【日本テレビがジブリを子会社化】2023年の経緯とサブスク解禁への影響

目次

ジブリ映画の配信事情を考えるうえで、2023年に発表された日本テレビによるスタジオジブリの子会社化は重要な出来事だ。

子会社化はなぜ行われたのか

ジブリ映画サブスク

2023年9月21日、日本テレビ放送網とスタジオジブリは、日本テレビがジブリの株式を取得して子会社化することを正式発表した。

背景にあったのは、スタジオジブリの後継者問題だ。

当時、宮﨑駿監督は82歳、鈴木敏夫プロデューサーは75歳。ジブリの経営を誰が引き継ぐのかが長年の課題になっていた。

宮﨑駿監督の長男である宮崎吾朗監督の名前も後継候補として検討されたが、本人は一人でジブリを背負うことは難しいとの考えから固辞していた。

そこで、日本テレビが経営面を支援する方向で協議が進んだ。

公式発表によると、日本テレビは議決権所有割合42.3%を取得し、筆頭株主となることを決定。2023年10月6日付で株式を取得し、子会社化した。

日本テレビとジブリの関係を時系列で整理

時期 出来事 意味
1985年 『風の谷のナウシカ』をテレビ初放送 日本テレビとジブリの関係が深まる
1989年 『魔女の宅急便』から映画制作に出資 制作面でも協力
2001年 三鷹の森ジブリ美術館の設立を支援 映画以外の事業でも連携
2023年9月21日 子会社化を正式発表 後継者問題への対応
2023年10月6日 株式取得・子会社化 日本テレビが42.3%の筆頭株主に
2026年10月 子会社化から約3年 国内サブスク全面解禁の公式日程は未発表

ここで押さえておきたいのは、日本テレビがジブリの全株式を取得したわけではないという点だ。

議決権所有割合は42.3%であり、過半数取得とは異なる。日本テレビは役員を派遣して経営をサポートする一方、スタジオジブリの自主性を尊重し、アニメーション映画の制作やジブリ美術館・ジブリパークの運営に専念する方針を示した。

子会社化したのにHuluでジブリが見られないのはなぜ?

ここで多くの人が疑問に感じるのが、Huluとの関係だ。

Huluは日本テレビグループの動画配信サービスであり、同じグループにジブリが加わったのであれば、Huluで作品を配信してもよさそうに思える。

しかし、企業グループ内にあることと、映画のネット配信権を自由に利用できることは別問題だ。

映画には作品ごとの権利契約や地域別の利用条件がある。子会社化の公式発表にも、Huluでジブリ作品を配信するという約束は記載されていない。

したがって、子会社化を理由にHuluでの配信開始が決まったと考えるのは誤りだ。

日本テレビによる経営支援と、国内動画配信サービスへの作品提供は、分けて考える必要がある。

ジブリ映画のサブスク解禁予定はいつ?

2026年10月30日時点で、『火垂るの墓』以外のジブリ長編作品について、日本国内のサブスク全面解禁日を示す公式発表は確認できない。

日本テレビの子会社化によって、将来的に配信の選択肢が広がる可能性はある。しかし、具体的な開始日や配信サービス、対象作品数は公表されていない。

現状では、2027年以降に解禁されるといった具体的な予測を確定情報として受け取るべきではない。

【今すぐジブリを見る方法】金曜ロードショー・TSUTAYA・ゲオを比較

サブスクでの全面配信を待てない人には、地上波放送とDVD宅配レンタルという選択肢がある。

1. 金曜ロードショーで無料視聴する

金曜ロードショーは、ジブリ作品を追加料金なしで楽しめる代表的な方法だ。

ただし、放送作品や放送日は日本テレビが発表する番組編成に左右される。

2026年10月30日時点で日本テレビ公式の金曜ロードシネマクラブに掲載されている今後のラインナップは以下のとおり。

- 11月6日:『ライオン・キング:ムファサ』
- 11月13日:『モアナと伝説の海2』
- 11月20日:『SING/シング』
- 11月27日:『SING/シング:ネクストステージ』

この時点で、上記の発表済みラインナップにジブリ作品は含まれていない。今後の放送予定は変更・追加される可能性があるため、最新情報は日本テレビの公式番組情報で確認したい。

金曜ロードショーのメリットは、月額料金がかからないこと。

一方、見たい作品がいつ放送されるか分からないことや、放送時間に合わせる必要があることはデメリットだ。

録画機能を使えば、放送時間に視聴できない場合にも対応できる。

2. TSUTAYA DISCASでDVDを宅配レンタルする


おすすめの視聴方法
月額プラン・単品レンタルに対応
DVDを自宅で受け取り、鑑賞後に返却する宅配レンタルサービス。

ジブリ作品を複数見たい人にとって、TSUTAYA DISCASは有力な選択肢だ。

インターネットで作品を選び、DVDが自宅に届いたら視聴する。返却も郵送で行えるため、店舗に足を運ぶ必要がない。

公式料金案内に掲載されている主なプランは次のとおり。

プラン 月額料金(税込) レンタル可能枚数
定額レンタル4 1,100円 月4枚
定額レンタル8ダブル 2,200円 月8枚
定額レンタルMAX 6,600円 月間上限なし
無料会員 0円 単品レンタル利用

定額レンタル4には14日間、定額レンタル8ダブルには30日間の無料お試しが案内されている。適用条件や対象作品は申込時に確認したい。

単品レンタルの料金も確認しておこう。

- 旧作:110円/枚
- 準新作:253円/枚
- 新作:385円/枚
- 送料:1〜2枚で300円
- レンタル期間:1〜6枚で12泊13日

例えば旧作DVDを1枚だけ借りる場合、レンタル料金110円と送料300円で、合計410円(税込)となる。

ジブリ映画のように、すでにDVD化されている旧作を何本か楽しみたい場合は、単品レンタルと定額プランのどちらが安いか比較して選ぶとよい。

3. ゲオ宅配レンタルでDVDを借りる


スポットレンタル・月額レンタル
借りたい作品だけを選べる都度払い方式も用意されている。

ゲオ宅配レンタルも、動画配信されていない映画を自宅で楽しむための選択肢だ。

公式サイトでは、旧作DVDのスポットレンタル価格として1枚105円(税込・送料別)の作品が確認できる。

また、スポットレンタルの基本期間は15日間で、8枚以上を同時注文した場合は20日間になる仕組みも案内されている。

DVDレンタルの費用比較

比較項目 TSUTAYA DISCAS ゲオ宅配レンタル
旧作1枚の基本料金 110円 105円
送料 1〜2枚300円 別途必要
月額プラン 1,100円〜 月額コースあり
都度レンタル 可能 可能
返却方法 郵送 郵送

※料金は2026年10月に確認できる通常料金を基準とした比較。ゲオの送料や作品別価格、キャンペーンは注文時の表示を確認すること。

1枚あたりの基本料金だけならゲオが5円安い。しかし、送料を含めると必ずしもゲオが安くなるわけではない。

少ない枚数を借りるなら送料込みの総額、毎月何本も借りるなら月額プランの利用枚数と返却ペースで判断するのが合理的だ。

どの視聴方法が自分に合っている?

- 好きな時間に『火垂るの墓』を見たい:Netflixの国内配信状況を確認する。
- 無料でジブリ作品を見たい:金曜ロードショーの放送を待つ。
- 見たい作品を自分で選びたい:TSUTAYA DISCASやゲオの宅配レンタルを利用する。
- お気に入りの作品を何度も見たい:DVD・Blu-rayの購入も検討する。
- まとめて複数作品を見たい:宅配レンタルの定額プランを比較する。

【プロの結論】ジブリ映画のサブスク解禁を待つべきか?

ジブリ映画の視聴方法を考える際に大切なのは、サブスク解禁だけを唯一の選択肢にしないことだ。

2026年は『火垂るの墓』のNetflix再配信という動きがあった一方、その他の長編作品については国内の全面解禁が発表されていない。

日本テレビの子会社化によって、ジブリ作品の管理・経営体制は変化した。しかし、それが直ちにネット配信の拡大を意味するわけではない。

視聴者にとって合理的なのは、目的に応じて視聴方法を使い分けることだ。

特に、昔から好きな作品をもう一度見たい人や、子どもと一緒にジブリ作品を楽しみたい家庭にとって、宅配DVDレンタルは現在も実用的な選択肢となっている。

一方、金曜ロードショーは無料で楽しめる反面、放送スケジュールに左右される。Netflixは『火垂るの墓』という例外的な選択肢があるものの、ジブリ全作品を見られるサービスではない。

今すぐ見たい作品があるなら、配信解禁を待つより、DVDレンタルや放送予定を活用する方が確実だ。

ジブリ映画のサブスクに関するよくある質問(FAQ)

Q1:ジブリ映画はNetflixで見られますか?

A1:2026年10月時点、日本向けNetflixでは『火垂るの墓』が例外的な配信作品となっている。2026年7月15日から再配信が発表された。『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』など、その他の代表的な長編作品は国内Netflixでの配信解禁が発表されていない。現在の視聴可否はアプリで確認したい。

Q2:ジブリ映画のサブスク解禁はいつですか?

A2:『火垂るの墓』以外の作品について、2026年10月30日時点で日本国内の全面解禁日や対象サービスは公式発表されていない。Netflixや日本テレビから具体的な開始日が発表されるまでは、確定した予定として扱えない。

Q3:Amazonプライム・ビデオでジブリ映画を無料視聴できますか?

A3:Amazonプライム・ビデオでは、ジブリの主要な長編映画の見放題配信は確認できない。プライム会員特典の対象作品と、別料金のレンタル・購入作品は異なるため、作品ごとに確認する必要がある。

Q4:U-NEXTやHuluでジブリ映画は見られますか?

A4:2026年10月時点、ジブリの代表的な長編アニメ映画の見放題配信は確認できない。同名の実写作品が検索結果に表示される場合もあるため、作品の公開年と監督を確認しよう。

Q5:日本テレビがジブリを子会社化したのでHuluで配信されますか?

A5:子会社化とHuluでの配信開始は別の問題だ。2023年10月に日本テレビはジブリを子会社化したが、Huluでの全面配信について公式発表はない。

Q6:ジブリ映画を全作品見るにはどうすればいいですか?

A6:TSUTAYA DISCASやゲオ宅配レンタルでDVD・Blu-rayの取り扱いを確認する方法がある。作品によって在庫やレンタル可否は異なるため、借りたい作品を個別に検索するのがおすすめだ。

まとめ:2026年10月のジブリ映画は配信状況を見極めて楽しもう

2026年10月30日時点のジブリ映画のサブスク事情を整理すると、次の3点が重要になる。

- Netflixでは『火垂るの墓』が2026年7月15日から国内再配信。
- Amazonプライム・ビデオ、U-NEXT、Hulu、Disney+では主要なジブリ長編作品の国内見放題配信は確認できない。
- 全作品を自分のタイミングで楽しみたいなら、TSUTAYA DISCASやゲオ宅配レンタルが現実的な選択肢。

日本テレビによる子会社化は、スタジオジブリの将来を支える経営上の大きな転換点だった。しかし、サブスク全面解禁については別途公式発表を待つ必要がある。

ジブリ作品の魅力は、時代が変わっても色あせない。『となりのトトロ』の温かな世界、『千と千尋の神隠し』の幻想的な物語、『もののけ姫』が描く自然と人間の葛藤など、世代を超えて楽しめる作品ばかりだ。

今後のNetflixの配信発表、日本テレビの番組編成、DVDレンタルサービスの取り扱い状況を確認しながら、自分に合った方法で名作を楽しみたい。