【2026年最新】プロ野球の年間143試合はどう決まる?セ・パの内訳を解説
143試合という数字は、単純にリーグ内の試合だけを数えたものではありません。セ・リーグ、パ・リーグともに6球団ずつ所属しており、各球団は同じリーグの5球団と25試合ずつ対戦します。
さらに、もう一方のリーグに所属する6球団とも、それぞれ3試合ずつ対戦します。この2種類の対戦を合計すると、年間143試合になります。
143試合

2026年・1球団あたりの公式戦
リーグ内対戦
125試合
セ・パ交流戦
18試合
合計143試合

セ・リーグもパ・リーグも143試合

2026年のNPB公式日程では、両リーグともに同じ143試合制を採用しています。
| 項目 | セ・リーグ | パ・リーグ |
|---|---|---|
| 所属球団数 | 6球団 | 6球団 |
| リーグ内対戦 | 125試合 | 125試合 |
| セ・パ交流戦 | 18試合 | 18試合 |
| 年間合計 | 143試合 | 143試合 |
つまり、セ・リーグだけ試合数が多い、あるいはパ・リーグだけ試合数が少ないということはありません。レギュラーシーズンの試合数は両リーグで統一されています。
NPBが2025年11月5日・6日に公表した2026年度の日程補足資料でも、両リーグの143試合制が明記されています。
【対戦方式の仕組み】リーグ内125試合と交流戦18試合の内訳
① リーグ内対戦は25回戦総当たり
セ・リーグなら、阪神、巨人、横浜DeNA、中日、広島、ヤクルトの6球団が所属しています。
各球団は、自分以外の5球団とそれぞれ25試合を行います。
5球団×25試合=125試合という計算です。
25試合という奇数の対戦数がポイントです。対戦相手ごとにホームゲーム13試合・ビジターゲーム12試合、またはホーム12試合・ビジター13試合という配分になります。
このため、リーグ内対戦だけで見ると、各球団のホームゲームは63試合または62試合です。
② セ・パ交流戦は各球団18試合
交流戦では、セ・リーグの各球団がパ・リーグの6球団と、パ・リーグの各球団がセ・リーグの6球団と対戦します。
各対戦相手とは3試合ずつ。6球団との対戦なので、次の計算になります。
6球団×3試合=18試合
交流戦は、ホーム9試合・ビジター9試合という均等な配分です。他リーグの6球団すべてと対戦できるため、普段のリーグ戦では実現しないカードが見られるのも特徴です。
2026年の交流戦は5月26日に開幕。初戦は読売対福岡ソフトバンク、東京ヤクルト対埼玉西武、横浜DeNA対オリックスなど、6カードでスタートする日程でした。
NPBの発表では、交流戦は全108試合。各球団のホーム9試合・ロード9試合で構成され、2026年にホーム開催したカードは2027年にはロード開催となる仕組みです。
③ 12球団の公式戦総試合数は858試合
ここで注意したいのが、143試合は1球団あたりの数字だということです。
12球団すべての試合数を単純に足すと1,716になりますが、1試合には必ず対戦する2球団が存在します。そのため、2で割る必要があります。
2026年の公式戦総試合数858試合
\[
143\times12\div2=858
\]
12球団の年間試合数を重複なく数えた数字
さらに内訳を分けると、リーグ内対戦は両リーグ合わせて750試合、交流戦は108試合です。
750試合+108試合=858試合となり、公式戦全体の数字も一致します。
【ホーム・ビジターの配分】2026年は球団によって71試合と72試合
143試合制では、ホームとビジターの試合数を完全に同じにすることができません。143は奇数だからです。
そのため、2026年は球団ごとにホーム72試合・ビジター71試合、またはホーム71試合・ビジター72試合という配分になっています。
2026年のホーム・ビジター配分
配分の仕組みは次のようになります。
| 対戦区分 | ホーム | ビジター | 合計 |
|---|---|---|---|
| リーグ内対戦 | 63または62 | 62または63 | 125 |
| セ・パ交流戦 | 9 | 9 | 18 |
| 年間合計 | 72または71 | 71または72 | 143 |
2026年のセ・リーグでは、阪神、横浜DeNA、読売がリーグ内対戦のホーム63試合を担当します。中日、広島、東京ヤクルトは62試合です。
パ・リーグでは、北海道日本ハム、埼玉西武、福岡ソフトバンクがリーグ内対戦のホーム63試合を担当し、東北楽天、千葉ロッテ、オリックスは62試合となっています。
いずれも交流戦のホーム9試合を加えると、ホームゲームは72試合または71試合になります。
ホームゲームが1試合多いことは不公平なのか?
ホームゲームが1試合多い球団と、ビジターゲームが1試合多い球団が存在するため、シーズン単年だけを見れば条件に違いがあります。
ただし、交流戦ではホーム開催する相手を翌年に入れ替える方式が採用されています。リーグ内対戦についても、対戦カードごとのホーム開催数を年度によって入れ替えます。
これは、長期的にホームとビジターの条件が偏らないようにするための仕組みです。
143試合制は、単に試合数を決めた制度ではありません。対戦カード、球場の使用、移動日、交流戦の開催順まで組み合わせた年間スケジュールなのです。
【CSと日本シリーズ】143試合の後には何試合ある?
143試合を終えた後に開催されるのが、クライマックスシリーズ(CS)です。さらに、その勝者同士が対戦する日本シリーズへと続きます。
この2つはレギュラーシーズンとは別のポストシーズンであり、年間143試合には含まれません。
クライマックスシリーズは最大何試合?
CSには、セ・リーグとパ・リーグそれぞれのレギュラーシーズン上位3球団が出場します。
試合は2段階で行われます。
- ファーストステージ:2位球団と3位球団が対戦。3試合制で先に2勝した球団が勝ち上がる。
- ファイナルステージ:1位球団とファーストステージの勝者が対戦。1位球団には勝ち星のアドバンテージが与えられる。
2026年は、ファイナルステージの制度に重要な変更がありました。
NPBは2026年8月24日、特定の条件を満たした場合に、ファイナルステージを最大7試合制(5戦先勝)、1位球団に2勝のアドバンテージとする新ルールを発表しました。
適用条件は、次のいずれかです。
- レギュラーシーズン1位球団とファーストステージ勝者とのゲーム差が10ゲーム以上ある場合。
- ファーストステージ勝者のレギュラーシーズン勝率が5割未満の場合。
それ以外の場合は、従来の6試合制で、1位球団に1勝のアドバンテージが与えられます。
日本シリーズは最大7試合が基本
日本シリーズは、セ・リーグとパ・リーグのCS優勝球団が日本一を争う大会です。
基本は7試合制・4勝先取。どちらかが4勝した時点で終了します。
たとえば、最初の4試合で一方の球団が4連勝すれば、残りの試合は開催されません。一方、3勝3敗で最終戦を迎えれば、第7戦で日本一が決まります。
なお、引き分けによって第7戦終了時点で優勝が決まらない場合は、第8戦以降が開催される規定もあります。したがって、厳密には7試合を超える可能性もあります。
レギュラーシーズン・CS・日本シリーズの比較
ここで覚えておきたいのは、レギュラーシーズンの優勝と日本シリーズへの出場は別の概念だということです。
レギュラーシーズン1位の球団がCSで敗退する可能性もあります。一方、3位からCSを勝ち上がって日本シリーズに出場するケースも制度上は認められています。
つまり、143試合はリーグ戦の順位を決める戦いであり、CSと日本シリーズはその後の短期決戦なのです。
【歴代推移】プロ野球の年間試合数はなぜ143試合になった?
プロ野球の年間試合数は、最初から143試合だったわけではありません。球団数やリーグの制度、交流戦の開催方法などに応じて変化してきました。
特に大きな節目となったのは、130試合制から135試合制への変更、2000年代の試合数増加、そして2015年の143試合制への移行です。
主な試合数の変遷
| 年代・年度 | 1球団あたりの試合数 | 主な動き |
|---|---|---|
| 1966~1996年 | 130試合 | 両リーグで130試合制が定着 |
| 1997~2000年 | 135試合 | 27回戦総当たり |
| 2001~2003年 | 140試合 | 試合数を拡大 |
| 2007~2014年 | 144試合 | 交流戦を含む144試合制 |
| 2015~2019年 | 143試合 | 現行方式へ移行 |
| 2020年 | 120試合 | 新型コロナウイルスの影響 |
| 2021~2026年 | 143試合 | 143試合制に復帰・継続 |
この推移は、NPBの年度別記録や公式発表、当時の報道で確認できる主な節目を整理したものです。
2015年に144試合から143試合へ変更された理由
143試合制が始まった大きな理由は、セ・パ交流戦の試合数が変更されたことです。
2014年までの144試合制では、リーグ内対戦が120試合、交流戦が24試合という構成でした。
2015年から交流戦を24試合から18試合へ削減し、その分、リーグ内対戦を120試合から125試合に変更しました。
旧制度と現行制度の違い
2014年まで144
試合
120試合+24試合
2015年以降143
試合
125試合+18試合
この変更は単に1試合を減らしただけではありません。交流戦のカードを4試合から3試合に変更することで、日程を組みやすくする狙いもありました。
また、ホームとビジターの開催球場が交流戦では年度ごとに入れ替わる方式になり、2年間で開催条件を均衡させる考え方が取り入れられました。
2020年だけ120試合になった特別な事情
143試合制が定着している中で、大きく異なる数字になったのが2020年です。
新型コロナウイルスの感染拡大によって開幕が延期され、当初予定されていた交流戦も中止。レギュラーシーズンは120試合に短縮されました。
NPBの2020年シーズン総括資料でも、当初予定の143試合に対して実施された試合数は120試合と記録されています。
2021年には143試合制に戻り、2026年も同じ制度が続いています。したがって、2020年の120試合は通常のルール変更ではなく、感染症による特例と理解するのが正確です。
【よくある誤解を解消】プロ野球の試合数を正しく理解するポイント
年間試合数を調べる際には、143試合、858試合、CSを含めた試合数など、異なる数字が出てきて混乱することがあります。ここでは、間違えやすいポイントを整理します。
143試合と858試合はどちらも正しい
143試合は1球団が戦うレギュラーシーズンの試合数です。858試合は12球団すべての対戦を重複なく合計した試合数です。
両者は数える対象が違うだけで、数字に矛盾はありません。
交流戦18試合は143試合に含まれる
交流戦は別の大会のように見えますが、NPBの公式戦に含まれています。143試合に18試合を追加して161試合になるわけではありません。
CSと日本シリーズは143試合の外側にある
CSと日本シリーズは、レギュラーシーズン終了後に行われるポストシーズンです。年間の公式戦143試合とは分けて数えます。
1試合の長さと年間試合数は別の問題
143試合という数字は、1試合が何時間続くかとは関係ありません。延長戦になっても、その試合が2試合としてカウントされるわけではありません。
年間試合数を調べるときは、まず「1球団あたりなのか」「12球団の総数なのか」「レギュラーシーズンだけなのか」を確認することが大切です。
【プロの結論】143試合制を理解すればペナントレースの見方が変わる
プロ野球の年間143試合は、リーグ内対戦125試合と交流戦18試合によって構成されています。さらに、ホームとビジターの配分を調整しながら、12球団が長期間にわたって順位を争う仕組みです。
試合数を理解するうえで、特に押さえておきたいのは次の3点です。
- シーズンの基本は143試合。 セ・リーグ、パ・リーグともに同じ試合数で戦う。
- 858試合は12球団全体の数字。 143試合を12球団分そのまま足すと重複する。
- CSと日本シリーズは別枠。 レギュラーシーズンの順位決定と日本一決定は異なる段階にある。
野球観戦をより深く楽しむなら、143試合という数字だけでなく、対戦カードごとのホーム・ビジターの配分、交流戦の成績、レギュラーシーズンの勝率にも注目するとよいでしょう。
年間を通じて積み上げる143試合と、短期決戦で勝敗が決まるCS・日本シリーズ。それぞれの意味を知ることで、プロ野球のシーズン全体がより立体的に見えてきます。
【プロ野球の年間試合数】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:プロ野球は1年間に何試合ありますか?
A1:2026年のNPBでは、レギュラーシーズンは1球団あたり143試合です。12球団全体では重複を除いて858試合になります。
Q2:セ・リーグとパ・リーグで試合数は違いますか?
A2:違いはありません。2026年は両リーグともに1球団143試合です。リーグ内対戦125試合と交流戦18試合で構成されています。
Q3:143試合のうち交流戦は何試合ですか?
A3:18試合です。相手リーグの6球団とそれぞれ3試合ずつ対戦します。ホーム9試合、ビジター9試合です。
Q4:2026年のプロ野球公式戦は全部で何試合ですか?
A4:858試合です。12球団それぞれの143試合を合計して2で割ると、858試合になります。
Q5:プロ野球のホームゲームは年間何試合ですか?
A5:2026年は球団によって72試合または71試合です。残りはビジターゲームとなり、合計143試合になります。
Q6:クライマックスシリーズは143試合に含まれますか?
A6:含まれません。CSはレギュラーシーズン終了後に行われるポストシーズンです。ファーストステージは最大3試合、ファイナルステージは通常6試合制で、2026年から特定条件では7試合制となります。
Q7:日本シリーズは何試合行われますか?
A7:基本は最大7試合の4勝先取制です。ただし、引き分けによって第7戦までに優勝が決まらなければ、第8戦以降が開催される場合もあります。
Q8:プロ野球が143試合制になったのはいつからですか?
A8:2015年からです。セ・パ交流戦を24試合から18試合に減らし、リーグ内対戦を120試合から125試合に変更したことで、合計143試合になりました。
記事の最終ポイント:2026年のプロ野球は、1球団143試合、12球団合計858試合。交流戦18試合もこの143試合に含まれ、CSと日本シリーズはその後に行われる別の大会です。