ルパン三世VS名探偵コナンは何が違う?2009年SPと2013年映画の見る順番・声優を徹底解説
「ルパン vs コナン」は、世紀の大泥棒ルパン三世と天才少年探偵・江戸川コナンが夢の共演を果たしたクロスオーバー作品だ。実は、2009年のテレビスペシャルと2013年の劇場版という2作品が存在し、舞台設定や事件の内容、登場人物、声優陣にも違いがある。
最初の作品は2009年3月27日放送の『ルパン三世VS名探偵コナン』。ヴェスパニア王国の王位継承をめぐる事件を軸に、ミラ王女と毛利蘭の入れ替わり、コナンと次元大介の異色の協力関係が描かれる。その後、2013年12月7日公開の『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』では、チェリーサファイアの盗難と巨大な陰謀をめぐる新たな対決が展開する。
2026年に初めて2作品を見る人にとって気になるのは、どちらから見ればよいのか、テレビスペシャルと映画は続きものなのか、そしてルパンとコナンのどちらが主役なのかという点だ。作品のあらすじから声優の違い、2作品のつながりまで整理する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2作品の公開順:2009年のテレビスペシャルが先、2013年の劇場版が後。初見なら公開順がおすすめ。
- ストーリーの違い:テレビスペシャルはヴェスパニア王国の王位継承事件、劇場版はチェリーサファイア盗難と巨大組織の陰謀が中心。
- 作品のつながり:2013年の映画は2009年のテレビスペシャルの後日譚にあたり、両作品を続けて見ると登場人物の関係をより楽しめる。
【まず結論】ルパン三世VS名探偵コナンはテレビスペシャルと劇場版の2作品

ルパンとコナンのコラボレーション作品は、テレビスペシャルと劇場版の2作品で構成されている。
タイトルが似ているため、同じ作品のテレビ放送版と映画版だと誤解されることもあるが、実際にはそれぞれ異なる事件を描いた独立した物語だ。
2009年と2013年、どちらが先?
見る順番は、2009年のテレビスペシャルから2013年の劇場版という公開順が基本となる。
- 第1作:『ルパン三世VS名探偵コナン』/2009年3月27日放送
- 第2作:『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』/2013年12月7日公開
2013年の映画は、2009年のテレビスペシャルの後日譚として位置づけられている。監督は両作品とも亀垣一、脚本は前川淳が担当しており、制作面でも共通点が多い。
2作品は完全に独立しているのか?
事件そのものは別々に展開するため、劇場版から見ても大筋は理解できる。
ただし、2作品には人物や世界観のつながりがある。特に2009年のテレビスペシャルで描かれたヴェスパニア王国に関係する人物が、2013年の劇場版にも登場する。
そのため、単なる同じキャラクターを使った別企画ではなく、前作から世界観を引き継いだ作品として楽しめる。
【2009年テレビスペシャル】ヴェスパニア王国とミラ王女をめぐる事件
2009年3月27日に日本テレビ系で放送された『ルパン三世VS名探偵コナン』は、シリーズ初の本格的なクロスオーバー作品として制作された。
上映・放送時間は104分。ルパン三世と名探偵コナンという異なる作品の主人公を同じ世界に登場させ、両者の個性を生かしたストーリーを展開している。
あらすじ:王族の死から始まるヴェスパニア王国の謎
物語の舞台となるのは、架空の国ヴェスパニア王国。
ある日、サクラ女王とジル王子が猟銃事故によって命を落とす。王位を継承することになったのは、サクラ女王の娘であるミラ王女だった。
しかし、母と兄を突然失ったミラは、悲しみから王位継承を受け入れられずにいた。
そんななか、レセプションのために東京を訪れたミラは、警備の隙を突いて逃走する。そして偶然出会った、自分と瓜二つの毛利蘭と入れ替わることになる。
一方、自由を求めて東京の街に飛び出したミラは、峰不二子やルパン三世と行動をともにする。
その裏側では、江戸川コナンが次元大介と協力し、サクラ女王とジル王子の死に隠された真相を追っていた。
王位継承、王族の死、そして盗賊と探偵の思惑が交錯する展開が、この作品の大きな見どころだ。
ミラ王女と毛利蘭の入れ替わりが物語の鍵
この作品を特徴づけているのが、ミラ王女と毛利蘭の入れ替わりだ。
2人は外見が瓜二つという設定。王女としての責任や立場に縛られていたミラが、蘭として過ごすことで、それまで経験できなかった自由を味わう。
一方、蘭は王女の立場に置かれ、普段とはまったく異なる状況に巻き込まれる。
ここで興味深いのは、ミラが単なる事件の中心人物ではなく、作品の感情的な軸にもなっている点だ。
ルパンの華麗な盗みやコナンの推理だけでなく、王女が自分の人生と向き合う物語としても成立している。
コナンと次元大介の異色コンビにも注目
2009年版でもう一つ見逃せないのが、コナンと次元大介の組み合わせである。
普段のコナンは警察や探偵仲間と事件を解決する。一方の次元は、ルパンの相棒として活動する一流のガンマンだ。
立場も価値観も違う2人が、同じ事件の真相を追うという構図は、両作品のファンにとって新鮮な見どころになっている。
特に、コナンの観察力や推理力と、次元の経験や判断力が組み合わさることで、通常の『名探偵コナン』では見られない展開が生まれている。
【2013年劇場版】チェリーサファイア盗難と怪盗キッドに化けたルパン
2013年12月7日に公開された『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』は、テレビスペシャルに続く劇場版作品だ。
上映時間は108分。監督は亀垣一、脚本は前川淳が続投し、ルパンとコナンの対決をより大きなスケールで描いている。
あらすじ:チェリーサファイアを狙うルパン三世
物語は、東京・月島の宝石店に怪盗キッドが現れるところから始まる。
コナンはダイヤモンドを盗み出した怪盗キッドを追跡するが、そこで驚くべき事実に気づく。
目の前に現れた怪盗キッドの正体は、なんとルパン三世だった。
ルパンは次なるターゲットとして、米花町の銀行に保管されている秘宝チェリーサファイアを狙っていた。
警察側では、ICPOの銭形警部と警視庁の目暮警部が協力してルパンの逮捕に乗り出す。
さらに、イタリアの人気アイドル歌手エミリオがコンサートのために来日。彼の身辺には何者かによる危険が迫っていた。
エミリオのボディガードに次元大介が紛れ込んでいることを見抜いたコナンは、ルパン一味が何らかの計画を進めていると察知する。
やがてチェリーサファイアをめぐる事件は、謎の男アラン・スミシーや巨大な組織の陰謀へと発展していく。
怪盗キッドとルパンの関係は?
劇場版で印象的なのが、怪盗キッドに変装したルパンの登場だ。
コナンにとって怪盗キッドは、これまでも対決してきたライバルの一人。しかし、今回の相手は本物のキッドではなく、変装の達人であるルパンだった。
この設定は、両作品の世界観をうまく融合させた仕掛けになっている。
怪盗キッドとルパンは、どちらも華麗な盗みや変装を得意とするキャラクターだが、人物としては別々の存在だ。
劇場版では、この違いを利用してコナンの推理力とルパンの変装技術を正面からぶつけている。
チェリーサファイアの事件は単純な盗難では終わらない
映画の中心にあるのは、チェリーサファイアという秘宝の盗難事件だ。
しかし、物語は宝石を盗む側と守る側の対決だけでは終わらない。
人気アイドルのエミリオ、マネージャーのクラウディア、謎の人物アラン、そしてルパン一味と警察が、それぞれ異なる目的を持って動いている。
ライブ会場に集まる大勢の観客を背景に、探偵、怪盗、警察、謎の組織が交錯する構成は、テレビスペシャルよりも劇場映画らしいスケール感を生み出している。
【徹底比較】テレビスペシャルと劇場版の違い・キャスト・声優一覧
2作品の違いを理解するには、ストーリーだけでなく、上映時間や登場人物、声優陣にも注目したい。
以下に、トムス・エンタテインメントの公式作品情報を中心に、両作品の基本データを整理した。
2009年・テレビスペシャル
ヴェスパニア王国の事件
2013年・劇場版
チェリーサファイアの事件
テレビスペシャルと劇場版の基本情報比較
| 比較項目 | 2009年テレビスペシャル | 2013年劇場版 |
|---|---|---|
| 正式タイトル | ルパン三世VS名探偵コナン | ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE |
| 放送・公開日 | 2009年3月27日 | 2013年12月7日 |
| 作品形式 | テレビスペシャル | 劇場アニメ |
| 上映・放送時間 | 104分 | 108分 |
| 主な舞台 | ヴェスパニア王国・東京 | 東京・米花町など |
| 中心人物 | ミラ王女・蘭 | エミリオ・アラン |
| 中心事件 | 王族の猟銃事故と王位継承 | チェリーサファイア盗難 |
| 注目の展開 | ミラと蘭の入れ替わり | ルパンの怪盗キッドへの変装 |
| コナンの相棒的存在 | 次元大介 | ルパン一味・灰原哀など |
| 監督 | 亀垣一 | 亀垣一 |
| 脚本 | 前川淳 | 前川淳 |
出典:トムス・エンタテインメント公式作品情報。
主要キャラクターと声優の違い
声優陣にも注目したい。ルパン三世と江戸川コナンは両作品で同じ声優が担当しているが、ルパン側の主要キャラクターには変更がある。
| キャラクター | 2009年テレビSP | 2013年劇場版 |
|---|---|---|
| ルパン三世 | 栗田貫一 | 栗田貫一 |
| 江戸川コナン | 高山みなみ | 高山みなみ |
| 次元大介 | 小林清志 | 小林清志 |
| 石川五ェ門 | 井上真樹夫 | 浪川大輔 |
| 峰不二子 | 増山江威子 | 沢城みゆき |
| 銭形警部 | 納谷悟朗 | 山寺宏一 |
| 毛利蘭 | 山崎和佳奈 | 山崎和佳奈 |
| 毛利小五郎 | 神谷明 | 小山力也 |
| 灰原哀 | 主な出演なし | 林原めぐみ |
| 工藤新一 | 山口勝平 | 山口勝平 |
| 怪盗キッド | 主な出演なし | 山口勝平 |
出典:トムス・エンタテインメントの作品別キャスト情報、映画公式制作情報。
声優変更で特に注目したい3人
石川五ェ門:井上真樹夫から浪川大輔へ
2009年版では井上真樹夫が担当し、2013年の劇場版では浪川大輔が演じている。ルパンシリーズ側のキャスト変更が、2作品の間に反映された例だ。
峰不二子:増山江威子から沢城みゆきへ
不二子も2013年版では沢城みゆきに変更されている。作品の雰囲気を支える重要人物だけに、声の違いを意識して見ると面白い。
銭形警部:納谷悟朗から山寺宏一へ
2009年版の納谷悟朗から、2013年版では山寺宏一へと交代。ルパンを追い続ける銭形警部の存在感にも注目したい。
一方、ルパン役の栗田貫一、コナン役の高山みなみ、次元役の小林清志は両作品で共通している。これがクロスオーバー作品としての連続性を支える要素になっている。
【作品の本質】ルパンとコナンの違いは「盗む側」と「真実を追う側」
ルパンとコナンの共演が面白い理由は、単純に人気キャラクター同士が同じ画面に登場するからではない。
両者は、物語のなかで担っている役割が根本的に異なる。
ルパン三世は状況を変える怪盗
ルパン三世は、変装、盗み、逃走、奇抜な作戦を得意とする大泥棒だ。
目的を達成するために大胆な計画を立て、状況が変われば臨機応変に対応する。
次元大介や石川五ェ門、峰不二子といった仲間との連携も大きな魅力だ。
ルパンの物語では、何を盗むのかだけでなく、どのような手段で盗み出すのか、そして最後にどんな仕掛けが待っているのかが見どころになる。
江戸川コナンは事件の裏側を解き明かす探偵
一方のコナンは、証拠や状況を観察し、論理的な推理によって真実を明らかにする探偵だ。
事件が起きた理由、犯人の正体、隠された動機を解き明かすことが中心となる。
ルパンが状況を自分の思いどおりに動かそうとするのに対し、コナンは状況に隠された真実を読み取ろうとする。
この違いが、2人の対決に独特の緊張感を与えている。
なぜ2人の共演が成立するのか?
本来、泥棒と探偵は対立する関係にある。
しかし、両作品では、ルパンを単純な悪役として描かず、コナンも必ずしもルパンを捕まえることだけを目的として行動するわけではない。
事件の裏に別の陰謀があれば、2人が同じ方向を向く場面も生まれる。
2009年版では次元とコナンの協力関係がその魅力を象徴し、2013年版ではチェリーサファイアをめぐる大きな事件のなかで、それぞれの能力が試される。
つまり、タイトルの「VS」は単純な勝敗を決める格闘戦ではない。異なる正義や価値観、能力を持つ2人が、互いを認めながら駆け引きを繰り広げることに意味がある。
【見る順番を解説】初めてなら2009年版から2013年版がおすすめ
2作品をこれから見る人には、公開順での視聴をおすすめしたい。
おすすめの視聴順
第1作:2009年『ルパン三世VS名探偵コナン』
104分・テレビスペシャル
ヴェスパニア王国の事件を通して、ルパンとコナンの世界観や人物関係を理解する。
第2作:2013年『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』
108分・劇場版
前作の後日譚として、チェリーサファイアをめぐる新たな事件と人物のつながりを楽しむ。
どちらか一方だけ見るなら?
視聴時間が限られている場合は、好みによって選んでもよい。
- ミステリーや人物ドラマが好きな人:2009年版。王位継承、王族の死、ミラ王女と蘭の入れ替わりなど、人物の背景を楽しめる。
- アクションや大規模な事件が好きな人:2013年版。チェリーサファイア、怪盗キッドへの変装、人気アイドルを巻き込んだ陰謀が見どころ。
- 両作品のファン:公開順で両方を見るのが最適。共通する人物や制作スタッフのつながりも理解しやすい。
2026年に視聴する際のポイント
作品を探す際は、タイトルの違いに注意したい。
2009年版は『ルパン三世VS名探偵コナン』、2013年版は『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』である。
配信サービスや映像ソフトの検索では、この正式タイトルを使うと区別しやすい。配信状況や視聴料金はサービスごとに変わるため、2026年の最新の取り扱いを各サービスで確認したい。
【よくある質問】ルパン vs コナンに関するFAQ
Q1:ルパン三世VS名探偵コナンは全部で何作品ありますか?
A1:2009年のテレビスペシャルと2013年の劇場版の2作品です。テレビスペシャルは104分、劇場版は108分で、異なる事件を描いています。
Q2:ルパン三世VS名探偵コナンはどちらから見るべきですか?
A2:2009年3月27日放送のテレビスペシャルから、2013年12月7日公開の劇場版という順番がおすすめです。劇場版はテレビスペシャルの後日譚として位置づけられています。
Q3:2013年の映画に怪盗キッドは登場しますか?
A3:怪盗キッドが物語の冒頭に登場します。ただし、コナンが追跡するキッドの正体はルパン三世です。ルパンがキッドに変装するという展開が重要な見どころになっています。
Q4:2009年版と2013年版で声優は変わりましたか?
A4:一部変更されています。石川五ェ門は井上真樹夫から浪川大輔、峰不二子は増山江威子から沢城みゆき、銭形警部は納谷悟朗から山寺宏一へ変更されました。一方、ルパン役の栗田貫一とコナン役の高山みなみは共通です。
Q5:ルパンとコナンは最後にどちらが勝ちますか?
A5:2作品は単純に勝敗を決める対決ではありません。盗みの技術に優れたルパンと、推理力に優れたコナンが、それぞれの能力を発揮しながら事件に挑むことが物語の中心です。
まとめ:ルパンとコナンの共演は公開順で見ると面白さが深まる
『ルパン三世VS名探偵コナン』の魅力は、怪盗と探偵という正反対の立場にある2人が、同じ事件のなかで互いの能力をぶつけ合うところにある。
2009年のテレビスペシャルでは、ヴェスパニア王国の王位継承問題とミラ王女の物語を中心に、コナンと次元大介の協力関係が描かれた。
2013年の劇場版では、チェリーサファイアの盗難を発端として、怪盗キッドへの変装や巨大組織の陰謀など、より大規模な事件へと発展していく。
両作品は監督の亀垣一と脚本の前川淳が共通しており、劇場版はテレビスペシャルの後日譚という位置づけだ。
【プロの結論】
この2作品を楽しむうえで大切なのは、ルパンとコナンのどちらが強いかという視点だけにとらわれないことだ。
ルパンには怪盗としての美学があり、コナンには真実を追求する探偵としての信念がある。互いの能力を認めながらも、自分の流儀を曲げないところに、このコラボレーションならではの面白さがある。
2026年に初めて視聴するなら、まず2009年版で世界観と人物関係を理解し、続けて2013年版を見るのがおすすめだ。2作品を通して見ることで、単なる人気キャラクターの共演ではない、両作品の世界観が交差する醍醐味を味わえる。