聖闘士星矢セインティア翔とは?時系列・声優・配信情報を2026年版で徹底解説
『聖闘士星矢 セインティア翔』は、車田正美が生み出した『聖闘士星矢』の世界を舞台に、少女たちの戦いと絆を描く公式スピンオフ作品です。主人公は、邪神エリスの依り代となる宿命を背負った少女・翔子。行方不明だった姉の響子、女神アテナとして生きる城戸沙織とともに、星矢たち青銅聖闘士の戦いの裏側で、邪神の復活を阻止するために立ち向かいます。
原作漫画は車田正美原作・久織ちまき漫画で、秋田書店の『チャンピオンRED』に連載され、全16巻で完結。アニメはGONZOがアニメーション制作を担当し、東映アニメーションが企画・製作を手がけた全10話の作品です。さらに2026年3月には番外編『セインティア翔 memories』も完結しました。ここでは、物語のあらすじ、原作との時系列、聖闘少女の仕組み、登場人物と声優、制作陣、2026年10月30日時点の配信情報まで整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 作品の位置づけ:銀河戦争から聖域十二宮の戦いにかけて、星矢たちの物語と並行して進む公式スピンオフ。
- 物語の中心:翔子と響子の姉妹愛、城戸沙織の成長、邪神エリスの復活をめぐる戦い。
- 聖闘少女の特徴:アテナの侍女と身辺警護を担い、女性の姿のまま聖闘士になることを許された特別な存在。
- 原作とアニメ:漫画は全16巻、アニメは全10話。アニメだけでは漫画の最終展開まで追えない。
- 2026年の最新情報:『セインティア翔 memories』は2026年3月19日に完結。アニメはU-NEXTやdアニメストアなどで作品情報を確認できる。
【まずはあらすじ】聖闘士星矢セインティア翔は星矢たちの戦いの裏で何を描く?

『聖闘士星矢 セインティア翔』の最大の特徴は、原作の主人公である星矢ではなく、アテナを守る少女たちの視点から物語が描かれることです。
物語の主人公は、私立流星学園中等部に通う少女・翔子。空手道場を営む父のもとで武道に励む、活発で負けず嫌いな性格の持ち主です。
翔子には、幼い頃から仲の良かった姉・響子がいました。しかし響子は5年前に海外へ留学して以来、連絡が途絶えています。そんなある日、翔子は正体不明の存在から襲撃を受けます。その正体は、かつて女神アテナによって封印された邪神エリスに仕える邪精霊(ドリアード)たちでした。
襲撃をきっかけに翔子は、自分と姉が邪神エリスの復活に関係する運命を背負っていることを知ります。さらに、翔子が本来エリスの依り代となるはずだったところ、響子が妹の身代わりとなって連れ去られてしまいます。
姉を救いたい。その思いから翔子は、アテナを守る特別な女性聖闘士「聖闘少女(セインティア)」になる道を選びます。
彼女の修行を引き受けるのは、白銀聖闘士・孔雀座のマユラ。翔子は厳しい訓練を通じて小宇宙(コスモ)を高め、戦士として成長していきます。
一方、女神アテナの化身である城戸沙織も、自らの使命と人間としての感情の間で葛藤しています。アテナとして人類を守る責任を負いながら、翔子たちとの出会いを通じて成長していく姿も、作品の重要な軸です。
邪神エリスは何を企んでいるのか
本作の敵となる邪神エリスは、かつてアテナによって封印された存在です。復活のために人間の身体を依り代として利用し、配下の邪精霊たちを動かしてアテナを追い詰めます。
その目的は、単にアテナを倒すことだけではありません。人々の心に憎しみを植え付け、世界に争いを広げることも重要な計画の一部です。
エリスは「イヴィル・シード」と呼ばれる争いの種をまき散らし、人間の負の感情を増幅させます。さらに、黄金の林檎にまつわる力を使い、アテナや聖闘士たちを追い詰めていきます。
特に重要なのが、エリスの依り代となった響子の存在です。翔子にとっては倒すべき敵の身体に大切な姉がいるという、簡単には割り切れない状況が生まれます。姉を救うことと邪神を倒すこと。この二つの使命が、物語に強い葛藤をもたらしています。
【時系列を完全整理】原作の銀河戦争・十二宮編とどうつながる?
『聖闘士星矢 セインティア翔』の時系列を理解するうえで押さえておきたいのは、本作が星矢たちの物語の後日談ではないという点です。
GONZOの公式作品紹介では、銀河戦争(ギャラクシアンウォーズ)から聖域十二宮の戦いまでの期間を背景に、城戸沙織が女神アテナとして目覚め、成長する過程を描く作品と説明されています。
つまり、本編の主要な出来事と並行して進む物語です。星矢たちが聖闘士として戦っている間、別の場所では翔子や美衣たちがアテナを守るために戦っています。
物語の時系列を5段階で整理
- ① 物語開始前の5年前:邪神エリスの復活を阻止しようとするミロが、幼い翔子と響子に関わる。姉妹の運命につながる過去が描かれる。
- ② 銀河戦争の開催前夜:翔子が邪精霊に襲われ、城戸沙織と出会う。響子がエリスの依り代となる展開が動き出す。
- ③ 銀河戦争の時期:翔子は星矢と出会う。星矢たち青銅聖闘士の戦いと、翔子たちの戦いが交差する。
- ④ 聖域十二宮の戦い:沙織が聖域での戦いに巻き込まれる一方、聖闘少女たちはアテナを守り、邪霊の活動を食い止める。
- ⑤ 十二宮の戦い以降:響子と融合したエリスが強大な力を得る。聖闘少女や黄金聖闘士たちが、邪神の計画を阻止するために動く。
この構成によって、原作で描かれた大きな戦いを別の角度から見ることができます。
例えば、十二宮編で星矢たちが黄金聖闘士と戦っている間、翔子たちもまた、エリスの邪精霊や聖域内部の問題に直面しています。原作で描かれた出来事の背景に、もう一つの戦いが存在していたという構造です。
なお、原作漫画とアニメでは描かれる範囲が異なるため、時系列を理解したい場合には、アニメの10話だけでなく漫画全16巻の展開も把握しておくと、作品全体の位置づけが明確になります。
【聖闘少女とは?】翔子と響子の姉妹関係・アテナ・エリスを解説
本作を理解するために欠かせないのが、「聖闘少女(セインティア)」という独自の設定です。
聖闘少女と通常の女性聖闘士の違い
『聖闘士星矢』の世界では、通常の女性聖闘士は女性であることを捨てるために仮面を着用するという掟が存在します。
一方、聖闘少女はアテナの侍女であり、身辺警護を担う特別な女性聖闘士です。女神アテナの身の回りの世話をする役割があるため、女性のまま聖闘士になることを認められています。
そのため、一般的な女性聖闘士とは異なり、仮面を着用せず素顔で戦います。この設定は、作品のビジュアル面だけでなく、アテナと聖闘少女の関係性を理解するうえでも重要です。
バンダイの魂ウェブによる翔子の聖衣紹介でも、聖闘少女はアテナの侍女と身辺警護を担い、女性のまま聖闘士になることを許された存在であると説明されています。
翔子と響子はなぜ敵同士になってしまったのか
翔子と響子は、本作の感情的な中心を担う姉妹です。
妹の翔子は、姉を救うために戦士になることを選びます。一方、響子は過去の出来事から運命に抗おうとし、聖闘少女になることを誓った人物です。
しかし、翔子がエリスの依り代となる宿命を持っていたため、響子は妹の身代わりとなる形で邪神側に連れ去られてしまいます。
やがてエリスは響子と融合し、姉妹は戦場で対峙することになります。翔子にとって響子は倒すべき敵ではなく、何としても取り戻したい大切な家族です。
この関係性が、単純な善悪の対立では終わらない本作の大きな魅力です。星矢たちの戦いが正義と悪の衝突を中心に描かれるのに対し、本作では敵となった相手を救いたいという感情も戦いの原動力になります。
城戸沙織と女神アテナの役割
城戸沙織は、グラード財団のトップであり、戦いの女神アテナの化身です。
本作では、アテナとしての使命を受け入れる過程が丁寧に描かれています。女神として人類を守らなければならない一方で、翔子たちと接する中では、一人の少女としての感情も表れます。
また、聖闘少女たちはアテナの侍女であり護衛でもあるため、単に命令を受けて戦うだけの存在ではありません。沙織の苦悩や決断に寄り添いながら、彼女を支える役割を担っています。
アテナと聖闘少女の関係を知ることで、なぜ本作の主人公が星矢ではなく翔子なのか、その理由も理解しやすくなります。
【登場人物・声優一覧】翔子から黄金聖闘士まで主要キャストを紹介
アニメ版『聖闘士星矢 セインティア翔』では、若手からベテランまで幅広い声優陣が参加しています。
主人公の翔子を鈴木愛奈、姉の響子と邪神エリスをM・A・Oが担当。さらに、水瀬いのり、中島愛、三森すずこ、竹達彩奈など、作品の中心となる女性キャラクターにも実力派の声優が起用されています。
以下は公式キャラクター紹介と制作情報に基づく、主要人物および物語に関わる登場人物の相関・キャスト一覧です。
| キャラクター | 声優 | 人物・物語上の役割 |
|---|---|---|
| 翔子 | 鈴木愛奈 | 主人公。姉を救うため聖闘少女になる。 |
| 響子/邪神エリス | M・A・O | 翔子の姉。邪神の依り代となる。 |
| 城戸沙織/アテナ | 水瀬いのり | 戦いの女神。聖闘少女たちが守る存在。 |
| 美衣 | 中島愛 | いるか座の聖闘少女。沙織に仕える。 |
| シャオリン | 三森すずこ | 小熊座の聖闘少女。 |
| カティア | 森下由樹子 | 冠座の聖闘少女。 |
| エルダ | 竹達彩奈 | カシオペア座の聖闘少女。 |
| マユラ | 佐藤利奈 | 孔雀座の白銀聖闘士。翔子の師匠。 |
| 魔鈴 | 喜多村英梨 | 鷲座の白銀聖闘士。 |
| ムウ | 山崎たくみ | 牡羊座の黄金聖闘士。 |
| アルデバラン | 玄田哲章 | 牡牛座の黄金聖闘士。 |
| サガ | 置鮎龍太郎 | 双子座の黄金聖闘士。教皇を騙る。 |
| アイオリア | 田中秀幸 | 獅子座の黄金聖闘士。 |
| シャカ | 三ツ矢雄二 | 乙女座の黄金聖闘士。 |
| ミロ | 関俊彦 | 蠍座の黄金聖闘士。姉妹の過去にも関わる。 |
| アイオロス | 屋良有作 | 射手座の黄金聖闘士。 |
| アフロディーテ | 難波圭一 | 魚座の黄金聖闘士。 |
| 星矢 | 森田成一 | 天馬星座の青銅聖闘士。 |
| 瞬 | 粕谷雄太 | アンドロメダ星座の青銅聖闘士。 |
| 邪武 | 石川英郎 | 一角獣星座の青銅聖闘士。 |
| リゲル | 加瀬康之 | オリオン座の元白銀聖闘士。響子に寄り添う。 |
| アテ | 立花理香 | 破滅を司る邪精霊。 |
| エモニ | 高野麻里佳 | 悪意を司る邪精霊。 |
| フォノス | 野島健児 | 殺戮を司る邪精霊。 |
| ユアン | 逢坂良太 | 楯座の白銀聖闘士。 |
| ゲオルク | 前野智昭 | 南十字座の白銀聖闘士。 |
| 斗樹 | 武内駿輔 | 聖闘士候補の一人。 |
| アルゲティ | 木村隼人 | 元ヘラクレス星座の白銀聖闘士。 |
| ディオ | 田所陽向 | 元銀蝿座の白銀聖闘士。 |
| ルミ | 大橋彩香 | 翔子の学園での友人。 |
| 翔子の父 | 間宮康弘 | 空手道場を営む姉妹の父。 |
| ミライ | 金田アキ | マユラの弟子。 |
| シナト | 渡辺明乃 | マユラの弟子。 |
| 辰巳 | 江川央生 | 城戸家に仕える執事。 |
| ミト | 植竹香菜 | 聖アカデミーの教官。 |
声優陣で特に注目したいポイント
まず注目したいのが、鈴木愛奈とM・A・Oによる姉妹の演じ分けです。翔子のまっすぐな感情と、響子が背負う悲しい運命が、物語の中心にあります。
また、M・A・Oは響子だけでなく邪神エリスも担当しています。一人の声優が姉と邪神という二つの立場を演じることは、響子とエリスの関係を理解するうえでも興味深いポイントです。
黄金聖闘士のキャストにも注目です。ミロ役の関俊彦、アイオリア役の田中秀幸、サガ役の置鮎龍太郎など、シリーズの世界観を支えてきたキャラクターたちが登場します。
新しい主人公世代と、長年シリーズを支えてきたキャラクターが同じ作品に登場することで、スピンオフでありながら『聖闘士星矢』らしい連続性が保たれています。
【原作漫画とアニメの違い】全16巻・全10話では何が描かれる?
『聖闘士星矢 セインティア翔』を深く理解したい人が注意したいのは、原作漫画とアニメの物語の到達点が異なることです。
原作漫画は2013年から2021年まで秋田書店の『チャンピオンRED』で連載され、コミックスは全16巻。最終16巻は2022年1月20日に発売されました。
一方、アニメ版は2018年制作の全10話です。限られた話数の中で、翔子と響子の関係、聖闘少女の修行、銀河戦争、十二宮の戦い、エリスの復活という主要な要素が描かれています。
原作漫画とアニメの比較
- 原作漫画:全16巻。翔子と響子の運命を中心に、聖闘少女たちの成長や黄金聖闘士との関係、物語の最終局面まで展開する。
- アニメ:全10話。原作の主要人物と設定を映像化し、星矢たちの戦いと並行するエリスとの戦いを描く。
- 物語の到達点:アニメ第10話は最終決戦の開始を描く構成。漫画最終16巻に記された物語の完結部分とは到達点が異なる。
アニメは原作漫画の結末まで描いている?
答えは、いいえです。
公式アニメサイトに掲載された第10話のあらすじでは、翔子と邪神エリスがついに対峙し、聖闘少女たちが力を合わせて戦いに挑む様子が紹介されています。しかし、物語は最後の戦いが始まる段階に置かれています。
対して、秋田書店が紹介する原作漫画の最終16巻では、完全覚醒した戦神アレス、さらなる力を得た邪神エリス、翔子と響子、アテナとエリスの最後の戦いまで描かれています。
したがって、アニメを視聴しただけでは原作漫画の物語全体を追ったことにはなりません。漫画の最終展開やキャラクターたちの結末まで知りたい場合は、全16巻を読む必要があります。
原作から読むべき?アニメから見るべき?
初めて作品に触れる人には、アニメから入る方法も適しています。全10話なので、翔子と響子の関係や聖闘少女の基本設定、主要キャラクターを比較的短時間で把握できます。
一方、原作漫画はキャラクターの背景や心理描写をより長い物語の中で追えるのが魅力です。特に姉妹の関係やエリスとの因縁を最後まで理解したい場合は、漫画から読む価値があります。
アニメと漫画は、どちらか一方だけで完結するというより、映像で世界観をつかみ、漫画で物語の全体像を補完する楽しみ方ができます。
【2026年最新】配信情報・制作会社・主題歌・memories完結情報
2026年10月30日時点のアニメ配信状況
アニメ『聖闘士星矢 セインティア翔』は、2026年10月時点で複数の動画配信サービスに作品情報が掲載されています。主な確認先は以下のとおりです。
- U-NEXT:公式作品ページで見放題作品として掲載。
- dアニメストア:全10話の作品ページが掲載され、各エピソードを確認できる。
- アニマックス オンデマンド:公式番組ページに配信期間として2019年1月6日から2026年11月30日23時59分までと記載されている。
特に注意したいのがアニマックスの配信期間です。2026年10月30日時点では、同サービスの掲載期間終了日まで残り約1か月となっています。11月30日以降の取り扱いは、更新情報を確認する必要があります。
また、Amazon Prime Videoについては、過去の公式案内に「スカパー!アニメセット for Prime Video」というチャンネル経由の配信情報が掲載されています。ただし、公式案内には新規加入受付終了の記載もあるため、通常のPrime Video見放題作品として現在も視聴できるという意味ではありません。
視聴を検討する際は、各サービスの作品ページで見放題・レンタルの区分と配信期限を確認するのが確実です。
GONZOと東映アニメーションによる制作体制
アニメ版の制作体制も本作の重要な特徴です。
アニメーション制作を担当したのはGONZO。企画・製作は東映アニメーションです。『聖闘士星矢』という長い歴史を持つシリーズの世界観を受け継ぎながら、新しい主人公と視点を導入した作品になっています。
主なスタッフは次のとおりです。
- 原作:車田正美
- 漫画:久織ちまき
- シリーズディレクター:玉川真人
- シリーズ構成:高橋郁子
- キャラクターデザイン:市川慶一、西野文那
- 音楽:佐橋俊彦
- アニメーション制作:GONZO
- 企画・製作:東映アニメーション
特にキャラクターデザインでは、市川慶一と西野文那が参加しています。聖闘少女たちの繊細な表情や聖衣のデザインは、原作の世界観を保ちながら少女たちを中心に据える本作の方向性を表しています。
主題歌「The Beautiful Brave」とエンディング曲
音楽面では、女性キャラクターを演じる声優陣が歌唱を担当した楽曲が注目されます。
オープニング主題歌は「The Beautiful Brave」。翔子役の鈴木愛奈、響子役のM・A・O、沙織役の水瀬いのり、美衣役の中島愛による4人の歌唱です。
姉妹の関係やアテナを守る少女たちの決意を象徴するような構成で、作品の中心テーマとも結びついています。
エンディング主題歌は「微笑みのレゾナンス」。こちらは鈴木愛奈とM・A・Oの2人が歌っています。翔子と響子という姉妹の物語を象徴する楽曲として位置づけられています。
両楽曲を収録した主題歌CDは2018年12月26日に発売されました。作詞は森由里子、オープニングの作曲・編曲は高梨康治、エンディングの作曲・編曲は片山修志です。
また、邪神エリス役のM・A・Oによるキャラクターソング「争い死にゆく者たちに祝福を」も収録されています。
2026年3月19日『セインティア翔 memories』が完結
2026年の作品関連ニュースで注目したいのが、番外編『聖闘士星矢 セインティア翔 memories』の完結です。
秋田書店は2026年3月19日発売の『チャンピオンRED』2026年5月号で、同作が最終回を迎えたことを発表しました。
『memories』は、車田正美原作・久織ちまき漫画による『セインティア翔』の番外編です。本編では描かれなかった翔子たち聖闘少女の修行時代や見習い時代など、過去の姿に焦点を当てています。
本編が全16巻で完結した後も、登場人物たちの背景を掘り下げる作品が展開されたことは、シリーズの世界観をさらに理解するうえで大きな意味を持ちます。
なお、『memories』の漫画完結とアニメ新作の制作決定は別の情報です。2026年3月の完結発表は漫画の連載終了を示すものであり、それ自体が新作アニメの発表を意味するものではありません。
【プロの結論】セインティア翔の本当の見どころと作品を楽しむ判断基準
『聖闘士星矢 セインティア翔』の本質は、単に女性キャラクターを主人公にしたスピンオフという点にとどまりません。
作品の構造を見ると、大きく3つの魅力があります。
1. 原作の歴史を別の視点から補完する
第一の魅力は、星矢たちの戦いを別の立場から描いていることです。
原作では青銅聖闘士たちが中心となり、アテナを守るために戦います。本作では、そのアテナを身近で支える少女たちが主人公です。星矢たちが戦っている間に何が起きていたのかという疑問に、独自の物語で答えています。
これは単純なキャラクターの入れ替えではなく、既存の世界観に新しい役割と人間関係を追加する構成です。
2. 姉妹の絆と宿命への抵抗が物語を動かす
第二の魅力は、翔子と響子の関係です。
翔子は強くなりたいから戦うだけではありません。姉を救いたいという願いが、彼女の行動を支えています。一方の響子もまた、妹を守ろうとした結果として過酷な運命を背負います。
二人の関係には、守る側と守られる側という単純な構図を超えた複雑さがあります。敵になった姉を倒すべきなのか、それとも救う方法を探すべきなのか。この葛藤が本作のドラマを支えています。
3. 聖闘少女という独自設定がシリーズに新しい視点を加えた
第三の魅力は、聖闘少女という設定です。
アテナの侍女と護衛を兼ねる女性聖闘士という存在は、従来の女性聖闘士とは異なる役割を持っています。素顔で戦うという視覚的な違いだけでなく、女神と戦士、奉仕する者と自立した存在という複数の立場が重なっています。
そのため、本作は従来の聖闘士星矢ファンだけでなく、女性主人公の成長物語や姉妹のドラマを楽しみたい読者にも接点があります。
どんな人におすすめできる?
- おすすめできる人:星矢たちの物語を別の視点から楽しみたい人。
- おすすめできる人:翔子と響子の姉妹関係や、宿命に立ち向かう少女たちの成長に興味がある人。
- おすすめできる人:黄金聖闘士や城戸沙織など、原作キャラクターの新しい活躍を見たい人。
- おすすめできる人:アニメだけでなく、漫画全16巻や番外編まで含めて世界観を掘り下げたい人。
- 注意したい人:アニメ10話だけで漫画の最終結末まで知りたい人。アニメと漫画では物語の到達点が異なる。
- 注意したい人:星矢だけを中心にした従来の王道バトルを期待している人。本作は翔子たち少女の視点と人間関係が中心となる。
作品を評価するときは、アニメの話数だけで判断しないことも大切です。全10話のアニメは入口として楽しみ、物語全体を知りたい場合は漫画全16巻に進む。この順番なら、作品が持つ本来のスケールを把握しやすくなります。
【聖闘士星矢セインティア翔に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:聖闘士星矢セインティア翔は原作のどの時系列に当たりますか?
A1:銀河戦争の開催前夜から始まり、星矢たちの銀河戦争や聖域十二宮の戦いと並行して進む物語です。本編の後日談ではなく、原作の戦いの裏側を描くスピンオフです。
Q2:聖闘士星矢セインティア翔のアニメは全何話ですか?
A2:全10話です。2018年制作のアニメで、シリーズディレクターは玉川真人、アニメーション制作はGONZO、企画・製作は東映アニメーションが担当しています。
Q3:翔子と響子は姉妹ですか?
A3:はい。翔子は妹、響子は姉です。翔子がエリスの依り代となる宿命を持っていたため、響子が身代わりとなり、物語は姉を救おうとする翔子の戦いを中心に進みます。
Q4:聖闘少女と普通の女性聖闘士は何が違いますか?
A4:聖闘少女はアテナの侍女と身辺警護を担う特別な女性聖闘士です。女性のまま戦士になることが許されているため、通常の女性聖闘士とは異なり仮面を着用しません。
Q5:アニメは原作漫画の最終回まで描いていますか?
A5:いいえ。アニメは全10話で、原作漫画全16巻の最終展開までは描いていません。翔子とエリスの最後の戦いを含む物語全体を知りたい場合は、漫画の最終16巻まで読む必要があります。
Q6:2026年現在、どこで配信されていますか?
A6:2026年10月30日時点では、U-NEXTの公式作品ページに見放題作品として掲載され、dアニメストアにも全10話の作品ページがあります。また、アニマックス オンデマンドの公式ページでは2026年11月30日までの配信期間が案内されています。契約条件や配信期限は各サービスで確認してください。
Q7:『セインティア翔 memories』とは何ですか?
A7:本編の番外編漫画です。翔子たち聖闘少女の修行時代や見習い時代などを描き、2026年3月19日発売の『チャンピオンRED』5月号で完結しました。
まとめ:聖闘士星矢セインティア翔は少女たちの視点で描くもう一つの銀河神話
『聖闘士星矢 セインティア翔』は、星矢たちが銀河戦争や聖域十二宮の戦いに挑む一方で、翔子や響子、城戸沙織たちが邪神エリスと戦う姿を描いた公式スピンオフです。
作品の中心にあるのは、姉を救おうとする翔子の思いと、女神アテナとして成長する沙織の姿。そして、女性のまま戦士となる聖闘少女という独自の設定です。
原作漫画は車田正美原作・久織ちまき漫画で全16巻が完結。アニメはGONZOと東映アニメーションによる全10話の作品で、主題歌「The Beautiful Brave」も作品を象徴する楽曲となっています。
2026年には番外編『セインティア翔 memories』も完結し、翔子たちの物語を振り返る機会が広がりました。配信についてはU-NEXTやdアニメストアの作品ページ、アニマックスの配信期限などを確認することで、現在の視聴環境を把握できます。
これから作品に触れるなら、まずアニメで人物関係と世界観をつかみ、その後に原作漫画全16巻を読む方法がおすすめです。星矢たちの戦いを知っている人ほど、その裏側で繰り広げられていた少女たちの戦いに、新たな発見があるはずです。
主な確認資料: 秋田書店、GONZO、東映アニメーション、アニメ公式サイト、アニマックス、U-NEXT、dアニメストアの作品情報・公式発表。2026年の番外編完結については秋田書店の発表資料を参照しています。