『泣かないと決めた日』全8話のあらすじ・キャスト・最終回とSP版を徹底解説

目次

2010年にフジテレビで放送されたドラマ『泣かないと決めた日』は、榮倉奈々が主演を務め、総合商社に入社した新人OL・角田美樹が、職場での無視や嫌がらせ、同僚による陰湿な社内いじめに立ち向かう姿を描いた社会派ドラマです。

藤木直人、杏、木村佳乃、要潤ら実力派俳優が出演し、職場の人間関係やパワーハラスメント、恋愛、裏切り、再生を描いた本作。2010年1月26日から3月16日まで全8話が放送され、その後、続編となる『絶対泣かないと決めた日~緊急スペシャル~』も制作されました。2026年に改めて振り返ると、単なる復讐劇ではなく、働く人間の尊厳や組織の責任を問いかける作品としても興味深い内容です。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

  • 作品概要:2010年1月26日から3月16日までフジテレビで放送された全8話の連続ドラマ。
  • 主要キャスト:榮倉奈々が角田美樹、藤木直人が桐野征治、杏が立花万里香、木村佳乃が佐野有希子を演じる。
  • 最終回:2010年3月16日放送。美樹が職場での疑惑を晴らし、仕事を通じて周囲との関係を変えていく。
  • 主題歌:miwaの「don't cry anymore」。
  • スペシャル版:2010年7月2日に放送。入社2年目の美樹が新たな職場で再び困難に立ち向かう続編。

【作品概要】『泣かないと決めた日』は2010年放送の全8話ドラマ

泣かないと決めた日

『泣かないと決めた日』は、フジテレビと共同テレビが制作したオリジナルドラマです。放送枠はフジテレビ系の火曜21時枠で、主演は榮倉奈々。脚本を渡辺千穂が担当しました。

物語の舞台は、大手総合商社「葵井商事」。憧れの会社に入社した22歳の角田美樹が、配属先で些細なトラブルに巻き込まれたことから、職場全体のいじめの標的になってしまいます。

フジテレビの番組紹介では、作品の中心的なテーマとして「無視」「ミスの押しつけ」「ネットいじめ」「嫌がらせ」などが挙げられています。子ども同士のいじめとは異なり、仕事上の立場や人間関係を利用して相手を追い詰める、大人社会の問題を描いた点が特徴です。

2010年の放送期間と作品データ

  • 作品名:泣かないと決めた日
  • 放送局:フジテレビ系列
  • 放送開始:2010年1月26日
  • 最終回:2010年3月16日
  • 放送回数:全8話
  • 放送枠:火曜21時
  • 主演:榮倉奈々
  • 脚本:渡辺千穂
  • 演出:石川淳一、城宝秀則、後藤庸介
  • 音楽:菅野祐悟
  • 制作:フジテレビ、共同テレビ

全8話という比較的コンパクトな構成ながら、職場での孤立から反撃、真相の解明、主人公の成長までがテンポよく描かれています。

DVD発売元のTCエンタテインメントが掲載した作品紹介資料では、最終回の視聴率は14.9%、瞬間最高視聴率は18.7%と紹介されています。物語の後半に向けて注目が集まったことを示す数字です。

【全8話のあらすじ】第1話から最終回まで美樹に何が起きたのか

ここからは、各話の展開を順番に整理します。社内いじめの始まりから恋愛関係の崩壊、反撃、そして最終回の結末までを把握できる構成です。後半には重要なネタバレが含まれます。

第1話「新人配属。ハラスメント地獄始まる」

2010年1月26日放送。

主人公の角田美樹(榮倉奈々)は、憧れだった総合商社・葵井商事に入社。同じ新人の立花万里香(杏)とともに海外食品本部へ配属されます。

新しい上司として桐野征治(藤木直人)が統括マネジャーに就任しますが、そのポストを狙っていた佐野有希子(木村佳乃)は面白くありません。

そんな中、美樹は先輩社員・工藤早苗のミスによって発生した社外秘書類のトラブルについて、責任を押しつけられます。自分のミスではないと説明しても聞き入れてもらえず、次第に周囲から孤立していきます。

さらに、見積書の誤送付をきっかけに取引先との問題まで発生。美樹は社員たちから完全に無視されるようになります。

「泣くなら帰りなさい。うっとうしいから」

有希子から浴びせられるこの言葉は、職場で居場所を失った美樹の苦しさを象徴する場面です。誰にも助けてもらえない状況の中、屋上で桐野と向き合うことになります。

第2話「はじめての味方」

2010年2月2日放送。

美樹は冷凍庫に取り残され、倒れてしまいます。万里香は美樹が倉庫にいることを知りながら、先に帰ったように振る舞います。

異変を感じて冷凍庫に駆けつけた仲原翔太(要潤)が美樹を発見し、病院へ搬送。美樹にとって、仲原は初めて自分を気にかけてくれる存在となります。

一方、桐野は美樹の不在を問題視し、有希子らを厳しく叱責します。しかし、職場に戻った美樹を待っていたのは、同僚たちの冷たい視線でした。

さらに、仲原との食事の場に万里香が現れ、二人の関係に入り込もうとします。表面的には親しげな万里香ですが、その内面には美樹への複雑な感情が見え始めます。

第3話「黒いブログの罠」

2010年2月9日放送。

美樹の名前を使い、同僚たちへの悪口を書いたブログが発覚します。美樹は自分が書いたものではないと否定しますが、有希子をはじめとする社員たちは信じようとしません。

有希子は美樹に懲戒免職を言い渡すなど、さらに厳しい態度を取ります。

同時に、仲原の周囲では葵井商事が輸入する大豆に遺伝子組み換え大豆が混入していたという重大な問題が浮上。社内の権力争いも物語に絡み始めます。

この回では、ネット上の匿名性を利用した攻撃と、根拠のない疑惑が職場全体に広がっていく恐ろしさが描かれています。

第4話「仁義なき社恋」

2010年2月16日放送。

有希子らから退職を迫られ、会社での居場所を失った美樹は、仲原に仕事を辞めようと思っていることを打ち明けます。

しかし、仲原は美樹がどれほど追い詰められているのかを理解できず、誰にでも悩みはあると答えるだけでした。

その頃、葵井商事では輸入大豆への遺伝子組み換え大豆混入問題が表面化。社内の責任問題が広がり、仲原も上司の安西が関わった不祥事に苦悩します。

美樹は取引先の倉庫での確認作業を命じられ、周囲の協力も得られないまま仕事を続けます。厳しい環境の中で、桐野や一部の社員との関係にも変化が生まれます。

第5話「ついに反撃開始」

2010年2月23日放送。

職場の嫌がらせに加え、仲原との関係にも深く傷ついた美樹は、精神的に限界まで追い詰められます。自ら命を絶とうとするほどの危機に陥りますが、桐野に救われます。

一方、仲原は万里香と一夜を過ごしてしまい、自分の行動に苦しみます。

さらに会社では、食品チームの業務資料が入ったUSBメモリーが発見される事件が発生。美樹が再び犯人として疑われます。

美樹は退職を決意しますが、物語はここから少しずつ反撃へと向かっていきます。

第6話「負け犬の逆転」

2010年3月2日放送。

万里香は仲原との結婚を予定していること、さらに妊娠していることを美樹に伝えます。仲原との関係を信じていた美樹にとって、非常に大きな衝撃でした。

仲原は美樹に謝罪し、自分の気持ちを伝えますが、美樹は二人の関係に終止符を打つことを決めます。

しかし、仕事面では変化が起きます。美樹は引き継いだ納品一覧表の中から不審な点を見つけ、有希子に報告。これまで誰も気づかなかった問題を発見したことで、仕事への自信を取り戻し始めます。

恋愛では苦しい状況に置かれながらも、仕事を通じて自分の能力を証明していく重要な回です。

第7話「最後の快進撃」

2010年3月9日放送。

美樹が提案したイタリア料理と中華料理のコラボレーション企画が採用され、新商品を紹介する食品フェアの責任者に任命されます。

桐野は美樹のサポート役に西島賢治(五十嵐隼士)を指名しますが、西島は協力的ではありません。シェフとの打ち合わせにも現れず、美樹の仕事を妨害します。

それでも美樹は、自分の力で企画を成功させようと奮闘。以前のように周囲の言いなりになるのではなく、自分の意見を主張するようになります。

同時に、部長の梅沢仁(段田安則)は、有希子が過去に関わった社内いじめについて追及を始めます。現在のいじめだけでなく、過去から続く組織の問題が明らかになっていきます。

第8話・最終回「今夜ついに完結!はい上がる女伝説!」

2010年3月16日放送。

最終回では、美樹が担当する食品フェアの開催を前に、さまざまな問題が発生します。

有希子は過去にいじめの被害に遭った元社員・山内静香との再会をきっかけに、自分が過去に行った行為と向き合うことになります。美樹は静香のもとを訪れ、有希子が後悔していることを伝えます。

また、藤田千秋(片瀬那奈)は、一連の事件の犯人が美樹ではなく万里香だったことを知ります。仲原にも真相が伝えられ、万里香の行動が明らかになっていきます。

食品フェア当日には、発注した食材の数量が不足するというトラブルが発生。美樹はシェフを説得し、千秋やほかの社員たちも協力して食材を調達します。

最終的にフェアは成功。ブログや財布をめぐる疑惑についても美樹の無実が明らかになり、同僚たちは彼女に謝罪します。

万里香との関係にも決着がつき、仲原は万里香とニューヨークでやり直す道を選びます。有希子も過去のいじめを反省し、元被害者から届いた手紙を受け取ります。

美樹は桐野からイタリアの取引先を訪問する仕事を告げられ、前向きな返事をします。物語は、いじめに耐えるだけだった新人OLが、自分の力で仕事を進められる女性へと成長した姿で幕を閉じます。

【キャスト一覧・人物相関】榮倉奈々、藤木直人、杏、木村佳乃の役どころ

本作の見どころの一つは、個性的な登場人物たちが作り出す複雑な人間関係です。被害者と加害者、上司と部下、恋人とライバルという関係が重なり合い、職場の空気を変えていきます。

フジテレビの公式キャスト情報を中心に、主要人物と演じた俳優を整理しました。

登場人物 キャスト 役柄・人物関係
角田美樹 榮倉奈々 主人公。葵井商事の新人OL。社内いじめに立ち向かう。
桐野征治 藤木直人 海外食品部の統括マネジャー。美樹を支える上司。
仲原翔太 要潤 経営企画本部の社員。美樹の恋人となる人物。
立花万里香 杏 美樹と同期入社。仲原との関係をめぐる重要人物。
佐野有希子 木村佳乃 美樹の上司。職場での嫌がらせに深く関わる。
西島賢治 五十嵐隼士 美樹の先輩社員。食品フェアの進行を妨害する。
角田愛 川口春奈 美樹の妹。姉の心の支えとなる。
藤田千秋 片瀬那奈 海外食品部の社員。物語の真相に関わる。
栗田琴美 紺野まひる 海外食品部の社員。職場の人間関係に関わる。
梅沢仁 段田安則 部長。社内いじめや不祥事の責任問題を追及する。

榮倉奈々:角田美樹役

榮倉奈々が演じる角田美樹は、思いやりがあり、前向きな性格の新人OLです。

入社当初は仕事上の経験も少なく、周囲の理不尽な要求に対してうまく反論できません。しかし、苦しい経験を重ねる中で、仕事に対する責任感と自分の意見を持つ強さを身につけていきます。

本作では、榮倉奈々の繊細な表情や、涙をこらえながらも仕事を続ける演技が物語の中心を支えています。

藤木直人:桐野征治役

藤木直人が演じる桐野征治は、美樹の上司であり、物語を通して重要な支援者となる人物です。

厳しい態度を見せる一方、部下の能力や努力を正当に評価しようとします。美樹を単に慰めるだけでなく、仕事を任せることで成長を促す点が特徴です。

桐野の存在は、職場における管理職の役割を考えるうえでも重要です。

杏:立花万里香役

杏が演じる立花万里香は、美樹と同じタイミングで入社した同期です。

一見すると明るく親しみやすい人物ですが、仲原との関係をめぐって美樹に対抗心を抱き、次第に敵対的な行動を取るようになります。

当時のDVD紹介資料でも、杏が本作で従来とは異なる悪女役を演じた点が作品の見どころとして紹介されています。

木村佳乃:佐野有希子役

木村佳乃が演じる佐野有希子は、美樹の直属の上司です。

自分の立場や社内での評価を強く意識し、美樹に厳しい態度を取ります。しかし、最終回では過去に自分が関わったいじめの問題と向き合うことになります。

有希子の存在によって、本作は単純な善人と悪人の対立ではなく、いじめが繰り返される組織の構造まで描く作品になっています。

要潤:仲原翔太役

要潤が演じる仲原翔太は、経営企画本部に所属する社員です。美樹に優しく接し、二人は恋愛関係になります。

しかし、万里香との関係が生まれたことで、美樹は大きな失望を経験します。仲原の優柔不断な行動は、職場の問題だけでなく恋愛面でも美樹を追い詰める要因となります。

【最終回とスペシャル版】『絶対泣かないと決めた日』との違いは?

『泣かないと決めた日』を調べる際に混同されやすいのが、続編の『絶対泣かないと決めた日~緊急スペシャル~』です。

両作品は別々のドラマですが、主人公や主要キャスト、物語の舞台となる葵井商事は共通しています。スペシャル版は連続ドラマの後日談に当たる作品です。

連続ドラマの後にスペシャル版が制作された理由

連続ドラマの最終回で、美樹は社内での疑惑を晴らし、仕事でも新しい可能性をつかみます。しかし、それは美樹の社会人生活がすべて順調になることを意味しません。

スペシャル版では、入社2年目となった美樹が、桐野の新規プロジェクトチームで働いているところから物語が始まります。

葵井商事では会長が倒れ、外資系企業との合併を進めようとする経営陣と、それに反対する桐野たちの対立が激化します。

桐野は会社の合併を阻止するため、美樹を秘書室へ送り込みます。しかし、秘書室にはリーダーの辰巳絵里奈(佐藤江梨子)がいました。絵里奈は桐野と対立する経営陣に仕えており、美樹に理不尽な仕事を次々と押しつけます。

スペシャル版の基本情報

  • 作品名:絶対泣かないと決めた日~緊急スペシャル~
  • 放送日:2010年7月2日
  • 放送局:フジテレビ系列
  • 放送枠:金曜プレステージ
  • 主演:榮倉奈々
  • 主な出演者:藤木直人、要潤、杏、木村佳乃、佐藤江梨子ほか
  • DVD発売日:2010年8月11日

スペシャル版では、佐藤江梨子が演じる辰巳絵里奈が新たな対立相手として登場します。連続ドラマで美樹を苦しめた万里香とは異なるタイプの人物であり、秘書室という新しい職場での人間関係が描かれます。

また、MANTANWEBの放送当時の記事では、万里香が夫の転勤先であるニューヨークでも新たな問題に直面する展開が紹介されています。

つまり、スペシャル版は連続ドラマの第9話ではありません。主人公の成長を引き継ぎながら、会社の経営問題と新しい職場のいじめを描く独立した続編です。

【主題歌・音楽】miwaの「don't cry anymore」が作品を支えた理由

『泣かないと決めた日』の主題歌は、miwaの「don't cry anymore」です。

この曲は、アコースティックギターを中心としたサウンドと、透明感のあるボーカルが特徴です。苦しい状況に置かれても前を向こうとする美樹の姿と、楽曲の持つ力強さが重なります。

ドラマと主題歌が結びついた経緯

フジテレビの公式番組トピックスによると、当時19歳だったmiwaは、プロデューサーの橋本芙美がデモテープを聴いたことをきっかけに、ドラマのための楽曲制作を依頼されました。

完成した「don't cry anymore」が作品の世界観に合っていたことから、主題歌として起用されました。

シングルは2010年3月3日にSony Music Recordsから発売され、ドラマの初回放送日である1月26日から着うた配信も始まりました。

ドラマのタイトルが示す「泣かない」という決意と、楽曲のタイトルにある「don't cry anymore」というメッセージには共通するテーマがあります。

単に悲しみを否定するのではなく、傷ついた経験を抱えながらも前に進むという物語の方向性を、主題歌が印象づけています。

スタッフにも注目

本作の脚本を担当したのは渡辺千穂。演出には石川淳一、城宝秀則、後藤庸介が参加し、音楽は菅野祐悟が担当しました。

特に、脚本では職場の人間関係と企業内部の権力争い、恋愛関係が並行して描かれています。単なる恋愛ドラマではなく、仕事を続けることの意味を中心に据えた構成が特徴です。

【作品の見どころと評価】職場いじめ・パワハラを描いたドラマの本質

『泣かないと決めた日』が印象に残る理由は、いじめを特定の人物の悪意だけで説明していない点にあります。

1. 無視や仕事の押しつけなど、目に見えにくい嫌がらせ

美樹が受ける嫌がらせは、暴力的な行為だけではありません。必要な情報を教えない、仕事上のミスを押しつける、本人の名前を使ったブログを作るなど、周囲からは見えにくい攻撃が続きます。

こうした行為は、被害を受けている本人が声を上げても、周囲が問題を認識しなければ長期化するという特徴があります。

本作では、誰か一人の行動だけでなく、周囲の社員が見て見ぬふりをすることで、いじめが組織内に定着していく過程が描かれています。

2. 有希子の過去が示す、いじめの連鎖

木村佳乃演じる有希子は、美樹を追い詰める立場にあります。しかし、最終回では有希子自身も、過去に別の社員をいじめの対象にしていたことと向き合います。

ここで浮かび上がるのは、かつて被害者だった人物が、組織内で立場を得た後に加害者側へ回るという問題です。

いじめを個人の性格だけで説明すると、同じ問題が繰り返される理由を見落としてしまいます。管理職の権限、評価制度、職場の同調圧力、相談できない環境など、組織側の問題も考える必要があります。

3. 桐野が示す上司の責任

藤木直人演じる桐野は、美樹の能力を認め、重要な仕事を任せる人物です。

ただし、本作で描かれる支援は、単に優しい言葉をかけることではありません。部下が仕事を通じて成長できる環境を整え、不当な扱いに対して行動することも含まれています。

職場の問題を改善するには、被害を受けた側の努力だけに頼らず、管理職が責任を持って組織の状態を変える必要があります。

4. いじめられる側だけに努力を求めない視点

美樹は最後まで仕事を投げ出さず、自分の力で成果を出そうとします。しかし、作品を読み解くうえで見落としてはいけないのは、彼女が努力したからといって、職場の嫌がらせが正当化されるわけではないという点です。

本来、社員が安心して働ける環境を整える責任は会社側にもあります。

美樹の成長を感動的なサクセスストーリーとして見るだけでなく、なぜ彼女がそこまで追い詰められなければならなかったのかを考えると、本作の社会派ドラマとしての側面がより鮮明になります。

どんな人におすすめできる作品か

  • 職場の人間関係をテーマにした社会派ドラマが好きな人
  • 榮倉奈々、藤木直人、杏、木村佳乃らの共演を見たい人
  • 主人公が困難を乗り越えて成長する物語を楽しみたい人
  • 2010年前後のフジテレビドラマを振り返りたい人
  • 『絶対泣かないと決めた日』まで含めて物語を理解したい人

一方、職場での陰湿ないじめや精神的に追い詰められる描写が苦手な人には、視聴中に負担を感じる場面もあります。明るいオフィスコメディや軽快な恋愛ドラマを期待する人よりも、人間関係の葛藤を描く作品を求める人に向いています。

【よくある質問】『泣かないと決めた日』に関するFAQ

Q1:『泣かないと決めた日』は全何話ですか?
A1:フジテレビで2010年1月26日から3月16日まで放送された全8話の連続ドラマです。

Q2:『泣かないと決めた日』の主演は誰ですか?
A2:榮倉奈々です。新人OLの角田美樹を演じ、職場でのいじめに立ち向かう主人公を演じました。

Q3:藤木直人はどんな役を演じていますか?
A3:桐野征治役です。海外食品部の統括マネジャーで、美樹の能力を認めて支える重要な上司です。

Q4:杏が演じる立花万里香は悪役ですか?
A4:物語では美樹と対立する重要人物です。仲原との関係をめぐる行動や、美樹への嫌がらせの真相が最終回で明らかになります。

Q5:最終回で美樹はどうなりますか?
A5:食品フェアを成功させ、ブログや財布をめぐる疑惑についても無実が明らかになります。仲間との関係を修復し、桐野から新しい仕事の機会を与えられます。

Q6:『絶対泣かないと決めた日』は続編ですか?
A6:はい。2010年7月2日放送のスペシャルドラマで、入社2年目の美樹を主人公にした続編です。秘書室への異動と新たな社内いじめ、企業合併をめぐる対立が描かれます。

Q7:主題歌は誰が歌っていますか?
A7:miwaの「don't cry anymore」です。2010年3月3日にシングルとして発売されました。

Q8:『泣かないと決めた日』とスペシャル版はどちらから見るべきですか?
A8:2010年1月から3月まで放送された連続ドラマ全8話を先に見て、その後に7月2日放送のスペシャル版を見る順番がおすすめです。美樹の成長と新しい職場での展開を自然に理解できます。

まとめ:『泣かないと決めた日』は働く人の尊厳と再生を描いた全8話の物語

『泣かないと決めた日』は、2010年にフジテレビで放送された、榮倉奈々主演の全8話の社会派ドラマです。

角田美樹が経験する無視、嫌がらせ、仕事の押しつけ、ネットいじめなどを通して、職場の人間関係や組織の責任を描いています。

藤木直人演じる桐野征治、杏演じる立花万里香、木村佳乃演じる佐野有希子、要潤演じる仲原翔太など、主要キャストそれぞれの立場や行動が物語に深みを与えています。

2010年3月16日の最終回では、美樹が自分の無実を証明し、仕事を通じて周囲との関係を変えていきます。そして、同年7月2日には『絶対泣かないと決めた日~緊急スペシャル~』が放送され、新たな職場での戦いへと物語が続きました。

主題歌のmiwa「don't cry anymore」とともに、苦しい状況でも自分の価値を見失わずに進もうとする美樹の姿は、作品全体を貫くメッセージです。

2026年に改めて作品を振り返るなら、注目したいのは主人公が最後に成功したことだけではありません。いじめを見過ごす周囲の責任、管理職の役割、そして一度壊れた人間関係を修復する難しさまで描いた点に、本作が今も考える余地を残している理由があります。

主な確認資料: フジテレビ公式番組情報・各話あらすじ、TCエンタテインメントのスペシャル版作品情報、MANTANWEBの放送当時の記事、WEBザテレビジョンの番組情報。