではなく、60歳からの人生を考える時間
休養については、発表前から本人がテレビ番組で考えを語っていた。
2026年1月3日放送のBSフジ『飯島直子の今夜一杯いっちゃう?』では、5月のライブツアー終了後に数か月まとまった休みを取りたいと説明。60歳を迎えた自分が次にどのような人生を送りたいのか、旅行などを通じて感じる時間にしたいという趣旨の話をしていた。
さらに2月11日放送のTBS系『news23』のインタビューでは、日常的に仕事を続けるとインプットよりアウトプットが多くなることに触れ、休養中は新しい経験を得る期間にしたいと説明した。
「完全にインプット期間って感じで。ツアーが終わったら私は旅人になろうと思ってます」
この発言から分かるのは、今回の休養が60歳という人生の節目に合わせた前向きな時間の使い方として計画されていたことだ。公式発表にも病気療養や健康上の問題を理由とする説明はない。
休養発表後も映画が公開された理由
2026年10月2日には、映画『キリコのタクト~YELL~』が全国公開された。休養期間中に映画出演が続いているように見えるが、同作は2025年夏ごろに撮影された作品である。
小泉が演じるのは、音楽出版社の編集長・横澤恵美。主演の鈴木京香が演じる伝説の音楽教師をめぐる物語で、藤原大祐演じる音楽雑誌記者に取材を促す重要な役どころだ。
つまり、2026年の休養発表後に新たな映画撮影へ参加したということではなく、過去に撮影を終えた作品が公開されたという経緯である。
【女優としての経歴】1982年のデビューから現在までの歩み
小泉今日子は1966年2月4日、神奈川県厚木市生まれ。2026年2月に60歳を迎えた。
芸能界入りのきっかけは、日本テレビ系オーディション番組『スター誕生!』。1981年の決戦大会でグランプリを獲得し、翌1982年3月21日にシングル「私の16才」で歌手デビューを果たした。
その後は「渚のはいから人魚」「ヤマトナデシコ七変化」「なんてったってアイドル」「木枯しに抱かれて」「あなたに会えてよかった」などの楽曲で人気を確立。80年代を代表するアイドルとして広く知られるようになった。
しかし、小泉今日子のキャリアは歌手活動だけではない。1982年にはNHK大河ドラマ『峠の群像』に出演し、俳優としての活動も開始している。1983年の『あんみつ姫』、1985年の『少女に何が起ったか』などを経て、テレビドラマと映画の双方で実績を積み重ねた。
女優として大きく評価された2000年代
女優としての存在感がさらに高まったのは2000年代だ。
2000年の映画『風花』では、複雑な事情を抱えた女性の内面を繊細に表現。2001年の映画『陰陽師』にも出演し、日本アカデミー賞の優秀主演女優賞、優秀助演女優賞にそれぞれ選ばれている。
2005年の『空中庭園』では主演を務め、2008年には『グーグーだって猫である』と『トウキョウソナタ』で異なる女性像を演じた。この2作品で報知映画賞主演女優賞、キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞などの評価を得ている。
アイドル出身という肩書だけでは説明できない演技の幅を、映画界の賞と作品そのものによって示した時期だった。
2012年以降は大人の女性を演じる代表的な俳優に
2012年のフジテレビ系ドラマ『最後から二番目の恋』では、テレビ局のドラマ制作部長・吉野千明を演じた。中井貴一演じる長倉和平との掛け合いが作品の大きな魅力となり、2014年の続編へとつながった。
2013年のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』では、天野春子役を担当。主人公・アキの母親であり、かつてアイドルを夢見た女性という役柄を演じ、物語の過去と現在を結びつける重要な存在となった。
その後も2017年の『監獄のお姫さま』、2019年のNHK大河ドラマ『いだてん』、2022年のNetflix作品『First Love 初恋』などに出演。出演ジャンルを限定せず、作品ごとに異なる人物像を見せている。
【出演作品一覧】小泉今日子の代表映画・ドラマを年代別に紹介
小泉今日子の出演映画とテレビドラマは数多い。ここでは、女優としての転換点や現在の演技につながる代表作を中心に整理する。
代表的な出演映画
- 1983年『十階のモスキート』:映画出演初期の作品。映画俳優としてのキャリアの出発点。
- 1984年『生徒諸君!』:初期の代表的な出演映画。
- 1986年『ボクの女に手を出すな』:主演映画の一つ。
- 1988年『快盗ルビイ』:和田誠監督作品。毎日映画コンクール主演女優賞などでも評価された。
- 1998年『踊る大捜査線 THE MOVIE』:日向真奈美役。従来のイメージとは異なる強烈な人物を演じた。
- 2000年『風花』:複雑な感情を抱える女性を演じ、演技派としての評価を高めた。
- 2001年『陰陽師』:日本アカデミー賞優秀助演女優賞の対象作品。
- 2005年『空中庭園』:家庭の内側にある問題を描いた作品で主演。
- 2008年『グーグーだって猫である』:愛猫を失った漫画家を演じた代表的な主演映画。
- 2008年『トウキョウソナタ』:家族の不安や葛藤を抱える母親をリアルに表現。
- 2010年『マザーウォーター』:日常の空気感を大切にした作品。
- 2011年『毎日かあさん』:家族をめぐる物語で主演を務めた。
- 2016年『ふきげんな過去』:独特の世界観を持つ作品で主演。
- 2017年『散歩する侵略者』:黒沢清監督作品に出演。
- 2018年『食べる女』:食と女性の生き方を描いた群像劇に出演。
- 2024年『碁盤斬り』:時代劇作品への出演。
- 2024年『海の沈黙』:人間の感情と過去を描く映画に出演。
- 2024年『i ai』『とりつくしま』:異なる作風の映画にも参加。
- 2024年『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』:人気シリーズの映画作品に出演。
- 2026年『キリコのタクト~YELL~』:横澤恵美役。10月2日全国公開。
特に『グーグーだって猫である』と『トウキョウソナタ』は、小泉今日子の映画女優としての実力を知るうえで外せない作品だ。前者では喪失を抱えながら生きる女性、後者では家庭の中で自分の存在を問い直す母親を演じている。
2024年には複数の映画に出演し、第67回ブルーリボン賞では助演女優賞を受賞した。『海の沈黙』『碁盤斬り』などでの演技が評価されており、歌手デビューから40年以上を経ても映画界で存在感を保っている。
代表的な出演ドラマ
- 1982年『峠の群像』:NHK大河ドラマ。俳優としての初期出演作。
- 1983年『あんみつ姫』:初期のテレビドラマ代表作。
- 1985年『少女に何が起ったか』:主演作として知られる作品。
- 1989年『愛しあってるかい!』:80年代の人気ドラマ。
- 1991年『パパとなっちゃん』:父娘の関係を描いたドラマ。
- 2001年『恋を何年休んでますか』:恋愛や結婚をテーマにした作品。
- 2012年『最後から二番目の恋』:吉野千明役。中井貴一との共演で人気を集めた。
- 2013年『あまちゃん』:天野春子役。NHK連続テレビ小説の話題作。
- 2014年『続・最後から二番目の恋』:吉野千明役を続投。
- 2017年『監獄のお姫さま』:馬場カヨ役。宮藤官九郎脚本の作品。
- 2019年『いだてん~東京オリムピック噺~』:NHK大河ドラマに出演。
- 2022年『First Love 初恋』:Netflix配信作品。
- 2024年『団地のふたり』:NHKドラマ。小林聡美とダブル主演。
- 2025年『続・続・最後から二番目の恋』:吉野千明役で中井貴一と再びダブル主演。
ドラマ作品の中でも、吉野千明を演じる『最後から二番目の恋』シリーズは、小泉今日子の現在の女優像を理解するために重要だ。年齢を重ねた女性の仕事、恋愛、人間関係を、過度に美化せずユーモアを交えて表現している。
【活動休養の真相】株式会社明後日の設立と2018年の女優業休養
小泉今日子のキャリアを理解するうえで欠かせないのが、2015年に設立した制作会社「株式会社明後日」だ。
株式会社明後日は2015年2月4日に設立された。小泉今日子が代表取締役を務め、演劇、映像、音楽、出版など、ジャンルを横断したエンターテインメント作品の企画・制作・プロデュースを行う会社である。
つまり、小泉今日子は俳優として作品に出演するだけでなく、作品を生み出す側にも活動領域を広げてきた。
2018年6月に発表された女優業の一時休養
2018年2月、小泉今日子は長年所属していたバーニングプロダクションから独立した。同年6月には、株式会社明後日の公式サイトを通じて女優業などをしばらく休養する方針を公表している。
当時の発表では、独立前から決まっていた仕事については別会社にマネジメントを委託し、それ以外の女優業などは休養すると説明。今後は舞台制作やプロデューサー業に力を入れ、良い作品を世に送り出したいという意向を示していた。
このときの休養は、演技活動そのものへの否定ではなく、制作側に立つためのキャリア転換だった。
当時は2019年いっぱいまで外部からの新規オファーを断り、2020年以降に自社制作のイベントや舞台などから復帰する構想も明らかにしていた。
株式会社明後日が手がけるプロデュース活動
会社設立後の活動には、舞台『日の本一の大悪党』などがある。同作では小泉今日子がプロデューサーだけでなく演出も担当した。
2015年には舞台『草枕』で第50回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。俳優としての評価だけでなく、舞台芸術の作り手としても実績を重ねてきた。
株式会社明後日が扱う分野は舞台だけではない。映像や音楽、出版、イベントなどにも広がっており、出演者と制作側という二つの立場を持つことが小泉今日子の特徴になっている。
黒猫同盟で広がった音楽活動
2021年にはベーシスト・上田ケンジとともに音楽ユニット「黒猫同盟」を結成した。
結成のきっかけは、小泉今日子がSpotifyオリジナルPodcast『ホントのコイズミさん』を始めるにあたり、オリジナル楽曲を作ろうと考えたこと。二人が同じ時期に保護猫の黒猫を迎えていたことから「黒猫同盟」という名前になった。
黒猫同盟の音楽には、猫の視点を通じて社会や日常を見つめるというコンセプトがある。単なる趣味的な音楽ユニットではなく、保護猫活動への関心を広げる役割も担っている。
2024年にはアルバム『ムーランルージュの黒猫』を発表。小泉今日子の活動は、女優、歌手、プロデューサー、執筆家という複数の領域にまたがっている。
【2024~2027年の活動年表】団地のふたりから続・続・最後から二番目の恋、最新映画まで
近年の小泉今日子は、映画、テレビドラマ、舞台、音楽活動を行き来している。特に2024年から2026年にかけては、俳優としての再評価と還暦を迎える節目の活動が重なった。
| 時期 | 人物・作品・出来事 | 関係・意味 |
|---|---|---|
| 1966年 | 小泉今日子誕生 | 2月4日、神奈川県厚木市生まれ。 |
| 1981年 | スター誕生! | オーディションでグランプリを獲得。 |
| 1982年 | 私の16才・峠の群像 | 歌手デビューと俳優活動の開始。 |
| 2008年 | グーグーだって猫である・トウキョウソナタ | 映画で主演女優として高い評価を獲得。 |
| 2012~2014年 | 最後から二番目の恋シリーズ | 中井貴一と共演。吉野千明役が代表的な役柄に。 |
| 2013年 | あまちゃん | 天野春子役。NHK連続テレビ小説に出演。 |
| 2015年 | 株式会社明後日 | 2月4日設立。小泉今日子が代表取締役に就任。 |
| 2018年 | 女優業の一時休養発表 | 舞台制作・プロデュース業への注力を表明。 |
| 2021年 | 黒猫同盟 | 上田ケンジと音楽ユニットを結成。 |
| 2024年 | 団地のふたり | 小林聡美とダブル主演。NHKで9月から放送。 |
| 2025年 | 続・続・最後から二番目の恋 | 4月14日スタート。中井貴一とダブル主演。 |
| 2025年 | 第67回ブルーリボン賞 | 『海の沈黙』『碁盤斬り』などで助演女優賞を受賞。 |
| 2026年1~5月 | KK60記念ツアー | 60歳を記念した全国ツアー。5月10日に沖縄で終了。 |
| 2026年5月 | 年内休養の発表 | ツアー終了後から2026年内を休養期間とする。 |
| 2026年10月 | キリコのタクト~YELL~ | 10月2日公開。横澤恵美役で出演。 |
| 2027年1月 | 女たちのミュニシパリズム | 黒猫同盟が映画の音楽と主題歌を担当。1月2日公開予定。 |
| 2027年2月 | BEAMS 50th ANNIVERSARY FES. | 2月6日の音楽イベントへの出演が発表されている。 |
2024年『団地のふたり』で見せた自然体の演技
NHKのプレミアムドラマ『団地のふたり』は、2024年9月1日から11月3日まで放送された作品だ。
小泉今日子が演じるのは、大学の非常勤講師である太田野枝。小林聡美演じる幼なじみの桜井奈津子とともに、団地での生活を続けている50代の女性だ。
二人は幼いころから同じ団地で育ち、網戸の張り替えや住民の相談に対応しながら、日常の小さな出来事を積み重ねていく。
本作の魅力は、劇的な事件や大きな成功を中心に置かず、暮らしの中にある人間関係を丁寧に描いている点にある。
小泉今日子と小林聡美の組み合わせも印象的だ。長年の友人だからこそ成立する自然な会話や距離感が作品の土台となり、小泉の力の抜けた演技が役柄に説得力を与えている。
2025年『続・続・最後から二番目の恋』で吉野千明を再び演じる
2025年4月14日からフジテレビ系月9ドラマとして放送された『続・続・最後から二番目の恋』は、小泉今日子と中井貴一のダブル主演作品だ。
小泉が演じるのは、引き続き吉野千明。中井貴一演じる長倉和平との関係を中心に、仕事や恋愛、年齢を重ねることへの向き合い方を描いている。
2014年の前作から11年を経て実現した第3期という点も大きな特徴だ。登場人物とともに時間が流れていることを作品に反映し、年齢を重ねた人物の悩みや変化を物語に取り込んでいる。
小泉今日子にとって、吉野千明は単なる過去のヒット作の役柄ではない。年齢を重ねても仕事を続け、自分らしい生き方を探す女性を長期にわたって演じ続けることで、俳優自身の時間と役柄の時間が重なるシリーズになっている。
2026年『キリコのタクト~YELL~』は故郷・厚木が舞台
2026年の映画出演作『キリコのタクト~YELL~』は、神奈川県厚木市制70周年記念事業として制作された作品だ。
いきものがかりの楽曲「YELL」に着想を得て、伝説の高校音楽教師と教え子たちの絆を描いている。主演は鈴木京香。雑賀俊朗が監督・脚本を担当した。
小泉今日子は厚木市出身であり、映画でも音楽出版社の編集長・横澤恵美役を演じている。主人公ではないものの、記者の北村翔に恩師の取材を促すという物語上の重要な役割を担う。
作品は厚木市内でオールロケを実施。故郷にゆかりのある映画への参加という点でも、小泉今日子にとって意味のある出演作になった。
【演技力と評判】小泉今日子が女優として評価される3つの理由
小泉今日子の演技を評価する際、アイドル時代の知名度だけを基準にするのは適切ではない。映画賞での評価、演じてきた人物の幅、長期シリーズでの役柄の変化という3つの観点から見ると、その実力が分かりやすい。
1. 日常を生きる女性をリアルに表現できる
『トウキョウソナタ』や『団地のふたり』に共通するのは、特別な能力や派手な設定を持たない女性を中心に据えていることだ。
家庭の中で感じる違和感、仕事への迷い、友人との関係、年齢を重ねることへの戸惑い。そうした感情を大げさに演じず、会話や表情、間の取り方によって表現する点に小泉の持ち味がある。
観客が登場人物の生活を自分の日常と重ねやすいのは、この自然な演技による部分が大きい。
2. アイドルのイメージにとらわれない役柄の幅
小泉今日子は、1980年代のトップアイドルというイメージを持ちながら、映画ではシリアスな女性や個性的な人物も演じてきた。
『踊る大捜査線 THE MOVIE』での印象的な役柄、『風花』の複雑な女性、『グーグーだって猫である』の喪失を抱えた漫画家など、作品ごとに異なる表情を見せている。
また、テレビドラマでは『あまちゃん』の天野春子、『監獄のお姫さま』の馬場カヨなど、コミカルな要素を持つ役柄でも存在感を示している。
3. 映画賞が裏付ける演技の評価
小泉今日子は、2008年の『グーグーだって猫である』『トウキョウソナタ』などで報知映画賞主演女優賞、キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞を受賞した。
また、2025年には第67回ブルーリボン賞の助演女優賞を受賞。対象となったのは『海の沈黙』『碁盤斬り』『i ai』『とりつくしま』『室井慎次 生き続ける者』など、2024年公開作品での演技だ。
同賞は映画記者による年間表彰であり、長年の知名度だけでなく、実際の出演作品での演技が評価されたことを示している。
小泉今日子の演技を知るなら、どの作品から見るべきか
- 映画女優としての実力を知りたい人:『トウキョウソナタ』『グーグーだって猫である』がおすすめ。
- コミカルな演技を楽しみたい人:『最後から二番目の恋』シリーズがおすすめ。
- 日常を描く自然な演技を見たい人:『団地のふたり』がおすすめ。
- アイドル時代から現在までの変化を知りたい人:1980年代の作品から『続・続・最後から二番目の恋』まで年代順に見るとよい。
一方、歌手としての小泉今日子を期待して映画を見る人には、作品によっては歌唱シーンが少なく、俳優としての表現が中心になる点に注意したい。歌手と女優の両方を楽しみたい場合は、映画と音楽作品を分けて鑑賞するのがおすすめだ。
【2027年の活動】休養後の復帰は?黒猫同盟と音楽活動の最新情報
2026年内の休養発表を受けて、今後の活動を心配する人もいる。しかし、2026年11月1日までに公表された情報を見ると、2027年に向けた音楽関連の企画がすでに発表されている。
黒猫同盟が映画『女たちのミュニシパリズム』の音楽を担当
2026年10月31日、黒猫同盟がドキュメンタリー映画『女たちのミュニシパリズム』の音楽と主題歌を担当することが発表された。
同作はペヤンヌマキ監督によるドキュメンタリーで、2027年1月2日から全国順次公開予定。黒猫同盟の主題歌は「黒猫同盟のミュニシパリズム」で、上田ケンジと小泉今日子が歌唱・編曲を担当する。
これは小泉今日子の個人名義での映画出演ではなく、音楽ユニットとしての参加である。俳優活動とは別の形で、社会や地域をテーマにした映像作品と関わっている点が興味深い。
2027年2月にはBEAMSの50周年イベント出演が決定
2026年10月30日には、2027年2月6日に国立代々木競技場第一体育館で開催される「BEAMS 50th ANNIVERSARY FES.『BEAMS PARK』」への出演も発表された。
小泉今日子のほか、Cornelius、Suchmos、STUTS、スピッツ、HYUKOH、槇原敬之らが出演予定となっている。
2026年内の休養と、2027年の音楽活動予定は矛盾するものではない。休養の対象期間は2026年内であり、2027年には新しい活動の予定が公表されているからだ。
ただし、これらの予定は音楽活動やイベント出演に関するものであり、2027年の新作ドラマや映画への女優出演が決定したことを意味するものではない。
【小泉今日子の現在に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:小泉今日子は2026年現在、女優を引退したのですか?
A1:いいえ。女優引退は発表していない。2026年10月2日公開の映画『キリコのタクト~YELL~』にも出演している。2026年内は休養期間としているが、永久的な引退とは異なる。
Q2:小泉今日子が2026年に休養する理由は何ですか?
A2:60歳を迎えた人生の節目に、今後の生き方を考える時間を設けるため。本人はツアー終了後に旅行などを通じてインプットする期間にしたいと説明している。病気療養が理由だという公式発表はない。
Q3:小泉今日子が出演した代表的な映画は何ですか?
A3:『快盗ルビイ』『風花』『空中庭園』『グーグーだって猫である』『トウキョウソナタ』『毎日かあさん』『海の沈黙』『碁盤斬り』などが代表作として挙げられる。
Q4:小泉今日子の代表的なドラマは何ですか?
A4:『あんみつ姫』『少女に何が起ったか』『愛しあってるかい!』『パパとなっちゃん』『最後から二番目の恋』『あまちゃん』『監獄のお姫さま』『団地のふたり』『続・続・最後から二番目の恋』など。
Q5:株式会社明後日は何をしている会社ですか?
A5:2015年2月4日に設立された小泉今日子が代表を務める制作会社。舞台、映像、音楽、出版など、幅広いエンターテインメント作品の企画・制作・プロデュースを行っている。
Q6:黒猫同盟とは何ですか?
A6:小泉今日子と上田ケンジによる音楽ユニット。2021年に結成され、保護猫への関心を広げる活動にもつながっている。2026年10月には映画『女たちのミュニシパリズム』の音楽・主題歌を担当することが発表された。
Q7:2027年に小泉今日子の女優復帰は予定されていますか?
A7:2026年11月1日現在、2027年の新作ドラマや映画への女優出演は公表されていない。一方、2027年1月の黒猫同盟の映画音楽参加と、2月のBEAMSイベント出演は発表されている。
まとめ:小泉今日子は女優引退ではなく、新しい人生の時間へ
小泉今日子は1982年の歌手デビューから40年以上にわたり、音楽と演技の両方で活躍してきた。『あまちゃん』『最後から二番目の恋』などのドラマ、『グーグーだって猫である』『トウキョウソナタ』などの映画は、女優としての歩みを語るうえで欠かせない代表作だ。
2015年には株式会社明後日を設立し、2018年には女優業を一時休養してプロデュース業に注力した。2021年には黒猫同盟を結成するなど、活動領域をさらに広げている。
2025年には『続・続・最後から二番目の恋』で吉野千明を再び演じ、同年の第67回ブルーリボン賞では助演女優賞を受賞。2026年には『キリコのタクト~YELL~』が公開された。
そして60歳を迎えた2026年5月、本人はツアー終了後から年内を休養期間とすることを発表した。その背景には、これまでの仕事中心の生活から少し離れ、旅行や新しい経験を通じて今後の人生を考えたいという思いがある。
【プロの結論】小泉今日子の現在を理解するうえで大切なのは、「女優を続けるか、引退するか」という二択だけで捉えないことだ。彼女は俳優として演じるだけでなく、制作会社の代表として作品を生み出し、音楽活動や執筆活動にも取り組んできた。2018年の休養も2026年の休養も、それぞれ異なる目的を持つキャリアの節目である。
2026年内は休養期間となる一方、2027年には黒猫同盟の音楽活動やイベント出演が予定されている。新作ドラマ・映画への出演発表は今後の情報を待つ必要があるが、女優引退と決めつける根拠はない。
小泉今日子の今後を追うなら、株式会社明後日の公式発表、本人の公式ファンクラブ、ビクターエンタテインメントの作品情報を確認するのが確実だ。長いキャリアを持つ彼女が、次にどのような作品や表現を選ぶのか、2027年以降の動きにも注目したい。